JP5539409B2 - Fmcwレーダ位置決め装置の拡散損失源による感度損失を検出する方法 - Google Patents

Fmcwレーダ位置決め装置の拡散損失源による感度損失を検出する方法 Download PDF

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Description

本発明は、FMCWレーダ位置決め装置の拡散損失源による感度損失を検出する方法であって、送信信号がレーダ位置決め装置により発せられ、送信信号の周波数は、連続する変調ランプにおいて周期的に変調され、レーダ位置決め装置により受信される信号の少なくとも1つの周波数部分の少なくとも1つの性能特性が評価される、上記方法に関する。
FMCWレーダ位置決め装置は、例えば、自動間隔制御、又は衝突の危険性を早期に検知するための、車両のための運転者支援システムにおいて使用されることが多い。その際に、多くの場合レーダレンズにより形成される、アンテナを覆うレーダドームは、天候による影響や車道の汚れに対して特にさらされており、レーダドームの表面には、減衰がある、不伝導性で(dielektrisch)、反射性の(reflektierend)薄層(汚れの膜又は水膜)が形成されやすい。
これにより、レーダセンサの送信電力及び受信電力がかなり低減され、測定深度及び測定確実性が、レーダセンサの完全な盲目という程度にまで著しく制限される。例えば、レーダ周波数が76,5GHzの際に、厚さ0,3mmの水膜が既にレーダドーム上に生じ、その結果、放出された電力の約50%がこの水膜で反射し、残りの電力の約90%が、吸収により減衰される。
従って、レーダドーム上の薄層は、レーダ位置決め装置の感度を著しく損ない得る拡散損失源(“diffuse Verlustquelle”)の一例である。
る。
拡散損失源の更なる別の例は、雨、しぶき、雪、又は、霰といった形態による降水であり、この降水は、放出されたレーダ光線の一部を反射するので、レーダ光線の射程範囲の減少、及び、レーダセンサの測定深度の低下の原因となる。
交通安全の理由から、レーダ位置決め装置の盲目又は機能の制限を、可能な限り即時に確認出来ることが重要である。
独国特許出願公開第19945268号明細書には、冒頭で述べた形態の方法が開示されており、当該方法では、レーダ位置決め装置の盲目が、複数の基準の検証により確認される。基準のうちの1つは、レーダ位置決め装置により受信される信号の、平均化された電力の評価に基づく。しかしながら、この方法の欠点は、平均化された電力が、拡散損失源の存在に依存するだけではなく、複数の他の要因、特に、各レーダセンサの特別な特徴と、車両に組み込まれる際のレーダセンサの組み立て及び組込み許容度と、特に、天候及び劣化による影響と、にも依存することにある。
独国特許出願公開第102006054320号明細書には、降水を検出する方法が開示されている。当該方法も同様に、受信されたレーダ信号の性能特性の評価に基づいており、以下に簡単に解説する。
FMCWレーダ位置決め装置(Frequency Modulated Continuos Wave)の機能の原則は、レーダ信号が連続的に発せられ、当該信号の周波数が、立ち上がりランプ及び立ち下がりランプにより周期的に変調される(ここでは、「ランプ」(“Rampe”)という概念は、「ランプ」内の周波数変調が必ず直線的でなければならないということを意味するものではない)ことにある。混合器が、送信信号の一部と、アンテナにより受信される信号とを混合して混合物が生成するのだが、その混合物の周波数は、実際の送信信号の周波数と、受信信号の周波数との差分に対応する。
従って、測定物体からのレーダエコーが受信される場合に、混合物の周波数は、信号の往復時間と、物体との間隔と、に依存するが、ドップラー効果に基づいて、反射する物体の相対速度にも依存する。従って、各測定物体は、混合物に形成される、スペクトルにおいて、各変調ランプ上の、間隔と相対速度とに依存する周波数におけるピークとして現れる。勾配が異なる変調ランプ上の、同一物体に由来するピークの周波数位置の比較によって、物体の間隔及び相対速度が決定される。
この意味において、水滴、又は跳ね上がるしぶきも、レーダセンサとの距離が大き過ぎない場合に、例えば、間隔が約10〜50mまでの場合に、弱いけれども未だに検出可能なピークをスペクトル内に残す物体である。比較的強い降水の場合には、上述の間隔範囲(高度が0°の際の放射方向における水滴の相対速度は、大抵無視してもよい)に対応する周波数範囲におけるこのピークが、背景雑音、所謂、降雨クラッタ(Regenclutter)に加算される。従って、この降雨クラッタの電力は、降水の存在及び強度についての尺度である。
ただし、レーダセンサの測定範囲内に、例えば先行車両のような、スペクトルにおいて本質的に比較的際立つピークを引き起こす「本物」の物体が存在する場合には、このピークに含まれる電力は、降雨クラッタの電力の評価においては除外する必要がある。
しかしながら、例えば、小路若しくはトンネルでの走行の際、又は、LKW(トラック)の真横を走行する際に起こり得るように、異なる間隔内にある複数の本物の物体が測定される場合に、対応する物体ピークは、スペクトルにおいて非常に密集して分布するため、検出閾値が引き上げられることになり、結果として、物体と降雨クラッタとの確実な区別がもはや可能ではなくなる。さらに、本方法の有効性も、組込み許容度、気温、及び、劣化のような悪影響により制限される。
本発明の課題は、このような悪影響に対して堅牢な、拡散損失源を検出する方法を示すことである。
本課題は、本発明に基づいて、送信信号の電力が周期的に、変調ランプの終了後ごとに変更され、感度損失が、連続する変調ランプにおいて受信される信号の性能特性の違いを用いて決定されることによって解決される。
送信電力が変更される場合に、一般には、受信信号の電力の対応する減少も見られる。しかしながら、拡散損失源は、受信信号の絶対電力に影響するだけではなく、送信電力の変化に対して受信信号の電力がどのように反応するのかという形態に対しても影響を与えることが分かる。この場合一般的に、送信電力の変化に対する受信信号の反応は、性能特性自体の絶対的な変化ほど、上述した悪影響を受けない。
本発明にかかる方法に従った評価のために援用される特別な性能特性の選択及び厳密な定義は、検出される拡散損失源の形態に依存する。
本発明にかかる方法は、レーダドームの薄層の検出の際、さらに降水の検出の際の、気温及び劣化の影響、並びに、センサの組込み許容性及び組込み場所の影響、並びに、使用されるセンサの特別な特徴の影響に対するより強い不感度を可能とし、全体として、堅牢性、及び、大量生産に対する即応性の改善が達成される。さらに、降水の検出において、物体の密集度が高い状況での本方法のより強い堅牢性が達成される。
本発明の好適な実施形態及び発展形態は、従属請求項において示される。
レーダドームの薄層の検出に特に適した実施形態において、送信電力の変更に対する反応が検証される性能特性は、信号電力、即ち、測定物体により生成されるレーダエコーの電力と、雑音電力、即ち、雑音背景の平均化された電力と、特に、これら2つの電力の比が関わっている。
特に降水の検出に適した他の実施形態において、検証される性能特性は、信号電力(特に、物体ピークの電力最大値)が関わっており、特に、送信電力の変更に起因する信号電力差の分散が検証される。
本発明の実施例は図面に示されており、以下の記載においてより詳細に解説される。
本発明にかかる方法を実施可能なレーダ位置決め装置のブロック図を示す。 送信信号の周波数−時間図を示す。 送信信号の電力−時間図を示す。 送信電力が異なる物体測定信号のスペクトルを示す。 送信電力が異なる物体測定信号のスペクトルを示す。 降水の検出の原理を示す図である。 「信号電力差」という概念を定義するための図を示す。 降水が無い条件下での信号電力差の測定に関するタイミングチャートを示す。 降水の際の信号電力差の測定に関するタイミングチャートを示す。 図8及び図9における信号電力差の分散の図を示す。 図8及び図9における信号電力差の分散の図を示す。
図1に示されるレーダ位置決め装置は、アンテナ10を有し、このアンテナ10には、混合器12を介して、発振器14により生成され変調器16により周波数変調された送信信号が供給される。さらに、図1には増幅器18が象徴的に示されており、この増幅器18によって、送信信号の電力が変更されうる。しかしながら、この電力変更は、実際には、発振器又は変調器内でも行なうことが可能である。アンテナ10により発せられた信号は、レーダレンズによって束ねられる。レーダレンズはまた、ここでは、アンテナを覆うため、及び、天候による影響からアンテナを護るためのレーダドーム20を形成する。
レーダ位置決め装置によって(図示されない)物体が測定される場合に、当該物体で反射された信号は、レンズによって、送信信号を放出した同一のアンテナ10上で再び束ねられる(モノスタティック・アンテナ構想(monostatisches Antennenkonzept))。混合器12内では、受信信号が送信信号の一部と混合され、混合物として、時間依存型の信号(中間周波数信号)が獲得され、当該信号は、アナログ・デジタル変換段22においてサンプリングされデジタル化される。変換段24では、デジタル化された信号が、例えば高速フーリエ変換(FFT)によって、スペクトル26に変換される。このスペクトル26は、周波数fに対する混合物の振幅の依存性を示す。評価段28において、測定物体の間隔及び相対速度、並びに、マルチビームレーダの場合には、測定物体の方位角を決定するために、このスペクトルが更に評価される。
図1では、レーダドーム20の表面に、薄層30、例えば、水膜又は汚れによる膜が強調して示されており、この薄層30は、アンテナ10により放出されたレーダ光線の1の部分を反射し、透過したレーダ光線の他の部分を吸収する。従って、この薄層30によって、レーダ位置決め装置の感度が、完全な盲目という程度まで著しく損なわれる。
従って、レーダ位置決め装置は、反射する薄層30の存在を確認し当該薄層の反射性を量的に評価することを可能とする検出素子32を有する。この目的のために、検出素子32は、以下に詳細に記載するようにスペクトル26を評価する。
送信信号は、変調器16によってランプ形状に変調され、図2に示されるように、立ち上がり変調ランプと立下り変調ランプ34、36、34’、36’が交互に連続するように変調される。これら変調ランプはそれぞれ、時間T(例えば、2ms)と、0,6GHzの変調幅と、を有する。
変調ランプ34及び34’は、同一の変調(変調ランプの同じ勾配及び時間)を有し、対応することが、変調ランプ36及び36’にも当てはまる。しかしながら、増幅器18は、ランプ34’上ではランプ34及び36よりも少ない送信電力で送信信号が発せられるように、検出素子32によって制御される。このことは図3に示されており、図3では、ランプ34及び36が周期Iに、ランプ34’及び36’が周期IIにまとめられている。図3の曲線38から、周期IIの間の送信電力が、周期Iに対して、9dB分だけ低下していることが分かる。このパターンが、対応して、後続の周期において周期的に繰り返される。
他の実施形態において、変調ランプは、34−34’−36−36’の順番でも推移しうる。その場合、送信電力は、各個々の変調ランプ後ごとに変化する。このことは、「本物」(“echt”)の物体(PKW(乗用車)、LKW(トラック))の動的(Dynamik)な影響をより強く抑制するという利点を有する。
スペクトル26は、各変調ランプ34、36、34’、36’について新たに収録されるため、各周期(I又はII)内で2つのスペクトルが獲得される。図4は例として、1つの物体がレーダセンサの測定範囲に存在する場合に、変調ランプ34上で獲得されるスペクトルを示している。この物体は、当該スペクトルにおいて、雑音背景42からはっきりと突き出たピーク40として検知される。ピーク40の頂点における受信信号の電力は値Pmax1を有し、雑音レベルは、ここでは簡素化して周波数に依存しないと想定するが、値Pnを有する。
図5は、同一の状況下に、直後の周期(周期II)において変調ランプ34’上で収録されたスペクトルを示す。送信電力の低下ために、ピーク40の頂点の高さが値Pmax2に、また、雑音レベルがPn2に下がっている。送信電力の低下は、スペクトルの全周波数範囲で受信電力が比例して減少することに繋がるのみならず、レーダドーム上の薄層30の厚さが増すにつれ、ピーク40がますます「雑音に沈む」(“im Rauschen untergeht”)、即ち、信号対雑音比が悪化するということに繋がる。
送信電力の変化に対する受信信号のこのような反応を数量化するために、示される例では、図4及び図5の2つのスペクトルのそれぞれについて、受信された全送信電力が、当該スペクトルの比較的大きな部分範囲(ただし、至近距離は例外である)に渡って積分される。このようにして獲得された全電力Ptot1は、図4では、荒く斜線が入った面積44で表される。Ptot1の符号「1」は、スペクトルが収録された変調ランプが存在する周期を示し、即ち、ここでは周期Iを示す。対応して、図5の面積44は、周期IIにおける変調ランプ34’上での全電力Ptot2を表す。
さらに、2つのスペクトルにおいて、平均化された雑音電力PN1及びPN2が決定される。このために、当該スペクトルにおいて、ピークが存在しない特定のより小さい周波数範囲に渡って積分される。この範囲は、図4及び図5ではそれぞれ、細かい斜線が入った面積46で示される。Ptot1及びPtot2の計算の際にも積分された全周波数範囲において、面積46に対応する積分が正規化されることにより、平均化された雑音電力PN1又はPN2が獲得される。
上記のPN1又はPN2の算出は、走行中に常に行なわれる必要はない。レーダセンサの使用開始前に工場側で一度測定されれば十分である。
全電力Ptot1又はPtot2から、各平均化された雑音電力PN1又はPN2を引くと、信号電力PS1及びPS2が獲得され、即ち、雑音レベル42より抜き出ているピーク40に特に割り当てられる電力であって、図4及び図5では黒く強調された面積48により象徴される上記電力が獲得される。
車両への組込み前のレーダ位置決め装置の一度の測定により、又は、運転操作中の学習過程により、雑音レベルと、平均化された雑音電力PN1又はPN2と、が決定されうる。これにより、これら雑音電力間の比aも決定され、当該比aは以下の数式により定義される。

N1=aPN2 (1)
対応する関係が、信号電力間でも成立する。

S1=bPS2 (2)
拡散損失が無い場合、即ち、レーダドームに薄層が無い場合、係数bは、センサ特性であって分かっており、又は、場合によっては走行中に学習される。送信電力の比は、以下の条件が満たされるように選択される。

a≠b (3)
この条件において、レーダドーム上の薄層30に起因する感度損失についての尺度を、受信信号の性能特性から計算するための様々な選択肢が存在する。
第1の選択肢は、全電力の比を評価することにある。

tot1/Ptot2=(PS1+PN1)/(PS2+PN2)=(bPS2+aPN2)/(PS2+PN2) (4)
拡散損失が無い場合、特に、レーダドームの薄層が無い場合に、信号対雑音比が、周期I及び周期IIにおいて非常に高く(PS1>>PN1、及び、PS2>>PN2)、数式(4)における全電力の比が、値bに近くなる。位置決め装置の盲目が強くなるにつれて、信号対雑音比が悪化し、完全な盲目(PS2=0)の場合には、数式(4)における比はついに値aとなる。
従って、比R:=Ptot1/Ptot2は、レーダ位置決め装置の感度のための指標を提供する。例えば、品質パラメータQは、以下のように定義される。

Q:=|R−a|/|b−a| (5)
パラメータQは0と1との間で変化し、1に近い値は高い感度を示し、値0は、位置決め装置の完全な盲目を示す。パラメータQが断続的に特定の閾値を下回る場合に、又は、適切な時間フィルタの後にこのような閾値を下回る場合に、検出素子32は従って、位置決め装置の盲目を示す信号を出力することが可能である。
位置決め装置の盲目のための尺度を獲得するための第2の選択肢は、信号電力と雑音電力との間の相対的な電力比を決定すること、即ち、商PS1/PN1及びPS2/PN2を評価することにある。
数式(1)及び(2)から以下の数式が獲得される。

N1=a・(b・Ptot2−Ptot1)/(b−a) (6)

S1=b・(Ptot1−a・Ptot2)/(b−a) (7)
これに基づいて、電力比について、以下の数式が獲得される。

S1/PN1=(b/a)*[(Ptot1−a・Ptot2)/(b・Ptot2−Ptot1)] (8)

S2/PN2=[(Ptot1−a・Ptot2)/(b・Ptot2−Ptot1)] (9)
センサが盲目ではない場合(PS1≠0及びPS2≠0)、数式(8)及び(9)における2つの電力比も、双方が0とは異なり、当該電力比は係数b/aの分だけ異なっている。これに対して、盲目の場合には、双方の電力比は0となる。
図1の検出素子32は、レーダドーム20上の薄層ではなくて降水(雨)又は跳ね上がったしぶきに起因する、レーダ位置決めシステムの感度の損失を検出することも可能である。図6は、レーダ位置決め装置のレーダドーム20と、測定物体52と、の間のゾーンにおける、雨滴50による影響を図示している。矢印で示されるように、レーダ光線は物体52で反射するだけではなく、個々の雨滴50でも反射する。このことは、物体52に到達し、反射された後に再びレーダセンサに到達する信号の減衰に繋がる。
降水を検出する方法も、連続する変調ランプにおける送信電力の変更に基づいている。
図4及び図5と同様に、図7は、同じ変調の2つの連続する変調ランプ、例えば、変調ランプ34及び34’において獲得されたスペクトルを示す。例として、当該スペクトルにおいてピーク40として検知される1つの物体が測定範囲内に存在すると再び想定された。周期Iにおいて(図7の左側)、ピーク40は、最大周波数において、最大信号電力Pを有する。これに対して、ピーク40は、周期IIにおいて(図7の右側)、送信電力の低下のために、より小さい最大信号電力Pを有する。降水や、その他の拡散損失が存在しない場合に、信号電力P1とP2との差分ΔPは、電力低下にのみ依存し、従って、当該物体が複数の連続する周期に渡って、又は厳密には、送信電力が交互に上下する周期の対に渡って追跡される場合に、上記差分は基本的に一定の値を維持するであろう。個々のサイクルの時間は実際には4msであり、先行車両のような本物の物体は、比較的小さな動きを有し、従って、数ミリ秒又は数十ミリ秒の期間内のピーク40の最高レベルにおいて、実際には何も変化しないことが予測されるため、この想定は正しいと考えられる。
これに対して、降水の場合は、状況は全く別である。図6の各雨滴50は、図7のスペクトルにおいて小さなピークを残す小さな反射目標又は物体のように作用する。このピークは、広い周波数帯域に渡って散布しており、所謂降雨クラッタとして、図7のスペクトルのバックグラウンドに寄与するが、ただし、個々の雨粒のレーダエコーが未だに証明可能な最大間隔(実際には、約10m)に対応する一定の周波数限界までである。この周波数限界を下回る場合、降雨クラッタは、雨粒の縦方向の高い動きのために、強い信号変動をもたらす。
ただし、そのようなものとしてのこの変動は、降水の存在についての適切な尺度でなない。なぜならば、当該変動は降水のみならず、例えば、該当する物体52の反射強度にも依存するからである。
これに対して、信号電力差ΔPに注目する場合に、当該差分は、降水が存在しない場合には基本的に一定であろう。しかしながら、近距離における縦方向の雨滴50の高い相対的な動き(relative Dynamik)は、変調ランプ34と34’との間の4msの時間間隔において既に、信号電力差ΔPの明らかな統計的な揺らぎに繋がる。従って、信号電力差ΔPのばらつき又は変動は、降水の存在についての適切な尺度である。
図8〜図11は、この効果を明確にする試験測定の結果を示す。
試験測定はそれぞれ、約10分間に渡って行なわれる。図8では、この期間内での信号電力差ΔPの幾つかの個別測定の結果が、時間Tに向かって記載されている。その際に、各個別測定値は、2つの連続する周期間の信号電力差ΔPを示す測定点54により表される。図8の曲線56は、個別測定値に(適切な時定数で)ローパスフィルタを施すことにより形成される平均値を示す。
図8で示される結果は、乾燥状態での測定において収録された、即ち、物体52のみ検出され、降水は無かった。
これに対して、図9は、降水があった場合の測定に関する対応する結果を示している。平均化された信号電力差(曲線56)に対して、降水は実際には何も影響を及ぼさないが、測定点54により表される個別測定値の、明らかにより大きな散布に繋がっていることが分かる。従って、この散布又は分散は、降水の検出、及び、降水強度の量的な算出のための利用可能な尺度を形成する。
一連の個別測定値、その際kは個別測定の符号を示すのだが、当該測定値に注目する場合に、分散量は、例えば、以下の数式に従って決定される

σ =a(ΔP−AVE(ΔP))+(1−a)・σk−1 (10)

σ 個別測定における信号電力差の、評価された分散量

a フィルタ係数

ΔP 実際の個別測定の結果

AVE(ΔP) 個別測定における信号電力差の、評価された平均値
評価された平均値AVE((ΔP)として、図8及び図9で曲線56により示される、ローパスフィルタが施された値が利用される。フィルタ係数aのための適切な値は、例えば、0,05である。
図10及び図11は、図8に対応する乾燥状態での測定についての数式(10)に従った分散量σの時間的推移、又は、図9に対応する降水の場合の測定を示している。図11の降水時の測定において、分散量が、乾燥状態での測定(図10)での分散量のレベルより明らかに上のレベルに、非常に速く達していることが分かる。
分散量σが適切な閾値を上回る場合に、検出素子32は、強い降水と、レーダセンサの感度の対応する損失を示す信号を出力することが可能である。
ここで記載される方法の利点は、降水の検出が、先行車両等の大きな物体52が存在していても可能であることにある。物体の密集度が高い場合にも、本方法の利用可能性は制限されない。
ここで記載される実施例の場合は基本的に、送信信号の電力が周期的に変更され、感度損失の検知のために、送信電力の変化に対しては敏感に反応するが気温やレーダセンサの劣化等の悪影響に対してはより鈍感に反応する性能特性が選択される。性能特性の評価は、好適に、送信電力は異なっていたが時間的には可能な限りわずかに互いに離れている変調ランプについて、従って、測定物体のダイナミクスは性能特性に対して未だ影響を及ぼし得ないのだが、上記変調ランプについて行なわれるべきであろう。
例えば、測定周期が2つ又は複数の異なる変調ランプを含む場合に、各測定周期後に送信電力を変更することは有益である。
図3に基づいて2つの送信電力レベル間での変更が行なわれる一方、一般には、3つ又は複数の送信電力レベル間の変更も可能である。他方では、送信電力の変更は、必ずしも、各測定周期後に行なわれる必要はない。例えば、送信電力が一定である複数の測定周期後に、送信電力が下がる1つの測定周期を追加するだけで十分であり得る。同様に、検出素子32を一時的に停止し、一定間隔のみ作動させることも可能である。その際、検出素子32は、盲目検出又は拡散損失源の検出に鑑みて送信信号の変調及び電力低下が最適化された特別な盲目モードにシステムが移行するように、増幅器18を制御する。
示される例ではスペクトル26が評価されるが、修正された実施形態においては、対応するやり方で、アナログ/デジタル変換段22により獲得される時間信号を評価することも可能である。

Claims (8)

  1. FMCWレーダ位置決め装置の、拡散損失源(30;50)による感度損失を検出する方法であって、送信信号が前記レーダ位置決め装置により発せられ、前記送信信号の周波数は、連続する変調ランプ(34、36、34’、36’)において周期的に変調され、前記レーダ位置決め装置により受信される信号の少なくとも1つの周波数部分の少なくとも1つの性能特性が評価される、前記方法において、
    少なくとも1つの前記性能特性は、測定物体により生成されるレーダーエコーの信号電力、雑音電力、前記信号電力と前記雑音電力との比、及び送信電力の変更に起因する信号電力差の分散、のいずれかであり、
    前記送信信号の電力が周期的に、変調ランプの終了後ごとに変更され、前記感度損失が、連続する変調ランプ(34、34’;36、36’)において受信される信号の前記性能特性の違いを用いて決定され、連続する変調ランプ(34、34’;36、36’)において受信される前記信号は、連続する変調ランプ(34、34’;36、36’)において周期的に周波数が変調された前記送信信号に基づく信号であることを特徴とする、方法。
  2. 感度損失の検出のために評価される前記性能特性は、全信号電力Ptot1、Ptot2を含むことを特徴とする、請求項1に記載の方法。
  3. 感度損失の検出のために評価される前記性能特性は、信号電力(PS1、PS2)と、雑音電力PN1、PN2と、を含むことを特徴とする、請求項1又は2に記載の方法。
  4. 送信電力が、2つの電力レベル間で切り替えられ、この電力レベルの比bが、前記2つの電力レベルに対応する前記雑音電力PN1、PN2の比aとは異なるように、選択されることを特徴とする、請求項2又は3に記載の方法。
  5. 感度損失の存在は、比Ptot1/Ptot2が前記比aに近いことにより検知されることを特徴とする、請求項2又は4に記載の方法。
  6. 前記比Ptot1/Ptot2は、連続する測定周期において時間フィルタが施されることを特徴とする、請求項5に記載の方法。
  7. 測定物体(52)について、送信電力が高い場合の信号電力と、送信電力が低い場合の信号電力と、の信号電力差(ΔP)が決定され、前記送信電力が変化する連続する周期について、前記信号電力差の分散量(σ)が、降水による感度損失についての尺度として決定されることを特徴とする、請求項1〜6のいずれか1項に記載の方法。
  8. 前記分散量(σ)は、連続する測定周期において時間フィルタが施されることを特徴とする、請求項7に記載の方法。
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