JP5549471B2 - 受信機 - Google Patents

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Description

本発明は、無線周波数信号を受信する受信機に関する。
無線周波数信号を受信する受信機の一例として、例えば地球を周回する衛星から送信された衛星信号を受信する受信機がある。このものは、複数の衛星の各々から送信された複数の衛星信号を受信し、各衛星までの擬似距離を計算し、三角交差法により位置を特定するものであり、移動体である車両、船舶、航空機等のナビゲーションシステムに利用されている(例えば特許文献1参照)。
特開2005−326198号公報
この種の受信機には、フロントエンド部及びベースバンド処理部が設けられている。フロントエンド部は、無線周波数信号を中間周波数帯(数10[MHz]以下)へと変換して中間周波数信号を生成し、その生成した中間周波数信号をベースバンド処理部へ出力する。ベースバンド処理部は、処理速度が比較的速い相関部と、処理速度が比較的遅い制御部とを有している。相関部は、チャンネル毎に設けられており、フロントエンド部から入力した中間周波数信号をベースバンド(0[Hz])へと変調した後に、衛星毎に割当てられている拡散コードを乗じて逆拡散し、その逆拡散した信号を制御部へ出力する。この場合、相関部は、上記した処理を拡散コードのチップレート以上で行う必要があること、そのチップレートが1[MHz]以上と速いこと等の理由により、捕捉したい衛星毎に個別のハードウェアで実装される。一方、制御部は、複数のチャンネルに共通して設けられており、相関部から入力した信号のデータレートが1[kHz]以下と1000倍以上遅い等の理由により、全ての衛星分を纏めてソフトウェアで実装されるか、又は1個のハードウェアを逐次実行する態様で実装される。
さて、制御部においては、積分処理、DLL(Delay Locked Loop)及びPLL(Phase Locked Loop)等に関するフィルタ処理、ビット復調処理等が行われるが、各チャンネル個別にハードウェアを持たないため、各チャンネルの前回の状態を保持しておかないと、フィルタ処理等の処理の連続性がなくなり、機能しない。そのため、各チャンネルの状態(フィルタにおいては、フィルタのタップに書く格納されている値)をメモリへ退避しておく必要がある。ここで、メモリの使用量は、1つのフィルタでの計算語長(32ビット程度)×衛星数(GPS(Global Positioning System)では32個)×2(2次のフィルタの場合)=2kビットである。このような事情から、チャンネル数が多い場合には、各チャンネルのデータを退避する際に使用するメモリの使用量が増加することになり、その分、予め用意しておくメモリ容量が増加し、回路規模が増加するという問題があった。
本発明は、上記した事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、各チャンネルのデータを退避する際に使用する記憶手段の使用量を削減することができ、記憶手段を有効に活用することができる受信機を提供することにある。
請求項1に記載した発明によれば、無線周波数信号を受信手段により受信すると、データ退避手段は、受信手段により受信された無線周波数信号に対応するデータを記憶手段へ退避する。信号雑音比取得手段は、受信手段により受信された無線周波数信号の信号雑音比を取得し、信号雑音比判定手段は、信号雑音比取得手段により取得された信号雑音比を判定する。ここで、データ退避手段は、信号雑音比取得手段により取得された今回の信号雑音比と前回の信号雑音比との差が所定値未満である場合に、受信手段により受信された無線周波数信号に対応するデータのうち必要ビット数を信号雑音比判定手段による判定結果である今回の信号雑音比に基づいて決定し、信号雑音比取得手段により取得された今回の信号雑音比と前回の信号雑音比との差が所定値以上である場合に、受信手段により受信された無線周波数信号に対応するデータのうち必要ビット数を前回の信号雑音比に基づいて決定し、その決定した必要ビット数に相当するデータを記憶手段へ退避すると共に、その退避位置を管理する
これにより、無線周波数信号に対応するデータについて、記憶手段へ退避すべき必要ビット数を無線周波数信号の信号雑音比を考慮して決定するので、全てのチャンネルに対して全てのビット数を記憶手段へ退避するのではなく、例えば信号雑音比が所定の条件を満たすチャンネルに対しては一部のビット数を削減して残りのビット数を記憶手段へ退避することで、各チャンネルのデータを退避する際に使用する記憶手段の使用量を削減することができ、記憶手段を有効に活用することができる。又、今回の信号雑音比と前回の信号雑音比との差、即ち、今回の信号雑音比における前回の信号雑音比からの変化量を所定値と比較することで、無線周波数信号に対応するデータのうち必要ビット数を今回の信号雑音比及び前回の信号雑音比の何れかに基づいて決定するかを選択することができる。又、記憶手段へ退避したデータを、その退避位置に基づいて効率的に読出すことができる。
本発明は、復調に必要なビット数が信号雑音比に依存していることに着目したものであり、ノイズ要素が低く、相関値のばらつきが少ないチャンネルのデータについては、ビット数を削減しても問題なく復調することができ、一方、ノイズ要素が高く、相関値のばらつきが多いチャンネルのデータについては、ビット数を削減すると復調することができないという事情により、信号雑音比が所定の条件を満たすチャンネルに対しては、ある程度のビット数を削減して記憶手段へ退避するものである。即ち、従来の方法では、ワーストケースを想定して記憶手段を実装する必要があったが、現実的にワーストケースが発生する可能性は極めて少なく、本発明のように現実的なケースを想定して記憶手段を実装することで、上記した作用効果を得ることができる。
請求項に記載した発明によれば、仰角取得手段は、衛星の仰角を取得し、仰角判定手段は、仰角取得手段により取得された仰角を判定する。データ退避手段は、受信手段により受信された無線周波数信号に対応するデータのうち必要ビット数を信号雑音比判定手段による判定結果及び仰角判定手段による判定結果に基づいて決定し、その決定した必要ビット数に相当するデータを記憶手段へ退避する。
これにより、衛星から送信された衛星信号を無線周波数信号として受信する場合には、無線周波数信号に対応するデータについて、記憶手段へ退避すべき必要ビット数を無線周波数信号の信号雑音比に加えて衛星の仰角をも考慮して決定するので、衛星の仰角の高低をも加味することができる。
請求項に記載した発明によれば、データ退避手段は、信号雑音比取得手段により取得された今回の信号雑音比と前回の信号雑音比との差が所定値以上であり、仰角取得手段により取得された前回の仰角が所定角度以上であり、信号雑音比取得手段により取得された今回の信号雑音比が閾値未満である期間が所定期間継続しなかった場合に、受信手段により受信された無線周波数信号に対応するデータのうち必要ビット数を前回の信号雑音比に基づいて決定する。
これにより、今回の信号雑音比における前回の信号雑音比からの変化量が所定値以上であっても、前回の仰角が所定角度以上であり、今回の信号雑音比が閾値未満である期間が所定期間継続しなければ、衛星の方向に障害物(建物やトンネル等)が一時的に存在している可能性が高く、所謂瞬断が発生している可能性が高いので、このような状況を想定した上で必要ビット数を前回の信号雑音比に基づいて決定することができ、瞬断が発生している状況に適切に対応することができる。
本発明の第1の実施形態を示す機能ブロック図 フローチャート データをメモリへ退避した態様を示す図 図3相当図 図3相当図 図3相当図 従来の方法による図3相当図 本発明の第2の実施形態を示すフローチャート
(第1の実施形態)
以下、本発明を、衛星から送信された衛星信号を受信する衛星測位システムにおける受信機に適用した第1の実施形態について、図1乃至図7を参照して説明する。衛星測位システムとしては、GPS(Global Positioning System)、GLONASS(Global Orbiting Navigation Satellite System)、GALILEO等が挙げられる。
図1は、本実施形態の受信機1の概略構成を機能ブロック図として示している。受信機1には、複数の衛星の各々から送信された複数の衛星信号(無線周波数信号)を同時に受信するために複数の受信チャンネルが設けられている。受信機1は、複数の衛星の各々から送信された複数の衛星信号を複数の受信チャンネルにより同時に受信し、各衛星までの擬似距離を計算し、三角交差法により位置を特定する。
図1において、GPS受信機1は、フロントエンド(FE(Front End))部2(受信手段)と、ベースバンド処理部3とを備えて構成されている。フロントエンド部2は、低雑音増幅器と、第1バンドパスフィルタと、電圧制御発振器と、ミキサと、第2バンドパスフィルタと、中間増幅器と、ローパスフィルタと、増幅器と、A/Dコンバータと、可変フィルタ等を備えて構成されている。
フロントエンド部2は、衛星から送信された衛星信号をアンテナ4にて捕捉すると、その衛星信号を低雑音増幅器にて増幅し、その増幅した衛星を第1バンドパスフィルタにて周波数通過帯域を制限する。次いで、フロントエンド部2は、第1バンドパスフィルタを通過した衛星信号と、電圧制御発振器にて生成した所定周波数の変換用信号とをミキサにてダウンコンバートして中間周波数信号を生成し、その生成した中間周波数信号を第2バンドパスフィルタにて周波数通過帯域を制限する。
次いで、フロントエンド部2は、第2バンドパスフィルタを通過した中間周波数信号を中間増幅器にて増幅し、その増幅した中間周波数信号のうち所定のカットオフ周波数よりも低域の周波数成分のみをローパスフィルタにて通過させ、そのローパスフィルタを通過した中間周波数信号を所定振幅となるように増幅器にてゲイン調整する。次いで、フロントエンド部2は、そのゲイン調整した中間周波数信号をA/Dコンバータにて所定のサンプリング周波数でサンプリングしてA/D変換し、デジタル信号に変換する。そして、フロントエンド部2は、デジタル信号に変換した中間周波数信号を可変フィルタにて周波数通過帯域の中心周波数及び帯域幅を設定してベースバンド処理部3へ出力する。
ベースバンド処理部3は、相関部5と、制御部6と、CPU7(信号雑音比判定手段、仰角取得手段、仰角判定手段)とを備えて構成されている。相関部5は、チャンネル毎に設けられており、各チャンネルの構成は同様であるので、図1では1つのチャンネルの構成のみを示している。相関部5は、周波数変調用の乗算器8と、コード相関用の乗算器9と、積分器10と、キャリア発生器11と、コード発生器12とを有する。周波数変調用の乗算器8は、フロントエンド部2から入力した中間周波数信号と、キャリア発生器11から入力した信号とを乗算して搬送波周波数成分を除去した信号をコード相関用の乗算器9へ出力する。コード相関用の乗算器9は、周波数変調用の乗算器8から入力した中間周波数信号と、コード発生器12から入力した信号とを乗算して積分器10へ出力する。積分器10は、コード相関用の乗算器9から入力した信号を積分処理(フレーム単位の積分処理)し、その積分処理した信号を制御部6へ出力する。相関部5は、上記した処理を拡散コードのチップレート以上で行う必要があること、そのチップレートが1[MHz]以上と速いこと等の理由により、捕捉したい衛星毎に個別のハードウェアで実装されている。
制御部6は、複数のチャンネルに共通して設けられている。制御部6は、積分器13と、ビット復調部14と、フィルタ15、16と、メモリIF部17(データ退避手段)とを有する。積分器13は、相関部5から入力した信号を積分処理(ビット単位の積分処理)し、その積分処理した信号をビット復調部14へ出力すると共に、フィルタ15、16へ出力する。ビット復調部14は、積分器13から入力した信号をビット復調する。フィルタ15は、積分器13から入力した信号をキャリア発生器11にフィードバック出力し、フィルタ16は、積分器13から入力した信号をコード発生器12にフィードバック出力する。制御部6は、相関部5から入力した信号のデータレートが1[kHz]以下と1000倍以上遅い等の理由により、全ての衛星分を纏めてソフトウェアで実装されるか、又は1個のハードウェアを逐次実行する態様で実装されている。
CPU7は、制御部6から入力した信号を解析し、衛星時計の時刻情報や衛星の位置情報を含む航法データを抽出し、その抽出した航法データに基づいて衛星までの擬似距離を計算し、三角交差法により位置を特定する。又、CPU7は、各衛星に対する処理を切替える毎に、ビット復調部14から入力した各チャンネルのデータをメモリインタフェース(IF)部15へ出力する。メモリIF部17は、CPU7から入力した各チャンネルのデータをメモリ18(記憶手段)へ退避する。
ここで、本実施形態では、相関部5において信号雑音比(SNR:Signal-Noise Ratio)測定部19(信号雑音比取得手段)を有する。信号雑音比測定部19は、積分器10から出力された信号を入力すると、捕捉対象衛星固有のコードと擬似ランダムコードとの相関が得られた場合の出力信号値と、捕捉対象衛星固有のコードと擬似ランダムコードとの相関が得られなかった場合の出力信号値との比を信号雑音比(信号対雑音比とも称する)として測定し、その測定結果をCPU7へ出力する。この場合、受信機1において、衛星から送信された衛星信号を受信する環境が良好(妨害波が存在しない、仰角が高い、衛星の方向に障害物が存在していない等)であれば、信号雑音比の値は大きくなり、一方、衛星から送信された衛星信号を受信する環境が劣悪(妨害波が存在する、仰角が低い、衛星の方向に障害物が存在する等)であれば、信号雑音比の値は小さくなる。
CPU7は、信号雑音比測定部19から測定結果を入力すると、その入力した測定結果に基づいて信号雑音比を特定する。CPU7は、信号雑音比が閾値以上であり、信号雑音比が高いと判定したチャンネルについては、捕捉制御や復調において計算語長の全てを必要としないので、チャンネルのデータをメモリ18へ退避する際にビット幅を限定して必要ビット数を決定する。一方、CPU7は、信号雑音比が閾値以上でなく、信号雑音比が低いと判定したチャンネルについては、捕捉制御や復調に計算語長の全てを必要とするので、チャンネルのデータをメモリ18へ退避する際にビット幅を限定することはなく必要ビット数を決定する。
ビット幅を限定する方法としては、通常は「2」の補数で処理するので、MSBから指定ビット分だけをメモリ18へ退避することになる。信号雑音比と退避ビットとの関係は、データ復調している衛星は、データ復調に足る精度のビット数が必要(例えばGPSの衛星測位システムでは「BER=10-4」相当を確保可能なビット数)であり、捕捉中の衛星である場合は、捕捉が外れない程度の精度のビット数が必要(データ復調よりもかなりのビット数を削減可能)である。
尚、この場合、このようにビット数を制限してデータをメモリ18へ退避する場合は、ビット数を制限することなくデータをメモリ18へ退避する従来の方法とは異なって、各衛星に対応するデータを退避する位置が固定ではなくなるので、データを退避する際には、何れの衛星のデータを何れのアドレスに格納したかを示す位置情報(ポインタ)を管理しており、退避したデータを読出す(復元する)際には、データを退避した際に管理した位置情報に基づいてデータを読出す。
次に、上記した構成の作用について、図2乃至図7も参照して説明する。
受信機1は、捕捉衛星数が必要数(目的により異なるが「1」〜「5」が一般的である)に達したことにより、測位開始処理を開始すると、所定数(例えばGPSの衛星測位システムでは「32」)のチャンネルの全てについて必要ビット数を決定したか否かをCPU7により判定する(ステップS1)。受信機1は、所定数のチャンネルの全てについて必要ビット数を決定していないと判定すると(ステップS1にて「NO」)、必要ビット数を決定する対象とするチャンネルを捕捉済みであるか否かをCPU7により判定する(ステップS2)。
受信機1は、必要ビット数を決定する対象とするチャンネルを捕捉済みであると判定すると(ステップS2にて「YES」)、信号雑音比測定部19により測定している現在の(今回の)信号雑音比を信号雑音比測定部19からCPU7にて取得する(ステップS3)。尚、CPU7が信号雑音比測定部19から信号雑音比を取得する処理は、ハードウェアである信号雑音比測定部19にて測定した信号雑音比をプロセッサへ認識させる処理であるが、プロセッサの処理能力が高い場合やプロセッサの処理に十分に余裕がある場合等であれば、信号雑音比をプロセッサにて取得するようにしても良い。
次いで、受信機1は、今回の信号雑音比と前回の信号雑音比との差を計算し、今回の信号雑音比と前回の信号雑音比との差が所定値以上であるか否か、即ち、今回の信号雑音比における前回の信号雑音比からの変化量が所定値以上であるか否かをCPU7により判定する(ステップS4)。ここでいう所定値は、今回の信号雑音比及び前回の信号雑音比のうち何れを採用して必要ビット数を決定するかの指標となる値である。
受信機1は、今回の信号雑音比と前回の信号雑音比との差が所定値以上でない、即ち、今回の信号雑音比が前回の信号雑音比から急激に低下していないと判定すると(ステップS4にて「NO」)、チャンネルのデータをメモリ18へ退避する際の必要ビット数を今回の信号雑音比に基づいてCPU7により決定する(ステップS5)。受信機1は、例えば今回の信号雑音比を閾値と比較し、今回の信号雑音比が閾値以上である場合には、チャンネルのデータのうち一部のビット数を削減して残りのビット数をメモリ18へ退避するように必要ビット数を少なく決定し、一方、今回の信号雑音比が閾値未満である場合には、チャンネルのデータの全てのビット数をメモリ18へ退避するように必要ビット数を多く決定する。尚、閾値は1つであっても良いし複数であっても良く、複数の閾値を採用すれば、必要ビット数を段階的に決定することができる。
一方、受信機1は、今回の信号雑音比と前回の信号雑音比との差が所定値以上である、即ち、今回の信号雑音比が前回の信号雑音比から急激に低下していると判定すると(ステップS4にて「YES」)、チャンネルのデータをメモリ18へ退避する際の必要ビット数を前回の信号雑音比に基づいてCPU7により決定する(ステップS6)。受信機1は、例えば前回の信号雑音比を閾値と比較し、前回の信号雑音比が閾値以上である場合には、チャンネルのデータのうち一部のビット数を削減して残りのビット数をメモリ18へ退避するように必要ビット数を少なく決定し、一方、前回の信号雑音比が閾値未満である場合には、チャンネルのデータの全てのビット数をメモリ18へ退避するように必要ビット数を多く決定する。尚、この場合も、閾値は1つであっても良いし複数であっても良く、複数の閾値を採用すれば、必要ビット数を段階的に決定することができる。
そして、受信機1は、このようにしてチャンネルのデータをメモリ18へ退避する際の必要ビット数を今回の信号雑音比及び前回の信号雑音比のうち何れかに基づいて決定すると、上記したステップS1に戻り、所定数のチャンネルの全てについて必要ビット数を決定していないと判定すると(ステップS1にて「NO」)、別のチャンネルを対象として上記した処理を繰返して行う。即ち、受信機1は、所定数のチャンネルの全てについて必要ビット数を決定する。
受信機1は、所定数のチャンネルの全てについて必要ビット数を決定したと判定すると(ステップS1にて「YES」)、各チャンネルのデータをメモリ18へ退避する退避位置(ポインタ)を各チャンネルの必要ビット数に基づいてCPU7により再計算し(ステップS7)、各チャンネルのデータの退避位置をCPU7により変更し(再配置し)(ステップS8)、制御部処理を行うと共に、各チャンネルのデータを当該変更した退避位置にしたがってメモリIF部17によりメモリ18へ退避する(ステップS9)。
そして、受信機1は、今回の信号雑音比を信号雑音比測定部19から取得してからの経過時間が予め設定しているSNR測定時間に達したか否かをCPU7により判定する(ステップS10)。各チャンネルのデータの退避位置を必要以上に短い周期で切換えてしまうと、ノイズが重畳したりプロセッサに余計な負荷がかかったりすることになるので、SNR測定時間は適度な時間(例えば「1〜数十」秒)であることが望ましい。受信機1は、SNR測定時間に達していないと判定すると(ステップS10にて「NO」)、ステップS9に戻り、一方、SNR測定時間に達したと判定すると(ステップS10にて「YES」)、ステップS1に戻り、ステップS1以降を繰返して行う。
図3乃至図6は、上記した処理を行うことにより、メモリIF部17がチャンネルのデータをメモリ18へ退避した態様を示している。図3乃至図5は、閾値として例えば「r1」、「r2」の2個の閾値(r1<r2)を設定した場合を示しており、信号雑音比が「r1」未満である「1」チャンネルのデータについては「32ビット」を必要ビット数として計算し、信号雑音比が「r1」以上であり「r2」未満である「2」及び「3」チャンネルのデータについては「16ビット」を必要ビット数として計算し、信号雑音比が「r2」以上である「4」乃至「7」チャンネルのデータについては「8ビット」を必要ビット数として計算し、各チャンネルのデータをメモリ18へ退避した場合を示している。
図3は、予め退避位置を設定しなかった(退避位置を可変とした)場合を示しており、メモリ18の記憶領域の先頭アドレスからデータを退避した態様を示している。図4は、予め退避位置を設定した(退避位置を固定とした)場合を示しており、記憶領域のうち32ビットの記憶領域19a、16ビットの記憶領域19b、8ビットの記憶領域19cを設定しており、該当するデータを対応する記憶領域に退避した態様を示している。
図5は、信号雑音比が「r1」未満である「1」チャンネルのデータについては「32ビット」を必要ビット数として計算し、信号雑音比が「r1」以上であり「r2」未満である「3」、「4」、「7」チャンネルのデータについては「16ビット」を必要ビット数として計算し、信号雑音比が「r2」以上である「2」、「5」、「6」チャンネルのデータについては「8ビット」を必要ビット数として計算し、各チャンネルのデータをメモリ18へ退避した場合を示している。
図6は、閾値として例えば「r1」、「r2」、「r3」の3個の閾値(r1<r2<r3)を設定した場合を示しており、信号雑音比が「r1」未満である「1」チャンネルのデータについては「32ビット」を必要ビット数として計算し、信号雑音比が「r1」以上であり「r2」未満である「5」チャンネルのデータについては「24ビット」を必要ビット数として計算し、信号雑音比が「r2」以上であり「r3」未満である「3」、「4」チャンネルのデータについては「16ビット」を必要ビット数として計算し、信号雑音比が「r3」以上である「2」、「6」、「7」チャンネルのデータについては「8ビット」を必要ビット数として計算し、各チャンネルのデータをメモリ18へ退避した場合を示している。本実施形態では、上記したように、2個の閾値を設定した場合と3個の閾値を設定した場合とを例示したが、1個の閾値を設定しても良いし、4個以上の閾値を設定しても良い。この場合、閾値を多く設定すれば、必要ビット数をより細分化することができ、メモリ18の使用効率をより高めることができると考えられるが、その分、処理負荷が高まることになるので、メモリ18の使用効率と処理負荷とを考慮し、閾値を設定すれば良い。又、図7は、比較対象として従来の方法によりデータを退避した態様を示している。
本実施形態では、このように信号雑音比を取得し、各チャンネルのデータをメモリ18へ退避する際の必要ビット数を信号雑音比に基づいて決定してメモリ18へ退避することにより、必要ビット数を信号雑音比に基づいて決定することなくメモリ18へ退避する従来の方法に比べて、記憶領域が有限であるメモリ18を有効に利用することができる。尚、データをメモリ18へ退避する際には、信号処理した衛星の順序にしたがってデータを配列する必要はなく、信号雑音比の高い衛星の順序にしたがって配列しても良い等、様々な配列の方法が想定される。データを2の補数で表現する場合、MSBから順番に有効ビットが表現されるため、書込みの際は、無効な下位ビットを削除してメモリ書込みを行い、読込みの際は、MSBから順番に有効ビットを詰めて読出す回路がメモリIF部17に必要である。この際、無効な下位ビットは、固定値を詰めても良いし、何も処理しなくても良い。
以上に説明したように第1の実施形態によれば、受信機1において、衛星信号の信号雑音比を取得し、メモリ18へ退避すべき必要ビット数を衛星信号の信号雑音比に基づいて決定するように構成したので、全てのチャンネルに対して全てのビット数をメモリ18へ退避するのではなく、信号雑音比が所定の条件を満たすチャンネルに対しては一部のビット数を削減して残りのビット数をメモリ18へ退避することで、各チャンネルのデータを退避する際に使用するメモリ18の使用量を削減することができ、メモリ18を有効に活用することができる。又、チャンネルのビット数をメモリ18へ退避する際に、その退避位置を管理するように構成したので、メモリへ退避したデータを、その退避位置に基づいて効率的に読出すことができる。
(第2の実施形態)
次に、本発明の第2の実施形態について、図8を参照して説明する。尚、上記した第1の実施形態と同一部分については説明を省略し、異なる部分について説明する。第2の実施形態は、衛星の仰角を判定することが第1の実施形態と異なる。
CPU7は、航法データに基づいて衛星の仰角を計算する。受信機1は、測位開始処理を開始し、所定数のチャンネルの全てについて必要ビット数を決定していないと判定し(ステップS1にて「NO」)、必要ビット数を決定する対象とするチャンネルを捕捉済みであると判定し(ステップS2にて「YES」)、信号雑音比測定部19により測定している現在の(今回の)信号雑音比を信号雑音比測定部19からCPU7にて取得し(ステップS3)、今回の信号雑音比と前回の信号雑音比との差が所定値以上である、即ち、今回の信号雑音比が前回の信号雑音比から急激に低下していると判定すると(ステップS4にて「YES」)、前回の仰角が所定角度以上であるか否かをCPU7により判定する(ステップS11)。ここでいう所定角度は、今回の信号雑音比及び前回の信号雑音比のうち何れを採用して必要ビット数を決定するかの指標となる値である。
受信機1は、前回の仰角が所定角度以上でないと判定すると(ステップS11にて「NO」)、今回の信号雑音比に基づいて必要ビット数を決定する(ステップS5)。一方、受信機1は、前回の仰角が所定角度以上であると判定すると(ステップS11にて「YES」)、今回の信号雑音比が閾値未満である期間が所定期間継続したか否かをCPU7により判定する(ステップS12)。ここでいう所定期間は、上記した所定角度と同様に、今回の信号雑音比及び前回の信号雑音比のうち何れを採用して必要ビット数を決定するかの指標となる値である。即ち、前回の仰角が所定角度以上であると、所謂瞬断が発生している可能性が高いので、今回の信号雑音比が閾値未満である期間が所定期間継続したか否かを判定することで、瞬断が発生しているか否かを判定する。
受信機1は、今回の信号雑音比が閾値未満である期間が所定期間継続したと判定すると(ステップS12にて「YES」)、今回の信号雑音比に基づいて必要ビット数を決定する(ステップS5)。一方、受信機1は、今回の信号雑音比が閾値未満である期間が所定期間継続しなかったと判定すると(ステップS12にて「NO」)、チャンネルのデータをメモリ18へ退避する際の必要ビット数を前回の信号雑音比に基づいて決定する(ステップS6)。
このように本実施形態では、今回の信号雑音比における前回の信号雑音比からの変化量が所定値以上であっても、前回の仰角が所定角度以上であり、今回の信号雑音比が閾値未満である期間が所定期間継続しなければ、衛星の方向に障害物(建物やトンネル等)が一時的に存在している可能性が高く、瞬断が発生している可能性が高いので、このような状況を想定した上で必要ビット数を前回の信号雑音比に基づいて決定する。又、この場合も、第1の実施形態と同様に、データを退避する際には、何れの衛星のデータを何れのアドレスに格納したかを示す位置情報を管理し、退避したデータを読出す(復元する)際には、データを退避した際に管理した位置情報に基づいてデータを読出す。
以上に説明したように第2の実施形態によれば、受信機1において、衛星信号の信号雑音及び衛星の仰角を取得し、メモリ18へ退避すべき必要ビット数を衛星信号の信号雑音比及び衛星の仰角に基づいて決定するように構成したので、今回の信号雑音比における前回の信号雑音比からの変化量が所定値以上であっても、前回の仰角が所定角度以上であり、今回の信号雑音比が閾値未満である期間が所定期間継続しなければ、衛星の方向に障害物(建物やトンネル等)が一時的に存在している可能性が高く、所謂瞬断が発生している可能性が高く、このような状況を想定した上で必要ビット数を決定することができる。
(その他の実施形態)
本発明は、上記した実施形態にのみ限定されるものではなく、以下のように変形又は拡張することができる。
衛星測位システムにおける受信機1に適用することに限らず、その他の通信(携帯電話システム、FM、ETC(Electronic Toll Collection System)、VICS(Vehicle Information and Communication System)(登録商標)における受信機にも適用しても良い。
信号雑音比を必ずしもCPU7により判定する必要はなく、信号雑音比を回路により判定することも可能である。
図面中、1は受信機、2はフロントエンド部(受信手段)、7はCPU(信号雑音比判定手段、仰角取得手段、仰角判定手段)、17はメモリIF部(データ退避手段)、18はメモリ(記憶手段)、19は信号雑音比測定部(信号雑音比取得手段)である。

Claims (3)

  1. 無線周波数信号を受信する受信手段と、
    前記受信手段により受信された無線周波数信号に対応するデータを記憶手段へ退避するデータ退避手段と、
    前記受信手段により受信された無線周波数信号の信号雑音比を取得する信号雑音比取得手段と、
    前記信号雑音比取得手段により取得された信号雑音比を判定する信号雑音比判定手段と、を備え、
    前記データ退避手段は、前記信号雑音比取得手段により取得された今回の信号雑音比と前回の信号雑音比との差が所定値未満である場合に、前記受信手段により受信された無線周波数信号に対応するデータのうち必要ビット数を前記信号雑音比判定手段による判定結果である今回の信号雑音比に基づいて決定し、前記信号雑音比取得手段により取得された今回の信号雑音比と前回の信号雑音比との差が所定値以上である場合に、前記受信手段により受信された無線周波数信号に対応するデータのうち必要ビット数を前回の信号雑音比に基づいて決定し、その決定した必要ビット数に相当するデータを前記記憶手段へ退避すると共に、その退避位置を管理することを特徴とする受信機。
  2. 請求項1に記載した受信機において、
    衛星の仰角を取得する仰角取得手段と、
    前記仰角取得手段により取得された仰角を判定する仰角判定手段と、を備え、
    前記受信手段は、衛星から送信された衛星信号を無線周波数信号として受信し、
    前記データ退避手段は、前記受信手段により受信された無線周波数信号に対応するデータのうち必要ビット数を前記信号雑音比判定手段による判定結果及び前記仰角判定手段による判定結果に基づいて決定し、その決定した必要ビット数に相当するデータを前記記憶手段へ退避することを特徴とする受信機。
  3. 請求項2に記載した受信機において
    記データ退避手段は、前記信号雑音比取得手段により取得された今回の信号雑音比と前回の信号雑音比との差が所定値以上であり、前記仰角取得手段により取得された前回の仰角が所定角度以上であり、前記信号雑音比取得手段により取得された今回の信号雑音比が閾値未満である期間が所定期間継続しなかった場合に、前記受信手段により受信された無線周波数信号に対応するデータのうち必要ビット数を前回の信号雑音比に基づいて決定することを特徴とする受信機。
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