JP5541965B2 - レーザハンドピース - Google Patents
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Description
このレーザハンドピースの先端部からは、レーザビームの出射端となる光ファイバが突出しており、その先端部を治療対象部位に近づけてレーザビームを照射することにより、生体組織の切開や蒸散が行われる。
そして、この光ファイバの繰り出しに際しては、複数の部材から構成されたハンドピースを分解し、光ファイバの固定具を緩めた上で光ファイバを先端側に必要量引き出した後、再度固定具による光ファイバの締結、及びハンドピースの組立を行う必要があった。
また、治療に用いるレーザビームの種類に応じて光ファイバの太さも当然に異なってくるが、特許文献1のハンドピースの場合には光ファイバの太さに応じた専用のコレットチャックを用いる必要があり、太さの異なる複数の光ファイバに柔軟に対応できないという問題があった。
また、付勢手段による付勢力によって加圧ローラは受け側ローラに向けて常時付勢されているため、指先による回転操作を停止すれば、そのまま光ファイバ先端部の突出量を固定することが可能となる。
しかも、このように引張りバネや押圧バネ等の付勢手段によって光ファイバの固定が実現されるため、外径寸法の異なる複数種類の光ファイバに対しても柔軟に対応可能となる。
具体的には、加圧ローラ20の中央部に挿通された回転軸26が、第1の支持板24a及び第2の支持板24bの各対向面に形成された軸受凹部(図示省略)内に、回転自在に嵌装されている。
加圧ローラ20は、金属や硬質プラスチック等よりなる硬質素材層20a, 20c間に、シリコンゴム等よりなる弾性素材層20bを挟み込んだ三層構造を備えている。
受け側ローラ22も加圧ローラ20と同様、金属や硬質プラスチック等よりなる硬質素材層22a, 22c間に、シリコンゴム等よりなる弾性素材層22bを挟み込んだ三層構造を備えている。
このため、第1の支持板24a、第2の支持板24b、及び加圧ローラ20は、第1の引張りバネ34及び第2の引張りバネ36により、常時受け側ローラ22の方向に付勢されている。
また、中枢部12の後端側壁部44の内面には、第2の案内管46が突設されている。
また、この第1の係合管48の内部には貫通孔が形成されており、第1の案内管42の貫通孔と連通接続されている。
また、この第2の係合管50の内部には貫通孔が形成されており、第2の案内管46の貫通孔と連通接続されている。
この先端部14の後端面には、係合凹部14aが形成されている。この係合凹部14aの内周面には雌ネジが形成されており(図示省略)、上記中枢部12の第1の係合管48が螺合されている。
先端部14の先端面には係合管14bが突設されており、この係合管14bの外周面には雄ネジが形成されている(図示省略)。
パイプ部材16の貫通孔と、先端部14の貫通孔とは、連通接続されている。
この後端部18の先端面には係合凹部18aが形成されている。この係合凹部18aの内周面には雌ネジが形成されており(図示省略)、上記中枢部12の第2の係合管50が螺合されている。
ここで解除レバー24cを押し下げると、加圧ローラ20が引張りバネ34, 36の引張り力に抗して上に持ち上がり、受け側ローラ22との間に隙間が生まれるため、光ファイバ60を通すことができる。
この結果、光ファイバ60は第1の案内管42の受け口から内部に侵入し、先端部14、パイプ部材16の貫通孔を通り、導出口16bから外部に導出される。
また、光ファイバ60の先端部の突出量が多すぎる場合、施術者は加圧ローラ20を所定方向(図1においては左方向)に所定量回動させ、光ファイバ60を後端部側に戻すことができる。
図1においては、湾曲パイプ部材66と交換する例が示されている。この湾曲パイプ部材66の後端面には、内周面に雌ネジが刻設された係合凹部66aが形成されており、これを先端部14の係合管14bに螺合することにより、着脱自在に装着される。光ファイバ60の先端部は、湾曲パイプ部材66の導出口66bから外部に取り出される。
12 中枢部
14 先端部
16 パイプ部材
18 後端部
20 加圧ローラ
22 受け側ローラ
24 支持部材
24a 第1の支持板
24b 第2の支持板
24c 解除レバー
34 引張りバネ
36 引張りバネ
38 開口部
60 光ファイバ
64 押圧バネ
66 湾曲パイプ部材
Claims (5)
- 光ファイバの導入口と導出口を備えた本体部と、
該本体部内に回転自在に配置された受け側ローラと、該受け側ローラと対向する位置に回転自在に配置された加圧ローラと、この加圧ローラを受け側ローラ方向に常時付勢する付勢手段と、この加圧ローラを受け側ローラから離間する方向に移動させる解除レバーとを備え、
上記加圧ローラ及び解除レバーの一部が、上記本体部の外部に露出しており、
上記導入口から本体部内に導入された光ファイバが、上記加圧ローラと受け側ローラによって挟持されると共に、上記導出口から光ファイバの先端部が外部に導出され、
上記加圧ローラの回転に応じて、光ファイバ先端部の突出量が加減されるレーザハンドピースであって、
その一端側に上記加圧ローラの回転軸が回転自在に係合され、その他端側が上記解除レバーとなる支持部材と、
この支持部材の回転軸が係合される軸受けと、
この支持部材の加圧ローラ側を上記受け側ローラ方向に常時付勢する引張りバネを備えたことを特徴とするレーザハンドピース。 - 光ファイバの導入口と導出口を備えた本体部と、
該本体部内に回転自在に配置された受け側ローラと、該受け側ローラと対向する位置に回転自在に配置された加圧ローラと、この加圧ローラを受け側ローラ方向に常時付勢する付勢手段と、この加圧ローラを受け側ローラから離間する方向に移動させる解除レバーとを備え、
上記加圧ローラ及び解除レバーの一部が、上記本体部の外部に露出しており、
上記導入口から本体部内に導入された光ファイバが、上記加圧ローラと受け側ローラによって挟持されると共に、上記導出口から光ファイバの先端部が外部に導出され、
上記加圧ローラの回転に応じて、光ファイバ先端部の突出量が加減されるレーザハンドピースであって、
その一端側に上記加圧ローラの回転軸が回転自在に係合され、その他端側が上記解除レバーとなる支持部材と、
この支持部材の回転軸が係合される軸受けと、
この支持部材の解除レバー側を上記受け側ローラの反対方向に常時付勢する押圧バネを備えたことを特徴とするレーザハンドピース。 - 上記加圧ローラと受け側ローラにより、外径の異なる複数種類の光ファイバが選択的に挟持されると共に、上記加圧ローラの回転に応じて選択された光ファイバ先端部の突出量が加減できるように、上記付勢手段が加圧ローラを付勢することを特徴とする請求項1または2に記載のレーザハンドピース。
- 上記本体部の先端に、光ファイバの外径に対応した内径の貫通孔を備えたパイプ部材を、着脱自在に装着したことを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載のレーザハンドピース。
- 上記加圧ローラ及び受け側ローラの少なくとも光ファイバと接する部分が、弾性素材によって構成されていることを特徴とする請求項1〜4の何れかに記載のレーザハンドピース。
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Family Applications (1)
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