JP5550892B2 - 密閉偏平形二次電池 - Google Patents

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Description

本発明は、密閉偏平形二次電池に関し、特に、落下衝撃を受けても内部短絡が生じ難く、安全性に優れた角形形状ないし楕円形形状の密閉偏平形二次電池に関する。
今日の携帯電話機、携帯型パーソナルコンピュータ、携帯型音楽プレイヤー等の携帯型電子機器の駆動電源として、高エネルギー密度を有し、高容量であるリチウムイオン二次電池に代表される非水電解質二次電池が広く利用されている。中でも、負極活物質として黒鉛粒子を用いた非水電解質二次電池は、安全性が高く、かつ、高容量であるために広く用いられている。
この種の密閉電池が使用される機器においては、電池を収容するスペースが角形形状であることが多いことから、偏平な電極体を角形ないし楕円形の外装缶に収容して形成した密閉偏平形二次電池が多く使用されている。このような密閉偏平形二次電池のうち、角形非水電解質二次電池の概略的構成を図6及び図7を用いて説明する。なお、図6Aは従来の角形非水電解質二次電池の内部を表面側から透視して表した模式図であり、図6Bは図6AのVIB−VIB線に沿った模式断面図である。また、図7は図6に示した角形非水電解質二次電池で用いられているスペーサの模式平面図である。
この非水電解質二次電池50は、正極タブ11を有する正極板と負極タブ12を有する負極板とがセパレータを介して巻回された偏平状の巻回電極体13を有し、この偏平状の巻回電極体13が角形の電池外装缶14内に収容されている。偏平状の巻回電極体13の上部には、絶縁性材料からなるスペーサ15が配置され、更に角形の電池外装缶14の開口部は、内面に絶縁板16が形成されている封口板17が嵌合され、角形の電池外装缶14と封口板17との嵌合部が例えばレーザ溶接により溶接され、密閉されている。
この巻回電極体13からは、正極タブ11及び負極タブ12が同一方向(図6A及び図6Bにおいて上方向)に突出され、負極タブ12はスペーサ15に形成されたスリット状の開口18(図7参照)内を通され、絶縁板16上の負極集電タブ(図示省略)に接続され、負極集電タブは負極端子19に電気的に接続されている。また、正極タブ11は、スペーサ15と電池外装缶14との間を通され、スペーサ15及び絶縁板16との間で折り曲げ部11'(図6B参照)が形成され、端部が電池外装缶14と封口板17との間に挟まれて電池外装缶14及び封口板17と一体に溶接されている。なお、正極タブ11の折り曲げ部11'は、非水電解質二次電池50に衝撃が加わった場合、巻回電極体13が電池外装缶14内部で動いたとしても、正極タブ11にかかる衝撃を吸収するために形成されるものである。
この非水電解質二次電池50のスペーサ15は、ポリプロピレンやポリエチレン等の結晶性樹脂やその他の樹脂・ゴム等で作製されており、通常は電池外装缶14の内面に沿うように偏平状に形成されるが、筒状に形成したり、リブを形成したりする場合もある(下記特許文献1及び2参照)。このスペーサ15は、巻回電極体13を押し下げて上にずれるのを防止するため、及び、正極タブ11と巻回電極体13との間の電気的絶縁のために形成される。なお、スペーサ15の負極タブ12が通されるスリット状の開口18の反対側の開口20(図7参照)は非水電解液を注液する際に巻回電極体13内に非水電解液が浸透する時間が短くなるようにするための注液性促進用として形成されるものである。なお、正極タブ11及び負極タブ12が逆に配置される場合もある。
特開平11− 25993号公報 特開2006− 80064号公報
上述のような角形密閉電池は、スペーサ15及び絶縁板16の厚さを薄くすることができるため、必要な電気絶縁性を確保した上で、電池外装缶14内に配置されている巻回電極体13の占める体積を大きくすることができ、単位体積あたりの電池容量を大きくすることができるという利点を有している。
しかしながら、近年、角形形状ないし楕円形形状の密閉偏平形二次電池は大容量化、大型化が進展すると共に、それらの電池を携帯型電子機器に挿入する電池パックに加工する場合には、その包装が電池外装缶にラベルを巻きつけたのみにするなど、簡素化される傾向が強まっている。このような従来の角形形状ないし楕円形形状の密閉偏平形二次電池が、特に封口板側から角部に過度の落下衝撃を受けると、この衝撃が絶縁板及びスペーサを経て電極体に加わり、特に電極体コーナー部での変形が大きくなり、場合によっては内部短絡によって電池電圧が低下することがある。このような現象は、上述のようなリブが設けられた絶縁板ないしスペーサを備えた角形形状ないし楕円形形状の密閉偏平形二次電池においても同様に生じる。
発明者等は、このような封口板側から角部に過度の落下衝撃を受けた際の各構成部分の動きを検討したところ、落下衝撃を受けると、角部に位置する巻回電極体は慣性によってスペーサに衝突するが、従来のスペーサは剛体であって曲がり難いため、巻回電極体とスペーサの衝突箇所で巻回電極体が押し潰されてしまうことを見出した。
本発明は、上述のような従来技術の問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、角形形状ないし楕円形形状の密閉偏平形二次電池において、スペーサの構成を変えることにより、落下衝撃を受けても内部短絡が生じ難く、安全性に優れた角形形状ないし楕円形形状の密閉偏平形二次電池を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の密閉偏平形二次電池は、
偏平型の電池外装缶と、
前記電池外装缶内に配置された偏平型の電極体と、
前記電池外装缶の開口部を密閉するように溶接された封口板と、
前記封口板と前記電極体との間に配置されたスペーサとを備えた密閉偏平形二次電池において、
前記スペーサは、長さ方向の両端側の少なくとも一方に切り欠き又は溝が形成されていることを特徴とする。
密閉偏平形二次電池は、落下衝撃を受けた際には、長さ方向の両端側が変形し易く、特に角部は変形し易いが、長さ方向の中央部や側面部は長さ方向の両端側よりも変形し難いという性質を有している。本発明で用いたスペーサは、長さ方向の両端側の少なくとも一方に切り欠き又は溝が形成されているため、これらの切り欠き又は溝が形成された箇所において端部側が曲がり易くなっている。そのため、本発明の密閉偏平形二次電池においては、封口板の角部側から落下衝撃を受けても、この部分のスペーサは曲がりやすくなっているために偏平型の電極体に伝わる衝撃が緩和され、偏平型の電極体の変形が生じ難くなるため、従来例の密閉偏平形二次電池に比して落下衝撃を受けても電池電圧が低下し難くなる。
なお、本発明の密閉偏平形二次電池で使用し得る偏平形の電極体としては、正極極板と負極極板とをセパレータを挟んで巻回した巻回電極体を押し潰して作製した偏平形の巻回電極であっても、複数の正極極板と複数の負極極板とをそれぞれセパレータを挟んで積層して作製した偏平形の積層電極であってもよい。また、密閉偏平形二次電池の外装缶の形状としては、開口断面が長方形、正方形の角形、長円形、楕円形などを含み、角形のものは四隅の角が曲線状でもよい。また、本発明の密閉偏平形二次電池としては、非水電解質二次電池だけでなく、ニッケル−水素蓄電池等の水性電解質二次電池であってもよい。
また、本発明の密閉偏平形二次電池においては、前記切り欠き又は溝は、前記スペーサの中心を基点として、中心から長さ方向の端部までの距離の70〜90%の位置に設けられていることが好ましい。
スペーサの中心から切り欠き又は溝までの距離がこの範囲であると、スペーサの曲がりやすくなった端部が、電極体コーナー部であって、落下衝撃により変形しやすい部分を覆うことになるので好ましい。中心から長さ方向の端部までの距離の90%を越える場合には、スペーサの曲がりやすくなった端部側が実質的に落下衝撃を受けた箇所の全てをカバーできなくなるので、切り欠き又は溝を設けた効果が表れ難くなることがある。同じく70%未満では、スペーサの曲がりやすくなった端部側が偏平型の電極体の巻回両端部以外にも接しているため、偏平型の電極体の巻回両端部に落下衝撃が加わった際の衝撃が緩和され難くなるので、切り欠き又は溝を設けた効果が表れ難くなることがある。
また、本発明の密閉偏平形二次電池においては、前記切り欠きは、前記スペーサの中心を基点として、前記中心に対応する位置から幅方向の端部までの距離の10%以上50%以下まで形成され、形状が直線状又は一部円弧状とされていることが好ましい。
切り欠きをスペーサの中心に対応する位置から幅方向の端部までの距離の10%以上50%以下まで形成すると、特に切り欠きが形成された箇所においてスペーサの端部側が曲がり易くなるので、落下衝撃を受けた際に良好にスペーサの端部側で衝撃を吸収することができるようになる。この距離が50%を超えるようになると、スペーサの端部側が容易に曲がってしまうので、落下衝撃を受けた際に完全に破断する場合がある。また、この距離が10%未満であると、スペーサが切り欠きで曲がり難くなるので、落下衝撃を受けた際に衝撃を吸収し難くなる。この切り欠きを一部曲線状となるように形成すれば、よりスペーサの端部側が曲がり易くなる。そのため、本発明の密閉偏平形二次電池によれば、上記効果を良好に奏することができる密閉偏平形二次電池が得られる。
また、本発明の密閉偏平形二次電池においては、前記溝の深さは、前記スペーサの厚みの10%以上50%以下であり、前記スペーサの幅方向全体に跨って又は前記幅方向の両端部の一部に直線状に設けられており、断面形状は、U字状、V字状、半円弧状、矩形状又は逆台形状とされていることが好ましい。
スペーサに形成する溝の深さをスペーサの厚みの50%を超えるようにすると、溝部分の厚さが薄すぎて強度が低くなるので、落下衝撃を受けた際に溝部分で切断され易くなり、さらなる落下衝撃を吸収し難くなる。同じく10%未満にすると、溝部分がスペーサの端部側が曲がり難くなるので、落下衝撃を吸収し難くなる。なお、溝の断面形状としては、U字状、V字状、半円弧状、矩形状及び逆台形状の何れをも任意に選択することができる。
また、本発明の密閉偏平形二次電池においては、前記スペーサの長さ方向の長さは前記絶縁板の長さ方向の長さよりも長いことが好ましい。
本発明の密閉偏平形二次電池においては、前記封口板と前記スペーサとの間には絶縁板が配置され、スペーサの長さ方向の長さが絶縁板の長さ方向の長さよりも長いため、電池の角部が落下衝撃を受けた際にスペーサが絶縁板からはみ出ている部分が絶縁板の端部の角を支点として絶縁板側に変形することができる。そのため、本発明の密閉偏平形二次電池によれば、より偏平型の電極体に伝わる衝撃が緩和され、偏平型の電極体の変形が生じ難くなる。
また、本発明の密閉偏平形二次電池においては、前記封口板と前記絶縁板とは前記電極体に電気的に接続されている端子板によって一体に固定されており、前記スペーサは前記絶縁板に嵌合配置されていることが好ましい。
本発明の密閉偏平形二次電池によれば、端子板と封口板との間の電気的絶縁を容易に維持することができると共に、端子板と電極体との間の電気的接続を行い易く、しかも、端子板と電極体との間の電気的接続部をスペーサを絶縁板に嵌合するだけで容易に絶縁することができるため、製造が容易となると共に信頼性の高い密閉偏平形二次電池が得られる。
図1Aは実施例の角形非水電解質二次電池の封口板の平面図であり、図1Bは同じくスペーサの平面図である。 図2Aは図1AのIIA−IIA線に沿った断面図であり、図2Bは図1BのIIB−IIB線に沿った断面図であり、図2Cは電池組み立て後の図1AのIIA−IIA線に対応する部分の断面図である。 図3Aは実施例及び比較例に共通する封口板及び絶縁板部分の分解平面図であり、図3Bは同じく分解断面図である。 角形非水電解質の角部に落下衝撃を与えた際の模式断面図である。 図5Aは変形例1のスペーサの平面図であり、図5Bは変形例2のスペーサの平面図であり、図5Cは図5BのVC−VC線に沿った断面図であり、図5Dは図5CのVD部分の拡大図である。 図6Aは従来の角形非水電解質二次電池の内部を表面側から透視して表した模式図であり、図6Bは図6AのVIB−VIB線に沿った模式断面図である。 図6に示した角形非水電解質二次電池で用いられているスペーサの模式平面図である。
以下、本発明を実施するための形態を実施例、比較例及び図面を用いて詳細に説明する。ただし、以下に示す実施例は、本発明の技術思想を具体化するための密閉偏平形二次電池としての角形非水電解質二次電池の例を示すものであって、本発明をこの実施例に特定することを意図するものではなく、本発明は特許請求の範囲に示した技術思想を逸脱することなく種々の変更を行ったものにも均しく適用し得るものである。
[実施例及び比較例]
最初に実施例及び比較例に共通する角形非水電解質二次電池を図1〜図3を用いて説明する。ただし、図1〜図3においては、図6に示した従来例の角形非水電解質二次電池50と同一構成部分については同一の参照符号を付与して説明することとする。また、図1〜図3においては、上述の図6に示した角形非水電解質二次電池50における構成の一部は図示省略してある。また、この明細書における「上側」とは端子側を示し、「下側」とは偏平状の巻回電極体側を示すものとして使用されている。
この角形非水電解質二次電池10は、正極タブを有する正極板と負極タブを有する負極板とがセパレータ(何れも図示省略)を介して巻回された偏平状の巻回電極体13を有している(図2C参照)。この偏平状の巻回電極体13は角形の電池外装缶14内に収容されている。偏平状の巻回電極体13の上部には、絶縁性材料からなるスペーサ15が配置され、更に角形の電池外装缶14の開口部は、下側に絶縁板16が形成されている封口板17が嵌合され、角形の電池外装缶14と封口板17との嵌合部が例えばレーザ溶接により溶接され、密閉されている。
この巻回電極体13からは、正極タブ及び負極タブ(何れも図示省略)が同一方向に突出され、負極タブはスペーサ15に形成されたスリット状の開口18(図1B参照)内を通され、絶縁板16上の負極端子リベット21(図2A及び図3B参照)に接続され、この負極端子リベット21は負極端子板19aに電気的に接続されている。この負極端子板19a及び負極端子リベット21によって負極端子19が形成されている。また、正極タブは、スペーサ15と電池外装缶14との間を通され、スペーサ15及び絶縁板16との間で折り曲げ部(図示省略)が形成され、端部が電池外装缶14と封口板17との間に挟まれて電池外装缶14及び封口板17と一体に溶接されている。
また、封口板17には、安全弁22、非水電解液注口23が形成されており、この非水電解液注口23は図示省略した封止材によって封止されている。負極端子19は、図2A及び図3Bに示したように、負極端子板19a及びガスケット24を封口板17上に載置し、封口板17の下側から絶縁板16を介して端子リベット21を差し込み、この端子リベット21の先端部をカシメることによって互いに一体化されている。それによって、封口板17及び絶縁板16は負極端子板19a、ガスケット24及び端子リベット21によって一体に形成されている。
一方、スペーサ15は、絶縁板16の下部、すなわち、絶縁板16の封口板17と対向する側の面とは反対側の面から嵌合するように形成されている。そのため、スペーサ15の開口18に負極タブを通し、この負極タブを端子リベット21に電気的に接続した後、スペーサ15を絶縁板16の下部に嵌合させることによって容易にスペーサ15と絶縁板16とを一体化することができ、また、スペーサ15によって端子リベット21部分が偏平状の巻回電極体側に突出しないようになされている。
また、実施例及び比較例で使用した偏平状の巻回電極体及び角形密閉電池としての非水電解質二次電池の具体的製造方法は以下のとおりである。
[正極の作製]
まず、正極活物質としてのコバルト酸リチウム(LiCoO)粉末と、正極導電剤としてのアセチレンブラックと、ポリフッ化ビニリデン(PVdF)粉末とを、正極活物質:アセチレンブラック:PVdF=94:3:3の質量比でN−メチル−2−ピロリドン(NMP)に投入、混練してスラリーを調製した。このスラリーを厚さ15μmのアルミニウム箔製の正極集電体の両面にドクターブレード法により塗布した後、乾燥させて、正極集電体の両面に正極活物質層を形成した。その後、圧縮ローラを用いて圧縮し、正極を作製した。そして、この正極集電体の露出部に略コ字状の切り込みを入れて正極タブとなる部分を成形した。
[負極の作製]
負極活物質としての黒鉛粉末と、スチレンブタジエンゴム(SBR)(スチレン:ブタジエン=1:1)のディスパージョンを水に分散させ、更に、増粘剤としてのカルボキシメチルセルロース(CMC)を添加して負極活物質合剤スラリーを調製した。なお、この負極活物質合剤スラリーの乾燥質量比は、黒鉛:SBR:CMC=95:3:2となるように調製した。この負極活物質合剤スラリーを厚みが8μmの銅箔製の負極集電体の両面にドクターブレード法により塗布し、乾燥した後、圧縮ローラで圧縮して負極を作製した。そして、この負極集電体の露出部にニッケル金属製の負極タブを溶接した。
[非水電解液の作製]
エチレンカーボネート(EC)とエチルメチルカーボネート(EMC)とジエチルカーボネート(DEC)からなる混合溶媒(体積比でEC:EMC:DEC=30:50:20)にLiPFを1モル/リットル溶解して非水電解液を調製した。
[巻き取り電極体の作製]
上記の正極及び負極を用い、正極タブ及び負極タブが同一方向に導出されるように、かつ正極タブが外側となるようにして、両電極間にセパレータを介在させて円筒状に巻回し、その後押し潰すことにより偏平状の巻回電極体とした。
[スペーサの作製]
ここで、図1Bに示したように、スペーサ15の中心Pから長さ方向の両端までの距離をL、直線状の切り欠き25のスペーサ15の中心Pに対応する位置から幅方向の端部までの長さをW、スペーサ15のリブ15a及び15b部分を除く厚さをt(図2B参照)とする。実施例及び比較例で用いたスペーサ15は、短辺の幅:4.2mm、長さ:33mm、厚さ0.3mmのポリプロピレン性のものである。
そして、実施例で用いたスペーサ15は、図1Bに示したように、スペーサ15の中心点からそれぞれ両端側に13.2mm離間した位置に、幅方向の両側から0.84mmの長さの一対の貫通した直線状の切り欠き25を形成したものを用いた。すなわち、実施例で用いたスペーサ15は、W=2.1mm、L=16.5mm、t=0.3mm(図2B参照)であり、切り欠き25の長さは0.4Wであり、切り欠き25の形成位置は0.8Lである。また、比較例で用いたスペーサ15は、切り欠きが形成されていない以外は実施例のスペーサ15と同形状かつ同寸法のものである。
[電池の作製]
このようにして形成された偏平状の巻回電極体13の負極タブをスペーサ15の一方側の開口18を通し、上述のようにして作製された封口板17及び絶縁板16と一体化された負極端子19の端子リベット21に溶接する。次いで、スペーサ15を絶縁板16に嵌合する。そして偏平状の巻回電極体13を電池外装缶14内に挿入し、また、正極タブは、スペーサ15と電池外装缶14との間を通し、スペーサ15及び絶縁板16との間で折り曲げ部(図示省略)を形成し、端部が電池外装缶14と封口板17との間に挟まれるように導出する。
さらに、封口板17を電池外装缶14の開口部に嵌合し、例えばレーザ溶接することによって電池外装缶14及び封口板17とを一体にさせる。その後、電解液注入孔23から所定量の非水電解液を注入し、電解液注入孔を封止することによって実施例及び比較例の角形非水電解質二次電池を得た。なお、作製された角形非水電解質二次電池の具体的なサイズは、短辺の幅:5.2mm、長辺の長さ:34mm及び高さ:50mmである。また、比較例の角形非水電解質二次電池は従来例に対応するものである。
[落下試験]
このようにして得られた実施例及び比較例の各角形非水電解質二次電池に必要な保護回路を取り付けた電池パックを作製し、これらの電池パックの10個ずつを用いて、図4Aに示したように、落下試験を行った。落下試験は、1.8mの高さから絶縁コーティングされた鉄板26上に電池の負極端子部(天面)を下側になる方向に落下させ、1回落下するごとに電池パックの電圧を測定し、電圧低下が生じた時の落下回数を測定し、電池電圧の低下が認められなかったものについてはこの操作を200回繰り返した。結果を纏めて表1に示した。
[表1]
実施例 10/10セル 200回 異常なし
比較例 5/10セル 200回 異常なし
5/10セル 電圧低下
(152回、158回、169回、181回、197回)
上記表1に示した結果から、実施例の電池によれば、過度の落下試験においても電池電圧の低下傾向は認められず、従来例のものに対応する比較例の電池よりも信頼性が高くなっていることが確認された。このような現象が生じる理由は、たとえば、図4Bに示したように、落下衝撃を受けると、偏平状の巻回電極体13のコーナー部13aが変形するが、このときスペーサ15が切り欠き分から曲がることによって衝撃の一部を吸収することができるため、コーナー部13aに過度の変形が生じなくなるためと推定される。
なお、実施例のスペーサ15は、図1Bに示したように、中心Pより長さ方向の両端側にそれぞれ1対の切り欠き25が形成されているものを使用したが、この切り欠き25は、長さ方向の両端側の少なくとも一方に、また、幅方向の両端側の少なくとも一方に形成されていればよい。しかしながら、何れの方向に対しても耐落下衝撃性を与えるためには、長さ方向の両端側にかつ幅方向の両端側に形成した方がよい。
また、実施例のスペーサ15は、スペーサの中心から長さ方向の切り欠き25を形成する位置までの距離を0.8L(80%)とした例を示したが、このスペーサ15の中心Pから切り欠き25までの距離が0.7L〜0.9L(70%〜90%)の範囲内であれば実施例の電池と同様の効果を奏する。スペーサ15の中心Pから切り欠き25までの距離がスペーサ15の中心から長さ方向の端部までの距離Lの90%を越える場合には、スペーサ15の曲がりやすくなった端部側が実質的に落下衝撃を受けた箇所の全てをカバーできなくなるため、効果が表れ難くなることがある。また、スペーサ15の中心Pから切り欠き25までの距離がスペーサ15の中心から長さ方向の端部までの距離Lの70%未満では、スペーサ15の曲がりやすくなった端部側が偏平型の巻回電極体13の巻回両端部以外にも接しているため、偏平型の巻回電極体13の巻回両端部に落下衝撃が加わった際の衝撃が緩和され難くなるので、偏平型の巻回電極体13に加わる衝撃を小さくすることができなくなり、効果が表れ難くなることがある。
さらに、実施例のスペーサ15では、切り欠き25の長さをスペーサ15の中心Pに対応する位置からの幅方向の端部までの長さWに対して0.4W(40%)とした例を示したが、この切り欠き25の長さがスペーサ15の中心Pに対応する位置からの幅方向の端部までの長さWに対して0.1W〜0.5W(10%〜50%)の範囲内であれば、実施例の電池と同様の効果を奏する。この距離が0.5W(50%)を超えるようになると、スペーサ15の端部側が容易に曲がってしまうので、完全に破断してしまうことがある。また、この距離が0.1W(10%)未満であると、スペーサ15が切り欠き25部分で曲がり難くなるので、この場合も落下衝撃を受けた際に衝撃を吸収し難くなり、落下試験結果が悪化する。また、実施例では、角形非水電解質二次電池10の電池外装缶14が正極であり、端子が負極のものを示したが、この配置を逆にしてもかまわない。
[変形例1及び2]
上記実施例の角形非水電解質二次電池10では、スペーサ15として直線状の切り欠き25を形成した例を示したが、この切り欠きの少なくとも一部が曲線状となるようにしてもよい。このような一部が曲線状の切り欠き25aを備える変形例1のスペーサ15Aの平面図を図5Aに示す。なお、図5Aにおいては、図1Bに示した実施例のスペーサと同一構成部分については同一の参照符号を付与してその詳細な説明は省略する。このように変形例1のスペーサ15Aを用いると、よりスペーサ15Aの端部側が曲がり易くなるので、曲線状の切り欠き25aの長さや曲率半径を適宜調整することによって、所望の曲がり度合いを得ることができる。
また、上記実施例及び変形例1では、スペーサ15、15aとして切り欠きが形成されてものを使用した例を示したが、切り欠きに代えて溝を形成することもできる。このような溝25bを形成した変形例2のスペーサ15Bを図5B〜図5Dに示す。なお、図5Bは変形例2のスペーサ15Bの平面図であり、図5Cは図5BのVC−VC線に沿った断面図であり、図5Dは図5CのVD部分の拡大図である。また、図5B〜図5Dにおいては、図1Bと同一の構成部分には同一の参照符号を付与してその詳細な説明は省略する。
変形例2のスペーサ15Bが実施例のスペーサ15と構成が相違する点は、実施例のスペーサ15で用いられている貫通している直線状の切り欠き25に代えて、スペーサ15Bに下面に幅方向全体に跨って直線状断面がV字状の溝25bが形成されている点のみである。この溝25bの深さは、スペーサ15Bの厚さをtとすると、0.1〜0.5tとなるようにされる。
スペーサ15Bに形成する溝25bの深さをスペーサの厚みの0.5t(50%)を超えるようにすると、溝25b部分の厚さが薄すぎて強度が低くなるので、落下衝撃を受けた際に溝25b部分で切断され易くなり、さらなる落下衝撃を吸収し難くなるため、落下試験結果が悪化する。スペーサ15Bに形成する溝25bの深さを0.1t(10%)未満にすると、溝25b部分でスペーサ15Bの端部側が曲がり難くなるので、落下衝撃を吸収し難くなり、落下試験結果が悪化する。なお、溝の断面形状は、V字状だけでなく、U字状、半円弧状、矩形状又は逆台形状とすることもできる。
さらに、上記実施例ではスペーサ15をポリプロピレンを用いて作製した例を示したが、ポリプロピレン以外に、ポリフェニレンサルファイド、テトラフルオロエチレン、パーフルオロアルキルビニルエーテル等の一般的な電気絶縁性・耐電解液性のある樹脂材料であれば使用することができる。またスペーサ15は、射出成形、機械的な研削加工などによって作製することができる。
また、実施例では、密閉偏平形二次電池として、偏平形巻回電極体を用いた角形非水電解質二次電池を用いた例を示したが、楕円状の巻回電極体を用いた場合でも、更には、正極極板と、負極極板とを絶縁膜を挟んで順次積層した積層型電極体を用いた非水電解質二次電池に対しても適用可能である。また、密閉偏平形二次電池の外装缶の形状としては、開口が長方形、正方形の角形、長円形、楕円形などを含み、角形のものは四隅の角が曲線状になっていてもよい。さらに、実施例では非水電解質二次電池に適用した例を示したが、ニッケル−水素蓄電池等の水性電解質二次電池に対しても適用可能である。
10、50…角形非水電解質二次電池 11…正極タブ 11'…(正極タブの)折り曲げ部 12…負極タブ 13…巻回電極体 13a・・・電極体コーナー部 14…電池外装缶 15、15A、15B…スペーサ 15a、15b…リブ 16…絶縁板 17…封口板 18、20…開口 19…負極端子 21…負極端子リベット 22…安全弁 23…非水電解液注口 24…ガスケット 25…直線状の切り欠き 25a…曲線状の切り欠き 25b…溝 26…鉄板

Claims (6)

  1. 偏平型の電池外装缶と、
    前記電池外装缶内に配置された偏平型の電極体と、
    前記電池外装缶の開口部を密閉するように溶接された封口板と、
    前記封口板と前記電極体との間に配置されたスペーサとを備えた密閉偏平形二次電池において、
    前記スペーサは、長さ方向の両端側の少なくとも一方に溝が形成されていることを特徴とする密閉偏平形二次電池。
  2. 前記溝は、前記スペーサの中心を基点として、中心から長さ方向の端部までの距離の70〜90%の位置に設けられていることを特徴とする請求項1に記載の密閉偏平形二次電池。
  3. 偏平型の電池外装缶と、
    前記電池外装缶内に配置された偏平型の電極体と、
    前記電池外装缶の開口部を密閉するように溶接された封口板と、
    前記封口板と前記電極体との間に配置されたスペーサとを備えた密閉偏平形二次電池において、
    前記スペーサは、長さ方向の両端側の少なくとも一方に切り欠きが形成されており、
    前記切り欠きは、前記スペーサの中心を基点として、前記中心に対応する位置から幅方向の端部までの距離の10%以上50%以下まで形成され、形状が直線状又は一部円弧状とされていることを特徴とする密閉偏平形二次電池。
  4. 前記溝の深さは、前記スペーサの厚みtの10%以上50%以下であり、前記スペーサの幅方向全体に跨って又は前記幅方向の両端部の一部に、直線状に設けられており、断面形状は、U字状、V字状、半円弧状、矩形状又は逆台形状とされていることを特徴とする請求項1に記載の密閉偏平形二次電池。
  5. 前記封口板と前記スペーサとの間には絶縁板が配置され、
    前記スペーサの長さ方向の長さは前記絶縁板の長さ方向の長さよりも長いことを特徴とする請求項1に記載の密閉偏平形二次電池。
  6. 前記封口板と前記絶縁板とは前記電極体に電気的に接続されている端子板によって一体に固定されていることを特徴とする請求項に記載の密閉偏平形二次電池。
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