JP5540200B2 - 画像圧縮方法及び画像処理方法 - Google Patents

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Description

本発明は、画像圧縮方法及び画像処理方法に関し、特に、透明度の情報を含む画像データについて、完全透明部分及び完全不透明部分の画質を落とさずに処理することが可能な画像圧縮方法及び画像処理方法に関する。
パチンコ機、ゲーム機等の遊技機は、その遊技の進行に応じて、画像表示デバイス(典型的には、液晶表示装置(LCD:Liquid Crystal Display))に、精細な静止画や高速に変化する動画を表示することが今や常識となっている。
ここで、例えばビットマップで表現されたカラー画像に関しては、各画素が典型的にはいわゆるR(赤色),G(緑色),B(青色)の各値を有している。
また、1つの表示装置に大小様々な画像を重ねて表示することも行われるが、最近では、画像を重ねても、その画像を透過して下の画像が見えるような表示も可能になってきている。そのとき、各画素が、R,G,Bの情報に加えて持っているのが、透明度に係る情報(例えば、αと称される)である。
透明度αは、例えば0〜255で規定し、そのときα=0の場合を、以下「完全透明」と称し、α=255の場合を「完全不透明」と称し、また、それ以外、すなわち1≦α≦254の場合を「半透明」と称することとする。但し、αの値の0〜255は例示であり、精細度に応じて任意に設定可能である。例えば、特許文献1が、かかる透明度情報を含んだ画像データを処理する符号化装置及び復号化装置を開示している。
ところで、画像情報の効率的な格納や伝送を実現すべく、その冗長性を鑑みて画像情報を圧縮する処理を行うことが一般的である。ここで、かかる画像圧縮方法には、圧縮処理による損失がなく、元の画像と同じ画像を完全に復元できる「可逆圧縮方法」と、圧縮処理による損失があり、元の画像と同じ画像を表していることは分かるが、元の画像とは差異がある「非可逆圧縮方法」がある。「可逆圧縮方法」は、元の画像と同じ画像を完全に復元できる利点があるが、圧縮率は低くなる。他方、「非可逆圧縮方法」は、元の画像と同じ画像を完全には復元できないが、「可逆圧縮方法」に比べて圧縮率が高いという利点がある。従って、「可逆圧縮方法」と「非可逆圧縮方法」は、必要あるいは目的に応じて選択して使用される。
特開2000−324501号公報 特開2011−10023号公報
ところで、圧縮率の高さから非可逆圧縮方法が適しているといえども、「完全透明」が割り当てられた画素を含む画像情報を非可逆圧縮方法で圧縮すると、伸長した後に、完全透明領域と半透明又は完全不透明領域との境界付近において、完全透明の画素に淡い色が付いてしまって画質が低下してしまう現象が生じるおそれがある。また、「完全不透明」の領域においても、伸長後、完全不透明ではなく淡く透けてしまう部分が生じる可能性がある。
従って、完全透明及び/又は完全不透明を含む画像情報を圧縮する場合に、圧縮率の高さから非可逆圧縮方法を採用し、かつ、完全透明及び/又は完全不透明の領域において、伸長後、上述のような不適切な現象が発生しないような処理方法が好ましい。かかる処理方法の1つを提案するものとして、本出願人が提出した特願2011−179566号の出願がある。当該出願においては、圧縮すべき画像情報について、圧縮前に予め完全透明及び/又は完全不透明の領域を抽出しておき、非可逆圧縮方法を採用して、高圧縮率で圧縮する。次いで、伸長時においては、対応する非可逆伸長方法で伸長した後、完全透明及び/又は完全不透明の領域の同一復元性を担保すべく、完全透明及び/又は完全不透明の領域に関する情報でマスク処理を行うことにより、強制的に完全透明及び/又は完全不透明の領域を回復させている。
一方、別の見方からすれば、画像情報においては、前述の完全透明の領域や完全不透明の領域が、二次元画像上において均等に分散しているわけではなく、例えば、処理ブロック(例えば、8×8画素)単位でみても、上記各領域を含んでいるブロックもあれば、全く含まない領域もある。更に、上記各領域を含んでいても、非可逆圧縮伸長後に、完全透明領域及び完全不透明領域の同一復元性が損なわれないようなブロックもあり得る。かかる事実を鑑みれば、非可逆圧縮伸長後の検証結果に応じて、各ブロックごとに圧縮方法を切り替え、変更して処理するようにすれば、圧縮伸長後の完全透明領域及び完全不透明領域の復元性を担保しつつ、可及的に圧縮率を上げることができることとなる。
本発明は上述のような事情から為されたものであり、本発明の目的は、透明度情報を含む画像情報について、圧縮率と画質の双方の考慮しつつ、効率的に圧縮伸長処理を行うことが可能な画像圧縮方法及び画像処理方法を提供することにある。
なお、特許文献2は、画像データが、テキスト領域又はベクタ領域であるか否か、写真領域であるか否か等を示す画素属性情報に応じて、非可逆圧縮と可逆圧縮を切り替えて処理する技術を開示している。しかしながら、当該技術の分野は、プリンタ機器の分野であり、また、圧縮伸長後の完全透明領域及び完全不透明領域の同一復元性という課題とは異なる視点の課題を解決するものである。また、ブロック単位での判定処理の概念も存在しない。
上記目的を達成するため、本発明の画像圧縮方法は、透明度の情報を含んだ画像情報を圧縮する方法であって、前記画像情報を構成するブロックごとに、当該ブロックに前記完全透明の領域及び前記完全不透明の領域の少なくとも一方が含まれるか否かを判断し、含まれない場合には、当該ブロックについては、前記非可逆圧縮処理を行うと共に、得られたブロック圧縮データに、前記非可逆圧縮処理が採用された旨の情報を付加して出力し、含まれている場合には、前記画像情報を構成するブロックごとに、前記非可逆圧縮処理を行い、更にその非可逆圧縮処理に対応した非可逆伸長処理を行い、当該ブロックに含まれる完全透明の領域及び完全不透明の領域の少なくとも一方が、同一に復元されたか否かを判断し、復元されたブロックについては、前記非可逆圧縮処理から得られたブロック圧縮データに、前記非可逆圧縮処理が採用された旨の情報を付加して出力し、復元されなかったブロックについては、可逆圧縮処理を行うと共に、得られたブロック圧縮データに、前記可逆圧縮処理が採用された旨の情報を付加して出力することを要旨とする。好適には、前記完全透明の領域及び前記完全不透明の領域の双方が、同一に復元されたか否かを判断する。
また、好適には、当該ブロックに前記完全透明の領域及び前記完全不透明の領域の双方が含まれるか否かを判断し、前記完全透明の領域及び前記完全不透明の領域の双方が、同一に復元されたか否かを判断する。
また、上記各様相において、前記可逆圧縮処理を行うに先立って、前記ブロックに含まれる画素の画像情報を減色することを要旨とする。また、上記各様相において、複数のフレームで構成される動画像の各フレームが、複数の前記ブロックで構成されるものであって、前記非可逆圧縮処理において、複数のフレーム間で、動き補償予測処理を行うことを要旨とする。ここで、好適には、前記動画像は、アニメーション画像である。
また、上記目的を達成するため、本発明の画像処理方法は、上述の圧縮方法により得られた、前記ブロックごとに非可逆圧縮処理又は可逆圧縮処理して得られた圧縮画像情報と、前記ブロックごとに前記圧縮画像情報に付加された、非可逆圧縮処理及び可逆圧縮処理のいずれで処理されたかの圧縮モード情報とを入力し、前記ブロックごとに前記圧縮画像情報に付加された前記圧縮モード情報を参照し、非可逆圧縮処理で処理されているブロックの場合には、対応する非可逆伸長処理で伸長し、可逆圧縮処理で処理されているブロックの場合には、対応する可逆伸長処理で伸長することを要旨とする。
本発明の画像圧縮方法によれば、画像情報を構成するブロックごとの処理において、完全透明及び/又は完全不透明の領域を含んでいないブロックについては、無条件で非可逆圧縮処理を行うことで、処理を高速化できる。
また、画像情報を構成するブロックごとに、非可逆圧縮処理と、それに対応する伸長処理を行い、完全透明及び/又は完全不透明の領域が前後で同一に復元されたブロックには、非可逆圧縮処理を行い、同一に復元されなかったブロックには、可逆圧縮処理を行うことにより、圧縮率と画質の双方の考慮しつつ、効率的に圧縮処理を行うことができる。また、完全透明及び完全不透明の双方の領域について同一に復元されたか否かを検証すれば、双方の領域を保護できる。
画像情報を複数のフレームで構成される動画像の情報とすれば、各フレームを構成する各ブロックに適用できるので、動画像についても実現できて同様の効果を奏する。
また、本発明の画像伸長方法及び画像処理装置によれば、完全透明及び/又は完全不透明の領域を、画質を損なわずに伸長処理できる。また、原画像を複数のフレームで構成される動画像とすれば、各フレームを構成する各ブロックに適用できるので、動画像についても実現できて同様の効果を奏する。
本発明の画像圧縮方法の一実施形態の処理手順を示すフローチャートである。 本発明の画像伸長方法の一実施形態の処理手順を示すフローチャートである。 本発明の画像伸長方法の一実施形態が具現化される画像処理装置の概略構成を示すブロック図である。 本発明の画像圧縮方法の非可逆圧縮処理を動画像処理に応用する場合のその非可逆圧縮画像処理装置の機能ブロック図である。 本発明の画像伸長方法の非可逆伸長処理を動画像処理に応用する場合のその非可逆伸長画像処理装置の機能ブロック図である。
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態について詳細に説明する。
図1は、本発明の画像圧縮方法の一実施形態の処理手順を示すフローチャートである。なお、同図に示された処理は、いわゆる汎用のパーソナルコンピュータで実現できる。
本発明の画像圧縮方法の一実施形態においては、処理すべき画像データに対して、図1に示すように、ブロック単位(例えば、8×8画素)で処理を行う。そこで、まず、初期化処理として、処理すべき最初のブロックを特定する(ステップS1)。次に、現在処理すべき注目しているブロック(以下、「当該ブロック」と称す)に、完全透明及び/又は完全不透明(完全透明及び完全不透明の少なくとも一方)の領域が含まれているか否かを判断する(ステップS2)。
当該ブロックに完全透明及び/又は完全不透明の領域が含まれている場合(ステップS2において肯定判定)には、ステップS3に移行する。一方、当該ブロックに完全透明及び/又は完全不透明の領域が含まれていない場合(ステップS2において否定判定)には、ステップS8に移行する。
ステップS3においては、ステップS2において肯定判定されたブロックの画像データに対して、所望の非可逆圧縮処理を行う。この非可逆圧縮処理アルゴリズムについては、従来通り、その処理すべき画像の特性等に応じて、任意に選定すればよい。例えば、JPEG(Joint Photographic Experts Group)がある。次に、その非可逆圧縮後の画像データに対して、その非可逆圧縮処理アルゴリズムに対応したそれとは逆の非可逆伸長アルゴリズムに基づき、伸長処理を行う(ステップS4)。
次に、ステップS3で非可逆圧縮処理を行い、ステップS4においてそれに対応した伸長処理を行ったブロックの画像データについて、処理後に、完全透明及び完全不透明の領域が、それらに全て同一に復元されているか否かを判断する(ステップS5)。つまり、α=0の値を有していた画素が、ステップS3及びS4の処理後においても、α=0の値を有する画素として復元されるか、また、α=255の値を有していた画素が、ステップS3及びS4の処理後においても、α=255の値を有する画素として復元されるか、を判断する。
そこで、ステップSで非可逆圧縮処理を行い、ステップSにおいてそれに対応した伸長処理を行ったブロックの画像データについて、処理後に、完全透明及び完全不透明の領域が、それらに全て復元されている場合(ステップS5において肯定判定)には、ステップS8に移行する。一方、完全透明及び完全不透明の領域が、それらに全ては復元されていない場合(ステップS5において否定判定)には、ステップS6に移行する。
ステップS6においては、ステップS5において完全透明及び完全不透明の領域がそれらに全ては復元されないと判定されたブロックの画像データに対して、所望の可逆圧縮処理を行う。この可逆圧縮処理アルゴリズムについては、従来通り、その処理すべき画像の特性等に応じて、任意に選定すればよい。例えば、GIF(Graphics Interchange Format)、PNG(Portable Network Graphics)がある。そして、ステップS6において可逆圧縮処理がなされたブロックの画像データに対して、可逆圧縮処理がなされた旨の圧縮モード情報を付加し(ステップS7)、ステップS10に移行する。なお、上記ステップS6において、上記特定のブロックに対して可逆圧縮処理を施すことにより、画質を担保している。一方、可逆圧縮処理においては、完全透明もしくは完全不透明を可逆圧縮できればよいため、ブロックの画像データに対して、完全透明と完全不透明の少なくともいずれかを含む形で減色を施した後に可逆圧縮を行なってもよい。このような減色をすることで、可逆圧縮を行なった場合の情報量の増加を抑制することができる。
一方、ステップS8においては、ステップS2において完全透明及び/又は完全不透明の領域が含まれていないと判定されたブロックの画像データと、ステップS5において完全透明及び完全不透明の領域がそれらに全て復元されたと判定されたブロックの画像データに対して、所望の非可逆圧縮処理を行う。ここで、ステップS3において既に非可逆圧縮処理がなされているブロックについては、その処理結果を利用すればよく、ステップS8で再度求める必要はない。そして、ステップS8において非可逆圧縮処理がなされたブロックの画像データに対して、非可逆圧縮処理がなされた旨の圧縮モード情報を付加し(ステップS9)、ステップS10に移行する。なお、このように、完全透明及び/又は完全不透明の領域が含まれていないと判定されたブロックと、完全透明及び完全不透明の領域がそれらに全て復元されたと判定されたブロックに対しては、非可逆圧縮処理を採用することにより、圧縮率の向上を実現している。
ステップS10においては、全てのブロックについて処理が終了したか否かを判断し、全てのブロックについて処理が終了していない場合(ステップS10において否定判定)には、次のブロックを指示して、ステップS2に戻り、処理を繰り返す。一方、全てのブロックについて処理が終了した場合(ステップS10において肯定判定)には、ステップS11に移行する。
ステップS11においては、ステップS10までの処理で得られた各ブロックの圧縮データとそれらに付加された圧縮モード情報を出力し、この画像圧縮方法のアルゴリズムを終了する。なお、出力されたこれらのデータは、例えば、圧縮画像データを伸長して描画処理を行う画像処理装置のCGROM(Character Generator Read Only Memory)に格納される。
なお、上述の説明においては、ステップS5においては、完全透明の領域と完全不透明の領域のみの復元性を検証しているのであって、半透明の領域については不問としている。従って、例えば、α=1の値を有する半透明領域が、ステップS3及びS4の圧縮伸長処理後に、α=0の完全透明の領域に変化してしまったとしても、完全透明と完全不透明の領域の復元性が検証された限り、ステップS8に移行して非可逆圧縮処理を採用する。
次に、上述のように得られた圧縮画像データを伸長して描画処理する画像処理装置における伸長処理について説明する。図2は、かかる画像処理装置における画像伸長方法の手順を示すフローチャートである。図3は、本発明の画像伸長方法の一実施形態が具現化される画像処理装置の概略構成を示すブロック図である。
図3に示した画像処理装置は、中央処理装置(以下、CPU(Central Processing Unit)と称す)1と、画像表示プロセッサ(以下、VDP(Video Display Processor)と称す)2と、プログラムROM3と、CGROM4と、表示部5とを備えている。また、VDP2は、少なくとも、デコーダ21と、描画回路22とを有している。更に、デコーダ21は、ブロックごとの圧縮画像データの各々に付加された圧縮モード情報を判定する付加情報判定部211と、圧縮モード情報が非可逆圧縮処理を示している場合に、圧縮画像データに対して、対応する非可逆伸長処理を行う非可逆伸長処理部212と、圧縮モード情報が可逆圧縮処理を示している場合に、圧縮画像データに対して、対応する可逆伸長処理を行う可逆伸長処理部213と、を備えている。ここで、前述のように、CGROM4には、前述のような方法でブロックごとに圧縮した圧縮画像データと、それらの個々に付された圧縮モード情報が格納されている。
そこで、まず、VDP2内のデコーダ21は、CPU1からの指令に基づき、CGROM4から圧縮画像データと圧縮モード情報を入力する。このとき、デコーダ21での以下のブロックごとの処理に応じて、ブロックごとに読み込んでもよいし、複数のブロックで構成されたフレームとして、一括して読み込んでもよい。いずれにしても、まず初期化処理として、デコーダ21は、処理すべき最初のブロックを特定する(ステップS21)。
次に、デコーダ21内の付加情報判定部211が、現在処理すべき注目しているブロック(当該ブロック)の圧縮画像データに付加されている圧縮モード情報が、非可逆圧縮処理と可逆圧縮処理のいずれを示しているかを判定する(ステップS22)。
当該ブロックの圧縮モード情報が、非可逆圧縮処理を示している場合には、付加情報判定部211は、デコーダ21内の非可逆伸長処理部212を付勢し、その非可逆伸長処理部212は、当該ブロックの圧縮画像データに対して、圧縮時の非可逆圧縮処理に対応した非可逆伸長処理を行う(ステップS23)。
一方、当該ブロックの圧縮モード情報が、可逆圧縮処理を示している場合には、付加情報判定部211は、デコーダ21内の可逆伸長処理部213を付勢し、その可逆伸長処理部213は、当該ブロックの圧縮画像データに対して、圧縮時の可逆圧縮処理に対応した可逆伸長処理を行う(ステップS24)。
次に、デコーダ21は、所定量の全てのブロックについて処理が終了したか否かを判断し(ステップS25)、全てのブロックについて処理が終了していない場合(ステップS25において否定判定)には、次のブロックを指示して、ステップS22に戻り、処理を繰り返す。一方、所定量の全てのブロックについて処理が終了した場合(ステップS25において肯定判定)には、ステップS26に移行する。
ステップS26においては、伸長処理が終了した所定量のブロックに係る伸長画像データを描画回路22に送り、描画回路22は、その伸長画像データを表示部5の所定位置に表示する。
以上で説明した画像伸長方法とその方法が具現化される画像処理装置によれば、最大限に圧縮率を高めた圧縮画像データを格納することとなるので、格納容量の削減に寄与できるとともに、併せて、伸長されて表示された画像の質、すなわち画質、は最大限に高めることができている。具体的には、完全透明及び完全不透明の領域の部分で画質が劣化することがない。
上述の説明は、基本的に静止画像を意図している。また、動画像については情報量が膨大であるので、一般的に可逆圧縮処理は行われない。しかしながら、ブロックごとに可逆圧縮/非可逆圧縮を切り替えるという思想は、動画像においても適用可能である。更に、その動画像処理においては、非可逆圧縮処理において、従来からあるフレーム間予測処理や動き補償処理も組み合わせることができる。
図4は、本発明の画像圧縮方法の非可逆圧縮処理を動画像(例えば、遊技機に表示されるアニメーション画像)処理に応用する場合のその非可逆圧縮画像処理装置の機能ブロック図である。
同図に示す画像処理装置たるエンコーダ6は、動き補償予測部61と、減算部62と、圧縮処理部63と、可変長符号化部64と、伸長処理部65と、加算部66と、ピクチャ記憶部67と、多重化部68とを備えている。なお、エンコーダ6に入力される動画のピクチャデータは、前述のように各画素ごとに透明度の情報(例えば、α=0〜255)を有しているものとする。従って、以下の動画圧縮符号化処理は、透明度の情報も含めて行われる。
動き補償予測部61は、符号化対象フレームとしてのピクチャを構成する各マクロブロックについて、ピクチャ記憶部67に記憶された直前のフレームに係るピクチャのマクロブロックから最も相関の高いマクロブロックを検索する。また、動き補償予測部61は、比較に係る2つのマクロブロックの間で、ある固定領域として一体的に移動する部分がある場合に、その移動量を動きベクトルMVとして多重化部68に送ると共に、検索したマクロブロックを減算部62に供給する。
減算部62は、符号化対象フレームとしてのピクチャの符号化対象マクロブロックから、動き補償予測部61から送られてきたマクロブロックのピクチャ情報を減算し、残差予測信号として、圧縮処理部63に供給する。なお、動き補償予測部61において、相関度の閾値を設定しておき、一定以上の相関性が認められない場合には、予測符号化を行わずに、すなわち減算部62において減算を行わずに、ピクチャ情報をそのまま圧縮処理部63に送るような構成にしてもよい。また、MPEG(Moving Picture Experts Group)の場合のIピクチャについてはそのまま送られる。
圧縮処理部63は、減算部62から送られてきた対象マクロブロックの残差予測信号に対して、非可逆圧縮処理を行う。ここで、この非可逆圧縮処理としては、静止画におけるJPEGのように直交変換処理及び量子化処理を行うアルゴリズムがある。なお、直交変換処理としては、離散コサイン変換(DCT:Discrete Cosine Transform)や、アダマール変換(Hadamard Transform)がある。
伸長処理部65は、圧縮処理部63から出力されたマクロブロック単位の圧縮画像データに対して、非可逆伸長処理を行い、伸長により得られたマクロブロックを加算部66に送る。加算部66は、前述の動き補償予測部61から出力された最も相関の高いマクロブロックに係る情報に、伸長処理部65から出力されたマクロブロックに係る情報を加算することにより、予測前のマクロブロックを復元し、必要に応じて(少なくともIピクチャに係るマクロブロックを)後続との比較のために、ピクチャ記憶部67に格納する。
一方、可変長符号化部64は、圧縮処理部63から出力された圧縮画像データに対してブロックごとにハフマン符号化や算術符号化等の可変長符号化による可逆圧縮を行う。多重化部68は、可変長符号化部64からの符号化画像データと、動き補償予測部61からの動きベクトルMVを入力し、それらを多重化して出力する。
次に、上述のエンコーダ6で得られた圧縮データを伸長して動画データとして再生する画像処理装置について説明する。図5は、かかる動画像伸長処理機能を有する画像処理装置の機能ブロック図である。つまり、この構成は、図3の非可逆伸長処理部212に対応する。
同図に示す画像処理装置たるデコーダ7は、分離化部71と、可変長復号化部72と、伸長処理部73と、加算部74と、動き補償予測部75と、ピクチャ記憶部76とを備えている。
デコーダ7は、図3に示したようなCPUからの指令に基づき、同じく図3に示したようなCGROMから動画像データ(符号化データ)を順次読み込む。そこで、分離化部71は、送られてくる符号化データを、符号化画像データと動きベクトルMVに分離し、符号化画像データを可変長復号化部72に出力すると共に、動きベクトルMVを動き補償予測部75に出力する。
符号化画像データを入力した可変長復号化部72は、マクロブロック単位で、図4に示したような可変長符号化部による可変長符号化処理に対応した可変長復号化処理を行う。従って、例えばハフマン復号化や算術復号化である。
可変長復号化部72からの画像データを入力した伸長処理部73は、非可逆伸長処理を行う。かかる処理により得られた残差予測信号は、加算部74及び動き補償予測部75に送られる。
動き補償予測部75は、伸長処理部73からの残差予測信号と、分離化部71からの動きベクトルMVを用いて、ピクチャ記憶部76に格納された先行する画像データのマクロブロックのデータを処理し、加算部74に送る。加算部74は、伸長処理部73からの残差予測信号と、動き補償予測部75からのマクロブロックデータとを加算し、復号化されたマクロブロック単位の画像データを出力する。この復号化画像データは、ピクチャ記憶部76に格納されると共に、順次出力される。以上の動き補償予測処理を含めた非可逆圧縮処理を、図1におけるステップS3及びステップS8で行い、また、以上の動き補償予測処理を含めた非可逆伸長処理を、図1におけるステップS4と図2におけるステップS23で行うことで、本発明の画像圧縮方法及び画像伸長方法は、動画像の符号化/復号化処理をも含むことができる。
なお、上述した実施形態においては、完全透明部分及び完全不透明部分のみ、すなわちα=0の領域及びα=255の領域のみを基準としたが、所望の幅を持たせて、例えば、α=0〜2及びα=253〜255というような透明度を有する画素が当該ブロックに含まれるか、また、それらの画素の領域が正しく復元されたかを判断するようにしてもよい。
本発明の画像圧縮方法及び画像処理方法の一実施形態によれば、透明度情報を含む画像情報について、圧縮率と、完全透明領域及び完全不透明領域の画質の双方の考慮しつつ、効率的に圧縮伸長処理を行うことができる。
本発明の画像圧縮方法及び画像処理方法は、例えばパチンコ機のような遊技機で表示される画像のデータに適用できる。
1 CPU
2 画像表示プロセッサ
21 デコーダ
211 付加情報判定部
212 非可逆伸長処理部
213 可逆伸長処理部
22 描画回路
3 プログラムROM
4 CGROM
5 表示部
6 エンコーダ
61 動き補償予測部
62 減算部
63 圧縮処理部
64 可変長符号化部
65 伸長処理部
66 加算部
67 ピクチャ記憶部
68 多重化部
7 デコーダ
71 分離化部
72 可変長復号化部
73 伸長処理部
74 加算部
75 動き補償予測部
76 ピクチャ記憶部

Claims (7)

  1. 透明度の情報を含んだ画像情報を圧縮する方法であって、
    前記画像情報を構成するブロックごとに、当該ブロックに前記完全透明の領域及び前記完全不透明の領域の少なくとも一方が含まれるか否かを判断し、
    含まれない場合には、当該ブロックについては、前記非可逆圧縮処理を行うと共に、得られたブロック圧縮データに、前記非可逆圧縮処理が採用された旨の情報を付加して出力し、
    含まれている場合には、前記画像情報を構成するブロックごとに、前記非可逆圧縮処理を行い、更にその非可逆圧縮処理に対応した非可逆伸長処理を行い、当該ブロックに含まれる完全透明の領域及び完全不透明の領域の少なくとも一方が、同一に復元されたか否かを判断し、
    復元されたブロックについては、前記非可逆圧縮処理から得られたブロック圧縮データに、前記非可逆圧縮処理が採用された旨の情報を付加して出力し、
    復元されなかったブロックについては、可逆圧縮処理を行うと共に、得られたブロック圧縮データに、前記可逆圧縮処理が採用された旨の情報を付加して出力することを特徴とする画像圧縮方法。
  2. 前記完全透明の領域及び前記完全不透明の領域の双方が、同一に復元されたか否かを判断することを特徴とする請求項1に記載の画像圧縮方法。
  3. 当該ブロックに前記完全透明の領域及び前記完全不透明の領域の双方が含まれるか否かを判断し、前記完全透明の領域及び前記完全不透明の領域の双方が、同一に復元されたか否かを判断することを特徴とする請求項1に記載の画像圧縮方法。
  4. 前記可逆圧縮処理を行うに先立って、前記ブロックに含まれる画素の画像情報を減色することを特徴とする請求項1乃至のいずれかに記載の画像圧縮方法。
  5. 複数のフレームで構成される動画像の各フレームが、複数の前記ブロックで構成されるものであって、前記非可逆圧縮処理において、複数のフレーム間で、動き補償予測処理を行うことを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の画像圧縮方法。
  6. 前記動画像は、アニメーション画像であることを特徴とする請求項に記載の画像圧縮方法。
  7. 請求項1に規定した圧縮方法により得られた、前記ブロックごとに非可逆圧縮処理又は可逆圧縮処理して得られた圧縮画像情報と、前記ブロックごとに前記圧縮画像情報に付加された、非可逆圧縮処理及び可逆圧縮処理のいずれで処理されたかの圧縮モード情報とを入力し、
    前記ブロックごとに前記圧縮画像情報に付加された前記圧縮モード情報を参照し、
    非可逆圧縮処理で処理されているブロックの場合には、対応する非可逆伸長処理で伸長し、可逆圧縮処理で処理されているブロックの場合には、対応する可逆伸長処理で伸長することを特徴とする画像処理方法。
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