JP5552761B2 - テープカセット - Google Patents

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Description

本発明は、長尺状のテープを収納するテープカセットに関する。
従来、上壁外面および底壁外面に、所定の状態で積み重ねた場合にのみ互いに係合するスタック凹部およびスタック凸部を形成した箱状の収納ケースが知られている(例えば、特許文献1参照)。これによると、スタック凹部とスタック凸部とを係合させることで、姿勢および向きを揃えた状態で複数の収納ケースを積み重ねることができる。上方に載置されている収納ケースが滑り落ちてしまうおそれを低下させることもできる。
特開2002−104568号公報
しかしながら、収納ケースを積み重ねる場合、スタック凹部とスタック凸部とが係合するように、2つの収納ケースの四隅の位置を正確に一致させてから積み重ねなければならない。特許文献1に記載のスタック凹部およびスタック凸部によると、収納ケースの前後方向の位置と左右方向の位置とを同時に一致させなければならず、位置合わせの作業が煩雑であるという問題点があった。
本発明は上記課題を解決するためになされたものであり、容易に積み重ねることができるテープカセットを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の請求項1に記載のテープカセットは、底壁と、前記底壁に対向配置される上壁とを備え、前記底壁と前記上壁との間に長尺状の両面粘着テープとフィルムテープとインクリボンとを収納するテープカセットであって、前記上壁の上面から上方に突出する外縁起立部と、前記底壁の底面から上方に凹んだ部位であって、前記外縁起立部と嵌合する形状に形成された外縁凹部と、前記上面から上方に突出し、前記上面を横切るように延設される壁面突出部と、前記底面から上方に凹んだ部位であって、前記壁面突出部と嵌合する形状に形成された壁面溝部とを備え、前記外縁起立部は、前記両面粘着テープと前記フィルムテープと前記インクリボンとを収納する収納空間の外縁に沿って形成され、前記壁面突出部および前記壁面溝部が形成された位置には、前記インクリボンを巻き取るリボン巻取りスプールの一部が配置されるとともに、前記リボン巻取りスプールを臨む孔の一部がそれぞれ形成され、前記壁面突出部および前記壁面溝部は、延設方向に垂直な断面の形状が滑らかな弧を描く形状に形成されていることを特徴とする。
本発明の請求項2に記載のテープカセットは、請求項1に記載の発明の構成に加え、前記外縁起立部の上下方向の高さ、および前記壁面突出部の上下方向の高さが、前記底壁と前記上壁との距離であるカセット幅に関わらず同じであることを特徴とする。
本発明の請求項3に記載のテープカセットは、請求項1または2に記載の発明の構成に加え、前記壁面突出部の上下方向の高さが、前記外縁起立部の上下方向の高さ以下であることを特徴とする。
本発明の請求項4に記載のテープカセットは、請求項1〜3のいずれかに記載の発明の構成に加え、前記外縁起立部は、前記収納空間の前記外縁を略環状に取り巻き、且つ上下方向の高さが一定であり、前記外縁凹部は、上下方向の高さが一定であることを特徴とする。
本発明の請求項1に記載のテープカセットによると、上面および底面のそれぞれを横切るように形成された壁面突出部と壁面溝部とを嵌合させることで、壁面突出部が延びる方向に垂直な方向での2つのテープカセットの位置合わせを容易に行うことができる。従って、ユーザは、2つのテープカセットの姿勢及び向きを容易に一致させることができる。これにより、外縁起立部と外縁凹部とを容易に嵌合させることができるため、容易に、且つ安定した状態でテープカセットを積み重ねることができる。
特に、壁面突出部および壁面溝部の延設方向に垂直な断面形状は、滑らかな弧を描く。よって、より容易に壁面突出部と壁面溝部とを嵌合させることができる。テープカセットの積み重ねの状態を解除する場合にも、壁面突出部の角と壁面溝部の角とが引っ掛かり難いため、スムーズにテープカセットを取り外すことができる。
更に、外縁起立部と壁面突出部とが共に上面に設けられ、外縁凹部と壁面溝部が共に底面に設けられている。従って、壁面を横切るように形成された壁面突出部のみが上面から突出する形状とはならない。よって、ユーザは、テープカセットを安定した状態で平面上に載置することができる。
請求項2に記載のテープカセットでは、外縁起立部の高さ、および壁面突出部の高さが、カセット幅に関わらず同じである。従って、請求項1に記載の発明の効果に加え、カセット幅が異なるテープカセットを積み重ねる場合でも、ユーザは、テープカセットの外縁起立部および壁面突出部のそれぞれを、隣り合うテープカセットの外縁凹部または壁面溝部に嵌合させることができる。よって、カセット幅が異なるテープカセットであっても容易に積み重ねることができる。
請求項3に記載のテープカセットによると、外縁起立部と壁面突出部とが設けられた壁面を下にしてテープカセットが平面上に載置された場合に、収納空間の外縁に沿った形状である外縁起立部がテープカセットを支持することになる。よって、請求項1または2に記載の発明の効果に加え、ユーザは、底壁および上壁のいずれを下にした場合でも、安定した状態でテープカセットを平面上に載置することができる。
請求項4に記載のテープカセットによると、外縁起立部と外縁凹部が複数の箇所で当接するので、請求項1〜3のいずれかに記載の発明の効果に加え、姿勢および向きを揃えた状態で複数のテープカセットを積み重ねることができる。また、上方に載置されているテープカセットが滑り落ちてしまうおそれを低下させることもできる。
テープカセット1を右斜め前の上方から見た斜視図である。 テープカセット1を左斜め後の下方から見た斜視図である。 上ケース8が取り外された状態のテープカセット1の平面図である。 テープカセット1の平面図である。 図4におけるI−I線矢視方向断面図である。 壁面突出部51および壁面溝部56が設けられていないテープカセット101を積み重ねる工程の一過程を示す模式図である。 2つのテープカセット1を積み重ねる工程の一過程を示す模式図である。 2つのテープカセット1が積み重なった状態を示す模式図である。
以下、本発明の一実施の形態であるテープカセット1について、図面を参照して説明する。なお、参照する図面は、本発明が採用し得る技術的特徴を説明するために用いられるものであり、記載されているテープカセット1の構成等は、それのみに限定する趣旨ではなく、単なる説明例である。
まず、図1乃至図3を参照して、テープカセット1の概略構成について説明する。以下の説明において、図1の左斜め下側および図2の左斜め上側を、テープカセット1の前端側とする。図1の右斜め上側および図2の右斜め下側を、テープカセット1の後端側とする。図1の左斜め上側および図2の左斜め下側を、テープカセット1の左側とする。図1の右斜め下側および図2の右斜め上側を、テープカセット1の右側とする。図1の紙面手前側および図2の紙面奥側をテープカセット1の上側とし、図1の紙面奥側および図2の紙面手前側をテープカセット1の下側とする。
図1および図2に示すように、テープカセット1は、全体として平面視で丸みを帯びた角を有する略直方体状(箱型)の筐体であるカセットケース2を有している。カセットケース2は、下ケース3と上ケース8とから構成されている。下ケース3は、板状の底壁4(図2参照)と、底壁4の外周縁から上方へ立設する側壁5とを備える。上ケース8は、上壁9(図1参照)と、上壁9の外周縁から下方へ立設する側壁10とを備える。底壁4と上壁9との距離を、テープカセット1のカセット幅という。
下ケース3と上ケース8とが嵌合して固定されることでカセットケース2を構成し、カセットケース2の内部には空間が形成される。カセットケース2は、内部に形成される空間にテープを収納する。カセットケース2は各種のテープを収納できるため、感熱タイプ、レセプタタイプ、ラミネートタイプ、感熱ラミネートタイプ等、各種のテープカセットに利用できる。以下では、一例としてラミネートタイプのテープカセット1を挙げて説明を行う。
カセットケース2は、平面視で直角をなすように外側方向に突出する角部12を、4つの角のうちの3箇所に有する。カセットケース2の左前方の角にはテープ排出口13が設けられているため、左前方の角には角部12は設けられていない。角部12は、テープカセット1が印刷装置(図示外)に装着された場合に、印刷装置の所定箇所に当接して支持される。
テープカセット1の前側にはアーム部23が設けられている。アーム部23は、後述するフィルムテープ32およびインクリボン33(図3参照)を案内し、開口24から送出する。アーム部23の後方にはヘッド装着部35が設けられている。テープカセット1が印刷装置に装着されると、印刷装置のヒートシンク(図示外)がヘッド装着部35に挿入される。ヒートシンクはサーマルヘッドを備えており、このサーマルヘッドによってフィルムテープ32への印刷が行われる。また、フィルムテープ32の搬送方向におけるヘッド装着部35の下流側では、テープ送りローラ37が回動可能に支持されている。テープ送りローラ37は、印刷装置の圧接ローラ(図示外)との間にフィルムテープ32を挟み込んで回転することで、フィルムテープ32をテープカセット1の内部から引き出す。
図1に示すように、上ケース8には支持孔15,17,19,21が設けられている。図2に示すように、下ケース3には支持孔16,18,20,22が設けられている。支持孔15,16は、第一テープスプール25を回転可能に支持する。同様に、支持孔17,18は第二テープスプール26を、支持孔19,20はリボン巻き取りスプール27を、支持孔21,22はリボンスプール28を、それぞれ回転可能に支持する。
図3に示すように、ラミネートタイプであるテープカセット1の内部には、第一テープスプール25に巻回された両面粘着テープ31、第二テープスプール26に巻回された透明なフィルムテープ32、および、リボンスプール28に巻回されたインクリボン33の3種類のロールテープが収納されている。両面粘着テープ31は、一面に剥離紙が接着された両面テープであり、印刷済みのフィルムテープ32の印刷面側にテープ排出口13の近傍で貼り合わされる。インクリボン33は、第一テープスプール25とリボンスプール28との間に配置されたリボン巻き取りスプール27によって引き出される。引き出されたインクリボン33は、アーム部23の開口24からヘッド装着部35の前側を通過した後、案内部39に案内されてリボン巻き取りスプール27に巻き取られる。フィルムテープ32は、サーマルヘッドによる印刷が行われた後、両面粘着テープ31に接着してテープ排出口13から排出される。
次に、外縁起立部41について説明する。図1に示すように、上ケース8の上壁9の上面には、略環状の外縁起立部41が上方に起立している。外縁起立部41は、上壁9の上面からの高さ(上下方向の高さ)が全周に亘って一定となるように形成されており、外縁起立部41の外周の角および内周の角は斜めに削がれている。外縁起立部41の角が面取りされているため、テープカセット1を積み重ねる場合、および積み重ねを解除する場合に、外縁起立部41の角が引っ掛かるおそれが低い。よって、ユーザはスムーズに作業を行うことができる。
図4は、テープカセット1がテープを収納する収納空間と外縁起立部41との位置関係を示す。先述したとおり、テープカセット1はラミネートタイプのテープカセットであり、第一テープスプール25、第二テープスプール26、リボン巻き取りスプール27、およびリボンスプール28の全てにテープが巻回される。両面粘着テープ31、フィルムテープ32、およびインクリボン33(以下、これらをまとめて「テープ31〜33」という。)は、テープカセット1の内部の所定の収納空間に収納される。よって、収納空間内の重量密度は、カセットケース2の内部における収納空間外の重量密度よりも大きい。カセットケース2をラミネートタイプ以外のテープカセットに用いる場合にも、テープは全て同一の収納空間内に収まる。そして、外縁起立部41は、この収納空間の外縁に沿って形成されている。
次に、壁面突出部51について説明する。図1に示すように、上ケース8の上壁9の上面からは、壁面突出部51が上方に突出している。壁面突出部51は、外縁起立部41が取り囲む領域を左右に横切るように、上壁9の上面に直線状に延設されている。ただし、リボン巻き取りスプール27に重なる部分、および、印刷装置のセンサが挿入される開口58,59に重なる部分には、壁面突出部51は設けられていない。壁面突出部51は、上壁9の上面からの高さ(上下方向の高さ)が全長に亘って一定となるように形成されている。
壁面突出部51の上面の形状、および外縁起立部41と壁面突出部51との高さの関係について説明する。図5に示すように、延設方向に垂直な断面を見た場合に、壁面突出部51の上面の形状は滑らかな凸状となる。そして、外縁起立部41の上壁9からの高さと、壁面突出部51の上壁9からの高さとが同一の高さHとなるように形成されている。よって、上壁9を下にしてテープカセット1を平面上に載置すると、外縁起立部41および壁面突出部51が共に平面上に接触する。
また、図5では図示しないが、リボン巻き取りスプール27(図1および図2参照)は、上壁9の上面から僅かに上方に突出している。よって、上壁9を下にしてテープカセット1を平面上に載置した場合、外縁起立部41および壁面突出部51が設けられていなければ、上壁9の壁面の略中央から突出しているリボン巻き取りスプール27が平面上に接触する。これにより、テープカセット1の姿勢が不安定になる。さらに、リボン巻き取りスプール27に重量負荷が集中して変形等の不具合を生じさせるおそれもある。外縁起立部41および壁面突出部51を備えたテープカセット1によると、上壁9を下にして載置した場合、外縁起立部41および壁面突出部51がテープカセット1を支持するため、姿勢が安定し、且つ、リボン巻き取りスプール27へ重量負荷が集中することもない。
次に、外縁凹部46について説明する。図2に示すように、下ケース3の底壁4の底面には、壁面よりも凹んだ部位である外縁凹部46が略環状に形成されている。外縁凹部46の深さ(底壁4の底面との間の上下方向の距離)は、全周に亘って一定となっている。外縁凹部46は、上壁9に設けられた外縁起立部41と嵌合する。外縁起立部41と外縁凹部46とが嵌合するように複数のテープカセット1を積み重ねると、底壁4の底面と外縁凹部46との間に形成された段部47(図5参照)が、複数の箇所で、外縁起立部41の内側の縁部42(図5参照)に当接する。これにより、ユーザは、姿勢および向きを揃えた状態で複数のテープカセット1を積み重ねることができる。上方に載置されているテープカセット1が滑り落ちてしまうおそれを低下させることもできる。
次に、壁面溝部56について説明する。図2に示すように、下ケース3の底壁4の底面には、壁面よりも凹んだ部位である壁面溝部56が、外縁凹部46によって取り囲まれる領域を左右に横切るように直線状に延設されている。壁面溝部56の深さ(底壁4の底面との間の上下方向の距離)は、全長に亘って一定となっている。
図5に示すように、壁面溝部56の延設方向に垂直な断面を見た場合に、壁面溝部56の底面の形状は滑らかな凹状となる。壁面溝部56の形状は、壁面突出部51と嵌合する形状である。ユーザは、2つのテープカセット1を積み重ねる場合、テープカセット1の左右方向に延設された壁面突出部51および壁面溝部56を互いに嵌合させる。これにより、ユーザは、壁面突出部51の延設方向に垂直な方向であるテープカセット1の前後方向(図5の左右方向)でのテープカセット1の位置合わせを容易に行うことができる。壁面突出部51の上面の形状、および壁面溝部56の底面の形状は、共に滑らかに弧を描く形状である。よって、壁面突出部51および壁面溝部56によるテープカセット1の位置合わせが行われる場合、互いの角が引っ掛かることなくスムーズに作業が進行する。位置合わせを解除する場合も同様に、スムーズに嵌合状態が解除される。
なお、テープカセット1には、カセット幅が互いに異なる複数の種類がある。しかし、外縁起立部41の高さ、外縁凹部46の深さ、壁面突出部51の高さ、および壁面溝部56の深さは、カセット幅に関わらず同じである。この詳細は図8を参照して後述する。
次に、図6乃至図8を参照して、複数のテープカセットを積み重ねる工程の一例について説明する。まず、図6を参照して、従来のテープカセット101を積み重ねる工程について説明する。図6は、壁面突出部51および壁面溝部56が設けられていないテープカセット101を積み重ねる工程の一過程を示す図である。テープカセット101には、本実施の形態に係るテープカセット1と同様の形状の外縁起立部141および外縁凹部146は設けられているが、壁面突出部51および壁面溝部56は設けられていない。下のテープカセット101の上壁109を滑らせながら上のテープカセット101を前方(図6の右方)へ移動させると、上のテープカセット101の外縁凹部146における前方の段部147が、下のテープカセット101の外縁起立部141における前方の内側の縁部142に当接する。この状態では、上のテープカセット101の姿勢が下のテープカセット101の上壁109の壁面に対して斜めになっている。よって、上のテープカセット101の底壁104の後端が、下のテープカセット101の外縁起立部141に乗り上げたままになってしまい、外縁起立部141と外縁凹部146とがスムーズに嵌合しない。よって、テープカセット101を積み重ねる場合、2つのテープカセット101の四隅を一致させてから外縁起立部141と外縁凹部146とを嵌合させなければならず、積み重ねの作業が煩雑であった。
次いで、図7および図8を参照して、本実施の形態に係るテープカセット1を積み重ねる工程の一例、および効果について説明する。図7は、下のテープカセット1の上壁9を滑らせながら、上のテープカセット1を前方(図7の右方)へ移動させている状態を示す。移動中、上のテープカセット1の底壁4は、下のテープカセット1の壁面突出部51および外縁起立部41の両方によって支持される。よって、移動中の上のテープカセット1の姿勢は、下のテープカセット1の上壁9の壁面と略平行となる。
上のテープカセット1の壁面溝部56が、下のテープカセット1の壁面突出部51に達すると、壁面溝部56と壁面突出部51とが嵌合する。先述したように、本実施の形態では、壁面突出部51の形状および壁面溝部56の形状は共に滑らかな弧を描く形状に形成されている。よって、上のテープカセット1が移動するに従って、壁面溝部56は徐所に、且つスムーズに壁面突出部51に嵌合する。上壁9の壁面に対する上のテープカセット1の平行姿勢は、壁面突出部51が設けられていない場合に比べて長い間保たれる。
そして、図8に示すように、壁面突出部51と壁面溝部56とが完全に嵌合すると同時に、外縁起立部41と外縁凹部46とが嵌合する。従って、ユーザは、壁面突出部51と壁面溝部56とを嵌合させることで、壁面突出部51の延設方向に垂直な方向での2つのテープカセット1の位置合わせを容易に行うことができる。よって、2つのテープカセット1の四隅を一致させてから積み重ねの作業を行わなくても、上のテープカセット1を滑らせながら、容易に外縁起立部41と外縁凹部46とを嵌合させることができる。また、壁面突出部51と壁面溝部56とを先に嵌合させた状態で、壁面突出部51の延設方向と平行な方向に上のテープカセット1を滑らせることも可能である。
テープカセット1の外縁起立部41は、テープを収納する収納空間の外縁に沿って形成されている(図4参照)。収納空間の重量密度は他の部分の重量密度よりも大きい。例えば、外縁起立部41をテープカセットの全体形状の外周に沿って形成すると、外縁起立部41が取り囲む領域の中心とテープカセットの重心とが大きくずれる場合がある。このテープカセットを多数積み上げると、上側のテープカセットは、重心が偏っている方向に崩れ落ち易い。これに対し、本実施の形態のテープカセット1を積み重ねると、重量密度が他の部分よりも大きい収納空間の外周で外縁起立部41と外縁凹部46とが嵌合し、上のテープカセット1が下のテープカセット1に支持される。よって、複数のテープカセット1は安定した状態で積み重なる。
図8に示すように、上のテープカセット1のカセット幅と、下のテープカセット1のカセット幅とは異なる。しかし、外縁起立部41の高さ、外縁凹部46の深さ、壁面突出部51の高さ、および壁面溝部56の深さは、カセット幅に関わらず同じである。従って、カセット幅が異なるテープカセット1を積み重ねる場合でも、外縁起立部41および壁面突出部51のそれぞれが、上方または下方のテープカセット1の外縁凹部46および壁面溝部56に嵌合する。よって、ユーザは、カセット幅が異なるテープカセット1であっても、容易に安定した状態で積み重ねることができる。
テープカセット1では、外縁起立部41および壁面突出部51が共に上壁9の上面に設けられている。従って、壁面を横切るように形成される壁面突出部51のみが壁面から突出する形状とはならない。よって、壁面突出部51が形成された上壁9を下にしてテープカセット1を平面上に載置した場合でも、テープカセット1の姿勢は安定する。
テープカセット1では、外縁起立部41の上壁9からの高さと、壁面突出部51の上壁9からの高さとが同一の高さHとなるように形成されている。従って、上壁9を下にしてテープカセット1を平面上に載置すると、収納空間の外縁に沿った形状である外縁起立部41と、上壁9を横切るように形成された壁面突出部51とが、共に平面上に接触する。よって、ユーザは、安定した状態でテープカセット1を平面上に載置することができる。
また、壁面突出部51の形状および壁面溝部56の形状は、共に滑らかな弧を描く形状に形成されている。従って、図8に示す積み重ねの状態を解除する場合でも、壁面突出部51の角と壁面溝部56の角とが引っ掛かることはない。よって、ユーザはスムーズに上のテープカセット1を取り外すことができる。
なお、上記実施の形態に示した構成は例示であり、各種の変更が可能であることは言うまでもない。まず、上記実施の形態の外縁凹部46は、外縁起立部41の形状とは異なる。このように、外縁凹部46の形状は外縁起立部41に嵌合する形状であればよく、外縁起立部41と同じ形状である必要はない。しかし、外縁凹部46の形状と外縁起立部41の形状とを同一に形成してもよいことは勿論である。
上記実施の形態では、壁面突出部51および壁面溝部56はテープカセット1の左右方向に延設されているが、上下方向、斜め方向等に延設されていてもよい。1つのテープカセット1に複数の壁面突出部51および壁面溝部56を設けてもよい。また、テープカセット1の積み重ねの工程をスムーズに行うためには、壁面突出部51および壁面溝部56は、上記実施の形態に示したように直線状に延設されているのが望ましい。しかし、直線状でなくても実現は可能である。
先述したように、上壁9を下にしてテープカセット1を載置した場合の安定性を考慮すると、外縁起立部41の高さと壁面突出部51の高さとは同一であることがより望ましい。しかし、壁面突出部51の高さが外縁起立部41の高さより低い場合でも、テープカセット1は、収納空間の外縁に沿った形状の外縁起立部41によって安定して支持される。すなわち、壁面突出部51の高さが外縁起立部41の高さ以下であれば、壁面突出部51が支点となってテープカセット1が揺れ動くことはなく、テープカセット1の姿勢を安定させることができる。
1 テープカセット
2 カセットケース
4 底壁
9 上壁
31 両面粘着テープ
32 フィルムテープ
33 インクリボン
41 外縁起立部
42 縁部
46 外縁凹部
47 段部
51 壁面突出部
56 壁面溝部

Claims (4)

  1. 底壁と、前記底壁に対向配置される上壁とを備え、前記底壁と前記上壁との間に長尺状の両面粘着テープとフィルムテープとインクリボンとを収納するテープカセットであって、
    記上壁の上面から上方に突出する外縁起立部と、
    前記底壁の底面から上方に凹んだ部位であって、前記外縁起立部と嵌合する形状に形成された外縁凹部と、
    前記上面から上方に突出し、前記上面を横切るように延設される壁面突出部と、
    前記底面から上方に凹んだ部位であって、前記壁面突出部と嵌合する形状に形成された壁面溝部と
    を備え、
    前記外縁起立部は、前記両面粘着テープと前記フィルムテープと前記インクリボンとを収納する収納空間の外縁に沿って形成され、
    前記壁面突出部および前記壁面溝部が形成された位置には、前記インクリボンを巻き取るリボン巻取りスプールの一部が配置されるとともに、前記リボン巻取りスプールを臨む孔の一部がそれぞれ形成され、
    前記壁面突出部および前記壁面溝部は、延設方向に垂直な断面の形状が滑らかな弧を描く形状に形成されていることを特徴とするテープカセット。
  2. 前記外縁起立部の上下方向の高さ、および前記壁面突出部の上下方向の高さが、前記底壁と前記上壁との距離であるカセット幅に関わらず同じであることを特徴とする請求項1に記載のテープカセット。
  3. 前記壁面突出部の上下方向の高さが、前記外縁起立部の上下方向の高さ以下であることを特徴とする請求項1または2に記載のテープカセット。
  4. 前記外縁起立部は、前記収納空間の前記外縁を略環状に取り巻き、且つ上下方向の高さが一定であり、
    前記外縁凹部は、上下方向の高さが一定であることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のテープカセット。
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