JP5542625B2 - 自動取引機及び自動取引方法 - Google Patents

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この発明は、例えば金融機関の自動取引コーナで利用されるような自動取引機に関し、さらに詳しくは顧客が取引利用した現金やカードの取り忘れを防止する自動取引機及び自動取引方法に関する。
近年、ATM(現金自動預払機)や券売機などの自動取引機が広く普及されている。そして、この種の自動取引機で扱われる取引内容も多様化してきている。ところが、自動取引機の普及率が高まるにしたがって自動取引機の接客面に放出された現金、カード等の取り忘れが数多く発生している。この取り忘れが発生すると、現金やカードを紛失するなどしてトラブルを誘引しやすくなる。このため、金融機関においては取忘れ媒体の保管、顧客への返却、再発行などに多くの負担や労力を費やすことになる。
このため、現金やカードの取忘れを防止する取忘れ防止対策を備えた自動取引機が提案されている。例えば、現金あるいはカード等の媒体を返却する時に、音声や画像などにより媒体の放出案内を行っている。さらに、この放出案内と同時に、媒体返却口の付近に設置したランプを点滅させている。これにより、顧客の注意を引いて媒体返却口からの媒体の受け取りを促している。さらに、顧客と装置との間の距離を監視し、媒体が取り出されないまま顧客が装置から離れた場合に注意メッセージを出力して、媒体を取り忘れていることを顧客に知らせる媒体処理装置が提案されている(例えば特許文献1参照)。
特開平9−35124号公報
しかし、この種の媒体処理装置は、一つの取引が完了した後に続いて次の取引要請がある場合は、継続して次の取引に移行する継続取引が行われる場合がある。例えば、残高照会後の入出金取引などである。このように継続取引を行う場合、次の取引に移行する時点では顧客が利用した通帳やカード等の専用媒体は装置内部に存在したまま継続して使用される。このため、顧客が取引要請した複数の取引が完了するまで専用媒体は返却されない。この際、顧客が最初の取引で満足してしまい、次の取引を行わずに自動取引機から離れた場合、その顧客にカード等の媒体の取り忘れを知らせる注意メッセージが出力されず、継続取引時にカード等の取り忘れが発生しやすい問題があった。
そこでこの発明は、媒体の取り忘れが発生しやすい継続取引が実行されても、媒体の取り忘れを確実に防止することができる取忘れ防止性能の高い自動取引機及び自動取引方法を提供することを目的とする。
この発明は、顧客との間で媒体の受け渡しを行う媒体受渡し手段と、媒体の受け渡し時に取り扱われる媒体取扱口の周辺を発光させる媒体取扱口ランプと、顧客に渡す媒体が機内に存在していることを検知する検知センサとを備え、前記媒体を機内に存在させたまま継続して次の取引を実行させる継続取引機能を備えた自動取引機であって、一つの取引が完了したときに継続して次の取引に移行する継続取引前に顧客に渡す媒体が機内に存在している場合は、該媒体が機内に残存していることを報知する媒体残存報知手段を備え、記媒体残存報知手段を、発光して報知する媒体残存ランプで構成し、該媒体残存ランプを前記媒体の受け渡し時に取り扱われる媒体取扱口と異なる他の媒体取扱口の付近に配置したことを特徴とする。
この発明によれば、取引が終了して顧客に渡すべきカードや紙幣等の媒体が確実に顧客に渡されるように、取引中の顧客に対して媒体の受け取り意識を高めさせて媒体の取り忘れを確実に防止させることができるサービス性の高い自動取引機を提供できる。
ATMとホストコンピュータ間を結ぶ取引システムの構成図。 ATMの操作部を示す正面図。 カード取込中ランプの発光状態を示す平面図。 ATMの内部構成を示すブロック図。 ATMの取引処理動作を示すフローチャート。 表示入力部の取引開始画面を示す表示図。 表示入力部の取引選択画面とカード取込中であることを併せて示す表示図。 表示入力部の継続取引選択画面とカード取込中であることを併せて示す表示図。 表示入力部の取引選択画面とカード取込中であることの他の表示例を示す表示図。 表示入力部の継続取引選択画面とカード取込中であることの他の表示例を示す表示図。
この発明の自動取引機の一実施例を以下図面に基づいて説明する。
図1は金融機関の自動取引コーナに設置されるATM1と、ホストコンピュータ2とを通信回線3により接続して構築した現金取引システムの構成図である。この現金取引システムにより顧客がATM1を操作して取引する場合、このATM1に顧客が本人認証情報としてのカードや暗証番号を入力する。これに基づいてホストコンピュータ2は本人認証を実行する。ホストコンピュータ2が本人認証して顧客の取引が許可されたとき、残高照会や紙幣の入出金取引などの顧客が指定した自動取引が実行される。
図2はATM1の操作部10を示している。このATM1の操作部10は縦長の箱形状に構成されたATM1の上部前面に接客面として備えられている。この操作部10には、表示入力部11と、明細書発行口15と、カード挿入口12と、暗証入力部13と、紙幣入出金口14とが備えられている。
表示入力部11は、操作部10の上部左側に表示面として比較的大きく備えられている。この表示入力部11に顧客が取引利用する取引情報や入力案内情報を表示する。また、この表示入力部11の表示面上をタッチ入力面とするパネル面が備えられている。
カード挿入口12は、操作部10の下部右側に開口して備えられている。このカード挿入口12には、キャッシュカード等の取引されるカードが挿脱される。そして、取引開始時にカード挿入口12にカードが挿入され、取引完了後に同カードがカード挿入口12より放出される。
暗証入力部13は、操作部10の下部中央に備えられている。この暗証入力部13は、テンキー等が配置された複数の入力キー群で構成されている。そして、これらの入力キーが選択されて暗証番号が入力される。
紙幣入出金口14は、操作部10の下部左側に備えられている。この紙幣入出金口14は、通常、シャッタで閉じられている。そして、取引が開始される入金時または出金時にシャッタが開けられて紙幣が出し入れされる。
明細書発行口15は、操作部10の上部右側に備えられている。この明細書発行口15から取引終了時に取引内容を印刷した明細書が発行される。
さらに、操作部10におけるカード挿入口12の近傍には発光誘導用のカード挿入口ランプ(以下カード口ランプと称す)121を併設している。また、紙幣入出金口14の近傍には発光誘導用の紙幣入出金口ランプ(以下紙幣口ランプと称す)141を併設している。さらに、明細書発行部15の近傍には発光誘導用の明細書発行口ランプ(以下明細書口ランプと称す)151を併設している。これらのランプ121,141,151は点灯あるいは点滅させることにより、発光部位に顧客の注意を引いて取引順序を明瞭に示し、取引操作を円滑に誘導する役目を有している。
また、紙幣入出金口14の近傍には、前記紙幣口ランプ141とは別に発光させるカード取込中ランプ171を併設している。このカード取込中ランプ171は、紙幣入出金口14とは離れた位置にあるカード挿入口12にカードが挿入されていることを発光して通知するためのものである。また、このカード取込中ランプ171は、図3に示すようにランプ表示面に、カードのイメージを画像で表わしたカード絵171aと、カード取込中の文字171bを印刷している。
このカード取込中ランプ171を発光させたとき、カード絵171aとカード取込中の文字171bとを明瞭に表示させて、現在、顧客の取引利用されたカードが機内に取り込まれていることを取引過程で顧客に知らせることができる。
このようにカード取込中ランプ171は、カードが取引後に返却されることを事前に顧客に知らせる役目を有している。このカード取込中ランプ171の発光により、顧客にカードの受け取りを意識させてカードの取り忘れを防ぐようにしている。
図4はATM1の内部構成を示すブロック図である。このATM1を制御する制御部100には、表示入力処理部110とカード処理部120と暗証入力処理部130と紙幣処理部140と明細書発行処理部150と通信制御部160とランプ制御部170とが接続されている。そして、この制御部100の指令に基づいて前記処理部110〜150及び制御部160.170を制御し、この制御によりATM1の各種の取引に必要な処理を実行させる。
表示入力処理部110は、表示入力部11に取引情報や入力案内情報を表示する表示処理機能を有している。また、表示入力部11の平面的な表示面上にはタッチセンサとしてのパネル面が備えられている。このパネル面に対し、表示入力処理部110は顧客がタッチ入力して指示させるタッチ入力処理機能を有している。
カード処理部120は、取引利用されるカードをカード挿入口12より受け付ける。そして、その受け付けたカードに記録されているデータを読み取り、また取引完了した旨のデータをカードに記録してカード挿入口12より放出するカード処理機能を有している。
暗証入力処理部130は、顧客を認証する認証情報の取得手段として備えられている。そして、取引開始時に暗証入力部13に暗証番号が入力されたことを検知する。その検知したテンキーの番号入力位置の情報にしたがって制御部100は適正な暗証番号が入力されたか否かを確認する。
紙幣処理部140は、入金時に紙幣入出金口14に入金された紙幣を受け付けて機内の収納部に収納する。また、出金時には収納部から指定金種の紙幣を繰出して紙幣入出金口14に出金する入出金処理機能を有している。
明細書発行処理部150は、取引内容を記載した明細書を取引終了時に明細書発行口151より発行する。
通信制御部160は、通信回線3を経由して接続されているATM1とホストコンピュータ2との送受信間を通信制御している。
ランプ制御部170は、前記したカード口ランプ121、紙幣口ランプ141、明細書口ランプ151及びカード取込中ランプ171を点灯または点滅して発光制御する。このうち、カード口ランプ121、紙幣口ランプ141、明細書口ランプ151はカード、紙幣、明細書の出し入れに応じて発光または消灯する。一方、カード取込中ランプ171はカードの取り忘れを防止する警告手段として、顧客の注意を引くように発光させる。
制御部100は、顧客とATM1との間でカード、紙幣、明細書等の媒体の受け渡しを行う媒体受渡し手段としての制御を実行する。具体的には、制御部100によってカード挿入口12よりカードを出し入れするカード処理部120、紙幣入出金口14より紙幣を出し入れする紙幣処理部140、明細書発行口15より明細書を発行する明細書発行処理部150のそれぞれを駆動制御する。これに基づいてカード、紙幣、明細書等の媒体の受け渡しを実行させる。
また、制御部100は、前記ランプ制御部170を制御してカード、紙幣、明細書の受け渡し時に取り扱われる媒体取扱口としてのカード挿入口12、紙幣入出金口14、明細書発行口15に対し、その周辺を発光させて顧客に対し、視覚的に意識させる機能を有している。すなわち、媒体取扱口ランプとしてのカード口ランプ121、紙幣口ランプ141、明細書口ランプ151を個別に発光制御するように前記ランプ制御部170を制御して顧客の取引操作を円滑に誘導案内するようにしている。
さらに、ATM1の内部に顧客に返却すべきカードが取り込まれている場合は、そのカードを検出することができる図示しない検知センサが備えられている。また、ATM1の内部には顧客に渡すべき紙幣が残存している場合は、その残存紙幣を検出することができる図示しない検知センサが備えられている。また、カード挿入口12、紙幣入出金口14、明細書発行口15の位置にもカード、紙幣、明細書の存在を検知することができる図示しない検知センサが備えられている。これらのセンサ信号は制御部100でチェックしてカード、紙幣、明細書の出し入れされる状態を監視する検知構成を有している。
さらに、制御部100は一つの取引が完了したとき、または取引を途中で中止したとき、取引を終了する以外に、継続して次の取引に移行する継続取引機能を備えている。この継続取引を実行する場合は、例えば1回目の取引に使用したカードを機内に取り込んだまま引き続き2回目の取引に移行することになる。
そして、一つの取引が完了する際に、顧客に渡すカードが機内に存在している場合は、その旨を媒体残存報知手段としてのカード取込中ランプ171を点灯または点滅して顧客に知らせることができる。
ここで、継続取引したときに、顧客が継続取引終了と誤って判断した際に、カードの返却を待たずに帰ってしまう場合がある。この場合はカードの取り忘れが発生することになる。
そこで、継続取引移行前にカード取込中ランプ171を点灯または点滅して発光させれば、返却すべきカードが機内に取り込まれていることを事前に顧客に知らせることができる。また、継続取引した際の取引終了前に、返却すべきカードが機内に取り込まれていることを事前に顧客に知らせることができる。
このように、継続取引が行われた際は、返却すべきカードが機内に取り込まれていることを事前に表示して案内することができる。このため、顧客は1回目の取引だけではなく、2回目の取引、あるいは3回目の取引があることが分かり、複数回連続して継続取引した取引終了後に取引利用されたカードが返却されて受け渡されることが明確になる。この結果、現在取引中の顧客にカードの受け渡しを意識させてカードの取り忘れを自然に解消させることができるとともに、顧客へのサービス性及び取引信頼性が高くなる効果が得られる。
さらに、カードや紙幣等の媒体の受け渡し時に取り扱われる媒体取扱口と異なる他の媒体取扱口の付近に媒体残存ランプを配置して構成することができる。例えば、カード取込中ランプ171をカード挿入口12ではなく、このカード挿入口12とは異なる紙幣入出金口14の付近に配置することができる(図2参照)。
この場合は、紙幣入出金口14に出金された紙幣を顧客が受け取るときに、カード取込中ランプ171を点灯または点滅させることにより紙幣の受け取りだけでなく、機内に取り込まれているカードの受け取りを意識させることができる。これにより、現在取り扱われている紙幣入出金口14の位置と、次に取り扱われるカード挿入口12との位置が離れていても両方を関連付けて顧客にカードが返却されることを示唆することができる。つまり、紙幣の取り出し時に、その近傍でカード取込中ランプ171が明瞭に発光する。このため、顧客には紙幣入出金口14と離れた位置のカード挿入口12からのカードの受け取りを知らせることができる。これにより、カードの取り忘れを確実に防止できる。
さらに、制御部100は、顧客に渡すべき紙幣やカード等の媒体が機内に取り込まれていることを前述の図示しない検知センサを介して検知した場合は、その旨を表示入力部11に表示する表示機能を有している。これにより、取引終了後にカードが返却されることを顧客に知らせることができる。
例えば、カード処理部120にてカードが取り込まれていることを検知した場合は、制御部100は図7及び図8に示すように、表示入力部11の終了ボタン200の近傍にカード画像としてカード絵171aと、カード取込中の文字171bとを表示させる。これにより、取引終了近くで操作される終了ボタン200の押下操作時にカード絵171aと、カード取込中の文字171bが表示されるため、顧客にカード取込中であることを明瞭に意識させることができる。
さらに、制御部100は媒体残存ランプの発光タイミングを、他の媒体取扱口に設けられた他の媒体取扱口ランプの発光タイミングと異なるタイミングで発光させる発光制御手段としての機能を有している。例えば、紙幣入出金口14の近傍で発光するカード取込中ランプ171の発光タイミングを、前記カード挿入口12に設けられたカード口ランプ121の発光タイミングと異ならせたタイミングで発光させることができる。
この制御部100によって、発光タイミングを変えれば、カード返却時など媒体の返却処理動作に応じたタイミングで光らせることができる。また、継続取引の取引移行に応じたタイミングで発光させることができ、機内から取り出されるカードの取り出し意識を高めた発光制御ができる。
これらのランプの発光制御は、制御部100が取引手順に応じて個々のランプを個別発光させるほか、制御部100が媒体残存ランプの複数を同時に発光させる一括発光制御機能を有している。この一括発光制御機能は複数のランプを同時に発光させて強調した表示を可能とするものである。例えば、操作部10に備えられた全部のランプを一斉点灯または一斉点滅させて発光させると、顧客は取引過程で表示入力部11の表示案内に加えてATM1からのメッセージが伝わり易くなり、カードに対する受け取り意識の関心が高まる。
このように構成されたATM1の取引処理動作を図5のフローチャートを参照して説明する。
制御部100はATM1の表示入力部11に、図6に示すようなカードの挿入操作状態を表わす案内画面と、「いらっしゃいませ、カードを入れてください。」の文言を表示すると同時に、カード口ランプ121を点滅させて顧客にカードの挿入を促させる(ステップS1)。
このカードの挿入案内にしたがって顧客はカード挿入口12にカードを挿入することになる。カードが挿入されると、制御部100はカード処理部120でカードに記録されている口座番号などのカードデータを読み取る。制御部100はカードデータを読み取ってカードを受け付けると(ステップS2)、カードの挿入を確認してカード口ランプ121を消灯させる(ステップS3)。
制御部100は、表示入力部11に暗証番号を入力させる案内画面を表示して、顧客に暗証番号を入力させる。暗証番号が入力されると、制御部100はホストコンピュータ2と通信して暗証番号の適否を確認する(ステップS4)。
暗証番号が認証されると、制御部100は、図7に示すように、表示入力部11に残高照会、入金、出金、振込み、明細発行、終了との取引選択画面を表示して顧客に取引項目を選択させる。このとき、表示入力部11には、さらに顧客が取引利用したカードを機内に取り込んでいることを表わすカード絵171aとカード取込中の文字171bとを表示している(ステップS5)。
顧客が取引利用する何らかのボタンを選択して押すと、制御部100は顧客が選択した取引項目の処理を実行する(ステップS6)。この取引処理中において、顧客が取引中止した際、あるいは顧客が指定した一つの取引処理が終了する前は、取引利用したカードが機内に存在したままである。このため、制御部100はカード取込中ランプ171を点滅して、その旨を顧客に知らせ、カードの取忘れが生じないように意識させる(ステップS7)。
そして、取引中止した時、または一取引終了前では、制御部100は、図8に示すように表示入力部11に継続取引ボタン180か終了ボタン200かの選択画面を表示する。これにより、連続して次の取引を行うか否かを顧客に選択入力させる(ステップS8)。さらに、このとき、表示入力部11には終了ボタン200の付近に、カード絵171aとカード取込中の文字171bとを表示してカードが機内に取り込まれていることを顧客に意識付けさせる。
顧客が終了ボタン200を選択して一取引で終了する場合は、制御部100がカード取込中ランプ171を消灯し、カード口ランプ121を点滅させ、顧客の注意をカード挿入口12に引き付けた状態でカードをカード挿入口12より返却させる(ステップS9)。
カード挿入口12に返却したカードが顧客により引き抜かれると、制御部100はカード口ランプ121を消灯し、顧客が指定した適正な一取引項目が終了したと判断する。例えば、取引が「出金」の場合は、顧客が出金紙幣を取り出した時点で一出金取引が終了し、取引が「残高照会」の場合は、残高情報が表示入力部11に表示された時点で一残高照会取引が終了したことを意味し、取引が「明細発行」の場合は、発行された明細書を顧客が抜き取った時点で一明細発行取引が終了する(ステップS10)。
ところで、上述のステップS8において、顧客が継続取引を選択して継続取引ボタン180を押した場合、制御部100はカード取込中ランプ171を消灯し(ステップS11)、取引選択表示ステップS5に戻り、次の取引項目に移行してステップS5以降の継続取引を開始する。
次に、前記継続取引移行時におけるカードの取忘れ対策について具体的に説明する。
例えば、1回目の取引が出金取引の場合、顧客がATM1のカード挿入口12にカードを挿入し、また暗証入力部13に暗証番号を入力操作する。これらのデータが認証されると出金取引が許容され、制御部100は顧客が指定した金額の出金紙幣を紙幣入出金口14に放出する。この出金動作と並行して表示入力部11には紙幣取出案内を表示し、紙幣口ランプ141を点灯して紙幣入出金口14に紙幣が出金されることを誘導案内する。その後、シャッタを開けて紙幣を取り出し許容し、顧客により紙幣が取り出されたことを確認するとシャッタを閉じる。
制御部100は顧客が紙幣入出金口14より紙幣を取り出したことを検出したとき、取引利用したカードが機内に残存しているためカード取込中ランプ171を点滅する。この場合、顧客が紙幣入出金口14より紙幣を受け取るとき、カード取込中ランプ171を点滅させるため顧客に対するカードの受け取り意識を高めることができる。
このため、紙幣入出金口14の位置とカード挿入口12との位置が離れていても、関連付けられた発光ガイド作用によりカードの取り出しを示唆してカードの取り忘れを的確に防止できる。つまり、紙幣の取り出し時に、その紙幣入出金口14の近傍で、図3に示すようにカード絵171aとカード取込中の文字171bを明瞭に表わしたカード取込中ランプ171が光るため紙幣の受け取りだけに留まらず、紙幣入出金口14と離れた位置のカード挿入口12からのカードの受け取り意識を高めさせることができる。このため、カードの取り忘れを確実に防止できる。
この一実施例では、カード取込中ランプ171の点滅開始タイミングを、顧客が紙幣入出金口14から紙幣を取り出した時点としたが、紙幣入出金口14のシャッタを閉めたときなど、顧客が指定した取引が完了するタイミングであればよく、特に限定するものではない。
また、上述の構成例では、カード口ランプ121とカード取込中ランプ171とを別々に配置して構成しているが、カード口ランプ121でカード取込中ランプ171を代用してもよい。
また、顧客にカードの取扱操作を発光して誘導する時のカード口ランプ121の点滅パターンと、取引処理が終了した時のカード取込中ランプ171の点滅パターンを変えてもよい。例えば、カード取込中ランプ171の点滅を目立たせるように点滅時間を短時間にするなどして設定するとよい。さらに、カード口ランプ121の発光色とカード取込中ランプ171の発光色を変えてもよい。また、継続取引の移行時にカード取込中ランプ171だけでなく、カード口ランプ121も同時に点滅させてもよい。さらに、カードがATM1に取り込まれている間(ステップS2〜ステップS9)、カード取込中ランプ171を常に点灯させてもよい。
さらに、カードの取忘れ防止手段として表示入力部11に表示されるカード絵171aは、終了ボタン200の近傍だけでなく、図9及び図10に示すように、終了ボタン200の表示面に表示させて構成することもできる。
この際は、終了ボタン200自体にカード絵171aが表示されているため、取引終了近くで操作される終了ボタン200の押下操作時にカード絵171aを明確に知覚してカード取込中であることを明瞭に意識することになる。また、終了ボタン200の近傍には、カード絵171aに応じたカード取込中の文字171bが表示されているため理解し易く、カードの取忘れ防止手段として、一層強調して表示することができる。
上述のように、取引後に顧客に返却されるカードが機内に存在していれば、そのカードの返却案内を継続取引の取引終了後ではなく、それ以前に顧客に返却案内して取引利用中の顧客にカードの受け取り意識を高めさせることができる。このため、カードの取り忘れを確実に防止することができる。また、継続して取引するか否かが選択される前に警告できるため、取り忘れを確実に防止することができる。
この発明は、上述の一実施例に記載された構成に限定されるものではなく、多くの実施の形態を得ることができる。例えば、上述の実施例では媒体として、カード、紙幣、明細書を例にとって説明したが、通帳、硬貨などの媒体であっても適用することができる。また、入金専用や出金専用の自動取引装置にも適用することができる。
ATMや券売機などの自動取引機の全般に適用することができる。
1…ATM
10…操作部
11…表示入力部
12…カード挿入口
14…紙幣入出金口
15…明細書発行口
100…制御部
121…カード口ランプ
141…紙幣口ランプ
151…明細書口ランプ
170…ランプ制御部
171…カード取込中ランプ
171a…カード絵
171b…カード取込中の文字
180…継続取引ボタン
200…終了ボタン

Claims (6)

  1. 顧客との間で媒体の受け渡しを行う媒体受渡し手段と、媒体の受け渡し時に取り扱われる媒体取扱口の周辺を発光させる媒体取扱口ランプと、顧客に渡す媒体が機内に存在していることを検知する検知センサとを備え、前記媒体を機内に存在させたまま継続して次の取引を実行させる継続取引機能を備えた自動取引機であって、
    一つの取引が完了したときに継続して次の取引に移行する継続取引前に顧客に渡す媒体が機内に存在している場合は、該媒体が機内に残存していることを報知する媒体残存報知手段を備え
    前記媒体残存報知手段を、
    発光して報知する媒体残存ランプで構成し、該媒体残存ランプを前記媒体の受け渡し時に取り扱われる媒体取扱口と異なる他の媒体取扱口の付近に配置した
    自動取引機。
  2. 前記媒体残存ランプの発光タイミングを、前記他の媒体取扱口に設けられた他の媒体取扱口ランプの発光タイミングと異なるタイミングで発光させる発光制御手段を備えた
    請求項に記載の自動取引機。
  3. 複数の前記媒体残存ランプ発光させる構成とした
    請求項1または2に記載の自動取引機。
  4. 顧客との間で媒体の受け渡しを行う媒体受渡し手段と、媒体の受け渡し時に取り扱われる媒体取扱口の周辺を発光させる媒体取扱口ランプと、顧客に渡す媒体が機内に存在していることを検知する検知センサとを備え、前記媒体を機内に存在させたまま継続して次の取引を実行させる継続取引機能を備えた自動取引機であって、
    一つの取引が完了したときに継続して次の取引に移行する継続取引前に顧客に渡す媒体が機内に存在している場合は、該媒体が機内に残存していることを報知する媒体残存報知手段を備え
    前記媒体残存報知手段は、
    報知対象媒体を顧客が取引利用するカードとし、前記カードが機内に存在していることをカード画像により表示するカード表示部で構成し、
    顧客が取引利用した前記カードを機内に取り込んでいることを表わすカード取込中の表示を、取引終了確認時に入力操作される終了ボタンの表示面を含む該終了ボタンの近傍に表示する構成とした
    自動取引機。
  5. 媒体を機内に存在させたまま継続して次の取引を実行させる継続取引機能を備えた自動取引機において、
    顧客が自動取引機を使用して一つの取引が完了したときに継続して次の取引に移行する継続取引前に顧客に渡す媒体が機内に存在している場合は、該媒体が機内に残存していることを報知する自動取引方法であって、
    該媒体が機内に残存していることを発光して報知する媒体残存ランプを、前記媒体の受け渡し時に取り扱われる媒体取扱口と異なる他の媒体取扱口の付近に配置して報知する
    自動取引方法。
  6. 媒体として顧客が取引利用するカードを機内に存在させたまま継続して次の取引を実行させる継続取引機能を備えた自動取引機において、
    顧客が自動取引機を使用して一つの取引が完了したときに継続して次の取引に移行する継続取引前に顧客に渡すカードが機内に存在している場合は、該カードが機内に残存していることを報知する自動取引方法であって、
    前記カードが機内に存在していることを、取引終了確認時に入力操作される終了ボタンの表示面を含む該終了ボタンの近傍に、カード画像を表示することにより報知する
    自動取引方法。
JP2010251123A 2010-01-14 2010-11-09 自動取引機及び自動取引方法 Active JP5542625B2 (ja)

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