JP5552735B2 - 色再現判定試験用シート、その製造方法、及び色再現判定試験方法 - Google Patents

色再現判定試験用シート、その製造方法、及び色再現判定試験方法 Download PDF

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Description

本発明は、印刷用紙や印刷用フィルム等の被印刷物の違いによって生じる色再現の違いに対し、簡単な構成で判定対象被印刷物の色再現の判定を行なうための色再現判定試験用シート及び色再現判定試験方法等の技術分野に属する。
現在、様々な印刷用紙や印刷用フィルム等の被印刷物があるが、印刷用紙の表面を塗料や白色顔料などで滑らかにコーティングし、印刷時のインク受理性をより向上させた印刷用紙がある。
このような紙表面への塗料や白色顔料などの塗工量が多いほど、色再現が豊かになる、言い換えれば、広い色再現性を有することが知られている。また、紙の比重(密度)が高いほうが広い色再現性を有することも知られている。
一方で、印刷用紙表面への塗料や白色顔料などの塗工量が夫々異なるアート紙、コート紙、マット紙、上質紙が、ジャパンカラー標準用紙として規定されている。
ある印刷用紙(判定対象被印刷物)の色再現が、上記アート紙、コート紙、マット紙、上質紙を判定の基準となる参照被印刷物として、これらのうち何れの色基準に分類されるかを判定する方法として、印刷用紙の色再現を、塗工量や質感等に基づいてDDCP(Direct Digital Color Proofing)によりシミュレーションし、判定する方法がある。
特開2006−57230号公報 特開2007−10022号公報 特開2005−213698号公報 特開2006−121124号公報
ところが、近年、用紙メーカーでは軽量化と携帯性向上を図るため、嵩高(低密度)で紙表面への塗料や白色顔料などの塗工量が少なくても、広い色再現が得られる印刷用紙を多数開発している(特許文献1、2及び3参照)。
このような新たに開発された嵩高かつ塗工量の少ない印刷用紙は、銘柄によってはコート紙と同等の広い色再現が得られるものから、上質紙並の狭い色再現を示すものまで存在し、塗工量、質感、密度等からDDCPによっても色再現をシミュレーションすることが困難になっている。
さらに、このようなDDCPにおける色再現のシミュレーションについて、精度を向上する技術や測定負荷を軽減する技術も開発されているが(特許文献4参照)、このような技術を用いる場合も、実際の印刷用紙(判定対象被印刷物と判定の基準となる参照被印刷物(コート紙等))を用いて、CMYKを段階的に組み合わせたカラーチャート等を平台校正機または本機印刷機でテスト印刷し、測色しなければならず、版の作成など印刷の準備作業等に手間がかかる。
さらに、判定対象被印刷物とコート紙等を印刷、測色する場合には、それぞれが同じ印刷条件の下に印刷されたものでなければならないが、実際に印刷物が印刷される際には、印圧、ニップ設定、インキ盛量等の誤差が生じ、各印刷物の色再現範囲が変動してしまい、正確なシミュレーションを行なうことができないという問題もある。
本発明は、このような問題に鑑みなされたものであり、簡便な構成で、判定対象被印刷物の色再現を、判定、予測することが可能な色再現判定試験用シート、その製造方法、及び色再現判定試験方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決すべく、請求項1に記載の発明は、色再現の判定対象である判定対象被印刷物(例:用紙・フィルム)の色再現を判定するための色再現判定試験用シートにおいて、前記判定対象被印刷物が印刷面となるように、前記判定対象被印刷物を、判定の基準となる第1参照被印刷物(例:上質紙)と、前記第1参照被印刷物と比較して色再現可能な範囲が広く、判定の基準となる第2参照被印刷物(例:コート紙、アート紙など)上に重ね合わせた試験片と、前記第1参照被印刷物が印刷面となるように、前記第1参照被印刷物を、前記判定対象被印刷物と前記第2参照被印刷物上に重ね合わせた第1参照片と、前記第2参照被印刷物が印刷面となるように、前記第2参照被印刷物を、前記判定対象被印刷物と前記第1参照被印刷物上に重ね合わせた第2参照片と、を有することを特徴とする色再現判定試験用シートである。
これによれば、判定対象被印刷物が印刷面である試験片と、色再現範囲が知られており判定の基準となる第1参照被印刷物が印刷面である第1参照片と、色再現範囲が知られており判定の基準となる第2参照被印刷物が印刷面である第2参照片を、全て同一の厚さとなるよう作成したので、色再現判定試験用シートを印刷することにより、判定対象被印刷物と第1参照被印刷物と第2参照被印刷物に対して、同時、かつ、同圧でインキを展色(印刷)することができ、簡便な構成で、正確な色再現判定試験を行なうことができる色再現判定試験用シートを提供することができる。
上記課題を解決すべく、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の色再現判定試験用シートにおいて、前記第1参照被印刷物がコート紙である場合には前記第2参照被印刷物はアート紙であり、前記第1参照被印刷物がマット紙である場合には前記第2参照被印刷物はアート紙又はコート紙の何れかであり、前記第1参照被印刷物が上質紙である場合には前記第2参照被印刷物はアート紙、コート紙、マット紙の何れかであることを特徴とする色再現判定試験用シートである。
これによれば、コート紙、マット紙、上質紙の何れかを第1参照被印刷物とし、当該コート紙、マット紙、上質紙と色基準が比較的大きく異なるアート紙、コート紙、マット紙の何れかを第2参照被印刷物としたので、判定対象被印刷物の色再現を、コート紙、マット紙又は上質紙の何れかの色再現から、アート紙、コート紙又はマット紙の何れかの色再現の範囲で比較することができる。
上記課題を解決すべく、請求項3に記載の発明は、色再現の判定対象である判定対象被印刷物の色再現を判定するための色再現判定試験用シートの製造方法において、前記判定対象被印刷物が印刷面となるように、前記判定対象被印刷物を、判定の基準となる第1参照被印刷物と、前記第1参照被印刷物と比較して色再現可能な範囲が広く、判定の基準となる第2参照被印刷物上に重ね合わせた試験片を作成する試験片作成工程と、前記第1参照被印刷物が印刷面となるように、前記第1参照被印刷物を、前記判定対象被印刷物と前記第2参照被印刷物上に重ね合わせた第1参照片を作成する第1参照片作成工程と、前記第2参照被印刷物が印刷面となるように、前記第2参照被印刷物を、前記判定対象被印刷物と前記第1参照被印刷物上に重ね合わせた第2参照片を作成する第2参照片作成工程と、を有することを特徴とする色再現判定試験用シートの製造方法である。
これによれば、判定対象被印刷物が印刷面である試験片と、色再現範囲が知られており判定の基準となる第1参照被印刷物が印刷面である第1参照片と、色再現範囲が知られており判定の基準となる第2参照被印刷物が印刷面である第2参照片を、全て同一の厚さして作成した色再現判定試験用シートを製造したので、当該色再現判定試験用シートを印刷することにより、判定対象被印刷物と第1参照被印刷物と第2参照被印刷物に対して、同時、かつ、同圧でインキを展色(印刷)することができ、簡便な構成で、正確な色再現判定試験を行なうことができる色再現判定試験用シートを提供することができる。
上記課題を解決すべく、請求項4に記載の発明は、請求項3に記載の色再現判定試験用シートの製造方法において、前記判定対象被印刷物、前記第1参照被印刷物、及び前記第2参照被印刷物をそれぞれ切り取って、複数の分割判定対象被印刷物、分割第1参照被印刷物、及び分割第2参照被印刷物をそれぞれ作成する工程を有し、前記試験片作成工程は、第1の前記分割判定対象被印刷物を、第1の前記分割第1参照被印刷物と第1の前記分割第2参照被印刷物上に重ね合わせて試験片を作成し、前記第1参照片作成工程は、第2の前記分割第1参照被印刷物を、第2の前記分割判定対象被印刷物と第2の前記分割第1参照被印刷物上に重ね合わせて第1参照片を作成し、前記第2参照片作成工程は、第3の前記分割第2参照被印刷物を、第3の前記分割判定対象被印刷物と第3の前記分割第1参照被印刷物上に重ね合わせて第2参照片を作成することを特徴とする色再現判定試験用シートの製造方法である。
これによれば、元々1枚の被印刷物である同一の判定対象被印刷物、第1参照被印刷物、及び第2参照被印刷物からそれぞれ切り取られた(分割した)分割判定対象被印刷物、分割第1参照被印刷物、及び分割第2参照被印刷物を用いて、試験片、第1参照片、及び第2参照片を作成したので、各被印刷物の個体差に影響されることなく、試験片、第1参照片、及び第2参照片を同一条件の下(厚さ均一等)で作成することができる。
上記課題を解決すべく、請求項5に記載の発明は、請求項3又は請求項4に記載の色再現判定試験用シートの製造方法において、前記第1参照被印刷物がコート紙である場合には前記第2参照被印刷物はアート紙であり、前記第1参照被印刷物がマット紙である場合には前記第2参照被印刷物はアート紙又はコート紙の何れかであり、前記第1参照被印刷物が上質紙である場合には前記第2参照被印刷物はアート紙、コート紙、マット紙の何れかであることを特徴とする色再現判定試験用シートの製造方法である。
これによれば、コート紙、マット紙、上質紙の何れかを第1参照被印刷物とし、当該コート紙、マット紙、上質紙と色基準が比較的大きく異なるアート紙、コート紙、マット紙の何れかを第2参照被印刷物としたので、判定対象被印刷物の色再現を、コート紙、マット紙又は上質紙の何れかの色再現から、アート紙、コート紙又はマット紙の何れかの色再現の範囲で比較することができる。
上記課題を解決すべく、請求項6に記載の発明は、請求項1又は請求項2に記載の色再現判定試験用シートを用いた色再現判定試験方法において、前記色再現判定試験用シート上にインキを展色する展色工程を有することを特徴とする色再現判定試験方法である。
これによれば、色再現判定試験用シート上の試験片、第1参照片及び第2参照片に同時にインキを展色(印刷)することができ、簡便な構成で、正確な色再現判定試験を行なうことができる。
上記課題を解決すべく、請求項7に記載の発明は、請求項6に記載の色再現判定試験方法において、前記展色工程は、被印刷物とインキの印刷適性を試験評価する展色装置を用いて、前記試験片、前記第1参照片、及び第2参照片上にインキを同時に展色することを特徴とする色再現判定試験方法である。
これによれば、展色装置を用いて色再現判定試験用シート上に均一にインキを転移(展色)させることができる。
上記課題を解決すべく、請求項8に記載の発明は、請求項6又は請求項7に記載の色再現判定試験方法において、前記試験片、前記第1参照片、及び第2参照片を夫々複数箇所測色する測色工程と、前記試験片の複数箇所における色の濃度、明度、又は彩度の平均値と、前記第1照片の複数箇所における色の濃度、明度、又は彩度の平均値と、前記第2参照片の複数箇所における色の濃度、明度、又は彩度の平均値と、の少なくとも何れか2つを比較することにより色再現判定を行なうことを特徴とする色再現判定試験方法である。
これによれば、試験片、第1参照片及び第2参照片を測色して、試験片の判定対象被印刷物、第1参照片の第1参照被印刷物、及び第2参照片の第2参照被印刷物の濃度、明度又は彩度を測色したので、判定対象被印刷物の色再現を、第1参照被印刷物及び/又は第2参照被印刷物数値の色再現と、数値により具体的に比較することができる。また、試験片、第1参照片及び第2参照片の複数箇所測色し、平均値を用いて比較したので、判定精度を向上させることができる。
上記課題を解決すべく、請求項9に記載の発明は、請求項8に記載の色再現判定試験方法において、前記試験片の色の濃度の平均値をDs、前記第1参照片の色の濃度の平均値をDr1、前記第2参照片の色の濃度の平均値をDr2とした場合、以下の式1を用いて前記試験片の色の濃度の平均値を正規化して得られた値であるDnと、予め定められた濃度用所定閾値に基づいて、前記判定対象被印刷物の色再現、前記第1参照被印刷物の色再現可能な範囲に属すか、前記第2参照被印刷物の色再現可能な範囲に属すか、又は、前記第1参照被印刷物の色再現可能な範囲と前記第2参照被印刷物の色再現可能な範囲の間に定義される色再現可能な範囲に属すか、を判定することを特徴とする色再現判定試験方法である。
Dn=(Ds−Dr1)/(Dr2−Dr1)×100 ・・・・・(式1)
これによれば、測色された判定対象被印刷物と第1参照被印刷物と第2参照被印刷物の濃度と、予め定められた濃度用所定閾値と、に基づいて、判定対象被印刷物の色再現が属す色再現範囲を判定することができる。
上記課題を解決すべく、請求項10に記載の発明は、請求項8に記載の色再現判定試験方法において、前記試験片の明度の平均値をLs、前記第1参照片の明度の平均値をLr1、前記第2参照片の明度の平均値をLr2とした場合、以下の式2を用いて前記試験片の明度の平均値を正規化して得られた値であるLnと、予め定められた明度用所定閾値に基づいて、前記判定対象被印刷物の色再現が、前記第1参照被印刷物の色再現可能な範囲に属すか、前記第2参照被印刷物の色再現可能な範囲に属すか、又は、前記第1参照被印刷物の色再現可能な範囲と前記第2参照被印刷物の色再現可能な範囲の間に定義される色再現可能な範囲に属すか、を判定することを特徴とする色再現判定試験方法である。
Ln=(Ls−Lr1)/(Lr2−Lr1)×100 ・・・・・(式2)
これによれば、測色された判定対象被印刷物と第1参照被印刷物と第2参照被印刷物の明度と、予め定められた明度用所定閾値と、に基づいて、判定対象被印刷物の色再現が属す色再現範囲を判定することができる。
本発明によれば、判定対象被印刷物と第1参照被印刷物と第2参照被印刷物に対して同時かつ同圧でインキを展色(印刷)することができ、簡便な構成で、正確な色再現判定試験を行なうことができる色再現判定試験用シート、その製造方法、及び色再現判定試験方法を提供することができる。
以下、本発明の色再現判定試験用シート、その製造方法、及び色再現判定試験方法の好適な実施の形態を、添付図面に基づいて説明する。
<1.色再現判定試験用シートとその製造方法>
初めに、図1乃至図3を用いて本発明の色再現判定試験用シートについて説明する。
図1は、本実施形態における色再現判定試験用シート100の平面図であり、図2は、色再現判定試験用シート100の製造方法の説明図、図3は図1のA−A断面図である。
図1に示すように、本実施形態における色再現判定試験用シート100は、台紙10と、試験片1と、参照片2a及び2bとにより構成される。
試験片1は、台紙10上にテープ等により貼付されており、参照片2a(第1参照片の一例)及び2b(第2参照片の一例)も、試験片1と同様に台紙10上にテープ等により貼付されている。
試験片1は、色再現の判定対象である判定対象被印刷物(以下、「サンプル」と言う。)が、色再現判定試験用シート100の印刷面(図1において手前側)となるよう構成されたものであり、参照片2aは、判定の基準となる第1参照被印刷物が、色再現判定試験用シート100の印刷面となるよう構成されたものであり、参照片3aは、判定の基準となる第2参照被印刷物が、色再現判定試験用シート100の印刷面となるよう構成されたものである。
判定の基準となる参照被印刷物には、例えば、ジャパンカラー標準用紙など、色再現範囲(色基準)が既に公知である用紙を使用する。
また、サンプルを2つの参照被印刷物と比較するために、色再現範囲が異なる2種類の参照被印刷物を第1参照被印刷物、第2参照被印刷物として用いる。これら第1参照被印刷物、第2参照被印刷物に用いられる用紙は、色再現範囲が既知であって、かつ、色再現範囲が異なるものであればよく、例えば、アート紙、コート紙、マット紙、上質紙を用いる。
なお、色再現範囲が、アート紙>コート紙>マット紙>>上質紙の順で狭く(小さく)なることから、第1参照被印刷物としては、コート紙、マット紙、上質紙の何れかを用い、第2参照被印刷物としては、アート紙、コート紙、マット紙の何れかを用いることがより好ましい。本実施形態では、第1参照被印刷物として上質紙を用い、第2参照被印刷物としてコート紙を用いた場合を例に説明する。
以下、色再現判定試験用シート100の製造方法について説明する。
上記試験片1、参照片2a及び2bは、1枚のサンプル、1枚の上質紙、1枚のコート紙をそれぞれ複数に切り取ったサンプル、上質紙、コート紙(分割判定対象被印刷物、分割第1参照被印刷物、及び分割第2参照被印刷物の一例)が重ね合わせられることにより作成されている。
具体的には、図2に示すように、試験片1は、1枚のサンプルから切り取られたサンプル(一点鎖線)を、1枚の上質紙から切り取られた上質紙(実線)と1枚のコート紙から切り取られたコート紙(点線)の上に重ね合わせて作成される。
そして、参照片2aは、1枚の上質紙から切り取られた上質紙(実線)を、1枚のサンプルから切り取られたサンプル(一点鎖線)と1枚のコート紙から切り取られたコート紙(点線)の上に重ね合わせて作成される。
そして、参照片2bは、1枚のコート紙から切り取られたコート紙(点線)を、1枚のサンプルから切り取られたサンプル(一点鎖線)と1枚の上質紙から切り取られた上質紙(実線)の上に重ね合わせて作成される。
このような試験片1、参照片2a及び2bが台紙10上に貼付されて色再現判定試験用シート100が製造される。
このように製造された色再現判定試験用シート100の試験片1、参照片2a及び2bは、図3の断面図に示すように、同一の厚さであるため、色再現判定試験用シート100にインキを展色する際に、試験片1の印刷面であるサンプルと、参照片2aの印刷面である上質紙と、参照片2bの印刷面であるコート紙へ、均一に印圧を加えることができる。
以下、“色再現判定試験用シート100の具体的製造例”について説明する。
10cm×20cm程度の[1]〜[3]の以下の用紙を準備する。
[1]サンプル、
[2]上質紙(四六版/70kg以上(81.4g/m^2以上)、例えば、OKプリンス上質(王子製紙社製)、しらおい上質(日本製紙社製)
[3]A2コート紙(四六版/70kg以上(81.4g/m^2以上)、例えば、OKトップコートプラス(王子製紙社製)、オーロラコート(日本製紙社製)
[1]〜[3]の各用紙を2cm幅に切り取り、3つの用紙を図2を用いて説明したように重ね合わせて、試験片1、参照片2a及び2bを作成する。
作成した試験片1、参照片2a及び2bを、台紙10にテープ等を用いて貼付して色再現判定試験用シート100を製造する。
<2.色再現判定試験方法>
続いて、図4を用いて本発明の色再現判定試験方法について説明する。
上述の方法により製造された色再現判定試験用シート100上に、所定のインキを展色し、試験片1、参照片2a及び2bを観察することにより、サンプルの色再現が、上質紙、コート紙の何れの色再現に属すかを判定する。
展色は、藍(C)、紅(M)、黄(Y)、墨(K)の何れかのインキを用いて行なうが、墨(K)インキを用いることが好ましい。
また、インキを展色する際には、被印刷物とインキの印刷適性を試験評価する展色装置を用いて行なうことが好ましい。展色装置は、2本のローラーによってインキを練り、均一に広げた後に、一定圧、一定速度で被印刷物にインキを転移させる装置であり、例えば、市販の印刷適正装置(IRテスター)等を用いることができる。
上記“色再現判定試験用シート100の具体的製造例”にて説明した色再現判定試験用シート100の場合、ピペットで測量した0.125ccの墨(K)インキを、市販の印刷適正装置(IRテスター)等により1/2カットのゴムローラを使用してインキを展色する。なお、展色装置は、一般に1/2カット又は1/4カットのゴムローラを備えているが、本実施形態では、色再現判定試験用シート100上の試験片1、参照片2a及び2bに同時にインキを転移させるために、インキ転写部分がより広くとれる1/2カットのゴムローラを使用した。なお、色再現判定試験用シート100上の試験片1、参照片2a及び2bに同時にインキを転移させる(印刷する)ことができれば、1/4カットのゴムローラを使用してもよい。
以上説明したように、同一のインキ展色条件下にて、試験片1、参照片2a及び2bに所定のインキを展色することができるので、インキを十分に乾燥させた後、試験片1の印刷面であるサンプルと、参照片2aの印刷面である上質紙と、参照片2bの印刷面であるコート紙の、夫々の色再現を目視により観察して、サンプルが、上質紙、コート紙の何れの色再現に近いかを判定する。
さらに、インキを十分に乾燥させた後、試験片1の(印刷面である)サンプルと、参照片2aの(印刷面である)上質紙と、参照片2bの(印刷面である)コート紙の濃度、彩度又は明度を測色器により測色することにより、数値により具体的に色再現を比較して判定することもできる。インキ展色時の濃度、明度又は彩度の値と、印刷物における色再現範囲の大小関係には、相関関係があることから、これに基づいて、展色時の濃度、明度又は彩度の値を用いて色再現を判定する趣旨である。
なお、測色においては、色再現範囲を最も反映させる“濃度”を測色することが好ましいが、墨(K)インキを展色した場合には、“明度”も色再現範囲が比較的よく反映させることができるため、明度を測色してもよく、藍(C)、紅(M)、黄(Y)インキを展色した場合には、“彩度” も色再現範囲が比較的よく反映させることができるため、彩度を測色してもよい。
本実施形態では、色再現判定試験用シート100上に墨(K)インキを展色し、測色器により濃度と明度を取得した場合の実施例について説明する。
また、本実施形態では、より判定精度を向上させるため、試験片1の(印刷面である)サンプルと、参照片2aの(印刷面である)上質紙と、参照片2bの(印刷面である)コート紙について、それぞれ3箇所ずつ測色を行ない、取得した濃度(又は明度)の平均値を用いて比較することとした。
<濃度による判定>
試験片1の(印刷面である)サンプルの濃度の平均値をDs、参照片2aの(印刷面である)上質紙の濃度の平均値をDr1、参照片2bの(印刷面である)コート紙の濃度の平均値をDr2とした場合、サンプルの濃度の平均値Dsを以下の式1により正規化して値Dn(正規化濃度Dn)を得る。
Dn=(Ds−Dr1)/(Dr2−Dr1)×100 ・・・・・(式1)
上記式1にて算出されたサンプルの正規化濃度Dnは、サンプルの濃度がコート紙の濃度に近いほど100に近い値となり、サンプルの濃度が上質紙の濃度に近いほど0に近い値となる。
本実施形態では、予め定められた濃度用所定閾値に基づいて、サンプルの色再現が、上質紙の色再現範囲に属すか、コート紙の色再現範囲に属すか、或いは、上質紙とコート紙の中間に(中央に限定されない)定義される色再現範囲に属すかを判定する。
例えば、表1に示すように、サンプルの色再現範囲は、
[1]サンプルの正規化濃度Dnが25以上であれば、コート紙の色再現範囲に分類でき、
[2]サンプルの正規化濃度Dnが25未満かつ7以上であれば、上質紙とコート紙の中間に(中央に限定されない)定義される色再現範囲に分類でき、
[3]サンプルの正規化濃度Dnが7未満であれば、上質紙の色再現範囲に分類できる。
Figure 0005552735
<明度による判定>
試験片1の(印刷面である)サンプルの明度の平均値をLs、参照片2aの(印刷面である)上質紙の明度の平均値をLr1、参照片2bの(印刷面である)コート紙の明度の平均値をLr2とした場合、サンプルの明度の平均値Lsを以下の式2により正規化して値Ln(正規化明度Ln)を得る。
Ln=(Ls−Lr1)/(Lr2−Lr1)×100 ・・・・・(式2)
上記式2にて算出されたサンプルの正規化明度Lnは、サンプルの明度がコート紙の明度に近いほど100に近い値となり、サンプルの明度が上質紙の明度に近いほど0に近い値となる。
本実施形態では、予め定められた明度用所定閾値に基づいて、サンプルの色再現が、上質紙の色再現範囲に属すか、コート紙の色再現範囲に属すか、或いは、上質紙とコート紙の間に(中央に限定されない)定義される色再現範囲に属すかを判定する。
例えば、表2に示すように、サンプルの色再現範囲は、
[1]サンプルの正規化明度Lnが25以上であれば、コート紙の色再現範囲に分類でき、
[2]サンプルの正規化明度Lnが25未満かつ7以上であれば、上質紙とコート紙の中間に(中央に限定されない)定義される色再現範囲に分類でき、
[3]サンプルの正規化明度Lnが7未満であれば、上質紙の色再現範囲に分類できる。
Figure 0005552735
以上説明したように、試験片1の(印刷面である)サンプルと、参照片2aの(印刷面である)上質紙と、参照片2bの(印刷面である)コート紙の濃度、彩度又は明度を測色器により測色して取得したサンプルの正規化濃度Dn(又は正規化明度Ln)に基づいて、具体的にサンプルの色再現を分類、判定することができる。
また、上質紙、コート紙の基準プロファイルは既に公知であるため、サンプルの正規化濃度Dn(又は正規化明度Ln)を、上質紙、コート紙の濃度等の相対値として用いれば、上質紙、コート紙の基準プロファイルを補正することにより、簡易にサンプルのプロファイルを作成することもできる。
なお、上述した実施形態では、予め定められた濃度用所定閾値(又は明度用所定閾値)を用いて、サンプルの色再現を、3つの何れかの色再現範囲に分類したが、サンプルの濃度(又は明度、彩度)と、上質紙、コート紙の何れかの濃度(又は明度、彩度)とを比較し、サンプルの濃度(又は明度、彩度)と、上質紙、コート紙の何れかの濃度(又は明度、彩度)が同一であれば、同一であるほうの色再現範囲に分類するよう構成すればよい。
また、サンプルに用紙表裏差がある場合には、表裏それぞれについて色再現判定を行なうことが好ましい。
なお、本発明は、微塗工紙に限らず、全ての被印刷物について色再現範囲の判定に適用することができる。
さらに、本実施形態では、判定対象被印刷物、第1及び第2参照被印刷物として印刷用紙を用いたが、印刷用紙に限定されず、印刷用フィルム等の色再現範囲の判定にも本発明を適用することができる。なお、印刷用フィルムの色再現範囲の判定に本発明の色再現判定試験方法を適用する場合には、UV硬化インキなど、展色後、できるだけ早く乾燥するインキを用いることが好ましい。
本実施形態における色再現判定試験用シート100の平面図である。 色再現判定試験用シート100の製造方法の説明図である。 図1のA−A断面図である。
符号の説明
1 試験片
2a 参照片
2b 参照片
10 台紙
100 色再現判定試験用シート

Claims (10)

  1. 色再現の判定対象である判定対象被印刷物の色再現を判定するための色再現判定試験用シートにおいて、
    前記判定対象被印刷物が印刷面となるように、前記判定対象被印刷物を、判定の基準となる第1参照被印刷物と、前記第1参照被印刷物と比較して色再現可能な範囲が広く、判定の基準となる第2参照被印刷物上に重ね合わせた試験片と、
    前記第1参照被印刷物が印刷面となるように、前記第1参照被印刷物を、前記判定対象被印刷物と前記第2参照被印刷物上に重ね合わせた第1参照片と、
    前記第2参照被印刷物が印刷面となるように、前記第2参照被印刷物を、前記判定対象被印刷物と前記第1参照被印刷物上に重ね合わせた第2参照片と、
    を有することを特徴とする色再現判定試験用シート。
  2. 請求項1に記載の色再現判定試験用シートにおいて、
    前記第1参照被印刷物がコート紙である場合には前記第2参照被印刷物はアート紙であり、
    前記第1参照被印刷物がマット紙である場合には前記第2参照被印刷物はアート紙又はコート紙の何れかであり、
    前記第1参照被印刷物が上質紙である場合には前記第2参照被印刷物はアート紙、コート紙、マット紙の何れかであることを特徴とする色再現判定試験用シート。
  3. 色再現の判定対象である判定対象被印刷物の色再現を判定するための色再現判定試験用シートの製造方法において、
    前記判定対象被印刷物が印刷面となるように、前記判定対象被印刷物を、判定の基準となる第1参照被印刷物と、前記第1参照被印刷物と比較して色再現可能な範囲が広く、判定の基準となる第2参照被印刷物上に重ね合わせた試験片を作成する試験片作成工程と、
    前記第1参照被印刷物が印刷面となるように、前記第1参照被印刷物を、前記判定対象被印刷物と前記第2参照被印刷物上に重ね合わせた第1参照片を作成する第1参照片作成工程と、
    前記第2参照被印刷物が印刷面となるように、前記第2参照被印刷物を、前記判定対象被印刷物と前記第1参照被印刷物上に重ね合わせた第2参照片を作成する第2参照片作成工程と、
    を有することを特徴とする色再現判定試験用シートの製造方法。
  4. 請求項3に記載の色再現判定試験用シートの製造方法において、
    前記判定対象被印刷物、前記第1参照被印刷物、及び前記第2参照被印刷物をそれぞれ切り取って、複数の分割判定対象被印刷物、分割第1参照被印刷物、及び分割第2参照被印刷物をそれぞれ作成する工程を有し、
    前記試験片作成工程は、第1の前記分割判定対象被印刷物を、第1の前記分割第1参照被印刷物と第1の前記分割第2参照被印刷物上に重ね合わせて試験片を作成し、
    前記第1参照片作成工程は、第2の前記分割第1参照被印刷物を、第2の前記分割判定対象被印刷物と第2の前記分割第1参照被印刷物上に重ね合わせて第1参照片を作成し、
    前記第2参照片作成工程は、第3の前記分割第2参照被印刷物を、第3の前記分割判定対象被印刷物と第3の前記分割第1参照被印刷物上に重ね合わせて第2参照片を作成することを特徴とする色再現判定試験用シートの製造方法。
  5. 請求項3又は請求項4に記載の色再現判定試験用シートの製造方法において、
    前記第1参照被印刷物がコート紙である場合には前記第2参照被印刷物はアート紙であり、
    前記第1参照被印刷物がマット紙である場合には前記第2参照被印刷物はアート紙又はコート紙の何れかであり、
    前記第1参照被印刷物が上質紙である場合には前記第2参照被印刷物はアート紙、コート紙、マット紙の何れかであることを特徴とする色再現判定試験用シートの製造方法。
  6. 請求項1又は請求項2に記載の色再現判定試験用シートを用いた色再現判定試験方法において、
    前記色再現判定試験用シート上にインキを展色する展色工程を有することを特徴とする色再現判定試験方法。
  7. 請求項6に記載の色再現判定試験方法において、
    前記展色工程は、被印刷物とインキの印刷適性を試験評価する展色装置を用いて、前記試験片、前記第1参照片、及び第2参照片上にインキを同時に展色することを特徴とする色再現判定試験方法。
  8. 請求項6又は請求項7に記載の色再現判定試験方法において、
    前記試験片、前記第1参照片、及び第2参照片を夫々複数箇所測色する測色工程と、
    前記試験片の複数箇所における色の濃度、明度、又は彩度の平均値と、前記第1参照片の複数箇所における色の濃度、明度、又は彩度の平均値と、前記第2参照片の複数箇所における色の濃度、明度、又は彩度の平均値と、の少なくとも何れか2つを比較することにより色再現判定を行なうことを特徴とする色再現判定試験方法。
  9. 請求項8に記載の色再現判定試験方法において、
    前記試験片の色の濃度の平均値をDs、前記第1参照片の色の濃度の平均値をDr1、前記第2参照片の色の濃度の平均値をDr2とした場合、以下の式1を用いて前記試験片の色の濃度の平均値を正規化して得られた値であるDnと、予め定められた濃度用所定閾値に基づいて、前記判定対象被印刷物の色再現、前記第1参照被印刷物の色再現可能な範囲に属すか、前記第2参照被印刷物の色再現可能な範囲に属すか、又は、前記第1参照被印刷物の色再現可能な範囲と前記第2参照被印刷物の色再現可能な範囲の間に定義される色再現可能な範囲に属すか、を判定することを特徴とする色再現判定試験方法。
    Dn=(Ds−Dr1)/(Dr2−Dr1)×100 ・・・・・(式1)
  10. 請求項8に記載の色再現判定試験方法において、
    前記試験片の明度の平均値をLs、前記第1参照片の明度の平均値をLr1、前記第2参照片の明度の平均値をLr2とした場合、以下の式2を用いて前記試験片の明度の平均値を正規化して得られた値であるLnと、予め定められた明度用所定閾値に基づいて、前記判定対象被印刷物の色再現が、前記第1参照被印刷物の色再現可能な範囲に属すか、前記第2参照被印刷物の色再現可能な範囲に属すか、又は、前記第1参照被印刷物の色再現可能な範囲と前記第2参照被印刷物の色再現可能な範囲の間に定義される色再現可能な範囲に属すか、を判定することを特徴とする色再現判定試験方法。
    Ln=(Ls−Lr1)/(Lr2−Lr1)×100 ・・・・・(式2)
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