JP5541628B2 - 電話帳掲載者情報追跡装置、システム、プログラム、及び方法 - Google Patents

電話帳掲載者情報追跡装置、システム、プログラム、及び方法 Download PDF

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Description

本発明は、掲載者名、住所、電話番号を含む電話帳データから電話帳掲載者情報の変更履歴を追跡処理して出力する、電話帳掲載者情報追跡装置、システム、プログラム、及び方法に関する。
情報通信技術の発展により電子商取引が盛んになり、金融機関、通販業者、一般企業等では、取引先の住所や電話番号を常に最新のものに管理することが重要になってきている。しかしながら、従来、それらの最新情報を取引先からの変更届けに頼っていたのが実情である。これまで、取引先に、社名、支店名、施設名等の変更があった場合、その旨の届けがあれば知ることが出来たが、往々にして郵便物等の宛先不明戻り等により、追って電話で確認することにより知ることが多かった。又、行政区画変更による住所変更や移転等による住所変更の場合も同様である。
このため、従来、電話帳に掲載されない電話番号の他、刻々と変化する電話番号を逐次チェックし、常に有効な電話番号が何番であるかを情報提供すると共に、移転等の異動があった場合の電話番号の変更情報を提供する電話番号情報の自動作成装置が提案されている(特許文献1〜特許文献3)。
特許第3867800号公報 特許第3998284号公報 特許第4304173号公報
上記した特許文献1〜特許文献3に開示された技術によれば、月単位で更新される電話番号データから、新設電話番号情報、廃止電話番号情報等を都度抽出し、その結果刻々と変化する国内全ての固定電話と携帯電話の3億9千万件の有効電話番号を把握できるが、その有効電話番号を使用している取引先を特定するものではない。このため、電話帳データから、掲載者名や住所等、電話帳掲載者情報の変更履歴を自動的に取得し、与信等に必要な特定の掲載者の営業履歴や居住履歴を追跡してその実績を把握可能なシステムの出現が望まれていた。
そこで、本発明は上記問題点に鑑みなされたものであって、電話帳データや電話番号データから電話帳掲載者情報の変更履歴を自動的に取得し、特定の掲載者の営業履歴や居住履歴等を追跡してその実績を把握可能な、電話帳掲載者情報追跡装置、システム、プログラム、及び方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の電話帳掲載者情報追跡装置は、掲載者名、住所、電話番号を含む電話帳データから電話帳掲載者情報を追跡処理して出力する、少なくとも記憶装置と、演算処理装置と、入出力装置とからなる電話帳掲載者情報追跡装置であって、前記演算処理装置は、電話番号をキーに前記記憶装置に記憶された更新前後の電話帳データの照合処理を行い、前記電話帳データの変更履歴を収集して前記記憶装置に記憶する変更履歴収集部と、前記収集された変更履歴を示す電話帳データを、電話番号毎、前記電話帳の発行年月順に並べ替え処理する並べ替え演算部と、前記並べ替えられた変更履歴から前記電話帳の発行年月に基づく電話番号の利用状況を追跡処理して特定の掲載者の営業履歴又は居住履歴を判定する追跡処理部と、を備え、前記追跡処理部で判定した結果を、前記記憶装置又は前記入出力装置に出力することを特徴とする。
本発明によれば、演算処理装置は、電話番号をキーに記憶装置に記憶された更新前後の電話帳データの照合処理を行い、電話帳データの変更履歴を収集し、収集された変更履歴を示す電話帳データを、電話番号毎、電話帳の発行年月順に並べ替え処理を行い、この並べ替えられた変更履歴から電話帳の発行年月に基づく電話番号の利用状況を追跡処理して特定の掲載者の営業履歴又は居住履歴を判定する。従って、電話帳データから電話帳掲載者情報の変更履歴を自動的に取得し、特定の掲載者の営業履歴や居住履歴等を追跡してその実績の把握が可能になる。このため、例えば、取引先の与信に用いて顕著な効果が得られる。
上記本発明において、前記電話帳に不掲載の電話番号を含む、刻々変化する全国の有効電話番号を電話回線経由でオートダイヤルにより得、電話番号の利用状況を示す理由識別情報、及び移転先電話番号を、調査年月と共に前記記憶装置に記憶させる電話利用状況収集部、を更に備え、前記追跡処理部は、前記変更履歴収集部が収集した変更履歴を示す電話帳データと、前記電話利用状況収集部が収集した電話利用状況を示す電話番号データとを紐付けて管理すると共に、前記記憶装置から前記並べ替えた後の変更履歴を示す電話帳データを電話番号毎に順次読み取り、前記電話帳の発行年月に基づく電話番号の継続利用状況を検証して前記掲載者の営業履歴、又は居住履歴を判定し、前記電話利用状況を示す電話番号データの調査年月に基づく電話番号の継続利用状況を検証して電話番号の移転、及び電話帳に不掲載の欠番を判定することを特徴とする。
本発明によれば、演算処理装置が備える追跡処理部は、収集した変更履歴を示す電話帳データと、収集した電話利用状況を示す電話帳番号データとを紐付けて管理すると共に、並べ替えた後の変更履歴を示す電話帳データを電話番号毎に順次読み取り、電話帳の発行年月に基づく電話番号の継続利用状況を検証して掲載者の営業履歴、又は居住履歴を判定し、電話利用状況を示す電話番号データの調査年月に基づく電話番号の継続利用状況を検証して電話番号の移転、及び電話帳に不掲載の欠番を判定する。このため、特定の取引先の法人名の変更、あるいは行政区画変更による住所変更や移転があっても、その変更履歴を自動的に取得することで、法人であればその営業実績、個人であれば居住年数等を推定できる。例えば、ある法人が、何時から何時までその住所に存在し、その後、何処に移転したかを知ることが出きる。
上記本発明において、前記記憶装置に記憶される変更履歴を示す電話帳データは、該当の電話番号が代表電話番号であるか否かを示す属性情報を含み、前記追跡処理部は、前記理由識別情報が「移転」を示し、かつその移転先電話番号が移転先案内開始以前に未使用であった場合、移転元の電話番号を使用していた掲載者は、移転したと判定し、前記移転先電話番号が移転先案内開始以前から使用中であり、かつ前記属性情報が代表電話番号を示していた場合、移転元の電話番号を使用していた掲載者は、営業を停止したと判定することを特徴とする。
本発明によれば、演算処理装置が備える追跡処理部は、理由識別情報が「移転」を示し、かつその移転先電話番号が移転先案内開始以前に未使用であった場合、移転元の電話番号を使用していた掲載者は、移転したと判定し、移転先電話番号が移転先案内開始以前から使用中であり、かつ属性情報が代表電話番号を示していた場合、移転元の電話番号を使用していた掲載者は、営業を停止(会社の吸収合併など)したと判定する。このように特定の掲載者の電話番号の変更履歴を追跡処理することで移転判定がなされた場合に、その移転が、営業を継続しながらの移転か、営業を停止したことによる移転かを判別できる。
本発明の電話帳掲載者情報追跡プロクラムは、コンピュータ上で実行され、掲載者名、住所、電話番号を含む電話帳データから電話帳掲載者情報を追跡処理して出力する電話帳掲載者情報追跡プログラムであって、前記コンピュータに、電話番号をキーに更新前後における電話帳データの照合処理を行い、前記電話帳データの変更履歴を収集して記憶装置に記憶する変更履歴収集処理と、前記収集された変更履歴を示す電話帳データを、電話番号毎、前記電話帳の発行年月順に並べ替え処理する並べ替え演算処理と、前記並べ替えられた変更履歴から前記電話帳の発行年月に基づく電話番号の利用状況を追跡して特定の掲載者の営業履歴又は居住履歴を判定する追跡処理と、前記判定した結果を、前記記憶装置、又は入出力装置に出力する出力処理と、を実行させることを特徴とする。
本発明の電話帳掲載者情報追跡システムは、ユーザ端末と、前記ユーザ端末から通信ネットワーク経由で、特定の電話番号に基づく掲載者の営業履歴又は居住履歴に関する検索要求を受信し、検索結果を抽出して前記通信ネットワーク経由で要求のあったユーザ端末へ送信する電話帳掲載者情報追跡装置とからなる電話帳掲載者情報追跡システムであって、前記電話帳掲載者情報追跡装置は、前記通信ネットワークとの間で所定のプロトコルに基づきデータの送受信を行う通信制御部と、予め、電話番号をキーに更新前後の電話帳データの照合処理を行い、前記電話帳データの変更履歴が収集され、記憶された記憶装置と、前記収集された変更履歴を示す電話帳データを、電話番号毎、前記電話帳の発行年月順に並べ替え、前記並べ替えられた変更履歴から電話帳の発行年月に基づく電話番号の利用状況を追跡処理して特定の掲載者の営業履歴又は居住履歴を判定して出力する演算処理装置とを備え、前記ユーザ端末から前記通信ネットワーク及び前記通信制御装置経由で前記検索要求を受信すると、前記演算処理装置で判定された結果を、前記通信制御装置及び前記通信ネットワーク経由で前記要求のあったユーザ端末に送信することを特徴とする。
本発明の電話帳掲載者情報追跡方法は、掲載者名、住所、電話番号を含む電話帳データから電話帳掲載者情報をコンピュータにより追跡処理して出力する、電話帳掲載者情報追跡方法であって、前記電話番号をキーに記憶装置に記憶された更新前後の電話帳データの照合処理を行い、前記電話帳データの変更履歴を収集して前記記憶装置に記憶する第1のステップと、前記第1のステップで収集された変更履歴を示す電話帳データを、電話番号毎、前記電話帳の発行年月順に並べ替え処理する第2のステップと、前記第2のステップで並べ替えられた変更履歴から前記電話帳の発行年月に基づく電話番号の利用状況を追跡処理して特定の掲載者の営業履歴又は居住履歴を判定する第3のステップと、前記第3のステップで判定した結果を、前記記憶装置又は入出力装置に出力する第4のステップと、を有することを特徴とする。
本発明によれば、電話帳データや電話番号データから電話帳掲載者情報の変更履歴を自動的に取得し、特定の掲載者の営業履歴や居住履歴等を追跡処理してその実績を把握可能な、電話帳掲載者情報追跡装置、システム、プログラム、及び方法を提供することができる。
本発明の実施の形態に係る電話帳掲載者情報追跡装置の構成を示すブロック図である。 図1の電話帳データ履歴DB−Aのデータ構造の一例を示す図である。 図1の電話帳データ履歴DB−Bのデータ構造の一例を示す図である。 本発明の実施の形態に係る電話帳掲載者情報追跡装置の初期処理を示す動作フローチヤートである。 本発明の実施の形態に係る電話帳掲載者情報追跡装置の月次処理を示す動作フローチャートである。 本発明の実施の形態に係る電話帳掲載者情報追跡装置の追跡処理を示す動作フローチャートである。 電話帳データの変更履歴のデータサンプルを示す図である。 追跡処理後の判定結果を付加した記録内容の一例を示す図である。 本発明の実施の形態に係る電話帳掲載者情報追跡システムのシステム構成の一例を示す図である。
以下、添付図面を参照して、本発明を実施するための形態(以下、実施形態)について詳細に説明する。なお、実施形態の説明の全体を通して同じ要素には同じ番号を付している。
(実施形態の構成)
図1は、本実施形態に係る電話帳掲載者情報追跡装置10の構成を示すブロック図である。図1によれば、本実施形態に係る電話帳掲載者情報追跡装置10は、演算処理装置11と、記憶装置12と、入出力装置13と、により構成される。
演算処理装置11は、内蔵のメモリ、又は記憶装置12の一部領域に割り付けられ格納されるプログラムに基づき、(1)電話番号をキーに記憶装置に記憶された更新前後の電話帳データの照合処理を行い、(2)電話帳データの変更履歴を収集し、(3)収集された変更履歴を示す電話帳データを、電話番号毎、電話帳の発行年月順に並べ替え処理を行い、(4)この並べ替えられた変更履歴から電話帳の発行年月に基づく電話番号の利用状況を追跡処理して特定の掲載者の営業履歴又は居住履歴を判定する処理を実行する。
このため、演算処理装置11が実行するプログラムは、図1にプログラム構造が機能展開され、示されているように、変更履歴収集部111と、並び替え演算部112と、追跡処理部113と、電話利用状況収集部114とを含む。
変更履歴収集部111は、電話番号をキーに記憶装置12に記憶された更新前後の電話帳データの照合処理を行い、電話帳データの変更履歴を収集して記憶装置12に記憶する機能を有する。並べ替え演算部112は、変更履歴収集部111で収集された変更履歴を示す電話帳データを、電話番号毎、電話帳の発行年月順に並べ替え処理(ソート演算)する機能を有する。追跡処理部113は、並べ替え演算部112で並べ替えられた変更履歴から電話帳の発行年月に基づく電話番号の利用状況を追跡処理して特定の掲載者の営業履歴又は居住履歴を判定し、判定した結果を、記憶装置12又は入出力装置13に出力する機能を有する。
電話利用状況収集部114は、電話帳に不掲載の電話番号を含む、刻々変化する全国の有効電話番号を電話回線経由でオートダイヤルにより得、電話番号の利用状況を示す理由識別情報、及び移転先電話番号を、調査年月と共に記憶装置12に記憶させる機能を有する。このため、電話利用状況収集部114は、音声・回線制御部14経由で公衆電話回線網に接続される。
追跡処理部113は、変更履歴収集部111が収集した変更履歴を示す電話帳データと、電話利用状況収集部114が収集した電話利用状況を示す電話番号データとを紐付けて管理すると共に、(1)記憶装置12から並べ替え後の変更履歴を示す電話帳データを電話番号毎に順次読み取り、(2)電話帳の発行年月に基づく電話番号の継続利用状況を検証して掲載者の営業履歴、又は居住履歴を判定し、(3)電話利用状況を示す電話番号データの調査年月に基づく電話番号の継続利用状況を検証して電話番号の移転、及び電話帳に不掲載の欠番を判定する。追跡処理部113は又、理由識別情報が「移転」を示し、かつその移転先電話番号が移転先案内開始以前に未使用であった場合、移転元の電話番号を使用していた掲載者は、移転したと判定し、移転先電話番号が移転先案内開始以前から使用中であり、かつ後述する属性情報が代表電話番号を示していた場合、移転元の電話番号を使用していた掲載者は、営業を停止したと判定する。
ところで、国内では、NTT発行の電話帳が発刊されて久しい。最近では、この電話帳に発刊日を付加してデータベース化された電話帳DB(Data Base)が市販されており、発刊毎に更新されている。又、NTT東西では、職業別電話帳であるタウンページDBを月単位で更新しており、NTT情報開発(株)が2〜3ヶ月遅れで更新年月付で契約ユーザに提供している。又、タウンページは、一般家庭に無償配布されている他にNTT東西が自らホームページ上に公開している。発刊サイクルは、都市部で年1回、郡部で2年に1回程度である。
記憶装置12には、上記した電話帳データを活用して前月までに電子化された各年度版(2000〜2009)の電話帳データDB(120〜123)が一部領域に割り当てられて記憶されている。又、記憶装置12には、演算処理装置11の変更情報収集部111で収集され構築される電話帳データ履歴DB−A(124)、並び替え演算部112で演算により生成される電話帳データ履歴DB(125)、電話利用状況収集部114により収集され構築される電話番号データ履歴DB−B(126)、そして、追跡処理部113により生成される、電話帳データ掲載名履歴DB(127)、電話帳データ住所変更履歴DB(128)電話帳データ新規履歴DB(129)電話帳データ廃業・移転・非掲載履歴DB(130)が一部領域に割り当てられ記憶されている。尚、電話帳データ履歴DB−A(124)、電話帳データ履歴DB(125)、電話番号データ履歴DB−B(126)は、図面上では便宜的に演算処理装置11内に示してある。
追跡処理部113に入力される、電話帳データ履歴DB−A(124)と、電話番号データ履歴DB−B(126)のデータ構造の一例について、図2、図3を参照しながら簡単に説明する。
電話帳データ履歴DB−A(124)は、図2(a)にそのデータ構造の一例が示されるように、項番1〜13の各データ項目からなり、電話番号、名前、郵便番号、住所、業種、住所コード、住所ステータス、個人法人フラグ、電話区分、リスト年月、電話帳発行年月を含む。これらデータ項目のそれぞれについて、英数・漢字の別(属性)ならびにサイズ(バイト)が定義されている。例えば、「電話番号1」は、9〜11バイトの英文字(ANK)で表記され、市外局番と加入者番号の間の「−」は含まない。又、「名前1」は、60文字以内のKNJ(漢字)で表記され、個人の名前、又は法人場合、その企業名、会社名、組織名を示す。
尚「住所ステータス」とは、国土地理協会町字ファイルとの住所の一致状態を示すもので、英数文字1バイトで表現され、値「0」は、住所辞書と完全一致、値「1」は、住所辞書と部分一致、値「2」は、住所辞書と部分一致(候補複数)、値「4」は、住所辞書の旧住所と一致、値「5」は、住所辞書の旧住所と部分一致又は候補複数、値「7」は、市区町村まで一致、値「9」は、市区町村までも一致しない(不一致)ことを示す。
又、属性情報としてフラグが付与され、項番10の「個人法人フラグ」は、個人が“1”、法人が“2”とする。尚、「電話区分」は、図2(b)に示されるように、電話番号表記が(代)の場合、代表取り扱い、(F)の場合、ファクシミリ専用電話である。
電話番号データ履歴DB−B(126)は、そのデータ構造が図3に示されるように、各データ項目を電話番号順に時系列に並べたデータベースである。データ項目は、市外内局番と加入者番号からなる電話番号、調査期日にISDN(Integrated Service Digital Network)交換機から返信される理由表示、調査年月、理由表示が「移転」の場合に案内される移転先電話番号から成る。尚、「理由表示」として、上記した「移転」の他に、電話番号が継続使用されていることを示す「実在」、電話番号が未使用(現在使用されていない)の「欠番」がある。いずれも詳細は後述する。
入出力装置13は、例えば、キーボード、ディスプレイであり、キーボードを操作することにより当月分の電話帳データが入力され、演算処理装置11により処理された電話帳データ履歴がディスプレイに出力される。ディスプレイとしては、例えば、多数の画素(複数色の発光素子の組み合わせ)を縦横に配して構成される、LCD(Liquid Crystal Display Device)や有機EL(Electro-Luminescence)が用いられる。尚、ディスプレイに限らず、出力装置としてプリンタが接続されても良い、又、電話帳データの入出力にインターネット等を介して通信を利用する場合は、入出力装置13に、TCP/IP(Transmission Control Protocol/Internet
Protocol)等の通信プロトコルを実行する通信インタフェースを含むこともある。
(実施形態の動作)
図4〜図6は、本実施の形態に係る電話帳掲載者情報追跡装置10の動作を説明するために引用した図であり、図4は初期処理を、図5は月次処理を、図6は追跡処理をそれぞれフローチャートで示した図である。又、図7は、電話帳データの変更履歴のサンプルデータの一例を、図8は、生成される電話帳データ履歴DB(125)のデータ構造の一例を示す図である。
以下、図4〜図8を参照しながら、図1〜図3に示す本実施形態に係る電話帳掲載者情報追跡装置の動作について詳細に説明する。
まず、初期処理から説明する。図4おいて、演算処理装置11の変更情報収集部111は、記憶装置112に記憶された電話帳データ2000年度版120と、電話帳データ2001年度版121と、電話帳データ2002年度版122と、・・・・前月までの電話帳データ2009年度版123とを、読み込んで照合処理(差分抽出)を行うことにより電話番号帳の変更履歴の収集を行ない、結果を電話帳データ履歴DB−A(124)に記憶する(ステップS10)。
次に、図5を用いて月次処理について説明する。演算処理装置12の変更情報収集部111は、前月までに電話帳データ履歴DB−A(124)に記憶された電話帳データ124aと、当月に新規発刊され、入出力装置13により入力された当月の電話帳データ124bとから月次処理に基づく差分抽出を行い、今月の電話帳データ履歴124cを生成する(ステップS11、S12)。そして、変更情報収集部111は、並べ替え演算部112に制御を移す。
並べ替え演算部112は、変更履歴収集部111で収集され、電話帳データ履歴DB−A(124)に記憶された電話帳データ履歴を、電話番号毎、電話帳の発行年月順に並べ替えて電話帳データ履歴DB(125)を生成して追跡処理部113へ出力する(ステップS13)。並べ替え演算部112は、電話番号を昇順に、発行年月を降順にソートすることによって並べ替え処理を実行するものとする。
これを受けて、追跡処理部113では、電話帳データ履歴DB(125)に記憶された電話帳データ履歴から、電話帳の発行年月に基づく電話番号の利用状況を追跡処理して特定の掲載者の営業履歴又は居住履歴を判定し、各種履歴DBである電話帳データ掲載名履歴DB(127)、電話帳データ住所変更履歴DB(128)、電話帳データ新規履歴DB(129)、電話帳データ廃業・移転・非掲載履歴DB(130)を作成し、それぞれ記憶装置12の所定の領域に書き込む(ステップS14)。
追跡処理部113による追跡処理の詳細手順が図6のフローチャートに示されている。図6において、追跡処理部113では、まず、電話帳データ履歴DB(125)から、並び替え演算部112で並び替え処理済みの電話帳データ履歴を電話番号順に1件ずつ読み出す(ステップS141)。
続いて、追跡処理部113は、同じ電話番号において、1件のみ存在し、それが当日に新規発生したものであるか否かを判定する(ステップS142)。ここで、その電話番号が1件のみ存在する場合(ステップS142“YES”)、追跡処理部113は、その電話番号に基づき電話番号データ履歴DB−B(126)を参照することで、他の電話番号からの移転先案内の有無を判定する(ステップS150)。
ここで、移転先案内が無ければ(ステップS150“NO”)、追跡処理部113は、電話帳データ新規履歴DB129に新規登録を行い(ステップS154)、「他の電話番号から移転先案内あり」と判定されると(ステップS150)、電話帳データ廃業・移転・非掲載履歴DB130に移転後の情報に基づき移転登録を行う(ステップS157)。
一方、ステップS142で、「同じ電話番号が複数あり」と判定された場合、追跡処理部113は、更に、その電話番号が当日以前に存在し、当日削除されたものであるか否かを判定する(ステップS143)。ここで、その電話番号が当日以前に存在し、当日削除されたものであると判定された場合(ステップS143“YES”)、追跡処理部113は更に住所変更の有無を判定する(ステップS144)。ここで、「住所変更あり」と判定された場合(ステップS144“YES”)、追跡処理部113は、電話帳データ住所変更履歴DB128に住所変更登録を行い、「住所変更なし」と判定された場合、ステップS146の掲載者名変更判定処理に分岐する。
ステップS146の掲載者名変更判定処理で、「掲載者名に変更あり」と判定された場合(ステップS146“YES”)、変更処理部113は、電話帳データ掲載者名履歴DB(127)に掲載者名の変更あり登録を行い(ステップS147)、「掲載者名に変更無し」と判定された場合、(ステップS146“NO”)、変更処理部113は、電話帳データ掲載者名履歴DB(127)に掲載者名変更無しの登録を行なう(ステップS148)。
一方、ステップS143の判定処理で、該当電話番号が当日以前に存在し、当日から削除されたものでないと判定された場合(ステップS143“NO”)、追跡処理部113は、電話番号データ履歴DB−B(126)を参照して、該当電話番号での移転先案内の有無を判定する(ステップS152)。ここで、「該当電話番号での移転先案内あり」と判定された場合(ステップS152“YES”)、追跡処理部113は、電話帳データ廃業・移転・非掲載履歴DB130に移転前の情報に基づき移転登録を行ない(ステップS156)、「該当電話番号での移転先案内無し」と判定された場合(ステップS152“NO”)、追跡処理部113は、更に、電話番号データ履歴DB−B(126)の理由識別情報を参照して欠番の有無を判定する(ステップS153)。
ここで「欠番あり」と判定されると(ステップS153“YES”)、追跡処理部113は、電話帳データ廃業・移転・非掲載履歴DB130に廃業登録(営業停止)を行い(ステップS156)、「欠番無し」と判定されると(ステップS143“NO”)、電話帳データ廃業・移転・非掲載履歴DB130に非掲載登録を行う(ステップS155)。
追跡処理部113は、以上の処理を電話帳データ履歴DB−A(124)に記憶された電話帳データの電話番号毎に全件終了するまで(ステップS149“YES”)、繰り返し実行する。
図7、図8に示す具体的事例に基づき、図6に示す追跡処理手順の補足説明を行う。図7は、変更情報収集部111により収集され、並べ替え演算部112出並べ替え処理後のデータサンプル(電話帳データ履歴DB)の一例を示す図であり、図7(a)に住所変更事例が、図7(b)、(c)、(d)に、掲載者名変更事例が示されている。いずれも、電話番号、掲載者名、住所、発刊日からなる電話帳データである。
図7(a)のデータサンプルによれば、2002年10月発刊から2003年10月発刊の電話帳データの該当電話番号048−599−3・10(・は個人情報保護の観点から番号を伏せてある)において、「埼玉県○○市本石2−238−301」から「埼玉県○○市宮本107−1−401」に住所変更したことが判明する。又、図7(b)のデータサンプルによれば、2006年8月発刊から2007年8月発刊の電話帳データの該当電話番号048−599−3・72において、法人名が(有)ポストネットから(株)ポストネットに変更したことが判明する。又、図7(c)(d)のデータサンプルによれば、図7(b)同様、掲載の電話番号が変わらず掲載者名のみ変化することから発刊月前後において掲載者名が変更したことが判明する。
追跡処理部113は、変更情報収集部111で収集され構築される電話帳データ履歴DB−A(124)の他に、電話利用状況収集部114で収集され構築される電話番号データ履歴DB−B(126)を参照することにより法人の場合の営業実績を推定することも可能である。即ち、該当電話番号が、何時から何時までの間使用され、何時から使用されなくなったかが電話番号の利用状況から判明するため、XX年XX月〜YY年YY月まで、該当の住所で何年何ヶ月の間営業を継続していたことを知ることができる。又、ある法人が何時までその住所にあって、その後の何時、何処に移転したか、あるいは廃業したかも推測可能である。
即ち、図2(a)に示したように、電話帳データ履歴DB−A(124)には、個人法人フラグが記憶されている。又、図2(b)に示したように、該当電話番号が代表電話番号かFAX専用電話番号か、あるいはフリーダイヤル番号かを示す識別フラグが記憶されている。これらを参照することで、理由識別情報(図3参照)が「移転」を示し、かつその移転先電話番号が移転先案内開始以前に未使用であった場合、移転元の電話番号を使用していた法人は、移転したと判定し、一方、移転先電話番号が移転先案内開始以前から使用中であり、かつ属性情報が代表電話番号を示していた場合、移転元の電話番号を使用していた法人は、営業を停止(吸収合併など)したと判定する。
より詳細には、追跡処理部113は、移転案内中の電話番号において、移転元電話番号が代表電話番号であり、移転先電話番号がすでに使用中で代表電話番号であるときは、会社併合であると判定する。
また、追跡処理部113は、移転案内中の電話番号において、移転元電話番号が代表電話番号であり、移転先電話番号が移転案内前未使用であるときは、会社移転と判定する。また、追跡処理部113は、移転案内中の電話番号において、移転元電話番号が代表電話番号でなく、移転先電話番号がすでに使用中で代表電話番号でないときは、事業所が併合したと判定する。
また、上記会社合併、会社移転、事業所合併の判定においては、対象電話番号が法人であることを前提に判定すればさらに良い。また、上記判定した結果を記録し電話帳データ履歴情報に付加してDVDなど記録媒体で提供やインターネットなど利用して第三者に提供することもできる。この結果、提供を受けた法人などは、該情報を得て所有する自身の顧客情報と電話番号や法人名(掲載名)などとマッチング処理して顧客情報の電話番号や法人名、住所を最新の状態に更新できる。さらに、電話番号データ履歴情報も併用して更新することで、さらに高い鮮度の情報とする手段を提供できる。
図7のデータサンプルから追跡処理部113で追跡処理した後の判定結果(移転、住所変更、掲載名変更、非掲載、廃業)を付加した記録内容の一例が図8に示されている。追跡処理部113での判定結果毎に生成され構築される各種DBが、電話帳データ掲載者名履歴DB(127)、電話帳データ住所変更履歴DB(128)、電話帳データ新規履歴DB(129)、電話帳データ廃業・移転・非掲載履歴DB(130)である。
(実施形態の効果)
以上説明のように、本実施形態に係る電話帳掲載者情報追跡装置10によれば、電話番号をキーに更新前後の電話帳データの照合を行い、収集された変更履歴から電話番号毎に電話帳の発行年月順に並べ替えることにより、特定の掲載者の営業履歴、又は居住履歴を判定することができる。このように、電話帳データの掲載者の営業履歴や住所変更等の事実を自動収集できることから、取引先からの変更届けに依存することなく取引先の最新状況の管理が可能になる。従って、本実施形態に係る電話帳掲載者情報追跡装置10を、取引先の与信に用いることにより、顕著な効果が得られる。
(電話帳掲載者情報追跡システムの説明)
図9は、本実施形態に係る電話帳掲載者情報追跡システム100のシステム構成の一例を示す図である。図1に示す実施形態との差異は、図1が電話帳掲載者情報追跡装置10としてスタンドアロン構成を採用したのに対し、ここでは、契約ユーザが閲覧できるように、インターネット等のオープンネットワークを経由して取引先の追跡情報をサービスする構成としたことにある。
図9に示されるように、本実施形態に係る電話帳掲載者情報追跡システム100は、例えば、PC(Personal Computer)等で構成される複数のユーザ端末103が、IP(Internet
Protocol)網102経由で、電話帳掲載者情報追跡サーバ101に接続され、構成される。電話帳掲載者情報追跡サーバ101は、ユーザ端末102から、IP網102経由で、特定の電話番号に基づく掲載者の営業履歴、又は居住履歴に関する検索要求を受信し、検索結果を抽出して、IP網102経由で要求のあったユーザ端末103へ送信する。
このため、電話帳掲載者情報追跡サーバ101は、図1に示す電話帳掲載者情報追跡装置10が有する構成に、通信制御部が付加され構成される。即ち、電話帳掲載者情報追跡サーバ101は、IP網102との間で例えばTCP/IP等、所定のプロトコルに基づきデータの送受信を行う通信制御部と、予め、電話番号をキーに更新前後の電話帳データの照合処理を行い、電話帳データの変更履歴が収集され、記憶された記憶装置12と、収集された変更履歴を示す電話帳データを、電話番号毎、前記電話帳の発行年月順に並べ替え、前記並べ替えられた変更履歴から電話帳の発行年月に基づく電話番号の利用状況を追跡処理して特定の掲載者の営業履歴又は居住履歴を判定して出力する演算処理装置11を含み、構成される。電話帳掲載者情報追跡サーバ101は、更に、電話利用状況を収集するために公衆回線網104にも接続される。
本実施形態に係る電話帳掲載者情報追跡システム100によれば、ユーザ端末103からの検索要求に基づき、電話帳掲載者情報追跡サーバ101が、電話番号をキーに更新前後の電話帳データの照合を行い、収集された変更履歴から電話番号毎に電話帳の発行年月順に並べ替えることにより、特定の掲載者の営業履歴、又は居住履歴を判定し、要求のあったユーザ端末103に応答する。このため、ユーザは、電話帳データの掲載者の営業履歴や住所変更等の事実を取得できることから、取引先からの変更届けに依存することなく取引先の管理が可能になる。
又、本実施形態に係る電話帳掲載者情報追跡システム100によれば、収集された各データについて、DVD(Digital Versatile Disc)等の記録媒体を介してユーザに頒布しても良い。各ユーザは、このデータを利用することにより、掲載者名(法人名)変更、住所変更等による顧客情報の更新、あるいは新規顧客情報登録が可能であり、さらに社名や電話番号マッチング処理して更新利用などできる。
(電話帳掲載者情報追跡プログラムの説明)
又、本発明の実施形態に係る電話帳掲載者情報追跡プログラムは、例えば、図1において、コンピュータ(演算処理装置11)上で実行され、掲載者名、住所、電話番号を含む電話帳データから電話帳掲載者情報を追跡処理して出力する電話帳掲載者情報追跡プログラムであって、例えば、図5、図6のフローチャートにおいて、前記コンピュータに、において、電話番号をキーに更新前後における電話帳データの照合処理を行い、前記電話帳データの変更履歴を収集して記憶装置に記憶する変更履歴収集処理(図5のS12)と、前記収集された変更履歴を示す電話帳データを、電話番号毎、前記電話帳の発行年月順に並べ替え処理する並べ替え演算処理(S13)と、前記並べ替えられた変更履歴から前記電話帳の発行年月に基づく電話番号の利用状況を追跡して特定の掲載者の営業履歴又は居住履歴を判定する追跡処理(図6のS141〜S149)前記判定した結果を、前記記憶装置、又は入出力装置に出力する出力処理(図5のS14)と、を実行させるものである。
本実施形態に係る電話帳掲載者情報追跡プログラムによれば、電話番号をキーに更新前後の電話帳データの照合を行い、収集された変更履歴から電話番号毎に電話帳の発行年月順に並べ替えることにより、特定の掲載者の営業履歴、又は居住履歴を判定することができる。このように、電話帳データの掲載者の営業履歴や住所変更等の事実を自動収集できることから、取引先からの変更届けに依存することなく取引先の管理を可能とする電話帳掲載者情報追跡プログラムを提供することができる。
(電話帳掲載者情報追跡方法の説明)
又、本発明の電話帳掲載者情報追跡方法は、掲載者名、住所、電話番号を含む電話帳データから電話帳掲載者情報を、例えば、図1に示すコンピュータにより追跡処理して出力する、電話帳掲載者情報追跡方法であって、例えば、図5、図6のフローチャートにおいて、前記電話番号をキーに記憶装置に記憶された更新前後の電話帳データの照合処理を行い、前記電話帳データの変更履歴を収集して前記記憶装置に記憶する第1のステップ(図5のS12)と、前記第1のステップで収集された変更履歴を示す電話帳データを、電話番号毎、前記電話帳の発行年月順に並べ替え処理する第2のステップ(S13)と、前記第2のステップで並べ替えられた変更履歴から前記電話帳の発行年月に基づく電話番号の利用状況を追跡処理して特定の掲載者の営業履歴又は居住履歴を判定する第3のステップ(図6のS141〜S149)と、前記第3のステップで判定した結果を、前記記憶装置又は入出力装置に出力する第4のステップ(図5のS14)と、を有するものである。
本実施形態に係る電話帳掲載者情報追跡方法によれば、電話番号をキーに更新前後の電話帳データの照合を行い、収集された変更履歴から電話番号毎に電話帳の発行年月順に並べ替えることにより、特定の掲載者の営業履歴、又は居住履歴を判定することができる。このように、電話帳データの掲載者の営業履歴や住所変更等の事実を自動収集できることから、取引先からの変更届けに依存することなく取引先の管理を可能とする電話帳掲載者情報追跡方法を提供することができる。
以上、実施形態を用いて本発明を説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施形態に記載の範囲には限定されないことは言うまでもない。上記実施形態に、多様な変更または改良を加えることが可能であることが当業者に明らかである。またその様な変更または改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、特許請求の範囲の記載から明らかである。
10 電話帳掲載者情報追跡装置
11 演算処理装置
12 記憶装置
13 入出力装置
14 音声・回線制御部
111 変更履歴収集部
112 並び替え演算部
113 追跡処理部
114 電話利用状況収集部
124 電話帳データ履歴DB−A
125 電話帳データ履歴DB
126 電話番号データ履歴DB−B
127 電話帳データ掲載名履歴DB
128 電話帳データ住所変更履歴DB
129 電話帳データ新規履歴DB
130 電話帳データ廃業・移転・非掲載履歴DB
100 電話帳掲載者情報追跡システム
101 電話帳掲載者情報追跡サーバ
102 IP網
103 ユーザ端末
104 公衆回線網

Claims (6)

  1. 掲載者名、住所、電話番号を含む電話帳データから電話帳掲載者情報を追跡処理して出力する、少なくとも記憶装置と、演算処理装置と、入出力装置とからなる電話帳掲載者情報追跡装置であって、
    前記演算処理装置は、
    電話番号をキーに前記記憶装置に記憶された更新前後の電話帳データの照合処理を行い、前記電話帳データの変更履歴を収集して前記記憶装置に記憶する変更履歴収集部と、前記収集された変更履歴を示す電話帳データを、電話番号毎、前記電話帳の発行年月順に並べ替え処理する並べ替え演算部と、前記並べ替えられた変更履歴から前記電話帳の発行年月に基づく電話番号の利用状況を追跡処理して特定の掲載者の営業履歴又は居住履歴を判定する追跡処理部と、を備え、
    前記追跡処理部で判定した結果を、前記記憶装置又は前記入出力装置に出力することを特徴とする電話帳掲載者情報追跡装置。
  2. 前記電話帳に不掲載の電話番号を含む、刻々変化する全国の有効電話番号を電話回線経由でオートダイヤルにより得、電話番号の利用状況を示す理由識別情報、及び移転先電話番号を、調査年月と共に前記記憶装置に記憶させる電話利用状況収集部、を更に備え、
    前記追跡処理部は、
    前記変更履歴収集部が収集した変更履歴を示す電話帳データと、前記電話利用状況収集部が収集した電話利用状況を示す電話番号データとを紐付けて管理すると共に、前記記憶装置から前記並べ替えた後の変更履歴を示す電話帳データを電話番号毎に順次読み取り、前記電話帳の発行年月に基づく電話番号の継続利用状況を検証して前記掲載者の営業履歴、又は居住履歴を判定し、前記電話利用状況を示す電話帳データの調査年月に基づく電話番号の継続利用状況を検証して電話番号の移転、及び電話帳に不掲載の欠番を判定することを特徴とする請求項1記載の電話帳掲載者情報追跡装置。
  3. 前記記憶装置に記憶される変更履歴を示す電話帳データは、該当の電話番号が代表電話番号であるか否かを示す属性情報を含み、
    前記追跡処理部は、
    前記理由識別情報が「移転」を示し、かつその移転先電話番号が移転先案内開始以前に未使用であった場合、移転元の電話番号を使用していた掲載者は、移転したと判定し、前記移転先電話番号が移転先案内開始以前から使用中であり、かつ前記属性情報が代表電話番号を示していた場合、移転元の電話番号を使用していた掲載者は、営業を停止したと判定することを特徴とする請求項2記載の電話帳掲載者情報追跡装置。
  4. コンピュータ上で実行され、掲載者名、住所、電話番号を含む電話帳データから電話帳掲載者情報を追跡処理して出力する電話帳掲載者情報追跡プログラムであって、
    前記コンピュータに、
    電話番号をキーに更新前後における電話帳データの照合処理を行い、前記電話帳データの変更履歴を収集して記憶装置に記憶する変更履歴収集処理と、
    前記収集された変更履歴を示す電話帳データを、電話番号毎、前記電話帳の発行年月順に並べ替え処理する並べ替え演算処理と、
    前記並べ替えられた変更履歴から前記電話帳の発行年月に基づく電話番号の利用状況を追跡して特定の掲載者の営業履歴又は居住履歴を判定する追跡処理と、
    前記判定した結果を、前記記憶装置、又は入出力装置に出力する出力処理と、
    を実行させることを特徴とする電話帳掲載者情報追跡プログラム。
  5. ユーザ端末と、前記ユーザ端末から通信ネットワーク経由で、特定の電話番号に基づく掲載者の営業履歴又は居住履歴に関する検索要求を受信し、検索結果を抽出して前記通信ネットワーク経由で要求のあったユーザ端末へ送信する電話帳掲載者情報追跡装置とからなる電話帳掲載者情報追跡システムであって、
    前記電話帳掲載者情報追跡装置は、
    前記通信ネットワークとの間で所定のプロトコルに基づきデータの送受信を行う通信制御部と、予め、電話番号をキーに更新前後の電話帳データの照合処理を行い、前記電話帳データの変更履歴が収集され、記憶された記憶装置と、前記収集された変更履歴を示す電話帳データを、電話番号毎、前記電話帳の発行年月順に並べ替え、前記並べ替えられた変更履歴から電話帳の発行年月に基づく電話番号の利用状況を追跡処理して特定の掲載者の営業履歴又は居住履歴を判定して出力する演算処理装置とを備え、
    前記ユーザ端末から前記通信ネットワーク及び前記通信制御装置経由で前記検索要求を受信すると、前記演算処理装置で判定された結果を、前記通信制御装置及び前記通信ネットワーク経由で前記要求のあったユーザ端末に送信することを特徴とする電話帳掲載者情報追跡システム。
  6. 掲載者名、住所、電話番号を含む電話帳データから電話帳掲載者情報をコンピュータにより追跡処理して出力する、電話帳掲載者情報追跡方法であって、
    前記電話番号をキーに記憶装置に記憶された更新前後の電話帳データの照合処理を行い、前記電話帳データの変更履歴を収集して前記記憶装置に記憶する第1のステップと、
    前記第1のステップで収集された変更履歴を示す電話帳データを、電話番号毎、前記電話帳の発行年月順に並べ替え処理する第2のステップと、
    前記第2のステップで並べ替えられた変更履歴から前記電話帳の発行年月に基づく電話番号の利用状況を追跡処理して特定の掲載者の営業履歴又は居住履歴を判定する第3のステップと、
    前記第3のステップで判定した結果を、前記記憶装置又は入出力装置に出力する第4のステップと、
    を有することを特徴とする電話帳掲載者情報追跡方法。
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