JP5541101B2 - 蓄電装置 - Google Patents

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Description

本発明は、蓄電装置の内部でガスが発生したときに、蓄電装置内の電流経路を機械的に遮断する構造を備えた蓄電装置に関する。
特許文献1には、電池の外装体が膨張変形したときに、電極および電極端子の溶接部分又は、電極端子の一部を切断させることにより、電流を遮断する構成が記載されている。具体的には、電極端子の一部に切れ込みを設けるようにしている。
特許文献2には、電池内でガスが発生したときに、ダイアフラムを変形させて、金属薄膜を破断させることにより、電池内の電流経路を遮断するようにしている。
特開平11−265704号公報 特開2008−066254号公報
特許文献1において、電極端子に設ける切れ込みを大きくしすぎると、電極端子が切断されやすくなってしまい、ガスが発生する前に、電池に加わった振動等によって電極端子が切断されてしまうおそれがある。また、切れ込みが小さすぎると、電極端子が切断されにくくなり、ガスが発生しても、電極端子が切断されないおそれがある。
本発明は、蓄電装置内でガスが発生したときに、蓄電装置内の電流経路を遮断する技術であり、特許文献1,2に記載の技術とは異なる技術を提供するものである。
本発明である蓄電装置は、発電要素と、発電要素を収容するケースと、ケースに設けられた電極端子と発電要素とを電気的に接続する接続部材と、を有する。発電要素は、正極素子と、負極素子と、正極素子および負極素子の間に配置されたセパレータとを備えている。また、発電要素は、接続部材と接続され、発電要素の内部を密閉状態とするために発電要素の一部が折り曲げられた屈曲部を有している。屈曲部は、発電要素の内部でガスが発生したときに、発電素子の内部の圧力上昇に応じて、接続部材を破断させる方向に変形する。
屈曲部は、接続部材を捻れさせる方向に変形することができる。接続部材を捻れさせることにより、接続部材を破断させやすくすることができる。一方、接続部材に切り欠き部を設けることができる。切り欠き部を設けることにより、屈曲部が変形したときに、切り欠き部を支点として接続部材を破断させることができる。
接続部材および電極端子を溶接によって接続する場合において、接続部材および電極端子の接触領域のうちの一部の領域だけについて、溶接を行うことができる。これにより、屈曲部が変形したときに、接続部材を電極端子から分離させやすくすることができる。
接続部材としては、電極端子としての正極端子と正極素子とを電気的に接続する接続部材や、電極端子としての負極端子と負極素子とを電気的に接続する接続部材とがある。2種類の接続部材のうち、一方の接続部材を破断させることもできるし、両方の接続部材を破断させることもできる。
正極素子は、集電板と、集電板の表面に形成された正極活物質層とで構成することができ、屈曲部は、集電板のうち、正極活物質層が形成されていない領域で構成することができる。また、負極素子は、集電板と、この集電板の表面に形成された負極活物質層とで構成することができ、屈曲部は、負極素子の集電板のうち、負極活物質層が形成されていない領域で構成することができる。
本発明によれば、発電要素の内部でガスが発生したときに、発電要素の内圧上昇に応じて、屈曲部を変形させるだけで、接続部材を破断させることができる。そして、接続部材を破断させることにより、蓄電装置内の電流経路を遮断することができる。
実施例1である単電池の内部構造を示す概略図である。 単電池で用いられる発電要素の展開図である。 発電要素の外観図である。 正極タブおよび負極タブが取り付けられた発電要素の外観図である。 発電要素を、図4の矢印D1の方向から見たときの図である。 発電要素の内部に電解液を注入する工程を示す図である。 正極タブおよび負極タブが取り付けられた集電板を折り曲げた状態を示す図である。 発電要素を、図7の矢印D3の方向から見たときの図である。 正極タブおよび正極端子と、負極タブおよび負極端子とをそれぞれ溶接した状態を示す図である。 発電要素等を、図9の矢印D4の方向から見たときの図である。 発電要素を電池ケースに収容する工程を示す図である。 実施例1である単電池の外観図である。 発電要素の内部でガスが発生した状態を示す図である。 正極タブおよび負極タブが破断した状態を示す図である。 正極タブや負極タブが破断するときに、正極タブや負極タブに加わる力を説明する図である。 実施例1の変形例における正極タブおよび負極タブの構成を示す概略図である。 実施例1の他の変形例における正極タブおよび正極端子の接続構造を示す概略図である。 実施例2である単電池の内部構造を示す概略図である。 実施例3である単電池の内部構造を示す概略図である。 実施例3の単電池を、図19の矢印D7の方向から見たときの図である。
以下、本発明の実施例について説明する。
本発明の実施例1である単電池(蓄電装置に相当する)について、図1を用いて説明する。図1は、本実施例の単電池1の内部構造を示す概略図である。単電池1としては、ニッケル水素電池やリチウムイオン電池といった二次電池を用いることができる。また、二次電池の代わりに、電気二重層キャパシタ(コンデンサ)を用いることができる。
単電池1は、発電要素10と、発電要素10を収容する電池ケース20とを有する。電池ケース20は、発電要素10を収容するためのスペースを形成するケース本体21と、ケース本体21の開口部を塞ぐ電池蓋22とを有する。ケース本体21の開口部は、発電要素10をケース本体21に入れるために用いられる。ケース本体21および電池蓋22は、例えば、金属で形成することができ、溶接によって互いに固定することができる。これにより、電池ケース20の内部を密閉状態とすることができる。
発電要素10は、充放電を行うことができる要素である。発電要素10は、図2に示すように、正極素子11と、負極素子12と、正極素子11および負極素子12の間に配置されるセパレータ(電解液を含む)13とを有する。正極素子11は、集電板11aと、集電板11aの表面に形成された正極活物質層11bとを有する。正極活物質層11bは、集電板11aの両面に形成されており、集電板11aの一部の領域には、正極活物質層11bが形成されていない。正極活物質層11bには、正極活物質、導電剤および結着剤などが含まれている。
負極素子12は、集電板12aと、集電板12aの表面に形成された負極活物質層12bとを有する。負極活物質層12bは、集電板12aの両面に形成されており、集電板12aの一部の領域には、負極活物質層12bが形成されていない。負極活物質層12bには、負極活物質、導電剤および結着剤などが含まれている。集電板11a,12aは、アルミニウムや銅といった金属で形成することができる。
正極素子11、負極素子12およびセパレータ13を図2に示すように積層し、この積層体を図3の矢印R1で示す方向に捲くことにより、図3に示す発電要素10が得られる。図3に示す発電要素10の一端には、正極素子11の集電板11aだけが捲かれた領域、言い換えれば、正極活物質層11bが形成されていない領域がある。発電要素10の端部とは、正極素子11、負極素子12およびセパレータ13の積層体が捲かれる軸の方向(図3の左右方向)における発電要素10の端部である。
また、図3に示す発電要素10の他端には、負極素子12の集電板12aだけが捲かれた領域、言い換えれば、負極活物質層12bが形成されていない領域がある。図3に示す領域Aは、正極活物質層11bおよび負極活物質層12bが重なっている領域を示す。
図1に示すように、発電要素10の一端に位置する集電板11a(正極素子11)は、正極タブ(接続部材に相当する)41を介して正極端子(電極端子)31と電気的に接続される。正極タブ41は、集電板11aに溶接されているとともに、正極端子31に溶接されている。発電要素10の他端に位置する集電板12a(負極素子12)は、負極タブ(接続部材に相当する)42を介して負極端子(電極端子)32と電気的に接続される。負極タブ42は、集電板12aに溶接されているとともに、負極端子32に溶接されている。正極端子31および負極端子32は、電池蓋22を貫通した状態において、電池蓋22に固定されている。正極端子31および負極端子32が電池蓋22を貫通する部分には、シール部材(図示せず)が配置されており、電池ケース20の内部を密閉状態としている。
次に、単電池1の製造方法について説明する。正極素子11、負極素子12およびセパレータ13の積層体を捲くことにより、図3に示す発電要素10を製造した後、発電要素10の一端に位置する集電板11aには、図4に示すように、正極タブ41が取り付けられる。具体的には、正極タブ41および集電板11aは、溶接によって固定されている。また、図3に示す発電要素10の他端に位置する集電板12aには、図4に示すように、負極タブ42が取り付けられる。具体的には、負極タブ42および集電板12aは、溶接によって固定されている。
発電要素10の一端に位置する集電板11aは捲かれており、捲かれた状態の集電板11aは、図5に示すように、押しつぶされて互いに接触している。ここで、図5は、図4の矢印D1の方向から発電要素10を見たときの図である。正極タブ41は、押しつぶされた集電板11aに対して固定されている。図4に示すように、正極タブ41は、発電要素10の一端に位置する集電板11aのうち、一部の領域に接触している。
また、発電要素10の他端に位置する集電板12aは捲かれており、捲かれた状態の集電板12aは、図5に示すように、押しつぶされて互いに接触している。この状態の集電板12aに対して、負極タブ42が固定されている。図4に示すように、負極タブ42は、発電要素10の他端に位置する集電板12aのうち、一部の領域に接触している。
図4に示す発電要素10は、図6に示すように、電解液14が収容された容器100に入れられる。発電要素10を容器100に入れると、図6の矢印D2に示すように、電解液14が発電要素10の両端から発電要素10の内部に浸入する。発電要素10の両端では、各集電板11a,12aが捲かれた状態となっているだけであり、電解液14は、捲かれた状態の各集電板11a,12aの間(隙間)を通過して、発電要素10の内部に浸入する。
発電要素10の内部には、セパレータ13が配置されているため、発電要素10の内部に浸入した電解液14は、セパレータ13に取り込まれる。また、セパレータ13および正極素子11の間や、セパレータ13および負極素子12の間に、電解液14が浸入する。セパレータ13等に電解液14を含ませることにより、セパレータ13を挟む正極活物質層11bおよび負極活物質層12bの間において、単電池1の充放電に伴う化学反応を行わせることができる。
発電要素10の内部に電解液14を含ませた後は、正極タブ41および負極タブ42の向きを変えることにより、発電要素10の両端に位置する集電板11a,12aを折り曲げる。具体的には、集電板11a,12aを、図7の矢印R2で示す方向に曲げる。集電板11a,12aを折り曲げることにより、発電要素10の内部に、電解液14を留めておくことができる。図8は、図7の矢印D3の方向から発電要素10を見たときの図である。
ここで、単電池1としてリチウムイオン電池を用いたときには、単電池1の充放電によって、発電要素10が膨張したり、収縮したりすることがある。そして、発電要素10の膨張および収縮によって、発電要素10の内部に存在する電解液14が、発電要素10の外部に漏れてしまうおそれがある。そこで、本実施例のように、発電要素10の両端に位置する集電板11a,12aを折り曲げておくことにより、電解液14の漏れを抑制することができる。
次に、図9に示すように、正極タブ41を正極端子31に溶接するとともに、負極タブ42を負極端子32に溶接する。正極タブ41および正極端子31の溶接や、負極タブ42および負極端子32の溶接は、図9の矢印Wで示す方向から行うことができる。これにより、正極端子31および負極端子32を発電要素10に取り付けることができる。図10は、図9の矢印D4の方向から発電要素10等を見たときの図である。
正極端子31および負極端子32が取り付けられた発電要素10は、図11に示すように、ケース本体21に収容される。ここで、正極端子31および負極端子32が固定された電池蓋22は、ケース本体21の開口部21aを塞いでおり、電池蓋22およびケース本体21を溶接することにより、電池ケース20の内部を密閉状態とすることができる。図12は、組み立て後の単電池1の外観図を示している。
本実施例の単電池1は、車両に搭載することができる。具体的には、複数の単電池1を電気的に接続して組電池を構成し、組電池を車両に搭載することができる。組電池から出力された電気エネルギをモータ・ジェネレータによって運動エネルギに変換すれば、この運動エネルギを用いて車両を走行させることができる。また、車両の制動時に発生する運動エネルギをモータ・ジェネレータによって電気エネルギに変換すれば、この電気エネルギを組電池に蓄えることができる。
次に、発電要素10からガスが発生するときの単電池1の動作について説明する。
単電池1の過充電等を行うと、発電要素10からガスが発生するおそれがある。具体的には、電解液14等の熱分解によって、ガスが発生するおそれがある。本実施例では、発電要素10の両端に位置する集電板11a,12aが折り曲げられており、発電要素10の内部でガスが発生したときには、発電要素10の内部にガスが留まることになる。図13に示す矢印は、発電要素10の内部で発生したガスによる圧力の作用する方向を示している。
発電要素10の内部にガスが溜まり、発電要素10の内部における圧力が上昇すると、折り曲げられた集電板11a,12aが開く方向に変形する。開く方向とは、集電板11a,12aが折り曲げられる前の状態(図4および図5に示す状態)に戻る方向である。このように集電板11a,12aを変形させることにより、図14に示すように、正極タブ41や負極タブ42を破断させることができる。
具体的には、集電板11a,12aが折り曲げられた状態から開いた状態に変形すると、図15に示すように、正極タブ41や負極タブ42は、矢印D5の方向に捻れることになる。ここで、正極タブ41および負極タブ42は、正極端子31および負極端子32にそれぞれ溶接されているため、正極タブ41(負極タブ42)および正極端子31(負極端子32)の接続部分ではなく、正極タブ41や負極タブ42の一部分に捻れを発生させることができる。そして、捻れによって、正極タブ41や負極タブ42を破断させることができる。
集電板11a,12aが開く方向に変形するとき、発電要素10の内部に存在するガスは、捲かれた状態の各集電板11a,12aの隙間を通過して、発電要素10の外部に移動する。ここで、発電要素10内のガスは、集電板11a,12aのうち、正極タブ41や負極タブ42が取り付けられていない領域B(図13参照)を通過して、発電要素10の外部に移動しやすい。
このため、集電板11a,12aのうち、正極タブ41や負極タブ42が取り付けられていない領域Bを小さくすれば、ガスが領域Bを移動するときの圧力によって、捲かれた状態の集電板11a,12aを素早く開かせることができる。これにより、集電板11a,12aを破断させやすくなる。なお、領域Bを小さくしすぎると、圧力損失が高くなり、発電要素10の外部にガスを移動させにくくなる。
本実施例によれば、発電要素10からガスが発生したときに、発電要素10の両端に位置する集電板11a,12aの変形に応じて、正極タブ41や負極タブ42を破断させることができ、単電池10の電流経路を遮断することができる。これにより、単電池10の過充電等を防止して、ガスの更なる発生を防止することができる。
本実施例では、正極タブ41および負極タブ42の向きを略90度だけ、変えることにより、集電板11a,12aを折り曲げているが、これに限るものではない。集電板11a,12aを折り曲げた形態は、適宜設定することができる。例えば、正極タブ41(負極タブ42)が集電板11a(集電板11b)で覆われるように、正極タブ41(負極タブ42)を中心として集電板11a(集電板12a)を捲くことができる。ここで、正極タブ41(負極タブ42)を中心として集電板11a(集電板12a)を捲く回数は、適宜設定することができる。
本実施例では、発電要素10の両端に位置する集電板11a,12aの一部に対して正極タブ41および負極タブ42を接続しているが、これに限るものではない。すなわち、正極タブ41は、発電要素10の一端に位置する集電板11aに接続されていればよく、例えば、集電板11aの全体に対して正極タブ41を接続することができる。同様に、負極タブ42は、発電要素10の他端に位置する集電板12aに接続されていればよい。
本実施例では、発電要素10の両端に位置する集電板11a,12aを変形させて、正極タブ41および負極タブ42を破断させるようにしているが、これに限るものではない。すなわち、正極タブ41および負極タブ42の一方だけを破断させることができる。具体的には、破断させるタブ41(42)が接続される集電板11a(12a)を、本実施例で説明したように折り曲げておくことができる。また、破断させないタブ42(41)が接続される集電板12a(11a)については、発電要素10の内部で発生したガスが発電要素10の外部に漏れてしまわないように、溶接等によって密閉状態としておく必要がある。
本実施例において、電池ケース20(具体的には、電池蓋22)に、弁(図示せず)を設けることができる。弁を設けることにより、発電要素10から電池ケース20の内部に排出されたガスを、弁を介して、電池ケース20の外部に排出させることができる。弁としては、いわゆる破壊型の弁や、いわゆる復帰型の弁を設けることができる。破壊型の弁は、閉じ状態から開き状態に不可逆的に変化する弁である。復帰型の弁は、電池ケース20の内圧および外圧に応じて、閉じ状態および開き状態の間で変化する弁である。
一方、図16に示すように、正極タブ41や負極タブ42の一部に、切り欠き部41a,42aを形成することができる。これにより、正極タブ41や負極タブ42が捻れたときに、切り欠き部41a,42aから正極タブ41や負極タブ42を破断させやすくすることができる。切り欠き部41a,42aを設ける位置は、適宜設定することができる。例えば、図16に示す構成に代えて、正極タブ41のうち、正極端子31と接触する部分に対して切り欠き部41aを設けることができる。このような構成であっても、正極タブ41の捻れに応じて、正極タブ41および正極端子31を分離させて、単電池1の電流経路を遮断することができる。
また、図17に示すように、正極タブ41および正極端子31の接触部分のうち、一部の領域41bだけを溶接することができる。正極タブ41および正極端子31の接触部分の一部だけを溶接することにより、正極タブ41の捻れによって、正極タブ41および正極端子31を分離させやすくすることができる。正極タブ41および正極端子31の接触部分の一部だけを溶接すればよく、溶接する箇所は、適宜設定することができる。なお、負極タブ42および負極端子32についても、図17と同様の構成とすることができる。
本発明の実施例2である単電池について、図18を用いて説明する。図18は、本実施例である単電池の内部構造を示す概略図である。ここで、実施例1で説明した部材と同一の機能を有する部材については、同一符号を用いている。
実施例1では、いわゆる角型の単電池1を用いた場合について説明したが、本実施例では、いわゆる円筒型の単電池1を用いている。電池ケース20は、ケース本体21および電池蓋22を有しており、ケース本体21および電池蓋22の接続部分には、絶縁材料で形成されたシール部材23が配置されている。本実施例の単電池1は、電池蓋22が正極端子となり、ケース本体21が負極端子となる。
発電要素10は、実施例1と同様の構成を有しており、発電要素10の両端(図18の上下方向における両端)に位置する集電板11a,12aは、折り曲げられている。折り曲げられた集電体11aは、ケース本体21の端面(図18における底面)と向かい合っており、集電板11aには、正極タブ41の一端が接続されている。正極タブ41は、電池蓋22に延びており、正極タブ41の他端は、電池蓋22に接続されている。正極タブ41は、集電板11aおよび電池蓋22を電気的に接続することができればよく、正極タブ41の形状は、適宜設定することができる。
折り曲げられた集電体12aは、電池蓋22と向かい合っており、集電板12aは、負極タブ42の一端が接続されている。負極タブ42は、ケース本体21の端面(図18における底面)に延びており、負極タブ42の他端は、ケース本体21に接続されている。負極タブ42は、集電板12aおよびケース本体21を電気的に接続することができればよく、負極タブ42の形状は、適宜設定することができる。
本実施例においても、発電要素10の内部でガスが発生すると、発電要素10の両端に位置する集電板11a,12aは、図18の矢印D6の方向に変形する。ここで、正極タブ41の他端は、電池蓋22に固定されているため、集電板11aが矢印D6の方向に変形することにより、正極タブ41は引っ張られることになる。そして、この引っ張り力により、正極タブ41を破断させることができる。また、負極タブ42の他端は、ケース本体21に固定されているため、集電板12aが矢印D6の方向に変形することにより、負極タブ42は引っ張られる。そして、この引っ張り力により、負極タブ42を破断させることができる。
このように、本実施例においても、実施例1と同様の効果を得ることができる。また、本実施例においても、実施例1で説明した変形例を適用することができる。
本発明の実施例3について、図19および図20を用いて説明する。図19は、本実施例である単電池の内部構造を示す概略図である。図20は、図19の矢印D7の方向から単電池を見たときの図である。ここで、実施例1で説明した部材と同一の機能を有する部材については、同一符号を用いている。
実施例1では、正極素子11、負極素子12およびセパレータ13の積層体を捲くことにより、発電要素10を構成しているが、本実施例では、正極素子11、負極素子12およびセパレータ13を積層しただけで、発電要素10を構成している。本実施例の構成では、集電板の一方の面に正極活物質層を形成し、集電板の他方の面に負極活物質層を形成した電極(いわゆるバイポーラ電極)を用いることができる。
発電要素10は、ラミネートフィルム24によって覆われている。ラミネートフィルム24の構成は、公知であるため、詳細な説明は省略する。ラミネートフィルム24の端部は、融着されており、発電要素10が収容されるスペースは、密閉状態となる。
発電要素10の一方の側面には、折り曲げられた集電板11aが配置されており、発電要素10の他方の側面には、折り曲げられた集電板12aが配置されている。集電板11aには、正極タブ41の一端が接続されており、正極タブ41の他端は、正極端子31に接続されている。正極端子31は、集電板11aが配置された側とは反対側、言い換えれば、集電板12aが位置する側に配置されており、ラミネートフィルム24に固定されている。そして、正極タブ41は、集電板11aから正極端子31に向かって延びており、正極タブ41の一部は、発電要素10およびラミネートフィルム24の間に位置している。
集電板12aには、負極タブ42の一端が接続されており、負極タブ42の他端は、負極端子32に接続されている。負極端子32は、集電板12aが配置された側とは反対側、言い換えれば、集電板11aが位置する側に配置されている。そして、負極タブ42は、集電板12aから負極素子32に向かって延びており、負極タブ42の一部は、発電要素10およびラミネートフィルム24の間に位置している。
一方、本実施例の単電池1は、図20に示すように、領域Fに対して拘束力が加わっている。図20は、図19の矢印D7の方向から単電池1を見たときの図である。図20は、単電池1の上面を示しているが、単電池1の下面にも、拘束力が加わる領域Fが設けられている。矢印D7の方向から見たときに、単電池1の上面に形成される領域Fと、単電池1の下面に形成される領域Fとは、互いに重なっている。
単電池1の領域Fに拘束力を与えることにより、領域Fにおいては、発電要素10から電解液が漏れてしまうのを防止することができる。また、本実施例では、集電板11a,12aを折り曲げているため、発電要素10の内部を密閉状態とすることができ、発電要素10の内部で発生したガスを留めることができる。
発電要素10の内部でガスが発生し、発電要素10の内圧が上昇すると、折り曲げられた状態の集電板11a,12aが開く方向(矢印D8の方向)に変形する。単電池1の領域Fには、拘束力が加わっているため、発電要素10の内部で発生したガスによる圧力は、図20の矢印D9の方向に作用する。このため、折り曲げられた集電板11a,12aを開く方向に容易に変形させることができる。
集電板11aが矢印D8の方向に変形すると、正極タブ41が引っ張られることにより、正極タブ41を破断させることができる。また、集電板12aが矢印D8の方向に変形すると、負極タブ42が引っ張られることにより、負極タブ42を破断させることができる。このように、本実施例においても、実施例1と同様の効果を得ることができる。また、実施例1で説明した変形例を、本実施例に適用することもできる。
1:単電池(蓄電装置) 10:発電要素
11:正極素子 11a:集電板
11b:正極活物質層 12:負極素子
12a:集電板 12b:負極活物質層
13:セパレータ 14:電解液
20:電池ケース 21:ケース本体
22:電池蓋 31:正極端子(電極端子)
32:負極端子(電極端子) 41:正極タブ(接続部材)
42:負極タブ(接続部材) 41a,42a:切り欠き部
41b:溶接部

Claims (7)

  1. 正極素子と、負極素子と、前記正極素子および前記負極素子の間に配置されたセパレータとを備えた発電要素と、
    前記発電要素を収容するケースと、
    前記ケースに設けられた電極端子と前記発電要素とを電気的に接続する接続部材と、を有し、
    前記発電要素は、前記接続部材と接続され、前記発電要素の内部を密閉状態とするために前記発電要素の一部が折り曲げられた屈曲部を有しており、
    前記屈曲部は、前記発電要素の内部でガスが発生したときに、前記発電素子の内部の圧力上昇に応じて、前記接続部材を破断させる方向に変形することを特徴とする蓄電装置。
  2. 前記屈曲部は、前記接続部材が捻れる方向に変形することを特徴とする請求項1に記載の蓄電装置。
  3. 前記接続部材は、前記屈曲部の変形に伴う前記接続部材の破断を許容する切り欠き部を有することを特徴とする請求項1又は2に記載の蓄電装置。
  4. 前記接続部材および前記電極端子は、互いに接触する領域のうち、一部の領域において、溶接されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の蓄電装置。
  5. 前記接続部材は、前記電極端子としての正極端子と前記正極素子とを電気的に接続する接続部材と、前記電極端子としての負極端子と前記負極素子とを電気的に接続する接続部材とを含むことを特徴とする請求項1から4のいずれか1つに記載の蓄電装置。
  6. 前記正極素子は、集電板と、前記集電板の表面に形成された正極活物質層とを有しており、
    前記屈曲部は、前記集電板のうち、前記正極活物質層が形成されていない領域で構成されていることを特徴とする請求項1から5のいずれか1つに記載の蓄電装置。
  7. 前記負極素子は、集電板と、この集電板の表面に形成された負極活物質層とを有しており、
    前記屈曲部は、前記負極素子の前記集電板のうち、前記負極活物質層が形成されていない領域で構成されていることを特徴とする請求項1から6のいずれか1つに記載の蓄電装置。
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