JP5552286B2 - 制御装置 - Google Patents

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本発明は、交流電源により作動する電気機器の作動を制御する制御装置に関する。
特許文献1には温風暖房機の対流ファンを制御するモータ制御装置が開示されており、このモータ制御装置は、交流電源により作動する交流モータに支持値の大きさに比例した通電量を給電するモータ駆動回路と、交流モータが所定の目標回転数となるような支持値をモータ駆動回路に送出するマイクロコンピュータを備えている。このモータ制御装置は、交流電源の電圧を所定の電圧に降圧させる変圧器と、この変圧器の二次側に接続されるシリコンブリッジダイオードと、平滑用コンデンサと、整流出力を安定化する安定化回路とを有した電源回路と、平滑用のコンデンサにより平滑させた直流電圧を検出してマイクロコンピュータに出力する電圧検出回路と、暖房運転時のガス量を調整する比例弁を駆動させるための比例弁駆動回路と、電磁安全弁を駆動させるための電磁安全弁駆動回路とを備えている。このモータ制御装置においては、マイクロコンピュータは電圧検出回路から入力される直流電圧に基づいて、交流電源の電圧を間接的に検出している。
特開平7−154994号公報
上述した特許文献1のモータ制御装置においては、マイクロコンピュータは電圧検出回路から入力される直流電圧に基づいて、交流電源の電圧を間接的に検出している。しかし、暖房運転時に電源回路から比例弁駆動回路や電磁安全弁駆動回路等の他の駆動回路に電流が供給されると、電圧検出回路からマイクロコンピュータに入力される直流電圧は周期的に脈動する。マイクロコンピュータが脈動する直流電圧に基づいて交流電源の電圧を算出すると、検出したタイミングによって直流電圧の値が異なるために、電源電圧の正確な電圧を算出することができなかった。
そこで、マイクロコンピュータが電圧検出回路により検出される電圧を高速で連続的に解析処理すれば、例えば脈動する直流電圧のピークとなる時間の電圧に基づいて交流電源の電圧を算出することができ、電圧の脈動の影響を受けることなく交流電源の電圧を算出することができるようになる。しかし、マイクロコンピュータが電圧検出回路により検出される電圧を高速で連続的に解析処理すると、マイクロコンピュータに大きな負担がかかって他のプログラム等の処理に支障が生じることとなる。そこで、本発明はこのような問題を解決することを目的とする。
本発明は上記課題を解決するため、交流電源により作動する電気機器の作動を制御するためのマイクロコンピュータを備え、交流電源により供給される交流を変圧器により降圧させ、この降圧させた交流を整流回路と平滑回路とにより整流させた直流によりマイクロコンピュータが作動する制御装置であって、制御装置は整流回路と平滑回路とにより整流された直流電圧を検出してマイクロコンピュータに出力する電圧検出回路と、電圧検出回路により検出された直流電圧に基づきマイクロコンピュータにより交流電源の電圧を算出する算出手段を備えた制御装置において、制御装置は変圧器の二次側の交流の電圧に応じてオンオフしてこのオンオフ信号をマイクロコンピュータに出力するスイッチング素子をさらに備え、マイクロコンピュータはスイッチング素子により入力されるオンまたはオフ信号の入力される時間を2で除した時間から交流のピークとなる時間を算出して、このピークとなる時間に交流電源の周波数と変圧器に応じた所定の遅延時間を加算した時間となるタイミングで電圧検出回路により検出した直流電圧に基づき算出手段により交流電源の電圧を算出するようにしたことを特徴とする制御装置を提供するものである。
上記のように構成した制御装置においては、マイクロコンピュータはスイッチング素子により入力されるオンまたはオフ信号の入力される時間を2で除した時間から交流のピークとなる時間を算出して、このピークとなる時間に交流電源の周波数と変圧器とに応じた所定の遅延時間を加算した時間となるタイミングで電圧検出回路により検出した直流電圧に基づき算出手段により交流電源の電圧を算出するようにしている。電圧検出回路により検出した直流電圧は制御装置に含まれる他の回路等の負荷に直流電流を供給する等の要因により周期的に脈動することがある。しかし、上記のタイミングで電圧検出回路により検出される直流電圧は、直流電圧の脈動によって変動したものでない。よって、算出手段により算出した交流電源の電圧は、直流電圧の脈動による影響を受けることなく正確な電圧とすることができる。
上記のように構成した制御装置において、上記のタイミングとなる時間は電圧検出回路により検出される直流電圧が周期的に脈動したときのピークとなる時間であるのが好ましく、このようにしたときには、脈動する直流電圧はピークとなった後にゆっくりと降下する傾向にあるので、マイクロコンピュータが種々の処理に時間を要して上記のタイミングから僅かに遅れた時間に電圧検出回路により検出した直流電圧に基づいて交流電源の電圧を算出しても、検出された直流電圧の脈動による変動を小さいものとすることができる。
本発明の制御装置の電気回路図である。 交流電源の交流電圧と、電圧検出回路にて検出される直流電圧と、トランジスタによるオンオフ信号を示すグラフであり、(a)はDC12V/0A消費時であり、(b)はDC12V/0.3A消費時であり、(c)はDC12V/1.0A消費時であるときの各グラフである。 図2(c)のグラフの一部拡大図である。 制御装置の低電圧検出プログラムを示すフローチャートである。
以下、本発明による制御装置の一実施形態を図面を用いて説明する。本発明に係る制御装置10は、商用交流電源Pにより作動する製氷機、冷蔵庫等の電気機器に内蔵されてその作動を制御するものであり、商用交流電源Pの電圧を算出するようにしたものである。この制御装置10は、商用交流電源Pにより作動する上記の電気機器の作動を制御するためのマイクロコンピュータ11を備え、商用交流電源Pにより供給される交流を変圧器21により降圧させ、この降圧させた交流を整流回路22と平滑回路23とにより整流させた直流によりマイクロコンピュータ11が作動するものである。この制御装置10は、整流回路22と平滑回路23とにより整流された直流電圧を検出してマイクロコンピュータ11に出力する電圧検出回路30と、電圧検出回路30により検出された直流電圧Vaに基づきマイクロコンピュータ11により商用交流電源Pの電圧を算出する算出手段を備えている。制御装置10は変圧器21の二次側の交流の電圧に応じてオンオフしてこのオンオフ信号をマイクロコンピュータ11に出力するトランジスタ(スイッチング素子)40をさらに備え、マイクロコンピュータ11はトランジスタ40により入力されるオンまたはオフ信号の入力される時間を2で除した時間から交流のピークとなる時間を算出して、このピークとなる時間に商用交流電源Pの周波数と変圧器21とに応じた所定の遅延時間Dを加算した時間となるタイミングTで電圧検出回路30により検出した直流電圧Vaに基づき算出手段により商用交流電源Pの電圧を算出するようにしたものである。以下に、この制御装置10を電気機器として製氷機に搭載したときの実施形態により詳述する。
本発明に係る制御装置を内蔵した製氷機は、圧縮機を備えた冷凍装置、給水弁、排水弁及び除氷用のヒータ等の作動機器を備えており、これら作動機器はリレーA1、A2・・により駆動し、また、これらリレーA1、A2・・は駆動回路B1、B2・・により駆動するようになっている。
図1に示すように、制御装置10は、上記の冷凍装置の圧縮機、給水弁、排水弁及び除氷用のヒータ等の作動機器の作動を制御するマイクロコンピュータ11を備えている。また、制御装置10は、商用交流電源の交流を直流にするための電源回路20を備えている。電源回路20は、変圧器21と、整流回路22と、平滑回路23とを備えている。変圧器21は、一時側から供給される例えば100Vの商用交流電源Pを二次側で11Vの交流に降圧させる。整流回路22は、4つのダイオード22aよりなるダイオードブリッジであり、変圧器21により降圧させた交流を全波整流して出力する。平滑回路23は電解コンデンサ23aを備え、整流回路22により全波整流させた脈流電圧を平滑化した直流電圧として出力する。また、平滑回路23の出力側にはレギュレータ24が接続されており、レギュレータ24は平滑回路23から出力される12Vの直流電圧を5Vの直流電圧に降圧して出力する。また、電源回路20には、12Vの出力端子O1に上述したリレーA1、A2・・が接続され、5Vの出力端子O2に駆動回路B1、B2・・が接続されており、リレーA1、A2・・及び駆動回路B1、B2・・は、12V及び5Vの直流電圧が印可されて作動するようになっている。
図1に示すように、制御装置10は、出力端子O1に接続されて平滑回路23の出力電圧を検出するための電圧検出回路30を備えている。電圧検出回路30は、2つの抵抗器31,32を直列接続させたものであり、分圧された電圧をマイクロコンピュータ11に出力している。なお、この電圧検出回路30は、平滑回路23の出力電圧を1/5.3の電圧にしてマイクロコンピュータ11に出力しており、マイクロコンピュータ11に入力された電圧に5.3を乗じた値が平滑回路23の出力電圧となっている。
図1に示すように、制御装置10は、変圧器21の二次側に接続されたトランジスタ(スイッチング素子)40を備えている。トランジスタ40は、変圧器21の二次側の交流電圧V1を境にしてオンオフする。トランジスタ40のコレクタには抵抗器41が接続されており、変圧器21の二次側の電圧が電圧V1より高いときにはトランジスタ40がオン状態となってマイクロコンピュータ11に0Vを出力し、変圧器21の二次側の電圧が電圧V1より低いときにはトランジスタ40がオフ状態となってマイクロコンピュータ11に5Vを出力する。
マイクロコンピュータ11は、電圧検出回路30により検出された直流電圧Vaに基づき商用交流電源Pの電圧を算出する算出手段を備えている。商用交流電源Pの電圧は電圧検出回路30により検出された直流電圧Vaと下式で示すような直線的な関係があり、商用交流電源Pの電圧は電圧検出回路30により検出された直流電圧Vaを下式に導入することで算出される。
Y=0.1396X−1.4639
Y:電圧検出回路30により検出された直流電圧(V)
X:商用交流電源Pの電圧(%V)
ところで、電圧検出回路30により検出される直流電圧Vaは、上述したリレーA1、A2・・または駆動回路B1、B2・・等の負荷が駆動していないときには、図2(a)に示すようにほぼ直線的となっている。しかし、これら負荷が駆動すると、電圧検出回路30により検出される直流電圧Vaは、図2(b)及び(c)に示すように波形となるように周期的に脈動する。上記の算出手段により商用交流電源Pの電圧を算出するときに、電圧検出回路30により任意のタイミングで検出した直流電圧Vaを用いると、検出したタイミングによって直流電圧Vaの大きさが異なることがあるので、商用交流電源Pの電圧を正確に算出できない。
そこで、マイクロコンピュータ11は、以下において説明するように、脈動する直流電圧Vaのピークとなる時間に検出される直流電圧Vaに基づいて商用交流電源Pの電圧を算出するようにしている。マイクロコンピュータ11は、トランジスタ40のオンまたはオフ信号の入力される時間を2で除した時間から交流のピークとなる時間を算出して、このピークとなる時間に商用交流電源Pの周波数と変圧器21とに応じた所定の遅延時間Dを加算した時間となるタイミングTで電圧検出回路30により検出した直流電圧Vaの値に基づき上記の算出手段により商用交流電源Pの電圧を算出する。
これを詳述すると、図3に示すように、変圧器21の二次側の電圧の波形のピークとなるタイミングは、一次側と比べて僅かに遅れている。また、リレーA1、A2・・や駆動回路B1、B2・・等の負荷が電源回路20からの供給電力により駆動すると、電圧検出回路30により検出される直流電圧Vaは、制御装置10の回路に含まれるコイル成分があることにより変圧器21の電圧の波形のピークとなる時間よりさらに遅れた時間にピークとなる傾向がある(以下、電圧検出回路30により検出される直流電圧Vaのピークが交流のピークより遅れる時間を遅延時間Dという)。この直流電圧Vaのピークとなる時間は、商用交流電源Pの周波数や変圧器21により異なっており、この実施形態では商用交流電源Pの周波数が50Hzのときに1.2mSであり、60Hzのときに1.0mSとなっている。そこで、マイクロコンピュータ11は、トランジスタ40がオフ状態となって5Vの電圧が印加されている時間を2で除することで変圧器21の二次側の電圧のピークとなる時間を算出し、交流のピークとなる時間に所定の遅延時間Dとして商用交流電源Pの周波数が60Hzであれば1.0mSを加算した時間となるタイミングTで電圧検出回路30により検出した直流電圧Vaに基づき上記の算出手段により商用交流電源Pの電圧を算出するようにしている。
また、電圧検出回路30により検出される直流電圧Vaは、上述したリレーA1、A2・・または駆動回路B1、B2・・等の負荷が駆動すると電圧降下が生じる。そこで、マイクロコンピュータ11は、上述したリレーA1、A2・・または駆動回路B1、B2・・等の各負荷が駆動することで降下した電圧から降下する前の電圧に補正する補正手段を備えている。この補正手段は、上述したリレーA1、A2・・または駆動回路B1、B2・・等の各負荷が駆動するときの各負荷に規定された消費電流値の合計を算出し、この各負荷の合計消費電流値に、上記の算出手段により算出した補正前の商用交流電源Pの電圧X(%V)に1/100を乗じた値を乗じることで、各負荷で実際に消費されたと考えられる合計消費電流値を算出する。この算出した各負荷の合計消費電流値から、図示しないメモリに記憶させた消費電流値と電圧降下量との関係を規定した電圧降下量変換データテーブルにより電圧降下前の直流電圧とするための補正値を導きだし、電圧検出回路30により検出した直流電圧Vaにこの補正値を加算して補正後の直流電圧を算出する。マイクロコンピュータ11は、この補正後の直流電圧に基づき上記の算出手段を用いて商用交流電源Pの電圧を算出する。
マイクロコンピュータ11は、上述した算出手段を用いて算出した商用交流電源Pの電圧に基づいて、低電圧による異常を報知するための以下のプログラムを実行する。このプログラムは、主として製氷機の冷凍装置に搭載された圧縮機が商用交流電源の低電圧に起因するトラブルを防ぐようにするためのものである。
図4に示すように、マイクロコンピュータ11は、ステップ101において、上述した算出手段により算出した商用交流電源Pの電圧が低電圧閾値として80%V以下であるか否かの判定をする。商用交流電源Pが80%V以下でなければ、マイクロコンピュータ11は「NO」の判定のもとでステップ101を繰り返し実行する。マイクロコンピュータ11がステップ101の判定を繰り返し実行しているなかで、商用交流電源Pの電圧が80%V以下となると、マイクロコンピュータ11はステップ101において「YES」と判定してステップ102に進める。マイクロコンピュータ11は、ステップ102において低電圧異常検知用のタイマをリセットするとともに計時を開始してステップ103に進める。マイクロコンピュータ11は、ステップ103において、商用交流電源Pの低電圧異常が一時的に生じたか否かの判定をするために、商用交流電源Pの電圧が80%V以下である状態から1秒以内に復帰したか否かの判定をし、タイマによる計時によって1秒以内に復帰していれば、商用交流電源Pの低電圧異常が一時的であることから「YES」の判定のもと再びステップ101に戻す。一方、商用交流電源Pの電圧が80%V以下である状態から1秒以内に復帰していなければ低電圧異常となっているので、マイクロコンピュータ11は、ステップ103において、「NO」と判定してステップ104に進める。
マイクロコンピュータ11は、ステップ104において、カウンタに1を加算してメモリに記憶させてステップ105に進める。マイクロコンピュータ11は、ステップ105において、低電圧異常の状態が多発しているか否かの判定をし、低電圧異常の状態が多発していなくてカウンタが3以上となっていなければ、マイクロコンピュータ11は、ステップ105において、「NO」と判定してステップ106に進める。マイクロコンピュータ11は、ステップ106において、低電圧異常が発生したことを表示するとともに製氷機の製氷運転を停止させ、製氷機の製氷運転を自動復帰させるためにステップ107〜110における処理に進める。
マイクロコンピュータ11は、ステップ107においてタイマをリセットするととともに計時を開始してステップ108に進める。マイクロコンピュータ11は、ステップ108において、低電圧異常が回復しているか否かを判定するためにタイマによる計時が2分以上経過したか否かの判定をする。タイマによる計時が2分以上経過していなければ、マイクロコンピュータ11は、ステップ108において「NO」と判定してステップ109に進める。マイクロコンピュータ11は、ステップ109において、再び商用交流電源Pの電圧が80%V以下であるか否かの判定をし、商用交流電源Pの電圧が80%V以下でなければ「NO」と判定してステップ108に戻す。これに対し、商用交流電源Pの電圧が80%V以下の状態となると、マイクロコンピュータ11は、「YES」と判定してステップ107に戻し、タイマを再びリセットするとともに新たに計時を開始する。
マイクロコンピュータ11は、ステップ107〜109の処理を実行している間に、商用交流電源Pの電圧が80%V以下である状態となることなく2分経過すれば、商用交流電源Pは低電圧異常であることが解消されているので、マイクロコンピュータ11は、ステップ108において「YES」と判定してステップ110に進める。マイクロコンピュータ11は、ステップ110において、低電圧異常であることの表示をしないようにするとともに製氷機の製氷運転を再開させ、ステップ101に戻して再び低電圧異常であるか否かの判定をする。
また、マイクロコンピュータ11は、ステップ101〜110の処理を繰り返し実行しているなかで、ステップ101において商用交流電源Pが低電圧異常の状態であると判定され、ステップ104において加算されたカウントが3以上となれば、ステップ105において、低電圧異常が多発しているために「YES」と判定し、ステップ111において、低電圧異常が多発していることを表示するとともに製氷機の製氷運転を停止させる。
上記のように構成した制御装置10においては、マイクロコンピュータ11はトランジスタ40により入力されるオンまたはオフ信号の入力される時間を2で除した時間から交流のピークとなる時間を算出して、このピークとなる時間に商用交流電源Pの周波数と変圧器21とに応じた遅延時間Dとして1.0S(60Hzの場合)を加算した時間となるタイミングTに電圧検出回路30により検出した直流電圧Vaに基づき算出手段により商用交流電源Pの電圧を算出するようにしている。電圧検出回路30により検出した直流電圧Vaは、電源回路20からリレーA1、A2・・または駆動回路B1、B2・・等の各負荷に直流電流を供給する等の要因により周期的に脈動する。しかし、上記のタイミングTとなる時間に電圧検出回路30により検出される直流電圧Vaは、周期的に脈動する直流電圧Vaのピークでの電圧であり、直流電圧Vaの脈動による影響を受けたものでない。よって、算出手段により算出した商用交流電源Pの電圧は、直流電圧Vaの脈動による影響を受けることなく正確な電圧として算出されるようになる。
また、マイクロコンピュータ11は、電圧検出回路30により検出される直流電圧を高速で連続的に解析処理することなく、上記のタイミングTで電圧検出回路30により検出した直流電圧Vaに基づいて商用交流電源Pの電圧を算出しているので、マイクロコンピュータ11のプログラムの実行処理に過度の負担を与えないようにすることができる。
また、この制御装置10は、電圧検知用のトランスを用いて商用交流電源Pの電圧を直接検出するようにしたものでないので、制御装置10を大型化にすることなく商用交流電源Pの電圧を算出することができる。
また、このような制御装置10において、周期的に脈動する直流電圧Vaは、平滑回路23の電解コンデンサ23aの電荷容量を大きくすればその脈動の変化を抑えることができる。しかし、電荷容量を過剰に大きくした電解コンデンサ23aを用いると、コストが高くなるとともに制御装置10が大型化する問題がある。本発明に係る制御装置10であれば、平滑回路23の電解コンデンサ23aの電荷容量を過剰に大きくすることなく、脈動したときのピークとなるタイミングの直流電圧Vaに基づいて商用交流電源Pの電圧を正確に算出することができるようになる。
上記のように構成した制御装置10において、上記のタイミングTとなる時間は電圧検出回路30により検出される直流電圧Vaが周期的に脈動したときのピークとなる時間であり、図3に示すように脈動する直流電圧Vaはピークとなった後にゆっくりと降下する傾向にあるので、マイクロコンピュータ11が種々の処理に時間を要して上記のタイミングTから遅れた時間に電圧検出回路30により直流電圧Vaを検出するようなときがあっても、検出される直流電圧Vaの変動を小さくすることができる。
本実施形態の制御装置10は、上述したように直流電圧から商用交流電源Pの電圧を算出し、算出した電圧に基づき商用交流電源Pの低電圧による異常を報知するためのプログラムに用いているが、本発明はこのような低電圧による異常を報知するためのプログラムに用いるものに限られるものでなく、例えば、ギヤードモータが高電圧に起因したトラブルを防ぐようにするために、算出した商用交流電源Pの電圧を商用交流電源Pの高電圧による異常を報知するためのプログラムに用いるようにしてもよい。
10…制御装置、11…マイクロコンピュータ、21…変圧器、22…整流回路、23…平滑回路、30…電圧検出回路、40…スイッチング素子(トランジスタ)、P…交流電源。

Claims (2)

  1. 交流電源により作動する電気機器の作動を制御するためのマイクロコンピュータを備え、前記交流電源により供給される交流を変圧器により降圧させ、この降圧させた交流を整流回路と平滑回路とにより整流させた直流により前記マイクロコンピュータが作動する制御装置であって、
    前記制御装置は前記整流回路と前記平滑回路とにより整流された直流電圧を検出して前記マイクロコンピュータに出力する電圧検出回路と、前記電圧検出回路により検出された直流電圧に基づき前記マイクロコンピュータにより前記交流電源の電圧を算出する算出手段を備えた制御装置において、
    前記制御装置は前記変圧器の二次側の交流の電圧に応じてオンオフしてこのオンオフ信号を前記マイクロコンピュータに出力するスイッチング素子をさらに備え、前記マイクロコンピュータは前記スイッチング素子により入力されるオンまたはオフ信号の入力される時間を2で除した時間から前記交流のピークとなる時間を算出して、このピークとなる時間に前記交流電源の周波数と前記変圧器とに応じた所定の遅延時間を加算した時間となるタイミングで前記電圧検出回路により検出した直流電圧に基づき前記算出手段により前記交流電源の電圧を算出するようにしたことを特徴とする制御装置。
  2. 請求項1に記載の制御装置において、
    前記タイミングとなる時間は前記電圧検出回路により検出される直流電圧が周期的に脈動したときのピークとなる時間であることを特徴をする制御装置。
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