JP5556397B2 - 冷却装置 - Google Patents

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Description

本発明は、冷却媒体流路を備える冷却装置に関する。
従来、冷却媒体流路を備える冷却装置として、例えば下記特許文献1に記載されたものが知られている。この冷却装置は、熱交換部の上流側の冷却媒体流路が、直線部分の下流側に連続する湾曲部分を備え、この湾曲部分を経て熱交換部に冷却媒体が流入する。その際、直線部分と湾曲部分との境界付近に、冷却媒体の流れ方向を変えるための仕切壁となるガイドを設けている。
特開2008−151415号公報
ところで、上記した従来の冷却装置では、冷却媒体流路の直線部分と湾曲部分との境界付近にガイドを設けることで、冷却媒体の流れ方向を変えるとともに熱交換部に流れ込む冷却媒体の偏りを抑えて均一化を図っている。
ところが、上記したガイドは、その下流側の端部が冷却媒体流路の湾曲部分の途中に位置して途切れているので、湾曲部分からその下流に放出される冷却媒体は、熱交換部に対して不均一な状態で流れ込むことになる。
そこで、本発明は、冷却媒体流路の湾曲部分から放出される冷却媒体が、その下流側の流路で均一化して流れるようにすることを目的としている。
本発明は、仕切壁により複数に分割した分割流路を有する冷却媒体流路は、湾曲部分と、この湾曲部分の下流側に連続する直線部分とを備え、この直線部分の一部に、湾曲部分における複数の分割流路を流れるそれぞれの冷却媒体が合流する合流部を設け、それぞれ上下方向に沿って配置すると共に上下方向に交差する交差方向に離間して配置した一対の縦壁部を有し、仕切壁は、一対の縦壁部のうちの一方から他方に向けて前記交差方向に突出し、仕切壁の先端と、該先端に対向する他方の縦壁部との間に隙間を設け、湾曲部は合流部の上下方向下部側に位置していることを特徴とする。
本発明によれば、湾曲部分における各分割流路を流れるそれぞれの冷却媒体は、その下流側の直線部分に設けた合流部で合流し、合流後の冷却媒体は、その下流側の各分割流路に均一に分配されて、各分割流路相互間で冷却媒体の流れが均一化する。
冷却媒体流路を冷却媒体が流れる際には、冷却媒体流路内で発生したエアが上方に向けて移動する。その際、仕切壁の先端と他方の縦壁部との間に隙間を形成しているため、各分割流路を備える冷却媒体流路で発生したエアを、上記隙間を通して効率よく上方に移動させることができる。
本発明の実施形態に係る冷却装置を示す分解斜視図である。 図1の冷却装置本体を示す拡大斜視図である。 図2の冷却装置本体の正面図である。 図3のA−A線による断面図である。 図3のB−B線による断面図である。 図3のC−C線による断面図である。 (a)は本発明の実施形態に係るエア流通路に水泡が溜まったときの水面高さを示す断面図であって図6に対応しており、(b)は比較例に係るエア流通路に水泡が溜まったときの水面高さを示す断面図であって(a)に対応している。 本発明の実施形態に係る冷却装置に、冷却させる対象物である被冷却物を当接させた状態を示す正面図である。
以下、本発明の実施形態を図面と共に詳述する。
図1は本発明の実施形態に係る冷却装置1を示す分解斜視図、図2は図1の冷却装置1の冷却装置本体5を示す拡大斜視図、および、図3は図2の冷却装置本体5の正面図である。
図1に示すように、本実施形態に係る冷却装置1は、冷却媒体である冷却液(例えば水)が流通する冷却媒体流路としての流路3を設けた冷却装置本体5と、該冷却装置本体5を封鎖するように冷却装置本体5に取り付ける蓋体7と、を備え、上下方向に沿って配置している。これらの冷却装置本体5および蓋体7は、正面視で略矩形状に形成してある。冷却装置本体5の外周縁部に形成した取付孔9に、蓋体7の外周縁に形成した貫通孔11を対応させて配置し、前記貫通孔11と取付孔9に図外のボルトを挿入して締結することにより冷却装置1を組み付けることができる。
前記蓋体7は、アルミニウム等の金属製の平板からなる。蓋体7の下端部には、冷却装置1内に冷却液が流入する流入管13と、冷却装置1から冷却液が排出される流出管15と、冷却液に混入したエア(水泡)が排出されるエア排出管17とが左右方向に並列して接続している。この際、エア排出管17を蓋体7における図1の右端の角部に配置している。
また、蓋体7における図1の右端部には、正面視逆L字状の膨出部19を上下方向に沿って形成している。該膨出部19の下端部21には、前記エア排出管17を接続しており、膨出部19の下端部21から上端部23にかけて左右方向の幅寸法を略同一に形成している。
しかし、上端部23においては、図1の左側に突出した延設部25を形成しているため、上端部23の左右方向の幅寸法は、下端部21から上端部23の直前までの幅寸法よりも大きく形成している。
なお、前記膨出部19は、冷却装置本体5の右端部に形成した突設部27を覆うようにして係合してあり、その際冷却装置1内において、突設部27の図3中で左側の面27aと、上面27bと、右側の面27cとの間に、エア流通路29(図3参照)を画成する。このエア流通路29については、詳細に後述する。
図2,3に示すように、冷却装置本体5には、上下方向に配置した縦壁部31から、複数の横壁部が略水平方向に突出している。具体的には、前記横壁部は、流路3の外周側を画成する外周側壁部33と、流路3の内周側を画成する内周側壁部35と、図3の左側に配置した3つの上流側仕切壁37と、該上流側仕切壁37の右側に配置した3つの下流側仕切壁39とを有する。
さらに、上記横壁部は、この3つの下流側仕切壁39相互間および、外周側壁部33と下流側仕切壁39との間ならびに、内周側壁部35と下流側仕切壁39との間に、それぞれ配置した4つの中間仕切壁41と、流路3の最も下流側に配置した1つの下流端部仕切壁43とを有する。
なお、上記した内周側壁部35は、縦壁部31から略水平方向に突出するボス部44の外周壁部で構成している。また、外周側壁部33は、流路3の下流側では縦壁部31から略水平方向に突出するボス部46の外周壁部で構成している。これらボス部44からなる内周側壁部35および、ボス部46を含む外周側壁部33は、冷却装置本体5の外周縁部48に連続して形成されて、その各先端面が互いに同一面であって蓋体7の裏面69に密着して流路3を形成することになる。
上記した上流側仕切壁37と下流側仕切壁39と中間仕切壁41と下流端部仕切壁43とによって、冷却液が流通する流路3を各部位において複数に分割している。例えば、3つの上流側仕切壁37によって4つの分割流路100a,100b,100c,100dを形成し、3つの下流側仕切壁39によって4つの分割流路200a,200b,200c,200dを形成している。
さらに、上記4つの分割流路200a,200b,200c,200dは、4つの中間仕切壁41を設けた部位において、該4つの中間仕切壁41と、4つの下流側仕切壁39と、外周側壁部33(ボス部46)と、内周側壁部35(ボス部44)とによって8つの分割流路300a,300b,300c,300d,300e,300f,300g,300hに分割形成している。
ここで、本実施形態では、冷却装置1を扁平に形成して縦置きとしている。このため、流路3も扁平となってコンパクト化した冷却装置1内に流路3を充分確保するには流路3の幅をある程度広くするとともに、湾曲部分も適宜形成する必要がある。
流路3が幅広になると、仕切壁を設けない場合には、特に湾曲部分で冷却液が外周側に偏って流れることになる。このため、本実施形態では仕切壁を設けて流路3を複数に分割することで、湾曲部分であっても冷却液の偏りを抑えて冷却効果を確保している。
また、仕切壁は冷却フィンの役目も果たすので、流路3を複数に分割する際に必要となる仕切壁を設けることで、冷却効果を高めることができる。
前記上流側仕切壁37は、図3に示すように、上流端45から下流端47に至るまで正面視略円弧状に図3中で右回りに湾曲している。また、前記下流側仕切壁39は、上流端49から中間部51に至る正面視略コ字状の部分と、中間部51から下流端53に至る図3中で左回りに湾曲する正面視略半円状に部分と、を有してこれらを連続して一体に形成している。さらに、下流端部仕切壁43は、正面視略円弧状に図3中で右回りに湾曲している。
なお、下流側仕切壁39の上流端49から中間部51に至る正面視略コ字状の部分は、略直線状の3つの部分を直角に組み合わせて一体に形成される。そして、上流側仕切壁37の下流端47と下流側仕切壁39の上流端49との間は、二点鎖線で示すように、仕切壁がなく、分岐のない合流部としての1つの合流流路55に形成してある。
上記仕切壁のない1つの合流流路55は、下流側仕切壁39側が上流側仕切壁37側よりも上方となるよう図3中で右上がりに傾斜している。この合流流路55と同様にして、合流流路55の上流側の下流端47を含む上流側仕切壁37の下流側端部の一部37a及び、合流流路55の下流側の上流端49を含む下流側仕切壁39の上流側端部の一部39aも、図3中で右上がりに傾斜している。
すなわち、上流側仕切壁37の下流側端部の一部37aと下流側仕切壁39の上流側端部の一部39aとは、合流流路55を間に挟んで互いに同一直線上に位置し、図3中で右上がりに傾斜する合流流路55を含む流路3の直線部分3bを形成する。
したがって、本実施形態における流路3は、冷却液の流通する方向に沿って湾曲する湾曲部分3aと、この湾曲部分3aの下流側に連続して形成されて、前記流通する方向に沿って直線的に延びる直線部分3bとを備えていることになる。そして、この湾曲部分3aを経てその下流側の直線部分3bの一部における複数の分割流路100a,100b,100c,100dを流れるそれぞれの冷却媒体が合流する合流流路55を設けたことになる。
これにより、湾曲部分3aにおける4つの分割流路100a〜100dを流れる冷却液が、上流側仕切壁37の下流端47から流出し、一つの合流流路55で合流したのち、下流側仕切壁39の上流端49から該下流側仕切壁39を備える下流側流路に流れ込むことになる。
また、図3に示すように、下流側仕切壁39における最も上側の角部57(図3中で右側上部)の上方には、冷却液中に混入した水泡(エア)を排出する前記したエア流通路29を形成している。
このエア流通路29は、正面視逆L字状に形成され、その一方の端部であるエア入口部59は下方に開口して下流側仕切壁39を備える流路3に連通し、他方の端部は下端部に配置したエア出口部61となって、前記蓋体7に設けたエア排出管17に連通している。
なお、上記したエア流通路29は、流路3に下端が連通して上下方向に延びる入口流通路29aと、入口流通路29aの上端に一端が連通する水平流通路29bと、水平流通路29bの他端に上端が連通して上下方向に延びる出口流通路29cと、を備えている。そして、出口流通路29cの下端が上記したエア出口部61に連通する。
なお、前記流入管13には流路入口部62を接続し、流出管15には流路出口部64を接続し、エア排出管17にはエア出口部61を接続している。
そして、流路入口部62から流路3に流入する冷却液は、流路3の下流側ほど広がる拡開部3cを経て上流側仕切壁37を備えた4つの分割流路100a〜100dに分岐して流入する。一方、下流側仕切壁39の下流端53から流出する冷却液は、冷却媒体の流通方向に沿って水平方向に直線的に延びる合流流路3dを経て、下流端部仕切壁43で仕切られた分割流路400a,400bに流入した後、流路出口部64に流出する。
図4は図3のA−A線による断面図、図5は図3のB−B線による断面図である。
図2,3に示すように、下流側仕切壁39のうち前記正面視略コ字状の部分における上流側の直線部には、切欠部63を複数形成している。即ち、図4,5に示すように、前記切欠部63の先端面65を、他の部位の先端面67よりも略水平方向の高さを低く形成して縦壁部31により近づけている。
具体的には、図5に示すように、前記切欠部63は、下流側仕切壁39の端部を平面視略台形状に切り欠いて形成される。また、蓋体7の裏面69と下流側仕切壁39の先端面65,67との間には、略水平方向に沿った隙間71,73を形成しているが、前記切欠部63の先端面65と蓋体7の裏面69との隙間71は、他の部位の先端面67と蓋体7の裏面69との隙間73よりも大きく形成している。
さらに、図4に示すように、下流側仕切壁39の下面75と上面77とは、先端方向(略水平方向)に向かうにつれて徐々に先細りする断面台形状に形成している。下流側仕切壁39の下面75と水平方向とのなす傾斜角度はαであり、上面77と水平方向とのなす角度はβであり、αはβよりも大きく形成している(α>β)。
このように、下流側仕切壁39の下面75は先端に向かうにつれて上方に傾斜する傾斜面に形成してあり、上面77は先端に向かうにつれて下方に傾斜する傾斜面に形成してある。従って、図4のように、冷却液中に混入した水泡(エア)79は、下流側仕切壁39の下面に沿って移動し、前記隙間71,73から上方に移動する。
なお、中間仕切壁41や下流端部仕切壁43についても、その先端は、蓋体7の裏面69との間に隙間を形成しているものとする。
これらの隙間(隙間71,73を含む)を有する状態で、蓋体7を冷却装置本体5に被せて前記図外のボルトにより固定して組み付けると、蓋体7の裏面69が、前述したように冷却装置本体5の外周縁部48、ボス部44からなる内周側壁部35および、ボス部46を含む外周側壁部33のそれぞれの先端面に密着して流路3を形成することになる。
図6は図3のC−C線による断面図、図7(a)は、本発明の実施形態に係るエア入口部59から水泡がエア流通路29内に入り込んで溜まったときの液面高さを示す断面図であり、図6に対応している。また、図7(b)は、比較例に係る液面高さを示す、図7(a)に対応する断面図である。
図1で説明したように、蓋体7の膨出部19における上端部23には、図1中で左側に延びる延設部25を形成してあり、前記蓋体7を冷却装置本体5に組み付けた状態では、図7(a)に示すように、エア入口部59より上部のエア流通路29における冷却装置1の厚さ方向の断面積が、延設部を設けない図7(b)の比較例よりも大きく形成されている。
以下、図7を用いて簡単に説明する。図7(b)では、蓋体107と縦壁部131とによってエア流通路129が形成されている。
図7(a)に示すように、本実施形態に係るエア流通路29の厚さはその下部のエア入口部59より厚いD、図7(b)に示す比較例に係るエア流通路129の厚さはその下部のエア入口部159と同等のdであり、D>dの大小関係に設定している。
このように、本実施形態に係るエア流通路29の方が、厚さ方向の断面積を大きく形成している。ここで、エア流通路29,129には、冷却液内に混入した水泡(エア)79が上方に移動して液面H1,H2が低下している。流路3内の水泡79の全量を同等とした場合に、図7(a)示すように、本実施形態の場合の液面はH1であり、図7(b)に示す比較例の場合はH2である。従って、本実施形態の方が比較例よりも△Hだけ液面が高い位置になっている。
また、図8は本発明の実施形態に係る冷却装置に、冷却させる対象物である被冷却物を当接させた状態を示す正面図である。なお、被冷却物の構成を明瞭に示すために仕切壁を簡略化して示しているが、実際には傾斜面を設けている。
この破線で示した被冷却物は、例えば基板81であり、該基板81上に複数の発熱素子83を配置している。この発熱素子83は、下流側仕切壁39および中間仕切壁41によって画成された流路に対向して配置している。
特に、中間仕切壁41を設けた流路は該中間仕切壁41が下流側仕切壁39とともに放熱フィンの役目を果たすことから冷却効果が高く、この部位に発熱素子83を多く配置することが好ましい。また、流路3の屈曲部の上流側の冷却液の流速が低下する直前に発熱素子83を多く配置することが冷却効果を高める上で好ましい。
このように構成した冷却装置1においては、例えば図外の冷却液ポンプによって、冷却液が、流入管13から流入して流路3を順次流れるが、その際被冷却物である発熱素子83を冷却した後、流出管15から外部に排出される。なお、このとき、エア出口部61もしくはエア排出管17は、図外のバルブなどによって閉じてある。
そして、流路3を冷却液が流れる際には、流路3内で発生したエアが上方に向けて移動する。特に本実施形態では、上流側、下流側、中間および下流端部の各仕切壁37,39,41および43の各先端面と、蓋体7の裏面69との間に隙間(図4の隙間71,73を含む)を形成してある。このため、各分割流路100a〜100d,200a〜200dおよび300a〜300iなどを備える流路3で発生したエアは、上記隙間を通して上方に移動しやすいものとなっている。
上方に移動したエアは、図7(a)に示したようにエア入口部59からエア流通路29に入り込んで効率よく滞留させることができる。これにより、流路3内にはエアを極力排除した冷却液が流通することになり、冷却効果向上に寄与することができる。
エア流通路29に滞留したエアを外部に排出する際には、上記したエア出口部61もしくはエア排出管17に設けた図外のバルブを開放させた状態で、図外の冷却液ポンプの駆動により流路3内の冷却液をエア流通路29に流通させればよい。
また、本実施形態では、冷却液が、流路3の湾曲部分3aを流れる際に、特に、上流側仕切壁37の先端面と蓋体7の裏面69との間に隙間を形成しているので、遠心力によって、4つの分割流路100a〜100dのうちより外周側の分割流路に多く流れる傾向にある。
ここで、本実施形態では、4つの分割流路100a〜100dから流出する互いに不均一なそれぞれの冷却液が、湾曲部分3aの下流側の直線部分3bに設けた合流流路55で一旦合流する。
この合流した合流流路55における冷却液は、該合流流路55が直線部分3bに位置しているので偏りが抑えられて全体として均一化しており、従ってその下流側の4つの分割流路200a〜200dに略均等に分配されて、量や速度が均一化した状態で流れ込むことになる。分割流路200a〜200dに冷却液が均一化した状態で流れることで、被冷却物に対する冷却効果を不均一に流れる場合に比較して高めることができる。
また、本実施形態では、合流流路55の上流側に直線部分3bの一部が設けられている。これは、湾曲部分3aの下流側端部、即ち合流流路55の上流側の分割流路100a〜100dに直線部分3bが存在することになる。
このため、冷却液は合流流路55に流入する直前を直線的に流れることになるので、その下流側の合流流路55にて合流した冷却液は、合流流路55内にてより偏りが抑えられてより均一化したものとなる。その結果、合流流路55の下流側の4つの分割流路200a〜200dへはより均一化した冷却液を流通させることができる。
また、本実施形態では、合流流路55より上流側の分割流路100a〜100dと、合流流路55より下流側の分割流路200a〜200dとを互いに同数としている。これは、上流側仕切壁37と下流側仕切壁39とを互いに同数設けていることになり、したがって合流流路55の上流側と下流側とで流路断面積が同等となり、下流側の分割流路200a〜200dを冷却液がよりスムーズに流れることになる。
また、本実施形態では、上流側仕切壁37や下流側仕切壁39を、一方の縦壁部である縦壁部31から他方の縦壁部である蓋体7の裏面69に向けて突出させ、これら上流側仕切壁37や下流側仕切壁39の先端と、該先端に対向する蓋体7の裏面69との間に隙間を設けている。
これにより、前述したように流路3中で発生するエアを効率よく上方に移動させることができる。その際、上記隙間の影響で湾曲部分3aの4つの分割流路100a〜100d相互間で冷却液が不均一な流れとなっても、その下流側の分割流路200a〜200dでは合流流路55を通過することで均一化した流れとすることができる。
3 流路(冷却媒体流路)
3a 流路の湾曲部分
3b 流路の直線部分
7 蓋体(他方の縦壁部)
31 縦壁部(一方の縦壁部)
37 上流側仕切壁(仕切壁)
39 下流側仕切壁(仕切壁)
55 合流流路(合流部)
71,73 隙間
100a,100b,100c,100d 合流部の上流側の分割流路
200a,200b,200c,200d 合流部の下流側の分割流路

Claims (6)

  1. 冷却媒体が流通する冷却媒体流路を前記流通する方向に沿って延設される仕切壁により複数に分割して分割流路を設け、この分割流路を有する前記冷却媒体流路は、前記流通する方向に沿って湾曲する湾曲部分と、この湾曲部分の下流側に連続して形成されて、前記流通する方向に沿って直線的に延びる直線部分とを備え、この直線部分の前記流通する方向に沿う一部に、前記湾曲部分における前記複数の分割流路を流れるそれぞれの冷却媒体が合流する合流部を設け、
    それぞれ上下方向に沿って配置すると共に前記上下方向に交差する交差方向に離間して配置した一対の縦壁部を有し、前記仕切壁は、前記一対の縦壁部のうちの一方から他方に向けて前記交差方向に突出し、前記仕切壁の先端と、該先端に対向する前記他方の縦壁部との間に隙間を設け、
    前記湾曲部は前記合流部の上下方向下部側に位置していることを特徴とする冷却装置。
  2. 前記合流部の上流側に前記直線部分の一部が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の冷却装置。
  3. 前記合流部の上流側の前記複数の分割流路と、前記合流部の下流側の前記複数の分割流路とを同数としたことを特徴とする請求項1または2に記載の冷却装置。
  4. 前記合流部の下流側の前記分割流路の上部に、前記冷却媒体に混入したエアを排出するエア流通路を設けたことを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に記載の冷却装置。
  5. 前記仕切壁の先端に切欠部を設けることで、該切欠部を設けた先端に対向する前記他方の縦壁部との間の隙間を、他の先端に対向する前記他方の縦壁部との間の隙間より広くしたことを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1項に記載の冷却装置。
  6. 前記仕切壁の下面は、先端に向かうにつれて上方に向かう傾斜面に形成されていることを特徴とする請求項1ないし5のいずれか1項に記載の冷却装置。
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