JP5544847B2 - 移動式測光装置 - Google Patents

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Description

本発明は、所定間隔で設置された、たとえば空港で用いられる滑走路中心線灯などのような標識灯や誘導灯などの照明装置のメンテナンスに適した移動式測光装置に関する。
たとえば空港においては、航空機の離着陸を誘導するため、滑走路には滑走路中心線灯や接地帯灯などからなる照明装置が所定間隔を隔て数十ないし数百灯配設されている。
このような照明装置においては、常に一定レベル以上の誘導照明機能を維持することが要求され、ランプの不点はもちろん、発光部表面に路上などからの塵埃土砂や路脇からの草片あるいは通過する航空機のタイヤのゴム屑などの異物が付着することによる明るさの低下も避けねばならず、何らかの照明測定が必要であった。
そこで、従来においては滑走路上にある多数の照明装置を複数ブロックに分け、各ブロック毎に複数の照明装置をその設置場所から外し、専用の照明測定装置で5点法などの手法により各々の輝度や照度などを検査し、規格内性能を確認したら再び元の状態に戻すようにしていた。(なお、このような検査は、国際民間航空機関(ICAO)で定められた指針によれば、少なくとも3ケ月に一度は行う必要がある。)
しかし、このような測定手法であると広大な滑走路において多数の照明装置の取り外し、測定から再設置と煩雑な作業を要するばかりか、何ら支障のない照明装置までも取り外すという無駄な検査時間を費やす作業効率の悪いものであった。
そこで、この改善策として特許文献1に開示されているような、車両の前部または後部に輝度計を搭載し、点灯した照明装置に沿って車両を移動させながら測定対象となる照明装置の輝度を測定する航空灯火測光車が知られている。
この測光車は、横長に設定されたアパーチャを有して測定対象となる照明装置の発光部の輝度を検出する輝度計と、前記測定対象となる照明装置に対する前記輝度計の相対位置を検知する位置検知手段とが設けられていて、車両による移動条件下において、位置検知手段による位置検知に基づいて測定対象となる照明装置の発光部の輝度を検出するようにした、滑走路から照明装置を取り外すことなく容易かつ効率よく輝度が測定できるものである。
特開平7−286896号公報
上記特許文献1の測光車による測定手法によれば、照明装置の発光部の輝度測定はもちろん発光部自身の汚れの有無を的確に把握してメンテナンスを要する照明装置を特定して、全数の照明装置の取り外しを必要としないなどメンテナンス性に優れ作業を容易かつ効率よくできるという利点を有する。
しかし、上記の測定手法では、灯器の位置を精度よく検出するためには、輝度計の視野角を縦方向を狭くする必要があるが、道路面の段差などにより誤検出や取りこぼしが発生することがある。
また、測光に当り1台の輝度計では計測が不安定であるため複数台の輝度計が必要となり、これら測定計器の車両への取り付けや搭載重量の問題あるいは計器相互間の校正などに煩雑な手間を要していた。輝度計のみの測定では配光測定が難しく輝度計に加え中心部、上下左右にそれぞれ照度計を必要とし測定機材数が増えるなどの問題があった。
本発明は、上記問題に鑑みなされたもので、空港の滑走路や誘導路などに設置された標識灯や誘導灯などの照明装置の測光をカメラを用いて行うことにより、測定機器の軽量化、測定精度やメンテナンス作業の向上がはかれる移動式測光装置を提供することを目的とする。
本発明の請求項1に記載の移動式測光装置は、を発する発光部を備えるとともに、所定間隔で配設された複数の照明装置からなる照明施設に対し移動自在な車両と;上記車両に搭載されて上記測定対象となる照明装置の発光部の輝度分布を測定するとともに、最大輝度が測定された位置を上記照明装置の位置とする位置検出カメラと;この車両に搭載されるとともに走行方向に対面して設けられ測定対象となる上記照明装置の発光部からの照射光を受光するスクリーンおよび位置検出カメラにより定められた上記照明装置の位置に基づき、このスクリーンの画像を撮影する測光用カメラと;上記カメラが撮影した画像データを処理する画像処理装置と;を具備していることを特徴とする。
所定間隔で設置された複数基の照明装置の発光特性を車両を走行させながら順次測定する測光車で、測定対象である照明装置の発光部から測定位置までの間隔が所定距離に至ったらスクリーンに投射された画像を測光用のカメラで撮影記録し、この画像データを画像処理装置で解析した照度、輝度や光度などの発光強度を基準値と対比させる照明装置の良否を測定する装置である。
本発明は複数基の縦列した照明装置の測光を車載のカメラで撮影し、その撮影した画像データから其々の照明装置の発光特性を測定できる、灯器の良否判別が容易であるとともにデータの記録も簡単に行えてデータの再現性も有する。
また、スクリーンや測光用カメラなどの測光装置は車両のいずれかたとえば前部または後部に設けることができる。あるいは車両の前部と後部の両方に設けてもよく、この場合には、灯器の前後に発光部を有する滑走路中心線灯などに対して一方向の走行で2縦列の測光ができ作業時間の短縮がはかれる。
なお、本発明および以下の各発明において、特に指定しない限り用語の定義および技術的意味は次による。
本発明において、照明施設とは、例えば空港における滑走路の中心線灯や接地帯灯、誘導路の中心線灯や誘導灯あるいは進入灯などの灯器が所定の間隔を隔て連続して配設された照明装置を指す。
また、航空機は滑走路を離着陸するため、上記滑走路中心線灯などは何れの滑走方向からも視認し得るように、その配設方向に沿う前後両方向に対照的な光を誘導光として発する発光部を有している。
測光用や位置検出用のカメラの撮像素子としては、CCDやCMOSを用いることができる。
また、スクリーンは、照明装置の発光部からの照射光を反射または吸収あるいは半透過する材料で形成することができ、搭載が制限される車両の大きさや構造によりスクリーンの種類を選ぶことができる。
スクリーンは照明装置の発光部からの照射光を反射する例えば白色板や白色幕などの光反射体、照射光を吸収する例えば黒色板や黒色幕などの光吸収体あるいは照射光を半透過する例えば着色板や着色幕などの光透過体で形成されていて、発光部と対面するスクリーンに映し出された照射光を光反射体や光吸収体の場合はスクリーン前面の受光面側からあるいは半光透過体の場合はスクリーンの裏面側からカメラで撮影することができる。
さらに、カメラが撮影したスクリーン上の画像データを解析する画像処理装置は、車両または車両外に設けられていてもよい。
スクリーンに映し出された映像は、カメラで撮影されコンピュータなどを用いた画像処理装置により処理して輝度値や照度値として算出されるが、この画像処理装置は車両に搭載され即時にデータを処理しても、また、画像データを記録したカメラなどを車外の解析室などに設けられた画像処理装置によって画像データを処理することもできる。
本発明の請求項2に記載の移動式測光装置は、請求項1に記載の移動式測光装置において、上記画像処理装置は、上記スクリーンの中心測定箇所から左右水平方向に第1の所定距離の点から上下垂直方向に第2の所定距離の周辺測定箇所における画像データを処理することにより、受光強度を測定することを特徴とする。
カメラにより測定位置を検出できるようにしたことにより、広範囲の映像で道路面の段差などの影響を回避できる。(たとえば、二つの位置検出ライン(画像処理記録ライン)を使用したヒステリシス幅を利用する検出などを行うことができる。)
また、カメラ映像を確認しながら車両の運転を行うことにより、車両が灯器の列に対して並行に走行しているかを確認することができる。また、測定作業後に、測定時のカメラ映像を確認することができることにより、測定時の測定環境(例えば、車両と灯器の位置角度など)や灯器の点消灯を確認することが可能となる。
請求項1の発明によれば、空港などにおいて多数基が縦列して配置された滑走路中心線灯などの照明装置の測光をカメラを用い連続して行うことができる。測光は各照明装置を等距離からカメラで撮影した画像データを画像処理装置により処理解析するので、測光に多数の輝度計などを用いず車両に搭載する測定機器点数を少なくして軽量化が可能となるとともに測定精度を向上することができる。
また、カメラで撮影した画像データから其々の照明装置の発光特性を測定できるので灯器の良否判別が容易であるとともに画像データの記録保存も簡単に行えてデータの再現性も高い。
また、測光作業が灯器を外すことなく流れ作業的に容易に短時間で行えるのでメンテナンス作業の向上がはかれた移動式測光装置を提供することができる。
請求項2の発明によれば、カメラを用い測定位置を検出するようにしたことにより、位置精度の向上や測定時の再現性が可能な移動式測光装置を提供することができる。
空港施設および空港の照明施設の概略の配置状況を上空から見た説明図である。 本発明に関わる測光装置を搭載した移動式測光車を上方から見た説明図である。 (a)図および(b)図はスクリーンとカメラとの位置関係を示す説明図である。 スクリーン上における照度測定点(箇所)を示す説明図である。 (a)図および(b)図は位置検出用カメラと灯器との距離間隔を検出するための説明図である。 車速パルス、位置検出、カメラ撮影および灯器カウントのタイミングチャートを示す。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
空港Aはたとえば図1に示すように乗客や貨物を扱うターミナルビルA1に隣接して駐機場A2が設けられ、直線状をなす滑走路A3に向けこの駐機場A2から複数の誘導路A4,…が接続されている。
そして、上記駐機場A2、滑走路A3および誘導路A4,…などには航空機の離着陸時や路上走行時の安全をはかるため複数基の滑走路中心線灯L1,…、滑走路接地帯灯L2,…、滑走路灯L3,…、滑走路末端灯L4,…、進入灯L5,…、誘導路中心線灯L6,…、誘導路灯L7,…などの照明装置が所定の間隔を隔て縦列や横列して埋込形または地上形として設けられこれらで照明施設を構成している。
上記においてたとえば滑走路中心線灯L1,…は、その配設方向(航空機の滑走方向)の前後両方向に対称的な光を発するレンズ部(発光部)を有していて、何れの滑走方向からの離着陸にも対処できるよう構成され、滑走路A3に沿う中心線上に例えば30mの間隔を隔て縦列的に埋込配設されている。
また、滑走路末端灯L4,…から300mの範囲内の所定(例えば1基置き)の滑走路中心線灯L1,…を中心として滑走路A3に沿う中心線と直交する左右に所定の間隔を隔て複数基(例えば片側に3基)の滑走路接地帯灯L2,…が埋込配設され、これら滑走路接地帯灯L2,…も滑走路A3に沿って片側に3列直線状に縦列している。
そして、上記のように滑走路A3に沿って配設された滑走路中心線灯L1,…や滑走路接地帯灯L2,…などの照明装置の発光特性のメンテナンスは、次のような測光手法で行われる。
図2は測光装置を搭載した移動式測光車1の概略図であって、2Aは前部のバンバーなどに下辺が地上から約20cm離し取り付けられた幅が約80cm、高さが約60cmのたとえばスミペックアクリル材からなる半光透過性のスクリーン、3は車両前部側スクリーン2Aと対向して固定された照度測定などの測光用カメラ、4は同じく車両前部側の屋根部に固定された灯器位置検出用カメラである。なお、このスクリーン2Aの向きは、測定する灯器の発光部からの放射光とできるだけ正対しているとともに走行測光時の運転に支障のない位置に取り付けられているのが好ましい。
しかし、発光部からの放射光に対して傾斜していてもよく、予め傾斜角度を認識していれば、後述の画像処理装置にて補正処理可能である。
また、この車内には上記測光用のカメラ3、灯器位置検出用のカメラ4に接続され、各カメラ3,4からの画像データを照度値(lx)や光度値(cd)あるいは長さ(距離m)に変換処理するコンピュータを備えた画像処理装置(図示しない。)が設けられている。
この移動式測光車1による滑走路中心線灯L1,…の測光は、他からの明かりの影響がないか少ない状況の夜間に、滑走路A3の中心に沿って測光車1を走らせ点灯した滑走路中心線灯L1,…の発光部からの照射光を半光透過型のスクリーン2Aに投影させ、このスクリーン2Aが受光した配光映像をスクリーン2Aの裏側から照度測定をする測光用のカメラ3で撮影する(図3(a))。
そして、この撮影画像の所定の位置における例えば図4に示すようにスクリーン2Aの中心測定点(箇所)(H−V)と、この中心測定点(箇所)から左右水平方向に30cm離れた点(箇所)から上下垂直方向に20cm離れた周辺測定点(箇所)(LU,LD,RU,RD)の計5点(箇所)における撮影画像データから受光強度を測り、この画像データを画像処理装置(図示しない)で処理解析して輝度値や照度値(lx)などで示させる。(なお、図4中、中央部は高輝度(濃い)部分で、中央部から遠くなるに従い低輝度(薄い)となっている。)
なお、この測光は複数基ある滑走路中心線灯L1,…の全灯器に対し同条件下で行われるものであり、また、発光特性の良否判定は予め例えば上記5測定点(箇所)における基準値(許容照度上下限範囲値)を定めておくことにより行われる。また、この測定点(箇所)の数、位置や基準値(許容照度上下限範囲値)は灯器の種類、配置や特性などに応じ適宜決められる。
また、各滑走路中心線灯L1,…の測光にあたり照度や光度は発光部からの距離に関係することから、スクリーン2Aの撮影は灯器位置検出用のカメラ4により検出させることができる。この灯器位置検出用のカメラ4は、車両1前方にある中心線灯L1,…の発光部からの放射光を例えば直接輝度で感知検出して、その輝度強度で中心線灯L1からの間隔距離を検出する。
また、この位置検出は、測光車1のシャフトの回転速度に対応したエンコーダから出力される車速パルスを利用して走行距離を算出し、測定対象となる中心線灯L1の発光部と測光用のカメラ3との相対位置が測定できる手段を併せ設けておいてもよく、2系統の位置検出手段を設けることにより間隔距離の精度向上を図るようにしたり、一方の故障時などに有効に動作させるようにしてもよい。
そして、位置検出は、まず等間隔で配置された最も手前の滑走路中心線灯L1の発光部を基準として(測定対象の灯器が中心位置ではなくなるが)、図5(a)に示すように図においてその後方側の遠方にある中心線灯L11,L12,…がカメラ4の視野内にあるようセットする。このときカメラ4の高さ位置が低過ぎると前方にある中心線灯L1,…が後方にある中心線灯L11,L12,…を遮って視野内に入らず、また、高過ぎても1基の中心線灯L1しか視野内に入らないことになるので、適当高さに調整しておくことを要する。
そして、測光車1が走行して固定してある中心線灯L1の発光部に位置検出用のカメラ4が近づき通り過ぎるときの(時間変化に対する)カメラ4への入射輝度強度の変化は図5(b)に示すような略長円形状をなしている。(この図5(b)の左方は時間経過にしたがう輝度強度分布、右方は左方の輝度強度をまとめたものである。)
この略長円形状をした最大幅広部が最大輝度部でこの最大部を特定ラインMとし、中心線灯L1がラインMを通過したことを画像から検出し、これを基準として中心線灯L1発光部およびカメラ4の位置関係を設定しておき、たとえば中心線灯L1発光部の5m手前の位置に測光用のカメラ3が来たときにこのカメラ3でスクリーン2Aに投射された画像を撮影するようにしてある。
すなわち、本実施の形態では上記測光車1の半光透過型のスクリーン2Aを滑走路中心線灯L1の発光部と対面させた状態で、滑走路A3中心に等間隔で配置した各滑走路中心線灯L1,…を結ぶ直線上に沿い車両1を直進させ、点灯した各滑走路中心線灯L1,…の発光部とスクリーン2Aとの間隔距離が上記位置検出用のカメラ4で検知させた例えば5mの位置でスクリーン2Aに投影された配光画像をスクリーン2Aの裏側から照度測定用のカメラ3で撮影する。
そして、滑走路中心線灯L1の1基毎に撮影されたスクリーン2A上の配光画像の5点(箇所)における計測データが画像処理装置により処理され、照度があらかじめ設定してある許容照度範囲内にあるか否かを対比して、測定値が許容照度範囲外とされた中心線灯L1は清掃や部品の交換あるいは新規の灯器と交換するなどの作業をした後、再度、上記手順による測定を行い各滑走路中心線灯L1,…が許容照度範囲内にあるような管理を行うことができる。
なお、図6は上記関連のタイミングチャートを示し、位置検出をカメラ4による他、車速パルスによる検出と併せ行うようにした二重の検出をしてその精度を高めるようにすることも差し支えない。また、図中の灯器カウントは、測光により発光特性が基準値外とされた灯器をマークするもので、上記車速パルスによっても検出できる。
また、上記滑走路中心線灯L1,…の左右に縦列して配置された接地帯L2,…も、上記中心線灯L1,…と同様な手法で発光特性のメンテナンスを行うことができる。
上述したように、数十ないし数百基ある滑走路中心線灯L1,…等の照度などの発光特性の測光および測光位置の検出を走行する車両上からカメラ3,4を用いて行うようにしたことにより、計測機器の軽量化、測定精度の向上や測定作業の容易性など照明装置のメンテナンス作業の高効率がはかれる。また、カメラ3,4で撮影した画像データは、記録保存も簡単に行えて再現性も高く再度の検証時などに活用できる利点を有する。
なお、本発明は上記実施の形態において、半光透過型のスクリーン2Aに投影された配光画像をスクリーン2Aの裏側からカメラ3Aで撮影した画像データを基に解析したが、スクリーン2Aは半光透明型に限らず図3(b)に示すようなガラス繊維や塩化ビニール樹脂などからなる光反射型あるいは光吸収型のスクリーン2Bであってもよく、この場合はスクリーン2Bの受光面側に配光画像を撮影する測光用カメラ3を発光部からの放射光を遮ることのないスクリーン2Bから斜行した上側や下側などの位置に取り付けることを要する。
また、スクリーン2A,2Bは車両1走行時の風圧に耐えるような肉厚や材料で形成したり、内部や裏面に補強用の部材を設けたりあるいは取り付けを補強するなどのことで対処すればよい。
上記実施の形態においては、各滑走路中心線灯L1,…の測光位置の検出を位置検出用カメラ4により行ったが、灯器は設置間隔距離が予め決められているので測光位置はカメラ4を用いず車速センサからの車速パルスに基づき検出したり、オートクルーズ装置(定速装置)が装着された車両を用い検出するようにしてもよい。
また、照度や輝度などの発光特性を測定した測光用カメラの画像データは、静止画像(停止)であっても動画像(連続)であってもよく、要するに複数基の灯器が同じ間隔距離を隔てた同一条件で撮影された画像データが得られればよい。
また、画像データから照度や輝度などを得る測定は、面積が小さい点であっても、ある程度面積をもった範囲の総量値や平均値から算出するようにしてもよく、測定は5点(箇所)に限るものではい。
また、測光装置は車両1の前部に設けたものに限らず、後部に設け測光しても、あるいは灯器の前後に発光部を有する上記滑走路中心線灯L1などの場合は車両1の前部と後部の両方に設けることにより、測光時間の短縮がはれる。
さらに、上記測定時に許容照度範囲外と判定された場合には、ランプやブザーなどによる警告が発せられるような手段を講じておいてもよい。
測光車1は上記図3(b)に示された構成であって、下辺が地上から約20cm離し車両1に取り付けられた幅が約80cm、高さが約60cmの塩化ビニール樹脂からなる反射型のスクリーン2Bと、このスクリーン2Bから約50〜100cm離れた前方の斜め上方に配設されたスクリーンを撮影する照度測定をする測光用のカメラ3(フォトロン社製 FASTCAM−PC1 R2)と、車両1に取り付けられた位置検出用のカメラ4(フォトロン社製 FASTCAM−1024PC1)とが設けられている。
また、滑走路の中心線に沿い30mの間隔を隔て数十基の滑走路中心線灯L1,…が埋設されている。これら滑走路中心線灯L1,…は、内部にハロゲン電球などの光源、反射鏡やフィルタなどを収容した灯器の頂部が地表より約2cm突出して埋設されているとともに滑走路の前後端方向に向け光軸(最高光出力部)の仰角を4.5度で指向させた発光部(レンズ部)が設けられている。
そして、上記滑走路中心線灯L1,…を点灯し、この滑走路中心線灯L1,…に沿って車両1をオートクルーズ装置(定速装置)を用い時速50kmで走行させ、各滑走路中心線灯L1,…の発光部から5m手前の位置を位置検出用のカメラ4で次々検出させて、その信号を測光用のカメラ3に送りスクリーン2Bに映された画像を次々撮影し、図4に示す5測定点(箇所)の撮影画像データを画像処理装置により処理解析することにより、滑走路中心線灯L1,…の測光作業が行われ基準値範囲外の灯器は選別される。
この解析により、照度が予め設定しておいた基準値(許容照度上下限範囲値)から外れた灯器は清掃点検した後、再測定し、再度不合格の灯器は新たに整備した灯器と交換することにより、滑走路中心線灯L1,…のメンテナンス作業が容易に、かつ、効率よく行うことができる。
L1;滑走路中心線灯(照明装置)
1:車両
2A,2B:スクリーン
3:測光用カメラ
4:位置検出用カメラ

Claims (2)

  1. を発する発光部を備えるとともに、所定間隔で配設された複数の照明装置からなる照明施設に対し移動自在な車両と;
    上記車両に搭載されて上記測定対象となる照明装置の発光部の輝度分布を測定するとともに、最大輝度が測定された位置を上記照明装置の位置とする位置検出カメラと;
    この車両に搭載されるとともに走行方向に対面して設けられ測定対象となる上記照明装置の発光部からの照射光を受光するスクリーンおよび位置検出カメラにより定められた上記照明装置の位置に基づき、このスクリーンの画像を撮影する測光用カメラと;
    上記カメラが撮影した画像データを処理する画像処理装置と;
    を具備していることを特徴とする移動式測光装置。
  2. 上記画像処理装置は、上記スクリーンの中心測定箇所から左右水平方向に第1の所定距離の点から上下垂直方向に、第2の所定距離の周辺測定箇所における画像データを処理することにより、受光強度を測定することを特徴とする請求項1に記載の移動式測光装置。
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