JP5550249B2 - 受電機器及び制御方法 - Google Patents

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Description

本発明は、外部から電力を受電する受電機器に関する。
近年、バッテリーを使用する携帯機器は、さまざまな機能の搭載によって利便性が増し、その利用範囲が急速に拡大してきている。従って携帯機器への要求としては、より長時間のバッテリー駆動が可能となること、更なる小型化等による取り扱いやすさ・持ち運びやすさの向上、といった点が上げられている。
バッテリー駆動時間の長時間化については、バッテリー自体の大容量化が考えられるが、これでは機器の小型化と相反するため、携帯機器としては部品の小型化及びそれぞれの低消費電力化・ソフトウェアによるこまめな駆動制御等の手法が取られている。
また、携帯機器のバッテリーの充電方法においても、やはり利便性の向上のため、無線(電磁波)による電力伝送を用いたコードレス充電も多く利用されるようになってきた。パッド等の充電器からRF電力を出力し、これを機器側内部の共振回路で受信・整流することで、コードレス受電システムを構成しているものもある(例えば、特許文献1参照)。
特開平10−23677号公報
携帯機器としては、待機状態の消費電力、例えば、CPUが常に状態を監視するための電力を、累積としてかなり必要としていた。これはICのプロセスの微細化に伴うゲート数の増加及び、プロセスの微細化に伴うゲートあたりのリーク電流の増加という2つの要因がある。
これに従うと、将来的にも待機時電流は増加傾向を見せており、リーク電流減少のための手段が検討されている。例えば、待機状態ではCPUを動作させず、外部SW等のトリガによりCPUを起動する等の手法も採用されている。
しかし、この場合には、トリガから処理開始までの間に電源等の起動が必要となる等の弊害もあり、待機時については利便性と消費電力とのトレードオフになってしまっていた。
本発明はバッテリーの電力を消費させないようにしながら、受電機器に電力が供給されるようにすることを目的とする。
本発明に係る受電機器は、電機器から出力される所定の周波数に対応する電磁波を検出するための検出手段と、前記給電機器と無線通信を行う通信手段と、前記所定の周波数に対応する電磁波が検出されている間、前記給電機器から供給される電力を用いて、バッテリーの充電を行う充電手段と、前記バッテリーの充電が終了した後に、前記バッテリーの残量の検出を行うための第1の処理と、所定のイベントを行うか否かの判定を行うための第2の処理とを行うための電力を前記給電機器に要求するための無線通信を前記通信手段に行わせる制御手段とを有し、前記制御手段は、前記バッテリーの残量が所定値以下であることが前記第1の処理によって検出された場合に、前記バッテリーの充電を行うための電力を前記給電機器に要求するための無線通信を前記通信手段に行わせ、前記制御手段は、前記所定のイベントが行われることが前記第2の処理によって判定された場合に、前記所定のイベントを行うための電力を前記給電機器に要求するための無線通信を前記通信手段に行わせることを特徴とする。
また、本発明に係る制御方法は、給電機器から出力される所定の周波数に対応する電磁波を検出するステップと、前記所定の周波数に対応する電磁波が検出されている間、前記給電機器から供給される電力を用いて、バッテリーの充電を行うステップと、前記バッテリーの充電が終了した後に、前記バッテリーの残量の検出を行うための第1の処理と、所定のイベントを行うか否かの判定を行うための第2の処理とを行うための電力を前記給電機器に要求するための無線通信を行うステップ、前記バッテリーの残量が所定値以下であることが前記第1の処理によって検出された場合に、前記バッテリーの充電を行うための電力を前記給電機器に要求するための無線通信を行うステップと、前記所定のイベントが行われることが前記第2の処理によって判定された場合に、前記所定のイベントを行うための電力を前記給電機器に要求するための無線通信を行うステップとを有することを特徴とすることを特徴とする
本発明によれば、バッテリーの電力を消費させないようにしながら、受電機器に電力が供給されるようにすることができる。
本発明の実施の形態に係る非接触給電システムのブロック構成図である。 図1の非接触給電システムにおける無線電力受信時の電流波形を示す図である。 図1の非接触給電システムにおける無線電源出力電圧とバッテリー電源出力電圧の関係を示す図である。 図1の非接触給電システムにおける通常動作状態からスリープ動作状態への移行時の電力供給状態を示す図である。 図1の非接触給電システムにおけるスリープ動作時の給電時間と起動時間を示す図である。 図1の非接触給電システムにおけるスリープ動作時の各部の動作状態を示す図である。
以下、本発明を図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は、本発明の実施の形態に係る非接触給電システムのブロック構成図である。
電磁誘導により給電機器から受電機器へ給電が行われる本非接触給電システムは、受電機器としての携帯機器(具体的には撮像装置)100と、給電機器としての充電器200とから構成されている。
携帯機器100は、電源部101、通信ブロック102、制御部103、撮影部104、表示部105、記録部106、操作部107からなっている。
電源部101は、充電器200からの無線電源を受信するための発振用コイル111、発振用キャパシタ、整流用ダイオード、平滑用キャパシタ、無線電源IC112を備えている。
また、電源部101は、バッテリー113、バッテリー側電源IC(バッテリー電源)114を備えている。また、出力電圧CHごとにDC/DC変換用インダクタ、FET、ダイオード、キャパシタが接続されている。無線電源IC(無線電源)112からの出力と、バッテリー側電源IC114の出力のうちいくつかはダイオードで接続されており、どちらかが出力する構造となっている。
制御部103は、機器全体の制御を行うCPU121、ROM(不揮発性メモリ)122、RAM123、時間を計測する時計IC(RTC)124、RTC用コインバッテリー125、周辺ブロックとの通信のための通信バス、及びデータのやりとりのためのデータバスからなっている。
撮影部104は、レンズ131、絞り132、鏡筒駆動IC133、撮像素子134、CDS/AD135、TG136からなる。
表示部105は、表示パネル141及び、CPUからのデータを表示パネル141の表示形式に変換して表示パネル141へデータを送るとともに、表示パネル141の駆動を行う表示制御IC142からなる。
記録部106は、交換可能な記録媒体151、この記録媒体151への書き込み制御を行う記録制御部152からなる。
操作部は、パワーSW161、上下左右等の選択SW162からなっている。
通信ブロック102は、RFの無線通信を行うための通信部(受電側通信手段)171、通信用アンテナ172、ICの設定内容を保存する無線用ROM173、制御部103との通信を行うシリアルI/F、電源部101の制御を行うためのポートからなっている。通信用アンテナ172は、特定周波数の電磁波を検出、受電するための検出手段として機能する。
この通信ブロック102は、電源部101から電力が供給されているが、この電力の供給がない状態でも、通信用アンテナ172から供給される電磁波から電力を取り出して単独で通信動作を行うことも可能となっている。
充電器200は、電源端子201、逆流防止ダイオード、ヒューズ、給電側電源IC202、電流検出用抵抗、複数のタップが切ってある無線電力出力用のコイル203、特定のタップに電力を供給するための配線SWを備える。また、充電器200は、発振制御用FET、通信部(給電側通信手段)204、通信用アンテナ205、無線用ROM206を備える。コイル203は、電磁誘導により特定周波数の電磁波を生成する。
ここで、本発明の概要を述べる。
CPU121は、携帯機器100の複数ある動作モードのうちの任意の動作モードにおいて、通信用アンテナ172が特定周波数の電磁波を検出した場合、無線電源IC112からの電源生成を行う。
また、任意の動作モードにおいて、通信用アンテナ172が電磁波を検出して起動した場合、CPU121は、予め規定された処理を行い、処理の結果により、予め既定された条件に合致しない場合は、電源生成を停止して動作を停止する。任意の動作モードは、例えば、消費電力を抑えた命令待ち状態であるスリープモードである。
また、任意の動作モードにおいて、起動後、CPU121が予め決められた処理を行ってから、その結果により動作を停止するまでの時間は、充電器200で予め設定された間欠給電時間よりも短く設定されている。
また、任意の動作モードにおいて、起動後、CPU121は、バッテリー113の電圧値をチェックし、任意の電圧値以上の場合には処理をせずに動作を停止する。
また、任意の動作モードにおいて、起動後、CPU121は、ROM122に記録された前回起動時刻と、現在のRTCの計時結果とを比較し、時間の差分が任意の値以下の場合には、任意の動作モードで引き続き継続して処理を行う。
また、任意の動作モードにおいて、起動後、CPU121は、ROM122に記録されたスケジュールと、現在の年月日・時刻とを比較し、差分が閾値以上の場合には処理をせずに動作を停止する。
また、任意の動作モードにおいて、起動後、CPU121は、充電器200に対して、間欠給電駆動における給電時間を、予め決められた任意の時間よりも長く設定する。
次に、携帯機器単独の動作について述べる。
充電されたバッテリー113が入った状態であり、かつ充電器200から無線通信できない距離以上離れた位置では、パワーSW161を押す前ではバッテリー側電源IC114は動作しておらず、また、CPU121も電源が供給されないために非動作状態となっている。
従って、バッテリー113の消費電力は接続先のリーク電流程度となっており、使用状態を重視した節電状態となっている。また、RTC124だけは独立したコインバッテリー125からの電源供給があり、節電状態においても計時動作を行っている。
ここで、操作者がパワーSW161を押し、携帯機器100を動作させる。すると、バッテリー側電源IC114の動作イネーブル線がHighアクティブとなり、バッテリー側電源IC114が設定された複数CHの電源電圧出力を開始する。
電圧の出力が開始されると、通信部103を含む各ブロックへ電源が供給され、動作開始となる。まず、CPU121が動作開始となり、ROM122上に書かれたプログラムの読み出しを開始し、プログラムに従ってまず初期化動作を開始する。同時に、CPU121は、バッテリー側電源IC114の制御線をアクティブにし、電源ON状態を保持する。
CPU121は、起動時に前回動作停止時の動作状態をROM122上に保存しており、初期化時にこの領域のデータを読み出し、終了時の動作状態を引き継いだ状態で起動を行う。例えば、前回終了時が撮影モードの場合には、CPU121は、初期化終了後、撮影部104への電源投入を行い、撮像素子134からの入力信号をデジタル映像信号として処理する準備を行う。
これと同時に、CPU121は、表示部105への設定も行い、撮影部104からのデジタル映像信号を表示するための初期化動作を行っていく。撮影部104の初期化及び表示部105の初期化が完了した後、CPU121は、撮影部104から撮影画像の取り込みを開始し、撮影部104からのデジタル映像信号を順次表示部105へ送り、撮影された画像データを、表示部105を介して操作者に対して表示する動作を行う。
また、前回の動作が映像再生モードであった場合、CPU121は、初期化終了後、表示部105及び記録部106の初期化動作を行い、設定終了後、記録部106内にある記録媒体151に記録されているデータを読み出し、RAM123へ一時的に記録する。その後、CPU121は、データを表示するためのアプリケーションを介した処理を行い、その結果を表示部105へ送り、操作者に対して表示する。
また、前回の動作がデータ管理モードであった場合、CPU121は、初期化終了後、表示部105及び記録部106の初期化動作を行い、設定終了後、ROM122内に保存されている設定値やスケジュール・動作管理表を読み出す。
そして、CPU121は、関連するアプリケーションをROM122上から読み出して起動し、任意のフォーマットの表示形式に変換した後、アプリケーション上の表示データとしてRAM123に保存し、かつ表示部105へデータを送り、表示動作を開始する。
この後、CPU121は、記録部106内の記録媒体151上のデータをチェックし、管理データがある場合は、それを一時的にRAM123中の別領域に読み出し、任意の表示形式に変換した後、表示部105へ送り、先の管理データと合わせて表示を行う。以降のデータの操作については、操作部107からの指示に従って行われる。
起動処理が完了した時点で、CPU121は、シリアルI/Fを介して通信ブロック102の初期化処理を行い、携帯機器100の周囲に通信可能な機器がないかを、RTC124が示す一定時間おきに調べる。
操作者から操作部107へ、動作モードの変更や設定の変更があった場合には、CPU121は、それに従って必要な初期化を行って処理を続けていく。任意の時間、処理要求がない場合には、CPU121は、周辺ブロックの動作を停止し、待機状態へ移行する。待機状態中に操作部107へ動作要求があった場合には、CPU121は、処理の再開を行い、動作状態へ移行する。
動作中において、通信ブロック102に他の機器からの通信があった場合の処理を以下に示す。
例えば、本実施の形態の携帯機器100が、電源OFF状態の充電器200上に置かれた後、充電器200の図示しない電源SWが押された場合についての動作状態を以下に示す。
充電器200の電源SWが入れられると、給電側電源IC202がアクティブ状態となり、コイル203及び通信部204への電源供給を開始する。動作開始時、給電側電源IC202は、予め設定されていた目標電流・目標電圧値を満足するように、コイル203への電源供給のためのPWM制御を行う。また、給電側電源IC202は、個別コイルのON/OFFを制御する経路制御を行う。
当初は、充電器200上の給電側電源IC202が起動できる程度の小さい無線電力の供給を行う。このときの給電側(充電器側)コイル電流、機器側のコイル電流、給電側電源IC202の入力の波形状態を図2に示す。
これと同時に、通信部204は、電源が供給されると、無線用ROM206上のデータを読み出し、初期化動作を行い、この後、設定された任意の時間おきに、携帯機器100に対して充電器200の存在を知らせるための通信を開始する。
携帯機器100の通信部171は、充電器200からの無線通信を受信すると、CPU121に対して充電器200からの受信を送信し、かつ機器内の給電側電源IC202の動作イネーブル線をアクティブにする。
CPU121は、動作中に通信を受信した場合には、現在の処理項目と並列してバッテリー113の充電動作処理を行うための準備を行う。給電側電源IC202は、イネーブル線がアクティブになると電源生成動作を開始する。
ここでは、給電側電源IC202からは、携帯機器100の動作に必要な電源CHの電圧と、携帯機器内のバッテリー113の充電に必要な電圧を生成する。バッテリー充電用電圧は、機器内システムには供給せず、バッテリー側電源IC114へ供給する。
充電器200と携帯機器100の位置関係においては、十分な電力が供給されない場合もある。CPU121が給電側電源IC202から出力される電源電圧CHのひとつ、ここではバッテリー充電用電圧CHの出力電圧値をチェックすることで、給電状態のチェックを行う。
CPU121は、まず、供給電力の小さい場合の充電CH出力電圧値をチェックし、電圧値を一時的に記憶(記録)した後、通信ブロック102を経由して充電器200へ無線電源の出力増加を要求する。
給電側の通信部204は、出力電力の変更要求を受け取ると、無線用ROM206上の設定に従って給電側電源IC202の出力設定を変更する。給電側電源IC202は、出力設定が変更されたと同時に、目標電圧・電流値になるようにPWM信号を変更する。
給電側の通信部204は、任意の周期で給電側電源IC202内部のレジスタを読み出し、給電側電源IC202の動作変更が終了した時点で、出力変更終了の通信を機器側の通信部171へ送信する。
機器側の通信部171が設定変更完了の通知をCPU121へ送信すると、CPU121は、再度充電用電源電圧のCHを行う。ここで、電圧値が前回の検出値と変化がない場合、または予め設定された閾値以下の場合、CPU121は、再度出力増加要求を、通信部171を介して充電器200へ送信する。
充電器200では、通信部204が再度設定変更を行い、設定完了通知を送信する。このやりとりを任意の回数行った後においても、電圧値が変化しない場合または任意の閾値以下の場合、CPU121は、充電動作移行を中断し、充電器200の出力を初期状態へ戻す通信を、通信部171を介して行う。
給電側の通信部204では、通信を受信すると設定を初期状態へ変更し、以降任意の間隔で充電器200の存在を知らせる通信処理のみを行う。CPU121は、充電処理移行中止後も、充電器200の初期状態での充電電源電圧CHの出力電圧値をチェックする。電圧値が任意の変化量を超えた場合には、再度充電処理移行動作を開始する。
充電器200からの出力電圧値が閾値を超えた場合、CPU121は、次に最適なコイル203の選択動作を行う。CPU121は、予め設定された充電器200の出力コイルパターンをひとつずつ選択し、充電器200へ通信し、設定が変わるたびに出力電圧値をチェックする。
充電器200では、任意のパターンの選択が通知されると、通信部204は、設定を給電側電源IC202へ送信する。給電側電源IC202は、通信部204からの設定に従い、コイル203と電気的に並列に接続されている配線SWのON/OFFを行い、選択されたコイル203にのみ電力が供給されるように設定した後にPWMの駆動を行い、電力の供給を続ける。
一通りのパターンの電源供給状態を試した後、CPU121は、現在の携帯機器100と充電器200の物理的配置において最適なコイルの駆動パターン及び電力量を選択し、この状態になるように選択パターンを送信する。
充電器200では、通信部204が受信したパターンを給電側電源IC202へ設定し、駆動パターン及び電力量の設定を完了する。設定が完了すると、給電側の通信部204は設定完了の通知を送信し、現在の状態を保持する。
この一連のやりとりの最中、外乱等により通信エラーの発生等、不具合が機器側の通信部171または給電側の通信部204から検出された場合は、通信部171、204は任意の時間通信を中止する。
そして、CPU121は、通信エラーを検出した場合には充電動作移行を中断して通常動作状態へ移行する。給電側の通信部204もエラーを検出した場合には、給電側電源IC202の設定を初期状態に設定し、通信が回復するまで現在の状態を保持する。
充電器200からの充電動作設定完了通知を受け取ったCPU121は、バッテリー充電動作へ移行する。CPU121は、バッテリー側電源IC114のへ充電制御線をアクティブにし、充電状態へ移行する。
充電状態では、バッテリー113の充電とともに、携帯機器100への電力供給も給電側電源IC202が行う。バッテリー側電源IC114は、その後電源をOFFにしても良いが、急に充電器200からの電力が失われた場合でも対応可能なように、電源ICとしての動作は止めず、出力電源はダイオードの突合せにする。
そして、図3に示すように、給電側電源IC202の出力電圧設定値がバッテリー側電源IC114の出力値よりわずかに高くなるように設定しておけば、充電中はバッテリー113からの消費電力を削減することができ、かつ突発的な給電の中止にも対応できる。
以上のように、携帯機器100の動作中において、充電器200からの電源供給があった場合には、携帯機器100の動作を止めることなくバッテリー113の充電を行うことができる。
バッテリー113の充電が終了すると、CPU121は、給電側電源IC202への充電制御線をインアクティブにし、充電動作を終了する。その後は、バッテリー113からの電力供給は行わず、充電器200からの電力から機器の動作のみに必要な電力を供給するように、充電器200からの給電量を設定し直し、必要な電力の供給を受ける。このように設定することで、バッテリー113の容量を減らすことなく、携帯機器100に必要な電力のみを給電することができる。
次に、充電器200からの電力が供給されたままの状態で、携帯機器100のパワーSW161が操作され、携帯機器100の電源をOFFした場合の動作について述べる。
CPU121は、電源OFF状態に移行する前に、充電器200に対して任意の時間間隔で電力が供給されるように設定を行う。その後、CPU121は、充電器200からの電力供給時間内のみ動作を行う状態となる、スリープ動作を行うための内部設定を行い、設定時刻とフラグを不揮発性メモリの中に記録した後、電源をOFFにする。このときの電力供給状況を図4に示す。
この後、充電器200は、任意の周期で携帯機器100を起動するための電力供給動作を行い、携帯機器100は電力供給されている時間より短い時間でスリープ動作を行う。電力供給時間と動作時間の関係図を図5に、それぞれの動作内容を示した図を図6に示す。
一定時間間隔で、充電器200から電力が供給されると同時に、充電器200の通信部204から無線通信が行われる。携帯機器100の通信部171は、充電器200からの無線通信の受信及び機器内の給電側電源IC202の動作イネーブル線をアクティブにする。これにより携帯機器100に電源が供給され、CPU121が起動する。
CPU121は、起動後、通信ブロック102と通信して起動状態についてチェックし、かつ不揮発性メモリに記録されているスリープ状態に関連するフラグをチェックする。CPU121は、スリープ動作フラグが立っていることを確認すると、前回の終了時刻と今回の起動時刻を比較し、この時間間隔が任意の時間内である場合には、起動後バッテリーレベルのチェック及び動作スケジュールの確認のみを行うスリープ動作を行う。
動作処理後、CPU121は、終了時刻を任意の記録媒体中に記録、スリープフラグも立てたまま、通信ブロック102へ処理終了の通信を行い、電源OFF処理を指示した後、シャットダウン動作を行う。充電器200は電力が供給されている間、このような間欠的電力供給を携帯機器100に対して行い、携帯機器100の電源管理及びスケジュール管理を行っていく。
スリープ動作中に携帯機器100に記録されたスケジュールの日時になった場合は、CPU121は、スリープ動作を停止し、設定されたイベントの処理を行う。そのために電力が必要である場合には、CPU121は、充電器200との通信を行い、充電器側の電力出力状態をスリープ動作から変更し、十分な電力供給を受けた後、イベントの処理を続行する。イベント処理終了時は、操作部107からの指示がない場合は、再びスリープ状態へ移行する。
スリープ中にバッテリー電圧の低下が確認された場合には、CPU121は、スリープ動作を中止し、電力の連続供給を充電器200に対して通知する。電力供給開始後は、バッテリー電圧を監視しながら充電動作を行っていく。
CPU121は、定期的な起動チェックとスケジュールのチェックを行い、スリープ中と同等のチェックを行う。充電終了後は、CPU121は、再度スリープ動作へ移行し、余分な電力の消費を抑える。
このようにして、スリープ動作中においては、起動から終了までの間は、充電器200から電力が供給されるため、バッテリー113の消費を抑え、かつスケジュールやバッテリー電圧管理等、最低限の動作を最低限の電力供給により行うことができる。
また、充電器200の動作時間の設定を、充電器側からのみならず携帯機器側からも行えるようにすることもできる。
スリープ時の起動チェックの後、例えば、充電器200に対して今回の必要供給時間を通知することで、1日に1回だけ何がしかの記録処理を行うイベントがある等、処理時間の長い場合においても個別に対応することができる。
また、充電器200は複数の携帯機器100に対してスリープ動作用の電力を供給できるが、機器ごとに違うスリープ処理時間をスリープ動作時に機器側から通知することで、スリープ時間の異なる複数機種に対しても同一の充電器を使用することがまた可能となる。
100 携帯機器
102 通信ブロック
103 制御部
112 無線電源IC
113 バッテリー
114 バッテリー用電源IC
121 CPU
122 ROM
124 RTC
171 通信部
172 通信用アンテナ
200 充電器
203 コイル
204 通信部

Claims (6)

  1. 電機器から出力される所定の周波数に対応する電磁波を検出するための検出手段と、
    前記給電機器と無線通信を行う通信手段と、
    前記所定の周波数に対応する電磁波が検出されている間、前記給電機器から供給される電力を用いて、バッテリーの充電を行う充電手段と、
    前記バッテリーの充電が終了した後に、前記バッテリーの残量の検出を行うための第1の処理と、所定のイベントを行うか否かの判定を行うための第2の処理とを行うための電力を前記給電機器に要求するための無線通信を前記通信手段に行わせる制御手段と
    を有し、
    前記制御手段は、前記バッテリーの残量が所定値以下であることが前記第1の処理によって検出された場合に、前記バッテリーの充電を行うための電力を前記給電機器に要求するための無線通信を前記通信手段に行わせ、
    前記制御手段は、前記所定のイベントが行われることが前記第2の処理によって判定された場合に、前記所定のイベントを行うための電力を前記給電機器に要求するための無線通信を前記通信手段に行わせることを特徴とする受電機器。
  2. 前記制御手段は、前記バッテリーの充電が終了してから所定の期間が経過するまでの間において、前記第1の処理及び前記第2の処理を行うことを特徴とする請求項1に記載の受電機器。
  3. 前記通信手段は、前記給電機器から供給される電力を用いて、前記給電機器と無線通信を行うことを特徴とする請求項1または2に記載の受電機器。
  4. 前記制御手段は、前記第1の処理と前記第2の処理とを行うための電力が前記給電機器に要求された後、前記バッテリーから供給される電力を用いることなく、前記給電機器から供給される電力を用いて前記第1の処理及び前記第2の処理を行うことを特徴とする請求項1からのいずれか1項に記載の受電機器。
  5. 前記所定のイベントは、記録処理に関するイベントを含むことを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の受電機器。
  6. 給電機器から出力される所定の周波数に対応する電磁波を検出するステップと、
    前記所定の周波数に対応する電磁波が検出されている間、前記給電機器から供給される電力を用いて、バッテリーの充電を行うステップと、
    前記バッテリーの充電が終了した後に、前記バッテリーの残量の検出を行うための第1の処理と、所定のイベントを行うか否かの判定を行うための第2の処理とを行うための電力を前記給電機器に要求するための無線通信を行うステップ
    前記バッテリーの残量が所定値以下であることが前記第1の処理によって検出された場合に、前記バッテリーの充電を行うための電力を前記給電機器に要求するための無線通信を行うステップと、
    前記所定のイベントが行われることが前記第2の処理によって判定された場合に、前記所定のイベントを行うための電力を前記給電機器に要求するための無線通信を行うステップと
    を有することを特徴とする制御方法。
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