JP5539749B2 - Steer-by-wire combine - Google Patents
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Description
本発明は、ステアバイワイヤ方式のコンバインに関する。 The present invention relates to a steer-by-wire combine.
従来、コンバインの操向操作部として丸ハンドル(ステアリングホイール)を用いた操向機構を有したものがある(例えば、特許文献1参照)。そして、かかるステアリングホイールを用いた操向機構は、ステアリングホイールの回転運動を、リンク機構を介してクローラ駆動を行う油圧式無段変速装置(以下、「HST」(Hydro Static Transmission)とする。)に機械的に伝達し、油圧制御を行いながら走行変速と操向を行うように構成されている。一方で、かかるステアリングホイールを用いた操向機構の代わりに、自動車で採用されているレバー等を用いたステアバイワイヤ方式の操向機構を採用することで操向操作をより簡略化して作業効率を向上し、運転作業時の労力を低減する需要が高くなっている。このステアバイワイヤ方式の操向機構は、運転操作用のレバーを前後自在に操作することにより、コンバインの走行加減速や旋回を行うものである。 Conventionally, there is a combine steering unit having a steering mechanism using a round handle (steering wheel) (see, for example, Patent Document 1). And the steering mechanism using such a steering wheel is a hydraulic continuously variable transmission (hereinafter referred to as “HST” (Hydro Static Transmission)) that drives the crawler via a link mechanism. It is configured to perform a traveling shift and steering while performing hydraulic control. On the other hand, instead of such a steering mechanism using a steering wheel, a steer-by-wire steering mechanism using a lever or the like used in an automobile is used to further simplify the steering operation and improve work efficiency. There is an increasing demand to improve and reduce labor during driving operations. This steer-by-wire steering mechanism performs traveling acceleration / deceleration and turning of a combine by operating a lever for driving operation freely back and forth.
すなわち、ステアバイワイヤ方式の操向機構は、HSTの制御操作用に付設した機構と従来の操向機構とを機械的に切り離して、HSTの制御操作用に付設した機構に作動装置を設け、同作動装置を操向機構から電気的に制御するというものである。 In other words, the steer-by-wire steering mechanism mechanically separates the mechanism attached for HST control operation and the conventional steering mechanism, and provides an operating device for the mechanism attached for HST control operation. The actuator is electrically controlled from the steering mechanism.
このようなステアバイワイヤ方式の操向機構においては、作動装置を電気的に制御するためのコントローラが用いられており、このコントローラには、通常、各種作業用の信号の入出力のための入出力ユニット(例えばI/Oドライバ等)が接続されている。そして、従来のステアバイワイヤ方式の操向機構においては、コントローラに接続される入出力ユニットが、運転席とサイドコラムとの間に配置されていた。 In such a steer-by-wire steering mechanism, a controller for electrically controlling the actuator is used, and this controller usually has an input / output for inputting / outputting signals for various operations. A unit (for example, an I / O driver) is connected. In the conventional steer-by-wire steering mechanism, the input / output unit connected to the controller is disposed between the driver's seat and the side column.
このように従来のステアバイワイヤ方式の操向機構においては、入出力ユニットがキャビン内の運転席とキャビン内左側方のサイドコラムとの間に配置されていたので、サイドコラムを構成するサイドケースが運転席側に突出してしまっていた。従って、キャビン内における運転席の配置位置がサイドケースの占有空間によって規制されてしまい、最適な運転姿勢を取り得る運転席位置を採用できない不都合があった。 Thus, in the conventional steer-by-wire steering mechanism, the input / output unit is disposed between the driver's seat in the cabin and the side column on the left side of the cabin. It protruded to the driver's seat side. Therefore, the position of the driver's seat in the cabin is restricted by the space occupied by the side case, and there is a disadvantage that a driver's seat position that can take an optimum driving posture cannot be adopted.
そこで、上記課題を解決するために、請求項1においては、操向装置及び走行装置を作動するアクチュエータを電気信号で作動すべく構成したコンバインにおいて、電気信号の操作入力を制御するコントローラと、該コントローラに電気的に接続され走行系及び操向系からの電気信号を入力すると共に入力した電気信号を前記コントローラに出力する入出力ユニットとを具備し、前記入出力ユニットは、運転席の左側に設けたサイドコラム内に設置し、前記運転席の左側方に、開放自在に刈取部を配置すると共に、前記運転席の左側に設けたサイドコラムの左側壁には、前記入出力ユニットの点検用口を形成したものである。
Therefore, in order to solve the above problem, in
本発明によれば、操向装置及び走行装置を作動するアクチュエータを電気信号で作動すべく構成したコンバインにおいて、電気信号の操作入力を制御するコントローラと、該コントローラに電気的に接続され走行系及び操向系からの電気信号を入力すると共に入力した電気信号を前記コントローラに出力する入出力ユニットとを具備し、前記入出力ユニットは、運転席の左側に設けたサイドコラム内に設置したので、サイドコラムと運転席との間の空間に入出力ユニットを配設する必要がなく、その分、運転席位置の確保が自由に行え、運転席位置を最適な作業姿勢を取り得る位置とすることができる。また、複数の入出力ユニットをサイドコラム内に集中配設することにより、埃や水などに起因する外部環境による故障を防止することができ、しかも、故障した際には入出力ユニットの診断を容易に行える効果がある。 According to the present invention, in a combine configured to operate the steering device and the actuator for operating the traveling device with an electric signal, a controller for controlling an operation input of the electric signal, a traveling system electrically connected to the controller, and An input / output unit that inputs an electrical signal from the steering system and outputs the input electrical signal to the controller, and the input / output unit is installed in a side column provided on the left side of the driver's seat. There is no need to install an input / output unit in the space between the side column and the driver's seat, and the driver's seat position can be secured freely by that amount, so that the driver's seat position can be set to an optimum working posture. Can do. In addition, by arranging multiple input / output units in the side column, it is possible to prevent failures due to the external environment caused by dust, water, etc. There is an effect that can be easily performed.
しかも、運転席の左側方に、開放自在に刈取部を配置すると共に、前記サイドコラムの左側壁に、前記入出力ユニットの点検用口を形成したので、入出力ユニットの点検を運転席側から行えるのは当然のこと、運転席の外部からも行える。すなわち、刈取部を左側方に開放して、運転席の左側壁部分を開放状態とし、次いで運転席の左側壁に形成した点検用口を開口すれば、運転席内左側方に配設したサイドコラムが露見しているので、サイドコラムを開蓋することにより、その内部に配設した入出力ユニットの点検を容易に行える。 In addition, a mowing part is disposed on the left side of the driver's seat so as to be freely opened, and an inspection port for the input / output unit is formed on the left side wall of the side column. Of course, it can be done from outside the driver's seat. That is, if the cutting part is opened to the left side, the left side wall portion of the driver seat is opened, and then the inspection port formed in the left side wall of the driver seat is opened, the side disposed on the left side inside the driver seat Since the column is exposed, opening the side column makes it easy to check the input / output unit installed inside.
以下に、本発明の実施の形態について説明する。 Embodiments of the present invention will be described below.
本発明に係るコンバインは、操向装置及び走行装置を作動するアクチュエータを電気信号で作動すべく構成したコンバインにおいて、電気信号の操作入力を制御するコントローラと、該コントローラに電気的に接続され走行系及び操向系からの電気信号を入力すると共に入力した電気信号を前記コントローラに出力する入出力ユニットとを具備し、前記入出力ユニットは、運転席の左側に設けたサイドコラム内に設置したことを特徴とする。 The combine according to the present invention is a combine configured to operate the steering device and the actuator for operating the traveling device with an electric signal, a controller for controlling the operation input of the electric signal, and a traveling system electrically connected to the controller. And an input / output unit that inputs an electrical signal from the steering system and outputs the input electrical signal to the controller, and the input / output unit is installed in a side column provided on the left side of the driver's seat. It is characterized by.
さらに、コンバインにおいて、前記運転席の左側方に、開放自在に刈取部を配置すると共に、前記運転席の左側に設けたサイドコラムの左側壁には、前記入出力ユニットの点検用口を形成したことを特徴とする。 Further, in the combine, a cutting part is disposed on the left side of the driver seat so as to be freely opened, and an inspection port for the input / output unit is formed on the left side wall of the side column provided on the left side of the driver seat. It is characterized by that.
本発明の一実施形態に係るコンバインの全体構成について説明する。 An overall configuration of a combine according to an embodiment of the present invention will be described.
図1に示すように、コンバインAは、左右一対のクローラ式の走行部1,1を備え、この走行部1,1上に、機体フレーム2が設けられている。機体フレーム2の左側前端部には、刈取フレーム3を介して刈取部4及び搬送部5が昇降自在に取り付けられている。機体フレーム2上の左側部には、穀稈移送部6、脱穀部7、及び選別部8が配設されると共に、機体フレーム2の後部には、排藁処理部9が配設されている。一方、機体フレーム2上の右側前部には、キャビン10が配設されると共に、機体フレーム2の右側中途部には、穀粒貯留部11が配設されている。穀粒貯留部11は、穀粒般出用のオーガ12を有する。また、コンバインAは、機体フレーム2上における前部に、エンジン14を含むエンジン部13を備える。エンジン部13は、エンジン14の動力を各部の装置に供給する。
As shown in FIG. 1, the combine A includes a pair of left and right crawler
また、機体フレーム2上におけるエンジン部13の前方には、ミッション部15が設けられている。ミッション部15は、エンジン部13が有するエンジン14の動力が走行部1,1や刈取部4等に伝達される前に、エンジン14の動力を調整(変速)する。
A
以上のような構成を備えるコンバインAは、刈取部4により穀稈を刈り取り、刈り取った穀稈を搬送部5により後上方の穀稈移送部6まで搬送して、穀稈移送部6に穀稈を受け渡す。穀稈移送部6に受け渡された穀稈は、穀稈移送部6により株元が挟扼されると共に穂先を脱穀部7内に挿入させた状態で後方へ移送される。
The combine A having the above-described configuration harvests the culm by the reaping
これにより、穀稈は、脱穀部7によって脱穀される。脱穀により得られた穀粒は、選別部8により選別されて、精粒のみが穀粒貯留部11に搬送されて貯留され、必要に応じてオーガ12を介して搬出される。
Thereby, the cereal is threshed by the threshing unit 7. The grain obtained by threshing is sorted by the sorting unit 8, and only the refined grains are transported and stored in the
また、脱穀された穀稈は、排藁として排藁処理部9に搬送され、この排藁処理部9にて細断・排出処理される。
Further, the threshed cereal is transported to the
そして、キャビン10は、図1から図4に示すように、全体として略四角形箱型に形成されている。キャビン10の内部には、運転部19が設けられている。運転部19においては、フロアー20の前部の前壁に、ステアリングコラム21が配設されている。ステアリングコラム21の上端部には、ステアリングハンドル22が取り付けられている。ステアリングハンドル22の後方位置には、運転席23が配置され、運転席23の前方から左側方にかけて、サイドコラム24が配設されている。サイドコラム24の上部には、主変速レバー26及び副変速レバー27を含む各種操作具が取り付けられている。そして、サイドコラム24は、その内部に入出力ユニットとしての複数のI/Oドライバ28,29,30を内蔵する構成とされている。また、図1に示すように、キャビン10においては、前側にフロントガラス31が設けられ、左側には左側開閉窓32が設けられ、右側には乗降用開閉扉33が設けられている。
The
本実施形態に係るコンバインAにおけるステアリングハンドル22と主変速レバー26とは、いわゆるステアバイワイヤ方式の操作構造により構成されている。すなわち、従来はステアリングハンドルや主変速レバーは操向装置や変速装置にギア群やリンク機構やラックピニオン構造などの機械要素を介して連動連結されているものであるが、本実施形態のコンバインAにおけるステアリングハンドル22及び主変速レバー26は、機械的な連動機構を採用せずステアバイワイヤ方式を採用して電気的に制御して操向調整や走行調整を行うように構成されている。以下にステアリングハンドル22と主変速レバー26を操向装置と走行装置に電気的に接続したステアバイワイヤ方式について説明する。本実施形態における走行系は、主変速レバー26、第一変速ポテンショメータ100a、第二変速ポテンショメータ100b、副変速位置センサ111、副変速スイッチ112などからなる。本実施形態における操向系は、ステアリングハンドル22、第一操向ポテンショメータ110a、第二操向ポテンショメータ110bなどからなる。
The steering handle 22 and the
図5及び図6に示すように、ステアバイワイヤ方式においては、主変速レバー26の操作量が、第一変速ポテンショメータ100a及び第二変速ポテンショメータ100bにより電気信号に変換され、ステアリングハンドル22の操作量が、第一操向ポテンショメータ110a及び第二操向ポテンショメータ110bにより電気信号に変換される。各ポテンショメータ110a,110bにより得られた電気信号は、専用のI/Oドライバ28,29を介して専用のコントローラである第一コントローラ34及び第二コントローラ35に送信される。各コントローラ34,35に送信された電気信号は、各コントローラ34,35からの制御情報として出力され、走行用HST40及び操向用HST50を駆動制御し、最終的に走行部1,1による直進走行や走行旋回やスピンターン等の操作を可能とする。
As shown in FIGS. 5 and 6, in the steer-by-wire system, the operation amount of the
ミッション部15の構成について説明する。図5に示すように、ミッション部15は、走行用HST40と、操向用HST50と、トランスミッション60とを備える。これら走行用HST40、操向用HST50、及びトランスミッション60は、ミッションケースに収容され、コンバインAの伝動機構を構成する。
The configuration of the
走行用HST40は、可変容積型の走行ポンプ40Pと、可変容積型の走行モータ40Mとを備える。走行ポンプ40Pと走行モータ40Mとは、互いに流体接続される。
The
走行ポンプ40Pは、容積量を変更するための機構として、可動斜板と制御軸とを有し、制御軸にて可動斜板を傾転させることにより、容積量を変更するように構成される。走行ポンプ40Pは、エンジン14の出力軸に連動連結される走行ポンプ軸41を有する。つまり、走行用HST40は、走行ポンプ40Pの走行ポンプ軸41がエンジン14の出力軸に連動連結されることで、エンジン14からの動力の伝達を受ける。なお、エンジン14の出力軸には、脱穀部7、選別部8、排藁処理部9、穀粒貯留部11等に対してエンジン14の動力を伝達するための回転軸が、クラッチ等を介して連動連結される。
The traveling
走行モータ40Mは、容積量を変更するための機構として、可動斜板と制御軸とを有し、制御軸にて可動斜板を傾転させることにより、容積量を変更するように構成される。走行モータ40Mは、副変速機構80の出力軸と連動連結される走行モータ軸42を有する。つまり、走行用HST40は、走行モータ40Mの走行モータ軸42が副変速機構80の出力軸に連動連結されることで、副変速機構80に対して動力を伝達する。
The
走行用HST40は、変速操作装置によって操作可能とされる。この変速操作装置には、主変速レバー26等の人為的な操作が可能な変速操作具と、走行ポンプ40P用の作動装置と、走行モータ40M用の作動装置とが含まれる。走行ポンプ40P用の作動装置及び走行モータ40M用の作動装置は、第一コントローラ34により作動制御される。後述するが、本実施形態において電気信号で作動するアクチュエータには、走行ポンプ用アクチュエータ47、走行モータ用アクチュエータ48、及び操向ポンプ用アクチュエータ57が含まれる。
The traveling
図6に示すように、走行ポンプ40P用の作動装置には、走行ポンプ用アクチュエータ47と、油圧シリンダ等の変速アクチュエータとが含まれる。走行ポンプ用アクチュエータ47は、電磁弁等により構成され、走行ポンプ40Pの可動斜板を傾転させ、走行ポンプ40Pの容積量を変化させる。走行ポンプ用アクチュエータ47は、変速操作を検出する第一変速ポテンショメータ100aからの検出情報に基づいて、第一コントローラ34により制御される。走行ポンプ40P用の作動装置に含まれる変速アクチュエータは、第一コントローラ34による走行ポンプ用アクチュエータ47の制御に応じて作動油の給排が切り替えられることで作動する。
As shown in FIG. 6, the operating device for the traveling
また、走行モータ40M用の作動装置には、走行モータ用アクチュエータ48と、油圧シリンダ等の変速アクチュエータとが含まれる。走行モータ用アクチュエータ48は、電磁弁等により構成され、走行モータ40Mの可動斜板を傾転させ、走行モータ40Mの容積量を変化させる。走行モータ用アクチュエータ48は、副変速操作を検出する副変速位置センサ111からの検出情報に基づいて、第二コントローラ35を介して第一コントローラ34により制御される。走行モータ40M用の作動装置に含まれる変速アクチュエータは、第一コントローラ34による走行モータ用アクチュエータ48の制御に応じて作動油の給排が切り替えられることで作動する。
The operating device for the traveling
そして、走行ポンプ40P用の作動装置は、変速アクチュエータの作動によって制御軸を介して可動斜板を傾転させることで、走行ポンプ40Pの容積量を変更させる。また、走行モータ40M用の作動装置は、変速アクチュエータの作動によって制御軸を介して可動斜板を傾転させることで、走行モータ40Mの容積量を変更させる。
The operating device for the traveling
このように、走行用HST40においては、走行ポンプ40Pの駆動時に、可動斜板の傾転に応じて走行ポンプ40Pの容積量が変更されることによって、走行ポンプ40Pから走行モータ40Mへ吐出される作動油の吐出量及び吐出方向が変更される。これにより、走行モータ軸42の回転方向が正転方向又は逆転方向に変更されるとともに、走行モータ軸42の回転数が無段階に変更される。さらに、走行モータ40Mにおいて、可動斜板の傾転に応じて走行モータ40Mの容積量が変更されることによって、走行モータ軸42の回転数が変更される。
As described above, in the traveling
操向用HST50は、可変容積型の操向ポンプ50Pと、固定容積型の操向モータ50Mとを備える。操向ポンプ50Pと操向モータ50Mとは、互いに流体接続される。
The steering
操向ポンプ50Pは、容積量を変更するための機構として、可動斜板と制御軸とを有し、制御軸にて可動斜板を傾転させることにより、容積量を変更するように構成される。操向ポンプ50Pは、エンジン14の出力軸に連動連結される操向ポンプ軸51を有する。つまり、操向用HST50は、操向ポンプ50Pの操向ポンプ軸51がエンジン14の出力軸に連動連結されることで、エンジン14からの動力の伝達を受ける。
The
操向モータ50Mは、容積量を固定するための機構として、固定斜板を有し、この固定斜板により、容積量が一定となるように構成される。
The
操向用HST50は、操向操作装置によって操作可能とされる。この操向操作装置には、ステアリングハンドル22等の人為的な操作が可能な操向操作具と、操向ポンプ50P用の作動装置とが含まれる。操向ポンプ50P用の作動装置は、第一コントローラ34により作動制御される。
The steering
図6に示すように、操向ポンプ50P用の作動装置には、操向ポンプ用アクチュエータ57と、油圧シリンダ等の変速アクチュエータとが含まれる。操向ポンプ用アクチュエータ57は、電磁弁等により構成され、操向ポンプ50Pの可動斜板を傾転させ、操向ポンプ50Pの容積量を変化させる。操向ポンプ用アクチュエータ57は、操向操作を検出する第一操向ポテンショメータ110aからの検出情報に基づいて、第一コントローラ34により制御される。操向ポンプ50P用の作動装置に含まれる変速アクチュエータは、第一コントローラ34による操向ポンプ用アクチュエータ57の制御に応じて作動油の給排が切り替えられることで作動する。
As shown in FIG. 6, the operating device for the
そして、操向ポンプ50P用の作動装置は、変速アクチュエータの作動によって制御軸を介して可動斜板を傾転させることで、操向ポンプ50Pの容積量を変更させる。
The operating device for the
このように、操向用HST50においては、操向ポンプ50Pの駆動時に、可動斜板の傾転に応じて操向ポンプ50Pの容積量が変更されることによって、操向ポンプ50Pから操向モータ50Mへ吐出される作動油の吐出量及び吐出方向が変更される。これにより、操向モータ軸52の回転方向が正転方向又は逆転方向に変更されるとともに、操向モータ軸52の回転数が無段階に変更される。
Thus, in the
図5に示すように、トランスミッション60は、遊星歯車機構部70と、副変速機構80と、クラッチ装置90とを備える。
As shown in FIG. 5, the
遊星歯車機構部70は、一対の遊星歯車機構を含む遊星歯車群として構成され、一対の遊星歯車機構として、第一遊星歯車機構71aと第二遊星歯車機構71bとを有する。遊星歯車機構部70においては、一対の遊星歯車機構71a,71bから、左右に出力軸が延出される。すなわち、第一遊星歯車機構71aから、第一出力軸72aが延出され、第二遊星歯車機構71bから、第二出力軸72bが延出される。各出力軸72a,72bは、それぞれ左右方向で対応する走行部1のクローラの駆動輪に回転動力を伝達する。これにより、左右の走行部1,1の走行駆動が行われる。
The planetary
副変速機構80は、走行モータ軸42に連結される回転軸を有し、この回転軸を介して走行モータ40Mの走行モータ軸42に連動連結される。副変速機構80は、走行モータ軸42の回転動力を多段変速させることができるように構成される。なお、走行モータ軸42には、刈取プーリ用電磁クラッチ91(図6)を介して刈取プーリが固定され、この刈取プーリから走行モータ40Mの回転動力が刈取部4の伝動機構に伝達される。
The
クラッチ装置90は、操向用HST50における操向モータ50Mの操向モータ軸52に対して連動連結される。クラッチ装置90は、操向用HST50の操向モータ50Mからの回転動力を、遊星歯車機構部70に対して伝達又は遮断することができるように構成される。
The
以上のような構成を備えるトランスミッション60において、操向用HST50の操向モータ50Mが停止し、走行用HST40の走行モータ40Mが駆動する場合、走行モータ40Mの回転動力が、走行モータ軸42から、副変速機構80を介して遊星歯車機構部70に伝達され、第一出力軸72a及び第二出力軸72bから出力される。
In the
この走行モータ40Mから第一出力軸72a及び第二出力軸72bに対する回転動力の伝達によって、第一出力軸72a及び第二出力軸72bが正回転方向または逆回転方向の同一方向に回転させられる。これにより、左右のクローラ式の走行部1,1が有する駆動輪が、同一回転方向に同一回転数で回転する。その結果、左右の走行部1,1が駆動され、コンバインAの機体前後方向についての直進走行が行われる。
By the transmission of rotational power from the traveling
また、走行用HST40の走行モータ40Mが停止し、操向用HST50の操向モータ50Mが駆動する場合、操向モータ50Mの回転動力が、操向モータ軸52から、クラッチ装置90を介して遊星歯車機構部70に伝達され、第一出力軸72a及び第二出力軸72bから出力される。
When the traveling
この操向モータ50Mから第一出力軸72a及び第二出力軸72bに対する回転動力の伝達によって、第一出力軸72a及び第二出力軸72bが互いに反対方向に回転させられる。これにより、左右のクローラ式の走行部1,1が有する駆動輪が、互いに反対方向に回転する。その結果、左右の走行部1,1が駆動され、コンバインAの機体のスピンターン旋回が行われる。スピンターン旋回によれば、例えば圃場や枕地での方向転換が可能となる。
The first output shaft 72a and the
また、走行用HST40の走行モータ40Mが駆動するとともに、操向用HST50の操向モータ50Mが駆動する場合、走行モータ40Mから副変速機構80を介して遊星歯車機構部70に伝達される回転動力と、操向モータ50Mからクラッチ装置90を介して遊星歯車機構部70に伝達される回転動力とが、遊星歯車機構部70において合成され、第一出力軸72a及び第二出力軸72bから出力される。
Further, when the traveling
この走行モータ40M及び操向モータ50Mから第一出力軸72a及び第二出力軸72bに対する回転動力の伝達によって、第一出力軸72a及び第二出力軸72bが互いに異なる回転数で回転させられる。その結果、左右の走行部1,1が速度差をもって駆動され、コンバインAの機体の走行と左方向又は右方向への旋回とが同時に行われる。なお、コンバインAの旋回方向及び旋回半径は、左右の走行部1,1の速度差に応じて決定される。
The first output shaft 72a and the
続いて、図6を用いて、本実施形態に係るコンバインAの制御システムの構成について説明する。図6に示すように、コンバインAの制御システムは、第一変速ポテンショメータ100aと、第二変速ポテンショメータ100bと、第一操向ポテンショメータ110aと、第二操向ポテンショメータ110bと、第一コントローラ34と、第二コントローラ35と、エンジンコントローラ36とを備える。
Then, the structure of the control system of the combine A which concerns on this embodiment is demonstrated using FIG. As shown in FIG. 6, the combine A control system includes a
第一変速ポテンショメータ100a及び第二変速ポテンショメータ100bは、操縦者による主変速レバー26の変速操作状態、つまり主変速レバー26の変速操作位置を検出する。第一操向ポテンショメータ110a及び第二操向ポテンショメータ110bは、操縦者によるステアリングハンドル22の操向操作状態、つまりステアリングハンドル22の操向操作位置を検出する。
The
第一コントローラ34は、第一変速ポテンショメータ100a及び第一操向ポテンショメータ110aからの入力情報に基づいて制御情報を生成し、走行ポンプ用アクチュエータ47、走行モータ用アクチュエータ48、及び操向ポンプ用アクチュエータ57を制御する。第二コントローラ35は、第二変速ポテンショメータ100b及び第二操向ポテンショメータ110bからの入力情報に基づいて制御情報を生成する。エンジンコントローラ36は、エンジン回転数センサ175や温度センサや油温センサ(いずれも図示せず)等からの入力情報に基づいて、エンジン14の運転状態を制御する。
The
第一コントローラ34には、走行ポンプ用アクチュエータ47、走行モータ用アクチュエータ48、及び操向ポンプ用アクチュエータ57が、比例弁ドライバ163を介して電気的に接続される。また、第一コントローラ34には、コンバインAの走行状態を検出するための手段として、前後進(直進)回転センサ113及び旋回回転センサ114が接続される。前後進回転センサ113は、トランスミッション60におけるコンバインAの前後進(直進)に係る回転部分の回転を検出し、その検出信号を第一コントローラ34に送信する。旋回回転センサ114は、トランスミッション60におけるコンバインAの旋回に係る回転部分の回転を検出し、その検出信号を第一コントローラ34に送信する。
A
また、第一コントローラ34には、副変速ソレノイド115が接続される。副変速ソレノイド115は、トランスミッション60が有する、低速出力と高速出力とを切り換えるための切換部を作動させる。また、第一コントローラ34には、第一変速ポテンショメータ100a及び第一操向ポテンショメータ110aが、第一I/Oドライバ28を介して電気的に接続される。
The
第二コントローラ35には、第二変速ポテンショメータ100b及び第二操向ポテンショメータ110bが、第二I/Oドライバ29を介して電気的に接続される。また、第二コントローラ35には、刈取プーリ用電磁クラッチ91及びPTOプーリ用電磁クラッチ93が電気的に接続される。刈取プーリ用電磁クラッチ91は、刈取部4への回転動力を伝達又は遮断する。PTOプーリ用電磁クラッチ93は、脱穀部7等への回転動力を伝達又は遮断する。
The second
また、第二コントローラ35には、副変速位置センサ111及び副変速スイッチ112が、第三I/Oドライバ30を介して電気的に接続される。副変速位置センサ111は、副変速レバー27の前後回動操作位置(操作量)を検出する。副変速スイッチ112は、副変速ソレノイド115を介して前記のとおりトランスミッション60が有する切換部を作動させ、トランスミッション60における低速出力と高速出力とを切り換えるための操作部である。
In addition, the
第一I/Oドライバ28と第一コントローラ34とエンジンコントローラ36と比例弁ドライバ163とは、CAN(Controller Area Network)130により電気的に接続されている。同様に、第一コントローラ34と第二コントローラ35とは、CAN131により接続され、第二I/Oドライバ29と第三I/Oドライバ30と第二コントローラ35とは、CAN132により接続されている。そして、第一コントローラ34、第二コントローラ35、及びエンジンコントローラ36は、第一変速ポテンショメータ100aや第一操向ポテンショメータ110a等を含む各種検出機器からの検出情報を共有するように構成される。
The first I /
本実施形態では、第一変速ポテンショメータ100aと第二変速ポテンショメータ100bとは、互いに異なる検出方法によって主変速レバー26の変速操作位置を検出するように構成される。同様に、第一操向ポテンショメータ110aと第二操向ポテンショメータ110bとは、互いに異なる検出方法によってステアリングハンドル22の操向操作位置を検出するように構成される。
In the present embodiment, the
具体的には、第一変速ポテンショメータ100aは、主変速レバー26の変速操作位置の検出において、主変速レバー26の傾倒操作による傾倒角が大きくなるに従って検出信号としての電気信号を増幅させる。これに対し、第二変速ポテンショメータ100bは、主変速レバー26の変速操作位置の検出において、主変速レバー26の傾倒操作による傾倒角が大きくなるに従って検出信号としての電気信号を減少させる。
Specifically, the
また、第一操向ポテンショメータ110aは、ステアリングハンドル22の操向操作位置の検出において、ステアリングハンドル22の右旋回時の切れ角が大きくなるに従って検出信号としての電気信号を増幅させる(左旋回時の切れ角が大きくなるに従って電気信号を減少させる)。これに対し、第二操向ポテンショメータ110bは、ステアリングハンドル22の操向操作位置の検出において、ステアリングハンドル22の右旋回時の切れ角が大きくなるに従って検出信号としての電気信号を減少させる(左旋回時の切れ角が大きくなるに従って電気信号を増幅させる)。
The
このような検出構成により、第一コントローラ34及び第二コントローラ35は、主変速レバー26やステアリングハンドル22の操作にともない、異なる検出方法によって得られた複数の検出情報をそれぞれ入力情報として得る。そして、第一コントローラ34への入力情報と第二コントローラ35への入力情報とが、第一コントローラ34及び第二コントローラ35のそれぞれにおいて比較されることにより、入力情報が適切であるか否かが判別される。これにより、第一変速ポテンショメータ100aや第一操向ポテンショメータ110a等の検出機器の異常の発生が精度良く検知され、入力情報の信頼性が向上する。
With such a detection configuration, the
第一コントローラ34は、操縦者の変速操作や操向操作に応じてコンバインAの走行状態を制御するメインコントローラである。第一コントローラ34は、第一変速ポテンショメータ100a及び第一操向ポテンショメータ110aからの入力情報に基づいて走行用HST40及び操向用HST50を制御するための制御情報を生成し、かかる制御情報により、走行用HST40及び操向用HST50を制御する。
The
第二コントローラ35は、メインコントローラである第一コントローラ34に対するサブコントローラである。第二コントローラ35では、第一コントローラ34との間で随時通信が行われ、第一コントローラ34の作動状態(作動しているか否か)が監視される。これと同時に、第一コントローラ34では、第二コントローラ35の作動状態が監視される。つまり、第一コントローラ34と第二コントローラ35とは、相互に作動状態を監視するように構成される。なお、第一コントローラ34と第二コントローラ35の電源ラインは別々とされる。
The
また、第一コントローラ34及び第二コントローラ35では、主変速レバー26の操作に応じて第一変速ポテンショメータ100aから入力される入力情報またはステアリングハンドル22の操作に応じて第一操向ポテンショメータ110aから入力される入力情報と、同様にして第二変速ポテンショメータ100bまたは第二操向ポテンショメータ110bから入力される入力情報とが、互いに比較される。
Further, in the
さらに、第一コントローラ34及び第二コントローラ35では、第一コントローラ34において前記各ポテンショメータ100a,100b,110a,110bからの入力情報に基づいて生成される制御情報と、第二コントローラ35において前記各ポテンショメータ100a,100b,110a,110bからの入力情報に基づいて生成される制御情報とが比較される。この比較の結果、前記各ポテンショメータ100a,100b,110a,110bの作動状態について、正常に作動しているか否かが判定される。
Further, in the
第一コントローラ34に接続される前後進回転センサ113は、コンバインAの走行状態について、コンバインAが走行中か否かを検出するものである。同じく第一コントローラ34に接続される旋回回転センサ114は、コンバインAが旋回中か否かを検出するものである。ここで、前後進回転センサ113は、トランスミッション60における副変速機構80を含む走行用出力伝動機構に設けられ、この伝動機構を構成する適宜の軸やギア等の回転を検出する。また、旋回回転センサ114は、トランスミッション60におけるクラッチ装置90を含む旋回用出力伝動機構に設けられ、この伝動機構を構成する適宜の軸やギア等の回転を検出する。
The forward /
第一コントローラ34は、前後進回転センサ113や旋回回転センサ114からの検出情報に基づいて、コンバインAが目標の走行状態となるようにフィードバック制御を行う。これとともに、第一コントローラ34は、第二コントローラ35からエンジン14の運転状態に係る情報を取得して常に操縦者の要求に応じた走向状態を実現するように制御情報を生成し、走行用HST40及び操向用HST50の制御を行う。
The
以上のような構成において、主変速レバー26が操作されることで、主変速レバー26の変速操作位置が第一変速ポテンショメータ100a及び第二変速ポテンショメータ100bにより検出され、かかる検出情報が用いられ、第一コントローラ34及び第二コントローラ35によって、走行用HST40が制御される。つまり、主変速レバー26の操作により、エンジン14からの回転動力を変速してトランスミッション60に伝達する走行用HST40が制御され、第一出力軸72a及び第二出力軸72bが同一方向に正逆回転駆動し、左右の走行部1,1によるコンバインAの前後の直進走行が行われる。
In the configuration as described above, when the
また、ステアリングハンドル22が操作されることで、ステアリングハンドル22の操向操作位置が第一操向ポテンショメータ110a及び第二操向ポテンショメータ110bにより検出され、かかる検出情報が用いられ、第一コントローラ34及び第二コントローラ35によって、旋回用HST50が制御される。つまり、ステアリングハンドル22の操作により、エンジン14からの回転動力を変速してトランスミッション60に伝達する操向用HST50が制御され、第一出力軸72a及び第二出力軸72bが反対方向に回転駆動し、左右の走行部1,1によるコンバインAのスピンターン等を含む旋回走行が行われる。
Further, when the steering handle 22 is operated, the steering operation position of the steering handle 22 is detected by the
このように、ステアバイワイヤ方式を採用する本実施形態のコンバインAにおいては、ステアリングハンドル22及び主変速レバー26の操作により、走行用HST40や操向用HST50等の電気的な制御の下、エンジン14の回転動力が歯車群等の機械的な伝動構成を介して走行部1,1に伝達され、コンバインAの前後進、走行旋回、スピンターン等が行われる。
Thus, in the combine A of the present embodiment that adopts the steer-by-wire system, the
以上のようにステアバイワイヤ方式を採用する本実施形態のコンバインAにおいては、第一変速ポテンショメータ100a及び第一操向ポテンショメータ110aが接続される第一I/Oドライバ28、第二変速ポテンショメータ100b及び第二操向ポテンショメータ110bが接続される第二I/Oドライバ29、並びに副変速位置センサ111及び副変速スイッチ112が接続される第三I/Oドライバ30が、キャビン10内の運転席23の左側に位置するサイドコラム24内に設けられている。
As described above, in the combine A of the present embodiment adopting the steer-by-wire system, the first I /
図2から図4に示すように、サイドコラム24は、全体としてボックス状に形成され、キャビン10のフロアー20上に立設される。サイドコラム24は、その高さ位置がステアリングハンドル22と運転席23の座部との中間の高さ位置となるように形成される。
As shown in FIGS. 2 to 4, the
サイドコラム24には、主変速レバー26、副変速レバー27、刈取クラッチレバー、脱穀クラッチレバー等の各種レバーが設けられている。そして、このサイドコラム24に、第一I/Oドライバ28、第二I/Oドライバ29、及び第三I/Oドライバ30が内蔵されている。
The
具体的には、図2から図4に示すように、サイドコラム24内においては、梁状の部材であるブラケット121が、コンバインAの機体前後方向(図2において左右方向)を長手方向として設けられる。ブラケット121は、その一側(後側)の端部がサイドコラム24内の後部側の内側壁123に固設され、他側(前側)の端部がサイドコラム24の機枠の縦フレーム24aに固設される。
Specifically, as shown in FIGS. 2 to 4, in the
このようにサイドコラム24内に設けられるブラケット121に対して、第一I/Oドライバ28、第二I/Oドライバ29、及び第三I/Oドライバ30が、コンバインAの機体前側から順に取り付けられている。これらのドライバ28,29,30は、いずれも略箱形状の外形を有するとともに略同じ姿勢でブラケット121に取り付けられる。
The first I /
第一I/Oドライバ28は、L字形状の第一ステー121a(図2参照)を介して、ブラケット121の前端部に取り付けられている。第一I/Oドライバ28には、図3、図4及び図6に示すように、第一電気配線133aを介して第一変速ポテンショメータ100aが接続され、第二電気配線134aを介して第一操向ポテンショメータ110aが接続される。
The first I /
第二I/Oドライバ29は、L字形状の第二ステー121b(図2参照)を介して、ブラケット121の中間部に取り付けられている。第二I/Oドライバ29には、図3、図4及び図6に示すように、第三電気配線133bを介して第二変速ポテンショメータ100bが接続され、第四電気配線134bを介して第二操向ポテンショメータ110bが接続される。
The second I /
第三I/Oドライバ30は、L字形状の第三ステー121c(図2参照)を介して、ブラケット121の後端部に取り付けられている。第三I/Oドライバ30には、図3、図4及び図6に示すように、第五電気配線135を介して副変速位置センサ111が接続され、第六電気配線136を介して副変速スイッチ112が接続される。
The third I /
ここで、第一I/Oドライバ28に接続される第一変速ポテンショメータ100a、及び第二I/Oドライバ29に接続される第二変速ポテンショメータ100bは、前記のとおり主変速レバー26の変速操作位置を検出するためのものであり、主変速レバー26が上側に突出した状態で設けられるサイドコラム24の内部における所定の位置に配設される(図3、図4参照)。また、第一I/Oドライバ28に接続される第一操向ポテンショメータ110a、及び第二I/Oドライバ29に接続される第二操向ポテンショメータ110bは、前記のとおりステアリングハンドル22の操向操作位置を検出するためのものであり、ステアリングハンドル22が取り付けられるステアリングコラム21の内部における所定の位置に配設される(図2、図3参照)。
Here, the
このように、コンバインAにおいて各種コントローラに接続される第一I/Oドライバ28、第二I/Oドライバ29、及び第三I/Oドライバ30が運転席23横のサイドコラム24内に配設されることで、運転席23の位置についての自由度が向上し、運転席23の位置の確保が容易となる。すなわち、例えば各種コントローラに接続されるI/Oドライバが従来のようにキャビン内において運転席とサイドコラムとの間に配置される場合、サイドコラムにおいてI/Oドライバを支持する部分等が運転席側に突出し、かかる部分等によってサイドコラムと運転席との間の空間が占有され、運転席の配置位置が規制されることとなる。この点、本実施形態のコンバインAのように第一I/Oドライバ28、第二I/Oドライバ29、及び第三I/Oドライバ30がサイドコラム24の内部に設けられることで、サイドコラム24と運転席23との間の空間にI/Oドライバを配設する必要がなくなり、その分、運転席23の位置の自由度が向上し、運転席23の位置について最適な運転姿勢を取り得る位置を容易に確保することができる。
As described above, the first I /
さらに、第一I/Oドライバ28、第二I/Oドライバ29、及び第三I/Oドライバ30がキャビン10内のサイドコラム24内に集めて配設されることで、埃や水などに起因する外部環境による故障を防止することができ、しかも、これらのI/Oドライバ28,29,30のメンテナンスの容易化を図ることができると共に、故障した際には各I/Oドライバの診断を容易に行える効果がある。これらのI/Oドライバ28,29,30のメンテナンスに際し、例えばキャビン10を構成する側壁に形成されるメンテナンス用の開口(後述する点検用口参照)を開くことだけで、サイドコラム24の内部に配設されるI/Oドライバ28,29,30を点検可能なように外部に臨ませることができるので、メンテナンス作業を容易に行うことができる。
Furthermore, the first I /
図3及び図8に示すように、CAN130を介して第一I/Oドライバ28に接続される第一コントローラ34は、機体フレーム2上におけるミッション部15の後方の位置に設けられる支持ケース153の内側面に設けられている。支持ケース153は、機体フレーム2上に設けられる刈取部支持台150の上側に立設される。このように、サイドコラム24内に設けられる第一I/Oドライバ28に対して、第一コントローラ34がサイドコラム24の略直下に位置する支持ケース153に設けられることで、第一I/Oドライバ28と第一コントローラ34とを接続するCAN130の配線長を短くすることが可能となる。これにより、CAN130による接続状態についての安全性が向上し、コンバインAにおける電気的接続構成の信頼性の向上を図ることができる。
As shown in FIGS. 3 and 8, the
また、図2及び図3に示すように、第一コントローラ34と同様にCAN130を介して第一I/Oドライバ28に接続されるエンジンコントローラ36は、ミッション部15の前方の位置であって機体フレーム2の前端部に設けられている。機体フレーム2の前端部は、サイドコラム24の下方に位置する。このように、サイドコラム24内に設けられる第一I/Oドライバ28に対して、エンジンコントローラ36がサイドコラム24の下方に位置する機体フレーム2の前端部に設けられることで、第一I/Oドライバ28とエンジンコントローラ36とを接続するCAN130の配線長を短くすることが可能となる。この点からも、CAN130による接続状態についての安全性が向上し、コンバインAにおける電気的接続構成の信頼性の向上を図ることができる。
As shown in FIGS. 2 and 3, the
また、図3及び図8に示すように、CAN132を介して第二I/Oドライバ29及び第三I/Oドライバ30に接続される第二コントローラ35は、刈取部支持台150上に立設される支持柱156の内側面に設けられている。このように、サイドコラム24内に設けられる第二I/Oドライバ29及び第三I/Oドライバ30に対して、第二コントローラ35がサイドコラム24の略直下に位置する支持柱156に設けられることで、第二I/Oドライバ29及び第三I/Oドライバ30それぞれのI/Oドライバと第二コントローラ35とを接続するCAN132の配線長を短くすることが可能となる。これにより、CAN132による接続状態についての安全性が向上し、コンバインAにおける電気的接続構成の信頼性の向上を図ることができる。
As shown in FIGS. 3 and 8, the
以上のように、本実施形態のコンバインAにおいては、サイドコラム24内に設けられる三個のI/Oドライバ28,29,30を含み、これらに接続される各種コントローラ34,35,36や、各種ポテンショメータ100a,100b,110a,110bや、副変速位置センサ111や副変速スイッチ112等の各種制御機器が、コンバインAにおけるキャビン10周りに集中的に配設されている。これにより、各種制御機器が近くに配設され、各種制御機器のメンテナンス作業や、各種制御機器同士を接続する配線の管理等が容易となる。
As described above, the combine A of the present embodiment includes three I /
また、上述のとおり三個のI/Oドライバ28,29,30を収納するサイドコラム24は、各I/Oドライバ28,29,30の補修点検等のメンテナンスを行うための開閉扉124を有する。図2に示すように、開閉扉124は、サイドコラム24の内側壁123に設けられ、運転席23側から開閉できるように構成される。開閉扉124は、サイドコラム24において三個のI/Oドライバ28,29,30が収納される内部中空部120をサイドコラム24の外部に対して露出させるための扉である。開閉扉124は、キャビン10の左側板のうち下半部、つまりサイドコラム24の天井板125の位置から下方の下半部に設けられる。
Further, as described above, the
このように、三個のI/Oドライバ28,29,30を収納するサイドコラム24がその内側壁123において開閉扉124を有することで、例えば、コンバインAの操縦者は、運転席23に着席した状態のままで、必要に応じてI/Oドライバ28,29,30のメンテナンスを行うことができる。なお、開閉扉124は、サイドコラム24に形成される開口部に対してその開口部を覆う部材が着脱可能に構成される取外し式であっても、サイドコラム24に形成される開口部を覆う部材が例えば一端部において回動可能に支持された状態で設けられる開閉式であってもよい。
As described above, the
また、サイドコラム24は、開閉扉124の反対側にも、開閉扉124と同様にI/Oドライバ28,29,30のメンテナンスを行うための扉として、開閉式の外側開閉扉129を有する(図2及び図3参照)。外側開閉扉129は、サイドコラム24の左側壁128に形成される。そして、キャビン10の左側板側の外側壁140においては、外側開閉扉129に対応する箇所に、外開閉扉142が設けられている。外開閉扉142は、開閉扉124等と同様に取外し式または開閉式の扉として構成されるものであり、サイドコラム24における外側開閉扉129を含む部分をキャビン10の外側に露出させる。外開閉扉142は、キャビン10の外側壁140において形成される開口部142aを開閉させる。
Further, the
このように、本実施形態のコンバインAにおいては、サイドコラム24の配置された側のキャビン左側壁である外側壁140に、I/Oドライバ28,29,30の点検用口として、外開閉扉142により開閉される開口部142aが形成されている。
As described above, in the combine A of the present embodiment, the outer opening / closing door is used as an inspection port for the I /
このような構成を備えるキャビン10においては、開閉扉124により、キャビン10の内部からI/Oドライバ28,29,30のメンテナンスが行われる。また、外側開閉扉129及び外開閉扉142により、キャビン10の左側の外部からI/Oドライバ28,29,30のメンテナンスが行われる。キャビン10の左側の外部からのメンテナンスについては、外開閉扉142を開放させた後、外側開閉扉129が開放させられることで、サイドコラム24内のI/Oドライバ28,29,30が外部に露出する。
In the
しかも、外側開閉扉129及び外開閉扉142によるキャビン10の左側の外部からのサイドコラム24内のI/Oドライバ28,29,30のメンテナンスを行うためには、キャビン10の左側に作業スペースを確保する必要がある。しかし、キャビン10の左側には、刈取部4が存在する。そこで、本実施形態のコンバインAは、キャビン10の左側を開放させるために刈取部4をキャビン10の左側の位置から移動させるための機構を備える。
Moreover, in order to perform maintenance of the I /
図7に示すように、刈取部4の開放機構は、上下方向を回転軸方向として刈取部4をコンバインAの機体左外側に回動させることで、刈取部4をキャビン10の左側の位置から移動させる。以下、刈取部4の開放機構の具体的な構成について説明する。
As shown in FIG. 7, the release mechanism of the
図8から図9に示すように、刈取部4の開放機構は、刈取部4を回動可能に支持するための枢支部151を有する。枢支部151は、機体フレーム2上に設けられる刈取部支持台150の左側前端部150aに立設される。枢支部151は、刈取部4の後部左側の部分を、刈取部支持台150の左側前端部150aに対して支持する。
As shown in FIG. 8 to FIG. 9, the opening mechanism of the
枢支部151は、上下方向が軸方向となるように設けられる略筒状の垂直連動ケース152を有する。垂直連動ケース152は、刈取部支持台150の左側前端部150aに立設される支持ケース153により支持される。支持ケース153は、側面視で略台角形状に構成され、垂直連動ケース152を上方に突出させた状態で回動可能に支持する。
The
プーリ軸155は、垂直連動ケース152の左側(図8において右側)から、一端側が刈取入力ケース170の内部に突出するように設けられる。プーリ軸155の回転は、刈取入力ケース170内に設けられ水平方向を軸方向とする刈取入力軸160に伝達される。つまり、プーリ軸155と刈取入力軸160とは、連動連結されている。
The
プーリ軸155は、入力プーリ154を介してエンジン14から伝達される回転動力を得る。入力プーリ154は、プーリ軸155における垂直連動ケース152から外側に突出する部分に固定される。入力プーリ154には、他のプーリとともにベルトが巻回され、エンジン14からの回転動力が伝達される。
The
刈取入力軸160は、略筒状に構成される刈取入力ケース170に内装された状態で回転可能に支持され、刈取フレーム3(図1参照)に横架された状態で設けられる。なお、刈取入力ケース170は、垂直連動ケース152側の端部が垂直連動ケース152を内装するケース部材によって支持されるとともに、垂直連動ケース152側と反対側(図8において左側)の端部が刈取部支持台150上に立設される支持柱156によって支持される。
The reaping
刈取入力軸160の回転は、刈取入力軸160から刈取入力軸160の軸方向に対して垂直方向かつ機体前側に斜め下方向に配される連動縦軸161に伝達される。刈取入力軸160の回転は、刈取入力軸160における垂直連動ケース152と連結される側と反対側の端部、及び連動縦軸161の一側端部のそれぞれに固定されるベベルギアを介して連動縦軸161に伝達される。つまり、刈取入力軸160と連動縦軸161とは、ベベルギアを介して連動連結されている。
The rotation of the reaping
連動縦軸161は、刈取入力軸160を内装する刈取入力ケース170の長手方向の中途部から連動縦軸161の軸方向に沿って設けられる略筒状に構成される連動縦ケース171に内装された状態で回転可能に支持され、刈取部4の下部に向けて延設される。連動縦ケース171は、図9に示すように、連動縦ケース171と支持ケース153との間に架設される支持機構157により、支持ケース153に対して支持される。
The interlocking
連動縦軸161の回転は、刈取入力軸160と略平行に配され水平方向を軸方向とする刈取横軸162に伝達される。連動縦軸161の回転は、連動縦軸161における刈取入力軸160と連結される側と反対側(前側)の端部、及び刈取横軸162の軸方向の中途部のそれぞれに固定されるベベルギアを介して刈取横軸162に伝達される。つまり、連動縦軸161と刈取横軸162とは、ベベルギアを介して連動連結されている。
The rotation of the interlocking
刈取横軸162は、連動縦軸161を内装する連動縦ケース171に対して垂直方向に設けられる略筒状に構成される刈取横ケース172に内装された状態で回転可能に支持される。刈取横軸162の回転は、例えば、刈刃44(図1参照)、引起しタイン、株元搬送チェン、穂先搬送チェン等の、刈取部4が有する各種刈取機構部に伝達される。
The mowing
以上のような構成を備える刈取部4の開放機構においては、刈取部4への入力は、エンジン14からの回転動力が入力プーリ154、プーリ軸155、刈取入力軸160、連動縦軸161、及び刈取横軸162を介して伝達されることで行われる。そして、図7に示すように、刈取部4は、枢支部151の垂直連動軸152を回転中心として機体左外側に回動することで、キャビン10の左側に対して開閉自在に動作する。
In the opening mechanism of the
したがって、キャビン10の左側の外部からのサイドコラム24内のI/Oドライバ28,29,30のメンテナンスが行われる際には、まず、刈取部4が枢支部151の垂直連動軸152を回転中心として機体左外側に回動させられることで、キャビン10の左側が開放させられる。これにより、キャビン10の左側において、作業スペースとしての開放空間Sが得られる。
Therefore, when the maintenance of the I /
次に、キャビン10の左側の開放空間Sから、キャビン10の左側壁部(外側壁140)の外開閉扉142が開放され、次いでサイドコラム24の左側壁128の外側開閉扉129が開放される。これにより、サイドコラム24に内蔵されたI/Oドライバ28,29,30が外部に露出し、これらI/Oドライバ28,29,30のメンテナンスが可能な状態となる。
Next, from the open space S on the left side of the
以上のように、本実施形態のコンバインAにおいては、キャビン10の左側方に、開放自在に刈取部4が配置されると共に、キャビン10内のサイドコラム24の配置された側のキャビン10の左側壁(外側壁140)に、I/Oドライバ28,29,30の点検用口が形成されている。
As described above, in the combine A of the present embodiment, the cutting
かかる構成によれば、キャビン10内に設けられるサイドコラム24に内蔵されるI/Oドライバ28,29,30のメンテナンスを、キャビン10の外側から容易に行うことが可能となる。
According to this configuration, maintenance of the I /
なお、本実施形態におけるコンバインAでは、走行用HST40及び操向用HST50に走行ポンプ用アクチュエータ47、走行モータ用アクチュエータ48、及び操向ポンプ用アクチュエータ57を含むアクチュエータが接続されているが、本発明は、走行用と操向用とで一体化された(共用される)HSTを備えたコンバインにおけるアクチュエータにも適用することができる。かかる構成においては、エンジンからの駆動力は、走行用と操向用とで共通のHSTを介してトランスミッションに伝達され、HSTに接続されるアクチュエータには、ポンプ用アクチュエータやモータ用アクチュエータ等が含まれる。このように、HSTの構成やアクチュエータの構成は、本実施形態に限定されることなく、適宜の構成を採用することができる。
In the combine A in the present embodiment, the
A コンバイン
1 走行部
2 機体フレーム
3 刈取フレーム
4 刈取部
5 搬送部
6 穀稈移送部
7 脱穀部
8 選別部
9 排藁処理部
10 キャビン
11 穀粒貯留部
12 オーガ
13 エンジン部
14 エンジン
24 サイドコラム
28 第一I/Oドライバ
29 第二I/Oドライバ
30 第三I/Oドライバ
40 走行用HST
50 操向用HST
A
50 HST for steering
Claims (1)
電気信号の操作入力を制御するコントローラと、該コントローラに電気的に接続され走行系及び操向系からの電気信号を入力すると共に入力した電気信号を前記コントローラに出力する入出力ユニットとを具備し、前記入出力ユニットは、運転席の左側に設けたサイドコラム内に設置し、
前記運転席の左側方に、開放自在に刈取部を配置すると共に、前記運転席の左側に設けたサイドコラムの左側壁には、前記入出力ユニットの点検用口を形成したことを特徴とするコンバイン。 In the combine configured to operate the steering device and the actuator for operating the traveling device with an electrical signal,
A controller for controlling an operation input of an electric signal; and an input / output unit that is electrically connected to the controller and that inputs an electric signal from a traveling system and a steering system and outputs the input electric signal to the controller. The input / output unit is installed in a side column provided on the left side of the driver's seat ,
A cutting part is disposed on the left side of the driver's seat so as to be freely opened, and an inspection port for the input / output unit is formed on the left side wall of the side column provided on the left side of the driver's seat. Combine to do.
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