JP5549117B2 - 製造プロセスのスケジュール管理方法、装置及びプログラム - Google Patents

製造プロセスのスケジュール管理方法、装置及びプログラム Download PDF

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Description

本発明は、例えば鉄鋼業における厚板の製造プロセスに代表されるように、処理能力が異なる多段複数工程を有し、工程毎の処理発生率が異なる複数種類の製品を組み合わせて製造する製造プロセスのスケジュールを管理するのに用いて好適なスケジュール管理方法、装置及びプログラムに関する。
鉄鋼業の代表的な製品である厚板は、規格やサイズ等が多岐にわたる。厚板の製造プロセスでは、スラブを加熱した状態で所定の厚みや幅まで圧延した後、複数のプレートに剪断し、精整した上で、製品を倉庫に配置するが、圧延後に行われる精整は矯正、手入・・・等多数あり、製品毎に必要とされる工程も異なる。その上で、製品の納期遵守が要求されることから、製造スケジュールを管理することが非常に重要となる。
特開2008−165723号公報 特開2008−293475号公報 特開2008−117309号公報 特開2008−077427号公報 特開2007−265057号公報 特開2006−251922号公報 特開2008−112442号公報 特開2006−309577号公報
この種の技術として、例えば特許文献1及び2に開示されている技術は、製造ロットと製造着手時期の決定方法に関するものであり、既に決定されている納期を生産プロセスにおいて遵守するために、各工程においてどのようなスケジュールで処理するかを求めるものではない。
また、特許文献に開示されている技術は、製造工期の変動を予測する際に、生産・物流シミュレーターを使用することを特徴としており、製造工期を確率論的に求めるものではない。
また、特許文献に開示されている技術は、既決定の生産/製造工程フローを変更する際に、代替工程フローの適用可否決定及び選択方法に関するものであり、工程フロー及び工期を確率論的に求めるものではない。
また、特許文献5、6、7、8に開示されている技術は、製造工程フロー及び工期(リードタイム)が既定の場合の工程フロー計画に関するものであり、工程フロー及び工期を確率論的に求めるものではない。
本発明は、上記のような点に鑑みてなされたものであり、処理能力が異なる多段複数工程を有し、工程毎の処理発生率が異なる複数種類の製品を組み合わせて製造する製造プロセスにおいて、納期を遵守するための個々の工程の処理タイミングまで求められるようにすることを目的とする。
本発明の製造プロセスのスケジュール管理方法は、処理能力が異なる多段複数工程を有し、工程毎の処理発生率が異なる複数種類の製品を組み合わせて製造する製造プロセスのスケジュール管理方法であって、
対象製品について、工程の組み合わせである工程パターン及び製品分類毎の発生率の実績情報に基づいて、複数の工程パターン及び発生率を決定する第1のステップと、
前記第1のステップで決定した工程パターン及び発生率を用いて、狙いとする荷揃達成率を満足する予定工期及び工程毎の通過所要時間を算出する第2のステップと、
前記第2のステップで算出した予定工期及び工程毎の通過所要時間を用いて、納期を遵守するための各工程の処理タイミングを求める第3のステップとを有し、
前記第2のステップでは、狙いとする荷揃達成率を満足する予定工期を算出するために、
前記第1のステップで決定した工程パターンの全構成工程について、通過所要時間の平均、分散、対数平均、対数標準偏差を決定し、
前記決定した平均、分散、対数平均、対数標準偏差を用いて、予定工期の平均、分散、対数平均、対数標準偏差を算出し、
予定工期が対数正規分布に従うものとして、対数正規分布の累積確率密度分布関数の逆関数により、狙いとする荷揃達成率となる工期を算出することを特徴とする。
本発明の製造プロセスのスケジュール管理装置は、処理能力が異なる多段複数工程を有し、工程毎の処理発生率が異なる複数種類の製品を組み合わせて製造する製造プロセスのスケジュール管理装置であって、
対象製品について、工程の組み合わせである工程パターン及び製品分類毎の発生率の実績情報に基づいて、複数の工程パターン及び発生率を決定する第1の手段と、
前記第1の手段で決定した工程パターン及び発生率を用いて、狙いとする荷揃達成率を満足する予定工期及び工程毎の通過所要時間を算出する第2の手段と、
前記第2の手段で算出した予定工期及び工程毎の通過所要時間を用いて、納期を遵守するための各工程の処理タイミングを求める第3の手段とを備え
前記第2の手段では、狙いとする荷揃達成率を満足する予定工期を算出するために、
前記第1の手段で決定した工程パターンの全構成工程について、通過所要時間の平均、分散、対数平均、対数標準偏差を決定し、
前記決定した平均、分散、対数平均、対数標準偏差を用いて、予定工期の平均、分散、対数平均、対数標準偏差を算出し、
予定工期が対数正規分布に従うものとして、対数正規分布の累積確率密度分布関数の逆関数により、狙いとする荷揃達成率となる工期を算出することを特徴とする。
本発明のプログラムは、処理能力が異なる多段複数工程を有し、工程毎の処理発生率が異なる複数種類の製品を組み合わせて製造する製造プロセスのスケジュール管理のためのプログラムであって、
対象製品について、工程の組み合わせである工程パターン及び製品分類毎の発生率の実績情報に基づいて、複数の工程パターン及び発生率を決定する第1の手段と、
前記第1の手段で決定した工程パターン及び発生率を用いて、狙いとする荷揃達成率を満足する予定工期及び工程毎の通過所要時間を算出する第2の手段と、
前記第2の手段で算出した予定工期及び工程毎の通過所要時間を用いて、納期を遵守するための各工程の処理タイミングを求める第3の手段としてコンピュータを機能させ
前記第2の手段では、狙いとする荷揃達成率を満足する予定工期を算出するために、
前記第1の手段で決定した工程パターンの全構成工程について、通過所要時間の平均、分散、対数平均、対数標準偏差を決定し、
前記決定した平均、分散、対数平均、対数標準偏差を用いて、予定工期の平均、分散、対数平均、対数標準偏差を算出し、
予定工期が対数正規分布に従うものとして、対数正規分布の累積確率密度分布関数の逆関数により、狙いとする荷揃達成率となる工期を算出することを特徴とする
本発明によれば、処理能力が異なる多段複数工程を有し、工程毎の処理発生率が異なる複数種類の製品を組み合わせて製造する製造プロセスにおいて、製造工期を最短とするとともに、納期を遵守する各工程の処理タイミングを求めることができる。
本実施形態に係る製造プロセスのスケジュール管理装置の概略構成を示す図である。 予定工程履歴毎予定工期を算出する処理を説明するためのフローチャートである。 工程毎の通過所要時間を算出する処理を説明するためのフローチャートである。 工程パターン−鋼種板厚分類テーブルの例を示す図である。 工程毎集計値テーブルの例を示す図である。 工程毎の工期の分布を示す特性図である。 工程パターン毎の工期の分布を示す特性図である。 工程パターン毎の実績値及び予測値の例を示す図である。 工程パターン毎の実績値及び予測値の例を示す図である。 工程パターン毎の実績値及び予測値の例を示す図である。
以下、添付図面を参照して、本発明の好適な実施形態について説明する。本実施形態では、処理能力が異なる多段複数工程を有し、工程毎の処理発生率が異なる複数種類の製品を組み合わせて製造する製造プロセスとして、鉄鋼業における厚板の製造プロセスを例にして説明する。
厚板の製造プロセスでは、スラブを加熱した状態で所定の厚みや幅まで圧延した後、複数のプレートに剪断し、精整した上で、製品を倉庫に配置する。本実施形態において圧延後に行われる工程は、エンドシャー(ES1、ES2、ES3)、本検査(HK1、HK2)、徐冷(JY1、JY2、JY3)、段積徐冷(DJ1、DJ2、DJ3、DJ4、DJ5)、手入れ(TE1、TE2、TE3、TE4、TE5)、CL(矯正)(CL1、CL4)、OL(OL1、OL2)、ガス(GC1、GC2、GC3、GC4、GC5)、塗装(PR1)、UST(Ultrasonic tester)(SU1、SU3、SU5)、電溶(DE1、DE3)、SB(マーキング)(SB2)、SD(SD1)、熱処理(ノルマ(NR1)、クエンチ(QU1)、テンパー(TM1、TM3))、立会(RI1、RI2)、倉庫入庫配山(SO1、SO2)があり、製品毎に適宜な工程が組み合わせて実施される。なお、同工程でも複数種存在することがあり、例えばエンドシャーには3つ存在し、ES1、ES2、ES3のように数字を付して区分している。
図1に、本実施形態に係る製造プロセスのスケジュール管理装置100の概略構成を示す。本実施形態では、圧延後の工程についてスケジュールを管理する。圧延開始〜倉庫入庫配山までにおいて、圧延そのものの時間よりも圧延後の剪断及び精整工程が占める時間の割合が大きいことから、圧延後の工程についてスケジュールを管理するものである。
プレート毎情報設定部101は、プレート毎に、プレートNo、加熱No、中切No(予定/実績)、チャージNo、スラブNo、鋼種区分、板厚区分、板厚(称呼厚)、板幅、板長、目標成分、CRNo、CLCNo、製品CAPS名、圧延終了時刻(予定/実績)、荷揃納期、管理納期、予定工程履歴、実績工程履歴、工程毎予定処理ピッチ等のプレート毎情報を設定する。このうち、プレートNo、加熱No、中切No(予定/実績)、チャージNo、スラブNo、鋼種区分、板厚区分、板厚(称呼厚)、板幅、板長、目標成分、CRNo、CLCNo、製品CAPS名、圧延終了時刻(予定/実績)、荷揃納期、管理納期、工程毎予定処理ピッチは、不図示の上位コンピュータから入力される。また、予定工程履歴は、以下に説明する処理により設定される。また、実績工程履歴は、製品完成後に実績として設定される。
圧延終了時刻(予定)、荷揃納期、管理納期等は、10桁(年4桁、月2桁、日2桁、時2桁)の数字として与えられる。また、圧延終了時刻(実績)は、14桁(年4桁、月2桁、日2桁、時2桁、分2桁、秒2桁)の数字として与えられる。また、工程毎予定処理ピッチは、実績に基づいて、分、整数部3桁、小数点以下1桁の数字として与えられる。また、予定工程履歴は、工程名(3桁)、予定工程通過時刻(10桁の数字)、発生率×Mパターン、最も発生率の高い予定工程履歴を代表予定工程履歴として与えられる。また、実績工程履歴は、工程名(3桁)、工程通過時刻(12桁の数字)として与えられる。
鋼種板厚分類部102では、プレート毎情報に含まれる鋼種区分及び板厚区分を参照して、スケジュール管理の対象プレートの製品分類として鋼種板厚分類を決定する。鋼種分類は、例えば普通鋼40K、普通鋼50K、普通鋼CLC、特殊鋼、特殊鋼CLC、UO普通鋼、UO特殊鋼、UO特殊鋼CLC、その他に分類されている。板厚分類は、例えば<6mm、<8mm、<12mm、<24mm、<40mm、40mm≦に分類されている。
予定工程履歴決定部103では、対象プレートについて、複数の工程パターン(予定工程履歴と称する)及びその発生率を決定する。圧延開始前であれば、鋼種板厚分類部102で決定した鋼種板厚分類及び注文仕様により確定している工程に基づいて、工程パターン−鋼種板厚分類テーブル108を参照して、例えば最大Mパターンの予定工程履歴を決定する。注文仕様による確定している工程を含む予定工程履歴がMパターンより少なければその全てを、Mパターン以上であれば例えば発生率の高い順にMパターンの予定工程履歴を工程パターン−鋼種板厚分類テーブル108から抽出する。なお、最大Mパターンとしたが、注文仕様による確定している工程を含む予定工程履歴を全て抽出するようにしても良い。
図4に、工程パターン−鋼種板厚分類テーブル108の例を示す。横欄には鋼種板厚分類が、縦欄には工程の組み合わせである工程パターンの全てが記述されており、各組み合わせでの発生率の実績が記されている。例えば鋼種板厚分類「40K<6」の製品は、「FM1ES1HK1SO1」という工程パターンとなるものが「0.140(14%)」の割合で発生する。ここで、「FM1ES1HK1SO1」とは、圧延(FM1)、エンドシャー(ES1)、本検査(HK1)、倉庫入庫配山(SO1)という最も少ない工程からなる工程パターンである。同様に鋼種板厚分類「40K<6」の製品は、「FM1ES1HK1SU1SO1」という工程パターンとなるものが「0.000(0%)」の割合で発生する。ここで、「FM1ES1HK1SU1SO1」とは、圧延(FM1)、エンドシャー(ES1)、本検査(HK1)、UST(SU1)、倉庫入庫配山(SO1)という工程からなる工程パターンである。その他も同様である。
抽出した予定工程履歴の発生率の合計が1.0(100%)とならない場合(注文仕様により確定している工程を含む予定工程履歴がMパターンより少ない場合)、合計が1.0となるように、下式(1)、(2)により発生率を修正する。
修正率=1/Σ選択予定工程履歴発生率・・・(1)
予定工程履歴発生率(修正後)=予定工程履歴発生率(修正前)×修正率・・・(2)
図1に説明を戻して、予定工期及び工程毎の通過所要時間算出部104では、予定工程履歴決定部103で決定した予定工程履歴及び発生率(必要に応じて式(1)、(2)により修正したもの)を用いて、製造工期を最短とする予定工期及び工程毎の通過所要時間を算出する。
まず、予定工程履歴毎予定工期の算出について説明する。図2は、予定工程履歴毎予定工期を算出する処理を説明するためのフローチャートであり、予定工期を以下の手順で算出する。ここでは、予定工期は、狙いとする荷揃達成率(初期値95%)を満足するのに必要とされる工期とする。
予定工程履歴の全構成工程(k:1〜n)について、工程毎集計値テーブル109を参照して、通過所要時間の平均Ek、分散Vk(=標準偏差2)、対数平均μk、対数標準偏差σkを決定する(ステップS201)。
図5に、工程毎集計値テーブル109の例を示す。工程毎に、成品数、通過所要時間の平均、標準偏差、対数平均、対数標準偏差、exp(対数平均)、exp(対数標準偏差)の実績が記されている。更に図5の例では、荷揃達成率(0.50、060、・・・)を満足するのに必要な荷揃所要時間の実績が記されている。
ここで、図6には、いくつかの工程(CL1、CL4、DE2、DE3、ES1)について時間とその構成比率との分布関係の一例を示す。図6(b)〜(f)に示すように、いずれの工程においても、大部分は早い段階で工程が終了し、近似曲線をとると対数正規分布に従うことがわかる(なお、図6(d)はN数(サンプル数)が少ないため参考とはしない)。ここでは、工程CL1、CL4、DE2、DE3、ES1しか図示していないが、他の工程についても同様に近似曲線をとると対数正規分布に従うことがわかっている。全工程をトータルした場合にも、図6(a)に示すように、近似曲線をとると対数正規分布に従う。
工程の組み合わせである工程パターンの工期もまた、近似曲線をとると対数正規分布に従う。図7には、いつくかの工程パターン(FM1ES1HK1SO1、FM1ES1HK1SU1SO1、FM1ES1HK1CL4SO1、FM1ES1HK1PR1SO1、FM1ES1HK1CL4SU1SO1)について時間とその構成比率との分布関係の一例を示す。図7(b)〜(f)に示すように、いずれの工程パターンにおいても、大部分は早い段階で工程パターンが終了し、近似曲線をとると対数正規分布に従うことがわかる。なお、構成工程数が増えるに従って、ピークが右方向(時間がかかる方向)に移動する。ここでは、工程パターンFM1ES1HK1SO1、FM1ES1HK1SU1SO1、FM1ES1HK1CL4SO1、FM1ES1HK1PR1SO1、FM1ES1HK1CL4SU1SO1しか図示していないが、他の工程パターンについても同様に近似曲線をとると対数正規分布に従うことがわかっている。全工程パターンをトータルした場合にも、図7(a)に示すように、近似曲線をとると対数正規分布に従う。
続いて、予定工期の平均En及び分散Vnを下式(3)、(4)により算出する(ステップS202)。
Figure 0005549117
続いて、予定工期の対数平均μn及び対数標準偏差σnを下式(5)、(6)により算出する(ステップS203)。
Figure 0005549117
そして、予定工期が対数正規分布に従うものとして、対数正規分布の累積確率密度分布関数の逆関数より、狙いとする荷揃達成率(初期値:95%)となる工期xnを算出する(ステップS204)。ここで、通過所要時間の対数正規分布は、対数平均をμ、対数標準偏差をσとして下式(7)と表され、その累積確率密度分布関数は下式(8)となる。この累積確率密度分布関数の逆関数を用いて、予定工期xn(P=0.95)は下式(9)により算出できる。
Figure 0005549117
図8A〜図8Cには、ステップS202〜S204により算出した平均En、分散Vn、対数平均μn、対数標準偏差σn、予定工期の算出結果、それらの実績等の例を纏めた表を示す。
ここまでは、予定工程履歴毎予定工期について述べたが、対象プレートの予定工期は、予定工程履歴毎予定工期の積算として算出される。すなわち、予定工程履歴毎予定工期(パターンm:最大M)の対数平均μmn及び対数標準偏差σmnを用いて、予定工程履歴毎予定工期が対数正規分布に従うものとして、確率密度分布を工期1Hr間隔で下式(10)により算出する。そして、予定工程履歴毎の確率密度分布に発生率を乗じたものを、工期間隔毎に積算することにより(下式(11))、合計の確率密度分布を算出する。
Figure 0005549117
そして、予定工期が対数正規分布に従うものとして、対数正規分布の累積確率密度分布関数を用いて、狙いとする荷揃達成率(初期値:95%)となる工期xを下式(12)により算出する。
Figure 0005549117
次に、図3は、工程毎の通過所要時間を算出する処理を説明するためのフローチャートであり、予定工期を達成するために必要とされる全構成工程の通過所要時間を以下の手順で算出する。
第1工程の通過所要時間は、予定工期と第2工程から最終第n工程までの予定残工期の差異として決定される。予定工程履歴の第2工程から最終第n工程までの構成工程(k:2〜n)について、工程毎集計値テーブル109を参照して、通過所要時間の平均Ek、分散Vk(=標準偏差2)、対数平均μk、対数標準偏差σkを決定する(ステップS301)。
続いて、予定残工期の平均En-1及び分散Vn-1を下式(13)、(14)により算出する(ステップS302)。
Figure 0005549117
続いて、予定残工期の対数平均μn-1及び対数標準偏差σn-1を下式(15)、(16)により算出する(ステップS303)。
Figure 0005549117
続いて、予定工期と同様に、予定残工期が対数正規分布に従うものとして、対数正規分布の累積確率密度分布関数の逆関数より、狙いとする荷揃達成率(初期値:95%)となる残工期xn-1を下式(17)により算出する(ステップS304)。
Figure 0005549117
そして、第1工程の通過所要時間t1を下式(18)により算出する(ステップS305)。
1=xn−xn-1・・・(18)
以降、第2工程から最終第n工程まで同様の手順を繰り返し、全構成工程の通過所要時間を算出する(ステップS306)。
すなわち、第i工程の通過所要時間は、第i工程から最終第n工程までの予定残工期と第i+1工程から最終第n工程までの予定残工期の差異として決定される。予定工程履歴の第i+1工程から最終第n工程までの構成工程(k:i+1〜n)について、工程毎集計値テーブル109を参照して、通過所要時間の平均 k 、分散Vk(=標準偏差2)、対数平均μk、対数標準偏差σkを決定する(ステップS301)。
続いて、予定残工期の平均En-i及び分散Vn-iを下式(19)、(20)により算出する(ステップS302)。
Figure 0005549117
続いて、予定残工期の対数平均μn-i及び対数標準偏差σn-iを下式(21)、(22)により算出する(ステップS303)。
Figure 0005549117
続いて、予定工期と同様に、予定残工期が対数正規分布に従うものとして、対数正規分布の累積確率密度分布関数の逆関数より、狙いとする荷揃達成率(初期値:95%)となる残工期xn-i を下式(23)により算出する(ステップS304)。
Figure 0005549117
そして、第i工程の通過所要時間tiを下式(24)により算出する(ステップS305)。
i =x n-i+1 −x n-i ・・・(24)
以上述べた予定工期及び工程毎の通過所要時間算出部104での算出処理では、各工程の工期及び各予定工程履歴の工期が対数正規分布に従うものとして、工程毎集計値テーブル109に基づいて、製造工期の期待値を最小とし、かつ、そのばらつきを最小化する予定工期及び工程毎の通過所要時間、換言すれば、製造工期を最短とする予定工期及び工程毎の通過所要時間を算出していることになる。
図1に説明を戻して、通過予定時刻算出部105では、予定履歴工程(最大Mパターン)毎に、各工程の通過予定時刻を基準時間から算出する。まず、各工程の通過予定時刻の基準時刻を下記のように決定する。
予定倉庫入庫配山時刻(圧延終了時刻+予定工期)が荷揃納期以前:基準時刻=圧延終了時刻
予定倉庫入庫配山時刻(圧延終了時刻+予定工期)が荷揃納期後:基準時刻=荷揃納期
次に、予定履歴工程毎に、各工程の通過予定時刻(10桁:年4桁、月2桁、日2桁、時2桁)を基準時刻から算出する。すなわち、基準時刻=圧延終了時刻の場合は、圧延終了時刻より順次決定する。それに対して、基準時刻=荷揃納期の場合は、まず所要時間短縮係数を下式(25)により算出する。
所要時間短縮係数=予定工程履歴毎予定工期/(圧延終了時刻〜荷揃納期時間)・・・(25)
続いて、工程毎の通過所要時間を下式(26)により修正する。
工程毎通過所要時間(修正後)=工程毎通過所要時間(修正前)×所要時間短縮係数・・・(26)
そして、圧延終了時刻より順次決定する。
以上述べた予定工期及び工程毎の通過所要時間算出部104及び通過予定時刻算出部105での算出処理により、製造工期を最短とするとともに、納期を遵守する各工程の処理タイミングを求めることができる。ここでの目的は、通過所要時間(通過時刻)を予測することではなく、これから行う作業が最終的な目標である荷揃納期を守るために、各工程での目標時間(時刻)を定めるものである。逆にいえば、予定倉庫入庫配山時刻(圧延終了時刻+予定工期)が荷揃納期後の場合に修正なしで作業をすると、荷揃納期を守れない確率が高いことが作業開始前から分かっており、そのようなプレートについては一種の「特急指示」を出す必要があるので、短縮させた通過所要時間を算出している。
なお、ここまでは圧延開始前に、製造工期を最短とするとともに、納期を遵守する各工程の処理タイミングを求めることを説明したが、圧延開始後に実施する工程が変更されることもある。したがって、圧延開始後にも、予定工期及び工程毎の通過所要時間算出部104及び通過予定時刻算出部105での算出処理を繰り返すのが望ましい。
圧延開始後であれば、予定工程履歴決定部103では、複数の工程パターン(予定工程履歴)及びその発生率を決定する際に、鋼種板厚分類部102で決定した鋼種板厚分類及び注文仕様により確定している工程に基づいて、工程パターン−鋼種板厚分類テーブル108を参照して、既選択の予定工程履歴(最大Mパターン)より既通過工程が一致する予定工程履歴のみを選択する。一致しない工程(予定から除外される工程履歴)については発生率を0.0に修正する。
この場合も、選択した予定工程履歴の発生率の合計が1.0(100%)とならない場合(注文仕様により確定している工程を含む予定工程履歴がMパターンよりも少ない場合及び発生率が0.0に修正された予定工程履歴がある場合)、合計が1.0となるように、式(1)、(2)により発生率を修正する。
既通過工程が一致する予定工程履歴がない場合、実績工程履歴の既通過工程中最終工程を除外して一致する工程履歴を探索する。すなわち、「既通過工程履歴+次予定工程」が予定工程履歴(最大Mパターン)中に該当ない場合、「既通過工程履歴−最終通過工程+次予定工程」を探索し、予定工程履歴中に該当する予定工程履歴が見つかるまで最終通過工程の除外を繰り返す。
予定工期及び工程毎の通過所要時間算出部104では、予定工程履歴決定部103で決定した予定工程履歴及び発生率(必要に応じて式(1)、(2)により修正したもの)を用いて、製造工期を最短とする予定工期及び工程毎の通過所要時間を算出する。この処理は圧延開始前と同様であり、ここではその説明を省略する。
通過予定時刻算出部105では、予定履歴工程毎に、各工程の通過予定時刻を基準時間から算出する。まず、各工程の通過予定時刻の基準時刻を下記のようにして決定する。
予定倉庫入庫配山時刻(前工程通過時刻+予定工期)が荷揃納期以前:基準時刻=前工程通過時刻
予定倉庫入庫配山時刻(前工程通過時刻+予定工期)が荷揃納期後:基準時刻=荷揃納期
次に、予定履歴工程毎に、各工程の通過予定時刻(10桁:年4桁、月2桁、日2桁、時2桁)を基準時刻から算出する。すなわち、基準時刻=前工程通過時刻の場合は、前工程通過時刻より順次決定する。それに対して、基準時刻=荷揃納期の場合は、まず所要時間短縮係数を下式(25)´により算出する。
所要時間短縮係数=予定工程履歴毎予定工期/(前工程通過時刻〜荷揃納期時間)・・・(25)´
続いて、工程毎の通過所要時間を式(26)により修正する。
そして、前工程通過時刻より順次決定する。
図1に説明を戻して、工程毎予定処理/仕掛集計部106では、集計時点仕掛中及び集計時点後X(初期値24Hr)時間以内に圧延予定のプレートについて、工程(3桁)×通過予定時刻(10桁)毎の成品数を集計する。プレート×予定工程履歴×予定工程(予定工程履歴の中に記述されている)から工程と予定通過時刻が一致するものを抽出し、発生率を積算する。ここでは、同時期にどれだけ処理しなければならないかを求めている。
工程・予定通過時刻毎成品数=Σ工程・予定通過時刻が一致する発生率
また、集計時点仕掛中及び集計時点後X(初期値24Hr)時間以内に圧延予定のプレートについて、工程(3桁)×通過予定時刻(10桁)毎のピッチ(プレート毎情報に含まれる工程毎予定処理ピッチ)を集計する。プレート×予定工程履歴×予定工程から工程と予定通過時刻が一致するものを抽出し、発生率×ピッチを積算する。ここでは、稼働率がどの程度になるかを求めている。
工程・予定通過時刻毎必要稼動時間=Σ工程・予定通過時刻が一致する発生率×ピッチ
また、集計時点仕掛中及び集計時点後X(初期値24Hr)時間以内に圧延予定のプレートについて、工程(3桁)×通過予定時刻(10桁)毎の成品数を集計する。プレート×予定工程履歴×予定工程から工程と前工程の予定通過時刻が一致するものを抽出し、発生率を積算する。ここでは、どれくらいの仕掛品が生じるかを求めている。
工程・予定発生時刻毎成品数=Σ工程・前工程予定通過時刻が一致する発生率
工程・時刻毎仕掛成品数=Σ工程・予定発生時刻毎成品数−Σ工程・予定通過時刻毎成品数+現時点仕掛成品数
出力部107では、上述した計算結果を画面表示する等の出力処理を行う。予定倉庫入庫配山時刻(圧延終了時刻+予定工期)が荷揃納期後の場合に修正なしで作業をすると、荷揃納期を守れない確率が高いことが分かった場合には、短縮させた通過所要時間を一種の「特急指示」として出力する。
具体的には、例えば、集計時点仕掛中及び集計時点後X(初期値24Hr)時間以内に圧延予定のプレートについて、工程(3桁)×通過予定時刻(10桁)毎の成品情報(下記項目)を通過予定時刻順にリスト化する。このリストは、主として現場作業員向けの指示として出力される。
通過予定時刻:10桁(年4桁、月2桁、日2桁、時2桁)
予定ピッチ:分
通過予定時刻毎予定ピッチ積算値
プレートNo
サイズ(厚×幅×長)
代表予定履歴工程:最も発生率の高い予定工程履歴
荷揃納期
荷揃納期余裕:予定通過時刻+予定残工期〜荷揃納期の時間(同一通過予定時間内では荷揃納期余裕順にソート)
現工程:当成品がリスト作成時にある工程
発生率:当工程の通過が確定していない場合(複数の予定工程履歴中に同一工程が異なる複数の通過予定時刻で含まれる場合、それぞれの発生率を表示)
実績山:現工程における配山位置
予定山
山内成品位置:山内の積上げトップからの枚数
また、集計時点仕掛中及び集計時点後X(初期値24Hr)時間以内に圧延予定のプレートについて、PLNo/荷揃納期(8桁)/予定倉庫配山時刻(10桁)/圧延時刻(10桁)順に成品情報(下記項目)をリスト化する。このリストは、主として作業指示者向けの指示として出力される。
プレートNo
荷揃納期:8桁(年4桁、月2桁、日2桁)
管理納期:8桁(年4桁、月2桁、日2桁)
輸送機関
1次需要家名
予定倉庫配山時刻:10桁(年4桁、月3桁、日2桁、時2桁)
圧延時刻:10桁(年4桁、月3桁、日2桁、時2桁)
サイズ(厚×幅×長)
代表予定履歴工程:最も発生率の高い予定工程履歴
代表予定履歴工程発生率
狙い荷揃達成率
現工程:当成品がリスト作成時にある工程
実績山:現工程における配山位置
山内成品位置:山内の積上げトップからの枚数
以上述べたように、処理能力が異なる多段複数工程を有し、工程毎の処理発生率が異なる複数種類の製品を組み合わせて製造する製造プロセス、ここでは厚板の製造プロセスにおいて、製造工期を最短とするとともに、納期を遵守する各工程の処理タイミングを求めることができる。したがって、各工程へ的確な指示を出すことが可能となり、生産性向上、仕掛削減、工期短縮等を図ることができる。
本発明を適用した製造プロセスのスケジュール管理装置は、具体的にはCPU、ROM、RAM等を備えたコンピュータシステムにより構成することができ、CPUがプログラムを実行することによって実現される。
また、スケジュール管理装置における処理は、ソフトウェアのプログラムコードを記録した記憶媒体を、システム或いは装置に供給することによっても達成される。この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が上述した実施形態の機能を実現することになり、プログラムコード自体及びそのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。プログラムコードを供給するための記憶媒体としては、例えば、フレキシブルディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD−R、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM等を用いることができる。
100:製造プロセスのスケジュール管理装置
101:プレート毎情報設定部
102:鋼種板厚分類部
103:予定工程履歴決定部
104:予定工期及び工程毎の通過所要時間算出部
105:通過予定時刻算出部
106:工程毎予定処理/仕掛集計部
107:出力部
108:工程パターン−鋼種板厚分類テーブル
109:工程毎集計値テーブル

Claims (4)

  1. 処理能力が異なる多段複数工程を有し、工程毎の処理発生率が異なる複数種類の製品を組み合わせて製造する製造プロセスのスケジュール管理方法であって、
    対象製品について、工程の組み合わせである工程パターン及び製品分類毎の発生率の実績情報に基づいて、複数の工程パターン及び発生率を決定する第1のステップと、
    前記第1のステップで決定した工程パターン及び発生率を用いて、狙いとする荷揃達成率を満足する予定工期及び工程毎の通過所要時間を算出する第2のステップと、
    前記第2のステップで算出した予定工期及び工程毎の通過所要時間を用いて、納期を遵守するための各工程の処理タイミングを求める第3のステップとを有し、
    前記第2のステップでは、狙いとする荷揃達成率を満足する予定工期を算出するために、
    前記第1のステップで決定した工程パターンの全構成工程について、通過所要時間の平均、分散、対数平均、対数標準偏差を決定し、
    前記決定した平均、分散、対数平均、対数標準偏差を用いて、予定工期の平均、分散、対数平均、対数標準偏差を算出し、
    予定工期が対数正規分布に従うものとして、対数正規分布の累積確率密度分布関数の逆関数により、狙いとする荷揃達成率となる工期を算出することを特徴とする製造プロセスのスケジュール管理方法。
  2. 前記第2のステップでは、工程毎の通過所要時間を算出するために、
    第i工程の通過所要時間は、第i工程から最終第n工程までの予定残工期と第i+1工程から最終第n工程までの予定残工期の差異として決定されるものとし、第i+1工程から最終第n工程までの構成工程について、通過所要時間の平均、分散、対数平均、対数標準偏差を決定し、
    前記決定した平均、分散、対数平均、対数標準偏差を用いて、予定残工期の平均、分散、対数平均、対数標準偏差を算出し、
    予定残工期が対数正規分布に従うものとして、対数正規分布の累積確率密度分布関数の逆関数より、狙いとする荷揃達成率となる残工期xn-iを算出し、
    第i工程の通過所要時間tiを、
    i =x n-i+1 −x n-i
    により算出することを特徴とする請求項1に記載の製造プロセスのスケジュール管理方
    法。
  3. 処理能力が異なる多段複数工程を有し、工程毎の処理発生率が異なる複数種類の製品を組み合わせて製造する製造プロセスのスケジュール管理装置であって、
    対象製品について、工程の組み合わせである工程パターン及び製品分類毎の発生率の実績情報に基づいて、複数の工程パターン及び発生率を決定する第1の手段と、
    前記第1の手段で決定した工程パターン及び発生率を用いて、狙いとする荷揃達成率を満足する予定工期及び工程毎の通過所要時間を算出する第2の手段と、
    前記第2の手段で算出した予定工期及び工程毎の通過所要時間を用いて、納期を遵守するための各工程の処理タイミングを求める第3の手段とを備え、
    前記第2の手段では、狙いとする荷揃達成率を満足する予定工期を算出するために、
    前記第1の手段で決定した工程パターンの全構成工程について、通過所要時間の平均、分散、対数平均、対数標準偏差を決定し、
    前記決定した平均、分散、対数平均、対数標準偏差を用いて、予定工期の平均、分散、対数平均、対数標準偏差を算出し、
    予定工期が対数正規分布に従うものとして、対数正規分布の累積確率密度分布関数の逆関数により、狙いとする荷揃達成率となる工期を算出することを特徴とする製造プロセスのスケジュール管理装置。
  4. 処理能力が異なる多段複数工程を有し、工程毎の処理発生率が異なる複数種類の製品を組み合わせて製造する製造プロセスのスケジュール管理のためのプログラムであって、
    対象製品について、工程の組み合わせである工程パターン及び製品分類毎の発生率の実績情報に基づいて、複数の工程パターン及び発生率を決定する第1の手段と、
    前記第1の手段で決定した工程パターン及び発生率を用いて、狙いとする荷揃達成率を満足する予定工期及び工程毎の通過所要時間を算出する第2の手段と、
    前記第2の手段で算出した予定工期及び工程毎の通過所要時間を用いて、納期を遵守するための各工程の処理タイミングを求める第3の手段としてコンピュータを機能させ、
    前記第2の手段では、狙いとする荷揃達成率を満足する予定工期を算出するために、
    前記第1の手段で決定した工程パターンの全構成工程について、通過所要時間の平均、分散、対数平均、対数標準偏差を決定し、
    前記決定した平均、分散、対数平均、対数標準偏差を用いて、予定工期の平均、分散、対数平均、対数標準偏差を算出し、
    予定工期が対数正規分布に従うものとして、対数正規分布の累積確率密度分布関数の逆関数により、狙いとする荷揃達成率となる工期を算出することを特徴とするプログラム。
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