JP5555503B2 - 通い容器及び通い容器用の中敷き - Google Patents

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Description

本発明は、書籍等を収納して搬送するための通い容器の底部構造、又は、通常の通い容器に用いられる中敷きに関するものである。
近年、書籍関係の物流システムでは、合成樹脂製の通い容器に注文の書籍を入れて搬送する形態が一般的となってきている。また、効率化の面から、通い容器の搬送の高速化が進んでいる。
このような環境下においては、書籍が通い容器の中で搬送中に大きく移動して、書籍の角や背、小口を通い容器の側板に当て、当該部分を痛める可能性がある。そこで、従来においては、通い容器の底部に滑り止め用の樹脂をコーティングしたり、滑り止めマットを中敷きとして通い容器の底部に配したりしている。
しかしながら、書籍がケースに入れられている場合等には、通い容器の底部に滑り止めがあると、通い容器の急停止時やカーブ時に、ケースが動かないため、書籍がケースから飛び出して通い容器の側板に当たる恐れがある。これは、書籍にカバーが施されている場合も同様である。
本発明は、かかる事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、書籍等の搬送物の滑りを防止すると共に、ケースやカバーから中の搬送物が飛び出さないようにすることができる通い容器、及び、通い容器の中敷きを提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明は、底板(14)と、底板(14)の周囲から上方に延びる側板(12)とを備える通い容器(10)において、底板(14)の上面は、滑り止め機能を有し、また、底板(14)の上面は、中央領域(16)と、該中央領域(16)の周縁から外方に向けて、すなわち側板に向けて上方に傾斜する傾斜面(18)とを備えることを特徴としている。
このように、本発明によれば、底板(14)の上面に滑り止め機能を持たせることで、書籍等の搬送物の滑動を防止することができる。また、搬送物がケースに入っており、そのケースから容易に搬送物が出てしまうように場合においても、傾斜面(18)が設けられていることで、ケースから飛び出した搬送物がその傾斜面(18)で止められ、通い容器の側板に搬送物が強く衝突して損傷することを防止することができる。
なお、本発明の他の態様は、既存の通い容器にも適用可能な中敷きに関するものである。すなわち、底板(14’)と、底板(14’)の周囲から上方に延びる側板(12’)とを備える通い容器(10’)に用いられる中敷き(100)において、当該中敷き(100)の上面は、滑り止め機能を有すると共に、中央領域と、該中央領域の外周から外方に向けて上方に傾斜する傾斜面(118)とを備えることを特徴としている。
本発明によれば、書籍等の搬送物の損傷を効果的に防止することができる。
本発明による通い容器の一部切欠き斜視図である。 図1のII−II線に沿っての、本発明による通い容器の縦断面図である。 図1の通い容器の作用を説明するための概略断面部分図である。 本発明による通い容器の別の実施形態を示す縦断面図である。 本発明による通い容器の更に他の実施形態を示す縦断面図である。 本発明による中敷きを示す縦断面図である。
以下、本発明の好適な実施形態について図面を参照して詳細に説明する。なお、
全図において同一又は相当部分には同一符号を付し、重複した説明を省略することとする。
図1は、本発明による書籍用の通い容器10を、その側板12の一つを省いて示す斜視図である。また、図2は図1の通い容器10の縦断面図である。図示の通い容器10は、好ましくは合成樹脂からなる一体成形物であり、矩形の底板14と、底板14の各辺から垂直に延びる側板12とから構成されている。
底板14の形状は、図1及び図2から理解されるように、中央領域16が矩形の平面となっている。この矩形の中央領域16の各辺は、通い容器10の対応の側板12と実質的に平行となっている。また、矩形の中央領域16の各辺からは、対応の側板12に向けて、上方に傾斜する平坦な傾斜面18が延びている。
このような底板14の上面は、書籍の滑動を防止するための滑り止め面となっている。滑り止め面としては、所定の材料を底板14の上面にコーティングしたものの他、所定の材料からなるシートを底板14上に敷いたり貼着したりしたもの等が考えられる。図2は、シート20を貼着した形態を示している。なお、通い容器10自体の合成樹脂が、書籍に対して滑り止めの機能を有するものであれば、底板14の上面そのものが滑り止め面となることは勿論である。
滑り止め用のコーティングやシートとして適当な材料としては、天然ゴム、合成ゴム、ボリ塩化ビニル、ウレタンフォーム、スポンジ等が考えられる。これらは、書籍(カバーやケースを含む)の表面に対して高摩擦係数を有すると共に、ある程度の弾性を有するため、書籍に対する緩衝材としても機能する。
また、滑り止め面は、平坦であってもよいが、エンボス加工等により細かい凹凸が付けられたものや、多数の小突起を形成したものであってもよい。凹凸や小突起に書籍のエッジが引っかかり、滑り止めになるのと同時に、凸部(小突起)が弾性的に湾曲することで、書籍の当接時に緩衝材となり、書籍の破損を防止することができるからである。
次に、このような構成の通い容器10の作用について説明する。
まず、図3の実線で示すように、通い容器10の底板14上にケース22入りの書籍24を置き、ケース22の開口している側(図3の矢印A方向)に通い容器10を移動させる。そして、その通い容器10を急停止させると、底板14の上面の滑り止め面18(20)によって書籍24、すなわちこの場合はケース22の滑動は防止される。しかしながら、慣性によりケース22の内部の書籍24本体はケース22の開口から飛び出そうとする(図3の矢印B参照)。この際、ケース22の開口の正面には傾斜面18(20)があるため、ケース22の開口から飛び出した書籍24は傾斜面18(20)に接し、図3の二点鎖線で示すようにその動きが停止される。また、完全に停止することがなくとも、書籍24の移動速度は大幅に減速される。その結果、書籍24が通い容器10の側板12に強く衝突することはなく、書籍24が損傷することが防止される。カバーが付けられた書籍でも同様である。
書籍24がケース22やカバーから出ようとするのは、通い容器10が搬送中にカーブする場合や、通い容器10が斜めとされた場合等であるが、このような場合にもケース22やカバーからの書籍24の突出量は傾斜面18(20)により抑制されるため、書籍24の損傷は防止される。
なお、傾斜面18の傾斜角度は適宜定められるものであるが、傾斜面18によって書籍24の動きを抑えるためには、その傾斜角度は水平面に対して4〜10度程度が好ましい。角度が大きい場合には、傾斜面18に書籍24が接した際の衝撃が大きくなり、角度が小さい場合には、書籍24が傾斜面18を滑って進む可能性があるからである。
また、中央領域16の寸法も適宜定められるが、取り扱う最小の書籍の大きさ程度とするのがよい。中央領域16が最小の書籍よりも相当に大きい場合には、中央領域16内で書籍が大きく移動し、そのまま傾斜面18を滑り上がっていく可能性があるからである。
上述したように、本発明による通い容器10の好適な実施形態について説明したが、種々の変形が可能であることは容易に理解されよう。例えば、上記実施形態では、傾斜面18は平坦な面としているが、湾曲面であってもよい。これに関連し、図4に示すように、中央領域という区分けをなくし、全体を球面とした形状としても同様な作用効果を奏する。すなわち、本発明は、通い容器10の底板14の上面が、少なくとも1カ所が凹むよう傾斜面18を形成したことを特徴とするものである。なお、「少なくとも1カ所」としたのは、図5に示すように、通い容器10の内部に2冊異状の書籍24を並べて置くような場合を考慮したものである。
また、上記実施形態は、通い容器10の底板14に傾斜面を形成したものであるが、既存の通い容器に本発明の概念を適用するために、図6に示すような傾斜面118を有する中敷き100を既存の通い容器10’の底板14’上に置いてもよいことは容易に理解されよう。なお、この中敷き100の構成は、図1及び図2に示す通い容器10の底板14に準ずるものであるが、図4又は図5に示す通い容器の底板と同様な構成、その他の形状とすることができる。また、中敷き100全体を合成ゴムポリ塩化ビニル等から形成してもよい。
更に、本発明による通い容器10及び中敷き100は書籍用に限定されないことも言うまでもない。例えば、筒状のケースに入れられた菓子折等の他の物品用のものであってもよい。
10…通い容器、12,12’…側板、14,14’…底板、16…中央領域、18…傾斜面、20…シート、22…ケース、24…書籍、100…中敷き

Claims (2)

  1. 底板(14)と、前記底板(14)の周囲から上方に延びる側板(12)とを備える通い容器(10)において、前記底板(14)の上面は、滑り止め機能を有し、前記底板(14)の上面は、中央領域(16)と、該中央領域(16)の外周から前記側板(12)に向けて上方に傾斜する傾斜面(18)とを備えており、
    前記底板(14)の上面に置かれた、ケース(22)に入れられた物品(24)又はカバーが施された物品が当該通い容器の移動中に前記ケース又は前記カバーから飛び出すことを前記傾斜面(18)により抑制するよう構成されていることを特徴とする、通い容器。
  2. 底板(14’)と、前記底板(14’)の周囲から上方に延びる側板(12’)とを備える通い容器(10’)に用いられる中敷き(100)において、当該中敷き(100)の上面は、滑り止め機能を有し、当該中敷き(100)の上面は、中央領域と、該中央領域の外周から外方に向けて上方に傾斜する傾斜面(118)とを備えており、
    当該中敷き(100)の上面に置かれた、ケース(22)に入れられた物品(24)又はカバーが施された物品が前記通い容器(10’)の移動中に前記ケース又は前記カバーから飛び出すことを前記傾斜面(118)により抑制するよう構成されていることを特徴とする、通い容器用の中敷き。
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