JP5541701B2 - 接続用クリップ - Google Patents

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Description

本発明は、一対の挟持片を有して挟持対象体を挟持可能な挟持部と、挟持部を被覆する筒状の絶縁用カバーとを備えた接続用クリップに関するものである。
この種の接続用クリップとして、実用新案登録第3030114号公報に開示された電気接続用クリップが知られている。この電気接続用クリップは、クリップ本体および絶縁被覆(カバー)を備えて構成されている。クリップ本体は、一対の挟持片で構成された挟持部と、各挟持片の延長部分である一対の開閉操作片と、一方の挟持片および開閉操作片の組と他方の挟持片および開閉操作片の組とをつなぎ止めるヒンジ部と、コード類を接続するための端子部とを備えて構成されている。この場合、各挟持片における互いに対向する面(挟持する面)を除く部分には、絶縁塗膜が形成されている。絶縁被覆は、塩化ビニルで形成されて、クリップ本体における挟持部の先端部以外の部分を被覆する。この電気接続用クリップでは、各挟持片における互いに対向する面を除く部分に絶縁塗膜が形成されているため、挟持部に対する挟持操作中に指先が挟持片に接触したとしても、感電する事態を防止することが可能となっている。
実用新案登録第3030114号公報(第7−9頁、第1−2図)
ところが、上記の電気接続用クリップには、以下の改善すべき課題がある。すなわち、この電気接続用クリップでは、各挟持片に絶縁塗膜が形成されているため、挟持片に指先が接触したときの感電を防止することが可能となっている。しかしながら、この電気接続用クリップでは、絶縁被覆が固定されていないため、挟持部に対する挟持操作中に絶縁被覆が移動することがある。このため、この電気接続用クリップには、挟持操作中に挟持片以外の部分、つまり絶縁塗膜が形成されていない開閉操作片やヒンジ部が露出し、その露出部分に指先が接触して感電するおそれがあるという課題が存在し、この改善が望まれている。
本発明は、かかる改善すべき課題に鑑みてなされたものであり、感電を確実に防止し得る接続用クリップを提供することを主目的とする。
上記目的を達成すべく請求項1記載の接続用クリップは、各々の基端部に対する握持操作に応じて各々の先端部が互いに接離する一対の挟持片を有して当該各先端部によって挟持対象体を挟持可能に構成されると共に当該挟持片の前記基端部に被覆導線が接続される挟持部と、当該挟持部とは別体に構成されて当該挟持部における被覆対象部位を被覆する柔軟性を有する筒状の絶縁用カバーとを備えた接続用クリップであって、前記被覆対象部位を被覆している前記絶縁用カバーの移動を規制する移動規制部を備え、前記移動規制部は、前記被覆導線が挿通可能な筒状に形成されると共に基端部に長さ方向に沿って切り込みが形成されて当該被覆導線を挿通させた状態で前記絶縁用カバーの基端部側に配置される第1部材と、当該第1部材の前記基端部の外面に嵌合して当該基端部を縮径させて当該第1部材を前記被覆導線に固定させると共に当該基端部との嵌合状態において先端部が前記絶縁用カバーの前記基端部に当接する第2部材とを備えて、前記挟持部の前記先端部側への前記絶縁用カバーの移動を許容すると共に前記第2部材側への当該絶縁用カバーの移動を規制可能に構成されている。
また、請求項2記載の接続用クリップは、請求項1記載の接続用クリップにおいて、前記第1部材の前記基端部が当該基端部の端部に向かうに従って小径となる円錐台状に形成され、前記第2部材は、前記被覆導線が挿通可能でかつその先端部に前記第1部材の前記基端部を挿入可能な筒状に形成されている。
また、請求項3記載の接続用クリップは、請求項1記載の接続用クリップにおいて、前記第1部材の前記基端部の外周面には、第1ねじ部が形成され、前記第2部材は、前記被覆導線が挿通可能でかつ先端部の内面に第2ねじ部を有する筒状に形成されて、前記第1ねじ部と前記第2ねじ部とのねじ込みによって前記第1部材の前記基端部に嵌合可能に構成されている。
また、請求項4記載の接続用クリップは、請求項1記載の接続用クリップにおいて、前記第1部材の前記基端部の外周面には、環状の溝部が形成され、前記第2部材は、環状または弧状の弾性部材で構成されると共に前記第1部材の溝部に嵌合可能に構成されている。
また、請求項5記載の接続用クリップは、請求項1から4のいずれかに記載の接続用クリップにおいて、前記第1部材における前記基端部の内面には、当該第1部材の内側に向けて突出する突起部が配設されている。
請求項1記載の接続用クリップによれば、被覆導線が挿通可能な筒状に形成されると共に基端部に切り込みが形成された第1部材と、第1部材の基端部と嵌合して基端部を縮径させると共に嵌合状態において絶縁用カバーの基端部に当接する第2部材とを備えた移動規制部を設けたことにより、第2部材を第1部材の基端部に嵌合させることで、第1部材を被覆導線に固定させ、第2部材を第1部材に対して固定させることができるため、第2部材の先端部に基端部が当接している柔軟性を有する絶縁用カバーの第2部材への移動を確実に規制することができる。したがって、この接続用クリップによれば、挟持部に対する挟持操作の際に絶縁用カバーが移動して挟持片が露出し、その露出部分に指先などが接触して感電する事態を確実に防止することができる。
また、請求項2記載の接続用クリップによれば、第1部材の基端部を円錐台状に形成し、被覆導線が挿通可能でかつ先端部に第1部材の基端部を挿入可能な筒状に第2部材を形成したことにより、第2部材の先端部に第1部材の基端部を差し込ませるだけの簡易な操作で、第2部材の先端部と第1部材の基端部とを嵌合させて、絶縁用カバーの移動を確実に規制することができる。
また、請求項3記載の接続用クリップによれば、第1部材の基端部の外周面に第1ねじ部を形成し、被覆導線が挿通可能でかつ先端部の内面に第2ねじ部を形成したことにより、第1ねじ部と第2ねじ部とをねじ込むだけの簡易な操作で、第2部材の先端部と第1部材の基端部とを嵌合させて、絶縁用カバーの移動を確実に規制することができる。
また、請求項4記載の接続用クリップによれば、第1部材の基端部の外周面に環状の溝部を形成し、環状または弧状の弾性部材で第2部材を構成したことにより、簡易な構成でありながら、絶縁用カバーの移動を確実に規制することができるため、製造コストを十分に低減することができる。
また、請求項5記載の接続用クリップによれば、第1部材における基端部の内面に突起部を配設したことにより、第1部材の基端部を縮径させたときに、突起部によって被覆導線を押圧することができるため、第1部材を被覆導線に対して確実に固定することができる結果、絶縁用カバーの移動を一層確実に規制することができる。
接続用クリップ1の斜視図である。 挟持部2の斜視図である。 先端カバー13を取り外した状態の挟持部2の斜視図である。 接続用クリップ1の側面図である。 接続用クリップ1の断面図である。 絶縁用カバー3を取り外した状態の側面図である。 接続用クリップ1の組み立て方法を説明する第1の説明図である。 接続用クリップ1の組み立て方法を説明する第2の説明図である。 接続用クリップ1Aの斜視図である。 接続用クリップ1Bの斜視図である。
以下、本発明に係る接続用クリップの実施の形態について、添付図面を参照して説明する。
最初に、接続用クリップ1の構成について、図面を参照して説明する。図1,4,5に示す接続用クリップ1は、例えば、電気部品の端子やリード線(導線)などの挟持対象体を挟持したときに、その挟持対象体に対する電気的接続が可能なクリップであって、挟持部2、絶縁用カバー3および移動規制部4を備えて構成されている。
挟持部2は、図2に示すように、一対の挟持片11a,11b(以下、区別しないときには「挟持片11」ともいう)、連結軸12および先端カバー13,13を備えて構成されている。
各挟持片11は、図2に示すように、各々の中間の部分(以下、この部分を「連結部23」ともいう)に形成された挿通孔23aに連結軸12が挿通されることにより、連結軸12を中心として回動可能に連結されている。また、各挟持片11における連結部23の内側には、各挟持片11の先端部21が互いに当接する(近接する)向きに各挟持片11を付勢する図外のばね部材が配設されている。この構成により、この挟持部2では、各挟持片11の基端部22に対する握持操作および握持解除操作に応じて先端部21同士が互いに接離することが可能になっており、この操作を行うことで、各挟持片11の先端部21によって挟持対象体を挟持することが可能となっている。
また、図3に示すように、各挟持片11の先端部21には、先端カバー13を取り付けるための2つの挿通孔21a,21bがそれぞれ形成されている。また、挟持片11aの基端部22には、被覆導線100を挟んで固定するための爪部22aが形成されると共に、被覆導線100の芯材101(図5参照)を挿通させて接続するための挿通孔22bが形成されている。
先端カバー13は、絶縁性を有する材料(一例として、ポリアセタールやポリアミドなどの樹脂)で形成されている。この先端カバー13は、図2に示すように、挟持片11の先端部21に取れ付けられて、操作時における挟持片11に対する指先の接触を回避して感電を防止する機能を有している。また、先端カバー13には、円柱状の2つの突起部13a,13bが形成されている。突起部13aは、先端カバー13の底面に対して傾斜するようにして底面に突出形成され、突起部13bは、底面に対して直角をなすようにして底面に突出形成されている。この接続用クリップ1では、挟持片11に形成されている挿通孔21a,21bに突起部13a,13bを挿通させるだけで、先端カバー13を挟持片11の先端部21に確実かつ容易に取り付けることが可能となっている。
絶縁用カバー3は、図1,4,5に示すように、挟持部2とは別体に構成されて挟持部2における先端部21を除く被覆対象部位2a(図5参照)を被覆する部材であって、絶縁性および柔軟性を有する材料(一例として、塩化ビニルなどの樹脂やエラストマーなどの高分子材料)によって筒状に形成されている。また、絶縁用カバー3は、先端部31側が大径で基端部32側が小径に形成されている。また、絶縁用カバー3の先端部31には、環状の突起部33が形成されている。この突起部33は、操作時における挟持片11の先端部21への指先の滑りを防止する機能を有している。
移動規制部4は、被覆導線100が接続された状態の挟持部2における被覆対象部位2aを被覆している絶縁用カバー3の移動を規制するための部材であって、図5,6に示すように、第1部材41および第2部材42を備えて構成されている。
第1部材41は、図5,6に示すように、被覆導線100が挿通可能な筒状に形成されている。また、第1部材41は、先端部51が絶縁用カバー3の基端部32に挿入可能な太さに形成され、基端部52がその端部に向かうに従って小径となる円錐台状(テーパー状)に形成されている(図8も参照)。また、図6,8に示すように、第1部材41の基端部52には、第1部材41の長さ方向に沿って切り込み52aが形成されている。さらに、第1部材41における長さ方向の中間部53の外周面には、後述する第2部材42の突起部61aが嵌合する凹部53aが形成されている。また、図5に示すように、第1部材41における基端部52の内面には、後述する第2部材42との嵌合時において被覆導線100を押圧する突起部52bが第1部材41の内側に向けて(同図に示す第1部材41の中心軸41xに向けて)突出形成されている。この第1部材41は、同図に示すように、被覆導線100を挿通させ、かつ先端部51が絶縁用カバー3の基端部32に挿入された状態で基端部32側に配置される。
第2部材42は、図5,6に示すように、被覆導線100が挿通可能な筒状に形成されている。また、第2部材42は、先端部61から中央部62に向かうに従ってその内径が小径となるように形成されて、第1部材41の基端部52の外面に先端部61を嵌合可能に構成されている。この第2部材42は、第1部材41の基端部52と嵌合したときに基端部52を縮径させることにより、第1部材41を被覆導線100に固定させる。また、図6に示すように、第2部材42の先端部61の内面には、第1部材41の中間部53の外周面に形成されている凹部53aに嵌合する突起部61aが形成されている。また、第2部材42は、図4に示すように、第1部材41の基端部52との嵌合状態において、先端部61が絶縁用カバー3の基端部32に当接する。
次に、接続用クリップ1への被覆導線100の接続方法について、図面を参照して説明する。
まず、図7に示すように、被覆導線100に絶縁用カバー3、並びに移動規制部4の第1部材41および第2部材42を挿通させ、次いで、被覆導線100の先端部の芯材101を露出させる。続いて、挟持部2における挟持片11aの基端部22に形成されている挿通孔22bに芯材101を挿通させ(図6参照)、次いで、芯材101を半田付けによって挟持片11aに接続する。
続いて、絶縁用カバー3を挟持部2側に移動させて、挟持部2の被覆対象部位2a(挟持片11の先端部21を除く部位:図5参照)を絶縁用カバー3で被覆する。この場合、絶縁用カバー3は、基端部32側が小径に形成されているため、被覆対象部位2aを被覆した状態において、挟持部2の先端部21側への移動が規制されている。次いで、第1部材41を絶縁用カバー3の基端部32側に移動させ、第1部材41の先端部51を絶縁用カバー3の基端部32に挿入させる(図8参照)。続いて、図5に示すように、第2部材42を第1部材41側に移動させ、第1部材41の基端部52の外面に第2部材42の先端部61を被せる。つまり、第2部材42の先端部61に第1部材41の基端部52を差し込ませる。これにより、第2部材42の先端部61が第1部材41の基端部52の外面(外側)に嵌合する。また、先端部61の内面に形成されている突起部61aが第1部材41の外周面に形成されている凹部53aに嵌合することにより、第1部材41に対して第2部材42が固定される。
また、第1部材41の基端部52に切り込み52aが形成されているため、先端部61と基端部52とが嵌合した際に、基端部52が内側に向けて(第1部材41の中心軸41xに向けて)弾性変形することにより、基端部52が全体として縮径させられる。さらに、基端部52の縮径に伴い、第1部材41における基端部52の内面に形成されている突起部52bが被覆導線100を押圧する。これにより、第1部材41が被覆導線100に固定される。
また、この状態では、図4に示すように、第2部材42の先端部61が絶縁用カバー3の基端部32に当接する。この場合、第1部材41が被覆導線100に対して固定され、第2部材42が第1部材41に対して固定されている。このため、第2部材42の先端部61に基端部32が当接している絶縁用カバー3は、第2部材42側への移動が規制される。以上により、接続用クリップ1への被覆導線100の接続が完了する。この接続用クリップ1では、移動規制部4によって絶縁用カバー3の移動が確実に規制されている。このため、この接続用クリップ1では、挟持部2に対する挟持操作の際に絶縁用カバー3が移動して挟持片11が露出し、その露出部分に指先などが接触して感電する事態を確実に防止することが可能となっている。
このように、この接続用クリップ1によれば、被覆導線100が挿通可能な筒状に形成されると共に基端部52に切り込み52aが形成された第1部材41と、第1部材41の基端部52と嵌合して基端部52を縮径させると共に嵌合状態において絶縁用カバー3の基端部32に当接する第2部材42とを備えた移動規制部4を設けたことにより、第2部材42を第1部材41の基端部52に嵌合させることで、第1部材41を被覆導線100に固定させ、第2部材42を第1部材41に対して固定させることができるため、第2部材42の先端部61に基端部32が当接している絶縁用カバー3の第2部材42への移動を確実に規制することができる。したがって、この接続用クリップ1によれば、挟持部2に対する挟持操作の際に絶縁用カバー3が移動して挟持片11が露出し、その露出部分に指先などが接触して感電する事態を確実に防止することができる。
また、この接続用クリップ1によれば、第1部材41の基端部52を円錐台状に形成し、被覆導線100が挿通可能でかつ先端部61に第1部材41の基端部52を挿入可能な筒状に第2部材42を形成したことにより、第2部材42の先端部61に第1部材41の基端部52を差し込ませるだけの簡易な操作で、第2部材42の先端部61と第1部材41の基端部52とを嵌合させて、絶縁用カバー3の移動を確実に規制することができる。
また、この接続用クリップ1によれば、第1部材41における基端部52の内面に突起部52bを配設したことにより、第1部材41の基端部52を縮径させたときに、突起部52bによって被覆導線100を押圧することができるため、第1部材41を被覆導線100に対して確実に固定することができる結果、絶縁用カバー3の移動を一層確実に規制することができる。
次に、接続用クリップの他の実施の形態について、添付図面を参照して説明する。まず、図9に示す接続用クリップ1Aの構成について説明する。なお、以下の説明において、上記した接続用クリップ1と同じ構成要素については、同じ符号を付して、重複する説明を省略する。
接続用クリップ1Aは、図9に示すように、接続用クリップ1における移動規制部4に代えて、移動規制部4Aを備えて構成されている。移動規制部4Aは、同図に示すように、第1部材41Aおよび第2部材42Aを備えて構成されている。
第1部材41Aは、被覆導線100が挿通可能な筒状に形成されている。また、図9に示すように、第1部材41Aにおける基端部52の外周面には、第1ねじ部の一例としての雄ねじ部52cが形成されている。また、第1部材41の基端部52には切り込み52aが形成され、基端部52の内面には突起部52b(図示せず)が形成されている。
第2部材42Aは、被覆導線100が挿通可能な筒状に形成されている。また、第2部材42Aにおける先端部61の内面には、第1部材41Aの雄ねじ部52cと螺合する第2ねじ部の一例としての雌ねじ部(図示せず)が形成されている。この第2部材42Aは、第1部材41Aの雄ねじ部52cを第2部材42Aの雌ねじ部にねじ込ませることによって第1部材41Aの基端部52に嵌合させることが可能となっており、基端部52との嵌合状態において基端部52を縮径させることによって第1部材41Aを被覆導線100に固定させる。また、第2部材42Aは、第1部材41Aの基端部52との嵌合状態において、先端部61が絶縁用カバー3の基端部32に当接する。
この接続用クリップ1Aにおいても、第1部材41Aおよび第2部材42Aを備えた移動規制部4Aを設けたことにより、絶縁用カバー3の第2部材42Aへの移動を確実に規制することができるため、挟持部2に対する挟持操作の際に絶縁用カバー3が移動して挟持片11が露出し、その露出部分に指先などが接触して感電する事態を確実に防止することができる。
また、この接続用クリップ1Aによれば、第1部材41Aの基端部52の外周面に雄ねじ部52cを形成し、被覆導線100が挿通可能でかつ先端部61の内面に雌ねじ部を形成したことにより、雄ねじ部52cを雌ねじ部にねじ込ませるだけの簡易な操作で、第2部材42Aの先端部61と第1部材41の基端部52とを嵌合させて、絶縁用カバー3の移動を確実に規制することができる。
次に、接続用クリップのさらに他の実施の形態について、添付図面を参照して説明する。まず、図10に示す接続用クリップ1Bの構成について説明する。なお、以下の説明において、上記した接続用クリップ1と同じ構成要素については、同じ符号を付して、重複する説明を省略する。
接続用クリップ1Bは、図10に示すように、接続用クリップ1における移動規制部4に代えて、移動規制部4Bを備えて構成されている。移動規制部4Bは、同図に示すように、第1部材41Bおよび第2部材42Bを備えて構成されている。
第1部材41Bは、被覆導線100が挿通可能な筒状に形成されている。また、図10に示すように、第1部材41Bにおける基端部52の外周面には、周面に沿って環状の溝部52dが形成されている。また、第1部材41の基端部52には切り込み52aが形成され、基端部52の内面には突起部52b(図示せず)が形成されている。
第2部材42Bは、平面視弧状の弾性部材で構成されている。具体的には、第2部材42Bは、一例として、金属製のE型のスプリングで構成されている。この第2部材42Bは、第1部材41Bにおける基端部52の溝部52dに嵌合させることが可能となっており、溝部52dに嵌合した状態において基端部52を縮径させることによって第1部材41Bを被覆導線100に固定させる。また、第2部材42Bは、溝部52dに嵌合した状態において絶縁用カバー3の基端部32に当接する。
この接続用クリップ1Bにおいても、第1部材41Bおよび第2部材42Bを備えた移動規制部4Bを設けたことにより、絶縁用カバー3の第2部材42Bへの移動を確実に規制することができるため、挟持部2に対する挟持操作の際に絶縁用カバー3が移動して挟持片11が露出し、その露出部分に指先などが接触して感電する事態を確実に防止することができる。
また、この接続用クリップ1Bによれば、第1部材41Bの基端部52に環状の溝部52dを形成し、弧状の弾性部材で第2部材42Bを構成したことにより、簡易な構成でありながら、絶縁用カバー3の移動を確実に規制することができるため、製造コストを十分に低減することができる。
なお、上記した各構成に限定されず種々変更することができる。例えば、第1部材41の基端部52をその端部に向かうに従って小径となる円錐台状(テーパー状)に形成した例について上記したが、基端部52を直管状(小径が一定の筒状)に形成する構成を採用することもできる。また、第1部材41の一部である先端部51を絶縁用カバー3の基端部32に挿入した状態で第1部材41を被覆導線100に固定する構成例について上記したが、第1部材41の一部を絶縁用カバー3に挿入しない状態(第1部材41の全体が絶縁用カバー3の基端部32の外側に位置している状態)で被覆導線100に固定する構成(例えば、上記の第1部材41における基端部52だけで構成された第1部材)を採用することもできる。
また、第1部材41Aに第1ねじ部としての雄ねじ部52cを形成し、第2部材42Aに第2ねじ部としての雌ねじ部を形成した例について上記したが、第1部材41Aに第1ねじ部としての雌ねじ部を形成し、第2部材42Aに第2ねじ部としての雄ねじ部を形成する構成を採用することもできる。
また、第1部材41に設けた突起部52bの形状や数は、任意に変更することができる。また、突起部52bを有していない構成を採用することもできる。また、第1部材41に凹部53aを形成し、第2部材42に突起部61aを形成した構成について上記したが、第1部材41に突起部を形成し、第2部材42に凹部を形成する構成を採用することもできる。また、凹部53aおよび突起部61aを有していない構成を採用することもできる。
また、弧状の弾性部材の一例として、金属製のEスプリングを第2部材42Bとして用いた例について上記したが、E型のスプリングに代えて、C型のスプリングを第2部材42Bとして用いる構成を採用することもできる。また、樹脂製のE型やC型のスプリングを用いる構成を採用することもできる。さらに、弧状の弾性部材に代えて、環状の弾性部材を第2部材42Bとして用いる構成を採用することもできる。
また、挟持部2における先端部21を除く被覆対象部位2aを絶縁用カバー3によって被覆する構成例について上記したが、先端部21を含めて挟持部2の全体を絶縁用カバー3によって被覆する構成(挟持部2の先端部21が絶縁用カバー3の先端部31から突出していない構成)を採用することもできる。
1,1A,1B 接続用クリップ
2 挟持部
2a 被覆対象部位
3 絶縁用カバー
4,4A,4B 移動規制部
11a,11b 挟持片
21,61 先端部
22,32,52 基端部
41,41A,41B 第1部材
41x 中心軸
42,42A,42B 第2部材
52a 切り込み
52b 突起部
52c 雄ねじ部
52d 溝部
100 被覆導線

Claims (5)

  1. 各々の基端部に対する握持操作に応じて各々の先端部が互いに接離する一対の挟持片を有して当該各先端部によって挟持対象体を挟持可能に構成されると共に当該挟持片の前記基端部に被覆導線が接続される挟持部と、当該挟持部とは別体に構成されて当該挟持部における被覆対象部位を被覆する柔軟性を有する筒状の絶縁用カバーとを備えた接続用クリップであって、
    前記被覆対象部位を被覆している前記絶縁用カバーの移動を規制する移動規制部を備え、
    前記移動規制部は、前記被覆導線が挿通可能な筒状に形成されると共に基端部に長さ方向に沿って切り込みが形成されて当該被覆導線を挿通させた状態で前記絶縁用カバーの基端部側に配置される第1部材と、当該第1部材の前記基端部の外面に嵌合して当該基端部を縮径させて当該第1部材を前記被覆導線に固定させると共に当該基端部との嵌合状態において先端部が前記絶縁用カバーの前記基端部に当接する第2部材とを備えて、前記挟持部の前記先端部側への前記絶縁用カバーの移動を許容すると共に前記第2部材側への当該絶縁用カバーの移動を規制可能に構成されている接続用クリップ。
  2. 前記第1部材の前記基端部が当該基端部の端部に向かうに従って小径となる円錐台状に形成され、
    前記第2部材は、前記被覆導線が挿通可能でかつその先端部に前記第1部材の前記基端部を挿入可能な筒状に形成されている請求項1記載の接続用クリップ。
  3. 前記第1部材の前記基端部の外周面には、第1ねじ部が形成され、
    前記第2部材は、前記被覆導線が挿通可能でかつ先端部の内面に第2ねじ部を有する筒状に形成されて、前記第1ねじ部と前記第2ねじ部とのねじ込みによって前記第1部材の前記基端部に嵌合可能に構成されている請求項1記載の接続用クリップ。
  4. 前記第1部材の前記基端部の外周面には、環状の溝部が形成され、
    前記第2部材は、環状または弧状の弾性部材で構成されると共に前記第1部材の溝部に嵌合可能に構成されている請求項1記載の接続用クリップ。
  5. 前記第1部材における前記基端部の内面には、当該第1部材の内側に向けて突出する突起部が配設されている請求項1から4のいずれかに記載の接続用クリップ。
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