JP5550199B2 - 通信端末、プログラムおよび情報出力方法 - Google Patents

通信端末、プログラムおよび情報出力方法 Download PDF

Info

Publication number
JP5550199B2
JP5550199B2 JP2013060480A JP2013060480A JP5550199B2 JP 5550199 B2 JP5550199 B2 JP 5550199B2 JP 2013060480 A JP2013060480 A JP 2013060480A JP 2013060480 A JP2013060480 A JP 2013060480A JP 5550199 B2 JP5550199 B2 JP 5550199B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
broadcast
area
narrow
broadcast wave
information
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2013060480A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2013225849A (ja
Inventor
正人 田中
崇亮 菅野
梢 石田
慎太郎 松崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NTT Docomo Inc
Original Assignee
NTT Docomo Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NTT Docomo Inc filed Critical NTT Docomo Inc
Priority to JP2013060480A priority Critical patent/JP5550199B2/ja
Publication of JP2013225849A publication Critical patent/JP2013225849A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5550199B2 publication Critical patent/JP5550199B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Telephone Function (AREA)
  • Telephonic Communication Services (AREA)
  • Alarm Systems (AREA)
  • Two-Way Televisions, Distribution Of Moving Picture Or The Like (AREA)

Description

本発明は、利用者が自身の位置に応じた放送を視聴できるようにする技術に関する。
或る地域で災害が発生したときに、その地域に居る人たちに、いち早く災害発生の事実を伝えたり適切な避難行動を促したりすることが必要である。例えば特許文献1には、災害が発生した地域に居る人が所持する携帯電話機に対して、災害発生の事実を伝えるメッセージを送信する仕組みが開示されている。特許文献1には、このメッセージの送信方法として、株式会社エヌティティドコモが提供するエリアメール(登録商標)と呼ばれるものを使用することが開示されている。このエリアメールは、3GPP(Third Generation Partnership Project)で規定されているCBS(Cell Broadcast Service)やETWS(Earthquake and Tsunami Warning System)に準拠したサービスである。日本において、このエリアメールは、市区町村単位で送信エリアを決めることができる。以下、このように送信エリアを所定の地域単位で決めることができるメッセージサービスを、地域限定メッセージサービスという。
災害発生時には放送波を用いた情報提供も有効である。例えば特許文献2には、主に携帯電話機などの携帯機器を対象とする地上デジタルテレビジョン放送を用いて、災害に関する情報を携帯機器の利用者に提供する仕組みが提案されている。
特開2010−039629号公報 特開2009−147476号公報
日本において、主に携帯電話機などの通信端末を対象とする地上デジタルテレビジョン放送として、エリアワンセグ放送と呼ばれるものとワンセグ放送と呼ばれるものがある。エリアワンセグ放送の放送エリアが半径数百メートルから数キロ程度と比較的狭いのに対し、ワンセグ放送の放送エリアはそれよりも広い。以下、エリアワンセグ放送のように放送エリアが相対的に狭いものを狭域放送といい、ワンセグ放送のように放送エリアが相対的に広いものを広域放送という。災害が及ぼす影響や避難行動は各地域で異なるから、災害に関する情報を伝えるときには、放送エリアがより狭い狭域放送を用いることで、放送内容を各地域できめ細やかに分けることが望ましい。
上記のような災害発生時に有効な2つの情報伝達手段、つまり地域限定メッセージサービスと狭域放送とを連携させることで、災害に関する情報を迅速且つ詳細に利用者に伝えるようにするができれば便利である。具体的には、地域限定メッセージサービスによって或る送信エリアに対して送信されるメッセージに、狭域放送がなされる放送チャネルを書き込んでおき、利用者がメッセージを受信したら、そのメッセージに記述されている放送チャネルを選択すると、直ちに、上記送信エリアに対応した内容の狭域放送を視聴することができる、というものが考えられる。
ただし、前述したように、地域限定メッセージの送信エリアが市区町村単位であるのに対し、狭域放送の放送エリアが数百メートルから数キロ程度の範囲である。つまり、地域限定メッセージの送信エリアが狭域放送の放送エリアよりも広いことがあるため、メッセージに記述されている放送チャネルを利用者が選択したとしても、その利用者自身が居る地域に対応した内容の狭域放送を視聴できるとは限らない。
そこで、本発明は、利用者に対するメッセージの送信エリアが放送波の放送エリアよりも広い場合であっても、利用者が居る地域に対応した内容の放送を視聴し得るようにすることを目的とする。
上記課題を達成するために、本発明は、狭域放送波及び広域放送波を受信する放送波受信手段と、ネットワークを介して通信を行う通信手段と、前記放送波受信手段又は通信手段によって受信した情報を出力する出力手段と、複数の狭域放送チャネルを指定する指定情報と当該狭域放送チャネルの放送波の到達範囲に含まれる特定の位置を示す位置情報とが付加された利用者に対する地域限定メッセージを前記通信手段が前記ネットワーク経由で受信すると、当該地域限定メッセージに付加されている指定情報によって指定された複数のチャネルのうち、受信対象となる狭域放送チャネルの条件を満たす放送チャネルの放送波を、前記位置情報と自端末の位置と受信強度とから判断する判断手段と、前記判断手段による判断に基づき、(A)前記複数の狭域放送波及び前記広域放送波のいずれかを前記放送波受信手段に受信させてその放送内容を前記出力手段に出力させる、(B)利用者が指定した地域の情報を前記通信手段によって取得してその情報を前記出力手段に出力させる、のいずれかを実行する制御手段とを備えることを特徴とする通信端末を提供する。
上記構成において、前記特定の位置を示す位置情報は、少なくとも1つの前記狭域放送チャネルに対しては前記狭域放送チャネルの放送波の到達範囲より狭い範囲であって、当該狭域放送チャネルの放送波を受信させる範囲として指定される放送受信エリアを示す位置情報であってもよい。
上記構成において、前記制御手段は、前記狭域放送波の最大受信強度が閾値以上であれば、受信強度が最大の前記狭域放送波を前記放送波受信手段に受信させ、前記狭域放送波の最大受信強度が閾値未満であれば、前記広域放送波を前記放送波受信手段に受信させるか、又は、利用者が指定した地域の情報を前記通信手段によって取得するようにしてもよい。
上記構成において、自端末の位置を特定する位置特定手段を備え、前記判断手段は、前記指定情報によって指定された複数の放送チャネルのうち、前記位置特定手段によって特定された位置が、前記地域限定メッセージに付加された位置情報によって示される放送受信エリアに含まれる放送チャネル、又は、前記位置特定手段によって特定された位置と当該放送受信エリアとの距離が最小又は閾値以下となる放送チャネルを特定するようにしてもよい。
上記構成において、前記判断手段は、前記位置特定手段によって特定された位置が前記地域限定メッセージに付加された位置情報によって示される放送受信エリアに含まれる放送チャネルが複数ある場合には、これら複数の放送チャネルのうち、前記放送波受信手段による放送波の受信強度が閾値以上の放送チャネル、又は、前記位置特定手段によって特定された位置から前記地域限定メッセージに付加された位置情報によって示される放送受信エリアまでの距離が最小または閾値以下となる放送チャネルを特定するようにしてもよい。
上記構成において、前記広域放送波の放送チャネルを記憶する記憶手段を備え、前記制御手段は、前記広域放送波を前記放送波受信手段に受信させる場合、前記記憶手段に記憶されている放送チャネルの放送波を前記放送波受信手段に受信させるようにしてもよい。
上記構成において、前記広域放送波の放送チャネルを指定する情報が、前記地域限定メッセージに付加されており、前記制御手段は、前記広域放送波を前記放送波受信手段に受信させる場合、前記地域限定メッセージに付加されている情報によって指定されている放送波を前記放送波受信手段に受信させるようにしてもよい。
また、本発明は、狭域放送波及び広域放送波を受信する放送波受信手段と、ネットワークを介して通信を行う通信手段と、前記放送波受信手段又は通信手段によって受信した情報を出力する出力手段とを備える通信端末のコンピュータを、複数の狭域放送チャネルを指定する指定情報と当該狭域放送チャネルの放送波の到達範囲に含まれる特定の位置を示す位置情報とが付加された利用者に対する地域限定メッセージを前記通信手段が前記ネットワーク経由で受信すると、当該地域限定メッセージに付加されている指定情報によって指定された複数のチャネルのうち、受信対象となる狭域放送チャネルの条件を満たす放送チャネルの放送波を、前記位置情報と自端末の位置と受信強度とから判断する判断手段と、前記判断手段による判断に基づき、(A)前記複数の狭域放送波及び前記広域放送波のいずれかを前記放送波受信手段に受信させてその放送内容を前記出力手段に出力させる、(B)利用者が指定した地域の情報を前記通信手段によって取得してその情報を前記出力手段に出力させる、のいずれかを実行する制御手段として機能させるためのプログラムを提供する。
また、本発明は、狭域放送波及び広域放送波を受信する放送波受信手段と、ネットワークを介して通信を行う通信手段と、前記放送波受信手段又は通信手段によって受信した情報を出力する出力手段とを備える通信端末が、複数の狭域放送チャネルを指定する指定情報と当該狭域放送チャネルの放送波の到達範囲に含まれる特定の位置を示す位置情報とが付加された利用者に対する地域限定メッセージを前記通信手段が前記ネットワーク経由で受信すると、当該地域限定メッセージに付加されている指定情報によって指定された複数のチャネルのうち、受信対象となる狭域放送チャネルの条件を満たす放送チャネルの放送波を、前記位置情報と自端末の位置と受信強度とから判断する判断ステップと、前記通信端末が、前記判断ステップにおける判断に基づき、(A)前記複数の狭域放送波及び前記広域放送波のいずれかを前記放送波受信手段に受信させてその放送内容を前記出力手段に出力させる、(B)利用者が指定した地域の情報を前記通信手段によって取得してその情報を前記出力手段に出力させる、のいずれかを実行する制御ステップとを備えることを特徴とする情報出力方法を提供する。
本発明によれば、利用者に対するメッセージの送信エリアが放送波の放送エリアよりも広い場合であっても、利用者が居る地域に対応した内容の放送を視聴し得るようにすることができる。
本発明の第1実施形態に係る通信システムの概要を示すブロック図である。 狭域放送エリアと、広域放送エリアと、地域限定メッセージ送信エリアと、移動通信サービスエリアとの包含関係を模式的に示す図である。 同実施形態に係る移動通信端末のハードウェア構成を示すブロック図である。 同実施形態に係る移動通信端末の機能構成を示すブロック図である。 同実施形態に係るサーバ装置のハードウェア構成を示すブロック図である。 管理テーブルの一例を示す図である。 同実施形態に係る操作端末のハードウェア構成を示すブロック図である。 通信システムにおける処理の手順を示すシーケンス図である。 操作端末に表示される画面の一例を示す図である。 移動通信端末に表示される画面の一例を示す図である。 第2実施形態に係る移動通信端末のハードウェア構成を示すブロック図である。 第2実施形態に係る通信システムにおける処理の手順を示すシーケンス図である。 第3実施形態に係る通信システムの概要を示すブロック図である。 第3実施形態に係る通信システムにおける処理の手順を示すシーケンス図である。 第4実施形態における、狭域放送エリアと、地域限定メッセージ送信エリアと、狭域放送の放送受信エリアとして指定される指定エリアとの包含関係を模式的に示す図である。 第4実施形態に係る通信システムにおける処理の手順を示すシーケンス図である。
次に、本発明を実施するための最良の形態について説明する。
(第1実施形態)
図1は、本発明の第1実施形態に係る通信システム1の概要を示すブロック図である。通信システム1は、移動通信網10と、移動通信端末20と、サーバ装置30と、固定通信網40と、操作端末50と、狭域放送局60と、広域放送局70とを備えている。移動通信網10は、例えば、LTE(Long Term Evolution)やいわゆる3G、またはGSM(登録商標)(Global System for Mobile Communications)などに準拠したネットワークである。移動通信網10は、複数の基地局11や図示せぬ交換局などの通信設備を備えている。基地局11が無線通信可能な半径数十mから数百メートルの通信エリアを、セルと言う。これら複数のセルが連なることで、移動通信網10によって通信サービスが提供される移動通信サービスエリアが広範囲にわたって形成されている。固定通信網40は、例えばインターネットである。
移動通信網10によって提供される通信サービスには、3GPPで規定されているCBSやETWSに準拠したメッセージ提供サービスが含まれている。例えば日本においてこのサービスは、例えば市区町村単位で送信エリアを決めることができるようになっている。また、日本においてこのサービスは、利用者による事前のサービス申し込みが不要であるとか、通信料金が無料であるとか、受信時にいわゆるポップアップで受信の旨を表示するとか、受信時に専用の警告音が移動通信端末20から発せられる等の特徴があるが、これらの特徴は必ずしも必須ではない。以下、このような送信エリアを地域単位で決められるメッセージサービスを、地域限定メッセージサービスという。また、このサービスによる各々の送信エリアを、地域限定メッセージ送信エリアという。
狭域放送局60および広域放送局70は、携帯電話機やカーナビゲーション装置などの携帯機器ないし車載機器を主な対象とする地上デジタルテレビジョン放送を行う。狭域放送局60と広域放送局70の違いは、放送波の到達範囲、つまり放送エリアの大きさである。狭域放送局60の放送エリア(狭域放送エリア)は、広域放送局70の放送エリア(広域放送エリア)よりも狭い。例えば日本において、狭域放送局60は、送信エリアを半径数百メートルから数キロ程度としたエリアワンセグ放送の放送局であり、広域放送局70は、ワンセグ放送の放送局である。狭域放送局60と広域放送局70はそれぞれ異なる番組を放送する。特に災害発生時においては、狭域放送局60が、自局の送信エリアである比較的狭い地域において災害が及ぼす影響や避難行動などの情報を含む番組を放送するのに対し、広域放送局70は、それよりも広い地域における上記情報を含む番組を放送する。ここでいう災害とは、例えば津波、高潮、台風、竜巻、地震、地すべりまたは雪崩などの自然災害や、火事、事故またはテロなどの人的な災害を含み得る。
操作端末50は、災害に関する情報(以下、災害情報という)を入力するためのコンピュータであり、地域限定メッセージの配信元(例えば各市区町村の地方公共団体や国など)に備えられている。災害情報には、例えば災害が発生した事実、災害が地域に及ぼす影響、その地域に居る人たちが取るべき避難行動などを含む。操作端末50に入力された災害情報は、操作端末50から固定通信網40を介してサーバ装置30に送信される。
サーバ装置30は、例えば移動通信網10を運営する通信事業者が管理するコンピュータであり、操作端末50から送信されてくる災害情報を、地域限定メッセージサービスを利用して移動通信端末20に送信する。
移動通信端末20は、基地局11と無線通信を行う通信端末であり、例えば携帯電話機である。移動通信端末20は、移動通信網10によって提供される各種通信サービスを受けるほか、地上テレビジョン放送の仕組みによって放送される番組を受信して出力することができるようになっている。
ここで、図2は、狭域放送エリアと、広域放送エリアと、地域限定メッセージ送信エリアと、移動通信サービスエリアとの包含関係を模式的に示す図である。図2に示すように、移動通信サービスエリアsaが最も広く、その移動通信サービスエリアsaの内外に広域放送エリアwa1,wa2および狭域放送エリアna1〜na6が点在している。広域放送エリアwa1,wa2は、狭域放送エリアna1〜na6のそれぞれよりも広く、複数の狭域放送エリアを包含する場合がある。地域限定メッセージ送信エリアmaは、例えば市区町村単位であり、狭域放送エリアna1〜na6のそれぞれよりも広いことがある。地域限定メッセージ送信エリアmaは、広域放送エリアwa1,wa2との比較で言えば、広域放送エリアwa1,wa2よりも狭い場合もあるし、広い場合もある。また、地域限定メッセージ送信エリアmaは、広域放送エリアwa1,wa2と重なっている場合もあるし、重なっていない場合もある。図2では、地域限定メッセージ送信エリアmaが、広域放送エリアwa1よりも狭く、且つ、広域放送エリアwa1に包含されている例を示しているが、必ずしもこのとおりでなくてもよい。
上記の通り、地域限定メッセージ送信エリアmaは、狭域放送エリアna1〜na6のそれぞれよりも広いことがある。従って、例えば狭域放送エリアna1に所在する移動通信端末20に対し、地域限定メッセージ送信エリアmaに向けた地域限定メッセージによって、狭域放送エリアna1の放送チャネルを通知した場合には、その狭域放送が、利用者自身が居る地域に対応した内容の放送となる。しかし、狭域放送エリアna1に所在する移動通信端末20に対し、地域限定メッセージ送信エリアmaに向けた地域限定メッセージによって、狭域放送エリアna2の放送チャネルを通知したとしても、その狭域放送が、利用者自身が居る地域に対応した内容の放送とはならない。
そこで、サーバ装置30は、地域限定メッセージ送信エリアmaに所在する移動通信端末20に対して、その地域限定メッセージ送信エリアma内に含まれる狭域放送エリアの放送チャネルを全て通知する。つまり、図2の例では、サーバ装置30から地域限定メッセージ送信エリアmaに所在する移動通信端末20に対して、狭域放送エリアna1,na2,na3,na4の放送チャネルを全て通知する。移動通信端末20は、通知された複数の放送チャネルのうち、受信対象の放送チャネルを決める条件として予め決められた条件を満たすような放送チャネルを特定する。そして、移動通信端末20は、特定した放送チャネルの狭域放送、つまり、自端末が所在する地域(狭域放送エリア)に対応した内容の狭域放送を受信して表示する。
図3は、移動通信端末20のハードウェア構成を示すブロック図である。移動通信端末20は、制御部21と、記憶部22と、通信部23と、音声入出力部24と、操作部25と、表示部26と、放送波受信部27とを備えている。制御部21は、CPU(Central Processing Unit)などの演算装置と、ROM(Read Only Memory)およびRAM(Random Access Memory)などの記憶装置とを備えたコンピュータである。CPUは、RAMをワークエリアとして用いてROMや記憶部22に記憶されたプログラムを実行することによって、移動通信端末20の各部の動作を制御する。記憶部22は、書き込み可能な不揮発性の記憶手段であり、例えばEEPROM(Electronically Erasable and Programmable ROM)やバックアップ電源を備えたSRAM(Static Random Access Memory)である。記憶部22には、制御部21によって実行されるプログラムや後述する閾値のほか、自端末が所在する広域放送エリア内に放送される広域放送の放送チャネルが記憶されている。この広域放送の放送チャネルはユーザの指示に応じて予め記憶部22に記憶されているものである。
通信部23は、無線用のアンテナや通信回路を備えており、基地局11と無線通信を行う。音声入出力部24は、スピーカ、マイクロホンおよび音声処理回路などを備えており、通話や番組の出力に係る音声の入出力を行う。操作部25は、複数のキーやタッチセンサなどの操作子を備え、ユーザの操作に応じた操作信号を制御部21に供給する。制御部21は、この操作信号に応じた処理を行う。表示部26は、液晶パネルや液晶駆動回路を備えており、制御部21からの指示に応じて画像を表示する。放送波受信部27は、放送波用のアンテナやチューナーを備えており、地上デジタルテレビジョン放送の放送波を受信してこれをデコードする。
図4は、移動通信端末20の機能構成を示すブロック図である。移動通信端末20は、放送波を受信する放送波受信手段210(放送波受信部27)と、放送波によって表される情報を出力する出力手段220(表示部26および音声入出力部24)と、ネットワーク(移動通信網10)を介して通信を行う通信手段230(通信部23)と、通信手段が、複数の放送チャネルを指定する指定情報が付加されたメッセージを受信すると、当該メッセージに付加されている指定情報によって指定された複数のチャネルのうち、受信対象となる放送チャネルの条件を満たす放送チャネルの放送波を放送波受信手段に受信させ、受信された放送波に応じた情報を出力手段に出力させる制御手段240(制御部21)と、広域放送波の放送チャネルを記憶する記憶手段250(記憶部22)とを備えている。
図5は、サーバ装置30の構成を示すブロック図である。サーバ装置30は、制御部31と、通信部32と、記憶部33とを備えている。制御部31は、CPUなどの演算装置と、ROMおよびRAMなどの記憶装置とを備えたコンピュータである。CPUは、RAMをワークエリアとして用いてROMや記憶部33に記憶されたプログラムを実行することによって、サーバ装置30の各部の動作を制御する。通信部32は、移動通信網10と固定通信網40に対する通信インタフェースを備えており、移動通信網10を介して移動通信端末20と通信を行うほか、固定通信網40を介して操作端末50と通信を行う。記憶部33は、書き込み可能な不揮発性の記憶手段であり、例えばハードディスクである。この記憶部33には、制御部31が実行する処理の手順が記述されたプログラムのほか、地域限定メッセージエリアの単位となる地域に配置されている基地局11を特定するために用いる管理テーブルが記憶されている。
図6は、管理テーブルの一例を示す図である。管理テーブルにおいては、地域限定メッセージ送信エリアの単位となる地域に割り当てられた識別情報である地域コードと、その地域内に配置された各基地局に割り当てられた識別情報である基地局IDとが対応付けられている。図の例では、地域コード「A001」の地域内には、基地局IDが「B0001」〜「B0015」である15台の基地局が配置されていることになる。
図7は、操作端末50の構成を示すブロック図である。操作端末50は、制御部51と、通信部52と、記憶部53、操作部54と、表示部55を備えている。制御部51は、CPUなどの演算装置と、ROMおよびRAMなどの記憶装置とを備えたコンピュータである。CPUは、RAMをワークエリアとして用いてROMや記憶部53に記憶されたプログラムを実行することによって、操作端末50の各部の動作を制御する。通信部52は、固定通信網40に対する通信インタフェースを備えており、固定通信網40を介してサーバ装置30と通信を行う。操作部54は、複数のキーなどの操作子を備え、ユーザの操作に応じた操作信号を制御部51に供給する。制御部51は、この操作信号に応じた処理を行う。表示部55は、液晶パネルや液晶駆動回路を備えており、制御部51からの指示に応じて画像を表示する。
記憶部53は、書き込み可能な不揮発性の記憶手段であり、例えばハードディスクである。この記憶部53には、制御部51が実行する処理の手順が記述されたプログラムのほか、地域限定メッセージにおいて狭域放送の放送チャネルを指定するチャネル指定情報が記憶されている。例えば、A町の地方公共団体に設けられた操作端末50の記憶部53には、そのA町に含まれる狭域放送エリアに狭域放送を行う全ての放送チャネルを指定するチャネル指定情報(例えば放送チャネルの番号)が記憶されている。例えば、図2の地域限定メッセージ送信エリアmaを主たる行政エリアとする地方公共団体や国に設置された操作端末50には、狭域放送エリアna1,na1,na3,na4の放送チャネルを指定するチャネル指定情報が記憶されている。このチャネル指定情報はオペレータの指示に応じて予め記憶部53に記憶されているものである。
次に、通信システム1の動作を説明する。図8は、通信システム1の動作の一例を示すシーケンスチャートであり、移動通信端末20、サーバ装置30および操作端末50において制御部がプログラムを実行することでなされる処理手順である。災害が発生すると、地方公共団体や国の職員である操作端末50のオペレータが操作部54を操作して、災害情報を入力する。操作端末50の制御部51はこの操作を受け付けて、入力された災害情報を記憶する(ステップS1)。
図9は、このとき操作端末50の表示部55に表示される画像の一例を示す図である。表示領域a1には、オペレータにより災害情報として入力された文字列が表示される。表示領域a2には、操作端末50が設置された地方公共団体や国の名称が表示される。表示領域a3は、送信エリアを指定するための欄であり、図9では、オペレータが「A町」という地域に対応するチェックボックスを選択したときの様子を示している。
図8の説明に戻る。オペレータが災害情報の送信を指示する操作を行うと、操作端末50の制御部51はこの操作を受け付けて、メッセージ送信要求を通信部52からサーバ装置30に送信する(ステップS2)。このメッセージ送信要求には、図9に示した表示領域a1,a2の表示内容と、表示領域a3にて指定された「A町」に割り当てられた地域コードと、チャネル指定情報が含まれている。チャネル指定情報は、制御部51によって記憶部53から読み出され、このメッセージ送信要求に付加される。具体的な付加の方法はどのようなものであってもよいが、例えばmedia to タグと呼ばれるタグを用いたものが考えられる。media to タグは移動通信端末20において、メディア(本実施形態では地上デジタル放送)の受信を行うことを指定する情報である。media to タグの具体的な表記方法は、例えば「TV channel=****」といった具合である。「****」は、放送チャネルを識別する識別情報が記述される領域であり、例えば放送チャネルに割り当てられた番号が記述される。ここでは、放送チャネルが複数指定されるので、例えば「TV channel=c001,c002,c003,c004」といった具合に、c001,c002,c003,c004という4つの放送チャネルが指定されたとする。
サーバ装置30の制御部31は、通信部32によって上記のメッセージ送信要求を受信すると、この要求に含まれている地域コードに対応する基地局IDを管理テーブルから抽出する(ステップS3)。そして、制御部31は、抽出した基地局IDを指定して、表示領域a1,a2の表示内容と、「TV channel=c001,c002,c003,c004」とを含む地域限定メッセージを送信する(ステップS4)。この地域限定メッセージは、移動通信網10内の交換局によって、指定された基地局11へとルーティングされ、この基地局11から制御信号としてセル内に送信される。地域限定メッセージを送信した基地局11のセル内に所在する移動通信端末20の制御部21は、通信部23によって上記の地域限定メッセージを受信すると、これを表示部26に表示する(ステップS5)。
図10は、このとき表示部26に表示される画像の一例を示す図である。図10に示すように、図9の表示領域a1および表示領域a2に表示されていた内容が、地域限定メッセージの本文として表示されている。また、これらの下方には、「テレビ機能起動」と表記されたソフトボタンSBが表示されている。このソフトボタンSBには、media to タグによって、c001,c002,c003,c004という4つの放送チャネルが関連付けられている。
利用者によってソフトボタンSBが選択されると、制御部21はこの操作を受け付ける(ステップS6)。制御部21は、この地域限定メッセージに含まれるmedia to タグを識別すると、そのタグによって付加されている放送チャネルに含まれているc001,c002,c003,c004を記憶部22に記憶する(ステップS7)。制御部21は、放送波受信部27を制御して、記憶した放送チャネルc001,c002,c003,c004のうちいずれかを選局して放送波を受信させ、そのときの放送波の受信強度を特定する(ステップS8)。
制御部21は、記憶した放送チャネルc001,c002,c003,c004のそれぞれについて受信強度を特定すると、そのうち最大の受信強度が、記憶部22に予め記憶されている閾値以上か否かを判断する(ステップS9)。最大の受信強度の放送波を送信している狭域放送局60は、移動通信端末20に最も近い狭域放送局60であり、さらにその最大受信強度が閾値以上であるということは、移動通信端末20が放送波を良好に受信することができるということになる。このとき、移動通信端末20と狭域放送局60は同じ狭域放送エリアに所在するとみなすことができる。
最大の受信強度が閾値以上であれば(ステップS9;YES)、制御部21は、放送波受信部27を制御して、受信強度が最大の放送チャネルを選局させて放送波を受信させ、その放送内容を表示部26に表示させるとともに、音声入出力部24から音声を出力させる(ステップS10)。利用者はこの放送を視聴することにより、自身が居る狭域放送エリアにおいて災害が及ぼす影響や避難行動などについて、きめ細やかな情報を知ることができる。
一方、最大の受信強度が閾値未満であれば(ステップS9;NO)、制御部21は、放送波受信部27を制御して、記憶部22に記憶されている広域放送の放送チャネルを選局させて放送波を受信させる。そして、その放送内容を表示部26に表示させるとともに、音声入出力部24から音声を出力させる(ステップS11)。利用者はこの放送を視聴することにより、自身が居る広域放送エリアにおいて災害が及ぼす影響や避難行動などについて、大まかな情報を知ることができる。
上記第1の実施形態によれば、利用者に対する地域限定メッセージの送信エリアが狭域放送の放送エリアよりも広い場合であっても、利用者が居る地域に対応した内容の放送を視聴することができる。
(第2実施形態)
第2実施形態に係る通信システムの構成は、第1実施形態の構成と比べた場合、移動通信端末20のハードウェア構成が異なっており、それ以外は同じである。図11は、第2実施形態に係る移動通信端末20aのハードウェア構成を示すブロック図である。移動通信端末20aは、図3の構成に加えて、GPS(Global Positioning System)によって自端末の位置を特定する位置特定手段としての測位部28を備えている。
図12は、第2実施形態に係る通信システムの動作の一例を示すシーケンスチャートである。ステップS1およびステップS3,S4,S5,S6は第1実施形態と同じである。ステップS21において、操作端末50は、メッセージ送信要求を通信部52からサーバ装置30に送信する。このメッセージ送信要求には、図9に示した表示領域a1,a2の表示内容と、表示領域a3にて指定された「A町」に割り当てられた地域コードと、チャネル指定情報のほか、このチャネル指定情報によって指定される狭域放送の狭域放送局60の位置を示す位置情報が付加される。
サーバ装置30の制御部31は、通信部32によってメッセージ送信要求を受信すると、この要求に含まれている地域コードに対応する基地局IDを管理テーブルから抽出する(ステップS3)。そして、制御部31は、抽出した基地局IDを指定して、表示領域a1,a2の表示内容と、「TV channel=c001,c002,c003,c004」と、これらの各狭域放送の狭域放送局60の位置を示す位置情報とを含む地域限定メッセージを送信する(ステップS4)。
利用者によって地域限定メッセージ上のソフトボタンSBが選択されると、制御部21はこの操作を受け付ける(ステップS6)。制御部21は、この地域限定メッセージに含まれるmedia to タグを識別すると、そのタグによって付加されている放送チャネルに含まれているc001,c002,c003,c004および位置情報を記憶部22に記憶する(ステップS71)。制御部21は、測位部28によって自端末の位置を特定し、上記の各位置情報が示す位置と自端末の位置との距離をそれぞれ算出する(ステップS81)。そして、制御部21は、放送波受信部27を制御して、自端末から最も近い位置情報に対応する放送チャネルを選局して放送波を受信させ、そのときの受信強度が閾値以上か否かを判断する(ステップS91)。
最も近い狭域放送局60からの放送波の受信強度が閾値以上である場合、移動通信端末20と狭域放送局60は同じ狭域放送エリアに所在するとみなすことができる。従って、受信強度が閾値以上であれば(ステップS91;YES)、制御部21は、放送波受信部27を制御して放送波を受信させ、その放送内容を表示部26に表示させるとともに、音声入出力部24から音声を出力させる(ステップS10)。一方、受信強度が閾値未満であれば(ステップS91;NO)、制御部21は、自端末との距離が次に近い位置情報に対応する放送チャネルを選局して放送波を受信させ、そのときの受信強度が閾値以上か否かを判断する(ステップS101)。これは最も近い狭域放送局60からの放送波が、例えば建物などによって遮蔽されているという状況が考えられるため、その次に移動通信端末10に近い狭域放送局60からの放送波を受信対象とする、という考え方によるものである。この受信強度が閾値以上であれば、移動通信端末20と次に近い狭域放送局60とが同じ狭域放送エリアに所在するとみなすことができる。従って、受信強度が閾値以上であれば(ステップS101;YES)、制御部21は、放送波受信部27を制御して放送波を受信させ、その放送内容を表示部26に表示させるとともに、音声入出力部24から音声を出力させる(ステップS10)。一方、受信強度が閾値未満であれば(ステップS101;NO)、制御部21は、放送波受信部27を制御して、記憶部22に記憶されている広域放送の放送チャネルを選局させて放送波を受信させる。そして、その放送内容を表示部26に表示させるとともに、音声入出力部24から音声を出力させる(ステップS11)。
上記第2実施形態によれば、利用者に対する地域限定メッセージの送信エリアが狭域放送の放送エリアよりも広い場合であっても、利用者が居る地域に対応した内容の放送を視聴し得るようにすることができる。
(第3実施形態)
図13は、本発明の第3実施形態に係る通信システム1aの概要を示すブロック図である。通信システム1aは、図1に示した広域放送局70を備えておらず、その代わりに、固定通信網40に接続された情報提供装置80を備えている。情報提供装置80は例えば地域ごとに区分された災害情報を提供するウェブサーバ装置である。
図14は、通信システム1aの動作の一例を示すシーケンスチャートである。ステップS1〜ステップS10までは第1実施形態と同じである。ステップS9において、制御部21は、最大の受信強度が閾値未満であれば(ステップS9;NO)、移動通信網10および固定通信網40経由で情報提供装置80にアクセスして、ユーザが指定する地域の災害情報を取得し(ステップS12)、表示部26に表示するなどの情報出力処理を行う(ステップS13)。利用者は、狭域放送を視聴できない場合であっても、この情報提供装置80からの情報を見ることにより、災害が及ぼす影響や避難行動などの情報を知ることができる。
(第4実施形態)
第4実施形態に係る通信システムの構成は第2実施形態の構成と同じであり、その動作が異なる。図15は、第4実施形態における、狭域放送エリアと、地域限定メッセージ送信エリアと、狭域放送の受信する範囲として指定される放送受信エリアとの包含関係を模式的に示す図である。図15に示すように、広域放送エリアwaは、狭域放送エリアna1,na2のそれぞれよりも広く、また、地域限定メッセージ送信エリアmaは狭域放送エリアna1,na2のそれぞれよりも広いことがある。
ここで、災害の種類や発生状況によっては、1つの狭域放送エリアna1の一部の地域に所在する移動通信端末20に対して狭域放送を受信して表示させたい場合がある。例えば、狭域放送エリアna内の局部的な火事や河川の氾濫などの災害について、特にその災害の近くにいる人に対して災害情報を伝えたいというような場合である。このように、狭域放送エリアnaにおいて狭域放送を受信させたいエリアを放送受信エリアsaという。
この場合、サーバ装置30は、地域限定メッセージ送信エリアmaに所在する移動通信端末20に対して、その地域限定メッセージ送信エリアma内に含まれる狭域放送エリアの放送チャネルを全て通知するとともに、それぞれの放送チャネルについて放送受信エリアsaの範囲を指定する受信範囲指定情報を通知する。このとき、複数の放送チャネルのうち、放送受信エリアが指定されていない狭域放送エリア(例えば図15の狭域放送エリアna2)に対応する放送チャネルについては、受信範囲指定情報が無いことになる。移動通信端末20は、上記の通知を受け取ると、自身の位置を測位し、その位置が通知された放送受信エリアsaに含まれる場合には、その放送受信エリアsaが指定されている放送チャネルの狭域放送を受信して表示する。
図16は、第4実施形態に係る通信システムの動作の一例を示すシーケンスチャートである。ステップS1およびステップS3,S5,S6は第2実施形態(及び第1実施形態)と同じである。ステップS22において、操作端末50は、メッセージ送信要求を通信部52からサーバ装置30に送信する。このメッセージ送信要求には、図9に示した表示領域a1,a2の表示内容と、表示領域a3にて指定された「A町」に割り当てられた地域コードと、チャネル指定情報のほか、「A町」というエリア内の放送受信エリアsaの範囲を指定する受信範囲指定情報が付加される。この受信範囲指定情報は、例えば放送受信エリアsaのほぼ中心に相当する位置を表す緯度経度と、この位置から放送受信エリアsaのほぼ外縁までの距離(つまり、放送受信エリアsaを円形と考えたときの、このエリアの半径に相当する距離)を含んでいる。
サーバ装置30の制御部31は、通信部32によってメッセージ送信要求を受信すると、この要求に含まれている地域コードに対応する基地局IDを管理テーブルから抽出する(ステップS3)。そして、制御部31は、抽出した基地局IDを指定して、表示領域a1,a2の表示内容と、「TV channel=c001,c002,c003,c004」と、これらの各狭域放送の狭域放送局60に対応する受信範囲指定情報とを含む地域限定メッセージを送信する(ステップS42)。このとき、複数の放送チャネルのうち、放送受信エリアsaが指定されていない放送チャネルについては、対応する受信範囲指定情報が存在しない。
利用者によって地域限定メッセージ上のソフトボタンSBが選択されると、制御部21はこの操作を受け付ける(ステップS6)。制御部21は、この地域限定メッセージに含まれるmedia to タグを識別すると、そのタグによって付加されている放送チャネルに含まれているc001,c002,c003,c004および受信範囲指定情報を記憶部22に記憶する(ステップS72)。制御部21は、測位部28によって自端末の位置を特定し、上記の受信範囲指定情報が示す放送受信エリアsaと自端末の位置とを比較し、自端末の位置が放送受信エリアsa内に含まれる場合には、その放送受信エリアsa(より正確には、その放送受信エリアsaを含む狭域放送エリアsa全体)に対して狭域放送を行う放送チャネルを特定する(ステップS82)。そして、制御部21は、放送波受信部27を制御して、特定した放送チャネルを選局して放送波を受信させ、そのときの受信強度が閾値以上か否かを判断する(ステップS92)。
狭域放送局60からの放送波の受信強度が閾値以上である場合には(ステップS92;YES)、制御部21は、放送波受信部27を制御して放送波を受信させ、その放送内容を表示部26に表示させるとともに、音声入出力部24から音声を出力させる(ステップS10)。一方、受信強度が閾値未満であれば(ステップS92;NO)、制御部21は、放送波受信部27を制御して、記憶部22に記憶されている広域放送の放送チャネルを選局させて放送波を受信させる。そして、その放送内容を表示部26に表示させるとともに、音声入出力部24から音声を出力させる(ステップS11)。
上記第4実施形態によれば、利用者に対する地域限定メッセージの送信エリアが狭域放送の放送エリアよりも広い場合であっても、利用者が居る地域に対応した内容の放送を視聴し得ることに加え、特に狭域放送エリアnaよりもさらに狭い放送受信エリアsaを任意に指定し、指定した放送受信エリアsaに対応した内容の放送をその放送受信エリアsaに居る利用者が視聴し得るようにすることができる。
(変形例)
本発明は上述した実施形態に限定されず、次のような変形が可能である。また、以下の変形例を相互に組み合わせてもよい。
(変形例1)
第1実施形態では、制御部21は、複数の狭域放送の放送波のうち、受信強度が最大の放送波を放送波受信部27に受信させていたが、最大であるかどうかは問わずに、受信強度が或る閾値以上となるような放送波であれば、それを放送波受信部27に受信させるようにしてもよい。また、制御部21は、受信強度が相対的に最大となるような放送波であれば、その受信強度の絶対的な値に関わらずに、それを放送波受信部27に受信させてもよい。つまり、制御部21は、放送波の受信強度が最大および閾値以上の放送波を放送波受信部27に受信させてもよいし、受信強度が閾値以上の放送波を放送波受信部27に受信させてもよいし、受信強度が最大の放送波を放送波受信部27に受信させてもよい。要するに、制御部21は、放送波の受信強度が最大または閾値以上の放送波を放送波受信部27に受信させるようにすればよい。
(変形例2)
第2実施形態では、制御部21は、自端末から最も近い狭域放送局からの放送波を放送波受信部27に受信させていたが、距離が最も近いか否かは問わずに、両者の距離が或る閾値以下となるような狭域放送局60からの放送チャネルの放送波を放送波受信部27に受信させてもよい。また、制御部21は、自端末から最も近い距離にあって且つその距離が閾値以下となるような狭域放送局60からの放送波を放送波受信部27に受信させてもよい。要するに、制御部21は、チャネル指定情報によって指定されている複数の放送チャネルの放送波のうち、自端末の位置と地域限定メッセージに付加された位置情報によって示される位置との距離が最小または閾値以下となる放送チャネルの放送波を受信させるようにすればよい。なお、第2実施形態において、制御部21は、最も近い狭域放送局60からの放送波の受信強度が閾値未満の場合には、次に近い狭域放送局60からの放送波の受信強度をサーチし、これが閾値以上であればその放送波を受信するというように、移動通信端末からの距離が近い順から所定数の放送波の受信強度のサーチを行っていた。このときサーチする放送波の数は、2つに限らず3つ以上であってもよい。
(変形例3)
移動通信網10において移動通信端末20の在圏しているセルを特定できる場合、サーバ装置30の制御部31は、そのセルの基地局に近い狭域放送局の放送チャネルに対し、その放送チャネルを優先して選局することを意味するフラグを付加した状態で、地域限定メッセージを移動通信端末に送信してもよい。この場合、移動通信端末20の制御部21は、複数の放送チャネルのうち、フラグが付加されている放送チャネルの放送波を優先して選局を開始する。
(変形例4)
第3実施形態では、ステップS9において制御部21は、狭域放送波の最大の受信強度が閾値未満であれば情報提供装置80にアクセスして災害情報を取得していたが、そうではなくて、図8のステップS11において、広域放送波の受信強度が閾値未満であった場合にはじめて情報提供装置80にアクセスして災害情報を取得するようにしてもよい。
(変形例5)
第1および第2実施形態では、広域放送の放送チャネルが記憶部22に予め記憶されていたが、そうではなくて、広域放送の放送チャネルを指定する情報が地域限定メッセージに付加されていてもよい。この場合、操作端末50またはサーバ装置30は、この指定情報を記憶部53または記憶部33に記憶しておき、これを地域限定メッセージに付加して送信すればよい。
(変形例6)
第1〜第3実施形態では、利用者によってソフトボタンSBが選択されると、制御部21は、地域限定メッセージに含まれるmedia to タグによって付加されている放送チャネ
ルの選局を開始していた。このときユーザによって選択されるソフトボタンSBに表記される文字列は、図10のような「テレビ機能起動」というものに限らず、どのようなものであってもよい。また、制御部21は、ソフトボタンの選択操作以外の操作を契機として、放送チャネルの選局を開始してもよい。また、制御部21は、このようなユーザによる選択操作がなくても放送チャネルの選局を開始してもよい。この場合、移動通信端末20の制御部21は、表示部26の上方の表示領域に地域限定メッセージを表示し、下方の領域に放送された番組を表示するなどすればよい。
(変形例7)
放送波はテレビジョン放送に限らず、ラジオ放送でもよい。また、放送波を受信する通信端末は移動通信端末でなくてもよい。また、操作端末50は、固定通信網40に接続された通信端末でなくてもよく、例えば移動通信網10を介して通信可能な移動通信端末でもよい。また、チャネル指定情報の表記は、実施形態のような「TV channel=****」に限定されない。また、上述した移動通信端末20、サーバ装置30および操作端末50において実行されるプログラムは、磁気テープ、磁気ディスク、フロッピー(登録商標)ディスク、光記録媒体、光磁気記録媒体、CD(Compact Disk)、DVD(Digital Versatile Disk)、RAMなどの記録媒体に記録した状態で提供し得る。
(変形例8)
上述した第2実施形態で用いた位置情報は狭域放送局60の位置を示すものであったが、これを第4実施形態のように、1つの狭域放送エリアna内において狭域放送を受信して表示させたいと考える特定の位置を示すものであってもよい。つまり、第4実施形態の説明で例示したように、例えば局部的な火事や河川の氾濫などの災害について、その災害の近くにいる人に災害情報を伝えたいような場合には、その災害が発生した領域内の代表的な位置又はその災害による影響を受ける領域内の代表的な位置を示す例が考えられる。
(変形例9)
第4実施形態の説明においては、狭域放送エリアna内に放送受信エリアsaが1つのみある場合を例示したが、狭域放送エリアna内に放送受信エリアsaが複数あってもよい。この場合、狭域放送局60は、自身の狭域放送エリアna内の複数の放送受信エリアsaに対応する災害情報を順番に繰り返し放送すればよい。例えば、1つの狭域放送エリアna内に、第1の放送受信エリアと第2の放送受信エリアという2つがある場合、例えば第1の放送受信エリア内に居るユーザは、第1の放送受信エリアに関係する災害情報を知ることができることに加えて、第2の放送受信エリアに関係する災害情報を知ることになるが、そのユーザが知りたいであろう第1の放送受信エリアに関係する災害情報の伝達を阻害するわけではないから特に問題はない。また、もし、1つの狭域放送局60が複数の放送チャネルを用いた狭域放送が可能である場合には、放送受信エリアsaごとに放送チャネルを変えて放送してもよい。
また、例えば複数の放送受信エリアの一部が重複している場合には、移動通信端末20によって測位された自端末の位置が放送受信エリアに含まれるような放送チャネルが複数存在することになる、このような場合には、制御部21は、これら複数の放送チャネルのうち、放送波の受信強度が閾値以上の放送チャネル、又は、自端末の位置から受信放送エリアまでの距離が最小または閾値以下となる放送チャネルを特定し、特定した放送チャネルの放送波を放送波受信部27に受信させる。
なお、第4実施形態において、或る狭域放送エリアsa内の放送受信エリアsa内に居る移動通信端末20はその放送受信エリアsaに対応した狭域放送を受信するようになっていたが、上記狭域放送エリアsa内には居るが上記放送受信エリアsaに居る移動通信端末20も存在する。このような後者の移動通信端末20は、自身の位置が放送受信エリアsaに含まれないわけだから、上記狭域放送を受信しないようにしてもよいし、また、上記狭域放送を受信しても特に問題はないからこれを受信するようにしてもよい。
(変形例10)
第4実施形態において、放送受信エリアを表現する手法は、放送受信エリア内の特定の位置とその位置からエリアの外縁までの距離で表現する以外のものもあり得る。例えば、放送受信エリア内のセルを管轄する基地局に割り当られた識別情報(基地局ID)によって放送受信エリアを表現してもよい。
(変形例11)
なお、放送の内容は災害情報に限らない。例えば、花火や野外コンサートなどのように広い場所で行われるイベント時に、そのイベント参加者に対して移動の方向や時期などを案内する場合などが考えられる。つまり、ユーザが居るエリア特有の情報を放送したい場合に本発明を適用し得る。
10・・・移動通信網、11・・・基地局、20・・・移動通信端末、21・・・制御部、22・・・記憶部、23・・・通信部、24・・・音声入出力部、25・・・操作部、26・・・表示部、27・・・放送波受信部、28・・・測位部、210・・・放送波受信手段、220・・・出力手段、230・・・通信手段、240・・・制御手段、250・・・記憶手段、30・・・サーバ装置、31・・・制御部、32・・・通信部、33・・・記憶部、40・・・固定通信網、50・・・操作端末、51・・・制御部、52・・・通信部、53・・・記憶部、54・・・操作部、55・・・表示部、60・・・狭域放送局、70・・・広域放送局、80・・・情報提供装置

Claims (9)

  1. 狭域放送波及び広域放送波を受信する放送波受信手段と、
    ネットワークを介して通信を行う通信手段と、
    前記放送波受信手段又は通信手段によって受信した情報を出力する出力手段と、
    複数の狭域放送チャネルを指定する指定情報と当該狭域放送チャネルの放送波の到達範囲に含まれる特定の位置を示す位置情報とが付加された利用者に対する地域限定メッセージを前記通信手段が前記ネットワーク経由で受信すると、当該地域限定メッセージに付加されている指定情報によって指定された複数のチャネルのうち、受信対象となる狭域放送チャネルの条件を満たす放送チャネルの放送波を、前記位置情報と自端末の位置と受信強度とから判断する判断手段と、
    前記判断手段による判断に基づき、
    (A)前記複数の狭域放送波及び前記広域放送波のいずれかを前記放送波受信手段に受信させてその放送内容を前記出力手段に出力させる、
    (B)利用者が指定した地域の情報を前記通信手段によって取得してその情報を前記出力手段に出力させる、
    のいずれかを実行する制御手段と
    を備えることを特徴とする通信端末。
  2. 前記特定の位置を示す位置情報は、少なくとも1つの前記狭域放送チャネルに対しては前記狭域放送チャネルの放送波の到達範囲より狭い範囲であって、当該狭域放送チャネルの放送波を受信させる範囲として指定される放送受信エリアを示す位置情報である
    請求項1記載の通信端末。
  3. 前記制御手段は、前記狭域放送波の最大受信強度が閾値以上であれば、受信強度が最大の前記狭域放送波を前記放送波受信手段に受信させ、前記狭域放送波の最大受信強度が閾値未満であれば、前記広域放送波を前記放送波受信手段に受信させるか、又は、利用者が指定した地域の情報を前記通信手段によって取得する
    ことを特徴とする請求項1又は2記載の通信端末。
  4. 自端末の位置を特定する位置特定手段を備え、
    前記判断手段は、前記指定情報によって指定された複数の放送チャネルのうち、前記位置特定手段によって特定された位置が、前記地域限定メッセージに付加された位置情報によって示される放送受信エリアに含まれる放送チャネル、又は、前記位置特定手段によって特定された位置と当該放送受信エリアとの距離が最小又は閾値以下となる放送チャネルを特定する
    ことを特徴とする請求項2又は3記載の通信端末。
  5. 前記判断手段は、前記位置特定手段によって特定された位置が前記地域限定メッセージに付加された位置情報によって示される放送受信エリアに含まれる放送チャネルが複数ある場合には、これら複数の放送チャネルのうち、前記放送波受信手段による放送波の受信強度が閾値以上の放送チャネル、又は、前記位置特定手段によって特定された位置から前記地域限定メッセージに付加された位置情報によって示される放送受信エリアまでの距離が最小または閾値以下となる放送チャネルを特定する
    ことを特徴とする請求項記載の通信端末。
  6. 前記広域放送波の放送チャネルを記憶する記憶手段を備え、
    前記制御手段は、前記広域放送波を前記放送波受信手段に受信させる場合、前記記憶手段に記憶されている放送チャネルの放送波を前記放送波受信手段に受信させる
    ことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の通信端末。
  7. 前記広域放送波の放送チャネルを指定する情報が、前記地域限定メッセージに付加されており、
    前記制御手段は、前記広域放送波を前記放送波受信手段に受信させる場合、前記地域限定メッセージに付加されている情報によって指定されている放送波を前記放送波受信手段に受信させる
    ことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の通信端末。
  8. 狭域放送波及び広域放送波を受信する放送波受信手段と、ネットワークを介して通信を行う通信手段と、前記放送波受信手段又は通信手段によって受信した情報を出力する出力手段とを備える通信端末のコンピュータを、
    複数の狭域放送チャネルを指定する指定情報と当該狭域放送チャネルの放送波の到達範囲に含まれる特定の位置を示す位置情報とが付加された利用者に対する地域限定メッセージを前記通信手段が前記ネットワーク経由で受信すると、当該地域限定メッセージに付加されている指定情報によって指定された複数のチャネルのうち、受信対象となる狭域放送チャネルの条件を満たす放送チャネルの放送波を、前記位置情報と自端末の位置と受信強度とから判断する判断手段と、
    前記判断手段による判断に基づき、
    (A)前記複数の狭域放送波及び前記広域放送波のいずれかを前記放送波受信手段に受信させてその放送内容を前記出力手段に出力させる、
    (B)利用者が指定した地域の情報を前記通信手段によって取得してその情報を前記出力手段に出力させる、
    のいずれかを実行する制御手段
    として機能させるためのプログラム。
  9. 狭域放送波及び広域放送波を受信する放送波受信手段と、ネットワークを介して通信を行う通信手段と、前記放送波受信手段又は通信手段によって受信した情報を出力する出力手段とを備える通信端末が、複数の狭域放送チャネルを指定する指定情報と当該狭域放送チャネルの放送波の到達範囲に含まれる特定の位置を示す位置情報とが付加された利用者に対する地域限定メッセージを前記通信手段が前記ネットワーク経由で受信すると、当該地域限定メッセージに付加されている指定情報によって指定された複数のチャネルのうち、受信対象となる狭域放送チャネルの条件を満たす放送チャネルの放送波を、前記位置情報と自端末の位置と受信強度とから判断する判断ステップと、
    前記通信端末が、前記判断ステップにおける判断に基づき、
    (A)前記複数の狭域放送波及び前記広域放送波のいずれかを前記放送波受信手段に受信させてその放送内容を前記出力手段に出力させる、
    (B)利用者が指定した地域の情報を前記通信手段によって取得してその情報を前記出力手段に出力させる、
    のいずれかを実行する制御ステップと
    を備えることを特徴とする情報出力方法。
JP2013060480A 2012-03-22 2013-03-22 通信端末、プログラムおよび情報出力方法 Active JP5550199B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013060480A JP5550199B2 (ja) 2012-03-22 2013-03-22 通信端末、プログラムおよび情報出力方法

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012065637 2012-03-22
JP2012065637 2012-03-22
JP2013060480A JP5550199B2 (ja) 2012-03-22 2013-03-22 通信端末、プログラムおよび情報出力方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2013225849A JP2013225849A (ja) 2013-10-31
JP5550199B2 true JP5550199B2 (ja) 2014-07-16

Family

ID=49595610

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013060480A Active JP5550199B2 (ja) 2012-03-22 2013-03-22 通信端末、プログラムおよび情報出力方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5550199B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2016084198A1 (ja) * 2014-11-27 2016-06-02 中国電力株式会社 緊急情報提供システム、プログラム、緊急情報提供方法

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008236236A (ja) * 2007-03-19 2008-10-02 Sharp Corp 放送受信装置、及び放送受信装置の制御方法
JP5055189B2 (ja) * 2008-04-15 2012-10-24 株式会社エヌ・ティ・ティ・ドコモ 緊急放送情報配信装置及び緊急放送情報配信方法
JP2010028430A (ja) * 2008-07-18 2010-02-04 Audio Technica Corp デジタル放送受信機
JP5729804B2 (ja) * 2010-06-21 2015-06-03 日本テレビ放送網株式会社 放送システム、及び放送方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2013225849A (ja) 2013-10-31

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10580287B2 (en) Alert system and method
CN111279730B (zh) 紧急警报用户系统和方法
AU2021240201A1 (en) Emergency alert system and method
US9857501B2 (en) System and method for a wireless phone enabled with weather alerts
US8009035B1 (en) Alert warning system
US8928478B2 (en) Emergency alert system and method
US8013733B1 (en) Alert warning method
KR20100133573A (ko) 방송망 기반의 재난 정보 운용 방법 및 이를 지원하는 휴대 단말기
JP2015148582A (ja) 案内装置
US11348460B2 (en) Vehicle intelligent processing and presentation of wireless emergency alerts
JP5550199B2 (ja) 通信端末、プログラムおよび情報出力方法
US20230007436A1 (en) Mobile device intelligent processing and presentation of wireless emergency alerts
JP2017075968A (ja) 表示装置
KR101472892B1 (ko) 통신단말 및 경보정보 취득방법
JP5972245B2 (ja) 携帯電話
Niebla Communication technologies for public warning
KR20210004388A (ko) Atsc 3.0 수신장치의 재난영역 판단 방법
JP2002247643A (ja) 情報伝達システム

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20131226

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20140121

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20140324

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20140422

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20140519

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5550199

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250