JP5538692B2 - 通信装置、通信装置の制御方法、コンピュータプログラム - Google Patents

通信装置、通信装置の制御方法、コンピュータプログラム Download PDF

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Description

本発明は、他の通信装置に対して、複数の通信パラメータセットを提供することが可能な通信装置、通信装置の制御方法、コンピュータプログラムに関する。
IEEE802.11規格シリーズに準拠した無線LAN(以下無線LAN)では、使用前に設定しなければならない設定項目が数多く存在する。
例えば、設定項目として、ネットワーク識別子としてのSSID(Service Set Identifier)、暗号方式、暗号鍵、認証方式等の無線通信を行うために必要な通信パラメータがある。これら全てをユーザが手入力により設定するのは非常に煩雑である。そこで、通信パラメータを簡単に無線機器に設定するための自動設定方法が考案されている。
最近では、Wi−Fi Allianceという団体によって、Wi−Fi Protected Setup(WPS)という通信パラメータ自動設定方法の規格策定が完了し、既にいくつかの製品に搭載されている(非特許文献1参照)。なお、以降の説明では、通信パラメータ自動設定処理によって設定される通信パラメータの組合せ(SSID、暗号方式、暗号鍵、認証方式等)を、「通信パラメータセット」として説明する。
WPSでは、予め定められた手順、及びメッセージにより通信パラメータ提供装置(以下、提供装置)から通信パラメータ受信装置(以下、受信装置)に対して、通信パラメータセットが提供される。受信装置は、提供された通信パラメータセットを自機器に設定することで無線LAN通信が可能になる(詳細は非特許文献1を参照)。なお、WPSでは、提供装置から受信装置に対して提供される通信パラメータセットのことを、Credentialと呼んでいる。
Wi−Fi CERTIFIED(TM) for Wi−Fi Protected Setup: Easing the User Experience for Home and Small Office Wi−Fi(R)Networks,http://www.wi−fi.org/wp/wifi−protected−setup
現在市販されているWPS対応機器の中には、1回のWPS処理により、複数の通信パラメータセットを受信装置へ提供する機器が存在している。
また、最近では、異なるSSIDを用いることにより複数のネットワークを構築することが可能(マルチSSID対応)なアクセスポイントが市販されている。さらに、802.11a/b/g/n等の複数の規格に対応し、2.4GHz帯、5.0GHz帯の両方を利用可能(デュアルバンド対応)なアクセスポイントも市販されている。マルチSSID対応のアクセスポイントにWPSを搭載し、提供装置として動作させる場合、SSIDが異なる複数の通信パラメータセットを受信装置へ提供することが考えられる。同様に、デュアルバンド対応のアクセスポイントにWPSを搭載し、提供装置として動作させる場合、使用される通信規格もしくは周波数帯域が異なる複数の通信パラメータセットを受信装置へ提供することが考えられる。
複数の通信パラメータセットが提供された場合、受信装置側では、どの通信パラメータセットを設定するかを選択する処理が必要になる。例えば、提供された通信パラメータセットの中から、設定する通信パラメータセットをユーザに選択させる方法が考えられるが、これではユーザの利便性が低下してしまう。
また、受信装置の能力によっては使用できない通信パラメータセットが提供される場合もある。例えば、暗号方式としてAES(Advanced Encryption Standard)を使用できない受信装置へ、AESを含む通信パラメータセットが提供された場合、受信装置は提供された通信パラメータセットを用いて無線通信することはできない。
また、提供された通信パラメータセットを受信装置が使用できる場合であっても、受信装置で使用されるアプリケーションや通信環境に適した通信パラメータセットが設定されるとは限らない。例えば、AESの暗号化処理に関する負荷は他の暗号方式に比べて大きいため、受信装置の処理能力によっては、通信処理等の他の処理に影響を及ぼす可能性がある。その結果、受信装置がAESに対応している場合であっても、AESを使用することにより通信速度も遅くなり、ユーザの操作性が悪くなることが考えられる。
本発明は、複数の通信パラメータセットを提供する場合に発生しうる課題を解決することを目的とする。
本発明は、通信装置であって、他の通信装置の機器種別を識別する識別手段と、前記識別手段によって識別された前記他の通信装置の機器種別に基づいて、インターネットに接続が可能な無線ネットワークのネットワーク識別子とインターネットに接続が不可能な無線ネットワークのネットワーク識別子を選択的に前記他の通信装置に通知する通知手段と、を有することを特徴とする。
また、通信装置の制御方法であって、他の通信装置の機器種別を識別する識別工程と、前記識別工程において識別された前記他の通信装置の機器種別に基づいて、インターネットに接続が可能な無線ネットワークのネットワーク識別子とインターネットに接続が不可能な無線ネットワークのネットワーク識別子を選択的に前記他の通信装置に通知する通知工程と、を有することを特徴とする。
本発明によれば、他の通信装置の機器種別に基づいて、異なるネットワーク識別子を通知できる。従って、例えば、機器種別に応じたネットワークに接続させることができる。
<実施形態1>
以下、本実施形態に係る通信装置について、図面を参照しながら詳細に説明する。以下では、無線通信にはIEEE802.11シリーズに準拠した無線LANシステムを用いた例について説明するが、通信形態は必ずしもIEEE802.11準拠の無線LANには限らない。また、通信パラメータ自動設定処理として、WPSを用いた場合について説明するが、他の自動設定処理にも適用することができる。
本実施形態に好適な事例におけるハードウェア構成について説明する。
図1は本実施形態における通信パラメータセットを提供する通信装置(以下、提供装置)の構成の一例を表すブロック図である。
101は装置全体を示す。102は、記憶部103に記憶される制御プログラムを実行することにより装置全体を制御する制御部である。制御部102は、他の装置との間で通信パラメータ自動設定処理の制御も行う。103は制御部102が実行する制御プログラムと、通信パラメータ等の各種情報を記憶する記憶部である。後述する各種動作は、記憶部103に記憶された制御プログラムを制御部102が実行することにより行われる。
104は、外部装置と通信を行うための通信I/F(InterFace)部である。例えばイーサネット(登録商標)の他、IEEE1394等を用いて外部装置と接続して通信することができる。105は各種表示を行う表示部であり、LCDやLEDのように視覚で認知可能な情報の出力、あるいはスピーカなどの音出力が可能な機能を有する。
106は、ユーザが各種情報の入力を行うための入力部である。入力部106は、通信パラメータ自動設定処理において、通信パラメータセットを提供してよいか否かの判定に用いられる認証情報(PINコード)の入力に用いられる。また、通信パラメータの自動設定処理を開始する際のトリガの入力にも用いられる。107は電源部である。
図2は、提供装置が実行するソフトウェア機能ブロックの構成の一例を表すブロック図である。
201は装置全体を示している。202は通信パラメータの自動設定機能ブロックである。本実施形態では、ネットワーク識別子としてのSSID、暗号方式、暗号鍵、認証方式等の無線LAN通信を行うために必要な通信パラメータセットの自動設定を行う。なお、使用される周波数帯域の情報、又は通信規格(802.11a/b/g/n)の情報を通信パラメータセットに含めて設定することも可能である。
203は各種通信にかかわるパケットを受信するパケット受信部である。204は各種通信にかかわるパケットを送信するパケット送信部である。
205はネットワークへの接続、ネットワークからの離脱等を制御するネットワーク制御部である。
通信パラメータ自動設定機能部ブロック202において、206は通信パラメータ自動設定における各種プロトコルを制御する自動設定制御部である。後述の通信パラメータ自動設定処理は、自動設定制御部206の制御に基づいて行われる。
207は他の装置に対して通信パラメータセットを提供する通信パラメータ提供部である。208は通信パラメータセットの提供先である通信パラメータ受信装置(以下、受信装置)の機器情報の識別を行う機器情報識別部である。209は、通信パラメータ記憶部210に記憶されている複数の通信パラメータセットの中から、機器情報識別部208によって識別された機器情報に基づいて、提供する通信パラメータセットの選択を行う通信パラメータ選択部である。
210は、複数の通信パラメータセットを記憶しておく通信パラメータ記憶部である。また、通信パラメータ記憶部210は、記憶部103に相当する。
なお、全ての機能ブロックはソフトウェアもしくはハードウェア的に相互関係を有するものである。また、上記機能ブロックは一例であり、複数の機能ブロックが1つの機能ブロックを構成するようにしてもよいし、何れかの機能ブロックが更に複数の機能を行うブロックに分かれてもよい。
図3は本実施形態のネットワーク構成図を示した図である。301は提供装置であり、先に説明した図1、図2の構成を有する。なお、PCに専用のソフトウェアをインストールすることにより、当該PCを提供装置として動作させることができる。
302はアクセスポイント(基地局)であり、無線ネットワーク306を構築している。提供装置301とアクセスポイント302はLAN305によって有線接続されており、互いに通信が可能な状態である。アクセスポイント302が構築している無線ネットワーク306の通信パラメータセット304は、提供装置301の通信パラメータ記憶部210に記憶されている。
303は無線ネットワーク306に新たに参加する通信装置であり、アクセスポイント302を介して提供装置301との間で通信パラメータ自動設定を行うことで通信パラメータセットの提供を受ける。すなわち、通信装置303は、通信パラメータセットの受信装置である。
以降、図4、図5、図6を用いて本実施形態における通信パラメータ自動設定処理について説明する。
図4は、受信装置303、アクセスポイント302、提供装置301間のシーケンス図を示したものである。
図5は、提供装置301のフローチャートを示したものである。
図6は、図5のS507における通信パラメータの選択処理のフローチャートを示したものである。
まず、提供装置301はネットワークに接続すると、ディスカバリーメッセージ(F401)を送信し、アクセスポイントの探索を行う(S501)。
提供装置301は、アクセスポイント302からディスカバリー応答メッセージ(F402)を受信すると(S502のYes)、自機器を提供装置として登録させるための登録メッセージ(F403)を、アクセスポイント302に送信する(S503)。
アクセスポイント302は、登録メッセージ(F403)を受信すると、提供装置301を、通信パラメータ自動設定処理を行う提供装置として登録する。登録が完了すると、受信装置303は提供装置301との間で、アクセスポイント302を介した通信パラメータ自動設定処理が可能になる。なお、登録していなければ、例え提供装置301がアクセスポイント302と接続されていたとしても、通信パラメータ自動設定処理に関する各種メッセージの送受信は行われない。
アクセスポイント302は、提供装置301の登録が完了すると、通信パラメータ自動設定処理が実行可能であることを意味する付加情報を付加したビーコン(報知信号)の送信を開始する(F404)。なお、ここでは図示していないが、提供装置301を登録していない場合は、通信パラメータ自動設定処理が実行可能であることを意味する付加情報を付加しないビーコンが、アクセスポイント302から定期的に送信される。
ここで、受信装置303において通信パラメータ自動設定処理の開始指示(F405)が行なわれるものとする。これは、例えば、ユーザが自動設定処理の開始ボタンを押す等によって行われる。
受信装置303は、通信パラメータ自動設定処理の開始指示があると、通信パラメータ自動設定処理を実行可能なアクセスポイントの検索を行う。
受信装置303は、通信パラメータ自動設定処理を実行可能なアクセスポイントを検索するため、プローブリクエスト(F406)を送信する。
アクセスポイント302は、プローブリクエスト(F406)を受信すると、通信パラメータ自動設定処理が実行可能であることを意味する付加情報を付加したプローブレスポンス(F407)を返信する。受信装置303は、プローブレスポンス(F407)を受信することにより、アクセスポイント302が通信パラメータ自動設定処理を実行可能であることを認識できる。なお、アクセスポイント302が提供装置301を登録していない場合は、通信パラメータ自動設定処理を実行可能であることを示す付加情報を付加しないプローブレスポンスが返信される。
なお、ここではプローブリクエストを送信し、その応答であるプローブレスポンスを受信する方法(アクティブスキャン)により、アクセスポイント302が通信パラメータ自動設定処理を実行可能か否かを判定する場合について説明した。上述したように、アクセスポイント302が送信するビーコンにも通信パラメータ自動設定処理を実行可能であることを意味する付加情報が付加されているため、ビーコンの受信を監視する方法(パッシブスキャン)を用いることも可能である。また、アクティブスキャンとパッシブスキャンを組み合わせてもよい。
続いて受信装置303は、プローブレスポンス(F407)に含まれるSSIDを用いて、アクセスポイント302との間で一時的な無線接続を行うためにアソシエーションを行う(F408)。なお、アソシエーションが完了した段階では、SSIDが一致していても暗号鍵等は一致していないため、暗号、認証を用いた通常のデータ通信を行うことはできない。
受信装置303は、EAP(Extensible Authentication Protocol)パケットを用いることにより、アクセスポイント302を介して提供装置301との間で通信パラメータ自動設定プロトコル処理を開始する。なお、EAPパケットとは、提供装置と受信装置間において、暗号、認証を行うことなく通信できるパケットである。通信パラメータ自動設定プロトコル処理は、受信装置303が提供装置301に対して、EAPパケットを用いた開始メッセージ(F409)を送信することにより開始される。
提供装置301は、通信パラメータ自動設定プロトコル処理の開始メッセージを受信すると(S504)、通信パラメータ自動設定プロトコル処理を開始する(S505)。
通信パラメータ自動設定プロトコルにおいては、通信パラメータセットの提供を行うための通信路の暗号化処理、通信パラメータセットを提供してよいか否かの判定を行うための認証処理、等が行われる。そして、提供装置301と受信装置303との間では、これらの処理を行うための各種メッセージの送受信が行なわれる。受信装置303から送信される各メッセージの全て、もしくは一部には、受信装置303の機器情報が含まれている。機器情報としては、PC/ゲーム機/デジタルカメラ等の機器種別(デバイスタイプ)と、機器能力がある。機器能力としては、使用可能な暗号方式(AES/TKIP/WEP等)、認証方式(オープン/共有キー/WPA/WPA−PSK/WPA2/WPS2−PSK等)、通信規格(802.11a/b/g/n)等がある。なお、AESは、Advanced Encryption Standardの略であり、TKIPはTemporal Key Integrity Protocolの略であり、WEPはWired Equivalent Privacyの略である。WPAとは、Wi−Fi Protedted Accessの略であり、PSKとは、Pre−Shared Keyの略である。
通信パラメータ自動設定プロトコルを行うことで提供装置301は受信装置303の機器情報を取得、識別することができる(S506、F410)。
提供装置301は取得した機器情報に基づいて、提供する通信パラメータセットの選択処理を行う(S507、F411)。
本実施形態では、提供装置301はアクセスポイント302の通信パラメータセットとして暗号方式の異なる通信パラメータセットを複数記憶しているものとする。暗号方式の種類としては、AES/TKIP/WEP/暗号化なしが挙げられる。暗号強度としてはAES>TKIP>WEP>暗号化なしの順に暗号強度は高い。一方で、暗号化にかかる処理負荷も、AES>TKIP>WEP>暗号化なしの順で大きく、暗号化にかかる処理時間も長くなる従って、PCのようにCPU等の処理能力が高い機器の場合は、暗号強度の高い暗号方式を利用したとしても、通信処理等に関する影響は少ないと考えられる。一方で、ゲーム機のように処理能力が比較的低い機器の場合、暗号強度の高い暗号方式を使用すると、通信に関する処理速度も遅くなってしまうことも考えられ、このような場合、セキュリティが多少低くとも、処理負荷の小さい暗号方式を使用した方が良い。本実施形態では、アクセスポイント302において、暗号方式にAESとTKIPおよびWEPを用いた通信が可能であり、提供装置301は暗号方式が夫々AES、TKIPおよびWEPの通信パラメータセットA、B、Cを記憶しているものとする。例えば、通信パラメータセットAとして、「SSID:abc、暗号方式:AES、暗号鍵:AESで使用する暗号鍵、認証方式:WPA2」が記憶されているものとする。また、通信パラメータセットBとして、「SSID:abc、暗号方式:TKIP、暗号鍵:TKIPで使用する暗号鍵、認証方式:WPA」が記憶されているものとする。また、通信パラメータセットCとして「SSID:abc、暗号方式:WEP、暗号鍵:WEPで使用する暗号鍵、認証方式:オープン認証」が記憶されているものとする。
また、受信装置303は、TKIP、WEPに対応(使用可能)しているものとする。上述したように、対応している暗号方式の情報は、通信パラメータ自動設定プロトコル処理におけるメッセージに含まれており、受信装置303から提供装置301に送信される。
本実施形態においては、提供装置301は、通信パラメータセット選択処理(S507)にて、受信装置301の機器種別および対応している暗号方式に応じて、提供する通信パラメータセットの選択を行う。
通信パラメータセット選択処理において、まず提供装置301は、受信装置303の機器種別がゲーム機か否かの判定を行う(S601)。受信装置303の機器種別がゲーム機以外の場合(S601のNo)、受信装置303が対応している暗号方式の中で、暗号強度の最も高い暗号方式の通信パラメータセットを提供するものとする。受信装置303の機器種別がゲーム機である場合には(S601のYes)、セキュリティ強度よりも通信の処理速度を重視し、暗号強度が比較的低く処理速度が比較的速いWEP以下の通信パラメータセットの提供を行うものとする。受信装置303の機器種別がゲーム機の場合はS608に進み、受信装置303の機器種別がゲーム機以外の場合にはS602に進む。
S602では、提供装置301は、暗号方式がAESの通信パラメータセットを記憶しているか否かの判定を行う(S602)。提供装置301が暗号方式AESの通信パラメータセットを記憶している場合は(S602のYes)、S603に進む。提供装置301がAESの通信パラメータセットを記憶していない場合(S602のNo)、S605に進む。
S603において、提供装置301は、取得した機器情報に基づいて、受信装置303がAESに対応しているか否かの判定を行う。受信装置303がAESに対応している場合は(S603のYes)、提供する通信パラメータセットとしてAESの通信パラメータセットを選択し(S604)、通信パラメータセット選択処理を終了する。受信装置303がAESに対応していない場合は、(S603のNo)、S605に進む。
S605では、AESの次に暗号強度の高いTKIPの通信パラメータセットを記憶しているか否かの判定が行なわれる。提供装置301がTKIPの通信パラメータセットを記憶している場合は(S605のYes)、S606に進む。提供装置301がTKIPの通信パラメータセットを記憶していない場合(S605のNo)、S608に進む。
S606において、提供装置301は、取得した機器情報に基づいて、受信装置303がTKIPに対応しているか否かの判定を行う。受信装置303がTKIPに対応している場合は(S606のYes)、提供する通信パラメータセットとしてTKIPの通信パラメータセットを選択する(S607)。提供する通信パラメータセットが選択されると、通信パラメータセット選択処理は終了する。S608において、提供装置301は、暗号方式がWEPの通信パラメータセットを記憶しているか否かの判定を行う。WEPの通信パラメータセットを記憶している場合は(S608のYes)、S609に進み、WEPの通信パラメータセットを記憶していない場合(S608のNo)、S611に進む。
S609において、提供装置301は、取得した機器情報に基づいて、受信装置303がWEPに対応しているか否かの判定を行う。受信装置303がWEPに対応している場合(S609のYes)、提供装置301は、暗号方式がWEPの通信パラメータセットを、提供する通信パラメータセットとして選択する(S610)。受信装置303がWEPに対応していない場合(S609のNo)、S611に進む。
S611において、提供装置301は、暗号方式なしの通信パラメータセットを記憶しているか否かの判定を行う。なお、暗号方式なしの通信パラメータセットが設定された場合、データの暗号化は行われない。暗号方式なしの通信パラメータセットを記憶している場合は(S611のYes)、当該通信パラメータセットを、提供する通信パラメータセットとして選択する(S612)。暗号方式なしの通信パラメータセットを記憶していない場合は(S611のNo)、提供する通信パラメータセットは未決定として、通信パラメータセット選択処理を終了する(S613)。この場合、通信パラメータセットの提供は行われない。なお、提供装置301は、受信装置303に対して、適切な通信パラメータセットが存在しないことを示すためのエラー通知を送信するようにしてもよい。
本実施形態では、受信装置303の機器種別がゲーム機であるものとする。この場合、受信装置がTKIPに対応していたとしても、TKIPより暗号強度の低いWEPの通信パラメータセットC(WEPの通信パラメータセット)が選択される。
こうして、提供装置301によって選択された通信パラメータセットが、通信パラメータ提供メッセージ(F412)に含まれて受信装置303に送信される(S508)。上述したように、本実施形態では通信パラメータセットCが提供される。通信パラメータセットの提供が完了すると、受信装置303および提供装置301は通信パラメータ自動設定処理を終了する。
受信装置303は、提供された通信パラメータセットCを自機器に設定することにより、アクセスポイント302に接続が可能となり、WEPによる暗号化を用いたデータ通信が可能となる。
このように、本実施形態によれば、提供装置は記憶している複数の通信パラメータセットの中から、受信装置の機器種別に適した暗号方式の通信パラメータセットを選択して提供するため、受信装置にて通信パラメータセットの選択処理が不要となる。また、受信装置の機器種別に応じて抽出される通信パラメータセットの提供候補のうち、受信装置が対応している暗号方式の中で最も暗号強度の暗号方式の通信パラメータセットを提供する。よって、ユーザの誤操作等により暗号強度の低い暗号方式の通信パラメータセットが設定されることを防止することができる。従って、セキュリティ強度と処理速度と、を考慮した適切な通信パラメータセットの設定処理が初心者でも行えるようになり、ユーザの利便性が向上する。
本実施形態では、受信装置の機器種別がゲーム機であるか否かによって、提供候補の通信パラメータセットを変更する場合について説明したが、他の機器種別を判断基準として用いてもよい。
例えば、機器種別がPCの場合には、セキュリティを重視し、PCが対応している暗号方式の中で暗号強度の高い暗号方式の通信パラメータセットを選択するようにしてもよい。また、処理速度が遅く、一時的な無線通信しか行わないような機器の場合は、対応している暗号方式に拘らず、暗号なしの通信パラメータセットを選択するようにしてもよい。このように、受信装置の機器種別に応じて、各機器に想定されるアプリケーションのデータ処理速度、セキュリティ強度に適した通信パラメータセットを提供することが可能になる。
また、機器種別に加えて通信パラメータセットの選択を行うための情報としては、暗号方式に限らず、他の機器能力に基づいて、通信パラメータセットの選択を行うようにしてもよい。
例えば、受信装置の機器種別と、受信装置が対応している認証方式と、に基づいて、提供する通信パラメータセットを選択するようにしてもよい。認証方式を用いる場合は、上記各説明における暗号方式と認証方式を置き換えることで説明ができる。
また、受信装置の機器種別と、受信装置が対応している通信規格(11a/b/g/n等)と、に基づいて、提供する通信パラメータセットを選択するようにしてもよい。例えば、アクセスポイントは11a/b/gの各規格に対応しており、各々についての通信パラメータセットを提供装置が記憶しているものとする。ここで、例えば、受信装置としてPC、テレビが共に11a、11bに対応している場合、ストリーム通信を行う可能性のあるテレビに対しては、高速通信を行うために11aの通信パラメータセットを提供するようにする。そして、主にパケット通信を行うPCに対しては、11bの通信パラメータセットを提供するようにしてもよい。
また、機器種別毎に、無線通信を行う際に重視する項目を提供装置において設定可能とし、提供する通信パラメータセットの選択基準として用いる機器情報を、設定された項目に応じて変更するようにしてもよい。例えば、「セキュリティ優先機器」に設定されている機器種別の場合は、暗号方式、又は/及び、認証方式に基づいて通信パラメータセットを選択するようにしてもよい。「通信速度優先機器」に設定されている機器種別の場合は、通信規格(11a/b/g/n等)に基づいて選択するようにしてもよい。これらは通信パラメータの選択のための一例であり、これらに限るものではない。すなわち、提供装置は、受信装置から取得した機器種別と、機器能力の一部、もしくは複数に基づいて、適切な通信パラメータを提供するようにすればよい。
通信パラメータ自動設定プロトコル処理において受信装置が送信する各メッセージ内には、暗号方式、認証方式、通信規格等の全ての機器能力が含まれているとは限らず、一部だけ含まれている可能性もある。このような場合でも、含まれている機器能力から、可能な限り受信装置に適した通信パラメータセットを提供装置側で選択して提供することができる。さらには、受信装置の機器能力(暗号方式、認証方式、通信規格)に拘らず、受信装置の機器種別のみに基づいて、提供する通信パラメータセットを選択するようにしてもよい。例えば、11aと11bなど、使用される周波数帯域が異なる複数の通信パラメータセットを提供可能な場合に、受信装置がテレビか否かに応じて、11aの通信パラメータセットと11bの通信パラメータセットを選択的に提供するようにしてもよい。また、暗号方式が異なる複数の通信パラメータセットを提供可能な場合に、受信装置がゲーム機か否かに応じて、WEPの通信パラメータセットと、AES、又はTKIPの通信パラメータセットを選択的に提供するようにしてもよい。将来的には、ほとんどの装置が全ての暗号方式、認証方式、通信規格に対応していくことが考えられる。このような場合でも、提供装置は、受信装置の機器種別を確認するだけで、適切な通信パラメータを提供することができる。
また、本実施形態では、受信装置の機器種別と、受信装置の機器能力に基づいて、提供する通信パラメータセットを1つ選択する場合について説明したが、複数の通信パラメータセットを提供するようにしてもよい。例えば、受信装置の機器種別によって異なる提供候補のうち、受信装置が対応している暗号方式の通信パラメータセットを全て提供するようにしてもよい。この場合、受信装置側では、提供された複数の通信パラメータセットを表示し、設定する通信パラメータセットをユーザに選択させるようにすればよい。これにより、受信装置に適した通信パラメータセットの中から、使用するアプリケーションや通信環境に応じてユーザが任意の通信パラメータセットを選択することができる。
また、複数の通信パラメータセットを提供する場合は、各通信パラメータセットに優先度情報を付加して送信するようにしてもよい。この場合、暗号方式、認証方式、通信規格、のいずれか1つ、もしくは複数に基づいて優先順位をつけるようにすればよい。受信装置では、提供された複数の通信パラメータセットから、優先度の最も高い通信パラメータセットを自動的に設定するようにしてもよいし、優先度の高い順に表示して、ユーザに選択させるようにしてもよい。このように、優先度情報を付加して提供することにより、受信装置側で優先度による通信パラメータセットの選択が可能になる。
また、受信装置の機器種別に応じて、全ての通信パラメータセットを提供するか、一部の通信パラメータセットを提供するかを選択するようにしてもよい。例えば、UI(User Interface)機能が充実している機器に対しては、全ての通信パラメータセットを送信するようにし、UI機能が十分でない機器に対しては、機器能力に応じた一部の通信パラメータセットを提供するようにしてもよい。例えば、機器種別がPCの場合、UI機能が充実しており、通信パラメータセットの選択が容易であるため、全ての通信パラメータセットを送信し、ユーザに選択させるようにしてもよい。また、機器種別がデジタルカメラの場合、UI機能があまり充実していないため、通信パラメータセットを1つに絞って送信するようにしてもよい。このように、受信装置の機器種別から各機器のUI機能に適した通信パラメータセットの提供を行うことも可能になる。
このように、本実施形態によれば、提供装置において提供可能な通信パラメータセットが複数ある場合にも、受信装置の機器情報に応じて適切な通信パラメータセットを提供することができる。また、WPSの自動設定プロトコル処理の各メッセージに含まれる機器情報を用いることができるため、機器情報取得のための特別な処理を追加する必要がなく、WPSの仕様に則った処理を行うことができる。
<実施形態2>
実施形態2においては、アクセスポイントが複数の無線ネットワークを構築可能(マルチSSID対応)である場合について説明する。
図7に本実施形態におけるネットワーク構成図を示す。
701は提供装置であり、実施形態1で説明した図1、図2の構成を有する。
702はマルチSSIDに対応したアクセスポイントであり、異なるSSIDの無線ネットワークA709と無線ネットワークB710を構築可能である。無線ネットワークA709は、インターネットに接続が可能な無線ネットワークであり、無線ネットワークA709に参加している各機器は、アクセスポイント702を介してインターネット接続が可能である。無線ネットワークB710は、ローカルなネットワークであり、インターネット接続はできず、無線ネットワークB710に参加している機器間でのみ通信が可能である。
提供装置701は、アクセスポイント702とLAN708で有線接続されており、互いに通信が可能な状態である。アクセスポイント702が構築している無線ネットワークA(709)の通信パラメータセットA(706)、および無線ネットワークB(710)の通信パラメータセットB(707)は、提供装置701の通信パラメータ記憶部210に記憶されている。なお、ここでは説明の簡略化のため、通信パラメータセットA(706)と通信パラメータセットB(707)は、SSIDのみ異なり、暗号方式、認証方式等の他の通信パラメータは共通であるものとする。
通信装置703は機器種別がPCであり、通信装置704および705は機器種別がゲーム機である。通信装置703、704、及び705は新たにアクセスポイント702に接続する装置であり、アクセスポイント702を介して提供装置701との間で通信パラメータ自動設定を行うことで、通信パラメータセットの提供を受ける。すなわち、通信装置703、704、705は、通信パラメータセットの受信装置である。なお、説明の簡略化のため、受信装置703、704、705は、通信パラメータセットA(706)、通信パラメータセットB(707)の暗号方式、認証方式等に対応しており、いずれの通信パラメータセットも使用できるものとする。
以降、図4、図5、図8を用いて本実施形態における通信パラメータ自動設定処理について説明する。
本実施形態の各受信装置703、704、705と提供装置701間のシーケンス図は図4と同様であるため、説明を省略する。すなわち、図4の受信装置301が、各受信装置703、704、705に置き換わる。
また、本実施形態における提供装置701のフローチャートも図5と同様であるため、説明を省略する。
図8は、本実施形態における通信装置701の通信パラメータセット選択処理(図5のS507)のフローチャートを示したものである。
ここでは、通信装置701における通信パラメータセット選択処理(507、F411)について説明する。
提供装置701は通信パラメータ自動設定処理プロトコルの各種メッセージに含まれる機器情報より、受信装置の機器種別の判定を行う。本実施形態では、提供装置701は、受信装置の機器種別がゲーム機か否かの判定を行う(S801)。ゲーム機であった場合には、ローカルな無線ネットワークである無線ネットワークB(710)の通信パラメータセットB(707)を選択する(S802)。
ゲーム機以外の場合は、インターネット接続が可能な無線ネットワークA(709)の通信パラメータセットA(706)を選択する(S803)。
これにより受信装置703に対しては、通信パラメータセットA(707)が提供される。その結果、受信装置703は、無線ネットワークA(709)に接続することにより、インターネット接続が可能となる。
受信装置704および受信装置705に対しては、通信パラメータセットB(708)が提供される。その結果、受信装置704、受信装置705はローカルな無線ネットワークB(710)に接続し、ゲーム機器間での通信が可能となる。
このように、本実施形態によれば、提供する通信パラメータセットによって、アクセスポイントを介してアクセス可能なネットワークが異なる場合に、受信装置の機器種別に応じた適切な通信パラメータを選択して提供することができる。
なお、本実施形態では、機器種別がゲーム機か否かによって提供する通信パラメータセットを変更する場合について説明したが、他の機器種別を判定基準として用いてもよいし、機器種別に応じて、より細かく制御するようにしてもよい。例えばプリンタの場合はローカルな無線ネットワークの通信パラメータセットを提供するようにし、テレビの場合はインターネット接続が可能な無線ネットワークの通信パラメータセットを提供するようにしてもよい。
また、本実施形態では、受信装置の機器種別に基づいて、提供する通信パラメータセットの選択を行う場合について説明したが、機器種別に加えて機器能力も考慮して通信パラメータの選択を行っても良い。
例えば、提供装置が、インターネット接続可能な無線ネットワークの通信パラメータセットとして、暗号方式、認証方式が異なる複数の通信パラメータセットを記憶しているものとする。同様に提供装置が、ローカルな無線ネットワークの通信パラメータセットとして、暗号方式、認証方式が異なる複数の通信パラメータセットを記憶しているものとする。そして、受信装置の機器種別がデジタルカメラの場合、受信装置がAES、又はTKIPに対応していれば、インターネット接続可能な無線ネットワークの通信パラメータセットを提供するようにする。そして、受信装置であるデジタルカメラがWEPのみしか対応していない場合はローカルな無線ネットワークの通信パラメータセットを提供するようにする。これにより、セキュリティの高い無線通信が可能なデジタルカメラでは、インターネットを介して、外部サーバへの画像データのアップロード、ダウンロード等が可能になる。また、セキュリティの高い無線通信が困難なデジタルカメラでは、画像データのアップロード等は制限されるが、他のデジタルカメラとの間での画像共有等が可能となる。
また、上記説明では、インターネット接続が可能なネットワークと、インターネット接続が不可能なネットワークの通信パラメータセットを選択的に提供する場合について説明したが、インターネット接続に限られるものではない。すなわち、本実施形態によれば、アクセスポイントを介して外部のネットワークに接続する場合の通信パラメータセットと、内部のネットワークに接続する場合の通信パラメータセットと、を機器情報に応じて選択的に提供することができる。
このように、本実施形態によれば、提供装置において提供可能な通信パラメータセットの夫々によってアクセス可能なネットワークが異なる場合でも、受信装置の機器情報に応じて適切な通信パラメータセットを提供することができる。また、WPSの自動設定プロトコル処理の各メッセージに含まれる機器情報を用いることができるため、機器情報取得のための特別な処理を追加する必要がなく、WPSの仕様に則った処理を行うことができる。
また、上記各実施形態においては、提供装置がアクセスポイントと有線接続されている場合について説明したが、アクセスポイント自身を提供装置として動作させるようにしてもよい。この場合、図4のF401〜F403、図5のS501〜S503の処理は省略される。なお、アクセスポイントに専用のソフトウェアをインストールする等により、アクセスポイントを提供装置として動作させることができる。
また、上記各実施形態においては、機器情報として、機器種別、及び機器能力(暗号方式、認証方式、通信規格)を例として説明したが、他の機器情報を用いてもよい。例えば、識別情報(モデルネーム/シリアル番号等)、OS(Operating System)バージョン、周波数帯域(2.4GHz帯/5GHz帯)等の情報を用いてもよい。
また、上記説明はIEEE802.11準拠の無線LANを例に説明した。しかしながら、本発明は、ワイヤレスUSB、MBOA、Bluetooth(登録商標)、UWB、ZigBee等の他の無線媒体において実施してもよい。また、有線LAN等の有線通信媒体において実施してもよい。
ここで、MBOAは、Multi Band OFDM Allianceの略である。また、UWBは、ワイヤレスUSB、ワイヤレス1394、WINETなどが含まれる。
また、通信パラメータセットとしてネットワーク識別子、暗号方式、暗号鍵、認証方式を例にしたが、これら全ての情報を含まないようにしてもよいし他の情報も通信パラメータセットに含まれるようにしてもよい。
本発明は前述の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記録した記録媒体をシステムあるいは装置に供給し、システムあるいは装置のコンピュータ(CPU、MPU)が記録媒体に格納されたプログラムコードを読み出し実行するようにしてもよい。この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現することとなり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
プログラムコードを供給するための記憶媒体としては、例えば、フレキシブルディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD−R、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM、DVDなどを用いることができる。
また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実行することにより、前述の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼動しているOSが実際の処理の一部または全部を行い、前述の機能を実現してもよい。OSとは、Operating Systemの略である。
さらに、記憶媒体から読み出されたプログラムコードを、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込む。そして、そのプログラムコードの指示に基づき、機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPUが実際の処理の一部または全部を行い、前述の機能を実現してもよい。
提供装置を構成するブロック図 提供装置のソフトウェア機能ブロック図 実施形態1におけるネットワーク構成図 実施形態1におけるシーケンス図 実施形態1における提供装置のフローチャート 実施形態1における提供装置の通信パラメータセット選択処理のフローチャート 実施形態2におけるネットワーク構成図 実施形態2における提供装置の通信パラメータセット選択処理のフローチャート
符号の説明
201 提供装置
202 通信パラメータ自動設定機能ブロック
203 パケット受信部
204 パケット送信部
205 ネットワーク制御部
206 自動設定制御部
207 通信パラメータ提供部
208 機器情報識別部
209 通信パラメータ選択部
210 通信パラメータ記憶部

Claims (12)

  1. 通信装置であって、
    他の通信装置の機器種別を識別する識別手段と、
    前記識別手段によって識別された前記他の通信装置の機器種別に基づいて、インターネットに接続が可能な無線ネットワークのネットワーク識別子とインターネットに接続が不可能な無線ネットワークのネットワーク識別子を選択的に前記他の通信装置に通知する通知手段と、
    を有することを特徴とする通信装置。
  2. 前記識別手段は、前記他の通信装置との間で行われる通信パラメータ自動設定プロトコル処理のメッセージに基づいて、前記他の通信装置の機器種別を識別することを特徴とする請求項1記載の通信装置。
  3. 前記識別手段は、更に前記他の通信装置の機器能力を識別し、
    前記通知手段は、前記識別手段により識別した前記他の通信装置の機器種別と、前記他の通信装置の機器能力と、に基づいて、異なるネットワーク識別子と、異なる暗号方式または異なる認証方式を前記他の通信装置に通知することを特徴とする請求項1又は2記載の通信装置。
  4. 前記ネットワーク識別子と暗号方式または認証方式とを含む複数の通信パラメータセットの中から、前記他の通信装置の機器種別に基づいて、提供する通信パラメータセットの候補を選択する第1の選択処理を行い、前記他の通信装置の機器能力に基づいて、前記第1の選択処理によって選択された候補の中から提供する通信パラメータセットを最終的に選択する第2の選択処理と、を行う選択手段を有し、
    前記通知手段は、前記選択手段により選択された通信パラメータセットを前記他の通信装置に通知することを特徴とする請求項3記載の通信装置。
  5. 前記機器能力は、前記他の通信装置が使用可能な暗号方式、認証方式、通信規格、の少なくともいずれか1つを含むことを特徴とする請求項3又は4記載の通信装置。
  6. 基地局を介してアクセス可能なネットワークが異なり、異なるネットワーク識別子を含む複数の通信パラメータセットの中から、前記通信手段は、前記他の通信装置の機器種別に基づいて、提供する通信パラメータセットを選択して通知することを特徴とする請求項1乃至請求項5の何れか1項に記載の通信装置。
  7. 前記通信装置は、無線通信の基地局として動作することを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれか1項に記載の通信装置。
  8. 前記ネットワーク識別子は、IEEE802.11準拠の無線ネットワークの識別子であることを特徴とする請求項1乃至請求項7の何れか1項に記載の通信装置。
  9. 前記通知手段は、ネットワーク識別子、暗号方式、暗号鍵、認証方式、認証鍵を含む通信パラメータセットを通知することを特徴とする請求項1乃至請求項8の何れか1項に記載の通信装置。
  10. 前記通信パラメータセットには、周波数帯域の情報又は通信規格の情報も含まれることを特徴とする請求項9に記載の通信装置。
  11. 通信装置の制御方法であって、
    他の通信装置の機器種別を識別する識別工程と、
    前記識別工程において識別された前記他の通信装置の機器種別に基づいて、インターネットに接続が可能な無線ネットワークのネットワーク識別子とインターネットに接続が不可能な無線ネットワークのネットワーク識別子を選択的に前記他の通信装置に通知する通知工程と、
    を有することを特徴とする通信装置の制御方法。
  12. コンピュータを、請求項1から10のいずれか1項に記載の通信装置として機能させるためのコンピュータプログラム。
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