JP5544854B2 - 通信システム、局側装置および通信制御方法 - Google Patents

通信システム、局側装置および通信制御方法 Download PDF

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Description

この発明は、局側装置と加入者側装置とが光信号を送受信する通信システムに関し、特には通信システムにおける加入者側装置の登録処理に関するものである。
局側装置と加入者側装置とが光信号を送受信する通信システムとして、例えばPON(Passive Optical Network)システムが挙げられる。
PONシステムは、局側装置(または親局とも呼ばれる。)であるOLT(Optical Line Terminal)が、光通信路の途中に配置した光学受動素子(例えば光スプリッタ)を通して、加入者側装置(または子局とも呼ばれる。)であるONU(Optical Network Unit)との間で、1対多接続で双方向の加入者データの通信を行うものである。
しかし、例えば未登録の加入者側装置(ONU)を新たにシステムに導入する際、あるいは局側装置(OLT)が再起動した場合に加入者側装置(ONU)を再認識する際には、データ通信のための回線接続が確立されていない。
そのため、回線接続が確立されていない加入者側装置を発見し、局側装置に登録して通信回線接続を確立するための登録手順が必要である。この登録手順はPONではディスカバリプロセス(Discovery Process)と呼ばれる。
従来のPONシステムにおいては、局側装置(OLT)がディスカバリプロセスを任意のタイミングで行い、登録が必要な加入者側装置(ONU)の個体識別番号を収集して局側装置(OLT)内にデータベースとして登録する方法が知られている。(非特許文献1、2参照)
ここで、非特許文献1、2に示すE−PON(Ethernet(登録商標)‐PON)システムにおいては、各加入者側装置(ONU)に対して割当てられるMACアドレス(Media Access Control Address)が、上記個体識別番号に相当する。
局側装置(OLT)は、全ての加入者側装置(ONU)に対して、加入者側装置(ONU)からの登録要求信号の送信を許可するための信号であるディスカバリ用送信許可信号を、周期的に送信する。ディスカバリ用送信許可信号を受け取った未登録の加入者側装置(ONU)は、登録要求をするための信号である登録要求信号を局側装置(OLT)に送信する。
局側装置(OLT)は、加入者側装置(ONU)が送信した登録要求信号を受信できるように、加入者側装置(ONU)から局側装置(OLT)への通信に用いられる上り通信帯域のうち、一定の割合を登録要求信号の受信に割当てる。言い換えると、局側装置(OLT)は、加入者側装置(ONU)に対し登録要求信号送信用に上り通信用帯域を開放する。この受信用に割当てられた上り通信帯域は、ディカバリウインドウ(Discovery Window)と呼ばれる。
さらに、局側装置(OLT)は、加入者側装置(ONU)からの登録要求信号の受信が予想される時間帯において、加入者側装置(ONU)から加入者データが送信されないように、上り通信帯域を加入者データ通信用に割当てないようにしている。
ここで、ディスカバリウィンドウは、(1)加入者側装置(ONU)と局側装置(OLT)との接続距離から決まる伝送時間と、(2)加入者側装置(ONU)内部での処理時間と、から決まる往復時間(以下、ラウンドトリップタイム(RTT:Round Trip Time)と記載。)を考慮し、これらの時間をカバーするような時間枠(以下、ディスカバリウィンドウサイズ(Discovery window size)と記載。)を確保する必要がある。即ち、局側装置(OLT)における登録要求信号の受信可能な時間範囲は、ディスカバリウィンドウサイズによって決まる。
さらに、複数の加入者側装置(ONU)が同じディスカバリウィンドウに対して登録要求信号を送信する場合に、登録要求信号同士が衝突するのを低減するために、各々の加入者側装置(ONU)がランダムに設定した送信遅延時間(以下、ランダム遅延時間と記載。)を待って送信するようにしている。従って、ディスカバリウィンドウサイズは、複数の加入者側装置(ONU)のランダム遅延時間を考慮し、ラウンドトリップタイム(RTT)にもから決まる時間枠より拡大して設定する必要がある。
一方、登録を希望する未登録の加入者側装置(ONU)を局側装置(OLT)が早期に検出するためには、ディスカバリウィンドウの発生の周期を短くしてある程度の頻度で行われることが必要となる。
以上のような要因のため、加入者データの通信に実質的に使用可能な上り通信帯域、即ち有効通信帯域、減少してしまうことになる。
さらに、近年は加入者側装置(ONU)と局側装置(OLT)との間の接続距離を拡大するための検討が進んでおり、この場合ラウンドトリップタイム及びそのばらつきがさらに大きくなることから、加入者データの通信に使用可能な上り通信帯域はさらに減少してしまうことになる。
このような背景技術のもと、ディスカバリウィンドウに使用される上り通信帯域の増大を抑制する方法が各種提案されている。(例えば、特許文献1、2参照。)
特許文献1では、ディスカバリプロセスを実行するONUの数を制限する制約条件をOLT及びONUの双方に対して追加する。具体的には、OLTはONUからの登録要求を受け付けるためのメッセージ(登録要求受付通知:GATE(Discovery))を送信し、未登録のONUは上記メッセージを確認して自ONUが登録要求を行う条件に合致するかを判別し、合致した場合にのみ登録要求(RESISTER_REQ)を送信するようにしている。
これにより、複数の未登録ONUが同時期に登録要求を送信することを抑制できるので、ランダム遅延時間の増大に起因するディスカバリウィンドウサイズの拡大を抑制し、狭いディスカバリウィンドウにおいてOLTがONUを検出することで、ディスカバリウィンドウのために消費される上り通信帯域を低減する。
特許文献2では、OLTが個々のONU(ONU−x)に関するラウンドトリップタイム(RTTx)を計測してその計測結果を記録または保持し、それを元に、ディスカバリウィンドウにマージン(D)を持たせる方法が提供されている。これにより、必要なディスカバリウィンドウサイズを狭くし、ディスカバリのために消費される上り通信帯域を低減約する。
IEEE規格 802.3ah,Clause 64 Multi-point MAC CONTROL IEEE規格 802.3av,Clause 77 Multi-point MAC CONTROL
特開2009−89323号公報 国際出願番号PCT/JP2008/050086
特許文献1に記載の発明は、OLTが登録要求受付通知(GATE (Discovery))中に追加情報を定義し、ONUは登録要求受付通知を受信し追加情報を識別してそれを元に個別の登録要求(RESISTER_REQ)を送信するという方式であるため、非特許文献1に示す規格に既に準拠しているONUを、追加情報を識別して登録要求を送信するように変更が必要となる。さらに、市場に普及し個々の加入者の宅内に設置されているONUの置き換えが必要である。市場では、非特許文献1に記載の規格に準拠したONUによるPONシステムへが既に実施されているという事情を考慮すると、特許文献1の方法を実装したONUを市場に展開するあるいはPONシステム内で混在させることは難しいという問題がある。
特許文献2に記載の発明は、上記と特許文献1と同様に、非特許文献1に準拠したONUとのPONシステム内での混在収容が難しいという問題がある。
さらに、特許文献2は、ラウンドトリップタイムを最初の登録時にOLTに記録する方式であるので、あるOLTと通信するONUの設置箇所を同じOLTに係るPON回線下において移設するなどしてOLT−ONU間の接続距離が変更された場合に、そのOLTは過去に記録したラウンドトリップタイムを元にディスカバリウィンドウを割当てることになる。そのため、例えば第11図に示すように、移設などで長距離化した場合にOLTにおいて、他のONUが使用する上りデータ通信帯域において登録要求(Discovery Gate)の受信と他のONUからのデータ送信の受信とが衝突するという問題がある。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたもので、従来の加入者側装置の登録手順を変更することなく、登録手順のために消費される通信帯域を節約する通信システムを提供することを目的とする。
さらに、長距離伝送化や加入者側装置の設置箇所の変更も考慮し、登録手順のために消費される通信帯域を節約する通信システムを提供することを目的とする。
この発明に係る通信システムは、加入者側装置からの登録要求信号の送信を許可するための登録用送信許可信号を、登録処理の単位周期に基づいて前記加入者側装置に対し周期的に光送信する登録用送信許可送信手段と、前記単位周期と前記単位周期内における前記登録要求信号の受信用時間範囲とに基づいて周期的に登録要求受信用通信帯域を割当て、前記登録用送信許可信号に応答した前記加入者側装置が送信する前記登録要求信号を光受信し、前記登録要求受信用通信帯域内における登録要求の有無を確認する登録要求受信手段と、前記登録要求の有無を確認した結果に基づいて、前記登録要求信号を送信した前記加入者側装置の登録処理を行う登録処理手段と、前記登録処理手段の登録処理に基づいて、前記加入者側装置の登録台数の監視を行う登録台数管理手段と、前記登録台数管理手段の前記登録台数の監視結果を基に、前記受信用時間範囲を変更して帯域割当てを制御する登録要求受信帯域割当制御手段と、を有する局側装置、前記登録用送信許可信号を光受信する登録用送信許可受信手段と、前記登録用送信許可信号に応答して前記登録要求信号を光送信する登録要求送信手段と、を有する2以上の加入者側装置、を備え、前記受信用時間範囲は、前記加入者側装置と前記局側装置との間における信号の往復時間を示すラウンドトリップタイムに基づいて決定される設定値と、前記2以上の加入者側装置が前記登録要求信号を光送信する際の遅延時間を示すランダム遅延時間に基づいて決定される設定値とに基づいて決定され、前記登録要求受信帯域割当制御手段は、個々の前記加入者側装置がサポートする最大伝送距離を記憶するサポート伝送距離データ管理部をさらに備え、前記登録台数の監視結果を基に、前記ランダム遅延時間に基づいて決定される設定値を変更して前記受信用時間範囲を変更し、前記サポート伝送距離データ管理部に記憶された未登録の前記加入者側装置の前記最大伝送距離のうち最大値を基に、前記ラウンドトリップタイムに基づいて決定される設定値を変更して前記受信用時間範囲を変更するようにしたものである。
この発明の通信システムにおいては、加入者側装置の登録を行う局側装置が、加入者側装置の登録台数を監視し、登録要求の受信に割当てる上り通信帯域の単位周期、または単位周期内において割当てる時間範囲、あるいは両方、を登録台数の監視結果に基づいて動的に変更するので、登録要求の受信に使用する通信帯域の増大を抑制してその分を加入者データ通信用の通信帯域として使用することができ有効通信帯域が増大する。
また、従来の登録手順、及び従来の登録手順に準拠し既に普及した加入者側装置には変更を加えることがないので、通信システム内の相互接続性を確保することができる。
本発明の実施形態1におけるPONシステムの構成を示したブロック図である。 本発明の実施形態1におけるPONシステムのディスカバリプロセスの全体フローの概要を示す図である。 本発明の実施形態1におけるOLTのフローチャートである。 本発明の実施形態1におけるOLTの上り通信帯域の改善を示す模式図である。 本発明の実施形態2におけるOLTのフローチャートである。 本発明の実施形態2におけるOLTの上り通信帯域の改善を示す模式図である。 本発明の実施形態3におけるOLTのフローチャートである。 本発明の実施形態3におけるOLTの管理テーブルの構成例である。 本発明の実施形態3及び4における上り通信帯域の改善を示す模式図である。 本発明の実施形態4におけるOLTのフローチャートである。 本発明との比較のため、従来の技術においてONUの設置個所を変更することにより加入者データ通信帯域に影響をおよぼすことを示す概念図である
実施の形態1.
以下に、この発明の実施の形態1として、PONシステムに適用した場合について図1から図4をもとに説明する。なお、図において同一ないしは同様のものには、同一ないしは対応する番号を付している。
図1は、本発明の実施形態1におけるPONシステムの構成を示したブロック図である。なお、各ブロックは機能単位を示したものであり、各装置の実装においては図に示した区分及び接続関係などに限定されない。
また、図1に示す各部の構成及び内部ブロックは以下に説明する全ての実施の形態において共通して使用可能であるが、個別の実施の形態において使用しない機能及び各種情報、実施しない処理などは、各実施の形態における対象装置の実装時に機能停止や削除をしてもよく、図1の構成に限定されない。
図1において、局側装置であるOLT1と複数の加入者側装置であるONU16−1〜16−N(N=1、2、・・・)とは、光スプリッタ30を介し光ケーブルで接続される。
図1では、図の説明を簡略化するため、複数のONU16−1〜16−Nのうちで第1のONU16−1のみ内部構成を記載しているが、その他のONUの構成は第1のONUの内部構成と同様であり、以下ではONU16−1以外の詳細な記載及び説明を省略する。
PONシステムでは、一般的に、光信号の送受信に波長分割多重(WDM(Wavelength Division Multiplexing))方式を採用し、1本の光ケーブルに複数の異なる波長の光信号を多重して伝送している。
図1では、ONU16−1〜16−NからOLT1への上り通信で波長λ1の光信号を用いている。一方、OLT1からONU16への下り通信では波長λ2の光信号を用いている。
まず、局側装置であるOLT1の構成について説明する。
OLT1は、WDM部2、TX部3、RX部4、MUX部5、DeMUX部6、ネットワークI/F部7、PON制御部8を備えている。
WDM部2は、波長分割多重方式に対応したインタフェースであり、各ONU16−1〜16−Nと光信号を送受し、また光信号の多重化及び分離を実施する。また、WDM部2は、TX部3、RX部4との間で光信号を入力ないしは出力する。
TX部3は、MUX部5から出力された電気信号を光信号に変換(以下、E/0((Electric/Optical変換と記載。)を行い、WDM部2に出力する。
RX部4は、WDM部2から出力された光信号を電気信号に変換(以下、O/E(Optical/Electric変換変換と記載。)を行い、DEMUX部6に出力する。
MUX部5は、PON制御部8の制御フレーム生成部14から出力されONU16−1〜16−Nに向けて下り送信されるPONに関する各種制御用の情報(以下、PON制御情報と記載。)と、ネットワークI/F部7が受信し加入者側へ送信される下りの通信データとを多重する。
DeMUX部6は、RX部4の出力信号から上りのPON制御情報を分離し、PON制御部8の制御フレーム受信部15へ出力する。またDeMUX部6は、RX部4の出力信号から加入者通信データを分離し、ネットワークI/F部7へ出力する。
即ち、PON制御部8は、PON制御情報を生成してMUX部5に出力するとともに、DeMUX部6から出力されたPON制御情報を受信して解析する。
ネットワークI/F部7は、他の通信装置(図示しない)あるいはネットワーク(図示しない)などと加入者から送信されるあるいは加入者へ送信された通信データを送受する。
PON制御部8は、ONU登録台数管理部9、ONUサポート伝送距離データ管理部10、Discovery Window制御部11、Discovery Cycle制御部12、帯域制御部13、制御フレーム生成部14、制御フレーム受信部15、Discovery Process部24を備えている。また、OLT1におけるPONの動作に係る各種制御を行う。
ONU登録台数管理部9は、OLT1に登録されるONUの台数管理を行い、Discovery Window制御部11、Discovery Cycle制御部12に台数情報を出力する。
ONUサポート伝送距離データ管理部10は、各ONU16−1〜16−Nがサポートする最大伝送距離(以下、サポート最大伝送距離と記載。)の情報を記憶するとともにその情報を各ONU単位で管理する。
Discovery Window制御部11は、ONUサポート伝送距離データ管理部10から各ONU16−1〜16−Nがサポートする最大伝送距離の情報を、ONU登録台数管理部9から台数情報を、各々入力するとともに、ディスカバリウィンドウサイズの情報(図中、Windowサイズ情報と記載。)をDiscovery Process部24に出力する。また、Discovery Window制御部11は、入力したサポート最大伝送距離情報を元にした場合のラウンドトリップタイムの最大値(RTT最大値)値を認識する。また、ONU登録台数管理部9からの台数情報を元にディスカバリウィンドウサイズの設定の制御を行う。
Discovery Cycle制御部12は、ONU登録台数管理部9からONU16の台数情報を入力し、ディスカバリサイクルの周期の情報(図中、Cycle情報と記載)をDiscovery Process部24に出力する。
帯域制御部13は、制御フレーム受信部15からのPON制御情報を入力するとともに、制御フレーム生成部14へ下りPON制御情報を出力する。また、帯域制御部13は、ディスカバリプロセス以外の各種制御、主にONU16−1〜16−Nへの加入者データ通信用上り帯域の割当て制御を実施する。
制御フレーム生成部14は、Discovery Process部4と帯域制御部13からのPON制御情報をもとに下りのPON制御用の送信フレームを構成し、MUX部5へPON制御情報を出力する。
制御フレーム受信部15は、DeMUX部6からのPON制御情報を入力し、それをもとに主に帯域割当て制御に必要な情報を帯域制御部13へ出力する。また、制御フレーム受信部15は、主にディスカバリプロセスに必要な情報をDiscovery Process部24へ出力する。
Discovery Process部24は、Discovery Window制御部11からのディスカバリウィンドウサイズに関する情報(Windowサイズ情報)と、Discovery Cycle制御部12からのディスカバリウィンドウの周期の情報(Cycle情報)を入力し、それらを元にディスカバリウィンドウの発生タイミング等を決定してディスカバリプロセスの各種処理を実施する。また、Discovery Process部4は、制御フレーム生成部14に各種PON制御情報を出力するとともに、ディスカバリプロセスの実施により登録されるONUの台数情報をONU登録台数管理部9に出力する。また、制御フレーム受信部15からディスカバリプロセスに関する各種PON制御情報を入力する。
次に、加入者側装置であるONU16−1〜16−Nについて説明する。
ONU16−1以外の内部構成はONU16−1と同様であるので、以下では個別の説明を省略する。また、OLT1と同様な名称のものは、OLT1と同様、またはOLT1の動作に対応したONU16側における機能であるので、簡単に説明する。
ONU16−1〜16−Nは、それぞれ、WDM部17、RX部18、TX部19、DeMUX部20、MUX部21、PON制御部23、ユーザI/F部22とを備えている。
WDM部17は、波長分割多重方式に対応したインタフェースであり、OLT1のWDM部2と光信号を送受し、多重化および分離を行う。
RX部18は、WDM部17から出力された光信号を電気信号に0/E変換する。
TX部19は、MUX部21から出力された電気信号を光信号にE/0変換する。
DeMUX部20は、下りのPON制御情報と加入者通信データとを分離する。
MUX部21は、上りのPON制御情報と加入者通信データとを多重する。
ユーザI/F部22は、例えばPCなどの加入者の通信端末との間で加入者通信データを送受する。なお、加入者の端末とONUが一体化する、あるいは、ONUにおいて加入者が入出力するなど各種形態が可能である。
PON制御部23は、各種PON制御情報を生成してMUX部21に出力するとともに、DeMUX部20から出力された各種PON制御情報を解析する。また、PONの動作に関する各種制御を行う。
上記のOLT1の構成において、加入者側装置からの登録要求信号の送信を許可する登録用送信許可信号を登録処理の単位周期に基づいて加入者側装置に対し周期的に光送信する登録用送信許可送信手段として、図1のWDM部2、TX部3、MUX部5、ONUサポート伝送距離データ管理部10、Discovery Window制御部11、Discovery Cycle制御部12、制御フレーム生成部14が相当する。
また、上記単位周期と上記単位周期内における登録要求信号受信用の時間範囲とに基づいて周期的に登録要求受信用通信帯域を割当て、登録用送信許可信号に応答した前記加入者側装置が送信する登録要求信号を光受信し、登録要求受信用通信帯域内における前記登録要求の有無を確認する登録要求受信手段としては、WDM部2、RX部4、DeMUX部6、制御フレーム受信部15、Discovery Process部24が相当する。
ここで、単位周期がディスカバリサイクルに、単位周期内における登録要求信号の受信用時間範囲がディスカバリウィンドウサイズに対応する。
また、登録要求信号の有無を確認した結果に基づいて、登録要求信号を送信した前記加入者装置の登録処理を行う登録処理手段としては、Discovery Process部24が相当する。
また、登録処理手段の登録処理に基づいて加入者側装置の登録台数の監視を行う登録台数管理手段としては、ONU登録台数管理部9が相当する。
また、登録台数管理手段の登録台数の監視結果を基に、単位周期または時間範囲の少なくともいずれか一方を変更して帯域割当てを制御する登録要求受信帯域割当制御手段としては、ONU登録台数管理部9、ONUサポート伝送距離データ管理部10、Discovery Window制御部11、Discovery Cycle制御部12、Discovery Process部24が相当する。
次に、ディスカバリプロセスの概要について図2を用いて説明する。
図2は、本発明の実施形態1におけるPONシステムにおけるディスカバリプロセスの全体フロー図である。加入者側装置であるONU16の、局側装置であるOLT1への登録は、本フローを実施することによりなされる。また、図2のフローは本実施の形態を含め、以下に記載する各実施の形態に共通である。図において、縦軸が時間を表し、上から下へ時間が進むものとする。
まず、OLT1は、ONU16に対し、登録用送信許可信号として、応答開始時間に関する情報とランダム遅延の生成許容時間に関する情報とを含んだディスカバリ用送信許可信号(ディスカバリゲート:図中、Discovery Gateと記載。)61を送信する。
即ち、OLT1のDiscovery Process部24から出力された登録用送信許可情報は、制御フレーム生成部14、TX部3、MUX部5、WDM部2、スプリッタ30を通って全てのNU16−1〜16−Nへディスカバリ用送信許可信号(Discovery Gate)61として光送信される。ディスカバリ用送信許可信号(Discovery Gate)61の出力タイミングは、登録処理の単位周期に関しDiscovery Cycle制御部12から入力するCycle情報と、登録要求信号受信用の時間範囲に関しDiscovery Window制御部11から入力するWindowサイズ情報と、をもとに制御される。
さらに、OLT1は、ONU16から登録要求信号(図中、Resister Requestと記載。)62は送信されるが加入者通信データは送信されないように、各ONUへの上り通信帯域の帯域割当てを制御するとともに、ONU16からの登録要求信号(Resister Request)62の受信待ち状態に移行する。この受信待ち状態がディスカバリウィンドウ63に当たる。
即ち、OLT1の帯域制御部13が上記上り通信帯域の割当て制御を行うとともに、PON制御部8は制御フレーム受信部15を受信待ち状態にする。
次に、例えば未登録でありかつOLT1への未送信のデータがあるONU16は、OLT1に登録を行うため、受信したディスカバリ用送信許可信号(Discovery Gate)61中の応答開始時間に関する情報及びランダム遅延を実施してよい時間範囲に関する情報を元に、送信タイミングを制御して登録要求信号(Resister Request)62をOLT1に送信する。ONU16の送信タイミングは、ONU16での内部処理時間を考慮して、OLT1での受信タイミングがディスカバリウィンドウ63内になるように制御する。
即ち、未登録のONU16のPON制御部23は、WDM部17で受信したディスカバリ用送信許可信号(Discovery Gate)61をRX部18、DeMUX部20により分離して入力し、解析した後、登録要求信号(Resister Request)62をMUX部21、TX部19、WDM部17によりOLT1に光送信する。
次に、登録要求信号(Resister Request)62を受信したOLT1は、未登録ONU16を登録する。さらに登録を要求したONU16に対して登録結果に関する情報を通知する登録通知信号(Resister)64と、次にONU16が送信できるタイミングを通知するための送信許可信号(図中、Gateと記載。)65とを順次送信する。送信許可信号(Gate)65を受信したONU16は、登録通知を正しく受信したことを示す登録肯定信号(Resister_ACK)66を送信する。
即ち、OLT1のWDM部2で受信された登録要求信号(Resister Request)62は、RX部4、DeMUX部6を通りDiscovery Process部24に入力され、Discovery Process部24はディスカバリウィンドウ内で登録要求信号を受信したかどうかを判別する。登録要求があった場合には、登録を行い、登録通知信号(Resister)64を、制御フレーム生成部14、MUX部5、TX部3、WDM部2を通して、登録要求信号を送信したONU16に送信する。
次に、登録肯定信号(Resister_ACK)66を受信したOLT1は、登録完了を確認する。
以上の手順により、登録要求を行った未登録ONU16はOLT1に登録され、OLT1は登録完了67となり、ディスカバリプロセスが完了する。
次に、本実施の形態において、OLT1がONU16の登録台数情報に基づきディスカバリウィンドウサイズの制御をどのように行うかについて、図1ないし図3を用いて説明する。
図3は、本発明の実施形態1におけるOLTのフローチャートである。
このフローチャートでは、ディスカバリウィンドウサイズをどのような処理手順で変更するかという点に関し明確に分かりやすく説明するために、ONUサポート伝送距離データ管理部10は使用せず、また、Discovery Cycle制御部12は固定のディスカバリサイクルに設定するものとする。また、以下の説明では必要に応じてONU16の動作についても合わせて説明する。
まず、PONシステムの管理者は、ONU16−1〜16−NとOLT1との間の伝送距離の最大値とONU16−1〜16−Nの内部処理時間とを考慮し、ラウンドトリップタイムの最大値(図中、RTT最大値と記載。)を、あらかじめOLT1に初期値として設定する。
通信の初期段階では複数の未登録のONU16が同時期に登録要求を送信することを考慮すると、複数のONU16の送信を考慮したランダム遅延時間を設定する必要がある。OLT1は、上記ラウンドトリップタイムとランダム遅延時間との総和をディスカバリウィンドウサイズ(図中、Discovery Windowサイズと記載。)の設定値としてDiscovery Window制御部11の初期設定を行う。
設定されたディスカバリウィンドウサイズの情報(図1のwindowサイズ情報)はDiscovery Process部24に出力される。(ステップS11)
次に、OLT1のDiscovery Process部24は、ディスカバリサイクルの周期の情報(図1のCycle情報)を元に、ディスカバリ用送信許可信号(図2のDiscovery Gate61)の送信タイミングになるまで、まで待つ。(ステップS12)
次に、ディスカバリ用送信許可信号(Discovery Gate61)の送信タイミングになると、OLT1は、全てのONU16−1〜16−Nに対してディスカバリ用送信許可信号(Discovery Gate61)を送信する。
OLT1はONU16に対し、ディスカバリウィンドウを所定の時間に開放する。
このディスカバリ用送信許可信号(Discovery Gate61)には、ONU16が応答を開始するための上り送信開始可能時間に関する情報と、OLT1での受信可能な時間範囲とに関する情報が含まれている。
登録が必要なONU16は、上り送信開始可能時間を基準として、上記時間範囲を超えないようにランダムな遅延をかけ、登録要求(図2のResister Request62)を送信する。(ステップS13)
次に、OLT1は、ディスカバリウィンドウの期間内に未登録ONU16から登録要求信号(Resister Request62)を受信したかどうかの確認を行う。受信信号を元に登録要求の有無を確認し、登録要求があることを認識した場合は、ONU登録処理ステップS15に移行し、登録要求が無い場合は、ステップS12に戻り、次のディスカバリサイクルを待つ。(ステップS14)
次に、OLT1は、未登録ONU16からの登録要求信号があった場合に、ディスカバリプロセスを実行し未登録ONU16を登録する。登録が完了すると、ONU登録台数管理部9の保持する台数情報の更新を実施する。(ステップS15)
次に、OLT1は、ONU16の登録台数が最登録台数(=Nmax)に達したかの確認を行う。ONU登録台数が最登録台数に達した場合は、ONU登録台数管理ステップ17に移行する。ONU登録台数が最登録台数に達していない場合は、ステップS19に移行する。(ステップ16)
ここで、最大登録台数(Nmax)としては、PONシステムの管理者がOLT1のONU登録台数管理部9に設定する最大登録設定台数か、または、予めそのシステムで定義された最大登録可能台数のどちらかの値を使用する。どちらを使用するかはシステムの設計時または運用時に決定される。
次に、OLT1は、ONU16の登録台数が最大登録台数(Nmax)に達した場合は、ONU16の電源断あるいは通信不可状態の発生などによって新たに未登録状態のONUが発生していないかを確認することで、登録台数の監視を行う。(ステップ17)
次に、OLT1は、ONU16が新たに1台でも未登録状態となったと認識した場合はステップS19に、未登録状態のONUの発生がない場合はステップS17に移行する。(ステップ18)
次に、未登録状態のONU16が発生している場合、OLT1は、最大登録台数(Nmax)と現在登録されているONU台数(=M)との差分から、未登録ONU台数(=K)を把握する。

K=Nmax−M ------(1)
そして、ランダム遅延時間の設定値をRとした場合、把握した未登録ONU台数(=K)を元に下記計算式を適用し、計算した設定値(R)を元にディスカバリウィンドウサイズを動的に制御する。

R(current) = {R(default)−α}x (K/Nmax) + α ------(2)

ここで、R(current)は最新のランダム遅延時間、R(default)は前回のランダム遅延時間、αは最小のランダム遅延値の保証する値を示す。なお、システムによってはα=0としても問題はない。
なお、上記計算式はあくまでも一例であり、例えば未登録ONU台数(=K)に範囲または区分を設定し、各範囲でR(current)を定義してランダム遅延時間を変更するようにしてもかまわない。
また、未登録台数(K)を算出してからランダム遅延時間の設定をしなくても、例えばランダム遅延時間の設定する際に最大登録台数(=Nmax)と現在登録されているONU台数(=M)とから直接式(2)の値を求めてもよい。
また、登録台数に関し時間平均値などの統計処理を施したものを用いるなど、種々の計算方法が適用可能であり、装置の設計時あるいは実装時において規定される。
未登録ONU台数(K)に依存して、未登録ONU16から送信される登録要求信号の衝突発生頻度は変化することになる。Kの値が小さい場合には衝突の可能性は低くなり、従ってディスカバリウィンドウサイズ中のランダム送信遅延分を低減可能であり、低減してもディスカバリプロセスへの影響が少ないことが分かる。
なお、登録台数が最大登録台数(Nmax)に達している場合、即ち未登録ONU台数が0の場合、ONU16は登録要求信号を送信する必要がなく、従ってOLT1がディスカバリウィンドウ用の帯域を割当てないように制御を行うことも可能である。これにより、より有効通信帯域を増大できる。
未登録ONU台数が0となりディスカバリウィンドウサイズ用に帯域を割当てなかった場合は、未登録ONU台数が0となった後に未登録状態が発生して未登録台数が0でなくなった場合は、ディスカバリウィンドウ用の帯域の割当てを再開するように制御を行う。
次に、OLT1は、ステップ12に移行し、上記と同様に、周期的にディスカバリプロセスを実施する。(ステップS19)
以上のようにして、ディスカバリウィンドウサイズがONU16の登録台数に依存して制御される。
以上のように、本実施の形態ではディスカバリウィンドウ内のランダム遅延時間分をONU16の台数情報を考慮して動的に変化させている。
ランダム遅延時間を変更しディスカバリウィンドウサイズの設定に反映することで、未登録ONUが少ない場合、即ち登録台数が多い場合、はディスカバリウィンドウサイズが低減されるので、その分を加入者データの通信に使用することで、上り通信における有効通信帯域が増加する。
次に、上記実施の形態における効果について図4を用いて説明する。
図4は、本発明の実施形態1における上り通信帯域の改善を示す模式図である。図において、縦軸が時間を表し、上から下へ時間が進むものとする。
また、図4(a)は未登録台数が多い場合を、図4(b)は未登録台数が少ない(1台)の場合の例を示す
なお、図においては、説明の簡略化のため、ディスカバリ用送信許可信号(Discovery Gate)61及び登録要求信号(Resister Request62)のみを示している。また、図中の点線はディスカバリウィンドウの開始及び終了の時間を示している。
未登録ONU16が多い場合(図4(a))には、同じディスカバリウィンドウ内において複数のONU16が登録要求信号62を出す可能性がある。このため、ランダム遅延時間分を大きくする必要があるので、ディスカバリウィンドウサイズもそれに応じて大きく確保する必要がある。一方、未登録ONUが1台の場合(図4(b))には、登録要求を出す可能性があるのは1台のみなので、ランダム遅延時間を大きくとる必要がなく、図中のハッチングで示した時間の通信帯域を加入者データの通信に使用することにより、上りデータ通信のための有効通信帯域が増大することがわかる。
実施の形態2.
以下に、この発明の実施の形態2について、図5及び図6をもとに説明する。
通信システムの構成は上記実施の形態1の図1と同様である。また、実施の形態1と同一ないしは同様のものには、同一ないしは対応する番号を付しており、その説明を省略する。
本実施の形態では、ONU16の台数情報を元にディスカバリサイクルを動的に制御する。
図5は、本発明の実施形態1におけるOLTのフローチャートである。
このフローチャートでは、OLT1がディスカバリサイクルをどのような処理手順で変更するかを明確に分かりやすく説明するため、ONUサポート伝送距離データ管理部10は使用せず、またDiscovery Window制御部11はディスカバリウィンドウイズを固定値とする場合を想定する。
なお、図中のステップS11〜ステップS18は、上記実施の形態1の図2に示すフローチャートにおける同じ番号のステップと同じ処理を実施するので、その説明を省略する。図5ではステップS29が図2と異なるステップであり、ディスカバリ−サイクル変更時に必要な処理であるので、以下ではステップS29について説明する。
ステップ29では、未登録ONU台数(K)の情報に基づいてディスカバリサイクルを変更し、未登録ONUが少ない場合は低頻度でディスカバリプロセスを実施し、未登録ONUが多い場合は高い頻度でディスカバリプロセスを実施するように、ディスカバリサイクルの動的な制御を実施する。
例えば、ONUの未登録状態が発生している場合に、OLT1は最大登録台数(Nmax)と現在登録されているONU台数(M)との差分から、実施の形態1の式(1)と同様にして未登録ONU(K)を算出する。

K=Nmax−M ------(1)

そして、未登録ONUの台数(K)により、ディスカバリサイクルの初期値(DC(default))をもとにディスカバリサイクルの新たな設定値を下記式により変更する

DC(current) =β x{ DC(default) x (K/Nmax) }---(3)
ここで、βはサイクル変更係数でありシステムにて定義する値とする。(ステップ29)
なお、この計算はあくまでも一例であり、例えばKに範囲を設定し、各範囲でDC(current)を定義してディスカバリサイクルを変更してもかまわない。また、登録台数に関し時間平均値などの統計処理を施したものを用いるなど、種々の計算方法が適用可能であり、装置の設計時あるいは実装時において規定される。
また、未登録台数(=K)を直接算出してからランダム遅延時間の設定をしなくても、例えばランダム遅延時間の設定する際に最大登録台数(=Nmax)と現在登録されているONU台数(=M)とから直接式(3)の値を求めてもよい。
以上のようにして、ディスカバリサイクルが変更される。
未登録状態のONU16が発生した場合、新たに登録要求信号が発生しそれをOLT1が受信するためには、ディスカバリウィンドウを開放する必要があるが、未登録ONU台数が少ない場合、ディスカバリサイクルを高頻度に実施するとディスカバリウィンドウのために上り通信帯域の有効帯域が減少してしまう。短時間で、複数のONUの登録が必要な場合、ディスカバリウィンドウサイクルは高頻度であることが望ましいが、たとえば未登録ONUが1台の場合低頻度でディスカバリを実施することは運用上の影響は小さい。
未登録台数(または登録台数)に基づいてディスカバリサイクルを変更することで、未登録ONUが少ない場合、即ち登録台数が多い場合、ディスカバリウィンドウ用に割当てられる通信帯域が削減されるので、その分を加入者データの通信に使用することで、上り通信における有効通信帯域が増加する。
本実施の形態における効果を、図6を用いて説明する。
図6は、本発明の実施形態2におけるOLTの上り通信帯域の改善を示す模式図であり、上記実施の形態1の図4と同様な図である。
図6(a)は未登録台数が多い場合を、図6(b)は未登録台数が少ない(1台)の場合を示す。
未登録ONUが少ない場合(図6(b))には高頻度でディスカバリサイクルを実施しなくても登録要求信号同士が衝突する可能性が低くなるので、未登録ONU台数が多い場合に比べONU16の登録が完了する時間の差異は小さい。このためディスカバリサイクルを低頻度にすることにより、図中のハッチングで示した時間の通信帯域を加入者のデータ通信に使用することにより、上りデータ通信のための有効通信帯域が大きくなることがわかる。
実施の形態3.
以下に、この発明の実施の形態3について、図7ないし図9をもとに説明する。
通信システムの構成は図1と同様である。なお、図において同一ないしは同様のものには、同一ないしは対応する番号を付しており、その説明を省略する。
本実施の形態では、各ONU16がサポート可能な最大伝送距離の情報を元にディスカバリウィンドウサイズを動的に制御する。
図7は本発明の実施形態3におけるOLTのフローチャートである。
なお、ステップS12からステップS18までは上記実施の形態1の図2に示すフローチャートの同じ番号のステップと同様であるので、一部ないしは全部が異なるステップについて説明する。
まず、ステップS31において、システムの管理者は、上記実施の形態1,2に示した(1)OLT1とONU16との間の伝送距離と(2)ONU16の内部処理時間と考慮するのではなく、(3)ONU16がサポートする最大伝送距離の値から決まる伝送時間と(4)ONU16の内部処理時間とを考慮した場合のラウンドトリップタイムの最大値(RTT最大値)を、あらかじめOLT1に初期値を設定する。
通信の初期段階では複数の未登録ONU16が同時期に登録要求を送信することを考慮すると、複数のONU16の送信を考慮したランダム遅延時間を設定する必要がある。
OLT1は、上記ラウンドトリップタイムとランダム遅延時間との総和をディスカバリウィンドウサイズ(図中、Discovery Windowサイズと記載。)の設定値としてDiscovery Window制御部11の初期設定を行う。(ステップS31)
次に、OLT1は、ディスカバリサイクルの初期値をもとにDiscovery Cycle制御部12の初期設定を行う。(ステップS32)
次に、ステップS12からステップS18までの処理を行う。
ステップS33では、OLT1は、未登録のONU16に係るサポート可能な最大伝送距離の検索及び確認を行う。ONU16がサポート可能な最大伝送距離確認方法としては、例えば、(1)予め通信システムの管理者が設定した各ONU16の固有アドレスであるMACアドレスと(2)そのONU16がサポートする最大伝送距離とを対応付けた管理テーブルを作成して、OLT1のONUサポート伝送距離データ管理部10に記憶しておき、この管理テーブルを検索することにより行う。
図8は、本発明の実施形態3におけるOLTの管理テーブルの構成例である。
左がONU16の個体識別番号であるMACアドレス、右が各ONU16がサポートする最大伝送距離である。ONU16がサポートする最大伝送距離が異なるのは、ONU16のWDM部17に実装する光送受信器によって、ONU16がサポート可能な最大伝送距離が異なってくるためである。
本構成例では、サポートする最大伝送距離を3段階に分けて定義しており、20km、40km、60kmの場合を示している。なお、図8の管理テーブル40では距離(km)で定義しているが、伝送距離に範囲を複数定義してクラス分けし、クラスを検索するようにしてもよい。また、伝送距離の設定の粒度(granularity)は、通信システムの運用上で決定される。
次に、上記管理テーブル40と未登録ONU16の認識結果とを元に、未登録ONU16のサポート最大伝送距離の最大値を決定する。そして、サポート最大伝送距離の最大値情報を元に、ディスカバリウィンドウサイズを決定する要因の一つであるラウンドトリップタイム(RTT)設定値を決定してディスカバリウィンドウサイズの変更を行う。(ステップS33)
OLT1とONU16との間の伝送距離ではなく、ONU16がサポート可能な最大伝送距離をもとにしているので、サポート可能な最大伝送距離が短いONU16のみが未登録状態となった場合にRTT値を小さくすることが可能となり、それに対応してディスカバリウィンドウサイズを低減し、データ通信に使用することができるので、上り有効帯域を拡大することができる。
図9は、本発明の実施形態3及び4における上り通信帯域の改善を示す模式図である。
図9(a)は、未登録ONUのサポート最大伝送距離の最大値が大きい(60Km)場合を、図9(b)は、小さい(20Km)場合の例を示す。
図9(b)のように、未登録であり登録要求を送信する可能性のあるONU16のサポート最大伝送距離の最大値が20Kmの場合、ディスカバリウィンドウ内のRTT値としては最大20Kmまでを考慮すればよくなるため、ディスカバリウィンドウサイズを縮小することができ、上りデータ通信の有効帯域が大きくなることがわかる。
また、上記背景技術の欄に記載の特許文献2の課題であるONUの移設に伴う伝送距離の変更の場合(図11参照)においても、ディスカバリウィンドウサイズの設定に未登録状態ONUのサポート可能な最大伝送距離は考慮できているため、データ通信に使用される上り通信帯域に影響をおよぼすという課題も改善していることがわかる。
実施の形態4.
以下に、この発明の実施の形態4について、図10をもとに説明する。
本実施の形態では、各ONU16がサポート可能な最大伝送距離の情報を元に、ディスカバリウィンドウサイズ及びディスカバリサイクルの両方を動的に制御する。
図10は、本発明の実施形態4におけるOLTのフローチャートである。
なお、ステップS12からステップS18までは上記実施の形態1の図2に示すフローチャートの同じ番号のステップと同様であるので、一部ないしは全部が異なるステップについて説明する。
図10のフローチャートでは、ステップS19においてONU16の登録台数の情報を元にディスカバリウィンドウサイズのランダム遅延時間(R(current))を動的に制御し、ステップS29ではONU16の登録台数の情報を元にディスカバリサイクル(DC(current))を動的に制御し、ステップS33では、サポート最大伝送距離の情報を元にラウンドトリップタイム(RTT(current))を動的に制御している。
一定時間内で、ディスカバリウィンドウのために上り帯域が使用されるトータルの時間(Discovery Time)、は下記式にて算出することができる。

Discovery Time(Disc T) = DC(current) x {(RTT(current) + R(current)}-----(6)

本実施の形態により、ディスカバリウィンドウのために使用される上り通信帯域を抑制し、有効通信帯域を増加できることがわかる。
実施の形態5.
以下に、この発明の実施の形態5について説明する。
本実施の形態では、上記各実施の形態において、伝送速度の異なるONU16が同じシステム内で同じOLT1と通信する場合を想定する。
具体例としては、10Gbpsの伝送速度をもつONU16と1Gbpsの伝送速度をもつONU16と同じOLT1に接続する場合である。
さらに、その場合に、ONUの伝送速度種別毎に独立してディスカバリウィンドウを設けることが考えられる。伝送速度種別に対応して異なるディスカバリウィンドウを設ける場合に、それぞれのディスカバリウィンドウに該当するONUの登録台数の情報またはサポート伝送最大距離の情報を別々に管理し、伝送速度種別毎にディスカバリウィンドウを動的に制御する。
このように、異なる伝送速度のONU16が混在する場合でも、伝送速度別に制御することにより、ディスカバリウィンドウに使用される上り通信帯域を抑制できる。
なお、上記各実施の形態を組み合わせることにより、サポート最大伝送距離及び伝送速度の異なるONUが混在する場合にも、同様の効果を奏するようにすることが可能である。
また、上記各実施の形態においては、PONシステムの場合を例に発明の詳細な説明をしているが、複数の加入者側装置が局側装置と光信号を送受信する通信システムで、加入者装置から送信される登録要求を、局側装置が上り通信帯域を割当てて受信する通信システムであれば適用可能であり、上記実施の形態に記載のPONシステムに限定されない。また、有線通信、無線通信及びそれらの組合せに関わらず、上記と同様の通信システムに適用可能である。
さらに,上記各実施の形態は例示であり,上記実施の形態の組合せを含め,当該技術分野の通常の知識をもつ者により本発明の技術的思想を外れない範囲内で各部の配置,位置関係,動作条件など種々の変形が可能である。
1 OLT(局側装置)
2 WDM部
3 TX部
4 RX部
5 Mux部
6 Demux部
7 ネットワークI/F部
8 PON制御部
9 ONU登録台数管理部
10 ONUサポート伝送距離データ管理部
11 Discovery Window制御部
12 Discovery Cycle制御部
13 帯域制御部
14 制御フレーム生成部
15 制御フレーム受信部
16 ONU(加入者側装置)
17 WDM部
18 RX部
19 TX部
20 Demux部
21 Mux部
22 ユーザI/F部
23 PON制御部
24 Discovery Process部
30 光スプリッタ
40 サポート最大伝送距離管理テーブル
61 ディスカバリ用送信許可信号(Discovery Gate)
62 登録要求信号(Resister Request)
63 ディスカバリウィンドウ(Discovery Window)
64 登録通知信号(Resister)
65 送信許可信号(Gate)
66 登録肯定信号(Resister_ACK)
67 登録完了

Claims (14)

  1. 加入者側装置からの登録要求信号の送信を許可するための登録用送信許可信号を、登録処理の単位周期に基づいて前記加入者側装置に対し周期的に光送信する登録用送信許可送信手段と、
    前記単位周期と前記単位周期内における前記登録要求信号の受信用時間範囲とに基づいて周期的に登録要求受信用通信帯域を割当て、前記登録用送信許可信号に応答した前記加入者側装置が送信する前記登録要求信号を光受信し、前記登録要求受信用通信帯域内における登録要求の有無を確認する登録要求受信手段と、
    前記登録要求の有無を確認した結果に基づいて、前記登録要求信号を送信した前記加入者側装置の登録処理を行う登録処理手段と、
    前記登録処理手段の登録処理に基づいて、前記加入者側装置の登録台数の監視を行う登録台数管理手段と、
    前記登録台数管理手段の前記登録台数の監視結果を基に、前記受信用時間範囲を変更して帯域割当てを制御する登録要求受信帯域割当制御手段と、を有する局側装置、
    前記登録用送信許可信号を光受信する登録用送信許可受信手段と、
    前記登録用送信許可信号に応答して前記登録要求信号を光送信する登録要求送信手段と、を有する2以上の加入者側装置、
    を備え、
    前記受信用時間範囲は、前記加入者側装置と前記局側装置との間における信号の往復時間を示すラウンドトリップタイムに基づいて決定される設定値と、前記加入者側装置が前記登録要求信号を光送信する際の遅延時間を示すランダム遅延時間に基づいて決定される設定値とに基づいて決定され、
    前記登録要求受信帯域割当制御手段は、
    個々の前記加入者側装置がサポートする最大伝送距離を記憶するサポート伝送距離データ管理部をさらに備え、
    前記登録台数の監視結果を基に、前記ランダム遅延時間に基づいて決定される設定値を変更して前記受信用時間範囲を変更し、前記サポート伝送距離データ管理部に記憶された未登録の前記加入者側装置の前記最大伝送距離のうち最大値を基に、前記ラウンドトリップタイムに基づいて決定される設定値を変更して前記受信用時間範囲を変更することを特徴とする通信システム。
  2. 前記登録要求受信帯域割当制御手段は、前記登録台数の監視結果をもとに前記単位周期
    を変更して帯域割当を制御することを特徴とする請求項1に記載の通信システム。
  3. 前記登録台数の監視結果は、登録台数と、前記通信システムの管理者が局側装置に設定した加入者側装置の最大登録設定台数または前記通信システムで定義された加入者側装置の最大登録可能台数と、を元に規定される未登録台数であることを特徴とする、請求項1または請求項2に記載の通信システム。
  4. 前記局側装置は、前記登録台数が前記最大登録設定台数または前記最大登録可能台数に達した場合に、前記登録要求受信用通信帯域を割当てないように制御することを特徴とする、請求項3に記載の通信システム。
  5. 前記通信システムに伝送速度の異なる加入者側装置が設置された場合に、前記局側装置の前記各手段における動作を前記伝送速度別に行うことを特徴とする、請求項1から請求項4のいずれかに記載の通信システム。
  6. 加入者側装置からの登録要求信号の送信を許可するための登録用送信許可信号を、登録処理の単位周期に基づいて前記加入者側装置に対し周期的に光送信する登録用送信許可送信手段と、
    前記単位周期と前記単位周期内において前記登録要求信号の受信用時間範囲とに基づいて周期的に登録要求受信用通信帯域を割当て、前記登録用送信許可信号に応答した前記加入者側装置が送信する前記登録要求信号を光受信し、前記登録要求受信用通信帯域内における登録要求の有無を確認する登録要求受信手段と、
    前記登録要求の有無を確認した結果に基づいて、前記登録要求信号を送信した前記加入者側装置の登録処理を行う登録処理手段と、
    前記登録処理手段の登録処理に基づいて、前記加入者側装置の登録台数の監視を行う登録台数管理手段と、
    前記登録台数管理手段の前記登録台数の監視結果を基に、前記受信用時間範囲を変更して帯域割当てを制御する登録要求受信帯域割当制御手段と、を備える局側装置であって、
    前記受信用時間範囲は、前記加入者側装置と前記局側装置との間における信号の往復時間を示すラウンドトリップタイムに基づいて決定される設定値と、前記加入者側装置が前記登録要求信号を光送信する際の遅延時間を示すランダム遅延時間に基づいて決定される設定値とに基づいて決定され、
    前記登録要求受信帯域割当制御手段は、
    個々の前記加入者側装置がサポートする最大伝送距離を記憶するサポート伝送距離データ管理部をさらに備え、
    前記登録台数の監視結果を基に、前記ランダム遅延時間に基づいて決定される設定値を変更して前記受信用時間範囲を変更し、前記サポート伝送距離データ管理部に記憶された未登録の前記加入者側装置の前記最大伝送距離のうち最大値を基に、前記ラウンドトリップタイムに基づいて決定される設定値を変更して前記受信用時間範囲を変更することを特徴とする局側装置。
  7. 前記登録要求受信帯域割当制御手段は、前記登録台数の監視結果をもとに前記単位周期を変更して帯域割当を制御することを特徴とする請求項6に記載の局側装置。
  8. 前記登録台数の監視結果は、登録台数と、前記局側装置と前記加入者側装置から構成される通信システムの管理者が局側装置に設定した加入者側装置の最大登録設定台数または前記局側装置と前記加入者側装置から構成される通信システムで定義された加入者側装置の最大登録可能台数と、を元に規定される未登録台数であることを特徴とする、請求項6または請求項7に記載の局側装置。
  9. 前記登録台数が前記最大登録設定台数または前記最大登録可能台数に達した場合に、前記登録要求受信用通信帯域を割当てないように制御することを特徴とする、請求項8に記載の局側装置。
  10. 前記局側装置に伝送速度が異なる加入者側装置が登録された場合に、前記局側装置の前記各手段における動作を前記伝送速度別に行うことを特徴とする、請求項6から請求項9のいずれかに記載の局側装置。
  11. 加入者側装置からの登録要求信号の送信を許可するための登録用送信許可信号を、登録処理の単位周期に基づいて前記加入者側装置に対し周期的に光送信する登録用送信許可送信ステップと、
    前記単位周期と前記単位周期内における前記登録要求信号の受信用時間範囲とに基づいて周期的に登録要求受信用通信帯域を割当て、前記登録用送信許可信号に応答した前記加入者側装置が送信する前記登録要求信号を光受信し、前記登録要求受信用通信帯域内における登録要求の有無を確認する登録要求受信ステップと、
    前記登録要求の有無を確認した結果に基づいて、前記登録要求信号を送信した前記加入者側装置の登録処理を行う登録処理ステップと、
    前記登録処理ステップの登録処理に基づいて、前記加入者側装置の登録台数の監視を行う登録台数管理ステップと、
    前記登録台数管理ステップの前記登録台数の監視結果を基に、前記受信用時間範囲を変更して帯域割当てを制御する登録要求受信帯域割当制御ステップと、を局側装置が実行し、
    前記登録用送信許可信号を光受信する登録用送信許可受信ステップと、
    前記登録用送信許可信号に応答して前記登録要求信号を光送信する登録要求送信ステップと、
    、前記加入者側装置が実行し、
    前記受信用時間範囲は、前記加入者側装置と前記局側装置との間における信号の往復時間を示すラウンドトリップタイムに基づいて決定される設定値と、前記加入者側装置が前記登録要求信号を光送信する際の遅延時間を示すランダム遅延時間に基づいて決定される設定値とに基づいて決定され、
    前記登録要求受信帯域割当制御ステップは、
    前記登録台数の監視結果を基に、前記ランダム遅延時間に基づいて決定される設定値を変更して前記受信用時間範囲を変更し、個々の前記加入者側装置がサポートする最大伝送距離を記憶するサポート伝送距離データ管理部に記憶された未登録の前記加入者側装置の前記最大伝送距離のうち最大値を基に、前記ラウンドトリップタイムに基づいて決定される設定値を変更して前記受信用時間範囲を変更することを特徴とする通信制御方法。
  12. 前記登録要求受信帯域割当制御ステップは、前記登録台数の監視結果をもとに前記単位周期を変更して帯域割当を制御することを特徴とする請求項11に記載の通信制御方法。
  13. 加入者側装置からの登録要求信号の送信を許可するための登録用送信許可信号を、登録処理の単位周期に基づいて前記加入者側装置に対し周期的に光送信する登録用送信許可送信ステップと、
    前記単位周期と前記単位周期内における前記登録要求信号の受信用時間範囲とに基づいて周期的に登録要求受信用通信帯域を割当て、前記登録用送信許可信号に応答した前記加入者側装置が送信する前記登録要求信号を光受信し、前記登録要求受信用通信帯域内における登録要求の有無を確認する登録要求受信ステップと、
    前記登録要求の有無を確認した結果に基づいて、前記登録要求信号を送信した前記加入者側装置の登録処理を行う登録処理ステップと、
    前記登録処理ステップの登録処理に基づいて、前記加入者側装置の登録台数の監視を行う登録台数管理ステップと、
    前記登録台数管理ステップの前記登録台数の監視結果を基に、前記受信用時間範囲を変更して帯域割当てを制御する登録要求受信帯域割当制御ステップと、
    局側装置が実行し、
    前記受信用時間範囲は、前記加入者側装置と前記局側装置との間における信号の往復時間を示すラウンドトリップタイムに基づいて決定される設定値と、前記加入者側装置が前記登録要求信号を光送信する際の遅延時間を示すランダム遅延時間に基づいて決定される設定値とに基づいて決定され、
    前記登録要求受信帯域割当制御ステップは、
    前記登録台数の監視結果を基に、前記ランダム遅延時間に基づいて決定される設定値を変更して前記受信用時間範囲を変更し、個々の前記加入者側装置がサポートする最大伝送距離を記憶するサポート伝送距離データ管理部に記憶された未登録の前記加入者側装置の前記最大伝送距離のうち最大値を基に、前記ラウンドトリップタイムに基づいて決定される設定値を変更して前記受信用時間範囲を変更することを特徴とする通信制御方法。
  14. 前記登録要求受信帯域割当制御ステップは、前記登録台数の監視結果をもとに前記単位周期を変更して帯域割当を制御することを特徴とする請求項13に記載の通信制御方法。
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