JP2002247643A - 情報伝達システム - Google Patents

情報伝達システム

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JP2002247643A
JP2002247643A JP2001039337A JP2001039337A JP2002247643A JP 2002247643 A JP2002247643 A JP 2002247643A JP 2001039337 A JP2001039337 A JP 2001039337A JP 2001039337 A JP2001039337 A JP 2001039337A JP 2002247643 A JP2002247643 A JP 2002247643A
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Junichi Taguchi
順一 田口
Takeshi Endo
武之 遠藤
Kazunori Nakano
和典 中野
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Hitachi Ltd
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Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】複数のアドレスを持ち、複数の端末が情報の入
出力を行える公衆情報システムにおいて、なるべく少な
い回線で同時に広く多くの人に同一情報を伝達でき、地
域に応じた情報もなるべく少ない回線で同時に多くの人
に伝達できる手段を提供する。 【解決手段】複数のアドレスを持ち、複数の端末が情報
の入出力を行える公衆情報システムにおいて、受信専用
の共通アドレスを設ける。所定の限られた人のみが、受
信専用所定アドレスに向けて広く情報発信するように限
定する手段と、携帯端末に受信専用の共通アドレスを作
り、受信専用アドレスに向けて情報発信された情報を受
信できるようにする。図3の310で示す枠が共通アド
レスの受信専用部分である。313で共通アドレス判定
をし、315で再生メモリ保存、316でメモリ内容の
情報を選択し、306で音声や画面情報として提示す
る。地域毎に情報発信する場合は、サービス地域を区分
し、4つのアドレスを隣接する地域に重ならないように
割り当てる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数のアドレスを
持ち、複数の端末が情報の入出力を行える公衆情報シス
テムに関する発明である。特に電波を媒体として情報を
入出力する携帯可能な広域公衆情報システム、例えば、
携帯電話やPHSなどに適した発明を含む。
【0002】
【従来の技術】本発明に関連する従来技術としては、特
開2000−172975号公報「河川水位データの収
集通報方法」に記載されている。親局とページャーを介
し情報交換する複数の子局とページャーを携帯して水位
監視を行うページャー携帯者からなり、各ページャは同
一アドレスを持ち、増水情報を受け取った親局は公衆回
線を通し同一アドレスを持つページャーに増水を知らせ
る。
【0003】上記従来技術では、以下の2つの問題点が
あった。一アドレスを持つページャに情報発信できるの
は親局に限られず、他のページャーからアドレス間違え
で呼び出しがかけられたりして誤動作する場合がある。
日本全国規模となるような広域の公衆回線を利用する場
合、多くの地域から同時にその地域に限った情報提供す
る場合、受け手が移動した時などに、移動した先の地域
情報を混乱なく伝えることが難しい。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、複数
のアドレスを持ち、複数の端末が情報の入出力を行える
公衆情報システムにおいて、特に携帯電話のような電波
を媒体とした公衆情報システムにおいて、以下の2つの
課題を解決する手段を提供することにある。(1)所定
の同一アドレスを持った公衆の所持する端末が、本来情
報を発信すると定められた者以外の者から、間違え電話
などにより所定の同一アドレスに向けて情報発信される
ことがないようにする。(2)なるべく少ない回線を利
用して地域毎に情報提供サービスを行い、受信端末も地
域に限定せず、どの地域に行っても行き先の地域毎に所
定の情報提供サービスを受けられるようにする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記2つの課題に対し、
本発明ではそれぞれ以下の解決手段を設けた。(1)受
信専用のアドレスを設け、あらかじめ決められた情報発
信者に限って受信専用アドレスに向けて広く情報発信で
きるようにした。一手段として、受信専用アドレスに向
けて情報を伝達する回線を専用回線とし、その専用回線
を通し情報発信できる端末を限定した。また、暗証番号
などにより、この端末を操作できる人をあらかじめ定め
た人に限定するようにした。(2)受信専用のアドレス
として4つのアドレスを1セットのアドレスとし、サー
ビス地域全体を、複数の区域に分割し、4色問題を解く
要領で、隣り合う区域が同一アドレスとならないように
この4つのアドレスのうち、いずれか一つのアドレスを
各区域に割り当てる。この最、サービス提供地域内のい
かなる地点においても、この4つのアドレス中のアドレ
スでは、同一アドレスを割り当てられた2つ以上の区域
から発せられる電波が届いて混信することがないように
区域の分割を行うようにした。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明は、電話や携帯電話、PHS
などのように、複数のアドレスを持ち、複数の端末が情
報の入出力を行える公衆情報システムにおいて、なるべ
く少ない回線で同一情報を広く多くの人に伝えることの
できる手段を提供する発明である。
【0007】本発明の第一の実施例では、同一アドレス
を持って広く多くの人に、間違え電話などがなく所定の
情報発信者からの情報を伝えることのできる実施例とし
て、携帯電話に受信専用のアドレスを設け、天気予報の
情報サービスを行う場合について示す。
【0008】本発明第二の実施例では、電波を媒体とし
て情報を入出力する携帯可能な広域公衆情報システムに
おいて、地域毎に異なる情報をなるべく少ない回線で伝
えることのできる実施例として、携帯電話に4つのアド
レスを1セットアドレスとして受信専用に用意し、携帯
電話のサービス地域全体を、複数の区域に分割して区域
毎に異なるサービスを提供する例として、地図情報を区
域毎に提供する場合について示す。
【0009】本発明第三の実施例では、情報発信者が担
当する地区と、同一アドレスを持って同一情報を提供す
る区域が多対多で対応した場合になるべく少ない回線で
情報を伝える実施例として、各自治体がそれぞれ独自に
各自治体内の住民に対し住民情報サービスを提供する場
合について示す。
【0010】以下、(1)節で本発明の第1の実施例、
(2)節で本発明の第2の実施例、(3)節で本発明第
3の実施例、(4)節で本発明の端末を持つ複合物の実
施例について述べる。 (1)本発明第1の実施例 本発明の第一の実施例として、携帯電話に受信専用のア
ドレスを設け、天気予報の情報サービスを行う場合につ
いて示す。
【0011】以下、初めに(1−1)節で本発明の特徴
を示す概要を述べ、(1−2)節で全体構成と情報伝達
の流れを示し、(1−3)節で携帯端末の構成例と携帯
端末で行われる情報処理の流れを示し、(1−4)節で
携帯端末の概観と利用者側から見た機能と操作を示し、
(1−5)節で天気予報を情報発信する方法について述
べ、(1−6)節で天気予報を情報発信する人を限定す
る方法、(1−7)節で本発明の情報発信端末と専用線
で繋がった中継局の構成と情報発信端末を区別する方法
について述べる。 (1−1)概要 通用の携帯端末では、端末固有のアドレスがあり、送信
受信の最は、端末固有のアドレスに応じた電波波形の送
受信を行い、情報の発信者と受信者の双方向通話が実現
される。
【0012】本発明の第1の実施例では、受信専用の共
通アドレスを設けることにより、受信専用共通アドレス
を持って受信できる携帯端末を持つ人は、通信サービス
エリア内であればどこにいても受信専用アドレスに向け
て発信される情報を受け取ることができる。この時、受
信専用アドレスに向けて情報発信できる人を所定の人に
限ることが重要であり、間違えて一般の人が受信専用の
共通アドレスに向けて情報発信することのないようにす
る必要がある。その一例として、受信専用の共通アドレ
スに向け情報伝達する回線を専用回線とし、この専用回
線を通し情報発信する端末を所定の情報発信端末に限る
手段と端末操作者を所定の情報発信者に限る手段を設け
た。 (1−2)全体構成と情報伝達の流れ 図1に携帯電話を用いて天気予報の情報サービスを行う
一実施例の全体構成図を示す。
【0013】図1の四角い記号は携帯電話を意味し、多
数ある携帯電話の中から一例として2つを選び、符号と
して101、102として示した。図1の×印は、中継
局を意味する。一例として、携帯電話101の最寄の中
継局を符号として111、112、113として示し
た。図1の中継局から中継局に連なる線は、中継局どう
しで情報のやり取りを行うネットワークを示す。一例を
符号として121、122、123、124、125と
して示した。図1の楕円は、天気予報を発信する発信端
末131を示す。発信端末131と中継局117は、専
用回線141で接続されている。
【0014】次に、通常の携帯電話の利用方法における
情報の流れ方の一例を示す。携帯端末は電源がオンの状
態では最寄の中継局と電源がオンになっていることを示
す情報をやり取りし、中継局全体でどの携帯電話が電源
オンで最寄の中継局がどこであるか把握していて、例え
ば、携帯端末101と携帯端末102が通話する場合
は、携帯端末101の最寄の中継局が111、112、
113であり、それらがネットワーク121、122、
123を通して協調して携帯端末101と電波で情報の
送信受信を行い、同様に携帯端末102の最寄の中継局
114、115、116がネットワーク114、11
5、116を通して協調して携帯端末102と情報の送
信受信を行う。携帯端末101の最寄の中継局と102
の最寄の中継局を繋ぐ回線は、通話を開始する時の全体
の混雑度合いから適切なネットワークのパスが選択さ
れ、中継が実現する。
【0015】最後に、本発明の特徴である共通アドレス
を持つ携帯端末が共通アドレスに向け天気情報を発信す
る端末131から天気予報を受け取るまでの情報の流れ
について記す。天気予報を発信する端末131は、専用
回線141を通して専用回線に繋がった中継局117に
情報伝達され、共通アドレス向けに発信された情報は、
ネットワーク上の共通アドレス専用にあらかじめ割り当
てられている回線を通し全ての中継局に情報が伝わり、
全ての中継局が共通アドレス向けに同一情報を発信し、
サービスエリア全域に天気予報の情報が電波として発信
され、受信専用の共通アドレスを持った携帯端末はこの
電波を受信して天気予報が伝わる。 (1−3)携帯端末の構成例と情報処理の流れ 図3に本発明の実施例の携帯端末の構成図を示す。
【0016】通常の携帯端末機能としての構成は、受信
アンテナ301、受信信号増幅部302、固有アドレス
判定部303、受信表示スイッチ304、再生処理部3
05、音声出力画像表示部306、音声入力テキスト入
力部307、送信信号処理部308、送信アンテナ30
9からなる。
【0017】本発明固有の構成は、符号310で示した
枠内の部分で、共通アドレス判定部313、再生メモリ
保存部315、メモリー内容選択部316からなる。
【0018】通常の携帯端末機能では、受信アンテナ3
01が中継局からの電波を受け、受信信号増幅部302
で信号増幅し、携帯端末の固有アドレス判定部303を
通り、その携帯端末が呼び出されていると判定したら、
呼び出し音を出したり、受信表示スイッチ304のラン
プを点燈させ、携帯端末を持っている人に呼び出しを受
信したことを伝え、携帯端末を所持している人が受信表
示スイッチ304を押すと、再生処理部305で音声信
号や画像情報を信号再生し、音声出力画像表示部306
で音声出力や画像表示を行う。携帯端末から情報発信す
る場合は、音声入力テキスト入力部307で音声を信号
取り込みしたり、テキスト情報の入力を行ったりし、送
信信号処理部308で音声情報やテキスト情報をその端
末固有のアドレスに応じた送信波形に処理し、送信アン
テナ309から電波を送る。送信アンテナ309から送
信された電波を最寄の中継局が受け取り、情報が伝達さ
れるようになる。
【0019】本発明固有の機能は、受信信号増幅部30
2で信号増幅した信号が共通アドレス判定部313にも
送られ、共通アドレスに充てられた情報が再生メモリ保
存部315に送られ、情報をメモリに格納し、メモリー
内容選択部316で携帯端末を所持する人が必要な情報
を選択できるようにメニューを出力したり、携帯端末を
所持する人が選択したメニューに応じて必要な情報を出
力する。この機能により、本発明固有の機能である共通
アドレスを持った携帯端末は、サービスエリア内であれ
ば、共通アドレス充てに送られて来た情報を受け取るこ
とができる。
【0020】なお、共通アドレスを複数持たせ、複数の
情報サービスをすることもできる。図4に2つの共通ア
ドレスを持つ場合の構成を示した。図3の符号313、
315、316に対応する一つのアドレスのパスが、符
号413、415、416であり、もう一つのアドレス
に対応するパスが、符号423、425、426であ
る。 (1−4)携帯端末の概観および利用者から見た機能と
操作 図5に携帯端末の概観例を示す。
【0021】初めに受信機能と操作について、図5の記
号を用いて説明する。スピーカー501は受信した音声
情報を音声出力する。画面502は受信した画像データ
やテキスト情報を表示出力する。受信スイッチ511
は、図3の受信表示スイッチ304の機能が表面に見え
たもので、呼び出しがあった場合にこのスイッチを押す
と呼び出しを行っている人と通話などの情報交換が可能
となる。共通情報表示スイッチ512を押すと、共通ア
ドレスで受信した情報を画面502に表示する。メニュ
ー選択ボタン521で画面502に表示されたメニュー
を選択し、決定ボタン522を押すと選択されたメニュ
ーの情報が提示される。
【0022】番号ボタン504は、通話したい相手の電
話番号を入力できる。マイク503で携帯端末保持者の
音声を収集できる。テキスト情報を伝達したい場合は、
メニュー選択ボタン521を用い、必要なテキストデー
タを選択し、決定ボタン522で該当テキストデータを
決定し、必要なテキスト情報を送信することができる。
【0023】通常良く用いられる会話機能として利用す
る場合は、携帯端末保持者は、番号ボタン504で通話
したい相手の電話番号を入力し、通話したい相手が呼び
出しに応じると通話回線が確保され通話できる状態にな
り、マイク503に向け話した音声が音声情報として相
手に伝わり、相手の音声も音声情報として伝達され、マ
イク501で音声出力される。
【0024】本発明の特徴である共通アドレスで受信し
た情報を携帯端末保持者が利用する場合は、共通情報表
示スイッチ502を押すと、画面502に携帯端末が受
け取った共通情報、この実施例では天気情報に関するメ
ニューが提示され、メニュー選択ボタン521で所望の
メニューを選択して、決定ボタン522を押すと、その
情報が提示される。表示情報によっては更にメニュー選
択ができ、更に仔細な情報を提示することもできる。
【0025】図5では、メニュー選択する手段として、
メニュー選択ボタン521と決定ボタン522を用いた
が、メニューから選択する手段であればどのような手段
を用いることもできる。例えば、ペン入力やタッチパネ
ル入力などを取り入れることもできる。 (1−5)天気予報を情報発信する方法 図1の構成図に示した天気予報を発信する端末131か
ら共通アドレスに向け天気情報を発信する方法につい
て、図6に基づき述べる。
【0026】天気情報は、気象庁の発表や気象予報士が
予測した結果に基づいたもので、オペレータが端末13
1に所定の操作で入力する。例えば、図6の枠内にある
ような天気情報603を端末131に入力する。端末1
31は、端末に入力された情報に基づき、所定の順番で
共通アドレスに向け情報発信し、専用回線141を通し
て専用回線に繋がった中継局117に情報伝達され、共
通アドレス向けに発信された情報は、ネットワーク上の
共通アドレス専用にあらかじめ割り当てられている回線
を通し全ての中継局に情報が伝わり、全ての中継局が共
通アドレス向けに同一情報を電波発信する。電波として
発信される情報は、例えば図6の楕円枠内にあるような
時間分割された電波情報601である。天気情報603
は、例えば、所定の分割時間602で情報発信できるの
で、この所定の分割時間602を1フレーズとして、同
様のフレーズを繰り返すことにより、時間分割された電
波情報601が、サービスエリア全域に所定の共通アド
レスに向けて電波発信される。所定の共通アドレスを持
った携帯端末がこの電波を受信すると、図3の再生メモ
リ保存部315のメモリに天気情報603が書き込ま
れ、図6の携帯メモリ保存内容604のように、天気情
報603の内容が携帯端末のメモリに保存される。天気
情報603は変更があるまで、同一内容を繰り返すの
で、メモリ保存内容504は随時同一情報を比較なしに
書き換えながらメモリ保存することもできるし、メモリ
保存内容を呼び出して変更が必要な所のみ書きかえて保
存することもできる。
【0027】携帯端末の保持者は図5の共通情報表示ス
イッチ502を押すと、メモリに保存された携帯メモリ
保存内容604の天気情報が呼び出され、画面502に
見たい地域の天気や警報や注意報など情報メニューが出
され、知りたい情報を選択して見ることができる。
【0028】天気情報603は繰り返し電波発信される
が、地震や洪水などで災害が発生した場合、災害の発生
情報として特別な扱いをすることができ、例えば、天気
情報の発信を中断し、災害情報を災害情報であるという
種別のフラグを着けて情報発信し、災害情報を受信した
端末は災害情報を受信したことを携帯の所持者にベル音
などで知らせ、携帯端末の所持者が共通情報表示スイッ
チ502を押すと、災害情報が音声出力されたり、画面
表示されたりすることもできるし、共通情報表示スイッ
チ502が自動的に入り災害情報を出力することもでき
る。災害情報が流れた後は、引き続き天気情報の発信が
なされ、災害情報も天気情報の一部として所定の順番で
流すことができる。 (1−6)天気予報を情報発信する人を限定する方法 共通アドレスに向け天気情報などの特定の情報発信者か
ら出る情報を正確に伝える必要のある情報システムで
は、情報発信者があらかじめ限定されており、それ以外
の人は共通アドレスに向け、情報発信できない仕掛けを
持つ必要がある。以下、図2に基づき一実施例を記す。
【0029】天気予報を発信する端末131は、あらか
じめ限定された人しか入室できない部屋201に設置す
る。ドア202には、入室をする人を限定するため、例
えば、警備員が見張っていたり、暗証番号やIDカー
ド、指紋、網膜パタンなど本人であることを確認する手
段により入室を限定される。
【0030】端末131を操作する人を限定するため、
保管管理されたカギや暗証番号など、所定の人しか知ら
ない手続きを行わないと端末131が操作を受け付ける
状態にならないようにする。その他、2人以上の人が2
カ所以上で同時にロック解除操作しないと端末操作を受
け付けられないようにするなど個人では操作できないよ
うにすることもできる。
【0031】天気予報を発信する端末131を操作して
発信される情報は、専用回線141を通して中継局11
7に中継される。中継局117は、専用回線141から
来る情報のみ共通アドレス専用に発信された情報である
と認識し、ネットワーク上の共通アドレス専用にあらか
じめ割り当てられている回線に情報を通すことにする。
専用回線141から来ない情報は天気予報を発信する端
末131以外からの情報と見なし、仮に共通アドレスに
向けて情報発信されたものであっても情報の伝達を行わ
ない。同様に他の中継局も、ネットワーク上の共通アド
レス専用に割り当てられている回線からの情報であれば
他の中継局に伝えるが、そうでない回線からや一般端末
から共通アドレスに向けた情報発信があっても情報の伝
達を抑止する。
【0032】中継局が共通アドレスに向けた情報伝達を
特定の端末に制限する方法は、その他にも、端末番号を
確認し、所定の端末以外は権限がないと見なす方法や、
共通アドレス向け発信の最初に暗証番号を付け、暗証番
号が合っていた時のみ情報を通す権限があると見なすな
ど、天気予報を発信する端末131を識別する方法を取
り入れることもできる。
【0033】中継局が共通アドレスに向けられた情報
を、天気予報を発信する端末131からの情報でなく、
共通アドレス向けに情報伝達をしないときは、一般端末
が無線圏外にある時や未登録アドレスの時などと同じメ
ッセージを送り、間違えて共通アドレスに向けて発信し
た人に共通アドレスであったことを知られないようにす
ることもできる。また、発信端末と日時などを記録し、
異常に多く共通アドレスに情報発信しようとしている人
を見付けることもできる。 (1−7)中継局の構成と情報発信端末の区別方法 図16に、本発明の特徴の一つである専用回線141と
繋がった中継局117の構成例を示し、中継局117が
情報発信端末131を認識し、それ以外の端末からの発
信情報と区別して中継する仕組みについて述べる。
【0034】図16は、中継局117の構成であるが、
専用線141、判定部1601、判定部からネットワー
ク上の共通アドレスに割り当てられた回線に接続する回
線1602は、中継局117が他の中継局と異なって持
つ構成物であり、他の構成物は他の中継局も共通して持
つものである。
【0035】はじめに、一般も含めた中継局が携帯端末
の発信する情報を中継する方法について記す。中継局1
17は、色々な携帯端末から発信される電波1611
を、受信部1612で受信できる。携帯端末は電源がオ
ンの状態では、最寄の中継局に電源がオンであることを
伝えるメッセージを電波信号として出しており、電波1
611には、最寄の携帯端末から発信される電源がオン
であることを伝える電波信号も含まれている。受信部1
612は、最寄の携帯端末から電源がオンの状態である
ことを伝える情報と、その携帯端末固有のアドレス(端
末番号)の情報とを受け取ると、最寄の端末固有のアド
レスのメモリ保存部1613にその携帯端末固有のアド
レスをメモリ保存する。サービスエリア内にある中継局
も、同様にその中継局に最寄の携帯端末の固有のアドレ
スをメモリ保存している。これを一定時間、例えば1秒
おきに行なうと、携帯端末の移動に応じ、一秒おきに最
寄の携帯端末のメモリ保存情報が変わることになる。
【0036】図1の携帯端末101の保持者が携帯端末
102のアドレスに向け呼び出しを行う場合、各中継局
に最寄の端末固有のアドレスのメモリ保存部1613の
メモリ保存内容を参照し、携帯端末102が最寄の中継
局である中継局を探し、携帯端末101の最寄の中継局
とをその時点の混雑度合いなども考慮して適切な経路で
ネットワーク上の回線が通常回線1614上に確保さ
れ、送信部1615が携帯端末102のアドレスに向け
た電波を発信し通話が開始される。携帯端末の移動に伴
い、最寄の中継局が変化すると、メモリ保存部1613
の内容が変化し、ネットワーク上の接続回線も変化する
が、接続する回線は通常回線1614上のいずれかとな
る。従って、通常端末では通常回線1614のみ接続に
利用することになる。
【0037】ここで、メモリ保存部1613に最寄の携
帯端末のアドレスを保存する最に、保存すべきアドレス
が共通アドレスになっていないかチェックし、そうでな
い場合のみメモリに保存することにする。すると、電波
情報の間違えなどにより、間違えて共通アドレスと勘違
いされてアドレス番号がメモリ保存部1613に保存さ
れることはない。従って、仮に一般端末から間違えて共
通アドレスに向け呼び出しを行っても、どの中継局のメ
モリ保存部1613にも共通アドレスは見当たらないの
で、共通アドレスを持つ端末が見当たらない状態にな
り、呼び出した端末が、サービスエリア圏外か電源がオ
フになっている通常の利用で起こる状態と同じなので、
圏外か電源オフであることを伝える通常のメッセージと
同じメッセージが返信される。
【0038】次に、情報発信端末131に繋がった専用
回線141からネットワーク上の共通アドレス用の回線
1603、1605に情報が流れ、送信部1615から
電波1616として共通アドレスに向け電波発信する流
れを記す。
【0039】専用回線141には、図17で示すような
情報発信端末131が発信する情報1701が乗り、判
定部1601に向かって情報発信される。情報発信端末
131が発信する情報1701は、細かく見ると、パッ
ケージ化され、例えば、10秒毎に端末番号(端末のア
ドレス)、発信日時、所定の暗号プログラムに発信日時
を入力して出力として得られた暗号、伝えるべき情報を
記したデータ内容の順で10秒間のパッケージ情報17
02があり、そのようなパッケージ情報が連続して発信
情報1701の全体が構成される。
【0040】判定部1601では、パッケージ情報17
02を受け取ると、端末番号(端末のアドレス)が正し
いかチェックし、さらに、発信日時を所定の暗号プログ
ラムに入力し出力として得られた照合暗号と、パッケー
ジに送られてきた暗号とを比較照合し、同一であればこ
れを正しい情報として認識し、判定部からネットワーク
上の共通アドレスに割り当てられた回線に接続する回線
1602を通し、ネットワーク上の共通アドレスに割り
当てられた回線1603に情報が伝わる。更に、判定部
1604で、判定部1601と同様の判定が行われ、正
しい情報として判定されれば、共通アドレスに割り当て
られた回線1605および判定部1604から送信部1
615に繋がる回線1606に情報が伝わる。送信部
は、判定部1604から送信部1615に繋がる回線1
606から送られた情報は共通アドレス向けの情報であ
ると見なし、共通アドレス向けに情報発信する。以上に
より、情報発信端末131から発信された情報は、所定
の端末から発信された情報であることが暗号チェックさ
れ、共通アドレス向けに情報発信することができる。
【0041】なお、判定部1601と1604では、こ
の他にもいろいろな判定を行って情報発信端末131か
ら発信された情報であるか否かをより詳しく判定するこ
とができる。例えば、パッケージ情報1702の日時デ
ータが、判定時の日時と所定の時間、例えば5秒以内の
ずれであれば情報発信端末131から発信された情報と
見なし情報を通し、そうでなければ情報発信端末131
から発信された情報でない可能性があると見なし情報を
通さないことや、情報発信端末131が情報発信する時
の日時データも、端末番号に依存した暗号データとし、
判定部1601と1604では暗号解読プログラムによ
り日時データを解読してから日時データが判定の時間と
所定の範囲内にあるか比較照合する方法などがある。 (2)本発明第二の実施例 本発明第二の実施例として、地域毎に異なる情報をなる
べく少ない回線で伝えることのできる実施例を示す。区
域毎に異なるサービス提供例として地図情報を区域毎に
提供する場合について述べる。
【0042】以下、(2−1)節で本発明第2の実施例
の細部を省いた大筋を記し、その後本発明の特徴となる
細部として、(2−2)節で区域の分割例、(2−3)
節で携帯端末の構成例、(2−4)節でサービス情報の
提供例と画面提示例について述べる。 (2−1)本発明第2の実施例の大筋 受信専用の共通アドレスとして4つのアドレスを1セッ
トの共通アドレスとする。公衆情報システムがサービス
を提供する地域全体を複数の区域に分割し、複数の区域
に分割した段階で、4色問題を解く要領で、隣り合う区
域が同一アドレスとならないように各区域に1セットを
なす4つの共通アドレスのうち、いずれか一つのアドレ
スを割り当てる。以上の複数区域を分割する手法とし
て、公衆情報システムがサービスを提供する地域内のい
かなる地点においても、1セットをなす4つの共通アド
レス中のアドレスにおいては、同一アドレスを割り当て
られた2つ以上の区域から発せられる電波が届いて混信
することがないように複数区域の分割を行う。
【0043】複数の区域に分割する方法として、碁盤の
桝目のように縦横の線でそれぞれの分割区域が皆同じ多
きさの長方形、または正方形になるように区域の分割を
行うと、地図情報を発信する時は表示画面に合わせた情
報の発信ができ、便利である。
【0044】分割した複数の区域のそれぞれについて、
各々の区域に割り当てられた共通アドレスに向けて情報
発信するサーバー端末を設け、区域毎に特色のある情報
を上記実施例1と同様な方法で情報発信する。このよう
にすると、サービス区域内であれば、どこに居ても電波
混乱なく、4つの共通アドレスのうちいずれか一つのア
ドレスの情報を受信することができる。
【0045】それぞれの区域にあるサーバー端末がサー
ビスする内容を、自身の区域内に関する情報とその隣接
する区域内に関する情報とし、隣接する区域内に関する
情報は、隣接区域が自身の区域に対して情報発信する情
報と同一となるようにすると、隣接する区域で2重に同
一の情報が発信されることになるが、携帯端末が受信で
きる信号は、1セットとなるアドレスの少なくともいず
れか一つはあるので、隣接した区域も含め情報を得るこ
とができるし、隣接した区域の情報も受信できる境界部
に携帯端末があれば、隣接した区域の情報も含め更に多
くの地域の情報を受け取ることができる。2重に受け取
った情報は整理統合して一連の情報にすることができ
る。すなわち、各々の区域に割り当てられた所定の1セ
ットアドレスをなす4つのアドレスのそれぞれについ
て、そのアドレスに向けられた情報をそれぞれ受信し、
受信した情報全体から、同一区域に関する2重に受信さ
れた情報を統合して整理する手段を情報を受ける端末に
設けることにより、複数区域の情報を自然に接続した情
報を得ることができる。
【0046】サービス内容が地図情報の場合、サービス
情報を受ける端末が同一区域に関する2重に受信された
地図情報を1つの地図情報に統合して整理し、画面表示
し、更に現在位置がわかるGPSを装備し、概GPSの
検知した現在位置情報を概地図情報を統合して表示した
画像と位置が合うように重ねて表示することもできる。
また、地図情報の他にサーバーのサービス区域に関連し
た地理情報も提供し、地図情報と地理情報を所定の順序
で繰り返し情報提供し、情報提供すべき危急の情報は、
その情報の種別に応じた所定の手順で割り込み処理し情
報を提供することもできる。 (2−2)区域の分割例 図7にサービス区域全体701を6*6に分割した例を
示す。図の6*6の桝目に記載した番号は、1セットを
なす4つの共通アドレスの番号を示す。各区域は図1で
示したような構成と同様な構成を持ち、発信端末131
を全ての区域でそれぞれ固有に持つ。
【0047】図8に同一アドレスを割り当てられた電波
が電波干渉しない様子を3*3の分割例で示した。分割
区域801、802、803、804はそれぞれの区域
の情報をそれぞれの区域の共通アドレスで電波発信す
る。隣接した区域で電波が両方受信できる所を図8の斜
線で示した。領域805は、区域801と区域802の
電波を受信でき、領域806は、区域801と区域80
3の電波を受信でき、領域807は、区域801と区域
802、803、804の電波を受信できる。図8を見
ると、アドレスとして刧を割り当てられた区域801、
811、821、831は、それぞれの区域に電波発信
するが、互いに干渉しないことが斜線の混じり方を見る
と分る。
【0048】以上のように、4つのアドレスで互いに同
一アドレスに割り当てられた電波が電波干渉せずに電波
発信できることが分る。 (2−3)携帯端末の構成例 図9に本発明第2の実施例における携帯端末の構成例を
示す。枠で囲った部分910が本発明第2の実施例にお
ける構成例の特徴をなす部分である。1セットをなす4
つの共通アドレスについて、それぞれ受信、再生メモリ
格納を行う部分を設け、格納された各メモリ情報から場
所を考慮して内容選択して取り出す部分906を設け
た。図3の符号313、315に対応した部分が4つの
チャネルになり、共通アドレス1については、符号91
3、915の部分となり、共通アドレス2については、
符号923、925、共通アドレス3については、符号
933、935、共通アドレス4については符号94
3、945が対応する。
【0049】情報を引き出したいアドレスを指定して情
報を引き出す場合は、例えば共通アドレス1の情報はメ
モリ916から、共通アドレス2の情報はメモリ926
から引き出すことができる。
【0050】情報サービスの仕方として、隣接した区域
の情報を重畳して発信する場合は、情報を取り出して表
示する方法は各種ある。単純な例は、各メモリからそれ
ぞれ順番に情報を引き出し、位置を合わせて表示するこ
とにより、重畳した情報も同じ情報を重ね書くことにな
るので表示の際に統合される。効率的に表示する方法と
しては、各メモリから情報を取り出す最に重畳して取り
出さないように区域毎に情報を取り出すメモリを定めて
から情報を取り出すことができる。また、更に情報の取
り出しを単純かつ効率的にするために、メモリ916、
926、936、946の内容を統合し、重畳となった
情報を纏めて位置的に区域を繋いで一つのまとまった大
きな情報として統一的に管理するメモリを設け、そこか
ら情報を取り出すようにすることもできる。 (2−4)サービス情報の提供例と画面表示例 図10は、各区域毎にその地域の情報しか情報発信サー
ビスしない場合の画面提示例である。画面502の上方
にメニューがあり、4つの共通アドレス情報全体を表示
する全面1000を選択した場合の表示例が示されてい
る。現在位置1001は、GPSで検知された情報に基
づいて表示される。図10の位置では、2つの共通アド
レスから電波が届き、現在位置を含む区域が左側、現在
区域の右側を右側に表示している。位置関係は、情報提
供する最に位置関係がわかるような情報を提供すること
により、各区域のお互いの位置関係がわかる。例えば、
区域を分けた最に緯度方向の順番、経度方向の順番を情
報として載せることにより、各区域の全体での位置関係
がわかり、各々の区域から届く地図情報を正しい位置関
係で並べることができる。
【0051】図11は、各区域毎にその区域を含む周辺
の区域の情報を提示する場合の画面提示例である。提供
される情報は、その区域および周辺の区域を含む9個の
区域の情報がそれぞれの区域に提供される。画面502
の上方にメニューがあり、現在位置を示すGPS中心1
101が選択されている状態であり、携帯端末保持者が
現在いる地点の区域を中心に隣の区域まで含めた9個の
区域の情報が画面表示されている。現在位置の区域が、
例えば1セットをなす4つのアドレスのうち2番目のア
ドレスであれば、2番目のアドレスの選択メニュー11
02が選択されている状態を示す。例えば、3番目のア
ドレスの情報を見たい場合は3番目のアドレスを選択表
示することもできる。また、どのアドレスが受信できて
いるか示すため、アドレス番号の枠を大きく表示するな
どもできる。
【0052】一度に受信できる情報は現在いる位置が4
つの区域の情報を同時に取得できる場合で全面表示する
と、4つの区域を中心に隣接した区域も含め16区域を
表示する。携帯端末を持っている人が移動すると、現在
位置の表示位置が変わり、移動方向にある次の区域の電
波を受信すると次の区域の情報を取り入れることができ
る。携帯端末の保持者が次の区域に移動すると移動後の
区域を中心に画像表示する。中心となる区域は携帯端末
保持者が前の区域にいた時に受信した情報から参照で
き、前の区域では受信できない周辺区域の情報も、境界
部で受信できていれば情報表示することもできるし、今
の区域に移動後初めて受信するのであれば、受信が出来
次第順次画面表示することもできる。
【0053】提供する情報は、あらかじめ決められた各
区域の地図情報だけでなく、その区域の道路交通情報、
例えば渋滞や事故情報など現状の情報を随時提供するこ
ともできる。 (3)本発明第3の実施例 以上述べた本発明第二の実施例では、分割した区域毎に
それぞれサーバーが設置された、それぞれの区域毎に情
報提示がされたが、本発明第3の実施例では、複数の情
報発信者が複数の区域に情報を提示する場合について述
べる。一例として各自治体がそれぞれ独自に各自治体内
の住民に対し住民情報サービスを提供する場合について
示す。
【0054】図12は、自治体の管轄地区と同一情報を
提供する分割区域の関係を示した図である。4*4の分
割区域1200の中に分割区域とは独立して自治体の管
轄区域があり、自治体の管轄区域と同一情報を提供する
分割区域は多対多の関係となっている。例えば、経度方
向で2番、緯度方向でbとなる分割区域では、図13の
ように、2番bの分割区域の中に符号1301、130
2、1303で示す領域があり、それぞれ図12の12
01、1202、1203で示される自治体の一部であ
る。また、各自治体の方から見ると、図12で示される
ように他の分割区域にまたがって自治体が位置する。
【0055】各区域の共通アドレスに向けた情報発信
は、本発明第二の実施例のように区域毎に情報を発信す
るサーバーが情報発信する。隣会う区域まで情報発信す
る場合は、各区域は、各区域独自の情報を受ける端末が
あり、各区域毎に情報を発信する端末は、自身と隣接す
る区域について各区域独自の情報を受け付ける端末から
情報を収集し、自身の担当区域に情報提示する。各自治
体は、自治体の管轄地域にある分割区域の区域独自の情
報を受け付ける端末に対しそれどれ独自に情報発信す
る。例えば、図13のように、区域毎に自治体の管轄が
決まっているので、区域独自の情報を受け付ける端末
は、場所毎に受け付け情報を管理し、各自治体は自身の
管轄する場所に限定した情報を場所がわかる情報も含め
て情報提供することにより、各自治体から情報を受けた
区域独自の情報を受け付ける端末は、場所を明示して情
報提供することができる。
【0056】以上、自治体情報を例に述べたが、その他
にも地域毎の情報提供が行えるものは各種あり、例えば
以下のようなものがある。
【0057】防災情報関係では、例えば、何らかの注意
報、警報、避難勧告(地震、津波、台風、火山、崖崩
れ、河川氾濫、雪崩、危険物流出、火災)、避難場所一
覧、心得(行動、装備品、事前対策)などがある。気象
情報では、天気、台風や波浪警報など、気象庁発表や天
気予報士が発表するもの。区域の生活情報では例えば医
療情報(急病時、各種病院(保健機関)一覧)、環境資
源(ゴミ、リサイクル)、福祉(介護案内、児童福
祉)、市役所届け出、登録、証明ガイド、各種相談、ラ
イフラインの窓口(ガス、上水道、電気)などがある。
施設やレジャー情報として、例えば、行政施設(市役
所、消防、警察)、公園、名所、旧跡、観光施設、観光
案内、文化交流の施設、図書館、美術館、博物館、デパ
ート、商店街、スポーツ施設、体育館、プールなどがあ
る。地域イベント情報では、例えば、祭り、大会、各施
設のイベントなどがあり、行政情報では、例えば、選挙
情報(日時)、条例、制度、市役所便り、各種広告情報
として、例えば、飲食店、販売店、不動産、物流などが
ある。その他、ニュースやトピックス、交通情報とし
て、電車時刻、バス路線(停留所)、時刻、道路交通
量、渋滞、事故情報などがある。
【0058】以上の情報は、各種あり、1セットをなす
4つの共通アドレスだけでなく、多くのセットを作り、
各種情報を複数のセットアドレスで情報提供することも
できる。また、提供する情報は、通常時は、生活情報や
広告、交通などの情報を随時送信し、緊急時には緊急情
報のみを切り替えて送信することもできる。また、皆に
至急知らせた法が良いと判断される情報は、そのような
情報の緊急フラグが送られ、各携帯端末が受信呼び出し
状態にすることもできるし、自動的に音声を出力するこ
ともできる。
【0059】また、自治体の施設の利用状況の情報提供
だけでなく、メニューに予約電話を入れるメニューを設
け、予約選択すると、予約用の電話アドレスに向け予約
を開始することもできる。予約先で予約を受け付けた場
合、予約先から受け付けた旨、テキスト情報なり、音声
情報などで予約を入れた携帯端末のアドレスに向け情報
発信し、予約受け付け連絡をすることもできる。 (4)本発明の端末を持つ複合物の実施例 以上の実施例では携帯端末に受信専用の共通アドレスを
設け情報を受信していたが、携帯端末以外の用途で用い
ることが可能な表示装置に以上述べた受信専用の共通ア
ドレスを持って情報受信できる手段を内臓するか、また
は、携帯端末と連動して受信専用サービスを表示する手
段を設けることができる。概携帯端末には他の表示装置
と電気的に接続する接続手段を設け、他の表示装置にも
概携帯端末と電気的に接続する接続手段を設け、携帯端
末から受信専用サービス情報を表示装置に送り画面表示
する。
【0060】以上の例として図14にテレビの例を示し
た。携帯端末と接続可能なテレビ1400は、携帯端末
500を乗せることにより、接続部1402で電気的に
接続され、携帯端末500が受け取った情報をテレビ画
面1401に表示することができる。また、接続部14
02を通し、携帯端末に充電用の電気を通すこともでき
る。
【0061】図15では、カバン1500の片面に携帯
端末500を入れ、接続部1502を通し、液晶画面1
501に携帯端末の受け取ったデータを提示することが
できる。カバンには、キーボード1503などを設置
し、パソコン機能などを内蔵することもできる。
【0062】その他、車に表示画面を設置し、携帯端末
を所定の接続部に置くと、車の表示画面に情報提示する
こともできる。また、カーステレオに携帯端末の音声情
報を送り音声出力させることもできる。マイクを車に設
置し、携帯端末に向かわなくても通話することができる
ようにすることもできる。
【0063】
【発明の効果】本発明によれば、複数のアドレスを持
ち、複数の端末が情報の入出力を行える公衆情報システ
ムにおいて、なるべく少ない回線で同時に広く多くの人
に同一情報を伝達できるという効果がある。また、本発
明第二および第三の実施例では、地域に応じた情報をな
るべく少ない回線で同時に多くの人に伝達できるという
効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明第1の実施例における構成図。
【図2】情報発信者を限定する部屋を示す図。
【図3】本発明第1の実施例における携帯端末の構成
図。
【図4】本発明第1の実施例における携帯端末の別の構
成図。
【図5】本発明の携帯端末の概観図。
【図6】本発明第1の実施例における情報発信の概観
図。
【図7】本発明第2の実施例における区域の分割例。
【図8】3*3区域に分割した最の電波の届く様子を示
す図。
【図9】本発明第2の実施例における携帯端末の構成
図。
【図10】本発明第2の実施例における画面表示例。
【図11】本発明第2の実施例における別の画面表示
例。
【図12】本発明第3の実施例における分割区域と自治
体の管轄区域の例。
【図13】分割区域内での自治体の管轄領域を示す例。
【図14】本発明の携帯端末を置き携帯受信情報を伝達
でするテレビ。
【図15】本発明の携帯端末を置き携帯受信情報を伝達
するカバン。
【図16】本発明の中継局の構成例。
【図17】本発明の情報発信の形式例。
【符号の説明】
101…携帯電話、102…携帯電話、111、11
2、113…携帯電話101に最寄の中継局、114、
115、116…携帯電話102に最寄の中継局、11
7…発信端末131と専用回線141で接続のある中継
局、118…中継局、119…中継局、121、12
2、123、124、125…中継局どうしで情報のや
り取りを行うネットワーク、131…天気予報を発信す
る発信端末、141…専用回線、201…あらかじめ限
定された人しか入室できない部屋
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中野 和典 神奈川県川崎市麻生区王禅寺1099番地 株 式会社日立製作所システム開発研究所内 Fターム(参考) 5K015 AB01 AF06 GA07 5K024 AA71 CC10 CC11 FF04 5K051 AA05 BB01 BB02 CC07 DD15 FF11 5K067 AA21 BB02 DD13 DD17 DD18 DD19 EE02 EE16 GG11 HH11 JJ53

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数のアドレスを持ち、複数の端末が情報
    の入出力を行える情報伝達システムにおいて、 受信用アドレスを有する前記端末と、 所定のサービスエリア内に前記端末が存在するかを検知
    する手段と、存在すると検知された場合、前記受信用ア
    ドレスに向けて前記受信用アドレスと対応付けられた情
    報を発信する手段を有する情報発信装置を有し、 前記端末が、前記所定サービスエリア内で、前記情報を
    受信することを特徴とする情報伝達システム。
  2. 【請求項2】請求項1に情報伝達システムにおいて、 前記受信用アドレスに対して前記情報を送信する専用回
    線を有することを特徴とする情報伝達システム。
  3. 【請求項3】請求項2に記載の情報伝達システムにおい
    て、 前記専用回線は、無線回線であることを特徴とする情報
    伝達システム。
  4. 【請求項4】請求項3に記載の情報伝達システムにおい
    て、 前記受信用アドレスは、4つのアドレスを含むアドレス
    セットであり、 前記情報発信装置は、前記所定サービスエリアを複数の
    区域に分割し、分割された前記複数の区域それぞれを隣
    り合う区域が互いにことなるアドレスになるように前記
    区域それぞれに前記4つのアドレスのうちいずれか一つ
    を割り当てることを特徴とする情報伝達システム。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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