JP5544497B2 - 画像処理装置、画像処理方法及び画像処理プログラム - Google Patents

画像処理装置、画像処理方法及び画像処理プログラム Download PDF

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Description

本発明は、画像処理装置、画像処理方法及び画像処理プログラムに関するものである。
従来、2つの画像の中間画像を生成する装置が知られている(例えば特許文献1参照)。特許文献1記載の装置は、擬似的な立体視を閲覧者にもたらすべく、右眼画像、左眼画像及び中間画像を用意し、これらの画像を連続的にクロスフェード表示する。この装置は、以下の手順で中間画像を生成する。まず、左眼画像と右眼画像との間でブロックマッチング等を行うことにより、両画像間の対応点を特定する。そして、特定した対応点間で画像内における対応点位置を補間し、かつ対応点同士の画素値を補間する。上記手法により中間画像が生成される。
また、複数のフレームからなる動画像に動き補償を行い、フレーム間に内挿される補間フレームを生成する装置も知られている(例えば特許文献2)。特許文献2記載の装置は、フレームレートの低い動画像からフレームレートの高い動画像へ変換すべく、時刻tのフレームFと時刻tのフレームFとの間の補間フレームを、以下の手順で生成する。まず、フレームF内のオブジェクトの頂点の座標値を頂点ファイルから取得する。そして、頂点座標に基づいてフレームFのオブジェクトを三角形の領域に分割する。そして、三角領域をアフィン変換により正規化し、正規化した三角領域とオブジェクトの輪郭との距離によって定まる輪郭データを生成する。同様の処理をフレームFについても行う。そして、フレームFの三角領域の頂点座標及び輪郭データと、フレームFの三角領域の頂点座標及び輪郭データとに基づいて、オブジェクトの補間画像を生成し、補間画像を背景画像とを合成することで補間フレームを生成する。
特許4320271号 特開平10−247251号公報
上述した中間画像又は補間フレームを生成するためには、2つの画像間の対応関係を適切に算出する必要がある。特許文献1記載の装置では、既知の局所相関法で2つの画像間をマッチングしているだけであるため、改善の余地がある。また、特許文献2記載の装置では、2つの画像間で対応している頂点座標値が予め頂点データに格納されていることが前提となっており、未知のオブジェクトに対応することができない。当技術分野では、画像間の対応関係を適切に算出することができる画像処理装置、画像処理方法及び画像処理プログラムが望まれている。
すなわち本発明の一側面に係る画像処理装置は、第1画像と第2画像とをマッチングする装置である。この装置は、特徴点取得部、動き算出部、動き取得部及び信頼性判定部を備える。特徴点取得部は、第1画像の特徴点である第1特徴点を取得する。動き算出部は、第1画像の画素値と第2画像の画素値との差分に基づいて、第1特徴点の動きの大きさを第2画像の探索範囲内の画素位置ごとに算出する。動き取得部は、動き算出部により算出された複数の動きのうち最小となる第1動きを、第1特徴点の動きとして取得する。信頼性判定部は、動き算出部により算出された複数の動きのうちN番目(Nは2以上の整数)に小さい動きとなる画素位置と、N番目に小さい動きよりも小さい動きとなる画素位置のうち少なくとも一つの画素位置とが隣接するか否かに基づいて、動き取得部により取得された第1特徴点の動きの信頼性を判定する。
すなわち本発明の一側面に係る画像処理装置は、第1画像と第2画像とをマッチングする装置である。この装置は、特徴点取得部、動き算出部、動き取得部及び信頼性判定部を備える。特徴点取得部は、第1画像の特徴点である第1特徴点を取得する。動き算出部は、第1画像の画素値と第2画像の画素値との差分に基づいて、第1特徴点の動きの大きさを第2画像の探索範囲内の画素位置ごとに算出する。動き取得部は、動き算出部により算出された画素位置ごとの複数の動きのうち最小となる第1動きを、第1特徴点の動きとして取得する。信頼性判定部は、動き算出部により算出された画素位置ごとの複数の動きのうちN番目(Nは2以上の整数)に小さい動きとなる画素位置と、N番目に小さい動きよりも小さい動きとなる画素位置のうち少なくとも一つの画素位置とが隣接するか否かに基づいて、動き取得部により取得された第1特徴点の動きの信頼性を判定する。
一実施形態では、信頼性判定部は、動き算出部により算出された画素位置ごとの複数の動きのうちN番目に小さい動きとなる画素位置と、N番目に小さい動きよりも小さい動きとなる画素位置のうち少なくとも一つの画素位置とが隣接する場合には、動き取得部により取得された第1特徴点の動きが信頼できる動きであると判定してもよい。例えば、最小の動きとなる画素位置が正しい対応点である場合には、その対応点の周囲に2番目に小さいに動きとなる画素位置が存在する可能性が高い。このため、2番目に小さい動きとなる画素位置が隣接する場合には信頼性が高いと判定することで、例えば繰り返しパターンが存在する場合であっても第1特徴点の動きの信頼性の判定を適切に行うことができる。
一実施形態では、信頼性判定部は、第1動きが所定の閾値より大きい場合には、動き取得部により取得された第1特徴点の動きが信頼できない動きであると判定し、動き算出部により算出された複数の動きのうちN番目に小さい動きとなる画素位置が、N番目に小さい動きよりも小さい動きとなる画素位置のうち少なくとも一つの画素位置と隣接するか否かの判定を小さい動きの順に行うとともに、N番目に小さい動きとなる画素位置がN番目に小さい動きよりも小さい動きとなる画素位置のうち少なくとも一つの画素位置と隣接すると判定された場合であって、かつ、判定されたN番目に小さい動きが前記所定の閾値よりも大きいと判定した場合には前記動き取得部により取得された前記第1特徴点の動きが信頼できる動きであると判定し、N+1番目以降の小さい動きについての判定を行わないとしてもよい。このように判定することで、N番目に小さい動きが所定値よりも大きい場合には、類似する特徴が周囲に存在しない可能性が高いと判定して以降の処理を打ち切ることができるので、動きの信頼性を判定しつつ処理の高速化を図ることが可能となる。
一実施形態では、第1画像の解像度が段階的に変更された複数の第1処理画像、及び、第2画像の解像度が段階的に変更された複数の第2処理画像を生成する処理画像生成部を備えてもよい。この場合、特徴点取得部、動き算出部、動き取得部及び信頼性判定部は、解像度の低い順に同一の解像度の第1処理画像及び第2処理画像をそれぞれ処理し、特徴点取得部は、最も解像度の低い段階の処理では、当該段階における第1処理画像の第1特徴点として、第1処理画像の四隅の点を取得し、以降の段階の処理では、当該段階における第1処理画像の第1特徴点として、当該段階における第1処理画像の縁上に位置する点及び四隅の点からなる複数の疑似特徴点、前段の第1特徴点に対応する点からなる前段特徴点、さらに当該段階における第1処理画像の特徴点である追加特徴点を取得してもよい。このように構成することで、解像度の低いものから順に特徴点を決定することができ、さらに、前段の特徴点を後段に引き継いで特徴点とすることが可能となる。このように構成することで、マッチング精度の向上及び処理速度の向上を図ることができる。また、擬似特徴点を追加することで、例えば三角領域に分割してマッチングする場合に極端に細い三角領域が発生することを抑制することが可能となる。
一実施形態では、特徴点取得部は、信頼性判定部によって追加特徴点又は前段特徴点の動きが信頼できない動きであると判定された場合には、当該追加特徴点又は当該前段特徴点を削除してもよい。このように、信頼性できない動きである追加特徴点又は前段特徴点に関しては特徴点として採用しないことで、いわゆる繰り返しパターンを有する画像を適切にマッチングすることができる。
一実施形態では、動き算出部は、特徴点取得部により第1特徴点が取得される度に、当該段階における第1処理画像の第1特徴点を直線で結んだ三角領域を形成することで第1処理画像を分割し、三角領域の頂点の動きを用いて第1特徴点の動きの大きさを第2処理画像の探索範囲内の画素位置ごとに算出してもよい。このように構成することで、画像を三角領域に分割して第1特徴点の動きの大きさを算出することができる。
一実施形態では、動き算出部は、当該第1特徴点に対応する前段の第1処理画像における点が所属する三角領域の頂点の動きを用いて補間された画素位置、及び、当該第1特徴点に対応する前段の第1処理画像における点が所属する三角領域の頂点の動きとなる画素位置を、当該段階における第1処理画像の第1特徴点の動きを算出するための探索範囲の初期値としてもよい。このように構成することで、動き検出の探索範囲を複数有することができるため、例えばオクルージョンが発生するおそれがあるステレオ画像であっても適切にマッチングすることができる。
本発明の他の側面に係る画像処理装置は、第1画像と第2画像とをマッチングする装置である。この装置は、処理画像生成部、特徴点取得部及び動き算出部を備える。処理画像生成部は、第1画像の解像度が段階的に変更された複数の第1処理画像、及び、第2画像の解像度が段階的に変更された複数の第2処理画像を生成する。特徴点取得部は、第1処理画像の特徴点を取得する。動き算出部は、第1処理画像の画素値と第2処理画像の画素値との差分に基づいて、特徴点の動きの大きさを算出する。ここで、特徴点取得部は、解像度の低い順に第1処理画像を処理し、動き算出部は、解像度の低い順に同一の解像度の第1処理画像及び第2処理画像をそれぞれ処理し、動き算出部は、当該段階における第1処理画像の特徴点を直線で結んだ三角領域を形成することによって第1処理画像を分割し、三角領域の頂点の動きを用いて特徴点の動きの大きさを算出し、特徴点取得部は、動き算出部により第1処理画像が分割された後において、三角領域内に特徴点の候補となる候補点を設定し、候補点の画素値に基づく特徴量、当該段階の第1処理画像において候補点が所属する三角領域の頂点と候補点との距離、及び、当該段階の前記第1処理画像において前記候補点が所属する前記三角領域の頂点の動きと前段の前記第1処理画像において前記候補点に対応する点が所属する前記三角領域の頂点の動きの差分値に基づいて特徴エネルギーを算出し、特徴エネルギーが最大となる候補点を特徴点として追加する。
この画像処理装置では、特徴点取得部により、候補点の画素値に基づく特徴量、当該段階の第1処理画像において候補点が所属する三角領域の頂点と候補点との距離、及び、前段の第1処理画像において候補点に対応する点が所属する三角領域の頂点の動きの差分値に基づいて特徴エネルギーが算出され、特徴エネルギーが最大となる候補点が特徴点として追加される。このように、特徴エネルギーを用いて特徴点を追加することで、画像内に均一に特徴点を配置することができるとともに、例えばステレオ画像をマッチングする際に、オクルージョンが発生するおそれがある箇所に多くの特徴点を追加することが可能となる。よって、画像間の対応関係を適切に算出することができる。
一実施形態では、動き算出部は、特徴点取得部により特徴点が追加される度に、三角領域を形成することによって第1処理画像を再分割し、特徴点取得部は、再分割後の三角領域を用いて次の候補点を設定してもよい。このように構成することで、特徴点の追加と画像分割とを適切に行うことができる。
一実施形態では、特徴点取得部は、動き算出部によって第1処理画像が分割される度に三角領域の頂点の座標情報を記録し、分割前後において三角領域の頂点の座標情報が変化した三角領域内のみに次の候補点を設定して特徴エネルギーを算出してもよい。このように構成することで、特徴エネルギーの算出負荷を軽減することができる。
また、本発明の他の側面に係る画像処理装置は、第1画像と第2画像とをマッチングして、第1画像及び第2画像の特徴が反映された中間画像を生成する装置である。この装置は、三角領域情報取得部、全体動き算出部及び描画部を備える。三角領域情報取得部は、第1画像の特徴点である第1特徴点を直線で結んだ第1三角領域の頂点の座標位置及び頂点の動きを取得する。全体動き算出部は、第1三角領域の頂点の動きから第1三角領域の動きを算出するとともに、第1三角領域の動きを、第1三角領域の面積及び第1三角領域に対応する第2画像の三角領域である第2三角領域の面積で重み付けすることで全体の動きを算出する。描画部は、所定の第1画像と第2画像との比率、及び、全体の動きに基づいて、中間画像にて描画すべき三角領域の頂点の座標情報を算出する。
この画像処理装置では、三角領域情報取得部により、三角領域の頂点の位置及び動きが取得され、全体動き算出部により、第1画像の三角領域の動きに基づいて全体の動きが算出され、描画部により、全体の動きに基づいて中間画像における三角領域の頂点の座標情報が算出される。このように、全体の動きを考慮して三角領域を変形させることで、閲覧者に対して違和感を与えない中間画像を生成することができる。
一実施形態では、第1画像及び第2画像はステレオ画像であり、描画部は、左右方向及び上下方向における所定の第1画像と第2画像との比率に基づいて三角領域の頂点の座標情報を算出してもよい。このように構成することで、ステレオ画像の中間画像に奥行き感を持たせることができる。
また、本発明の他の側面に係る画像処理方法は、第1画像と第2画像とをマッチングする方法である。この方法は、特徴点取得ステップ、動き算出ステップ、動き取得ステップ及び信頼性判定ステップを備える。特徴点取得ステップでは、第1画像の特徴点である第1特徴点を取得する。動き算出ステップでは、第1画像の画素値と第2画像の画素値との差分に基づいて、第1特徴点の動きの大きさを第2画像の探索範囲内の画素位置ごとに算出する。動き取得ステップでは、動き算出ステップにより算出された画素位置ごとの複数の動きのうち最小となる第1動きを、第1特徴点の動きとして取得する。信頼性判定ステップでは、動き算出ステップにより算出された画素位置ごとの複数の動きのうちN番目(Nは2以上の整数)に小さい動きとなる画素位置と、N番目に小さい動きよりも小さい動きとなる画素位置のうち少なくとも一つの画素位置とが隣接するか否かに基づいて、動き取得ステップにより取得された第1特徴点の動きの信頼性を判定する。
また、本発明の他の側面に係る画像処理方法は、第1画像と第2画像とをマッチングする方法である。この方法は、処理画像生成ステップ、特徴点取得ステップ及び動き算出ステップを備える。処理画像生成ステップでは、第1画像の解像度が段階的に変更された複数の第1処理画像、及び、第2画像の解像度が段階的に変更された複数の第2処理画像を生成する。特徴点取得ステップでは、第1処理画像の特徴点を取得する。動き算出ステップでは、第1処理画像の画素値と第2処理画像の画素値との差分に基づいて、特徴点の動きの大きさを算出する。さらに、特徴点取得ステップでは、解像度の低い順に第1処理画像を処理し、動き算出ステップでは、解像度の低い順に同一の解像度の第1処理画像及び第2処理画像をそれぞれ処理する。動き算出ステップでは、当該段階における第1処理画像の特徴点を直線で結んだ三角領域を形成することによって第1処理画像を分割し、三角領域の頂点の動きを用いて特徴点の動きの大きさを算出する。特徴点取得ステップでは、動き算出ステップにより第1処理画像が分割された後において、三角領域内に特徴点の候補となる候補点を設定し、候補点の画素値に基づく特徴量、当該段階の第1処理画像において候補点が所属する三角領域の頂点と候補点との距離、及び、当該段階の前記第1処理画像において前記候補点が所属する前記三角領域の頂点の動きと前段の前記第1処理画像において前記候補点に対応する点が所属する前記三角領域の頂点の動きの差分値に基づいて特徴エネルギーを算出し、特徴エネルギーが最大となる候補点を特徴点として追加する。
また、本発明の他の側面に係る画像処理方法は、第1画像と第2画像とをマッチングして、第1画像及び第2画像の特徴が反映された中間画像を生成する方法である。この方法は、三角領域情報取得ステップ、全体動き算出ステップ及び描画ステップを備える。三角領域情報取得ステップでは、第1画像の特徴点である第1特徴点を直線で結んだ第1三角領域の頂点の座標位置及び頂点の動きを取得する。全体動き算出ステップでは、第1三角領域の頂点の動きから第1三角領域の動きを算出するとともに、第1三角領域の動きを、第1三角領域の面積及び第1三角領域に対応する第2画像の三角領域である第2三角領域の面積で重み付けすることで全体の動きを算出する。描画ステップでは、所定の第1画像と第2画像との比率、及び、全体の動きに基づいて、中間画像にて描画すべき三角領域の頂点の座標情報を算出する。
また、本発明の他の側面に係る画像処理プログラムは、第1画像と第2画像とをマッチングするようにコンピュータを動作させるプログラムである。このプログラムは、コンピュータを、特徴点取得部、動き算出部、動き取得部及び信頼性判定部として動作させる。特徴点取得部は、第1画像の特徴点である第1特徴点を取得する。動き算出部は、第1画像の画素値と第2画像の画素値との差分に基づいて、第1特徴点の動きの大きさを第2画像の探索範囲内の画素位置ごとに算出する。動き取得部は、動き算出部により算出された画素位置ごとの複数の動きのうち最小となる第1動きを、第1特徴点の動きとして取得する。信頼性判定部は、動き算出部により算出された画素位置ごとの複数の動きのうちN番目(Nは2以上の整数)に小さい動きとなる画素位置と、N番目に小さい動きよりも小さい動きとなる画素位置のうち少なくとも一つの画素位置とが隣接するか否かに基づいて、動き取得部により取得された第1特徴点の動きの信頼性を判定する。
また、本発明の他の側面に係る画像処理プログラムは、第1画像と第2画像とをマッチングするようにコンピュータを動作させるプログラムである。このプログラムは、コンピュータを、処理画像生成部、特徴点取得部及び動き算出部として動作させる。処理画像生成部は、第1画像の解像度が段階的に変更された複数の第1処理画像、及び、第2画像の解像度が段階的に変更された複数の第2処理画像を生成する。特徴点取得部は、第1処理画像の特徴点を取得する。動き算出部は、第1処理画像の画素値と第2処理画像の画素値との差分に基づいて、特徴点の動きの大きさを算出する。ここで、特徴点取得部は、解像度の低い順に第1処理画像を処理し、動き算出部は、解像度の低い順に同一の解像度の第1処理画像及び第2処理画像をそれぞれ処理し、動き算出部は、当該段階における第1処理画像の特徴点を直線で結んだ三角領域を形成することによって第1処理画像を分割し、三角領域の頂点の動きを用いて特徴点の動きの大きさを算出し、特徴点取得部は、動き算出部により第1処理画像が分割された後において、三角領域内に特徴点の候補となる候補点を設定し、候補点の画素値に基づく特徴量、当該段階の第1処理画像において候補点が所属する三角領域の頂点と候補点との距離、及び、当該段階の前記第1処理画像において前記候補点が所属する前記三角領域の頂点の動きと前段の前記第1処理画像において前記候補点に対応する点が所属する前記三角領域の頂点の動きの差分値に基づいて特徴エネルギーを算出し、特徴エネルギーが最大となる候補点を特徴点として追加する。
さらに、本発明の他の側面に係る画像処理プログラムは、第1画像と第2画像とをマッチングして、第1画像及び第2画像の特徴が反映された中間画像を生成するようにコンピュータを動作させるプログラムである。このプログラムは、コンピュータを、三角領域情報取得部、全体動き算出部及び描画部として動作させる。三角領域情報取得部は、第1画像の特徴点である第1特徴点を直線で結んだ第1三角領域の頂点の座標位置及び頂点の動きを取得する。全体動き算出部は、第1三角領域の頂点の動きから第1三角領域の動きを算出するとともに、第1三角領域の動きを、第1三角領域の面積及び第1三角領域に対応する第2画像の三角領域である第2三角領域の面積で重み付けすることで全体の動きを算出する。描画部は、所定の第1画像と第2画像との比率、及び、全体の動きに基づいて、中間画像にて描画すべき三角領域の頂点の座標情報を算出する。
上述した画像処理方法及び画像処理プログラムによれば、上述した画像処理装置と同様の効果を奏する。
以上説明したように、本発明の種々の側面及び実施形態によれば、画像間の対応関係を適切に算出することができる。
実施形態に係る画像処理装置を搭載した携帯端末の機能ブロック図である。 図1中の画像処理装置が搭載される携帯端末のハードウェア構成図である。 モーフィングを説明する概要図である。 ステレオ画像から中間画像を生成して疑似的な奥行き感を表現する技術の概要図である。 図1中のマッチング部の機能ブロック図である。 多重解像度画像を用いたマッチング処理を説明する概要図である。 前段の特徴量を引き継ぐ処理を説明する概要図である。 画像のエッジに追加された疑似特徴点を説明する概要図である。 特徴点の動きの探索範囲を説明する概要図である。 特徴点の動きの信頼性評価を説明する概要図である。 図1中のマッチング部のマッチング動作を示すフローチャートである。 図1中のマッチング部のマッチング動作を示す全体概要図である。 図1中のレンダリング部の機能ブロック図である。 三角形メッシュの動きを説明する概要図である。 中間画像を説明する概要図である。 レンダリングを説明する概要図である。(A)は、二次元レンダリング、(B)は、疑似的な三次元レンダリングである。 図1中のレンダリング部のレンダリング動作を示すフローチャートである。
以下、添付図面を参照して本発明の実施形態について説明する。なお、図面の説明において同一の要素には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。また、図面の寸法比率は、説明のものと必ずしも一致していない。
本実施形態に係る画像処理装置は、画像間の対応関係を算出する装置であり、既知の局所相関法(画素マッチングやブロックマッチング等)を用いる装置全てに適用することができる。例えば、左画像(第1画像)及び右画像(第2画像)からなるステレオ画像を対象としてマッチング処理を行う装置に適用してもよい。そして、マッチング結果に基づいて左右画像の特徴を有する中間画像を生成し、ステレオ画像と中間画像とを用いて擬似的な奥行き感を閲覧者にもたらす装置に適用してもよい。以下では、本装置が、ステレオ画像を用いて擬似的な奥行きのある画像を生成する装置に適用された場合を一例として説明する。また、この装置は、例えば、携帯電話、デジタルカメラ、PDA(Personal Digital Assistant)又は通常のコンピュータシステム等に搭載される。なお、以下では、説明理解の容易性を考慮し、本発明に係る画像処理装置の一例として、携帯端末に搭載される画像処理装置を説明する。
図1は、本実施形態に係る画像処理装置1を備える携帯端末2の機能ブロック図である。図1に示す携帯端末2は、例えばユーザにより携帯される移動端末であり、図2に示すハードウェア構成を有する。図2は、携帯端末2のハードウェア構成図である。図2に示すように、携帯端末2は、物理的には、CPU(Central Processing Unit)100、ROM(Read Only Memory)101及びRAM(Random Access Memory)102等の主記憶装置、カメラ又はキーボード等の入力デバイス103、ディスプレイ等の出力デバイス104、ハードディスク等の補助記憶装置105などを含む通常のコンピュータシステムとして構成される。後述する携帯端末2及び画像処理装置1の各機能は、CPU100、ROM101、RAM102等のハードウェア上に所定のコンピュータソフトウェアを読み込ませることにより、CPU100の制御の元で入力デバイス103及び出力デバイス104を動作させるとともに、主記憶装置や補助記憶装置105におけるデータの読み出し及び書き込みを行うことで実現される。なお、上記の説明は携帯端末2のハードウェア構成として説明したが、画像処理装置1がCPU100、ROM101及びRAM102等の主記憶装置、入力デバイス103、出力デバイス104、補助記憶装置105などを含む通常のコンピュータシステムとして構成されてもよい。また、携帯端末2は、通信モジュール等を備えてもよい。
図1に示すように、携帯端末2は、画像処理装置1及び表示部32を備えている。画像処理装置1は、画像入力部10、マッチング部11及びレンダリング部12を備えている。
画像入力部10は、比較する2つの画像データを入力する機能を有している。画像入力部10は、ここではステレオ画像の左画像30及び右画像31を入力する。画像入力部10は、例えば、携帯端末2に搭載されたカメラにより撮像されたステレオ画像を入力してもよいし、通信を介してステレオ画像を入力してもよい。また、既に携帯端末2の主記憶装置又は補助記憶装置105に記録されたステレオ画像を入力してもよい。また、ステレオ画像として入力するのではなく、左画像30及び右画像31を別々に入力してもよいし、左画像30の入力手段とは異なる手段で右画像31を入力してもよい。
マッチング部11は、左画像30及び右画像31をマッチングさせる機能を有している。マッチング部11は、左画像30及び右画像31の何れか一方の画像から特徴点を取得し、マッチングを行う。例えば、マッチング部11は、左画像30の特徴点を取得し、当該特徴点が右画像31の画像内に存在するか否かをマッチングする。ここで、マッチング部11は、左画像30及び右画像31の解像度を段階的に変更させて得られた多重解像度画像を用いてマッチングを行ってもよい。また、マッチング部11は、画像を三角形メッシュ(三角領域)に分割し、三角形メッシュの頂点の情報に基づいてマッチング処理をしてもよい。多重解像度処理及び三角形メッシュ分割処理の詳細については後述する。
レンダリング部12は、左右画像のマッチング情報に基づいて、中間画像をレンダリングする機能を有している。また、レンダリング部12は、図示しないジャイロセンサ等の検出結果に基づいて中間画像を生成してもよい。レンダリング部12の詳細については後述する。
表示部32は、レンダリング部12によりレンダリングされた画像を表示する。表示部32として、例えばディスプレイが用いられる。
上記構成を有する画像処理装置1は、例えばモーフィングを行うことができる。図3はモーフィングを説明する概要図である。図3に示すように、例えば画像Aと画像Bとの2つの画像が与えられているとする。モーフィングは、コンピュータグラフィックスの技術の一つであり、画像A及び画像Bの特徴を有する中間画像AB1〜AB4を補間し、画像Aから画像Bへ、又は、画像Bから画像Aへ滑らかに遷移するアニメーションを生成する手法のことである。画像処理装置1は、図3に示すモーフィング技術を利用することで、擬似的に奥行きのある画像を表示することもできる。図4は、疑似3次元画像の表示を説明する概要図である。図4に示すように、ステレオ画像を構成する左画像L及び右画像Rを用いて、左画像L及び右画像Rの特徴を所定の割合で有する中間画像を複数生成し、矢印に沿って時系列で表示させることにより、擬似的に奥行きのある画像として表示することができる。
次に、画像処理装置1の詳細について説明する。図5は、マッチング部11の詳細を説明する概要図である。図5に示すように、マッチング部11は、画像縮小部(処理画像生成部)110、特徴点取得部111、動き算出部112、動き取得部113及び信頼性判定部114を備えている。
画像縮小部110は、画像を縮小する機能を有している。例えば、画像縮小部110は、左画像30及び右画像31の大きさを所定のサイズを下回るまで1/2ずつ段階的に縮小する。例えばn個の縮小画像を作成する場合には、n段目の画像は1/2縮小された画像となる。なお、多重解像度画像において、処理前の左画像30及び右画像31が最精細画像となり、n段目の画像が最粗画像となる。このように、左画像30及び右画像31の解像度をそれぞれ段階的に変更することで、解像度の異なる複数の画像(第1処理画像及び第2処理画像)を作成する。また、画像縮小部110は、縮小画像を平滑化してもよい。例えば、画像縮小部110は、ガウシアンフィルタ等を用いて縮小画像を平滑化する。
特徴点取得部111,動き算出部112、動き取得部113及び信頼性判定部114は、解像度の低い順に、同一の解像度ごとに多重解像度画像を処理する。例えば、n段目の左画像30及び右画像31を対象として、特徴点取得部111、動き算出部112、動き取得部113及び信頼性判定部114が処理を実行し、その後、n−1段目の左画像30及び右画像31を処理する。図6は、多重解像度画像のマッチング処理を説明する概要図である。図6に示すように、マッチング処理1、マッチング処理2、マッチング処理3と解像度の低い順に処理が行われる。なお、後述するように、低解像度画像のマッチング結果(前段のマッチング結果)を高解像度画像のマッチング処理(後段のマッチング処理)の初期値として使用する。これにより、処理高速化を図ることができる。
マッチング部11は、特徴点の抽出とメッシュ分割とを組み合わせ、並行して行う。このため、まずは特徴点取得部111、動き算出部112、動き取得部113及び信頼性判定部114の概要を説明する。特徴点取得部111は、画像の特徴点を取得する機能を有している。動き算出部112は、探索範囲内の画素位置ごとに、左画像30と右画像31とを比較して特徴点の動きを算出する機能を有している。動き算出部112は、既知の画像分割手法(例えばドローネ三角形分割)を用いて左画像30を分割し、三角形メッシュの頂点の動きを用いて特徴点の動きを算出する機能を有している。三角形メッシュは、特徴点を直線で結ぶことにより形成される。動き取得部113は、動き算出部112により算出された複数の動きの中から特徴点の動きを決定する機能を有している。信頼性判定部114は、決定された特徴点の動きの信頼性を評価する機能を有している。特徴点取得部111、動き算出部112、動き取得部113及び信頼性判定部114は、解像度の低い順に、同一の解像度の画像ごとに上記処理を行う。従って、特徴点の取得、特徴点を用いたドローネ三角形分割、特徴点の動きの評価、特徴点の動き計算による左右画像のマッチングを1セットの処理とし、マッチング処理により得られた動きを後段の処理の初期値として採用しながら、最精細画像を処理するまで上記1セットの処理を繰り返し行う。
次に各構成の詳細を説明する。特徴点取得部111は、画像の特徴点を取得する機能を有している。特徴点取得部111は、例えば左画像30から特徴点(第1特徴点)を取得する。特徴点取得部111は、最も解像度の低い段階の画像(最粗画像)を処理する場合には、当該段階における左画像30の特徴点として、画像の四隅の点を取得する。画像の四隅の点は擬似的に設定された特徴点である(疑似特徴点)。
特徴点取得部111は、以降の段階の画像(最粗画像以外の画像)を処理する場合には、図7に示すように、当該段階における左画像30の四隅の点PS1〜PS4及びエッジ(縁)上に均等に位置する点PEnを疑似特徴点として取得する。疑似特徴点PEnの間隔Hは、画像の面積をS(pixel)、分割する特徴点数をNとすると、以下の数式で表すことができる。

このように、エッジ(縁)上に強制的に特徴点を配置させることで、動き算出部112により三角形分割をする際に、画像のエッジ周辺に細長い三角形が多数発生することを回避することができる。これにより、正三角形に近いメッシュができるため、後述する中間画像の縁に歪みが生じにくくなる。
また、特徴点取得部111は、以降の段階の画像(最粗画像以外の画像)を処理する場合には、前段の画像(一つ解像度が低い画像)の特徴点に対応する点を引き継いで特徴点(前段特徴点)とする。図8は、特徴点の引き継ぎを説明する概要図である。図8では、n段目の左画像30(サイズ1/2)からn−1段目の左画像30(サイズ1/2n−1)に特徴点が引き継がれる場合を示している。図8に示すように、引き継ぎ前の特徴点をPBK、座標を(x,y)とし、所定のピクセル値をUとすると、(2・x±U,2・y±U)の範囲で特徴量を算出し、最大の特徴量となる座標を前段特徴点PAKの座標とする。座標を求めるための特徴量として、例えばHarris特徴量やコーナー検出時に利用される特徴量を用いることができる。
さらに、特徴点取得部111は、以降の段階の画像(最粗画像以外の画像)を処理する場合には、特徴エネルギーEPfに従って特徴点を追加する(追加特徴点)。特徴点取得部111は、候補点Pの特徴エネルギーEPfを算出し、特徴エネルギーEPfが最大となる候補点Pを特徴点として追加する。特徴エネルギーEPfは、コーナーの強さ、近傍の特徴点からの距離及び動きの大きさの少なくとも一つを引数にもつエネルギー関数として定義される。例えば、特徴エネルギーEPfは、候補点Pの画素値に基づく特徴量(例えばHarris特徴量やコーナー検出時に利用される特徴量)、当該段階において候補点Pが所属する三角形メッシュの頂点と候補点Pとの距離、及び前段の画像において候補点Pに対応する点が所属する三角形メッシュの頂点の動きの差分値に基づいて算出される。特徴エネルギーEPfは、例えば、候補点Pの画素値に基づく特徴量をf、当該段階において候補点Pが所属する三角形メッシュの頂点と候補点Pとの距離のうち最も近いものをd、前段の画像において候補点Pに対応する点が所属する三角形メッシュの頂点の動きの差分値の総和をmとすると、以下の数式1で定義される。

特徴量fを特徴エネルギーEPfに入れることにより、特徴的な部分に特徴点を追加することができる。距離dを特徴エネルギーEPfに入れることにより、近くに特徴点がない場合には特徴エネルギーEPfが大きくなる。従って、特徴点が均一に分散するように特徴点を追加することができ、よって、三角メッシュが均一になるようにすることができる。すなわち、無駄な特徴点の増加を防ぎ、計算量の増加を防止することができるとともに後述する中間画像の歪みを小さくすることができる。また、動きmを特徴エネルギーEPfに入れることにより、左右画像間の動きが大きい場合には特徴エネルギーEPfが大きくなる。ステレオ画像の場合、左画像に存在したものが右画像に存在していない現象(オクルージョン)が発生する場合もある。オクルージョンは、カメラ等の撮像位置からみて奥行きが急激に変化する箇所に発生する。オクルージョンが発生する部分は動きmが大きくなる傾向にある。すなわち、動きmを導入することで、オクルージョンが発生する箇所に多くの特徴点を追加し、細かい三角形メッシュを形成することができる。よって、動きmを特徴エネルギーEPfに入れることにより、オクルージョンが発生した場合であっても、マッチング処理を適切に行うことが可能となるため、後述する中間画像の整合性を向上させることができる。
次に、動き算出部112の詳細を説明する。動き算出部112は、最も解像度の低い段階の画像(最粗画像)を処理する場合には、左右画像の輝度値の差分値(シフト量)を算出する。動き算出部112は、以降の段階の画像(最粗画像以外の画像)を処理する場合には、左画像30から得られた特徴点(第1特徴点)の動きを検出する。
動き算出部112は、動きを算出するにあたって三角形メッシュ分割を行う。動き算出部112は、左画像30の特徴点が追加される度にエッジスワップを繰り返すことでドローネ三角形分割を行う。なお、特徴点取得部111は、上述した距離d及び動きmを分割される度に更新する。このため、特徴点取得部111が追加特徴点を一つ追加すると動き算出部112が再分割し、再分割後のメッシュにおいて特徴点取得部111が距離d及び動きmを再計算する。特徴点取得部111は、特徴点の追加前後において三角形メッシュの頂点の座標情報を記録しており、頂点の座標情報が変化した三角形領域内のみ、上記数式1に基づいて特徴エネルギーEPfを再計算する。これにより処理負荷を軽減することができる。なお、上記処理は、特徴点が設定値(所定数)となるまで繰り返し実行される。
また、動き算出部112は、動きを検出するための探索範囲を設定する。左画像30の特徴点の動きを検出する場合には、右画像31に探索範囲が設定され、右画像31の特徴点の動きを検出する場合には、左画像30に探索範囲が設定される。この探索範囲は、初期値となる画素位置を基準に設定される。図9は、左画像30の特徴点PN1の探索範囲HR1を説明する概要図である。図9に示すように、探索範囲HR1は、特徴点PN1の動きの初期値であるPR1を中心とした範囲であって、初期値PR1の座標位置からx方向及びy方向に±数ピクセルの範囲に設定されている。動き算出部112は、特徴点PN1を含むブロックBを設定し、ブロック単位で探索範囲HR1内を探索する。動きは、ブロックのピクセル値の差分絶対値の和や、差分二乗和等で算出される。ここで、動き算出部112は、探索範囲の初期値として、4つの初期値を設定する。第1の初期値は、当該特徴点に対応する点であって前段の左画像30における点が前段の左画像30において所属する三角形メッシュの頂点の動きを用いて補間された画素位置を用いて設定される。すなわち、補間された画素位置のx成分及びy成分をそれぞれ2倍した値が当該特徴点の動きの第1の初期値に設定される。オクルージョンが発生する可能性が低い場合には近傍特徴点の動きは一様であるため第1の初期値のみで十分対応できる。しかし、オクルージョンが発生している場合には近傍特徴点の動きは一様でなくなるため、特徴点の動きを適切に検出することができないおそれがある。このため、当該特徴点に対応する点であって前段の左画像30における点が前段の左画像30において所属する三角形メッシュの3頂点の動きそのものを、当該特徴点の動きの第2〜第4の初期値として設定する。オクルージョンが発生している場合には、該特徴点の動きは、該特徴点が前段で所属していた三角メッシュの頂点の動きの補間値よりも、該特徴点が前段で所属していた三角メッシュの頂点の何れか一つの動きに近い可能性がある。このため、第2〜第4の初期値を設定することで、オクルージョンが発生している場合であっても高速かつ精度よく動きを検出することができる。以上のように、第1〜第4の初期値が設定されるため、探索範囲も4つ設定される。動き算出部112は、探索範囲に含まれる全ての画素位置において動きを算出する。
動き取得部113は、算出された動きの中で大きさが最も小さい動き(第1動き)を、特徴点の動きとして取得する。信頼性判定部114は、取得された動きの信頼性を判断する。信頼性判定部114は、最小の動きとなる画素位置と、複数の動きのうち2番目に小さい動きとなる画素位置とが隣接するか否かに基づいて、最小の動きの信頼性を判定する。例えば、最小の動きとなる画素位置と2番目に小さい動きとなる画素位置とが隣接する場合には、最小の動きが信頼できる動きであると判定する。また、複数の動きを用いて最小の動きを判定してもよい。例えば、動き算出部112により算出された複数の動きのうちN番目(Nは2以上の整数)に小さい動きとなる画素位置が、N番目に小さい動きよりも小さい動きとなる画素位置のうち少なくとも一つ画素位置と隣接する場合には、最小の動きが信頼できる動きであると判定してもよい。例えば、探索範囲内の差分エネルギー(ブロックのピクセル値の差分絶対値の和)が小さい動きから順にm、m、m…、mとした時、以下の条件を全て満たしたときに「信頼できる特徴点の動き」であると判定してもよい。条件1としては、mの画素位置がmの画素位置の近傍となる。条件2としては、mの画素位置がm又はmの画素位置の近傍となる。条件nとしては、mの画素位置がm、m、m、…、mn−1の画素位置の何れかの近傍となる。信頼性判定部114は、上述した条件を全て満たすか否かを判定する。
あるいは、信頼性判定部114は、N番目に小さい動きの画素位置が第1動きの画素位置と隣接しない場合(すなわち8近傍に位置しない場合)には、「信頼できない特徴点の動き」であると判定してもよい。例えば、最小の動きを(dx=−8、dy=1)とする。2番目に小さい動きが(dx=−7、dy=1)、3番目に小さい動きが(dx=−8、dy=2)、n番目に小さい動きが(dx=−7、dy=2)であるとする。この場合には、信頼できる特徴点の動きであると判定する。一方、例えば、最小の動きを(dx=−8、dy=1)とする。2番目に小さい動きが(dx=−7、dy=1)、3番目に小さい動きが(dx=−10、dy=1)、n番目に小さい動きが(dx=−7、dy=2)であるとする。この場合には、3番目に小さい動きの画素位置が第1動きの画素位置と隣接しないため、信頼できない特徴点の動きであると判定する。
図10は、上述した隣接位置の概念を説明する概要図である。図10では、最小の動きmQ1の画素位置PQ1と、2番目に最小の動きmQ2の画素位置PQ2とが隣接していることを示している。また、最小の動きmQ1の画素位置PQ1と、3番目に最小の動きmQ3の画素位置PQ3とが隣接していないことを示している。信頼性判定部114によって信頼性を判定することで、信頼できない動きすなわち不正な動きとなる特徴点については除外することができる。例えば格子状の模様等、類似する特徴が連続するいわゆる繰り返しパターンが画像内に存在した場合には特徴点の動きが正確に取得できないおそれがある。このため、上記手法を採用することで、より正確な動きを検出することが可能となる。
また、上記判定条件を予め設定されたn個まで実施するのではなく、第1動きmがある閾値θ以下であって、動きm(1<j<n)の差分エネルギーが閾値θを超えた場合には、その時点で処理を打ち切り、「信頼できる特徴点の動き」であると判定してもよい。ある程度大きい差分エネルギーとなった場合には、画像内に繰り返しパターンが存在しないと判断できるからである。このように処理を打ち切ることで演算負荷を軽減することができる。なお、上記手法で判定する場合、m>θとなる場合には、「信頼できない特徴点の動き」であると判定してもよい。
特徴点取得部111は、上記の信頼性判定によって信頼できない動きとされた特徴点については削除する。特徴点が削除された場合には、動き算出部112が三角形メッシュで再分割してもよい。これにより、正確な動きの特徴点のみによって三角メッシュが構成されることになる。なお、特徴点取得部111は、画像の四隅及びエッジ上に均等に配置された疑似特徴点については信頼できない動きと判定された場合であっても削除しない。この場合、最も近接する特徴点の動きをオーバーライドする。このため、削除対象となる特徴点は、追加特徴点又は前段特徴点となる。
次に、マッチング部11の動作を説明する。図11はマッチング部11の動作を説明するフローチャートである。図11に示すように、最初に、画像縮小部110が、画像入力部10により入力された左画像30及び右画像31を縮小する(S10:処理画像生成ステップ)。次に、特徴点取得部111が、最粗画像から特徴点を取得する(S14:特徴点取得ステップ)。ここでは、画像の四隅の点を疑似特徴点として取得する。また、動き算出部112が最粗画像のシフト量を演算する。続いて、次に解像度の高い画像(次に精細な画像)のマッチング処理へ移行する(S18:特徴点取得ステップ)。このとき、特徴点取得部111が、前段の特徴点を全て引き継ぐ。そして、動き算出部112が、画像をドローネ三角形分割の逐次法により、三角形メッシュに分割する(S20:動き算出ステップ)。そして、所定数の特徴点の追加が完了したか否かを判定する(S22)。
S22の処理において、所定数の特徴点の追加が完了していないと判定した場合には、特徴点取得部111が特徴エネルギーEPfに基づいて特徴点を追加する(S24:特徴点取得ステップ)。そして、S20の処理へ再度移行する。このように、所定数の特徴点の追加が完了するまで、S20〜S24の処理を繰り返す。すなわち、所定数の特徴点の追加が完了するまで、特徴点の追加とドローネ三角形分割が繰り返し実行される。一方、S22の処理において、所定数の特徴点の追加が完了したと判定した場合には、動き算出処理へ移行する(S26)。
S26の処理では、動き算出部112が探索範囲内の動きを全て算出し、動き取得部113が最小の動きを特徴点の動きとして選択する(S26:動き算出ステップ、動き取得ステップ)。そして、信頼性判定部114が、信頼性をチェックする(S28:信頼性判定ステップ)。そして、信頼性判定部114は、信頼性の無い頂点が存在するか否かを判定する(S30)。S30の処理において、信頼性がない頂点が存在すると判定した場合には、特徴点取得部111が当該特徴点を削除し、動き算出部112がドローネ三角形分割を再度実行する(S32:特徴点削除ステップ)。その後、現在処理中の画像が最精細画像であるか否かを判定する処理へ移行する(S34)。一方、S30の処理において、信頼性がない頂点が存在すると判定しない場合にも、現在処理中の画像が最精細画像であるか否かを判定する処理へ移行する(S34)
S34の処理において、最精細画像である場合には図11に示す処理を終了する。一方、最精細画像でない場合には、S18の処理へ再度移行する。このように、最精細画像を処理するまで、S18〜S32の処理を繰り返し実行する。
以上で図11に示す制御処理を終了する。図12は、マッチング部11の動作を視覚的に示す概要図である。図12に示すように、特徴点の追加、画像分割、動き探索、信頼性チェック、解像度の変更を順次繰り返すことがわかる。このように、特徴点の抽出とメッシュ分割とを組み合わせることにより、適切な特徴点を追加することができるため、マッチングデータ量を低減させることができる。また、マッチング処理の高速化を図ることができ、結果としてリアルタイム性が向上する。さらに、オクルージョンの箇所に多くの特徴点を配置することで後述する中間画像において自然なモーフィングを実現することができる。また、信頼性を判定することで、繰り返しパターンにも対応できるためマッチングの精度を向上させることができる。なお、マッチング情報は、例えば特徴点の数(三角形メッシュの頂点数)、左右画像で対応する頂点の座標、三角形メッシュを構成する頂点の識別子等が含まれる。
次に、図1に示すレンダリング部12の詳細について説明する。レンダリング部12は、図13に示すように、三角領域情報取得部120、全体動き算出部121及び描画部122を備えている。
三角領域情報取得部120は、左画像30及び右画像31のマッチング情報を取得する機能を有している。三角領域情報取得部120は、左画像30の三角形メッシュ(第1三角領域)の頂点の座標及び動きを取得し、左画像30の三角形メッシュ(第1三角領域)の頂点の座標及び動きから右画像31の三角形メッシュ(第2三角領域)の頂点の座標をそれぞれ算出する。
全体動き算出部121は、マッチング情報に基づいて全体の動きを算出する。全体動き算出部121は、左画像30の三角形メッシュの頂点の動きに基づいて、左画像30の三角形メッシュの動きを算出する。そして、全体動き算出部121は、左右画像の三角形メッシュの動きを三角形メッシュの面積でそれぞれ重み付けすることにより全体の動きを算出する。例えば、第1三角領域の面積及び第2三角領域の面積で重み付けすることで全体の動きを算出する。すなわち面積の大きい方が全体の動きに寄与するという重み付けを行う。
図14は、左画像30及び右画像31においてi番目の三角形メッシュの動きを説明する概要図である。図14に示すように、左画像30において、三角形メッシュiの頂点であるノードniL1,niL2,niL3の位置ベクトルをそれぞれPiL1,PiL2,PiL3とする。同様に、右画像31において、三角形メッシュiの頂点であるノードniR1,niR2,niR3の位置ベクトルをそれぞれPiR1,PiR2,PiR3とする。この場合、三角形メッシュiの動きmは以下の数式で表現することができる。

なお、ノードniL1,niL2,niL3における左画像30から右画像31への動きベクトルをそれぞれMiL1,MiL2,MiL3とすると、右画像31におけるPiR1,PiR2,PiR3は、それぞれPiL1+MiL1,PiL2+MiL2,PiL3+MiL3となる。重みWは三角形メッシュの面積であるため、以下の数式で表現することができる。

第1項が左画像30の三角形メッシュの面積であり、第2項が右画像31の三角形メッシュの面積である。なお、1/2は後段の重み付けで相殺されるため省略している。全体の動きMは以下の通りとなる。
描画部122は、モーフィングさせる画像(中間画像)をレンダリングする。図15に左画像及び右画像に基づいて生成された中間画像を示す。描画部122は、左右画像の特徴の比率(レベル)に基づいて所望の中間画像を生成する。例えば、レベル0であれば左画像30となり、レベル0.5であれば、左右画像の丁度中間の画像となり、レベル1であれば右画像31となる。
描画部122は、例えば図16の(A)に示すように、左右方向にスイングするように中間画像を生成する。この場合には二次元のレンダリングとなる。また、描画部122は、例えば図16の(B)に示すように、左右方向だけでなく上下方向にもスイングするように中間画像を生成してもよい。すなわち左右方向だけでなく上下方向にも視点が動いた場合の中間画像を生成してもよい。なお、この場合には擬似的な三次元のレンダリングとなる。また、左右方向及び上下方向を考慮した中間画像を生成する場合には左右方向及び上下方向のレベルが設定される。
描画部122は、マッチング情報と上記レベルに基づいて描画すべき三角形メッシュの頂点の座標情報を算出する。ここで、描画部122は、全体の動きMを考慮して三角形メッシュの頂点の座標情報を算出する。例えば、2次元のレンダリングの場合において、レベルをLevel(ここでは0.0〜1.0)、ある点の左画像30での位置ベクトルをn、ある点の右画像31での位置ベクトルをnとすると、中間画像での位置ベクトルnは、以下の数式で表すことができる。

ここで、全体の動きをMとすると、変形後の三角形メッシュの頂点の位置ベクトルnは、以下の数式で表すことができる。

上記式に示すように、全体の動きを打ち消す項を入れて三角形メッシュを変形する。全体の動きが大きい場合には、擬似的な奥行き感を出すための動きが目立たなくなる場合がある。中間画像の生成時において全体の動きを考慮することで、擬似的な奥行き感を出すための動きを強調することができる。
3次元のレンダリングの場合には、三角形メッシュの変形を以下のステップで行う。第1ステップとして、基準の投影マトリックスを2つ求める。第2ステップとして、左画像用の投影マトリックス、右画像用の投影マトリックス、及び、対応点の座標値から、三次元座標(X,Y,Z)を算出する。第3ステップとして、左右画像のレベルを反映させた投影マトリックスにより、各ノードの中間画像の2次元座標を算出する。すなわち、算出された3次元座標を2次元座標に再変換することで、描画する三角形メッシュの形状(頂点の座標情報)を算出する。
さらに、描画部122は、中間画像における三角形メッシュの色成分を算出する機能を有している。例えば、描画部122は、左右画像の各色成分を上述したレベルでアルファブレンドする。例えば、RGBAの色ごとにアルファブレンドを行う。
次に、レンダリング部12の動作を説明する。図17は、レンダリング部12の動作を説明するフローチャートである。図17に示すように、最初に、三角領域情報取得部120が、マッチング部11により生成されたマッチング情報を取得する(S40:三角領域情報取得ステップ)。次に、全体動き算出部121が、全体の動きを算出する(S42:全体動き算出ステップ)。そして、描画部122が、中間画像を生成する(S44:描画ステップ)。例えば、三角形メッシュの形状(頂点の座標情報)を、全体の動き及びレベルに応じて変形することで生成する。そして、描画部122が、三角形メッシュの色をレベルに応じて決定する(S46)。以上の処理で図17に示すレンダリング処理が終了する。
次に、携帯端末2(コンピュータ)を画像処理装置1として機能させるための画像処理プログラムを説明する。
画像処理プログラムは、メインモジュール、入力モジュール及び演算処理モジュールを備えている。メインモジュールは、画像処理を統括的に制御する部分である。入力モジュールは、左画像30及び右画像31を取得するように携帯端末2を動作させる。演算処理モジュールは、マッチングモジュール及びレンダリングモジュールを備えている。メインモジュール、入力モジュール及び演算処理モジュールを実行させることにより実現される機能は、上述した画像処理装置1の画像入力部10、マッチング部11及びレンダリング部12の機能とそれぞれ同様である。
画像処理プログラムは、例えば、コンピュータ読み取り可能なROM等の記憶媒体または半導体メモリによって提供される。また、画像処理プログラムは、データ信号としてネットワークを介して提供されてもよい。
以上、本実施形態に係る画像処理装置1によれば、最小の動きとなる画素位置と2番目に小さい動きとなる画素位置とが隣接しているか否か、すなわち特徴点が局所的な動きとなっているか否かを信頼性の指標とすることで、例えば繰り返しパターンが存在する場合であっても特徴点の動きの妥当性を判定することができる。よって、画像間の対応関係を適切に算出することが可能となる。また、信頼性できない動きである追加特徴点に関しては特徴点として採用しないことで、いわゆる繰り返しパターンを有する画像を適切にマッチングすることができる。
また、本実施形態に係る画像処理装置1によれば、解像度の低いものから順に画像同士を比較して特徴点を決定することができ、さらに、前段の特徴点を後段に引き継いで特徴点とすることが可能となる。このように構成することで、マッチング精度の向上及び処理速度の向上を図ることができる。また、擬似特徴点を追加することで、例えば三角領域に分割してマッチングする場合に極端に細い三角領域が発生することを抑制することが可能となる。
また、本実施形態に係る画像処理装置1によれば、動き検出の探索範囲を複数有することができるため、例えばオクルージョンが発生するおそれがあるステレオ画像であっても適切にマッチングすることができる。
また、本実施形態に係る画像処理装置1によれば、特徴エネルギーを用いて特徴点を追加することで、画像内に均一に特徴点を配置することができるとともに、例えばステレオ画像をマッチングする際に、オクルージョンが発生するおそれがある箇所に多くの特徴点を追加することが可能となる。よって、画像間の対応関係を適切に算出することができる。
また、本実施形態に係る画像処理装置1によれば、全体の動きを考慮して三角領域を変形させることで、閲覧者に対して違和感を与えない中間画像を生成することができる。
なお、上述した実施形態は本発明に係る画像処理装置、画像処理方法、画像処理プログラム及び記録媒体の一例を示すものであり、実施形態に係る装置、方法、プログラム及び記録媒体に限られるものではなく、変形し、又は他のものに適用したものであってもよい。
例えば、上述した実施形態では、左画像30から特徴点を抽出してマッチングする例を説明したが、右画像31から特徴点を抽出してマッチングしてもよい。また、本発明に係る画像処理装置は、例えば左画像30の特徴点が右画像31にどの程度対応しているのかを判定する場合にも好適に採用することができる。すなわち、左右画像の少なくとも一方の特徴点の信頼性を判定するものであってもよい。
また、例えば、上述した実施形態において、描画部122が図示しないジャイロセンサに接続されており、ジャイロセンサの検出結果に基づいて3次元レンダリングの角度θを変更してレンダリングしてもよい。
1…画像処理装置、11…マッチング部、12…レンダリング部、110…画像縮小部(処理画像生成部)、111…特徴点取得部、112…動き算出部、113…動き取得部、114…信頼性判定部、120…三角領域情報取得部、121…全体動き算出部、122…描画部。

Claims (18)

  1. 第1画像と第2画像とをマッチングする画像処理装置であって、
    前記第1画像の特徴点である第1特徴点を取得する特徴点取得部と、
    前記第1画像の画素値と前記第2画像の画素値との差分に基づいて、前記第1特徴点の動きの大きさを前記第2画像の探索範囲内の画素位置ごとに算出する動き算出部と、
    前記動き算出部により算出された画素位置ごとの動きのうち最小となる第1動きを、前記第1特徴点の動きとして取得する動き取得部と、
    前記動き算出部により算出された画素位置ごとの動きのうちN番目(Nは2以上の整数)に小さい動きとなる画素位置と、N番目に小さい動きよりも小さい動きとなる画素位置のうち少なくとも一つの画素位置とが隣接するか否かに基づいて、前記動き取得部により取得された前記第1特徴点の動きの信頼性を判定する信頼性判定部と、
    を備える画像処理装置。
  2. 前記信頼性判定部は、前記動き算出部により算出された画素位置ごとの動きのうちN番目に小さい動きとなる画素位置と、N番目に小さい動きよりも小さい動きとなる画素位置のうち少なくとも一つの画素位置とが隣接する場合には、前記動き取得部により取得された前記第1特徴点の動きが信頼できる動きであると判定する請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記信頼性判定部は、
    前記第1動きが所定の閾値より大きい場合には、前記動き取得部により取得された前記第1特徴点の動きが信頼できない動きであると判定し、
    前記動き算出部により算出された複数の動きのうちN番目に小さい動きとなる画素位置が、N番目に小さい動きよりも小さい動きとなる画素位置のうち少なくとも一つの画素位置と隣接するか否かの判定を小さい動きの順に行うとともに、
    N番目に小さい動きとなる画素位置がN番目に小さい動きよりも小さい動きとなる画素位置のうち少なくとも一つの画素位置と隣接すると判定された場合であって、かつ、判定されたN番目に小さい動きが前記所定の閾値よりも大きいと判定した場合には前記動き取得部により取得された前記第1特徴点の動きが信頼できる動きであると判定し、N+1番目以降の小さい動きについての判定を行わない、請求項1又は2に記載の画像処理装置。
  4. 前記第1画像の解像度が段階的に変更された複数の第1処理画像、及び、前記第2画像の解像度が段階的に変更された複数の第2処理画像を生成する処理画像生成部を備え、
    前記特徴点取得部、前記動き算出部、前記動き取得部及び前記信頼性判定部は、前記解像度の低い順に同一の解像度の前記第1処理画像及び前記第2処理画像をそれぞれ処理し、
    前記特徴点取得部は、
    最も解像度の低い段階の処理では、当該段階における前記第1処理画像の前記第1特徴点として、前記第1処理画像の四隅の点を取得し、
    以降の段階の処理では、当該段階における前記第1処理画像の前記第1特徴点として、当該段階における前記第1処理画像の縁上に位置する点及び四隅の点からなる複数の疑似特徴点、前段の前記第1特徴点に対応する点からなる前段特徴点、さらに当該段階における前記第1処理画像の特徴点である追加特徴点を取得する請求項1〜3の何れか一項に記載の画像処理装置。
  5. 前記特徴点取得部は、前記信頼性判定部によって前記追加特徴点又は前段特徴点の動きが信頼できない動きであると判定された場合には、当該追加特徴点又は当該前段特徴点を削除する請求項4に記載の画像処理装置。
  6. 前記動き算出部は、
    前記特徴点取得部により前記第1特徴点が取得される度に、当該段階における前記第1処理画像の前記第1特徴点を直線で結んだ三角領域を形成することで前記第1処理画像を分割し、前記三角領域の頂点の動きを用いて前記第1特徴点の動きの大きさを前記第2処理画像の探索範囲内の画素位置ごとに算出する請求項4又は5に記載の画像処理装置。
  7. 前記動き算出部は、当該第1特徴点に対応する前段の前記第1処理画像における点が所属する前記三角領域の頂点の動きを用いて補間された画素位置、及び、当該第1特徴点に対応する前段の前記第1処理画像における点が所属する前記三角領域の頂点の動きとなる画素位置を、当該段階における前記第1処理画像の前記第1特徴点の動きを算出するための前記探索範囲の初期値とする請求項6に記載の画像処理装置。
  8. 第1画像と第2画像とをマッチングする画像処理装置であって、
    前記第1画像の解像度が段階的に変更された複数の第1処理画像、及び、前記第2画像の解像度が段階的に変更された複数の第2処理画像を生成する処理画像生成部と、
    前記第1処理画像の特徴点を取得する特徴点取得部と、
    前記第1処理画像の画素値と前記第2処理画像の画素値との差分に基づいて、前記特徴点の動きの大きさを算出する動き算出部と、
    を備え、
    前記特徴点取得部は、前記解像度の低い順に前記第1処理画像を処理し、前記動き算出部は、前記解像度の低い順に同一の解像度の前記第1処理画像及び前記第2処理画像をそれぞれ処理し、
    前記動き算出部は、当該段階における前記第1処理画像の前記特徴点を直線で結んだ三角領域を形成することによって前記第1処理画像を分割し、前記三角領域の頂点の動きを用いて前記特徴点の動きの大きさを算出し、
    前記特徴点取得部は、前記動き算出部により前記第1処理画像が分割された後において、前記三角領域内に前記特徴点の候補となる候補点を設定し、前記候補点の画素値に基づく特徴量、当該段階の前記第1処理画像において前記候補点が所属する前記三角領域の頂点と前記候補点との距離、及び、当該段階の前記第1処理画像において前記候補点が所属する前記三角領域の頂点の動きと前段の前記第1処理画像において前記候補点に対応する点が所属する前記三角領域の頂点の動きの差分値に基づいて特徴エネルギーを算出し、前記特徴エネルギーが最大となる前記候補点を前記特徴点として追加する画像処理装置。
  9. 前記動き算出部は、前記特徴点取得部により前記特徴点が追加される度に、前記三角領域を形成することによって前記第1処理画像を再分割し、
    前記特徴点取得部は、再分割後の前記三角領域を用いて次の候補点を設定する請求項8に記載の画像処理装置。
  10. 前記特徴点取得部は、前記動き算出部によって前記第1処理画像が分割される度に前記三角領域の頂点の座標情報を記録し、分割前後において頂点の座標情報が変化した前記三角領域内のみに前記次の候補点を設定して前記特徴エネルギーを算出する請求項9に記載の画像処理装置。
  11. 第1画像と第2画像とをマッチングして、前記第1画像及び前記第2画像の特徴が反映された中間画像を生成する画像処理装置であって、
    前記第1画像の特徴点である第1特徴点を直線で結んだ第1三角領域の頂点の座標位置及び前記頂点の動きを取得する三角領域情報取得部と、
    前記第1三角領域の頂点の動きから前記第1三角領域の動きを算出するとともに、前記第1三角領域の動きを、前記第1三角領域の面積及び前記第1三角領域に対応する前記第2画像の三角領域である第2三角領域の面積で重み付けすることで全体の動きを算出する全体動き算出部と、
    所定の前記第1画像と前記第2画像との比率、及び、前記全体の動きに基づいて、前記中間画像にて描画すべき三角領域の頂点の座標情報を算出する描画部と、
    を備える画像処理装置。
  12. 前記第1画像及び前記第2画像はステレオ画像であり、
    前記描画部は、左右方向及び上下方向における所定の前記第1画像と前記第2画像との比率に基づいて前記三角領域の頂点の座標情報を算出する請求項11に記載の画像処理装置。
  13. 第1画像と第2画像とをマッチングする画像処理方法であって、
    前記第1画像の特徴点である第1特徴点を取得する特徴点取得ステップと、
    前記第1画像の画素値と前記第2画像の画素値との差分に基づいて、前記第1特徴点の動きの大きさを前記第2画像の探索範囲内の画素位置ごとに算出する動き算出ステップと、
    前記動き算出ステップにより算出された画素位置ごとの複数の動きのうち最小となる第1動きを、前記第1特徴点の動きとして取得する動き取得ステップと、
    前記動き算出ステップにより算出された画素位置ごとの複数の動きのうちN番目(Nは2以上の整数)に小さい動きとなる画素位置と、N番目に小さい動きよりも小さい動きとなる画素位置のうち少なくとも一つの画素位置とが隣接するか否かに基づいて、前記動き取得ステップにより取得された前記第1特徴点の動きの信頼性を判定する信頼性判定ステップと、
    を備える画像処理方法。
  14. 第1画像と第2画像とをマッチングする画像処理方法であって、
    前記第1画像の解像度が段階的に変更された複数の第1処理画像、及び、前記第2画像の解像度が段階的に変更された複数の第2処理画像を生成する処理画像生成ステップと、
    前記第1処理画像の特徴点を取得する特徴点取得ステップと、
    前記第1処理画像の画素値と前記第2処理画像の画素値との差分に基づいて、前記特徴点の動きの大きさを算出する動き算出ステップと、
    を備え、
    前記特徴点取得ステップでは、前記解像度の低い順に前記第1処理画像を処理し、前記動き算出ステップでは、前記解像度の低い順に同一の解像度の前記第1処理画像及び前記第2処理画像をそれぞれ処理し、
    前記動き算出ステップでは、当該段階における前記第1処理画像の前記特徴点を直線で結んだ三角領域を形成することによって前記第1処理画像を分割し、前記三角領域の頂点の動きを用いて前記特徴点の動きの大きさを算出し、
    前記特徴点取得ステップでは、前記動き算出ステップにより前記第1処理画像が分割された後において、前記三角領域内に前記特徴点の候補となる候補点を設定し、前記候補点の画素値に基づく特徴量、当該段階の前記第1処理画像において前記候補点が所属する前記三角領域の頂点と前記候補点との距離、及び、当該段階の前記第1処理画像において前記候補点が所属する前記三角領域の頂点の動きと前段の前記第1処理画像において前記候補点に対応する点が所属する前記三角領域の頂点の動きの差分値に基づいて特徴エネルギーを算出し、前記特徴エネルギーが最大となる前記候補点を前記特徴点として追加する画像処理方法。
  15. 第1画像と第2画像とをマッチングして、前記第1画像及び前記第2画像の特徴が反映された中間画像を生成する画像処理方法であって、
    前記第1画像の特徴点である第1特徴点を直線で結んだ第1三角領域の頂点の座標位置及び前記頂点の動きを取得する三角領域情報取得ステップと、
    前記第1三角領域の頂点の動きから前記第1三角領域の動きを算出するとともに、前記第1三角領域の動きを、前記第1三角領域の面積及び前記第1三角領域に対応する前記第2画像の三角領域である第2三角領域の面積で重み付けすることで全体の動きを算出する全体動き算出ステップと、
    所定の前記第1画像と前記第2画像との比率、及び、前記全体の動きに基づいて、前記中間画像にて描画すべき三角領域の頂点の座標情報を算出する描画ステップと、
    を備える画像処理方法。
  16. 第1画像と第2画像とをマッチングするようにコンピュータを動作させる画像処理プログラムであって、
    前記第1画像の特徴点である第1特徴点を取得する特徴点取得部、
    前記第1画像の画素値と前記第2画像の画素値との差分に基づいて、前記第1特徴点の動きの大きさを前記第2画像の探索範囲内の画素位置ごとに算出する動き算出部、
    前記動き算出部により算出された画素位置ごとの複数の動きのうち最小となる第1動きを、前記第1特徴点の動きとして取得する動き取得部、及び
    前記動き算出部により算出された画素位置ごとの複数の動きのうちN番目(Nは2以上の整数)に小さい動きとなる画素位置と、N番目に小さい動きよりも小さい動きとなる画素位置のうち少なくとも一つの画素位置とが隣接するか否かに基づいて、前記動き取得部により取得された前記第1特徴点の動きの信頼性を判定する信頼性判定部
    として前記コンピュータを動作させる画像処理プログラム。
  17. 第1画像と第2画像とをマッチングするようにコンピュータを動作させる画像処理プログラムであって、
    前記第1画像の解像度が段階的に変更された複数の第1処理画像、及び、前記第2画像の解像度が段階的に変更された複数の第2処理画像を生成する処理画像生成部、
    前記第1処理画像の特徴点を取得する特徴点取得部、
    前記第1処理画像の画素値と前記第2処理画像の画素値との差分に基づいて、前記特徴点の動きの大きさを算出する動き算出部、
    として前記コンピュータを動作させるとともに、
    前記特徴点取得部は、前記解像度の低い順に前記第1処理画像を処理し、前記動き算出部は、前記解像度の低い順に同一の解像度の前記第1処理画像及び前記第2処理画像をそれぞれ処理し、
    前記動き算出部は、当該段階における前記第1処理画像の前記特徴点を直線で結んだ三角領域を形成することによって前記第1処理画像を分割し、前記三角領域の頂点の動きを用いて前記特徴点の動きの大きさを算出し、
    前記特徴点取得部は、前記動き算出部により前記第1処理画像が分割された後において、前記三角領域内に前記特徴点の候補となる候補点を設定し、前記候補点の画素値に基づく特徴量、当該段階の前記第1処理画像において前記候補点が所属する前記三角領域の頂点と前記候補点との距離、及び、当該段階の前記第1処理画像において前記候補点が所属する前記三角領域の頂点の動きと前段の前記第1処理画像において前記候補点に対応する点が所属する前記三角領域の頂点の動きの差分値に基づいて特徴エネルギーを算出し、前記特徴エネルギーが最大となる前記候補点を前記特徴点として追加する画像処理プログラム。
  18. 第1画像と第2画像とをマッチングして、前記第1画像及び前記第2画像の特徴が反映された中間画像を生成するようにコンピュータを動作させる画像処理プログラムであって、
    前記第1画像の特徴点である第1特徴点を直線で結んだ第1三角領域の頂点の座標位置及び前記頂点の動きを取得する三角領域情報取得部と、
    前記第1三角領域の頂点の動きから前記第1三角領域の動きを算出するとともに、前記第1三角領域の動きを、前記第1三角領域の面積及び前記第1三角領域に対応する前記第2画像の三角領域である第2三角領域の面積で重み付けすることで全体の動きを算出する全体動き算出部と、
    所定の前記第1画像と前記第2画像との比率、及び、前記全体の動きに基づいて、前記中間画像にて描画すべき三角領域の頂点の座標情報を算出する描画部、
    として前記コンピュータを動作させる画像処理プログラム。
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