JP5549570B2 - データ伝送装置及びデータ伝送方法 - Google Patents

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本発明は、複数の装置間のデータ伝送に関し、特に、高信頼性が要求される交通、電力分野へ適用される装置の間で冗長化されたデータの送受信を行うデータ伝送装置及びデータ伝送方法に関する。
従来、伝送データの信頼性を向上させる技術として、例えば特許文献1に記載の技術がある。この技術は、サーバ/クライアント型のシステムにおいて伝送パケットに欠落が生じた場合、サーバ側伝送装置はクライアント側伝送装置からの再送要求に応じてパケットを再送するというものである。ここでは、2重化した早系と遅系で構成される2系統でデータ伝送を行っている。
また、2重化された伝送路による伝送システムとして、例えば特許文献2に記載の技術がある。この技術は、冗長化された伝送路を切替えて伝送を行うことにより、伝送路の利用効率を上げるものである。ここでは、伝送路の異常検出時の動作については詳細には記述されていないが、異常発生時には再送処理を行い、それでも異常な場合には伝送路異常と判定して伝送路を切替えるものと推定される。
特開2009−147579号公報 特開2004−32354号公報
従来の方法では、伝送路をリング状に構成し、通常は一方向にパケット伝送することによりデータ伝送を行い、伝送路またはリングを構成している伝送装置に障害が発生した場合にはリングの両方向にパケット伝送を行うことにより、冗長化を達成している。このような伝送路の切替え動作により、リング状に構成された伝送路では1重の障害に対してデータ伝送ができなくなるのを防止している。
ところが、伝送路の切替えには少し時間が掛かるため、伝送路の切替え動作によって定周期でデータ伝送を行っている制御系の指令値や検出値が抜けたり、伝送路切替え後に、接続されている被制御機器への制御データの到達順序が変わったりする現象が生じるおそれがある。そのため、伝送路を経由してシステムを制御しているコントローラは、1つの障害発生もなるべく早く検知して、適切な処理を実行する必要がある。
一般に、伝送路の障害発生時における伝送路の切替え動作は、伝送路の状態を監視しているマスタ伝送スイッチにより実行される。マスタ伝送スイッチは定期的に診断パケットを送出し、それが正常に帰って来るか否かにより、伝送路上の異常を監視している。
伝送路の切替え動作が発生したかどうかを判断するには、このマスタ伝送スイッチの内部状態を確認する必要がある。そのため、従来、コントローラとマスタ伝送スイッチとを伝送路とは別の専用の信号線で接続したり、伝送路を介して定期的にマスタ伝送スイッチの状態を確認したりしていた。
しかしながら、専用線での接続は、その配線のためにコストアップとなる。また、伝送路を介した状態確認は、状態確認用の伝送信号が本来の制御系のデータ伝送へ悪影響を与えるおそれがある。
そこで、本発明は、コストアップや本来のデータ伝送への影響を伴うことなく、伝送路の障害発生を適切に検知することができるデータ伝送装置及びデータ伝送方法を提供することを課題としている。
上記課題を解決するために、請求項1に係るデータ伝送装置は、コントローラ装置と、複数の制御装置と、前記コントローラ装置と複数の前記制御装置との間で伝送データを中継する複数のスイッチ装置と、を備え、前記コントローラ装置と複数の前記スイッチ装置とが、隣接する装置間を結ぶ双方向通信可能なリング状伝送路によって接続され、前記リング状伝送路を介した伝送データの授受を行うデータ伝送装置であって、前記コントローラ装置と前記制御装置との間の伝送データの授受は、前記リング状伝送路の正常時には当該装置間を接続する前記リング状伝送路の一方の伝送経路を介して行い、前記リング状伝送路の前記一方の伝送経路の異常発生時には当該装置間を接続する前記リング状伝送路の他方の伝送経路を介して行うものであって、前記制御装置は、前記コントローラ装置に対して一定周期で伝送データを送出するように構成されており、前記コントローラ装置は、前記制御装置からの伝送データの受信タイミングを監視する受信タイミング監視手段と、前記受信タイミング監視手段で前記受信タイミングが前記一定周期に基づく基準タイミングからずれたことを検知したとき、前記一方の伝送経路を介した伝送データの授受から前記他方の伝送経路を介した伝送データの授受への切り替えが発生したと判断する伝送経路切り替え判断手段と、を備えることを特徴としている。
このように、コントローラ装置に、制御装置から一定周期で送信される伝送データの受信タイミングを監視する機能を設け、当該受信タイミングが基準タイミングからずれたことを確認することで、伝送経路の切替え動作が発生したと判断する。そして、これにより、リング状伝送路上で障害が発生したことを検知する。このように、コントローラ装置内で障害発生により伝送経路の切替え動作が発生したことを判断することができる。したがって、当該切替え動作を実行する装置との間にリング状伝送路とは別に専用の信号線を設けたり、当該切替え動作を実行する装置の内部状態を、リング状伝送路を介して伝送データを定期的にやり取りすることで監視したりする必要がない。そのため、専用線での接続によるコストアップや、リング状伝送路を介した状態確認による本来の制御系のデータ伝送への影響を伴うことなく、リング状伝送路の障害発生を適切に検知することができる。
また、請求項2に係るデータ伝送装置は、請求項1に係る発明において、前記受信タイミング監視手段は、前記制御装置からの伝送データの受信時に、前記受信タイミングと前記基準タイミングとの誤差がゼロに近づくように、前記基準タイミングを計測するためのクロックを補正するPLL機能を有することを特徴としている。
これにより、受信タイミングに同期したクロックを発生させることができるので、正確に受信タイミングのずれを検知することができる。
さらに、請求項3に係るデータ伝送装置は、請求項1又は2に係る発明において、前記伝送経路切り替え判断手段は、前記受信タイミング監視手段で前記受信タイミングが前記基準タイミングからずれたことを設定時間以上検知したとき、前記一方の伝送経路を介した伝送データの授受から前記他方の伝送経路を介した伝送データの授受への切り替えが発生したと判断することを特徴としている。
これにより、受信タイミングの瞬時の変化に対しては追従することなく、ある時点で発生した受信タイミングのずれを検知することができる。したがって、例えば一時的な障害発生などに対しては障害発生検出処理(アラーム通知など)が作動しないようにすることができる。
また、請求項4に係るデータ伝送方法は、コントローラ装置と、複数の制御装置と、前記コントローラ装置と複数の前記制御装置との間で伝送データを中継する複数のスイッチ装置と、を備え、前記コントローラ装置と複数の前記スイッチ装置とが、隣接する装置間を結ぶ双方向通信可能なリング状伝送路によって接続され、前記リング状伝送路を介した伝送データの授受を行うデータ伝送方法であって、前記コントローラ装置と前記制御装置との間の伝送データの授受を、前記リング状伝送路の正常時には当該装置間を接続する前記リング状伝送路の一方の伝送経路を介して行い、前記リング状伝送路の前記一方の伝送経路の異常発生時には当該装置間を接続する前記リング状伝送路の他方の伝送経路を介して行うに際し、前記コントローラ装置は、前記制御装置から一定周期で送出される伝送データの受信タイミングを監視し、当該受信タイミングが前記一定周期に基づく基準タイミングからずれたことを検知したとき、前記一方の伝送経路を介した伝送データの授受から前記他方の伝送経路を介した伝送データの授受への切り替えが発生したと判断することを特徴としている。
これにより、コントローラ装置内で障害発生により伝送経路の切替え動作が発生したことを適切に判断することができるデータ伝送方法とすることができる。
本発明によれば、制御装置からコントローラ装置へ一定周期で送信される伝送データの受信タイミングを監視する機能を、コントローラ装置内に設けるので、受信タイミングが変化したことを確認することで、伝送路の切替え動作が発生したと判断することができる。そして、これによりリング状伝送路の障害発生を検知することができる。したがって、コストアップや本来のデータ伝送への影響を伴うことなく、リング状伝送路の障害発生を適切に検知することができる。
本発明の一実施形態を示すシステム構成図である。 正常時における伝送データの流れを示す図である。 障害発生時における伝送データの流れを示す図である。 コントローラ装置1の内部構成を示す図である。 受信データタイミングテーブルを示す図である。 受信データタイミング監視部15で実行する定周期処理手順を示すフローチャートである。 受信データタイミング監視部15で実行するデータ受信時処理手順を示すフローチャートである。 本実施形態の動作を説明するための図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
(第1の実施形態)
(構成)
図1は本発明の一実施形態を示すシステム構成図である。
図中、符号1はコントローラ装置であり、このコントローラ装置1にはスイッチ装置2が接続されている。符号3a〜3fは制御装置であり、これら制御装置3a〜3fにはそれぞれスイッチ装置4a〜4fが接続されている。また、符号5はマスタスイッチ装置である。本実施形態では、制御装置3a〜3fを総括して説明する場合には、以下の説明において単に制御装置3と略記する。また、同様に、スイッチ装置4a〜4fはそれぞれ同様の構成を有するため、スイッチ装置4a〜4fを総括して説明する場合には、以下の説明において単にスイッチ装置4と略記する。
図1に示すように、スイッチ装置2とスイッチ装置4a〜4fとマスタスイッチ装置5とは、双方向通信可能なリング状伝送路6を介してリング状に接続されている。コントローラ装置1及び制御装置3は、個別に識別が可能なようにアドレスが割り振られており、このアドレスを付加した伝送データをスイッチ装置2又は4を介してリング状伝送路6に送出することで、コントローラ装置1と制御装置3との間で相互に伝送データのやり取りを行えるようになっている。
スイッチ装置2及びスイッチ装置4a〜4fは、コントローラ装置1と制御装置3との間で伝送データを中継するものであり、リング状伝送路6を介して送られて来る伝送データが自身に接続されているコントローラ装置1又は制御装置3に割り振られたアドレス宛てである場合、その伝送データを隣接するスイッチ装置2又はスイッチ装置4へは送らず、自身に接続されているコントローラ装置1又は制御装置3に送る。一方、上記伝送データの宛先が自身に接続されたコントローラ装置1又は制御装置3ではない場合、その伝送データが送られてきた方向とは逆方向(下流)に隣接するスイッチ装置2又はスイッチ装置4へ送る。
すなわち、スイッチ装置2及びスイッチ装置4は、自身に接続されているコントローラ装置1又は制御装置3のアドレスを記憶、管理しており、リング状伝送路6上で伝送されるデータの宛先をそのアドレスを比較することにより、伝送データを下流のスイッチ装置2又はスイッチ装置4へそのまま送るのか、自身に接続されているコントローラ装置1又は制御装置3に送るのかを判断する。
マスタスイッチ装置5は、リング状伝送路6上の異常発生の有無(断線等の障害発生の有無)を監視し、リング状伝送路6に異常が発生していると判断すると、異常発生時処理として後述する伝送路の切替え動作を行う。すなわち、このマスタスイッチ装置5は、定期的にリング状伝送路6の状態を監視するための監視用伝送データを、隣接するスイッチ装置4c及び4dに送出する。このとき、マスタスイッチ装置5は、監視用伝送データがリング状伝送路6を巡回して逆方向から戻って来ることで、リング状伝送路6に異常が発生していない正常状態であることを確認する。
そして、マスタスイッチ装置5は、リング状伝送路6の正常時には、隣接するスイッチ装置4c(又は4d)からの伝送データをその先のスイッチ装置4d(又は4c)へ転送しないよう動作する。すなわち、正常時には、リング状伝送路6はこのマスタスイッチ装置5の箇所で切れた構成となっている。一方、マスタスイッチ装置5は、リング状伝送路6上の異常発生時には、隣接するスイッチ装置4c(又は4d)からの伝送データをその先のスイッチ装置4d(又は4c)へ転送するよう動作する。このように、マスタスイッチ装置5は、異常発生時にリング状伝送路6の切替え動作を行う。
コントローラ装置1は、複数の制御装置3a〜3fのうち、特定の制御装置3に対する指令値を含む伝送データを、スイッチ装置2を介してリング状伝送路6に対して送出する。このとき、スイッチ装置2は、伝送データをリング状伝送路6の双方向に送出する。スイッチ装置2からリング状伝送路6に送出した伝送データは、スイッチ装置4a→スイッチ装置4b→スイッチ装置4c→マスタスイッチ装置5と順々に伝えられると共に、スイッチ装置4f→スイッチ装置4e→スイッチ装置4d→マスタスイッチ装置5と順々に伝えられる。このとき、当該伝送データを何れか1台のスイッチ装置4が自身に接続された制御装置3へ送ることで、当該伝送データは受け取り先である制御装置3に到達する。
制御装置3は、コントローラ装置1からの指令値を含む伝送データを受け取ると、これに対してコントローラ装置1へ制御系検出値を含む伝送データを返送する。この返送データは、コントローラ装置1から制御装置3へのデータ伝送経路とは逆の経路を辿りながら、コントローラ装置1へ伝送される。本実施形態では、制御装置3がコントローラ装置1に対して一定周期で制御系検出値を含む伝送データを送信するように構成するものとする。
図2は、リング状伝送路6の正常時における伝送データの流れを示す図である。以下、コントローラ装置1と制御装置3cとの間のデータ伝送について説明する。
コントローラ装置1から制御装置3cへの伝送データは、スイッチ装置2からスイッチ装置4aへ伝送される。スイッチ装置4aは、受け取った伝送データが自身に接続された制御装置3a宛てでないため、この伝送データを隣接するスイッチ装置4bへ送り出す。スイッチ装置4bも同様に、受け取った伝送データが自身に接続された制御装置3b宛てでないため、この伝送データを隣接するスイッチ装置4cへ送り出す。
スイッチ装置4cは、自身に接続された制御装置3c宛ての伝送データを受け取ると、これを下流のマスタスイッチ装置5には送り出さず、制御装置3cへ送る。制御装置3cは、コントローラ装置1からの伝送データの内容を解釈し、指定された動作を実施する。そして、その結果を返送データとしてコントローラ装置1へ返送する。このときの伝送経路はコントローラ装置1から制御装置3cへの伝送データの伝送経路と同じであるが、方向は逆となる。すなわち、制御装置3c→スイッチ装置4c→スイッチ装置4b→スイッチ装置4a→スイッチ装置2→コントローラ装置1となる。
なお、コントローラ装置1から制御装置3cへの伝送データは、スイッチ装置2からスイッチ装置4fへも送出されるが、この伝送データはスイッチ装置4f→スイッチ装置4e→スイッチ装置4d→マスタスイッチ装置5の順に伝送され、マスタスイッチ装置5からスイッチ装置4cへ伝送されることはない。
図3は、リング状伝送路6の異常発生時における伝送データの流れを示す図である。ここでは、リング状伝送路6上のスイッチ装置4bとスイッチ装置4cの間で断線等の障害αが発生した場合について説明する。
スイッチ装置4bとスイッチ装置4cとの間で障害が発生すると、これら装置間でのデータ伝送ができなくなる。したがって、コントローラ装置1からスイッチ装置4a側へ送出された制御装置3c宛ての伝送データは、スイッチ装置4bまでしか伝送されない。
ところが、異常発生時には、マスタスイッチ装置5は、定期的に送出している監視用伝送データが戻って来なくなることでリング状伝送路6上での障害の発生を検知し、正常時には遮断していた伝送データの転送を行うように動作する(伝送路の切替え動作を行う)。これにより、マスタスイッチ装置5は、スイッチ装置4dからの伝送データをスイッチ装置4cへ転送する動作を行うことになる。この結果、コントローラ装置1から制御装置3cへは、スイッチ装置2からスイッチ装置4f側へ送出された伝送データが伝送される。すなわち、コントローラ装置1から制御装置3cへの伝送データは、スイッチ装置2、スイッチ装置4f、スイッチ装置4e、スイッチ装置4d、マスタスイッチ装置5、スイッチ装置4cを介して制御装置3cに到達する。また、制御装置3cからコントローラ装置1への返送データは上記の逆方向を経由して伝送される。
このように、リング状伝送路6の正常時には、スイッチ装置2とスイッチ装置4cとの間でリング状伝送路6の一方の伝送経路(スイッチ装置2→スイッチ装置4a→スイッチ装置4b→スイッチ装置4c)を介して伝送データの授受を行い、当該一方の伝送経路上で異常が発生した場合には、スイッチ装置2とスイッチ装置4cとの間でリング状伝送路6の他方の伝送経路(スイッチ装置2→スイッチ装置4f→スイッチ装置4e→スイッチ装置4d→マスタスイッチ装置5→スイッチ装置4c)を介して伝送データの授受を行う。このような構成により、リング状伝送路6上で1つの障害が発生してもデータ伝送機能を維持することができる。
次に、コントローラ装置1の具体的構成について説明する。
図4は、コントローラ装置1の内部構成を示す図である。
コントローラ装置1は、CPU11、伝送データメモリ12、伝送コントローラ13、伝送ドライバ14及び受信データタイミング監視部15により構成されている。
CPU11は、伝送データの送受信処理を行う。CPU11は、伝送データメモリ12に対するデータの読み出し及び書き込みが可能となっており、伝送データメモリ12にデータを書き込むことで、スイッチ装置2に対して、書き込みデータを送出することが可能となっている。
伝送ドライバ14は、スイッチ装置2から伝送データが入力されると、当該伝送データを伝送コントローラ13へ出力する。
伝送コントローラ13は、伝送ドライバ14を介して入力された伝送データのエラーチェックを行うと共に、そのデータが自分宛てであるか否かを確認する。そして、伝送データにエラーがなく自分宛てであることを確認した場合には、伝送データメモリ12へその伝送データを書き込む。
また、伝送コントローラ13は、CPU11がスイッチ装置2へ送信する伝送データを伝送データメモリ12へ書き込むと、伝送データメモリ12に書き込まれた伝送データを順番に読み出し、伝送ドライバ14へ送る。すると伝送ドライバ14は、伝送コントローラ13からの送信データをスイッチ装置2へ送出する。
受信データタイミング監視部15は、各制御装置3からコントローラ装置1へ一定周期で送信される制御系検出値を含む伝送データの受信タイミングを監視する。ここでは、各制御装置3に対応した受信データタイミングクロックカウンタ(以下、単にカウント値と称す)を用いる。すなわち、受信データタイミング監視部15は、図5に示す受信データタイミングテーブルを備える。この受信データタイミングテーブルは、制御装置3の識別番号と上記カウント値とを対応付けしたテーブルである。なお、識別番号#1〜#6がそれぞれ制御装置3a〜3fに対応しているものとする。
制御装置3a〜3fにそれぞれ対応するカウント値C1〜C6は、初期状態では、制御装置3毎に予め設定された最大カウント値MaxCountにセットされている。ここで、最大カウント値MaxCountは、制御装置3からコントローラ装置1へ一定周期で送信される伝送データのリング状伝送路6の正常時における伝送周期に相当するカウント値である。各制御装置3にそれぞれ対応する最大カウント値MaxCountは、制御装置3毎に異なる値であっても、同じ値であってもよい。
受信データタイミング監視部15は、後述する定周期処理を行って、カウント値を最大カウント値MaxCountから一定間隔でカウントダウンする。そして、制御装置3からの伝送データを受信したとき、後述するデータ受信時処理を行って、カウントダウンされるカウント値が0となるタイミング(伝送周期に基づく基準タイミング)と伝送データの受信タイミングとの誤差が許容範囲外であるか否かを判定する。そして、当該誤差が許容範囲外である状態が所定の設定時間以上継続している場合には、リング状伝送路6に障害が発生したことでマスタスイッチ装置5によって伝送路の切替え動作が行われたものと判断する。また、受信データタイミング監視部15は、カウント値が伝送データの受信タイミングに対してPLL(Phase Locked Loop)動作を行うように制御する。
次に、受信データタイミング監視部15で実行する定周期処理について説明する。
図6は、受信データタイミング監視部15で実行する定周期処理手順を示すフローチャートである。この定周期処理は、所定時間毎に実行される。
先ずステップS1で、受信データタイミング監視部15は、受信データタイミングテーブルを参照し、識別番号#1の制御装置3aのカウント値C1を選択してステップS2に移行する。
ステップS2では、受信データタイミング監視部15は、現在選択しているカウント値が“0”であるか否かを判定し、カウント値≠0である場合にはステップS3に移行する。ステップS3では、受信データタイミング監視部15は、現在選択しているカウント値をデクリメントして後述するステップS5に移行する。
一方、前記ステップS2で、カウント値=0であると判定した場合にはステップS4に移行し、受信データタイミング監視部15は、現在選択しているカウント値を、当該カウント値の最大カウント値MaxCountにセットしてステップS5に移行する。
ステップS5では、受信データタイミング監視部15は、現在選択しているカウント値が識別番号#6の制御装置3fのカウント値C6であるか否かを判定する。そして、カウント値C6以外を選択している場合にはステップS6に移行する。ステップS6では、受信データタイミング監視部15は、次の識別番号(例えば、識別番号#1を選択している場合、識別番号#2)の制御装置3のカウント値を選択して前記ステップS2に移行する。
一方、前記ステップS5で、カウント値C6を選択していると判定した場合には、すべてのカウント値C1〜C6のカウントダウンが完了したものと判断して定周期処理を終了する。
次に、受信データタイミング監視部15で実行するデータ受信時処理について説明する。
図7は、受信データタイミング監視部15で実行するデータ受信時処理手順を示すフローチャートである。このデータ受信時処理は、制御装置3から送出される伝送データを受信したときに実行される。
先ずステップS11で、受信データタイミング監視部15は、受信データタイミングテーブルを参照し、受信した伝送データの送り元の制御装置3のカウント値を選択してステップS12に移行する。
ステップS12では、受信データタイミング監視部15は、前記ステップS11で選択したカウント値の補正処理(PLL処理)を行う。ここでは、前記ステップS11で選択したカウント値をC(n)としたとき、カウント値C(n)がMaxCount/2未満の場合には、下記(1)式をもとにカウント値C(n+1)を算出する。また、カウント値C(n)がMaxCount/2以上の場合には、下記(2)式をもとにカウント値C(n+1)を算出する。そして、受信データタイミングテーブルの前記ステップS11で選択したカウント値を、算出したカウント値C(n+1)で更新する。
C(n+1)=C(n)−h・C(n) ………(1)
C(n+1)=C(n)+h・(MaxCount−C(n)) ………(2)
ここで、hは誤差補正係数であり、1/20〜1/5程度に設定する。
次に、ステップS13では、受信データタイミング監視部15は、前記ステップS11で選択したカウント値が予め設定した誤差許容値CTH以上であるか否かを判定する。そして、誤差許容値CTH以上である場合には、選択したカウント値が誤差許容範囲外であると判断してステップS14に移行する。一方、誤差許容値CTH未満である場合には、選択したカウント値が誤差許容範囲内であり、マスタスイッチ装置5による伝送路の切替え動作は行われていない状態であると判断して、そのままデータ受信時処理を終了する。
ステップS14では、前記ステップS11で選択したカウント値が誤差許容範囲外である状態が所定の設定時間継続しているか否かを判定する。そして、設定時間継続していると判定した場合には、マスタスイッチ装置5による伝送路の切替え動作が行われたものと判断してステップS15に移行し、伝送路障害発生検出処理を実施する。ここで、伝送路障害発生検出処理としては、例えば故障アラーム通知などを行うものとする。
一方、前記ステップS14で、前記ステップS11で選択したカウント値が誤差許容範囲外である状態の継続時間が上記設定時間未満の場合には、そのままデータ受信時処理を終了する。
なお、図6の各処理、図7のステップS11及びS12が受信タイミング監視手段に対応し、図7のステップS13〜S15が伝送経路切り替え判断手段に対応している。
(動作)
次に、本実施形態の動作について説明する。
リング状伝送路6に障害が発生していない正常時には、マスタスイッチ装置5からリング状伝送路6へ監視用伝送データが送出されると、この監視用伝送データがリング状伝送路6を一巡して再びマスタスイッチ装置5に戻ってくる。これにより、マスタスイッチ装置5は、リング状伝送路6が正常状態であることを確認し、伝送路の切替え動作を行わない。
したがって、この正常時に、コントローラ装置1がスイッチ装置4cに接続された制御装置3c宛ての伝送データを送出するべく、伝送データをコントローラ装置1に接続されたスイッチ装置2からリング状伝送路6の双方向へ送出すると、スイッチ装置2からスイッチ装置4f側へ送出された伝送データは、スイッチ装置4f、スイッチ装置4e及びスイッチ装置4dを介してマスタスイッチ装置5へ伝送されるが、マスタスイッチ装置5は伝送データの転送を行わないため、この伝送データはマスタスイッチ装置5からスイッチ装置4cへ伝送されることはない。
一方、スイッチ装置2からスイッチ装置4a側へ送出された伝送データは、スイッチ装置4a及びスイッチ装置4bを介してスイッチ装置4cへ伝送される。このとき、スイッチ装置4cは、受信した伝送データが自身に接続された制御装置3c宛ての伝送データであると判定し、この伝送データを制御装置3cへ伝送する。すると、制御装置3cは、コントローラ装置1宛ての返送データを送出する。この返送データは、制御装置3cが接続されたスイッチ装置4cからスイッチ装置4b、スイッチ装置4a及びスイッチ装置2を介してコントローラ装置1へ伝送される。
このように、リング状伝送路6の正常時には、コントローラ装置1と制御装置3cとの間では通常の伝送経路でのデータ伝送が行われる。このときの制御装置3cからコントローラ装置1への伝送データの伝送周期は一定であり、この伝送周期は、カウント値C3の最大カウント値MaxCountに相当する。
したがって、定周期処理において、コントローラ装置1が受信データタイミングテーブルに格納された制御装置3cのカウント値C3をカウントダウンしていくと、カウント値C3が“0”となるタイミングと制御装置3cからの伝送データを受信するタイミングとが一致することになる。
これにより、コントローラ装置1は、マスタスイッチ装置5による伝送路切替え動作が行われていないものと判断すると共に、リング状伝送路6が正常状態であることを確認する。
この正常状態から、図3に示すようにリング状伝送路6上で障害αが発生すると、マスタスイッチ装置5からリング状伝送路6へ送出した監視用伝送データは、マスタスイッチ装置5に戻ってこなくなる。そのため、マスタスイッチ装置5は、リング状伝送路6が異常発生状態であることを確認し、伝送路の切替え動作を行う。
この異常発生時に、コントローラ装置1がスイッチ装置4cに接続された制御装置3c宛ての伝送データを送出すると、スイッチ装置2からスイッチ装置4a側へ送出された伝送データは、スイッチ装置4aからスイッチ装置4bへ伝送されるが、スイッチ装置4bからスイッチ装置4cへ伝送されない。
一方、スイッチ装置2からスイッチ装置4f側へ送出された伝送データは、スイッチ装置4f、スイッチ装置4e及びスイッチ装置4dを介してマスタスイッチ装置5へ伝送され、さらに伝送路の切替え動作により、この伝送データはマスタスイッチ装置5からスイッチ装置4cへ伝送される。そのため、スイッチ装置4cは、受信した伝送データを制御装置3cへ伝送する。制御装置3cは、コントローラ装置から自分宛ての伝送データを受信すると、コントローラ装置1に対して返送データを送出する。この返送データは、上述した正常時とは異なり、スイッチ装置4cからマスタスイッチ装置5、スイッチ装置4d、スイッチ装置4e、スイッチ装置4f及びスイッチ装置2を介してコントローラ装置1へ伝送される。
このように、リング状伝送路6の異常発生時には、マスタスイッチ装置5が伝送路の切替え動作を行うことで、コントローラ装置1と制御装置3cとの間では正常時とは異なる伝送経路でのデータ伝送が行われる。そのため、リング状伝送路6上で1つの障害が発生しても、データ伝送機能を維持することができる。なお、このときの制御装置3cからコントローラ装置1への伝送データの伝送周期は、カウント値C3の最大カウント値MaxCountに相当する正常時の伝送周期とは異なる。
したがって、定周期処理において、コントローラ装置1が受信データタイミングテーブルに格納された制御装置3cのカウント値C3をカウントダウンしたとき、カウント値C3が“0”となるタイミングと制御装置3cからの伝送データを受信するタイミングとの間でずれが生じることになる。
本実施形態では、上記のように各制御装置3のカウント値が“0”となるタイミングを示す受信データタイミングクロックと、制御装置3からの伝送データを受信するタイミングを示す実データ受信タイミングとに誤差が生じた場合、受信データタイミングクロックの値が実際の受信データタイミングに合うように緩やかに補正するPLL動作(誤差補正動作)を行う。そして、連続した誤差補正動作の発生を検知することで、受信データタイミングクロックと実データ受信タイミングとがずれていると判断する。
以下、PLL動作について図8を参照しながら説明する。
時刻t1でカウント値C3が“0”となるデータ受信タイミングクロックCL1と、制御装置3cからの伝送データを受信する実データ受信タイミングD1とが一致している状態で、一時的に図3に示す障害αが発生したものとする。この場合、次のデータ受信タイミングクロックCL2は、時刻t1から正常時の伝送周期T後の時刻t2となるが、コントローラ装置1と制御装置3cとの間の伝送データの伝送経路が切り替わるため、実データ受信タイミングD2は時刻t2よりも遅い時刻t3となる。
時刻t2で“0”となったカウント値C3は、次の定周期処理で最大カウント値MaxCountにセットされ、再びカウントダウンが開始される。時刻t3でコントローラ装置1がデータ受信時処理を実行したとき、カウント値C3はMaxCount/2以上であるため、この時点でのカウント値C3は上記(2)式をもとにΔT1(=h・(MaxCount−Count(n))だけ増加補正される。これにより、次のデータ受信タイミングクロックCL3は、本来であれば時刻t2から伝送周期T後の時刻t4(データ受信タイミングクロックCL3´)であるが、時刻t2から(T+ΔT1)後の時刻t5に補正される。また、時刻t3後、リング状伝送路6が正常状態に復帰したものとすると、次のデータ受信タイミングD3は時刻t2から伝送周期T後の時刻t4となるが、伝送路の切り替え状態が継続したものとすると、データ受信タイミングD3は時刻t3から伝送周期T後の時刻t6となる。
このように、データ受信タイミングクロックCL2とデータ受信タイミングD2とに誤差が発生した場合には、次のデータ受信タイミングクロックCL3が、次のデータ受信タイミングD3に合う方向に補正される。
データ受信タイミングクロックCL3とデータ受信タイミングD3とは、時刻t5と時刻t6とでずれが生じている。そのため、時刻t6でコントローラ装置1がデータ受信時処理を実行したときも、上述した時刻t3のときと同様に、カウンタC3はMaxCount/2以上である。そのため、この時点で、カウント値C3が上記(2)式をもとにΔT2(=h・(MaxCount−Count(n))だけ増加補正される。すなわち、次のデータ受信タイミングクロックCL4は、本来であれば時刻t4から伝送周期T後の時刻t7(データ受信タイミングクロックCL4´)であるが、時刻t5から(T+ΔT2)後(時刻t4から(T+ΔT1+ΔT2)後)の時刻t8に補正される。このような誤差補正動作を繰り返すことにより、図8に示す例では、時刻t8でデータ受信タイミングクロックCL4とデータ受信タイミングD4とが一致する。
以上のように、カウント値C3は、対応する制御装置3cからのデータ受信を受けたとき、そのデータ受信タイミングとの誤差に従って、データ受信タイミングクロックがデータ受信タイミングに一致する方向に補正される。このとき、上記誤差を急激に変化させるのではなく、誤差分の誤差補正係数h倍ずつ緩やかに変化させる。そして、当該誤差が許容範囲外となる状態が設定時間(設定回数)以上継続したことを確認することで、マスタスイッチ装置5による伝送路の切替え動作が行われたと判断する。
したがって、図8に示す例のように一時的な障害であり、誤差補正動作の開始から比較的早期にデータ受信タイミングクロックとデータ受信タイミングとが一致する場合は、伝送路障害と判断しないようにすることができる。一方、リング状伝送路6上に断線等の継続的な障害が発生した場合は、誤差補正動作を繰り返してもデータ受信タイミングクロックとデータ受信タイミングとは一致しないため、誤差補正動作の開始から設定時間後に伝送路異常と判断して伝送路障害発生検出処理(故障アラーム通知等)を実施する。このように、ある時点で発生した受信データタイミングのずれを、連続した誤差補正動作の発生により検出することができる。そのため、不必要に障害発生検出処理が介入されるのを抑制することができる。
ところで、マスタスイッチ装置による伝送路の切替え動作が行われたか否かをコントローラ装置で判定するためには、マスタスイッチ装置とコントローラ装置とをリング状伝送路とは別に専用の信号線で接続したり、コントローラ装置とマスタスイッチ装置との間で、リング状伝送路を介して定期的に伝送信号のやり取りを行って、マスタスイッチ装置の状態を確認したりするのが一般的であった。しかしながら、上記のように専用の信号線を用いると、その配線のためのコストアップが伴う。また、リング状伝送路を介した状態確認は、そのための伝送信号がコントローラ装置と制御装置との間のデータ伝送に悪影響を与えてしまう。
これに対して、本実施形態では、制御装置からコントローラ装置へ一定周期で送信される伝送データの到達時間(受信タイミング)を監視する機能を、コントローラ装置内に持たせ、この到達時間(受信タイミング)が変化したことを確認することで、マスタスイッチ装置による伝送路の切替え動作が発生したと判断する。したがって、コントローラ装置とマスタスイッチ装置との間に専用の信号線を設ける必要がなく、その分のコストを削減することができる。また、コントローラ装置とマスタスイッチ装置との間で、リング状伝送路を介した状態確認を行う必要がないため、当該状態確認のための伝送信号の授受が不要となり、コントローラ装置と制御装置との間のデータ伝送への悪影響を排除することができる。
(効果)
このように、上記実施形態では、コントローラ装置に、制御装置から一定周期で送信される伝送データの受信タイミングを監視する機能を設けることにより、コントローラ装置内で障害発生により伝送経路の切替え動作が発生したことを判断することができる。また、このことにより、リング状伝送路の障害発生を検知することができる。したがって、マスタスイッチ装置とコントローラ装置とを専用線で接続することによるコストアップや、リング状伝送路を介したマスタスイッチ装置の状態確認を行うことによる本来の制御系のデータ伝送への影響を伴うことなく、リング状伝送路の障害発生を適切に検知することができる。
上記受信タイミングの監視は、データ受信時に受信データタイミングクロックカウンタの誤差が一定値以上超えたことを識別し、その連続回数をカウントすることで行う。すなわち、この連続カウントが設定された回数を超えたことを確認することで、制御装置からの伝送データの受信タイミングがずれたことを適切に検知することができる。
また、受信データタイミングクロックカウンタを、実受信データタイミングとの誤差に従って緩やかに補正(誤差分の1/20〜1/5程度のクロック値を補正)するPLL機能を有するので、瞬時の変化に対しては追従することなく、ある時点で発生した受信データタイミングのずれを連続した誤差補正動作の発生により検出することができる。
以上のように、コントローラ装置はリング状伝送路の障害発生を適切に検知することができるので、障害発生検出処理(アラーム通知など)を適切に介入させることができる。このように、高信頼な伝送システムを構成することができるので、特に、高信頼性が要求される交通や電力分野へ適用される装置間でデータ伝送を行うシステムに対して好適である。
(変形例)
なお、上記実施形態においては、マスタスイッチ装置5から定期的に監視用伝送データを送出し、当該監視用伝送データがリング状伝送路6を一巡して戻ってこない場合にリング状伝送路6に障害が発生している伝送路異常と判断する場合について説明したが、伝送路異常を検知する方法はこれに限定されるものではない。例えば、スイッチ装置2及びスイッチ装置4に、隣接するスイッチ装置との間の伝送路異常を検知する機能を設け、各スイッチ装置からマスタスイッチ装置5に対して送出される伝送路異常の情報により、伝送路異常を検知するようにしてもよい。
1…コントローラ装置、2…スイッチ装置、3a〜3f…制御装置、4a〜4f…スイッチ装置、5…マスタスイッチ装置、6…リング状伝送路、11…CPU、12…伝送データメモリ、13…伝送コントローラ、14…伝送ドライバ、15…受信データタイミング監視部

Claims (4)

  1. コントローラ装置と、複数の制御装置と、前記コントローラ装置と複数の前記制御装置との間で伝送データを中継する複数のスイッチ装置と、を備え、前記コントローラ装置と複数の前記スイッチ装置とが、隣接する装置間を結ぶ双方向通信可能なリング状伝送路によって接続され、前記リング状伝送路を介した伝送データの授受を行うデータ伝送装置であって、
    前記コントローラ装置と前記制御装置との間の伝送データの授受は、前記リング状伝送路の正常時には当該装置間を接続する前記リング状伝送路の一方の伝送経路を介して行い、前記リング状伝送路の前記一方の伝送経路の異常発生時には当該装置間を接続する前記リング状伝送路の他方の伝送経路を介して行うものであって、
    前記制御装置は、前記コントローラ装置に対して一定周期で伝送データを送出するように構成されており、
    前記コントローラ装置は、前記制御装置からの伝送データの受信タイミングを監視する受信タイミング監視手段と、前記受信タイミング監視手段で前記受信タイミングが前記一定周期に基づく基準タイミングからずれたことを検知したとき、前記一方の伝送経路を介した伝送データの授受から前記他方の伝送経路を介した伝送データの授受への切り替えが発生したと判断する伝送経路切り替え判断手段と、を備えることを特徴とするデータ伝送装置。
  2. 前記受信タイミング監視手段は、前記制御装置からの伝送データの受信時に、前記受信タイミングと前記基準タイミングとの誤差がゼロに近づくように、前記基準タイミングを計測するためのクロックを補正するPLL機能を有することを特徴とする請求項1に記載のデータ伝送装置。
  3. 前記伝送経路切り替え判断手段は、前記受信タイミング監視手段で前記受信タイミングが前記基準タイミングからずれたことを設定時間以上検知したとき、前記一方の伝送経路を介した伝送データの授受から前記他方の伝送経路を介した伝送データの授受への切り替えが発生したと判断することを特徴とする請求項1又は2に記載のデータ伝送装置。
  4. コントローラ装置と、複数の制御装置と、前記コントローラ装置と複数の前記制御装置との間で伝送データを中継する複数のスイッチ装置と、を備え、前記コントローラ装置と複数の前記スイッチ装置とが、隣接する装置間を結ぶ双方向通信可能なリング状伝送路によって接続され、前記リング状伝送路を介した伝送データの授受を行うデータ伝送方法であって、
    前記コントローラ装置と前記制御装置との間の伝送データの授受を、前記リング状伝送路の正常時には当該装置間を接続する前記リング状伝送路の一方の伝送経路を介して行い、前記リング状伝送路の前記一方の伝送経路の異常発生時には当該装置間を接続する前記リング状伝送路の他方の伝送経路を介して行うに際し、
    前記コントローラ装置は、前記制御装置から一定周期で送出される伝送データの受信タイミングを監視し、当該受信タイミングが前記一定周期に基づく基準タイミングからずれたことを検知したとき、前記一方の伝送経路を介した伝送データの授受から前記他方の伝送経路を介した伝送データの授受への切り替えが発生したと判断することを特徴とするデータ伝送方法。
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