JP5542632B2 - 投写型画像表示装置 - Google Patents

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Description

本発明は、カラー映像等をスクリーン等に投写するプロジェクター装置に適した投写型画像表示装置に関する。
従来、光源により生成した照明光を画像信号に対応して変調、合成してスクリーンに投影することによって、スクリーン上に画像表示を行う投写型画像表示装置が存在する。
投写型画像表示装置の光源としてランプを用いるものと、レーザー及びダイオード等の発光素子を用いるものがある。
近年、投写型画像表示装置は装置の小型化、低消費電力化と光源の長寿命化の要求の高まりから、その要求に応えるべく光源に発光半導体素子が多く利用され始めている。
赤色、緑色、青色の3原色を発光する発光半導体素子からなる光源からの照明光を、ダイクロイックミラーやダイクロイックプリズム等によって合成して投写している(例えば特許文献1,2参照)。
しかしながら、一旦光源が不点灯となった場合、光源を交換するまではスクリーン上には正常な情報が表示されなくなる。そのため、通常点灯している主光源に加え、主光源が不点灯に至った場合に緊急点灯する補助光源を備えているものがある。その中には、主光源にはランプを、補助光源には発光半導体素子を備えているものがある(例えば特許文献3参照)。
また、本来の目的は主光源が不点灯に至った場合の緊急点灯用の補助光源ではなく、主光源のランプに加え、補助光源の発光半導体素子も同時に点灯させて高輝度化を図っているものがあるが、仮に主光源のランプが不点灯に至った場合には、映像情報を欠落させないための光源としての役割を補助光源の発光半導体素子が担うこともある。この場合も主光源はランプ、補助光源は発光半導体素子である(例えば特許文献4参照)。
さらに、主光源が不点灯に至った場合の緊急点灯用の補助光源ではなく、主光源が不点灯に至った場合に次の主光源として長期点灯させるための予備光源として、主光源、予備光源ともに発光半導体素子を備えているものがある(例えば特許文献5参照)。
特開2006−178080号公報 特開平10−333599号公報 特開2005−114914号公報 特開2008−58611号公報 特開2010−145584号公報
特許文献3のプロジェクターの場合、主光源のランプが不点灯となった際に補助光源の発光半導体素子を点灯させるが、単色、例えば赤色のみの画像で、主光源であるランプの破損の警告などごく限られた情報をスクリーン上に投写表示させるだけであり、正常な映像情報を見ることはできない。
また、特許文献4の投写型表示装置の場合、主光源のランプから出射される白色光を色分離光学系により赤色、緑色、青色の3原色に分離して画像表示素子を照明しており、補助光源にはその3原色を補うべく赤色、緑色、青色用の3つの発光半導体素子を備えているため、主光源が不点灯となった場合でも、補助光源が点灯していればスクリーン上には正常な情報が表示される。しかしながら、主光源にランプを、補助光源に発光半導体素子を使用しており、主光源のランプが発光半導体素子に比べ寿命が短いため、補助光源のみで点灯する頻度が高くなる。さらに、ランプと発光半導体素子という異なる光源を使用した場合は、当然ランプと発光半導体素子では駆動、制御、冷却方法等に大きな違いがあり、両方の光源に対応するためには投写型画像表示装置の構成が複雑になり、装置の小型化、低価格化には不向きであった。
特許文献5に記載の映像表示装置の場合、光源には発光半導体素子のみを使用しているが、主光源の例えば赤色発光半導体素子が不点灯となった場合は、補助光源(予備光源)の赤色発光半導体素子を点灯させ、且つ赤色用ダイクロイックミラーを機械的に90度回転させ、主光源の不点灯を補っている。このためには、補助光源(予備光源)は3原色の主光源と同数、つまり3個必要となり、映像表示装置の小型化、低価格化には不向きである。また、ダイクロイックミラーの回転後は不点灯前と同じ光路にダイクロイックミラーからの反射光が重なるようにしなければならず、ダイクロイックミラーの回転精度が必要になり、装置の構造が複雑になる。
本発明は上述の問題点に鑑み、主光源が不点灯となった場合でも簡単な構成で確実に映像情報の欠落を補完することが可能な、投写型画像表示装置の提供を目的とする。
本発明の投写型画像表示装置は、相異なる色成分を担う複数の発光半導体素子を有する主光源と、白色光を出力する一つの発光半導体素子を有する補助光源と、前記主光源の各前記発光半導体素子の出力光からそれぞれが担うべき色成分を合成する合成光学系とを備え、前記補助光源は、前記主光源の前記発光半導体素子の一つが不点灯である場合に点灯し、前記合成光学系は、前記補助光源が点灯した場合に、前記不点灯である前記発光半導体素子が担うべき色成分と同色の光を前記補助光源の出力光から抽出し、これを点灯中の前記主光源の前記発光半導体素子が担う色成分と合成する。
本発明の投写型画像表示装置では、主光源にも補助光源にも発光半導体素子を用い、補助光源は一つの発光半導体素子を有するので、低消費電力化、長寿命化、低コスト化を図ることができる。さらに、補助光源は、前記主光源の前記発光半導体素子の一つが不点灯である場合に点灯し、前記合成光学系は、前記補助光源が点灯した場合に、前記不点灯である前記発光半導体素子が担うべき色成分と同色の光を前記補助光源の出力光から抽出し、これを点灯中の前記主光源の前記発光半導体素子が担う色成分と合成するので、主光源が不点灯に至った場合でも、簡単な構成によって確実に映像情報の欠落を補完する。
本発明に係る投写型画像表示装置の構成図である。 実施の形態1に係る投写型画像表示装置の照明光学系の構成図である。 赤色LEDの不点灯時の照明光学系の動作を説明する図である。 緑色LEDの不点灯時の照明光学系の動作を説明する図である。 青色LEDの不点灯時の照明光学系の動作を説明する図である。 赤色LEDが不点灯になった際のダイクロイックミラーの動作を説明する図である。 赤色LEDが不点灯になった際のダイクロイックミラーの動作を説明する図である。 赤色LEDが不点灯になった際のダイクロイックミラーの動作を説明する図である。 実施の形態2に係る投写型画像表示装置の照明光学系の構成図である。
(実施の形態1)
<構成>
図1は、本発明に係る投写型画像表示装置1の光学系全体を示す構成図である。投写型画像表示装置1は大きく分けて、光源となる照明光学系2と、照明光学系2から出射される照明光を映像情報に置き換えてスクリーン12に投写する投写光学系3から構成されている。
図2は、本実施の形態の投写型画像表示装置1における、照明光学系2の内部構成を示す図である。照明光学系2は、光源部である発光半導体素子部4と、発光半導体素子部4の出力光を平行光に整形する整形光学系5と、整形光学系5で整形された平行光を合成する合成光学系6とを備えている。
発光半導体素子部4は、主光源10と、主光源10が有するいずれかの発光半導体素子が不点灯となった場合に、代わりに点灯する補助光源11とを備えている。主光源10は、赤色、緑色、青色の3原色の発光半導体素子である発光ダイオード(以下LEDという)40R,40G,40Bを備え、補助光源11は白色LED40Wを備えている。
整形光学系5は、主光源10のLED40R、40G、40Bから時系列的に発光される赤色、緑色、青色の3原色光及び補助光源11のLED40Wから発光される白色光を、夫々平行光Lr,Lg,Lb,Lwに整形する。具体的には、赤色LED40Rの出力光を平行光Lrに整形するコリメーターレンズ群7R、緑色LED40Gの出力光を平行光Lgに整形するコリメーターレンズ群7G、青色LED40Bの出力光を平行光Lbに整形するコリメーターレンズ群7B、白色LED40Wの出力光を平行光Lwに整形するコリメーターレンズ群7Wを備えている。
合成光学系6は、赤色用、緑色用、青色用のダイクロイックミラー8R,8G,8Bと、コンデンサーレンズ9とを備える。ダイクロイックミラー8R,8G,8Bは主光源10の各LED40R,40G,40Bに対応し、それらの出力光から夫々が担う色成分のみを反射する。また、ダイクロイックミラー8R,8G,8Bは反射光軸を揃えて設けられている。ダイクロイックミラー8R,8G,8Bの反射光はコンデンサーレンズ9に集光する。
<動作>
通常時の照明光学系2の動作を図2に沿って説明する。発光半導体素子部4の赤色LED40Rより発光された赤色の出力光は、コリメーターレンズ群7Rにて平行光Lrに整形され、赤色のみ反射しその他の色は透過する赤色用ダイクロイックミラー8Rにて反射され、平行光を集光するコンデンサーレンズ群9に入射する。
また、発光半導体素子部4の緑色LED40Gより発光された緑色の出力光は、コリメーターレンズ群7Gにて平行光Lgに整形され、緑色のみ反射しその他の色は透過する緑色用ダイクロイックミラー8Gにて反射し、コンデンサーレンズ群9に入射する。
同様に、発光半導体素子部4の青色LED40Bより発光された青色の出力光は、コリメーターレンズ群7Bにて平行光Lbに整形され、青色のみ反射しその他の色は透過する青色用ダイクロイックミラー8Bにて反射し、コンデンサーレンズ群9に入射する。
各ダイクロイックミラー8R,8G,8Bで反射された平行光Lr,Lg,Lbは、コンデンサーレンズ群9で集光された後、DMD(デジタル・マイクロミラー・デバイス)などの投写光学系3によって変調されて映像光としてスクリーン12に投写される。
主光源10のLED40R、40G、40B全てが正常に点灯している時は、補助光源11の白色LED40Wは点灯しない。ダイクロイックミラー8R、8G、8Bは、主光源10の正常点灯時には主光源10の出力光をコンデンサーレンズ9の方向に反射する位置に固定され、主光源10のいずれかのLEDが不点灯になった時に、不点灯となったLEDに対応するダイクロイックミラーのみが動くよう制御される。
図3に、赤色LED40Rが不点灯となった時の照明光学系2を示す。赤色LED40Rが寿命や故障等の理由で不点灯となると、補助光源11の白色LED40Wが瞬時に点灯し、さらに、赤色用ダイクロイックミラー80Rが白色LED40Wの光軸と干渉しない位置に移動する。
白色LED40Wからの出力光は、コリメーターレンズ群7Wで平行光(白色光)Lwに整形される。白色光Lwに含まれる青色光Lw(b)は青色用ダイクロイックミラー8Bで反射され、青色光Lw(b)を除いた光Lw(rg)が青色用ダイクロイックミラー8Bを透過する。さらに、緑色用ダイクロイックミラー8Gにおいて、光Lw(rg)に含まれる緑色光Lw(g)が反射され、緑色光を除く光、つまり赤色光Lw(r)が緑色用ダイクロイックミラー8Gを透過する。
この結果、補助光源11から発光された白色光Lwは、赤色光Lw(r)に変換されてコンデンサーレンズ群9に入射する。このようにして、不点灯になった主光源10の赤色LED40Rを補助光源11の白色LED40Wが補う。
図4に、緑色LED40Gが不点灯となった時の照明光学系2を示す。緑色LED40Gが寿命や故障等の理由で不点灯となると、補助光源11の白色LED40Wが瞬時に点灯し、さらに、緑色用ダイクロイックミラー80Gが白色LED40Wの光軸と干渉しない位置に移動する。
以下は図3の説明と同じ原理により、白色LED40Wから青色用ダイクロイックミラー8Bで青色光Lw(b)が、赤色用ダイクロイックミラー8Rで赤色光Lw(r)が、除かれて緑色光Lw(g)に変換され、コンデンサーレンズ群9に入射する。このようにして、不点灯となった主光源10の緑色LED40Gを補助光源11の白色LED40Wが補う。
図5に、青色LED40Bが不点灯となった時の照明光学系2を示す。青色LED40Bが寿命や故障等の理由で不点灯となると、補助光源11の白色LED40Wが瞬時に点灯し、さらに、青色用ダイクロイックミラー80Bが白色LED40Wの光軸と干渉しない位置に移動する。
以下は図3の説明と同じ原理により、白色LED40Wから緑色用ダイクロイックミラー8Gで緑色光Lw(g)が、赤色用ダイクロイックミラー8Rで赤色光Lw(r)が、除かれて青色光Lw(b)に変換され、コンデンサーレンズ群9に入射する。このようにして、不点灯となった主光源10の青色LED40Bを補助光源11の白色LED40Wが補う。
以上説明したように、主光源10の赤色LED40R、緑色LED40G、青色LED40Bのいずれか1つが不点灯になった時、補助光源11を瞬時に点灯させ、且つ不点灯のLEDに対応するダイクロイックミラーを補助光源11の出力光と干渉しない位置に瞬時に移動することにより、補助光源11からの白色光Lwが不点灯となった主光源の色と同色の光に変換され、主光源10の不点灯による画像情報の欠落を防ぐことが出来る。
また、主光源10の赤色LED40R、緑色LED40G、青色LED40Bの3つのLEDの不点灯を、補助光源11の1つの白色LED40Wによって補うことに加え、光源となる発光半導体素子部4はLEDのみで構成されるため、装置の低価格化や小型化が図れる。
なお、補助光源11の白色LED40Wの出力光は白色光であるので、不点灯となった主光源10のいずれか1色を補うために、白色光Lwから不点灯となった色を除く2色をダイクロイックミラーで反射させると、コンデンサーレンズ群9に入射する時にはコリメーターレンズ群7Wを出射した直後に比べると光量が減っている。
そこで、補助光源11の白色LED40Wの光出力を制御し、主光源10のいずれか1色が不点灯となる前と比較してスクリーン上の輝度が落ちないように、且つホワイトバランスを維持するように調整する。あるいは、補助光源11の白色LED40Wに主光源10のLED40R、40G、40Bよりも輝度が数倍高いものを用意しても良い。また、スクリーン12に投写される映像の輝度が低くても問題がなければ、主光源10のいずれか1色の不点灯で補助光源11が発光している場合、補助光源11によって補っている色の輝度に、主光源10の点灯を続けている残る2色の輝度を合わせてホワイトバランスを維持するようにしても良い。
主光源10のLEDのいずれか1つが不点灯となると、不点灯となったLEDに対応するダイクロイックミラーを移動させるが、様々な移動の仕方が考えられる。
図6は、図3における赤色用ダイクロイックミラー8Rの動きを分かり易く示したものである。赤色LED40Rが不点灯となると、赤色LED40Rに対応した矩形のダイクロイックミラー40Rを、その垂直方向の一辺を中心軸として回転させて、補助光源11の白色LED40Wの出力光軸に干渉しないよう移動する。
あるいは、図7に示すように、矩形のダイクロイックミラー40Rを、その水平方向の一辺を中心軸として倒す方向に回転させても良い。
また、図8に示すように、ダイクロイックミラー40Rを上下いずれかの方向にスライドさせても良い。
その他、様々な移動方法によって、ダイクロイックミラー40Rを白色LED40Wの出力光軸に干渉しない位置に移動する。図6〜図8では赤色用ダイクロイックミラー40Rを移動させる例について示したが、緑色用ダイクロイックミラー40Gや青色用ダイクロイックミラー40Bの移動についても同様である。
図3〜図5で説明したように、ダイクロイックミラーが補助光源11から出射された白色光Lwを妨げない位置に移動すれば良いので、ダイクロイックミラーの動作に高い位置精度は必要としない。そのため、ダイクロイックミラーの移動機構には、バネ仕掛けやモーター等の簡単な構造を採用することができる。
発光半導体素子部4の主光源10の不点灯の感知に関しては、投写型画像表示装置1の投写光学系3内に輝度センサー等を組み込んで不点灯になった色を検出しても良いし、発光半導体素子部4からの電気的な通信により、主光源10のLEDが不点灯であることを伝達しても良い。
なお、図1〜図8において、発光半導体素子部4の主光源10を構成する赤色、緑色、青色の3原色光を発光する3つのLED40R,40G,40B、およびその各LED40R,40G,40Bから出射された色の光に対応した3つのダイクロイックミラー8R,8G,8Bの並び順序を、コンデンサーレンズ群9に近い方から順に赤色用、緑色用、青色用としている。しかし、コンデンサーレンズ群9に赤色、緑色、青色の3原色光が入射すればその効果に変わりはないので、並び順序は必ずしも赤色用、緑色用、青色用となるような配置に限ったものではない。例えば、赤色用、青色用、緑色用という並び順序でLEDおよびダイクロイックミラーを配置しても構わない。
<効果>
本実施の形態の投写型画像表示装置は、相異なる色成分を担う複数のLED(発光半導体素子)を有する主光源10と、白色光を出力する一つのLED(発光半導体素子)を有する補助光源11と、主光源10の各LEDの出力光からそれぞれが担うべき色成分を合成する合成光学系6とを備え、補助光源11は、主光源10のLEDの一つが不点灯である場合に点灯し、合成光学系6は、補助光源11が点灯した場合に、前記不点灯であるLEDが担うべき色成分と同色の光を補助光源11の出力光から抽出し、これを点灯中の主光源10のLEDが担う色成分と合成する。白色LEDを有する補助光源を備えることにより、主光源が不点灯に至った場合においても、映像情報の欠落を避けることが出来る。また、主光源10、補助光源11ともにLEDを用いるので、制御手段や冷却手段を統一して構成を簡単化できる他、ランプに比べて低消費電力化や高寿命化を実現できる。
また、本実施の形態の投写型画像表示装置において、主光源10は、赤色光、緑色光、青色光を夫々出力する3つのLED40R,40G,40B(発光半導体素子)を備えるので、これら3つの原色光を担うLED40R,40G,40Bのいずれかが不点灯となった場合に、補助光源11の白色LED40Wから不点灯となった原色光を抽出することにより、映像情報の欠落を避けることが出来る。
また、本実施の形態の投写型画像表示装置において、合成光学系6は、主光源10の各LED40R,40G,40B(発光半導体素子)に対応して、かつ反射光軸を揃えて配設され、主光源10の各LED40R,40G,40Bの出力光からそれぞれが担う色成分のみを反射する複数のダイクロイックミラー8R,8G,8Bを備え、補助光源11のLED40W(発光半導体素子)は、出力光軸がダイクロイックミラー8R,8G,8Bの反射光軸と同軸になるように配設され、主光源10のLED40R,40G,40Bの一つが不点灯である場合に、不点灯であるLEDに対応するダイクロイックミラーを補助光源11の出力光と干渉しない位置に移動する。これにより、不点灯であるLEDが担うべき色成分を補助光源11の白色LED40Wから抽出することができる。また、ダイクロイックミラーの移動制御には高い位置精度を必要とせず、簡単な構成で行う事ができる。
(実施の形態2)
図9は、実施の形態2に係る投写型画像表示装置の照明光学系2の構成図である。実施の形態1では、主光源10の発光半導体素子として赤色LED40R、緑色LED40G、青色LED40Bを用いていたが、実施の形態2では、それらの代わりに全て白色LED40Wを用いる。つまり、主光源10にも補助光源10にも、発光半導体素子として白色LED40Wを用いる。それ以外の構成については実施の形態1と同様である。
発光半導体素子部4の主光源10の中で、最もコンデンサーレンズ群9に近い位置に配置された白色LED40Wから発光された白色光は、コリメーターレンズ群7Rによって白色の平行光Lwに整形される。平行光Lwのうち、赤色光Lw(r)だけが赤色用ダイクロイックミラー8Rで反射して、コンデンサーレンズ群9に入射する。その他の緑、青を含む光Lw(gb)は赤色用ダイクロイックミラー8Rを透過する。3原色の他の緑色光Lw(g)、青色光Lw(b)も同様にして、主光源10の他の2つの白色LED40Wから緑色用ダイクロイックミラー8G、青色用ダイクロイックミラー8Bの反射・透過の作用により抽出され、コンデンサーレンズ群9に入射する。
赤色光Lw(r)、緑色光Lw(g)、青色光Lw(b)を担う主光源10の3つの白色LED40Wのいずれか1つが不点灯になった時は、補助光源11の白色LED40Wを瞬時に点灯させるとともに、図3〜図5に示した実施の形態1と同様の方法で、ダイクロイックミラー8R,8G,8Bのいずれか1つを補助光源11の出力光と干渉しない位置に動かすことにより、実施の形態1と同じ原理で不点灯となった主光源の色成分を補助光源11で補う。
主光源10には白色LED40Wのみを使用し、ダイクロイックミラー8R,8G,8Bの反射・透過の作用により3原色光Lw(r)、Lw(g)、Lw(b)を取り出すので、得られる各3原色光はコリメーターレンズ群7R,7G,7Wを出射した直後の白色光Lwよりも光量は減っている。光利用効率の面から考えると、主光源10に白色LED40Wのみを使用する本実施の形態は、主光源10に赤色、緑色、青色の3つのLED40R、40G、40Bを使う実施の形態1よりも不利であるが、一種類のみの発光半導体素子(白色LED40W)で発光半導体素子部4を構成できるため、LEDの調達コストが削減できる。
なお、図9において、合成光学系6を構成する赤色、緑色、青色用の3つのダイクロイックミラー8R,8G,8Bの並び順序を、コンデンサーレンズ群9に近い方から順に赤色用、緑色用、青色用としているが、コンデンサーレンズ群9に赤色、緑色、青色の3原色光が入射すればその効果に変わりはないので、並び順序は必ずしも赤色用、緑色用、青色用となるような配置に限ったものではない。例えば、赤色用、青色用、緑色用という並び順序でダイクロイックミラー8R,8B,8Gを配置しても構わない。
<効果>
本実施の形態の投写型画像表示装置において、主光源10は白色光を出力する3つのLED40W(発光半導体素子)を備えるので、主光源10、補助光源11共に白色LEDを用いることによって、LEDの調達コストが低減する。
1 投写型画像表示装置、2 照明光学系、3 投写光学系、4 発光半導体素子部、5 整形光学系、6 合成光学系、10 主光源、11 補助光源、40R 赤色LED、40G 緑色LED、40B 青色LED、40W 白色LED。

Claims (4)

  1. 相異なる色成分を担う複数の発光半導体素子を有する主光源と、
    白色光を出力する一つの発光半導体素子を有する補助光源と、
    前記主光源の各前記発光半導体素子の出力光からそれぞれが担うべき色成分を合成する合成光学系とを備え、
    前記補助光源は、前記主光源の前記発光半導体素子の一つが不点灯である場合に点灯し、
    前記合成光学系は、前記補助光源が点灯した場合に、前記不点灯である前記発光半導体素子が担うべき色成分と同色の光を前記補助光源の出力光から抽出し、これを点灯中の前記主光源の前記発光半導体素子が担う色成分と合成する、投写型画像表示装置。
  2. 前記主光源は、赤色光、緑色光、青色光を夫々出力する3つの発光半導体素子を備える、
    請求項1に記載の投写型画像表示装置。
  3. 前記主光源は、白色光を出力する3つの発光半導体素子を備える、
    請求項1に記載の投写型画像表示装置。
  4. 前記合成光学系は、前記主光源の各前記発光半導体素子に対応して、かつ反射光軸を揃えて配設され、前記主光源の各前記発光半導体素子の出力光からそれぞれが担う色成分のみを反射する複数のダイクロイックミラーを備え、
    前記補助光源の前記発光半導体素子は、出力光軸が前記ダイクロイックミラーの前記反射光軸と同軸になるように配設され、
    前記主光源の前記発光半導体素子の一つが不点灯である場合に、前記不点灯である前記発光半導体素子に対応する前記ダイクロイックミラーを、前記補助光源の出力光と干渉しない位置に移動する、請求項1〜3のいずれかに記載の投写型画像表示装置。
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