JP5545253B2 - レーザレーダ装置 - Google Patents

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本発明は、レーザレーダ装置に関するものである。
現在、レーザ光を用いて物体を検出する技術として例えば特許文献1のような装置が提供されている。この特許文献1の装置では、レーザ光発生手段からのレーザ光の光軸上に光アイソレータが設けられており、光アイソレータでは、レーザ光発生手段からのレーザ光が透過し、検出物体からの反射光が受光センサ側に反射するようになっている。さらに、光アイソレータを透過したレーザ光の光軸上には、当該光軸方向の中心軸を中心として360°回転可能な凹面鏡が設けられており、この凹面鏡によってレーザ光を空間に向けて反射させると共に、物体からの反射光を受光センサに向けて反射させることで360°の水平走査を可能としている。そして、装置内に設けられた演算手段(物体位置算出手段)により、物体にレーザ光が照射されたときの凹面鏡の回転位置を特定すると共に当該レーザ光の受光までの時間を算出することで、その物体の方位や距離を算出している。
特開平10−20035号公報 特開平2008−216238公報
ところで、上記レーザレーダ装置では、偏向部(例えば凹面鏡等)から外部空間に照射されるレーザ光の照射経路上に防塵、防滴などを目的とするカバーが設けられたものが多く、一般的には、外部空間に向けて照射されるレーザ光が透過し得るように、光透過性のカバー(光透過性カバー)を配置している。しかしながら、このようにレーザ光の照射経路上にカバーが設けられると、偏向部から空間に照射されるレーザ光(即ち、カバー内を透過しようとするレーザ光)の一部がカバーの表面で反射してしまうため、その反射光(外乱光)が装置内に配された受光センサによって受光される可能性がある。このように外乱光が受光センサに受光されてしまうと、演算手段(物体位置算出手段)が、その検出された外乱光を物体からの反射光と誤認識し、外部空間で物体が検出されたものと誤判断してしまう懸念がある。
また、外部空間に照射されるレーザ光の一部が上記カバー(光透過性カバー)で鏡面反射してしまうと、この鏡面反射で生じる外乱光が受光センサで受光されたときに受光量が相当大きくなり、受光センサが飽和状態(最大の受光信号を発生させる受光量を超えた受光状態)に達してしまう虞がある。特に、上記レーザレーダ装置では、外部空間に存在する物体にレーザ光が照射されたときの拡散反射光を検出し得るように受光センサでの受光の感度をある程度高く設定する必要があるため、拡散反射光と比較して光量が格段に大きい鏡面反射光(外乱光)が受光されたときには、受光センサが飽和状態となる可能性が極めて大きくなる。そして、このように一旦受光の飽和が生じてしまうと、鏡面反射光(外乱光)が受光センサに入光しなくなってからもある程度の時間が経過するまで受光センサから大きな受光信号が出力され続け、飽和状態が継続(遅延)してしまうため、このような飽和状態が解除されるまでは、本来検出されるべき反射光を正確に検出できなくなる虞がある。例えば、カバー(光透過性カバー)の近くに物体が位置する場合、カバーで生じる鏡面反射光(外乱光)が受光されるタイミングと、物体からの正規の反射光が受光されるタイミングとが非常に近くなるため、何ら措置を講じないと、鏡面反射光(外乱光)の受光によって生じる受光信号(飽和信号)の遅延により、正規の反射光がかき消されてしまい、正規の反射光を判別できずに検出漏れが生じることになる。
また、カバー(光透過性カバー)で生じる鏡面反射光(外乱光)をノイズとして除去する方法も考えられるが、このような方法だけでは、上述のように鏡面反射光(外乱光)の受光タイミングと正規の反射光の受光タイミングとが近い場合(カバーの近くに検出物体が存在する場合等)など、外乱光の除去が難しい場合に対処できない。
以上のような理由により、レーザレーダ装置では、カバー(光透過性カバー)で生じる鏡面反射光(外乱光)が受光センサに受光されにくい構成が望まれている。
このような課題に対し、発明者は、外乱光が受光センサに受光されにくい構成として、外乱光の経路上に何らかの部材を配置し、外乱光の入光経路を遮断することを検討した。しかしながら、外乱光と正規の反射光との光量差が極めて大きいレーザレーダ装置の特性上、外乱光を遮断部材に単に一回当てただけでは、外乱光を無視できるレベル或いはノイズと判断可能なレベルにまで低減することができず、外乱光の影響を排除し難いことが判明した。この対策として、遮断部材を大きく構成したり、遮断部材に対し複雑かつ微細な表面加工を施すことも検討したが、遮断部材を大きく構成すると、本来的に検出されるべき反射光(検出物体からの反射光)の受光可能範囲を制限することになってしまう。また、複雑且つ微細な表面加工(シボ加工等)を施す場合、コストの高騰が避けられず、加工方法によっては外乱光の抑制が不十分となってしまう。
本発明は、上述した課題を解決するためになされたものであり、レーザ光の照射経路上に光透過性のカバーを配置してなるレーザレーダ装置において、カバーで生じる内部反射光(外乱光)が受光センサに入り込むことをより確実に抑制することができ、外乱光に起因する誤検出を効果的に防止し得る構成を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明は、
レーザ光を発生させるレーザ光発生手段と、
所定の中心軸を中心として回転可能に構成された偏向部と、前記偏向部を回転駆動する駆動手段とを備え、前記偏向部を回転させつつ前記レーザ光発生手段にて発生した前記レーザ光を前記偏向部により外部空間に向けて偏向させる回転偏向手段と、
少なくとも前記回転偏向手段を収容する構成をなし、前記偏向部の周囲の少なくとも周方向一部分において前記レーザ光の走査経路上を前記レーザ光が透過可能な透過板によって閉塞してなるケースと、
前記偏向部により前記外部空間に向けて偏向された前記レーザ光が前記外部空間に存在する物体で反射し、前記物体からの反射光が前記透過板を介して前記ケース内に入り込んだときに、当該反射光を前記ケース内で集光しつつ偏向する導光手段と、
前記導光手段によって導かれ且つ集光された前記反射光を受光する受光センサと、
を備え、
前記中心軸に沿った方向を上下方向としたとき、前記偏向部から照射される前記レーザ光が前記透過板に入射する位置よりも上方側に前記受光センサが配置され、
前記透過板における前記レーザ光が入射する部分は、前記レーザ光の入射面が前記中心軸に対して傾斜し且つ上方側を向くように配置されており、
前記中心軸と直交する方向であって且つ前記受光センサの受光面の中心を通る方向を前後方向とし、前記受光センサにおける前記受光面が面する側を前側、前記受光面とは反対面側を後側としたとき、前記受光面の前方側且つ下方側には、前記偏向部からの前記レーザ光の一部が前記透過板で反射して生じる外乱光を遮蔽する遮蔽部材が配置され、
前記遮蔽部材には、
前記受光面の中心位置の前方側且つ下方側に配置される受光面覆い部と、
前記受光面覆い部から少なくとも前方側に凸となり且つ前記中心軸を通り且つ前記受光面の中心位置を通る平面に沿って当該レーザレーダ装置を切断した切断面において外形が三角形状となる凸状部と、
が設けられ、
複数の前記凸状部が上下に並んで配置されることで、隣接する凸状部間に窪みが形成されており、
前記窪みの上側に配置される凸状部下方面は、少なくとも前記レーザ光が前記偏向部から前方側に照射されるときに、前記レーザ光の一部が前記透過板で反射して生じる鏡面反射成分又はガウス拡散成分を当該窪みの内壁に向けて反射する構成をなしていることを特徴とする。
請求項1の発明では、受光センサの受光面の前方側且つ下方側において、偏向部からのレーザ光の一部が透過板で反射して生じる外乱光を遮蔽する遮蔽部材が配置され、この遮蔽部材には、受光面の中心位置の前方側且つ下方側に配置される受光面覆い部と、複数の凸状部とが設けられている。これにより、受光面の上方側を正規の反射光の受光領域として利用可能とすることができる。一方、このように受光面を前側に向けると、前方側に照射されたレーザ光の一部が透過板で反射した場合に、当該反射位置(受光センサよりも前側且つ下方側の位置)からの外乱光が前方側且つ下方側から受光面に直接入り込んでしまうことが問題視されるが、上記のように受光面覆い部を配置すれば、まず、このような直接の外乱光をより確実に遮断することができる。
また、受光面覆い部を配置するだけでは、外乱光が当該受光面覆い部で反射して生じる光(二次的な外乱光)が他部材で反射して受光面に入り込んでしまう懸念があるため、本発明では、受光面覆い部から前方側に凸となる凸状部を複数配置することでこのような問題を解消している。
具体的には、複数の凸状部が上下に並んで配置され、いずれの凸状部も、中心軸(偏向部の回転中心)を通り且つ受光面の中心位置を通る平面に沿って当該レーザレーダ装置を切断した切断面において外形が三角形状となっており、隣接する凸状部間に窪みが形成されている。そして、窪みの上側に配置される凸状部下方面は、少なくともレーザ光が偏向部から前方側に照射されるときに、レーザ光の一部が透過板で反射して生じる鏡面反射成分又はガウス拡散成分を窪みの内壁に向けて反射する構成をなしている。
この構成では、前方側に照射されたレーザ光の一部が透過板で反射したときに、この反射で生じる外乱光(鏡面反射成分又はガウス拡散成分)を凸状部下方面で受けて低減させ、このように低減した光を更に窪み内壁で受けて低減させることができる。このように窪み内で外乱光の低減が複数回行われるため、外乱光のエネルギーをより確実に減衰させることができ、エネルギーの大きい外乱光が受光センサに受光されてしまうといった事態をより確実に防ぐことができる。特に、「窪み」は、後方側が受光面覆い部によって覆われ、上下が凸状部によって覆われた構成となっているため、減衰後の光が仮に窪み内から前方側に漏れたとしても遮蔽部材の後方側に配される受光面側には回り込みにくく、外乱光に起因する受光ノイズをより効果的に抑えることができる。
請求項2の発明において、窪みの上側に配置される凸状部下方面は、少なくともレーザ光が偏向部から前方側に照射されるときに、レーザ光の一部が透過板で反射して生じる鏡面反射成分を当該窪みの下側の凸状部上方面に向けて反射するように構成されている。また、その凸状部上方面は、凸状部下方面からの鏡面反射成分を再び当該凸状部下方面側に向けて反射するように構成されており、これにより凸状部下方面と凸状部上方面との間で鏡面反射成分の反射が繰り返されるようになっている。
この構成では、透過板で生じた鏡面反射成分を凸状部内壁面で反射させて窪み内に取り込み、この窪み内において上側に配置される内壁面(凸状部下方面)と下側に配置される内壁面(凸状部上方面)との間で反射を繰り返すことができる。従って、比較的エネルギーの大きい鏡面反射成分をより多く反射、低減させてより大きなエネルギー減衰作用を生じさせることができる。
請求項3の発明は、中心軸を通り且つ受光面の中心位置を通る平面に沿って当該レーザレーダ装置を切断した切断面において、レーザ光が当該切断面に沿って照射されるときの当該レーザ光の透過板内面への入射方向と、入射方向に対する透過板内面での正反射方向とのなす角度をθaとし、レーザ光が切断面に沿って照射されるときの当該レーザ光の方向と、凸状部下方面とのなす角度をθbとしたとき、少なくともθb<θaとなっている。
この構成では、レーザ光が仮想的な切断面(中心軸を通り且つ受光面の中心位置を通る仮想平面)に沿って前方に照射される場合に、少なくとも透過板から正反射して生じる鏡面反射成分を、凸状部下方面にて下方向きに反射させつつ窪み内に導くことができる。従って、透過板からの外乱光が凸状部下方面で反射するときに、この反射で生じる光が直接又は他部材を介して上方側に回り込んで受光されるといった事態をより確実に回避することができる。
請求項4の発明は、上記切断面において、θa+θb<90°となっている。
この構成では、レーザ光が仮想的な切断面(中心軸を通り且つ受光面の中心位置を通る仮想平面)に沿って前方に照射される場合において、透過板から正反射して生じる鏡面反射成分が凸状部下方面にて反射するときに、当該鏡面反射成分の経路(即ち、透過板から凸状部下方面に向かう経路)よりも窪みの奥側(後方側)に近づくように反射光が生じることとなる。従って、外乱光が上方側から受光面側に回り込むことをより確実に抑えることができると共に、外乱光に含まれるより多くの成分が窪み内に入り込みやすくなり、外乱光を一層減衰させることが可能となる。
請求項5の発明では、上記切断面において、窪み内で互いに対向する凸状部下方面と凸状部上方面とのなす角度をθcとしたとき、θa+θb+θc<90°となっている。
この構成では、レーザ光が仮想的な切断面(中心軸を通り且つ受光面の中心位置を通る仮想平面)に沿って前方に照射される場合において、透過板から正反射して生じる鏡面反射成分が凸状部下方面にて反射するときに、当該鏡面反射成分の経路(即ち、透過板から凸状部下方面に向かう経路)よりも窪みの奥側(後方側)に近づくように反射光が生じ、且つ、当該反射光が凸状部上方面で反射するときにも更に窪みの奥側(後方側)に近づくように反射光が生じることとなる。これにより、上記外乱光をより窪みの奥側に入り込ませて複数回の内部反射によって確実に減衰させることができ、エネルギーの大きい光が窪みが窪みの外部に漏洩し難くなるため、ノイズ光を抑える効果が極めて高いものとなる。
請求項6の発明では、遮蔽部材には、受光面覆い部の下方側に連結されると共に当該受光面覆い部から後方側に延びる構成で、前記受光センサの下端部側をカバーする端部覆い部が設けられており、受光面覆い部の配置領域から端部覆い部の配置領域に亘って前方側から後方側への光の通過が遮断される構成をなしている。
この構成では、透過板で反射して生じる外乱光の内、受光面の前方側から入り込もうとする成分を複数の凸状部で抑制するという効果に加え、これら凸状部の下側且つ後方側から受光面に入り込もうとする成分をも遮断することができ、外乱光の遮断効果を一層高めることができる。
図1は、第1実施形態に係るレーザレーダ装置の全体構成を概略的に例示する断面図である。 図2は、図1のレーザレーダ装置を水平方向に切断した断面を概略的に示す断面図である。 図3は、図1のレーザレーダ装置の一部を拡大して概略的に示す拡大図である。 図4は、図1のレーザレーダ装置に関し、透過板で反射して生じる外乱光と遮蔽部材との関係を説明する説明図である。 図5は、第2実施形態に係るレーザレーダ装置の全体構成を概略的に例示する断面図である。 図6は、図5のレーザレーダ装置の一部を拡大して概略的に示す拡大図である。 図7は、図5のレーザレーダ装置に関し、透過板で反射して生じる外乱光と遮蔽部材との関係を説明する説明図である。 図8は、図1のレーザレーダ装置において、ガウス拡散を考慮して透過板や遮蔽部材の形状、配置等を定める場合について説明する説明図である。 図9は、本発明の対比例の問題点を説明する説明図である。
[第1実施形態]
以下、本発明のレーザレーダ装置を具現化した第1実施形態について、図面を参照して説明する。
(全体構成)
まず、図1、図2を参照して第1実施形態に係るレーザレーダ装置の全体構成について説明する。
図1は、第1実施形態に係るレーザレーダ装置の全体構成を概略的に例示する断面図である。図2は、図1のレーザレーダ装置を水平方向に切断した断面を概略的に示す断面図である。なお、図1では、フォトダイオードの受光面の中心位置と中心軸とを通るようにレーザレーダ装置を中心軸に沿って切断した切断面を概略的に示しており、図2は、図1のレーザレーダ装置において、透過板の上端部付近で水平方向に切断した切断面を概略的に示すものである。また、図3は、図1の一部を拡大して説明する説明図である。なお、以下の説明では、透明板の断面については白抜きで示すこととする。
図1、図2に示すように、レーザレーダ装置1は、レーザダイオード10と、検出物体からの反射光L2を受光するフォトダイオード20とを備え、検出物体までの距離や方位を検出する装置として構成されている。
レーザダイオード10は、「レーザ光発生手段」の一例に相当するものであり、制御回路90の制御により、図示しない駆動回路からパルス電流を受け、このパルス電流に応じたパルスレーザ光(レーザ光L1)を間欠的に出射している。なお、本実施形態では、レーザダイオード10から検出物体に至るまでのレーザ光を符号L1にて概念的に示し、検出物体からフォトダイオードに至るまでの反射光を符号L2にて概念的に示している。
フォトダイオード20は、例えばアバランシェフォトダイオード(avalanche photodiode)などによって構成されている。このフォトダイオード20は、レーザダイオード10からレーザ光L1が発生し、そのレーザ光L1が検出物体(図示略)にて反射したとき、その反射光L2を受光して電気信号に変換している。なお、検出物体からの反射光については所定領域のものが凹面鏡41に取り込まれる構成となっており、図1では、符号L2で示す2つのライン(二点鎖線)間の領域の反射光が取り込まれる例を示している。
なお、、「受光センサ」の一例に相当するものであり、後述する導光手段によって集光されつつ導かれた反射光を受光するように機能する。
レーザダイオード10から出射されるレーザ光L1の光軸上にはレンズ60が設けられている。このレンズ60は、コリメートレンズとして構成されるものであり、レーザダイオード10からのレーザ光L1を平行光に変換している。
レンズ60を通過したレーザ光L1の光路付近には、ミラー30が設けられている。このミラー30は、レーザ光L1の光軸に対し所定角度で傾斜してなる反射面30aと、反射面30aと交差する方向の貫通路32とを備えており、レーザダイオード10からのレーザ光L1を貫通路32を介して通過させる一方、検出物体からの反射光L2(より詳しくは凹面鏡41にて反射された反射光)をフォトダイオード20に向けて反射させている。
また、ミラー30を通過するレーザ光L1の光軸上には、回転反射装置40が設けられている。回転反射装置40は、「回転偏向手段」の一例に相当するものであり、中心軸42aを中心として回転可能に構成された凹面鏡41と、この凹面鏡41に連結された軸部42と、この軸部42を回転可能に支持する図示しない軸受と、凹面鏡41を回転駆動するモータ50とを備え、凹面鏡41を回転させつつレーザダイオード10にて発生した前記レーザ光Lを凹面鏡41により外部空間に向けて偏向させるように機能している。
凹面鏡41は、「偏向部」の一例に相当するものであり、ミラー30を通過したレーザ光L1の光軸上に配置される凹状の反射面41aを備えると共に、中心軸42a(所定の中心軸)を中心として回転可能とされており、レーザダイオード10からのレーザ光L1をケース3外の空間に向けて偏向(反射)させ、且つケース3外の空間に存在する検出物体からの反射光L2をフォトダイオード20に向けて偏向(反射)させる構成をなしている。
本実施形態では、凹面鏡41、ミラー30が「導光手段」の一例に相当し、凹面鏡41により外部空間に向けて偏向されたレーザ光L1が外部空間に存在する物体で反射し、当該物体からの反射光が透過板80を介してケース3の内部に入り込んだときに、当該反射光をケース3の内部で集光しつつ偏向するように機能している。
また、凹面鏡41の回転中心となる中心軸42aの方向は、ミラー30を通過して当該凹面鏡41に入射するレーザ光L1の方向と略一致しており、レーザ光L1が凹面鏡41に入射する入射位置P1が中心軸42a上の位置とされている。また、本実施形態では、凹面鏡41の反射面41aにおいて位置P1付近の部分が、垂直方向(反射面41aに入射するレーザ光L1の方向)に対して45°の角度で傾斜しており、凹面鏡41の反射面41aで反射したレーザ光L1が水平方向に照射されるようになっている。また、凹面鏡41は入射するレーザ光L1の方向と一致した方向の中心軸42aを中心として回転するため、凹面鏡41の回転位置に関係なくレーザ光L1の入射角度が常に45°で維持され、位置P1からのレーザ光L1の向きは絶えず水平方向(中心軸42aと直交する方向)となるように構成されている。
なお、本実施形態では、中心軸42aの方向を垂直方向(上下方向、縦方向)としており、中心軸42aと直交する平面方向を水平方向としている。また、垂直方向(上下方向)と直交する方向であって且つフォトダイオード20の受光面20aの中心を通る方向を前後方向としており、この前後方向において、フォトダイオード20の受光面20aが向く側を前側、これとは反対側を後側としている。
さらに、レーザレーダ装置1には、回転反射装置40を駆動するモータ50が設けられている。このモータ50は、「駆動手段」の一例に相当するものであり、軸部42を回転させることで、軸部42と連結された凹面鏡41を回転駆動している。このモータ50は、例えば公知の直流モータ或いは公知の交流モータによって構成されており、制御回路90からの駆動指示があったときに、図示しないモータドライバによって駆動状態(例えば、回転タイミングや回転速度)が制御されるようになっており、このときに、予め定められた一定の回転速度で定常回転するようになっている。
このモータは、回転駆動軸が軸部42と一体的に構成されており、軸部42と凹面鏡41とを、中心軸42aを回転中心として定常回転させるように構成されている。凹面鏡41は、上述したように偏向面(反射面41a)と中心軸42aとのなす角度θが一定角度(例えば45°)となるように配置されており、モータ50の駆動力を受けたときにこの角度θを一定角度で維持しつつ回転するようになっている。
また、本実施形態では、図1に示すように、モータ50の軸部42の回転角度位置(即ち凹面鏡41の回転角度位置)を検出する回転角度センサ52が設けられている。回転角度センサ52は、ロータリーエンコーダなど、軸部42の回転角度位置を検出しうるものであれば様々な種類のものを使用できる。
また、レーザレーダ装置1では、レーザダイオード10、フォトダイオード20、ミラー30、レンズ60、回転反射装置40、モータ50等がケース3内に収容され、防塵や衝撃保護が図られている。このケース3は、主ケース部5と透過板80とを備えており、全体として箱状に構成されている。主ケース部5は、上壁部5a及び下壁部5bが上下に対向して配置され、前壁部5c及び後壁部5dが前後に対向して配置され、側壁部5e、5fが左右に対向して配置されており、一部が導光可能に開放された箱状形態をなしている。
この主ケース部5は、凹面鏡41の周囲に、レーザ光L1及び反射光L2の通過を可能とする窓部4が形成されている。この窓部4は、主ケース部5において光の出入りを可能とするように開口した部分であり、主ケース部5の前壁部5cから両側壁部5e、5fに亘って溝状に形成されている。そしてこの開口形態の窓部を閉塞するように透過板80が設けられている。
透過板80は、例えば、透明の樹脂板、ガラス板などによって構成されており、図2に示すように凹面鏡41の周囲のほぼ半周程度に亘り、レーザ光L1の走査経路上に配される窓部4を閉塞する構成で配置されている。この透過板80は、凹面鏡41からのレーザ光L1の走査経路上において周方向所定範囲に亘って配置されており、上記窓部4を閉塞すると共に凹面鏡41から投射されたレーザ光L1を透過させる構成をなしている。
(遮蔽部材に関する構成)
次に、レーザレーダ装置1の特徴の一つである遮蔽部材、及びこれに関連する構成について説明する。
まず、フォトダイオード20、透過板80、及び遮蔽部材70の配置関係について説明する。
本実施形態に係るレーザレーダ装置1では、中心軸42aの方向を上下方向としたとき、ケース3の内部領域において、凹面鏡41から照射されるレーザ光L1が透過板80に入射する位置(中心軸42aと直交し且つ位置P3を通る仮想平面の位置)よりも上方側の領域にフォトダイオード20が配置されるようになっている。
そして、このようなフォトダイオード20の前方側且つ下方側に、遮蔽部材70が配置されている。この遮蔽部材70は、受光面20aの前方側且つ受光面20aの下側寄りの位置を部分的に覆う構成となっており、位置P3側と受光面20aとの間の外乱光経路に介在するように受光面20aを遮蔽している。そして、外乱光(凹面鏡41からのレーザ光L1の一部が透過板80で反射して生じる外乱光)が受光面20a側に入り込むことを遮断するように構成されている。
図1、図2に示すように、透過板80は、凹面鏡41から照射されるレーザ光L1の走査経路上に配置されており、図2に示すように、凹面鏡41の周囲のほぼ半周程度に亘って凹面鏡41を囲んでいる。本実施形態では、図2に示すように、360°回転し得る凹面鏡41の全回転角度の内、レーザ光L1が位置Laの方向に照射される時の回転角度から位置Lbに照射される時の回転角度までの角度範囲が検出範囲となっており、凹面鏡41がこの検出範囲にあるときに凹面鏡41からのレーザ光L1が透過板80の内面80aに入射するようになっている。
そして、この透過板80は、中心軸42aを中心とした周方向のいずれの位置においても、レーザ光L1が入射する部分は、レーザ光L1の入射面が中心軸42aに対して傾斜し且つ上方側を向くように配置されている。即ち、周方向のいずれにおいても、レーザ光L1の入射位置が斜め上向きに傾斜している。
より具体的には、、中心軸42a上の位置で切断した切断面は、透過板80の周方向いずれの位置を通るように切断した場合でもその切断面における透過板80の内面形状は図3のような一定形状となっている。そして、中心軸42aを通るいずれの向きの切断面でも、透過板80の内面80aにおけるレーザ光L1が入射する位置(図3の場合はP3位置)の接線Lcは、上下方向(即ち、中心軸42aの方向)に対する傾きが一定角度θnとなっている(図4参照)。
また、本実施形態では、ミラー30と凹面鏡41とが所定の間隔をあけて配置されており、レーザ光L1が透過板80の周方向いずれの位置に入射する場合でも、透過板80からの外乱光の鏡面反射成分(正反射成分)がミラー30と凹面鏡41との間を通るように、透過板80の形状(特に内面80aにおける傾斜角度)や配置、及び凹面鏡41及びミラー30の形状や配置が定められている。なお、図1、図3、図4では、レーザ光L1の一部が透過板80の内面80aで反射した反射光(外乱光)の内、鏡面反射成分(正反射成分)を符号L3にて概念的に示している。
次に、遮蔽部材70の構成について詳述する。
遮蔽部材70は、レーザ光を透過しない材料(例えばABS樹脂等の樹脂材料など)によって構成されており、受光面覆い部77と、端部覆い部78と、複数の凸状部71とを備えている。
受光面覆い部77は、図3のように、受光面20aの中心位置P2の前方側且つ下方側において、前方にレーザ光L1が照射されるときの外乱光発生位置(即ち、透過板80におけるレーザ光L1の入射位置P3)と受光面20aとの間に介在するように配置されており、より具体的には、受光面20a、集光レンズ62、フィルタ64よりも前方位置において、集光レンズ62やフィルタ64の下端部前方を覆う構成で配置されている。この受光面覆い部77は、全体として略板状に構成され、上下方向に沿って配置されており、後述する複数の凸状部71を連結するように機能している。
端部覆い部78は、受光面覆い部77の下方側に連結されると共に当該受光面覆い部77から後方側に延びる構成で、フォトダイオード20の下端部側をカバーしている。具体的には、図3のように、前方にレーザ光L1が照射されるときの外乱光発生位置(即ち、透過板80におけるレーザ光L1の入射位置P3)と受光面20aの下端部との間の位置に介在するように、或いはこの位置よりも下方位置となるように配置され、図3の例では、フィルタ64の下端部及び集光レンズ62の下端部の下方位置において、これら下端部を下方側から覆うように配置されている。
このように受光面覆い部77の下端部から後方側に連続する形態で端部覆い部78が設けられているため、受光面覆い部77の配置領域から端部覆い部78の配置領域に亘って前方側から後方側への光の通過、及び下方側から上方側への光の通過が遮断されるようになっている。。
また、受光面覆い部77から前方側に凸となるように複数の凸状部71が配置されている。これら複数の凸状部71は、上下に並んで配置されており、図4に示すように、隣接する凸状部間にはそれぞれ窪み79が形成されている。
各凸状部71は、いずれも前方側に凸状に構成され、図3、図4のような方向の切断面(中心軸42aを通り且つ受光面20aの中心位置P2を通る平面に沿ってレーザレーダ装置1を切断した切断面)において外形が三角形状に構成されている。例えば、図4に示す2番目の凸状部72は、上記切断面の外形において、上方側に配置される凸状部上方面72bが水平方向(中心軸と直交する方向)に対して傾斜しており、下方側に配置される凸状部下方面72aも水平方向に対して傾斜している。そして、上記切断面の外形において、先細り状となるように(即ち、先端部となるにつれて幅が狭くなるように)構成されている。そして、上記切断面において、凸状部上方面72b、凸状部下方面72a、凸状部上方面72b及び凸状部下方面72aの後端部を結んだ仮想線72cによって囲まれる形状が三角形状となっている。なお、2番目の凸状部72以外の他の凸状部も上記切断面の外形が同様の三角形状となっている。
そして、上記のように構成される複数の凸状部71の凸状部間には、窪み79が形成されている。各窪み79は、上方側の内壁面が上方側の凸状部71の凸状部下方面によって構成されており、下方側の内壁面が下方側の凸状部71の凸状部上方面によって構成されている。
例えば、図4に示す窪み79は、上方側の凸状部71(2番目の凸状部72)の凸状部下方面72aが上側の内壁面となっており、下方側の凸状部71(3番目の凸状部73)の凸状部上方面73bが下側の内壁面として構成されている。そして、図3、図4のような方向の切断面(中心軸42aを通り且つ受光面20aの中心位置P2を通る平面に沿ってレーザレーダ装置1を切断した切断面)における各窪み79の内壁面の外形は、深い位置となるにつれて幅が狭くなるように構成されている。また、上記切断面において窪み79の上方側の内壁面と下方側の内壁面とのなす角度は所定角度θcとなっている。
そして、窪み79の上方側に設けられる凸状部71はレーザ光L1が凹面鏡41から前方側に照射されるときに、このレーザ光L1の一部が透過板80で反射して生じる鏡面反射成分(正反射成分)を当該凸状部71の凸状部下方面によって当該窪み79の内壁に向けて反射している。例えば、図4に示すように、レーザ光L1が凹面鏡41から上記切断面の方向に照射されるときに、このレーザ光L1の一部が透過板80で反射して生じる鏡面反射成分(正反射成分)が2番目の凸状部72の凸状部下方面72aに入り込むようになっており、この凸状部下方面72aは、上記鏡面反射成分(正反射成分)を窪み79の内壁に向けて反射している。これにより、透過板80で生じた外乱光の鏡面反射成分が窪み79内部で複数回減衰することになる。
より詳しくは、図3、図4のように凹面鏡41からレーザ光L1が前方に照射されるときには、このレーザ光L1の一部が透過板80で反射して生じる鏡面反射成分(正反射成分)等が例えば2番目の凸状部72の凸状部下方面72aに入り込むようになっており、この凸状部下方面72aは、この反射光(主として鏡面反射成分が凸状部下方面72aで反射した反射光)を当該凸状部下方面72aと共に窪み79を構成する下側の凸状部上方面73bに向けて反射している。また、その凸状部上方面73bは、凸状部下方面72aからの鏡面反射成分等を再び当該凸状部下方面72a側に向けて反射するように構成されており、これにより凸状部下方面72aと凸状部上方面72bとの間で鏡面反射成分の反射が繰り返されるようになっている。
図4の例では、上記切断面(中心軸42aを通り且つ受光面20aの中心位置を通る平面に沿って当該レーザレーダ装置を切断した切断面)において、レーザ光L1が当該切断面の方向に照射されるときの当該レーザ光L1の透過板内面80aへの入射方向と、入射方向に対する透過板内面80aでの正反射方向とのなす角度をθaとし、レーザ光L1が切断面の方向に照射されるときの当該レーザ光L1の方向(符号Lfの方向と平行な方向)と、凸状部下方面72aとのなす角度をθbとしたとき、θb<θaとなるように構成され、凸状部下方面72aで反射する鏡面反射成分がその反射位置P4よりも上方側に向かわないようになっている。より詳しくは、上記切断面においてθa+θb<90°となるように構成されており、凸状部下方面72aで反射した反射光(鏡面反射成分の反射光)が、当該鏡面反射成分が透過板80から向かってきた方向(L3の方向)よりも下の方向に向かうようになっている。更には、上記切断面において、窪み79内で互いに対向する凸状部下方面72aと凸状部上方面73bとのなす角度をθcとしたとき、θa+θb+θc<90°となっている。図4に示すように、位置P3からの鏡面反射成分が位置P4で正反射した場合、この正反射光の方向と凸状部下方面72aとのなす角度θdは、θa+θbとなる。そして、その正反射光と凸状部上方面73bとのなす角度θeが90°より大きければ、その正反射光が位置P5で反射したときの光が窪みの奥側に向かうようになる。そして、θa+θb+θc<90°の関係であれば、θe>90°(即ち、180°−θc−θd>90°)を満たすことになるため、このような角度関係に設定することで、窪み79内でより多くの内部反射が繰り返されることになる。
(第1実施形態の主な効果)
第1実施形態のレーザレーダ装置1では、フォトダイオード20の受光面20aの前方側且つ下側側の位置に、凹面鏡41からのレーザ光L1の一部が透過板80で反射して生じる外乱光を遮蔽する遮蔽部材70が配置されている。この遮蔽部材70には、受光面20aの中心位置P2の前方側且つ下方側に配置される受光面覆い部77と、複数の凸状部71とが設けられている。これにより、受光面20aの上方側(少なくとも中心位置P2の前側)を正規の反射光の受光領域として利用可能とすることができる。
一方、このように受光面20aを前側に向けると、前方側に照射されたレーザ光L1の一部が透過板80で反射した場合に、当該反射位置(フォトダイオード20よりも前側且つ下方側の位置)からの外乱光が前方側且つ下方側から受光面20aに直接入り込んでしまうことが問題視される。しかしながら、上記のように受光面20aの中心位置P2の前方側且つ下方側に受光面覆い部77を配置すれば、透過板80におけるレーザ光L1の内部反射位置P3と受光面20aとの間の位置(特に直接の外乱光の経路として想定される受光面20aの前方側且つ下方側の位置)に受光面覆い部77を介在させることができ、まず、このような直接の外乱光をより確実に遮断することができる。
また、受光面覆い部77を配置するだけでは、外乱光が当該受光面覆い部77で反射して生じる光(二次的な外乱光)が他部材で反射して受光面20aに入り込んでしまう懸念がある。例えば、図9のように、受光面20aの前側に単に板状の部材Tを配置すると、位置P3からの直接の外乱光を抑制することはできるが、部材Tで反射した光がミラー30等で反射されてしまい、この光がフォトダイオード20に入り込んでしまう懸念がある。本発明では、受光面覆い部77から前方側に凸となる凸状部71を複数配置することでこのような問題を解消している。
具体的には、複数の凸状部71が上下に並んで配置され、いずれの凸状部71も、中心軸42a(偏向部の回転中心)を通り且つ受光面20aの中心位置を通る平面に沿って当該レーザレーダ装置1を切断した切断面において外形が三角形状となっており、隣接する凸状部間に窪み79が形成されている。そして、窪み79の上側に配置される凸状部下方面72aは、少なくともレーザ光L1が凹面鏡41から前方側に照射されるときに、レーザ光L1の一部が透過板80で反射して生じる鏡面反射成分又はガウス反射成分を窪み79の内壁に向けて反射するように構成されている。
この構成では、前方側に照射されたレーザ光L1の一部が透過板80で反射したときに、この反射で生じる外乱光(鏡面反射成分又はガウス拡散成分)を凸状部下方面72aで受けて低減させ、このように低減した光を更に窪み79内壁で受けて低減させることができる。このように窪み79内で外乱光の低減が複数回行われるため、外乱光のエネルギーをより確実に減衰させることができ、エネルギーの大きい外乱光がフォトダイオード20に受光されてしまうといった事態をより確実に防ぐことができる。特に、「窪み79」は、後方側が受光面覆い部77によって覆われ、上下が凸状部71によって覆われた構成となっているため、減衰後の光が仮に窪み79内から前方側に漏れたとしても遮蔽部材70の後方側に配される受光面20a側には回り込みにくく、外乱光に起因する受光ノイズをより効果的に抑えることができる。
また、本実施形態では、窪み79の上側に配置される凸状部下方面72aは、少なくともレーザ光L1が凹面鏡41から前方側に照射されるときに、レーザ光L1の一部が透過板で反射して生じる鏡面反射成分を当該窪み79の下側の凸状部上方面73bに向けて反射するように構成されている。また、その凸状部上方面73bは、凸状部下方面72aからの鏡面反射成分を再び当該凸状部下方面72a側に向けて反射するように構成されており、これにより凸状部下方面72aと凸状部上方面73bとの間で鏡面反射成分の反射が繰り返されるようになっている。
この構成では、透過板80で生じた鏡面反射成分を凸状部内壁面で反射させて窪み79内に取り込み、この窪み79内において上側に配置される内壁面(凸状部下方面72a)と下側に配置される内壁面(凸状部上方面73b)との間で反射を繰り返すことができる。従って、比較的エネルギーの大きい鏡面反射成分をより多く反射、低減させてより大きなエネルギー減衰作用を生じさせることができる。
また、本実施形態では、上記切断面(中心軸42aを通り且つ受光面20aの中心位置を通る仮想平面)において、図4に示すようなθa、θbを設定した場合に、少なくともθb<θaとなっている。この構成では、レーザ光L1が上記切断面(中心軸42aを通り且つ受光面20aの中心位置を通る仮想平面)に沿って前方に照射される場合に、少なくとも透過板80から正反射して生じる鏡面反射成分を、凸状部下方面72aにて下方向きに反射させつつ窪み79内に導くことができる。従って、透過板80からの外乱光が凸状部下方面72aで反射するときに、この反射で生じる光が直接又は他部材を介して上方側に回り込んで受光されるといった事態をより確実に回避することができる。
また、上記切断面(中心軸42aを通り且つ受光面20aの中心位置を通る仮想平面)において、θa+θb<90°となっている。この構成では、上記切断面に沿って前方に照射される場合において、透過板80から正反射して生じる鏡面反射成分が凸状部下方面72aにて反射するときに、当該鏡面反射成分の経路(即ち、透過板80から凸状部下方面72aに向かう経路)よりも窪み79の奥側(後方側)に近づくように反射光が生じることとなる。従って、外乱光が上方側から受光面20a側に回り込むことをより確実に抑えることができると共に、外乱光に含まれるより多くの成分が窪み79内に入り込みやすくなり、外乱光を一層減衰させることが可能となる。
更に、上記切断面(中心軸42aを通り且つ受光面20aの中心位置を通る仮想平面)において、図4に示すようなθcを設定した場合に、θa+θb+θc<90°となっている。この構成では、レーザ光L1が上記切断面に沿って前方に照射される場合において、透過板80から正反射して生じる鏡面反射成分が凸状部下方面72aにて反射するときに、当該鏡面反射成分の経路(即ち、透過板から凸状部下方面に向かう経路)よりも窪み79の奥側(後方側)に近づくように反射光が生じ、且つ、当該反射光が凸状部上方面73bで反射するときにも更に窪み79の奥側(後方側)に近づくように反射光が生じることとなる。これにより、上記外乱光をより窪み79の奥側に入り込ませて複数回の内部反射によって確実に減衰させることができ、エネルギーの大きい光が窪み79が窪み79の外部に漏洩し難くなるため、ノイズ光を抑える効果が極めて高いものとなる。
また、本実施形態では、遮蔽部材70において端部覆い部78が設けられ、この端部覆い部78は、受光面覆い部77の下方側に連結されると共に当該受光面覆い部77から後方側に延びる構成で、フォトダイオード20の下端部をカバーしている。そして、受光面覆い部77の配置領域から端部覆い部78の配置領域に亘って前方側から後方側への光の通過が遮断される構成をなしている。
この構成では、透過板80で反射して生じる外乱光の内、受光面20aの前方側から入り込もうとする成分を複数の凸状部71で抑制するという効果に加え、これら凸状部71の下側且つ後方側から受光面20aに入り込もうとする成分をも遮断することができ、外乱光の遮断効果を一層高めることができる。
[第2実施形態]
次に第2実施形態について説明する。
図5は、第2実施形態に係るレーザレーダ装置の全体構成を概略的に例示する断面図である。図6は、図5のレーザレーダ装置の一部を拡大して概略的に示す拡大図である。図7は、図5のレーザレーダ装置に関し、透過板で反射して生じる外乱光と遮蔽部材との関係を説明する説明図である。
なお、第2実施形態では、遮蔽部材における凸状部の構成のみが第1実施形態と異なり、それ以外の構成は第1実施形態と同様である。よって第1実施形態と同様の部分については第1実施形態と同様の符号を付し、詳細な説明は省略する。
図5、図6に示すように、本実施形態のレーザレーダ装置1で用いられる遮蔽部材270も、レーザ光を透過しない材料(例えばABS樹脂等の樹脂材料など)によって構成されており、受光面覆い部77と、端部覆い部78と、複数の凸状部271とを備えている。なお、受光面覆い部77と端部覆い部78は第1実施形態と同様の構成、配置となっている。そして、受光面覆い部77から前方側に凸となるように複数の凸状部271が配置されている。これら複数の凸状部271は、上下に並んで配置されており、図7に示すように、隣接する凸状部間にはそれぞれ窪み279が形成されている。
各凸状部271は、いずれも前方側に凸状に構成され、図6、図7のような方向の切断面(中心軸42aを通り且つ受光面20aの中心位置P2を通る平面に沿ってレーザレーダ装置1を切断した切断面)において外形が三角形状に構成されている。例えば、図7に示す2番目の凸状部272は、上記切断面の外形において、上方側に配置される凸状部上方面272bが水平方向(中心軸と直交する方向)に対して傾斜しており、下方側に配置される凸状部下方面272aは水平方向とほぼ平行に配置されている。そして、上記切断面の外形において、先細り状となるように(即ち、先端部となるにつれて幅が狭くなるように)構成されている。そして、上記切断面において、凸状部上方面272b、凸状部下方面272a、凸状部上方面272b及び凸状部下方面272aの後端部を結んだ仮想線272cによって囲まれる形状が三角形状となっている。なお、2番目の凸状部272以外の他の凸状部も上記切断面における外形が同様の三角形状となっている。
そして、上記のように構成される複数の凸状部271の凸状部間には、窪み279が形成されている。例えば、図7に示す窪み279は、上方側の凸状部271(2番目の凸状部272)の凸状部下方面272aが上側の内壁面となっており、下方側の凸状部271(3番目の凸状部273)の凸状部上方面273bが下側の内壁面として構成されている。そして、図6、図7のような方向の切断面(中心軸42aを通り且つ受光面20aの中心位置P2を通る平面に沿ってレーザレーダ装置1を切断した切断面)における各窪み279の内壁面の外形は、深い位置となるにつれて幅が狭くなるように構成されている。また、上記切断面において窪み279の上方側の内壁面と下方側の内壁面とのなす角度は所定角度θcとなっている。
そして、窪み279の上方側に設けられる凸状部271は、レーザ光L1が凹面鏡41から前方側に照射されるときに、このレーザ光L1の一部が透過板80で反射して生じる鏡面反射成分(正反射成分)を当該凸状部271の凸状部下方面によって当該窪み279の内壁に向けて反射している。例えば、図7に示すように、レーザ光L1が凹面鏡41から上記切断面の方向に照射されるときに、このレーザ光L1の一部が透過板80で反射して生じる鏡面反射成分(正反射成分)が2番目の凸状部272の凸状部下方面272aに入り込むようになっており、この凸状部下方面272aは、上記鏡面反射成分(正反射成分)L3を窪み279の内壁に向けて反射している。これにより、透過板80で生じた外乱光の鏡面反射成分が窪み279内部で複数回減衰することになる。
より詳しくは、図6、図7のように凹面鏡41からレーザ光L1が前方に照射されるときに、このレーザ光L1の一部が透過板80で反射して生じる鏡面反射成分(正反射成分)L3が例えば2番目の凸状部272の凸状部下方面272aに入り込むようになっており、この凸状部下方面272aは、この反射光(主として鏡面反射成分L3が凸状部下方面272aで反射した反射光)を凸状部上方面273b(凸状部下方面272aと共に窪み279を構成する下側の内壁面)に向けて反射している。また、その凸状部上方面273bは、凸状部下方面272aからの鏡面反射成分等を再び当該凸状部下方面272a側に向けて反射するように構成されており、これにより凸状部下方面272aと凸状部上方面272bとの間で鏡面反射成分の反射が繰り返されるようになっている。
図7の例でも、上記切断面(中心軸42aを通り且つ受光面20aの中心位置を通る平面に沿って当該レーザレーダ装置を切断した切断面)において、レーザ光L1が当該切断面の方向に照射されるときの当該レーザ光L1の透過板内面80aへの入射方向と、入射方向に対する透過板内面80aでの正反射方向とのなす角度をθaとし、レーザ光L1が上記切断面の方向に照射されるときの当該レーザ光L1の方向と、凸状部下方面272aとのなす角度をθbとしたとき、θb<θaとなるように構成され、凸状部下方面272aで反射する鏡面反射成分がその反射位置P4よりも上方側に向かわないようになっている。より詳しくは、上記切断面においてθa+θb<90°となるように構成されており、凸状部下方面272aで反射した反射光(鏡面反射成分L3の反射光)が、当該鏡面反射成分L3が透過板80から向かってきた方向(L3の方向)よりも下の方向に向かうようになっている。更には、上記切断面において、窪み279内で互いに対向する凸状部下方面272aと凸状部上方面273bとのなす角度をθcとしたとき、θa+θb+θc<90°となっている。従って、窪み279内でより多くの内部反射が繰り返されることになる。
[他の実施形態]
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
図8は、図1のレーザレーダ装置において、ガウス拡散を考慮して透過板や遮蔽部材の形状、配置等を定める場合について説明する説明図である。なお、図8の構成は、基本的に第1実施形態と同様であり、θb、θcの設定方法のみが第1実施形態と異なっている。第1実施形態では、レーザ光L1が透過板80の内面80aで反射したときの正反射成分(鏡面反射成分)を主に考慮した場合を説明したが、位置P3で反射する光が正反射方向(レーザ光L1が正反射したときの方向)から上下に所定角度α拡がるような反射光(ガウス反射光)であってもよい。なお、図8の例では、図4と同様の切断面(中心軸42aを通り且つ受光面20aの中心位置を通る平面に沿って当該レーザレーダ装置を切断した切断面)において、当該切断面の方向に照射されたレーザ光L1が正反射したときの傾斜角度(レーザ光L1と正反射方向とのなす角度)がθaであり、ガウス反射光の上端側境界L3’とレーザ光L1とのなす角度をθ’(θ’=θa+α)、ガウス反射光の下端側境界とレーザ光L1とのなす角度をθ”(θ”=θa−α)として示している。
このようなガウス反射光が発生する構成では、当該切断面の方向に照射されたレーザ光L1の方向(符号Lfの方向と平行)と、凸状部下方面272aとのなす角度をθbとしたとき、θb<θa’となるように構成されることが望ましく、更に、上記切断面においてθa’+θb<90°となるように構成されることがより望ましい。更には、上記切断面において、窪み79内で互いに対向する凸状部下方面72aと凸状部上方面73bとのなす角度をθcとしたとき、θa+θb+θc<90°となっていることが望ましい。このようにすると、上方側に漏れやすい上方側の境界光L3’を窪み内に取り込んで内部反射を繰り返し易くなる。
上記実施形態では、「三角形状」の例として、図4、図7のような例を示したが、このような例に限られない。例えば、図4のような切断面において先端部が若干平坦な台形形状(略三角形状)となるような構成も本発明の「三角形状」に含まれる。或いは、凸状部下方面や凸状部上方面が上記切断面において直線状でない構成(凸状部下方面や凸状部上方面が若干湾曲した構成等)も本発明の「三角形状」に含まれる。要するに、上記切断面(中心軸42aを通り、受光面20aの中心位置P2を通る位置で切断した切断面)において先細り状となるように(即ち、先端部となるにつれて幅が狭くなるように)外形が構成され、外乱光(特に位置P3からの鏡面反射成分等)を凸状部下方面によって窪み内に導き得る構成であれば本発明の「三角形状」に含まれる。
上記実施形態では、遮蔽部材70の表面構成について特に言及はしていないが、遮蔽部材70の表面形状は、反射率が低い構成としてもよく、例えば、凸状部の表面や端部覆い部の下面を、黒色の反射面等としてもよい。
上記実施形態では、複数の凸状部71、或いは複数の凸状部271において、受光面覆い部77からの突出長さをほぼ同一としたが、例えば、上方側となるにつれて突出長さが長くなるように凸状部を配置してもよい。なお、この場合、いずれの凸状部もフォトダイオード20の視野範囲に入らないようにする必要がある。
1…レーザレーダ装置
3…ケース
10…レーザダイオード(レーザ光発生手段)
20…フォトダイオード(受光センサ)
30…ミラー(導光手段)
40…回転反射装置(回転偏向手段)
41…凹面鏡(偏向部、導光手段)
42a…中心軸
50…モータ(駆動手段)
70…遮蔽部材
71…凸状部
72a,73a…凸状部下方面
72b,73b…凸状部上方面
77…受光面覆い部
78…端部覆い部
79…窪み
80…透過板
80a…透過板内面

Claims (6)

  1. レーザ光を発生させるレーザ光発生手段と、
    所定の中心軸を中心として回転可能に構成された偏向部と、前記偏向部を回転駆動する駆動手段とを備え、前記偏向部を回転させつつ前記レーザ光発生手段にて発生した前記レーザ光を前記偏向部により外部空間に向けて偏向させる回転偏向手段と、
    少なくとも前記回転偏向手段を収容する構成をなし、前記偏向部の周囲の少なくとも周方向一部分において前記レーザ光の走査経路上を前記レーザ光が透過可能な透過板によって閉塞してなるケースと、
    前記偏向部により前記外部空間に向けて偏向された前記レーザ光が前記外部空間に存在する物体で反射し、前記物体からの反射光が前記透過板を介して前記ケース内に入り込んだときに、当該反射光を前記ケース内で集光しつつ偏向する導光手段と、
    前記導光手段によって導かれ且つ集光された前記反射光を受光する受光センサと、
    を備え、
    前記中心軸に沿った方向を上下方向としたとき、前記偏向部から照射される前記レーザ光が前記透過板に入射する位置よりも上方側に前記受光センサが配置され、
    前記透過板における前記レーザ光が入射する部分は、前記レーザ光の入射面が前記中心軸に対して傾斜し且つ上方側を向くように配置されており、
    前記中心軸と直交する方向であって且つ前記受光センサの受光面の中心を通る方向を前後方向とし、前記受光センサにおける前記受光面が面する側を前側、前記受光面とは反対面側を後側としたとき、前記受光面の前方側且つ下方側には、前記偏向部からの前記レーザ光の一部が前記透過板で反射して生じる外乱光を遮蔽する遮蔽部材が配置され、
    前記遮蔽部材には、
    前記受光面の中心位置の前方側且つ下方側に配置される受光面覆い部と、
    前記受光面覆い部から少なくとも前方側に凸となり且つ前記中心軸を通り且つ前記受光面の中心位置を通る平面に沿って当該レーザレーダ装置を切断した切断面において外形が三角形状となる凸状部と、
    が設けられ、
    複数の前記凸状部が上下に並んで配置されることで、隣接する凸状部間に窪みが形成されており、
    前記窪みの上側に配置される凸状部下方面は、少なくとも前記レーザ光が前記偏向部から前方側に照射されるときに、前記レーザ光の一部が前記透過板で反射して生じる鏡面反射成分又はガウス拡散成分を当該窪みの内壁に向けて反射する構成をなしていることを特徴とするレーザレーダ装置。
  2. 前記窪みの上側に配置される前記凸状部下方面は、少なくとも前記レーザ光が前記偏向部から前方側に照射されるときに、前記レーザ光の一部が前記透過板で反射して生じる鏡面反射成分を当該窪みの下側に凸状部上方面に向けて反射し、
    前記凸状部上方面が、前記凸状部下方面からの前記鏡面反射成分を再び当該凸状部下方面側に向けて反射することで、前記凸状部下方面と前記凸状部上方面との間で前記鏡面反射成分の反射が繰り返されることを特徴とする請求項1に記載のレーザレーダ装置。
  3. 前記中心軸を通り且つ前記受光面の中心位置を通る平面に沿って当該レーザレーダ装置を切断した前記切断面において、
    前記レーザ光が前記切断面に沿って照射されるときの当該レーザ光の前記透過板内面への入射方向と、前記入射方向に対する前記透過板内面での正反射方向とのなす角度をθaとし、前記レーザ光が前記切断面に沿って照射されるときの当該レーザ光の方向と、前記凸状部下方面とのなす角度をθbとしたとき、少なくともθb<θaとなっていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のレーザレーダ装置。
  4. 前記切断面において、θa+θb<90°となっていることを特徴とする請求項3に記載のレーザレーダ装置。
  5. 前記切断面において、前記窪み内で互いに対向する前記凸状部下方面と前記凸状部上方面とのなす角度をθcとしたとき、θa+θb+θc<90°となっていることを特徴とする請求項4に記載のレーザレーダ装置。
  6. 前記遮蔽部材には、前記受光面覆い部の下方側に連結されると共に当該受光面覆い部から後方側に延びる構成で、前記受光センサの下端部側をカバーする端部覆い部が設けられており、前記受光面覆い部の配置領域から前記端部覆い部の配置領域に亘って前方側から後方側への光の通過が遮断される構成をなしていることを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか一項に記載のレーザレーダ装置。
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