JP5540717B2 - ロッド状部材の保持機構 - Google Patents
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Description
また、延伸ロッドには、多くの場合、ブロー成形がなされた後にクーリングブローを施すために、その軸心に沿って冷却エアー供給路が内部に形成されているとともに、延伸ロッドの先端側の所定の位置に冷却エアー噴出孔が穿設されている。そして、延伸ロッドに穿設された冷却エアー噴出孔は、成形される容器の形状ごとに、その軸心周りの配列が異なっており、例えば、角形ボトルを成形する場合は、その四隅に向かって冷却エアーが噴出するように、冷却エアー噴出孔を配列させている。このため、延伸ロッドを取り付ける際には、その軸心周りの位置決めをしつつ、軸心周りの回転が抑止された状態で延伸ロッドが保持されるようにして、冷却エアーが噴出する方向が常に一定となるようにする必要がある。
まず、本発明に係るロッド状部材の保持機構の実施形態を説明するにあたり、本発明に係るロッド状部材の保持機構が好適に適用されるブロー成形装置の一例について説明する。
延伸ブローユニット部200には、延伸ロッドユニット210とブローユニット220とが、固定フレーム201に設けられたガイドレール202に沿って、それぞれが独立して昇降可能となるように取り付けられている。そして、ブロー成形に適した所定の温度分布となるように温調されたプリフォームPがブロー成形型ユニット部300に供給されて、当該プリフォームPが、ブロー成形型ユニット部300が備えるブロー成形型310内にセットされると、延伸ロッドユニット210とブローユニット220とが、それぞれ所定のタイミングで下降するようになっている。
なお、延伸ロッドユニット210に延伸ロッド10を保持するに際しては、本発明に係るロッド状部材の保持機構が適用されるが、これについては後述する。
さらに、延伸ロッドユニット210が下降するのと同時に、又はこれと前後してブローユニット220も下降して、プリフォームPの開口部にブローノズル221が挿入されてプリフォームP内を気密にする。そして、気密にされたプリフォームP内には、ブローユニット220に接続された図示しないブローエアー供給源から供給されてきたブローエアーが、ブローノズル221から吹き込まれるようになっている。
これにより、ブロー成形型310内にセットされたプリフォームPが、延伸ロッド10によって縦方向に延伸されつつ、ブローエアーによって横方向にも延伸されて、所定の容器形状に成形される。
次に、本発明に係るロッド状部材の保持機構の実施形態について、上記したブロー成形装置100に適用した例を挙げて説明する。
なお、図2は、延伸ロッド10の上端側に取り付けられた保持ブロック11の一例を示す説明図であり、図2(a)は平面図、図2(b)は正面図、図2(c)は側面図である。
なお、図示する例では、ベース部21と別体に形成されたハウジング部24をベース部21に組み付けるようにしているが、ハウジング部24は、ベース部21の一部として、ベース部21と一体に作り込まれたものとして設けるようにすることもできる。
本実施形態において、当接部材23を収容部22の外方に付勢する付勢手段234は、図示するようなコイルバネに限らず、板バネ、皿バネなど種々の弾性部材を用いることができる。また、図示する例では、四つの付勢手段(コイルバネ)234を均等に配置しているが(図4(a)参照)、付勢手段234を設ける数や、その配置は、当接部材23に付勢力を均等に作用させることができれば特に限定されない。
図4(c1)及び図4(c2)に示すように、ハウジング部24の側壁の周方向に沿った所定の位置には、内方に付勢されて突出する位置決めピン245が設けられている。この位置決めピン245は、前述した係止突部12の先端面に刻設されたV溝13に係合することによって、延伸ロッド10の軸心周りの位置決めをするためのものであるが、詳細については後述する。
このようにすることで、流体溜まり233内に流体を圧入すると、図4(b2)及び図4(c2)に示すように、当接部材23が、これを収容部22の外方に付勢する付勢力に抗して後退(図中下向きに移動)するようになっている。そして、流体溜まり233内の流体圧を開放することによって、当接部材23が、これを収容部22の外方に付勢する付勢力によって前進(図中上向きに移動)するようになっている。
なお、図4(b1)及び図4(c1)は、延伸ロッド10が保持されていない状態で当接部材23が前進した状態を示している。
また、流体溜まり233は、ベース部21、当接部材23、及びハウジング部24の三者間に形成する態様に限られない。ベース部21と当接部材23との間、又はハウジング部24と当接部材23との間に形成されるようにしてもよく、流体溜まり233の具体的な形態は、当接部材23が流体圧によって進退可能となりさえすれば特に限定されないが、流体溜まり233を設けるにあたっては、当接部材23に対して流体圧が偏って作用しないようにするのが好ましい。
ここで、図10は、当接部材23の他の例を示す説明図であり、図10(a)は平面図、図10(b)は、図10(a)の10B−10B断面図、図10(c)は、図10(a)の10C−10C断面図、図10(d)は、図10(a)の10X−10X断面図、図10(e)は、図10(a)の矢印10Yに示す方向からみた側面図である。
このガイドピン232の作用については後述するが、ガイドピン232の一端は収容部22の底面側に突出し、収容部22の底面には、ガイドピン232が挿通される挿通孔221が穿設されている。一方、ガイドピン232の他端は、収容部22の底面側とは反対側に突出し、ロッド状部材10に取り付けられた保持ブロック11の底面の所定の位置には、ガイドピン232の他端が挿通される挿通孔14が穿設されている(図3参照)。
なお、図5(a)は、切り欠き部243との位置あわせをして、係止突部12をハウジング部24内に挿通した状態を示しており、図4(a)と同様に、図3の矢印Bに示す方向から見た概略図である。また、図5(b)は、図5(a)の5B−5B断面図であり、図5(c)は、図5(a)の5C−5C断面図である。
なお、図6(a1)は、図5(a)と同一の概略図であり、図6(b1)は、図6(a1)の6B1−6B1断面図、図6(c1)は、図6(a1)の6C1−6C1断面図である。また、図6(a2)は、図6(a1)に示す状態から延伸ロッド10を軸周りに約90゜回転させた状態を示す概略図であり、図6(b2)は、図6(a2)の6B2−6B2断面図、図6(c2)は、図6(a2)の6C2−6C2断面図である。
位置決めピン245は、例えば、図示するように、バネなどの付勢手段によって付勢された状態でハウジング部24の側壁に取り付けられて、当該側壁から脱落することなく上記したような進退動作が可能となっていれば、その具体的な形態は特に限定されない。
また、位置決めピン245の先端形状とV溝13の形状は、球面状,円錐状,円錐台状などを加えた形状を適宜組み合わせて変更してもよい。位置決めピンを保持ブロック11側に設け、V溝をハウジング24側に設けるようにしてもよいが、交換する部材がロッド状部材10側に関する部材であることと、作業の利便性から、上述の組み合わせが好適である。
このとき、当接部材23に作用する付勢力は、保持ブロック11に設けられた係止突部12を、ハウジング部24に形成された係止段部242に押し付けるようにして押圧できるように適宜調整される。これにより、図7に示すように、当接部材23と係止段部242との間に係止突部12が挟持され、延伸ロッド10の軸心周りの回転が抑止される。
なお、図7(a)は、図6(a2)に示す状態から当接部材23を前進させた状態を示す概略図であり、図7(b)は、図7(a)の7B−7B断面図、図7(c)は、図7(a)の7C−7C断面図である
なお、ガイドピン232の一端を収容部22の底面側に突出させる長さは、当接部材23が進退する際に、ガイドピン232が挿通孔221から外れてしまわないように適宜設定することができる。
なお、ガイドピン232の他端を突出させる長さは、当接部材23が後退した状態にあるときに、ハウジング部24内に挿通された係止突部12の移動を妨げない程度に適宜設定することができる。
この場合に、当接部材23から収容部22の底面側とその反対側とにそれぞれ別体に設けられたピンを突出させるか、或いは当該ピンを当接部材23と一体に設けて、それぞれに対応して設けられた挿通孔221,14に挿通されるようにしてもよいが、その強度を確保するなどの観点から、図示する例のように、一本のガイドピン232を当接部材23に貫通させて取り付けて、当該ガイドピン232の両端を突出させるようにするのが好ましい。
また、延伸ロッド10の軸心周りの位置決めも、延伸ロッド10を軸心周りに回転させて、係止突部12の先端面に刻設されたV溝13に位置決めピン245を係合させるだけでよいので、簡便かつ比較的高精度な位置決めが可能である。
なお、保持部本体20から延伸ロッド10を取り外すには、上記した手順を逆に行えばよい。
11 保持ブロック
12 係止突部
13 V溝
14 挿通孔
20 保持部本体
21 ベース部
211 挿通孔
22 収容部
221 挿通孔
23 当接部材
231 挿通孔
232 ガイドピン
233 流体溜まり
234 付勢手段
24 ハウジング部
241 挿通孔
242 係止段部
243 切り欠き部
245 位置決めピン
Claims (6)
- ロッド状部材を着脱可能に保持するための保持機構であって、
前記ロッド状部材の一方の端部側に、前記ロッド状部材の軸心と交差する方向に突出する係止突部が形成された保持ブロックを取り付けるとともに、
前記係止突部が係止される係止段部と、前記係止突部が挿通可能な切り欠き部とが周縁に沿って隣接して形成された挿通孔を天面に穿設したハウジング部と、前記ハウジング部が設けられたベース部と、前記ベース部に凹陥状に設けられた収容部に前記係止段部側へ付勢された状態で収容され、前記ハウジング部内に挿入された前記保持ブロックに対して押圧可能に当接する当接部材とを有し、かつ、前記ベース部と前記当接部材にも同軸状に貫通する挿通孔を穿設して、前記ハウジング部側から前記ロッド状部材を挿通したときに、前記ロッド状部材の他方の端部側が前記ベース部側に突出する保持部本体を備え、
前記ハウジング部と前記ベース部の一方又は両方と、前記当接部材との間に流体溜まりを形成し、前記流体溜まり内に流体を圧入することによって、前記当接部材を前記係止段部側へ付勢する付勢力に抗して前記当接部材が後退するとともに、前記流体溜まり内の流体圧を開放することによって、前記当接部材を前記係止段部側へ付勢する付勢力により前記当接部材が前進するようにし、
前記流体溜まり内に流体が圧入された状態と、前記流体溜まり内の流体圧が開放された状態とを切り換えることによって、
前記ロッド状部材が保持された状態と、前記ロッド状部材が着脱可能とされた状態とが切り換えられることを特徴とするロッド状部材の保持機構。 - 前記当接部材の進退方向に沿って前記収容部の底面側に突出するガイドピンを前記当接部材に設けるとともに、前記収容部の底面に、前記ガイドピンが挿通される挿通孔を穿設した請求項1に記載のロッド状部材の保持機構。
- 前記当接部材の進退方向に沿って前記収容部の底面側とは反対側に突出するガイドピンを前記当接部材に設けるとともに、前記保持ブロックの所定の位置に、前記ガイドピンが挿通される挿通孔を穿設した請求項1又は2に記載のロッド状部材の保持機構。
- 前記当接部材の進退方向に沿って前記当接部材に一本のガイドピンを貫通させて取り付け、
前記ガイドピンの一端を前記収容部の底面側に突出させるとともに、前記収容部の底面に、前記ガイドピンの一端が挿通される挿通孔を穿設し、
前記ガイドピンの他端を前記収容部の底面側とは反対側に突出させるとともに、前記保持ブロックの所定の位置に、前記ガイドピンの他端が挿通される挿通孔を穿設した請求項1に記載のロッド状部材の保持機構。 - 前記保持ブロックに設けられた前記係止突部の先端面に、鉛直方向に沿ってV溝を刻設するとともに、
前記ハウジング部の側壁に、内方に付勢されて突出する位置決めピンを設け、
前記ハウジング部内に前記係止突部を挿通し、前記ロッド状部材を軸心周りに回転させて前記ハウジング部の内壁面に沿って前記係止突部を移動させた際に、前記位置決めピンが前記係止突部の先端面によって押し戻されて後退し、次いで、前記V溝に係合することによって前記ロッド状部材の軸心周りの位置決めがなされるようにした請求項1〜4に記載のロッド状部材の保持機構。 - 前記保持部本体が、有底筒状に成形されたプリフォームを延伸ブロー成形するブロー成形装置に設けられ、
前記ロッド状部材が、前記プリフォームを縦方向に延伸する延伸ロッドである請求項1〜5に記載のロッド状部材の保持機構。
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