JP5540058B2 - ゴルフボール - Google Patents

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Description

本発明は、球面を有するゴルフボールに関するものであり、さらに詳細には、球面に特徴的な形状のディンプルを備え、かつ優れた飛び性能を備えているゴルフボールに関するものである。
従来のゴルフボールでは、製造時に使用される金型の構造などの加工技術の制約、およびゴルフボールの飛び性能を向上させることなどの性能上の制約によって、ディンプルの設計自由度が低くなっている。そのため、ゴルフボールの美的外観を向上させる特徴的な形状のディンプルを採用しながら、ゴルフボールの飛び性能を向上させることが困難となっている。
また、近年ではゴルフボールおよびゴルフクラブなどゴルフ用具の性能が向上している。そのため、ゴルフボールが低スピン条件で打撃されて飛球することが多くなっており、この低スピン条件が2000rpm程度のスピン条件であることも稀でなくなってきている。このような低スピン条件でゴルフボールが飛球している場合、ボール弾道の打ち出しから最高到達点までの領域では、ゴルフボールの飛球に対する空気抵抗である抗力が小さくなり、ゴルフボールの飛距離は増加することとなる。しかしながら、ボール弾道の最高到達点以降の低速度領域では、ゴルフボールを浮上させる揚力が十分に得られず、ゴルフボールの飛距離は減少することとなる。従って、このような低スピン条件での抗力と揚力とのバランスを考慮しながらディンプルの形状を工夫することによって、ゴルフボールの飛び性能を向上させることが求められている。
次に、ディンプルと飛び性能との関係について説明する。ディンプルの体積占有率(仮想球の体積に対するディンプルの総体積の割合(仮想球体:ディンプルを有していないと仮想したゴルフボール))、ディンプルの面積占有率(ディンプルの総面積/仮想球面の表面積(仮想球面:ディンプルを有していないと仮想したゴルフボールの球面))などを、種々の構造を有するゴルフボールにおいて調整することによって、飛び性能を向上させることができる。また、ディンプルの断面形状(ディンプルの深さと直径との比、滑らかさなど)を工夫することにより、飛び性能を向上させることができる。さらに、複数のディンプルがゴルフボールの球面全体で対称となるように配置されている場合、良好な空力特性が得られ、飛び性能を向上させることができる。
また、ゴルフボールには様々な形状のディンプルを有するものが存在している。このようなゴルフボールに関連する文献を以下に挙げる。特許文献1には、かま形の輪郭線を有するディンプルを備えているゴルフボールが開示されている。特許文献2および特許文献3には、複数のディンプルの間を連結するように配置され、ディンプルの深さよりも浅い深さの窪み形状に形成され、かつ直線形状の輪郭線を有する連結溝を備えているゴルフボールが開示されている。
特開2002−534237号公報 特開平8−276035号公報 特開平10−108921号公報
しかしながら、特許文献1のゴルフボールでは、ディンプルの輪郭線がかま形に大きく曲がりくねって形成されている。このようなディンプルがゴルフボールの球面の複数箇所に配置された場合、十分な飛び性能が得られないおそれがある。
特許文献2および特許文献3のゴルフボールでは、複数のディンプルを連結する連結溝の輪郭が、直線状となっており、流線的で滑らかな形状となっていない。このような連結溝によって、ゴルフボールの飛球時に抗力が増加するおそれがあり、十分な飛び性能が得られないおそれがある。また、連結溝の深さがディンプルの深さより浅く形成されており、ディンプルと連結溝との深さが均一でなくなっている。そのため、ディンプルの形状が複雑化している。そのため、ディンプルの寸法を調節して、ディンプルの体積を調節することが複雑となり、飛び性能を向上させるゴルフボールを作製し難くなっている。
本発明の課題は、美的外観を向上させ、かつ飛び性能を向上させるゴルフボールを提供することにある。
課題を解決するために、本発明の一態様に係るゴルフボールは、球面上に複数の連結ディンプルが配置されてなる、ゴルフボールにおいて、前記連結ディンプルは2つの輪郭線主要部および輪郭線連結部を備えており、前記2つの輪郭線主要部が前記輪郭線連結部により連結され、前記輪郭線連結部が、1つの括れ部分を有するように前記輪郭線主要部の最外点より内側に向かって湾曲して形成され、前記輪郭線連結部が、前記2つの輪郭線主要部よりも、前記2つの輪郭線主要部の外形に基づく図形中心同士を結ぶ線分の中央位置に接近しており、前記2つの輪郭線主要部の一方が円形に形成され、前記2つの輪郭線主要部の他方が非円形に形成されている。そのため、輪郭線主要部および輪郭線連結部に囲まれた部分でディンプルの面積占有率および体積占有率を変化させて、揚力および抗力のバランスを取ることができる。また、輪郭線連結部が湾曲した流線形であるため、輪郭線主要部同士の間で空気の流れをスムーズにすることができ、このような湾曲形状を変化させて、抗力などを抑えることができる。よって、飛球時にゴルフボールへ作用する揚力および抗力のバランスを容易に取ることができ、ゴルフボールの飛び性能を向上させることができる。また、湾曲した輪郭線連結部が特徴的な形状となっている。よって、輪郭線連結部を有するディンプルによって、ゴルフボールの外観を特徴的なものとすることができる。また、本発明の一態様に係るゴルフボールの構成によって、優れた空気力学的特性が得られて、ゴルフボールの飛び性能を向上させることができる。ディンプルは、非円形の前記輪郭線主要部により強調された特徴的な形状と、円形の前記輪郭線主要部および湾曲した輪郭線連結部によって強調された流線美とを併せ持っている。従って、このような特徴を有するディンプルによって、ゴルフボールの美的外観をさらに向上させることができる。
本発明の一態様に係るゴルフボールでは、前記2つの輪郭線主要部の他方が多角形に形成されている。
本発明の一態様に係るゴルフボールでは、前記2つの輪郭線主要部の一方と、前記2つの輪郭線主要部の他方における角部または一辺とが向き合うように配置されている。
また、本発明の別の一態様に係るゴルフボールは、球面上に複数の連結ディンプルが配置されてなる、ゴルフボールにおいて、前記連結ディンプルは2つの輪郭線主要部および輪郭線連結部を備えており、前記2つの輪郭線主要部が前記輪郭線連結部により連結され、前記輪郭線連結部が、1つの括れ部分を有するように前記輪郭線主要部の最外点より内側に向かって湾曲して形成され、前記輪郭線連結部が、前記2つの輪郭線主要部よりも、前記2つの輪郭線主要部の外形に基づく図形中心同士を結ぶ線分の中央位置に接近しており、前記2つの輪郭線主要部が非円形に形成されている。そのため、輪郭線主要部および輪郭線連結部に囲まれた部分でディンプルの面積占有率および体積占有率を変化させて、揚力および抗力のバランスを取ることができる。また、輪郭線連結部が湾曲した流線形であるため、輪郭線主要部同士の間で空気の流れをスムーズにすることができ、このような湾曲形状を変化させて、抗力などを抑えることができる。よって、飛球時にゴルフボールへ作用する揚力および抗力のバランスを容易に取ることができ、ゴルフボールの飛び性能を向上させることができる。また、湾曲した輪郭線連結部が特徴的な形状となっている。よって、輪郭線連結部を有するディンプルによって、ゴルフボールの外観を特徴的なものとすることができる。また、本発明の別の一態様に係るゴルフボールの構成によって、優れた空気力学的特性が得られて、ゴルフボールの飛び性能を向上させることができる。ディンプルは、非円形のみで形成された前記輪郭線主要部により強調された特徴的な形状と、湾曲した前記輪郭線連結部によって強調された流線美とを併せ持っている。従って、このような特徴を有する前記ディンプルによって、ゴルフボールの美的外観をさらに向上させることができる。
本発明の別の一態様に係るゴルフボールでは、前記2つの輪郭線主要部が多角形に形成されている。
本発明の別の一態様に係るゴルフボールでは、前記2つの輪郭線主要部の一方における角部と前記2つの輪郭線主要部の他方における一辺とが向き合うように配置されているか、前記2つの輪郭線主要部の一方における角部と前記2つの輪郭線主要部の他方における角部とが向き合うように配置されているか、または前記2つの輪郭線主要部の一方における一辺と前記2つの輪郭線主要部の他方における一辺とが向き合うように配置されている。
本発明の一態様または別の一態様に係るゴルフボールでは、前記多角形が三角形、四角形、または六角形になっている。
本発明の一態様および別の一態様によれば、美的外観を向上させ、かつ飛び性能を向上させるゴルフボールを提供することができる。
本発明の第一実施形態におけるゴルフボールの外観、および実施例1におけるゴルフボールの外観を表す概略斜視図である。 本発明の第一実施形態におけるディンプルを平面視して表した概略図である。 (a)第一実施形態における図2のA−A断面図を表したものである。(b)第一実施形態における図2のB−B断面図を表したものである。 (a)第一実施形態の第一変形例における図2のA−A断面を表す断面図である。(b)第一実施形態の第一変形例における図2のB−B断面を表す断面図である。 (a)第一実施形態の第二変形例における図2のA−A断面を表す断面図である。(b)第一実施形態の第二変形例における図2のB−B断面を表す断面図である。 (a)第一実施形態の第三変形例における図2のA−A断面を表す断面図である。(b)第一実施形態の第三変形例における図2のB−B断面を表す断面図である。 (a)本発明の第二実施形態におけるディンプルを平面視して表した概略図である。(b)本発明の第二実施形態の第一変形例におけるディンプルを平面視して表した概略図である。(c)本発明の第二実施形態の第二変形例におけるディンプルを平面視して表した概略図である。(d)本発明の第二実施形態の第三変形例におけるディンプルを平面視して表した概略図である。(e)本発明の第二実施形態の第四変形例におけるディンプルを平面視して表した概略図である。 (a)本発明の第三実施形態におけるディンプルを平面視して表した概略図である。(b)本発明の第三実施形態の第一変形例におけるディンプルを平面視して表した概略図である。(c)本発明の第三実施形態の第二変形例におけるディンプルを平面視して表した概略図である。(d)本発明の第三実施形態の第三変形例におけるディンプルを平面視して表した概略図である。(e)本発明の第三実施形態の第四変形例におけるディンプルを平面視して表した概略図である。(f)本発明の第三実施形態の第五変形例におけるディンプルを平面視して表した概略図である。 本発明の実施例2のゴルフボールの外観を表す概略斜視図である。 本発明の比較例1のゴルフボールの外観を表す概略斜視図である。
[第一実施形態]
図1は本発明の第一実施形態におけるゴルフボール1の外観の概略を表している。ゴルフボール1は、球面2を有している。この球面2には複数の円形ディンプル3が形成されており、さらに本発明の特徴的な形状を有する複数の連結ディンプル4が形成されている。また、球面2において円形ディンプル3および連結ディンプル4の形成されていない部分は陸部5となっている。円形ディンプル3は陸部5との境界に円形輪郭線31を有しており、連結ディンプル4は陸部5との境界に輪郭線41を有している。
図2は図1の本発明の特徴的な形状である連結ディンプル4の概略を平面視して表した拡大図である。図2を用いて連結ディンプル4の詳細を説明すると、輪郭線41は、2つの輪郭線主要部41a,41aと、2つの輪郭線連結部41b,41bとから構成されている。2つの輪郭線主要部41a,41aは、略円形に形成されて、互いに近接して配置されている。
2つの輪郭線連結部41b,41bは、2つの輪郭線主要部41a,41aとの間を連結している。さらに、輪郭線連結部41bについて長手軸Lを用いて詳細に説明する。長手軸Lは、2つの輪郭線主要部41a,41aのそれぞれの略中央部分と、2つの輪郭線連結部41b,41b間の中間部分とを通過する仮想線となっている。輪郭線主要部41aを長手軸Lに対して略垂直方向に向かって突出する形状と定義して、さらに、この形状のうち長手軸Lを基準として最も突出した部分を最外点とした場合、輪郭線連結部41bはこの最外点より輪郭線主要部41aの内側方向に向かって湾曲した形状に形成されている。
このような形状の複数の連結ディンプル4がゴルフボール1の球面2に配置されており、複数種類の大きさを有する連結ディンプル4が配置されている。
従って、輪郭線主要部41a,41aおよび輪郭線連結部41b,41bに囲まれた部分が、連結ディンプル4の面積占有率および体積占有率を変化させて、揚力および抗力のバランスを取ることができる。また、輪郭線連結部41b,41bが湾曲した流線形であるため、2つの輪郭線主要部41a,41aの間で空気の流れをスムーズにすることができ、このような湾曲形状を変化させて、抗力を抑えることができる。よって、このような飛球時にゴルフボール1へ作用する揚力および抗力のバランスを容易にとることができ、ゴルフボール1の飛び性能を向上させることができる。
また、湾曲した輪郭線連結部41bは特徴的な形状となっている。よって、このような輪郭線連結部41bを有する連結ディンプル4によって、ゴルフボール1の外観を特徴的なものとすることができる。さらに、連結ディンプル4は、円形のみで形成された輪郭線主要部41aおよび湾曲した輪郭線連結部41bによって強調された流線美を有している。従って、このような特徴を有する連結ディンプル4によって、ゴルフボール1の美的外観をさらに向上させることができる。
図3(a)は本発明の第一実施形態における図2のA−A断面図であり、A−A断面は、長手軸L対して垂直に切断した横断面となっている。図3(b)は本発明の第一実施形態における図2のB−B断面図である。連結ディンプル4は底部42を備えている。底部42は、ゴルフボール1の球面2の中心方向に向かって湾曲するように形成されている。また、B−B断面で見た場合、底部42の中間部分は略均一な深さとなるように形成されている。底部42と輪郭線41との間には湾曲部43が配置されている。湾曲部43は、ゴルフボール1の球面2の中心方向に向かって湾曲しており、底部42の湾曲の曲率半径は底部42の湾曲の曲率半径と略等しく形成されている。
従って、このような湾曲部43により、連結ディンプル4から陸部5への空気の流れがスムーズになり、抗力を抑えることができる。よって、ゴルフボール1の飛び性能をさらに向上させることができる。
本発明の第一実施形態について述べたが、本発明は既述の実施形態に限定されるものではなく、本発明の技術的思想に基づいて各種の変形および変更が可能である。第一実施形態の変形例を下記に説明する。なお、各変形例の下記に説明する以外の部分は、第一実施形態と同様とする。
図4(a)は本発明の第一実施形態の第一変形例における図2のA−A断面図であり、A−A断面は、長手軸L対して垂直に切断した横断面となっている。図4(b)は本発明の第一実施形態の第一変形例における図2のB−B断面図である。底部42は略均一な深さで平らな形状に形成されている。底部42と輪郭線41との間には湾曲部43が配置されている。湾曲部43は球面2の中心方向に向かって湾曲して形成されている。
従って、連結ディンプル4が平らな形状の底部42によって特徴的な形状となっている。よって、このような連結ディンプル4によってゴルフボール1の美的外観をさらに向上させることができる。
図5(a)は本発明の第一実施形態の第二変形例における図2のA−A断面図であり、A−A断面は、長手軸L対して垂直に切断した横断面となっている。図5(b)は本発明の第一実施形態の第二変形例における図2のB−B断面図である。底部42は、球面2の中心と略等しい位置に中心を有する球体の球面形状に形成されている。底部42と輪郭線41との間には湾曲部43が配置されており、湾曲部43は球面2の中心方向に向かって湾曲して形成されている。
従って、設計上、底部42の球面形状の半径を変更することにより、連結ディンプル4の体積を変化させることができる。従って、このような球面形状の半径を調節することにより、本発明のように複雑な形状の連結ディンプル4であっても、種々の構造を有するゴルフボールにおいて効果的に体積を調節できる。よって、飛球時にゴルフボール1に作用する揚力および抗力のバランスを容易にとることができ、ゴルフボール1の飛び性能をさらに向上させることができる。
図6(a)は本発明の第一実施形態の第三変形例における図2のA−A断面図であり、A−A断面は、長手軸L対して垂直に切断した横断面となっている。図6(b)は本発明の第一実施形態の第三変形例における図2のB−B断面図である。底部42は、ゴルフボール1の球面2の中心方向に向かって湾曲するように形成されている。さらに、B−B断面で見た場合の底部42の中間部分は略均一な深さとなるように形成されている。底部42と輪郭線41との間には湾曲部43が配置されており、湾曲部43は、球面2の中心方向に向かって湾曲しており、底部42の湾曲の曲率と異なる曲率で湾曲して形成されている。
このような構成により、底部42の湾曲形状の曲率半径を変化させて、揚力および抗力のバランスをとることができる。よって、飛球時にゴルフボール1へ作用する揚力および抗力のバランスを、種々の構造を有するゴルフボールにおいて効果的に調節でき、ゴルフボール1の飛び性能を向上させることができる。また、底部42の湾曲形状により連結ディンプル4は特徴的な形状となっている。よって、このような連結ディンプル4によって、ゴルフボール1の外観を特徴的なものとすることができる。
[第二実施形態]
次に、本発明の第二実施形態について説明する。図7(a)は、本発明の第二実施形態における連結ディンプル4の概略を平面視して表した図である。第二実施形態は、基本的な構造を第一実施形態および第一実施形態の第一変形例〜第三変形例のいずれかと同様としており、これらと異なる部分を以下に説明する。輪郭線41は、2つの輪郭線主要部41a,41aおよび2つの輪郭線連結部41b,41bを備えている。一方の輪郭線主要部41aは略円形に形成され、他方の輪郭線主要部41aは非円形である略六角形に形成されている。一方の輪郭線主要部41aは、略六角形に形成された他方の輪郭線主要部41aの角部と向き合うように近接して配置されている。2つの輪郭線連結部41b,41bは、2つの輪郭線主要部41a,41aとの間を連結しており、輪郭線主要部41aの長手軸Lを基準とした場合の最外点より輪郭線主要部41aの内側方向に向かって湾曲して形成されている。
このような連結ディンプル4の形状によって優れた空気力学的特性が得られて、ゴルフボール1の飛び性能を向上させることができる。また、連結ディンプル4は、非円形の輪郭線主要部41aにより強調された特徴的な形状と、円形の輪郭線主要部41aおよび湾曲した輪郭線連結部41bによって強調された流線美とを併せ持っている。従って、このような特徴を有する連結ディンプル4によって、ゴルフボール1の美的外観をさらに向上させることができる。
他方の輪郭線主要部41aは非円形であれば様々な形状に形成されてもよい。また、他方の輪郭線主要部41aを多角形の形状とする場合、一方の輪郭線主要部41aは、多角形に形成された他方の輪郭線主要部41aの角部と向き合うように近接して配置されてもよく、多角形に形成された他方の輪郭線主要部41aの一辺と向き合うように近接して配置されてもよい。このような輪郭線41を有する第二実施形態の変形例を下記に挙げる。
図7(b)は、本発明の第二実施形態の第一変形例における連結ディンプル4の概略を平面視して表した図である。一方の輪郭線主要部41aは略円形に形成され、他方の輪郭線主要部41aは略四角形に形成されている。一方の輪郭線主要部41aは、略四角形に形成された他方の輪郭線主要部41aの角部と向き合うように近接して配置されている。2つの輪郭線連結部41b,41bは、2つの輪郭線主要部41a,41aとの間を連結しており、輪郭線主要部41aの長手軸Lを基準とした場合の最外点より輪郭線主要部41aの内側方向に向かって湾曲して形成されている。
図7(c)は、本発明の第二実施形態の第二変形例における連結ディンプル4の概略を平面視して表した図である。一方の輪郭線主要部41aは略円形に形成され、他方の輪郭線主要部41aは略三角形に形成されている。一方の輪郭線主要部41aは、略三角形に形成された他方の輪郭線主要部41aの一辺と向き合うように近接して配置されている。2つの輪郭線連結部41b,41bは、2つの輪郭線主要部41a,41aとの間を連結しており、輪郭線主要部41aの長手軸Lを基準とした場合の最外点より輪郭線主要部41aの内側方向に向かって湾曲して形成されている。
図7(d)は、本発明の第二実施形態の第三変形例における連結ディンプル4の概略を平面視して表した図である。一方の輪郭線主要部41aは略円形に形成され、他方の輪郭線主要部41aは略四角形に形成されている。一方の輪郭線主要部41aは、略四角形に形成された他方の輪郭線主要部41aの一辺と向き合うように近接して配置されている。2つの輪郭線連結部41b,41bは、2つの輪郭線主要部41a,41aとの間を連結しており、輪郭線主要部41aの長手軸Lを基準とした場合の最外点より輪郭線主要部41aの内側方向に向かって湾曲して形成されている。
図7(e)は、本発明の第二実施形態の第四変形例における連結ディンプル4の概略を平面視して表した図である。一方の輪郭線主要部41aは略円形に形成され、他方の輪郭線主要部41aは略三角形に形成されている。一方の輪郭線主要部41aは、略三角形に形成された他方の輪郭線主要部41aの角部と向き合うように近接して配置されている。2つの輪郭線連結部41b,41bは、2つの輪郭線主要部41a,41aとの間を連結しており、輪郭線主要部41aの長手軸Lを基準とした場合の最外点より輪郭線主要部41aの内側方向に向かって湾曲して形成されている。
[第三実施形態]
次に、本発明の第三実施形態について説明する。図8(a)は、本発明の第三実施形態における連結ディンプル4の概略を平面視して表した図である。第三実施形態は、基本的な構造を第一実施形態および第一実施形態の第一変形例〜第三変形例のいずれかと同様としており、これらと異なる部分を以下に説明する。輪郭線41は、2つの輪郭線主要部41a,41aおよび2つの輪郭線連結部41b,41bを備えている。2つの輪郭線主要部41a,41aは、それぞれ非円形であるに略四角形に形成され、略四角形の角部を互いに向き合あわせながら近接して配置されている。2つの輪郭線連結部41b,41bは、2つの輪郭線主要部41a,41aとの間を連結しており、輪郭線主要部41aの長手軸Lを基準とした場合の最外点より輪郭線主要部41aの内側方向に向かって湾曲して形成されている。
このような連結ディンプル4の形状によって優れた空気力学的特性が得られて、ゴルフボール1の飛び性能を向上させることができる。また、連結ディンプル4は、非円形のみで形成された輪郭線主要部41aにより強調された特徴的な形状と、流線形の輪郭線連結部41bによって強調された流線美とを併せ持っている。従って、このような特徴を有する連結ディンプル4によって、ゴルフボール1の美的外観をさらに向上させることができる。
2つの輪郭線主要部41aは、非円形であれば様々な形状に形成されてもよく、それぞれ異なる形状に形成されてもよい。2つの輪郭線主要部41aを多角形の形状とする場合、多角形に形成された一方の輪郭線主要部41aの角部と、多角形に形成された他方の輪郭線主要部41aの一辺とを向き合うように近接させて配置してもよい。また、一方の輪郭線主要部41aの角部と、他方の輪郭線主要部41aの角部とを向き合うように近接させて配置してもよい。さらに、一方の輪郭線主要部41aの一辺と、他方の輪郭線主要部41aの一辺とを向き合うように近接させて配置してもよい。このような輪郭線41を有する第三実施形態の変形例を下記に挙げる。
図8(b)は、本発明の第三実施形態の第一変形例における連結ディンプル4の概略を平面視して表した図である。2つの輪郭線主要部41a,41aは、略四角形に形成され、略四角形の一辺を互いに向き合あわせながら近接して配置されている。2つの輪郭線連結部41b,41bは、2つの輪郭線主要部41a,41aとの間を連結しており、輪郭線主要部41aの長手軸Lを基準とした場合の最外点より輪郭線主要部41aの内側方向に向かって湾曲して形成されている。
図8(c)は、本発明の第三実施形態の第二変形例における連結ディンプル4の概略を平面視して表した図である。2つの輪郭線主要部41a,41aは、略三角形に形成され、略三角形の一辺を互いに向き合あわせながら近接して配置されている。2つの輪郭線連結部41b,41bは、2つの輪郭線主要部41a,41aとの間を連結しており、輪郭線主要部41aの長手軸Lを基準とした場合の最外点より輪郭線主要部41aの内側方向に向かって湾曲して形成されている。
図8(d)は、本発明の第三実施形態の第三変形例における連結ディンプル4の概略を平面視して表した図である。2つの輪郭線主要部41a,41aは略三角形に形成されている。略三角形に形成された一方の輪郭線主要部41aの角部と、略三角形に形成された他方の輪郭線主要部41aの一辺とが、互いに向き合わせながら近接して配置されている。2つの輪郭線連結部41b,41bは、2つの輪郭線主要部41a,41aとの間を連結しており、輪郭線主要部41aの長手軸Lを基準とした場合の最外点より輪郭線主要部41aの内側方向に向かって湾曲して形成されている。
図8(e)は、本発明の第三実施形態の第四変形例における連結ディンプル4の概略を平面視して表した図である。2つの輪郭線主要部41a,41aは、略三角形に形成され、略三角形の角部を互いに向き合あわせながら近接して配置されている。2つの輪郭線連結部41b,41bは、2つの輪郭線主要部41a,41aとの間を連結しており、輪郭線主要部41aの長手軸Lを基準とした場合の最外点より輪郭線主要部41aの内側方向に向かって湾曲して形成されている。
図8(f)は、本発明の第三実施形態の第五変形例における連結ディンプル4の概略を平面視して表した図である。2つの輪郭線主要部41a,41aは、略六角形に形成され、略六角形の一辺を互いに向き合あわせながら近接して配置されている。2つの輪郭線連結部41b,41bは、2つの輪郭線主要部41a,41aとの間を連結しており、輪郭線主要部41aの長手軸Lを基準とした場合の最外点より輪郭線主要部41aの内側方向に向かって湾曲して形成されている。
[第四実施形態]
次に、本発明の第四実施形態について説明する。本発明の第四実施形態では、輪郭線41を構成する輪郭線主要部41aの数を3つ以上としており、このような輪郭線主要部41aの間を輪郭線連結部41bで連結している。この場合、3つ以上の輪郭線主要部41aの形状は、第一実施形態と同様に円形のみで形成されてもよく、第二実施形態または第二実施形態の第一変形例〜第四変形例と同様に円形と非円形とを適宜組み合わせてもよく、第三実施形態または第三実施形態の第一変形例〜第五変形例と同様に非円形のみで形成されてもよい。さらに、底部42の形状は、第一実施形態、第一実施形態の第一変形例〜第三変形例と同様であってもよい。各実施形態および各実施例と同様の効果が得られることとなる。
[第五実施形態]
次に、本発明の第五実施形態について説明する。本発明の第五実施形態として、第一実施形態、第一実施形態の第一変形例〜第三変形例、第二実施形態、第二実施形態の第一変形例〜第四変形例、第三実施形態、第三実施形態の第一変形例〜第五変形例、および第四実施形態の連結ディンプル4を、それぞれ適宜組み合わせて、ゴルフボール1の球面2に複数の連結ディンプル4を配置してもよい。
連結ディンプル4の面積占有率を増加させて、ゴルフボール1の飛び性能をさらに向上させることができる。また、ゴルフボール1の外観が特徴的になり、ゴルフボール1の美的外観をさらに向上させることができる。
上述した各実施形態および各変形例では特に述べていないが、本発明のゴルフボールで好ましい形態について下記に述べる。また、下記に述べる形態は本発明を限定するものではない。
本発明のゴルフボール1は、ツーピースボール、スリーピースボールなどのマルチソリッドゴルフボール、糸巻きゴルフボール、ワンピースゴルフボールなどであることが好ましい。
本発明のゴルフボール1の成形金型を作製するために、3DCAD・CAMを使用して、反転用マスター型にゴルフボール1の全球面2の形状を3次元的に削り出した後に金型に転写する方法、または成形用金型のキャビティ部を直接3次元的に削り出す方法が用いられているとよい。
本発明のゴルフボール1では、円形ディンプル3の数と連結ディンプル4の数とを合わせた総数は150個〜500個であることが好ましく、より好適には200個〜450個であることが好ましい。さらに、ゴルフボール1の全体積に対する円形ディンプル3および連結ディンプル4の体積占有率は0.9%〜1.6%であることが好ましく、さらには1.0%〜1.5%であることが好ましい。加えて、ゴルフボール1の全表面2の面積に対する円形ディンプル3および連結ディンプル4の面積占有率は70%〜89%であることが好ましい。
従って、球面2における円形ディンプル3および連結ディンプル4の面積占有率を十分確保でき、ゴルフボール1の飛び性能をさらに向上させることができる。
本発明のゴルフボール1では、レイノルズ数とスピン量との関係をRe70000/2000rpmとする条件で飛球する場合の揚力係数CL1と、Re80000/2000rpmとする条件で飛球する場合の揚力係数CL2との比CL1/CL2が、70%以上の値となることが好ましい。また、ゴルフボール1がRe180000/2520rpmとする条件で飛球する場合の抗力係数CDは0.225以下となることが好ましい。揚力と抗力とのバランスが取られて、ゴルフボール1の飛び性能をさらに向上させることができる。
本発明のゴルフボール1では、連結ディンプル4の配置はゴルフボール1の球面2にバランス良く配置されることが好ましい。そのため、ゴルフボール1の球面2に連結ディンプル4を配置する場合、まず球面2を球面多面体に分割する。この球面多面体には、球面2を20分割した球面20面体、球面2を12分割した球面12面体、球面2を8分割した球面8面体などが存在している。このような分割により形成された1つの分割面に複数の連結ディンプル4を一定のパターンで配置する。他の分割面もこの分割面と同じパターンで複数の連結ディンプル4を配置する。従って、このように連結ディンプル4を配置することによって、連結ディンプル4はゴルフボール1の球面2にバランス良く配置されることとなり、ゴルフボール1の飛び性能をさらに向上させることができる。
本発明のゴルフボール1では、少なくとも2つの輪郭線主要部41a,41aがそれぞれ略等しい大きさで形成されているとよく。ゴルフボール1の球面2全体に複数の連結ディンプル4の配置がバランス良く配置されることとなり、ゴルフボール1の飛び性能をさらに向上させることができる。
以上、本発明のゴルフボールは、上述した実施形態および変形例に限定されるものではなく、本発明の効果が発揮できる構成などを適宜採用することが可能である。
例えば、本発明のさらなる別の実施形態として、複数の円形ディンプル3を略等しい大きさに形成してもよく、複数の連結ディンプル4を略等しい大きさに形成してもよい。そのため、円形ディンプル3および連結ディンプル4の球面占有率を上げることができる。よって、ゴルフボール1の飛び性能をさらに向上させることができる。
本発明のさらなる別の実施形態として、円形ディンプル3の数および連結ディンプル4の数を適宜変更してもよく、各円形ディンプル3の大きさおよび各連結ディンプル4の大きさを適宜変更してもよく、各連結ディンプル4の配置方向を適宜変更してもよい。このような変更および組合せをゴルフボールに要求される様々な仕様に合わせて適宜行うことによって、様々な仕様のゴルフボールの飛び性能を向上させることができる。
本発明のさらなる別の実施形態として、少なくとも2つの輪郭線主要部41a,41aがそれぞれ異なる大きさで形成されているとよく。そのため、連結ディンプル4は、輪郭線主要部41a同士の大きさの違いによって特徴的な形状に形成されて、特徴的な外観を有することとなる。従って、このような連結ディンプル4を備えたゴルフボール1の美的外観をさらに向上させることができる。
ここで、本発明のゴルフボールがどのような飛び性能を有するかを確認するために評価を行う。この評価に用いる代表的な形態のゴルフボールを下記に示す。
[実施例1]
ゴルフボール1が円形ディンプル3と連結ディンプル4とを備えている。円形ディンプル3と連結ディンプル4との総数は330個となっており、そのうち、円形ディンプル3の数は48個となっており、連結ディンプル4の数は282個となっている。また48個の円形ディンプル3のうち、大きな円形ディンプルが36個であり、小さな円形ディンプルが12個となっている。さらに282個の連結ディンプル4のうち、特大の連結ディンプルが6個であり、大きな連結ディンプルが231個であり、基本的な大きさの連結ディンプルが24個であり、小さな連結ディンプルが36個となっている。
ゴルフボール1の球面2全体の面積に対する円形ディンプル3および非円形連結ディンプル4の面積占有率SRは70%であり、ゴルフボール1の全体積に対する円形ディンプル3および連結ディンプル4の体積占有率VRは1.43%となっている。
このような形状に形成されたゴルフボール1は図1に示すような形態となっている。また、円形ディンプル3の大きさについて、「大きな」および「小さな」と表している。これらの円形ディンプル3の大きさについて説明すると、「大きな」は「小さな」よりも大きいことを表現している。連結ディンプル4の大きさについて、「特大の」、「大きな」、「基本的な大きさ」、「小さな」と表している。これらの大きさについて説明すると、「特大の」は「大きな」より大きいことを表現し、「大きな」は「基本的な大きさ」より大きいことを表現し、「基本的な大きさ」は「小さな」よりも大きいことを表現している。さらに、図1に示したゴルフボール1の外観を参照することにより、これらの大きさを判断することが可能である。
[実施例2]
図9は、実施例2のゴルフボール1を示したものである。ゴルフボール1が円形ディンプル3と連結ディンプル4とを備えている。円形ディンプル3と連結ディンプル4との総数は228個となっており、そのうち、円形ディンプル3の数は36個となっており、連結ディンプル4の数は192個となっている。また36個の円形ディンプル3のうち、大きな円形ディンプルが18個であり、小さな円形ディンプルが18個となっている。さらに192個の連結ディンプル4のうち、大きな連結ディンプルが96個であり、標準的な大きさの連結ディンプルが48個であり、小さな連結ディンプルが48個となっている。
ゴルフボール1の球面2全体の面積に対する円形ディンプル3および非円形連結ディンプル4の面積占有率SRは73%であり、ゴルフボール1の全体積に対する円形ディンプル3および非円形連結ディンプル4の体積占有率VRは1.44%となっている。
また、円形ディンプル3の大きさについて、「大きな」および「小さな」と表している。これらの円形ディンプル3の大きさについて説明すると、「大きな」は「小さな」よりも大きいことを表現している。連結ディンプル4の大きさについて、「大きな」、「基本的な大きさ」、「小さな」と表している。これらの大きさについて説明すると、「大きな」は「基本的な大きさ」より大きいことを表現し、「基本的な大きさ」は「小さな」よりも大きいことを表現している。さらに、図9に示したゴルフボール1の外観を参照することにより、これらの大きさを判断することが可能である。
[比較例1]
図10は、比較例1のゴルフボール101を示している。ゴルフボール101が球面102に窪み形状に形成された複数の円形ディンプル103を備えており、円形ディンプル103の総数は432個となっている。ゴルフボール101の球面102全体の面積に対する円形ディンプル103の面積占有率SRは72%であり、ゴルフボール1の全体積に対する円形ディンプル3の体積占有率VRは1.33%となっている。
実施例1、実施例2および比較例1のゴルフボールの形態を整理すると表1に示すようになる。なお、実施例1、実施例2および比較例1のゴルフボールでは、その他の条件が同一であるものとする。
Figure 0005540058
また、実施例1、実施例2および比較例1のゴルフボールに関して、Re70000/2000rpmの時の揚力係数CL1とRe80000/2000rpmの時の揚力係数CL2との比CL1/CL2、およびゴルフボール1がRe180000/2520rpmの条件で高速飛球する場合の抗力係数CDをそれぞれ計算したところ、表2に示されるような結果となった。
Figure 0005540058
表3より実施例1および実施例2は比較例1と比較して、Re70000/2000rpmの時の揚力係数CL1とRe80000/2000rpmの時の揚力係数CL2との比CL1/CL2が大きくなっている。よって、実施例1および実施例2のゴルフボール1は低速で飛球しているときに大きな揚力が得られ、飛び性能が向上することとなる。
さらに、実施例1、実施例2および比較例1のゴルフボールをドライバー(ゴルフクラブの1番ウッド)によって打撃し、このときの打球の飛距離を測定した。詳細には、打撃ロボットにドライバーを取り付けて、このドライバーによってゴルフボールをヘッドスピード45m/s、打出角10°で打撃し、打球のキャリーおよびトータルの飛距離を測定した。この測定により得られた結果を表3に示す。
Figure 0005540058
表3より実施例1および実施例2のキャリーおよびトータルの飛距離は、比較例1のキャリーおよびトータルの飛距離と比較して増加しているという結果が得られた。
1 ゴルフボール
2 球面
3 円形ディンプル
4 連結ディンプル
5 陸部
31 円形輪郭線
41 輪郭線
41a 輪郭線主要部
41b 輪郭線連結部
42 底部
43 湾曲部
101 ゴルフボール
102 球面
103 円形ディンプル

L 長手軸

Claims (7)

  1. 球面上に複数の連結ディンプルが配置されてなる、ゴルフボールにおいて、
    前記連結ディンプルは2つの輪郭線主要部および輪郭線連結部を備えており、
    前記2つの輪郭線主要部が前記輪郭線連結部により連結され、
    前記輪郭線連結部が、1つの括れ部分を有するように前記輪郭線主要部の最外点より内側に向かって湾曲して形成され、
    前記輪郭線連結部が、前記2つの輪郭線主要部よりも、前記2つの輪郭線主要部の外形に基づく図形中心同士を結ぶ線分の中央位置に接近しており、
    前記2つの輪郭線主要部の一方が円形に形成され、
    前記2つの輪郭線主要部の他方が非円形に形成されている、ゴルフボール。
  2. 前記2つの輪郭線主要部の他方が多角形に形成されている、請求項1に記載のゴルフボール。
  3. 前記2つの輪郭線主要部の一方と、前記2つの輪郭線主要部の他方における角部または一辺とが向き合うように配置されている、請求項2に記載のゴルフボール。
  4. 球面上に複数の連結ディンプルが配置されてなる、ゴルフボールにおいて、
    前記連結ディンプルは2つの輪郭線主要部および輪郭線連結部を備えており、
    前記2つの輪郭線主要部が前記輪郭線連結部により連結され、
    前記輪郭線連結部が、1つの括れ部分を有するように前記輪郭線主要部の最外点より内側に向かって湾曲して形成され、
    前記輪郭線連結部が、前記2つの輪郭線主要部よりも、前記2つの輪郭線主要部の外形に基づく図形中心同士を結ぶ線分の中央位置に接近しており、
    前記2つの輪郭線主要部が非円形に形成されている、ゴルフボール。
  5. 前記2つの輪郭線主要部が多角形に形成されている、請求項4に記載のゴルフボール。
  6. 前記2つの輪郭線主要部の一方における角部と前記2つの輪郭線主要部の他方における一辺とが向き合うように配置されているか、
    前記2つの輪郭線主要部の一方における角部と前記2つの輪郭線主要部の他方における角部とが向き合うように配置されているか、または
    前記2つの輪郭線主要部の一方における一辺と前記2つの輪郭線主要部の他方における一辺とが向き合うように配置されている、請求項5に記載のゴルフボール。
  7. 前記多角形が三角形、四角形、または六角形になっている、請求項2、3、5および6のいずれか一項に記載のゴルフボール。
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