JP5538100B2 - 加熱装置 - Google Patents

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Description

本発明は、コンパクト化することができ、しかも蒸留水その他の対象流体の加熱条件を高精度に制御することが可能な加熱装置に関する。
特許文献1は、第1,2,3,4の加熱部を備える微粒子製造装置を開示している(特許文献1の段落0034および0035を参照)。この微粒子製造装置は、高圧水を超臨界状態または亜臨界状態において高い精度で加熱するため、まず蒸留水を第1,2,3の加熱部で段階的に加熱して、高温高圧水とする。また、この微粒子製造装置は、金属塩水溶液その他の原料流体を別途第4の加熱部で加熱する。原料流体を第4の加熱部で加熱するのは、高温高圧水との反応を良好にするためである。
特許第3663408号公報
昨今、装置を手軽に取り扱えるようにそのコンパクト化が望まれているところ、上記従来技術では、加熱部が4台必要である。4台分のスペースを確保しなければならない場合、装置全体をコンパクト化することは容易ではない。加熱部の数を減らしたり各加熱部を単純に小さくしたりすれば、高圧水を超臨界状態または亜臨界状態において高い精度で加熱することができない。
本発明は、コンパクト化することができ、しかも対象流体の加熱条件を高精度に制御することが可能な加熱装置を提供することを目的とする。
図面を参照して本発明の加熱装置を説明する。なお、この欄で図中の符号を使用したのは、発明の内容の理解を助けるためであって、内容を図示した範囲に限定する意図ではない。
上記目的を達成するために、本発明のある局面にしたがうと、加熱装置10は、加熱炉本体20と、管路26と、炉内加熱部22とを備える。管路26は、加熱炉本体20の内外に通される。管路26には、対象流体が流れる。炉内加熱部22は、加熱炉本体20内に設けられる。炉内加熱部20は、管路26を加熱する。加熱装置10は、被包囲加熱部24をさらに備える。被包囲加熱部24は、加熱炉本体20内に設けられる。管路26は、内側区間50と、外側区間52とを有している。内側区間50は、被包囲加熱部24を包囲する。内側区間50は、被包囲加熱部24によって加熱される。外側区間52は、内側区間50に通じている。外側区間52は、内側区間50を包囲する。外側区間52は、炉内加熱部22に加えて被包囲加熱部24により加熱される。炉内加熱部22は、内側区間50から見て外側区間52のさらに外側に配置されている。
管路26の内側区間50が被包囲加熱部24を包囲している。管路26の外側区間52が内側区間50を包囲している。管路26の外側区間52と内側区間50とは、被包囲加熱部24を包囲する層となる。すなわち、本発明にかかる加熱装置10において被包囲加熱部24を包囲する層は少なくとも2層に分かれている。被包囲加熱部24が放出した熱と炉内加熱部22が放出した熱とは、これらの層内にある対象流体に吸収される。これにより、被包囲加熱部24を包囲する層が1層だけの場合に比べ、被包囲加熱部24によって放出された熱がこれらの層の外側へ移動することや、炉内加熱部22によって放出された熱がこれらの層の内側へ移動することは少なくなる。すなわち、これらの層を超えて熱が移動することは少なくなる。これらの層を超えて熱が移動することが少なくなるので、被包囲加熱部24を包囲する層が1層だけの場合に比べ、加熱炉本体20の内部に大きな温度勾配を設けることが可能になる。加熱炉本体20の内部に大きな温度勾配を設けることが可能になると、加熱炉本体20の内部で対象流体を順次加熱することにより、温度が異なる複数の加熱部で順次加熱したのと同様に、対象流体の加熱条件を高精度に制御することができる。また、加熱部ごとに断熱材を設ける必要がない分、加熱部が占めるスペースをコンパクト化することができる。
また、上述した被包囲加熱部24が熱を放出する柱形部分を有していることが望ましい。あわせて、内側区間50が、被包囲加熱部24の柱形部分を包囲する内側螺旋形部分を有していることが望ましい。あわせて、外側区間52が、内側螺旋形部分を囲む外側螺旋形部分を有していることが望ましい。
本発明によれば、コンパクト化することができ、しかも対象流体の加熱条件を高精度に制御することができる。
本実施形態である加熱装置の正面図である。 図1のX−X矢視面である。 図1のY−Y矢視面である。 本実施形態である加熱装置の上側平面図である。 本実施形態である被包囲加熱部とこれを包囲する管路とを示す一部破断図である。 本実施形態である加熱装置を適用した微粒子製造装置の簡略構成図を示す。
以下、本発明に係る加熱装置の好適な実施形態を図面に基づき説明する。以下の説明では、同一の部品には同一の符号を付してある。それらの名称および機能も同一である。したがって、それらについての詳細な説明は繰返さない。
図1は本実施形態である加熱装置の正面図である。図2は図1のX−X矢視面である。図3は図1のY−Y矢視面である。図4は図1の加熱装置の上側平面図である。
本発明の一実施形態である加熱装置10は、対象流体を原料流体と合流して反応器28で反応させるため、その合流前に対象流体を加熱する装置である。加熱装置10は、加熱炉本体20と、炉内加熱部22と、被包囲加熱部24と、管路26と、反応器28(図1ないし図3には反応器28を図示しない)と、炉外加熱部30と、合流部32とを備える。炉内加熱部22は、加熱炉本体20内に設けられる。炉内加熱部22は、管路26と反応器28とを加熱する。被包囲加熱部24も、加熱炉本体20内に設けられる。被包囲加熱部24は、管路26を加熱する。被包囲加熱部24が主として加熱するのは管路26のうち後述する内側区間50である。管路26は、加熱炉本体20の内外に通される。管路26は、対象流体を移動通過させるための管である。炉外加熱部30は、加熱炉本体20の外に設けられる。合流部32は、管路26の途中のうち、加熱炉本体20の外の箇所に設けられる。
本実施形態における加熱炉本体20は断熱材製の容器である。加熱炉本体20の前面には開閉可能に扉部42が設けられる。加熱炉本体20内を扉部42が設けられている方から見ると、手前に被包囲加熱部24と反応器28とが横並びに設けられている。その奥に炉内加熱部22が設けられている。
炉内加熱部22はリング状のヒーターである。炉内加熱部22は板状支持部34により加熱炉本体20内に支持されている。板状支持部34の中央に送熱用開口部36が形成されている。炉内加熱部22はこの送熱用開口部36を囲むように取り付けられている。図2から明らかなように、板状支持部34のうち炉内加熱部22が取り付けられている面は、被包囲加熱部24および反応器28に対向する面とは反対側の面である。板状支持部34は、送熱用開口部36の開口面積を調節するための調節シャッター38を備えている。調節シャッター38により送熱用開口部36の開口面積を調節するための具体的な方法は本発明と直接の関係を有していないので、ここではその詳細な説明は行わない。
送熱用ファン40が、板状支持部34の送熱用開口部36に対向して配置されている。図2から明らかな通り、炉内加熱部22は、その送熱用開口部36を取り囲んでいる。送熱用ファン40の外径は炉内加熱部22の外径より小さい。この送熱用ファン40を作動させて炉内加熱部22からの熱を効率よく加熱炉本体20内に巡らせる。
炉外加熱部30は、図示しない予備炉内に設けられる。この予備炉は、加熱炉本体20の外のうち加熱炉本体20の上部にあたる場所に設けられている。管路26は、被包囲加熱部24によって加熱された対象流体がこの予備炉内で炉外加熱部30によってさらに加熱されるように構成されている。すなわち、管路26は、被包囲加熱部24の上部および加熱炉本体20の上部を通って予備炉内に通されている。この管路26において炉外加熱部30の下流に合流部32が設けられている。合流部32は、炉外加熱部30により加熱された対象流体に原料流体を合流させる。合流部32の下流において、管路26は再び加熱炉本体20内に戻される。合流部32で合流(混合)された対象流体と原料流体とは反応器28内に供給される。この反応器28は炉内加熱部22により加熱されて所望の温度に設定されている。反応器28は対象流体と原料流体とに所定の反応をさせる。反応した対象流体および原料流体は管路26を介して加熱装置10の外へと送出される。なお予備炉と加熱炉本体20との間には伝熱部が設けられていてもよい。伝熱部の例は、加熱炉本体20と予備炉との間を仕切る伝熱材料製の仕切り板部や両炉内を連通する連通路である。
図5は本実施形態にかかる被包囲加熱部24とこれを包囲する管路26とを示す一部破断図である。被包囲加熱部24は電熱線等を螺旋状に巻回して形成した柱形のヒーターである。管路26は、内側区間50と、外側区間52とを有している。
内側区間50は、被包囲加熱部24を包囲する。内側区間50のうち被包囲加熱部24に密着している部分の形状は螺旋形である。この部分の形状が螺旋形となっているのは、対象流体が内側区間50を介して加熱される時間をなるべく延長して加熱性能を向上するためである。内側区間50は、被包囲加熱部24によって加熱される。
外側区間52は、金属筒54を包囲する。金属筒54の内側に内側区間50と被加熱包囲部24とが配置される。外側区間52は、炉内加熱部22により加熱される。また、外側区間52は、金属筒54を介して被包囲加熱部24によっても加熱される。外側区間52のうち金属筒54を包囲している部分の形状、すなわち、外側区間52のうち内側区間50を包囲している部分の形状は、螺旋形である。この部分の形状が螺旋形となっているのも、対象流体が外側区間52を介して加熱される時間をなるべく延長して加熱性能を向上するためである。外側区間52の一端は加熱炉本体20の外に通じている。外側区間52の他端は金属筒54の下端に設けられた図示しない孔から金属筒54の中に入り、内側区間50となる。これにより、外側区間52は内側区間50に通じていることとなる。
上述した説明から明らかな通り、管路26が被包囲加熱部24を包囲しているので、炉内加熱部22は内側区間50から見て外側区間52のさらに外側に配置されていることになる。そして、本実施形態において、加熱炉本体20に入った対象流体は、まず、外側区間52を通過する。外側区間52を通過した対象流体は、内側区間50を通過する。内側区間50を通過した対象流体は、被包囲加熱部24の上部および加熱炉本体20の上部を通って予備炉内に入る。このため、本実施形態において、管路26は、炉内加熱部22と被包囲加熱部24と炉外加熱部30とにより対象流体が順次加熱されるように配置されていることになる。そしてこの加熱された対象流体が合流部32で原料流体と合流して反応器28内に供給されることになる。
以下、本実施形態にかかる加熱装置10の適用例として、微粒子製造装置に適用した本実施形態の加熱装置について説明する。
図6は、本実施形態にかかる加熱装置10を適用した微粒子製造装置60の簡略構成図を示す。この微粒子製造装置60は、本実施形態にかかる加熱装置10の他に、対象流体用タンク70と、対象流体用ポンプ72と、第1原料流体用の第1タンク74と、第1ポンプ76と、第2原料流体用の第2タンク78と、第2ポンプ80と、冷却部82と、回収容器84とを有する。対象流体用ポンプ72は対象流体を加圧する。第1ポンプ76は第1原料流体を加圧する。第1原料流体は、対象流体と合流・混合して反応させる流体である。第1原料流体の具体的な組成は特に限定されるものではないが、第1原料流体の例には金属塩水溶液がある。第2ポンプ80は第2原料流体を加圧する。第2原料流体も、対象流体と合流・混合して反応させる流体である。第1原料流体と同様に、第2原料流体の具体的な組成は特に限定されるものではないが、第2原料流体の例には第1原料流体とは異なる種類の金属塩水溶液がある。冷却部82は反応後の混合溶液を冷却する。回収容器84は製造された微粒子を収容する。
微粒子製造装置60は、対象流体用タンク70から流出した対象流体を対象流体用ポンプ72で加圧して加熱装置10に供給する。加熱装置10は、供給された対象流体(この場合、高圧の蒸留水とする)を加熱して、所定の物理状態(亜臨界状態あるいは超臨界状態)の高温高圧水にする。
上記亜臨界状態あるいは超臨界状態(またはこれに近い高温高圧状態)の流体はその物理特性の変化が他の状態(常温常圧状態など)と比較して際立って大きくなるため、上記対象流体の温度制御には極めて高い精度が要求される。このため、加熱装置10の炉内加熱部22は、加熱炉本体20の雰囲気温度をT1(たとえば200℃程度)にしておくことにより、まず、管路26の外側区間52内の対象流体(この場合は高圧の蒸留水)をこの雰囲気温度に加熱する。ちなみに、このとき、反応器28もこの雰囲気温度に加熱される。次に、被包囲加熱部24は、外側区間52を通過して内側区間50に入った対象流体(すなわち、炉内加熱部22によって雰囲気温度T1に加熱された対象流体)を被包囲加熱部24により臨界温度(374℃)以上(たとえば405℃)に加熱する。その後、さらに細かな温度制御(微調整)を炉外加熱部30による加熱で行って、所望の物理特性を有する亜臨界状態あるいは超臨界状態を実現する。この炉外加熱部30は上記微調整用であることから、他の加熱部と比較して加熱温度が高くなるが、熱容量および発熱量が小さいものである。
この亜臨界状態あるいは超臨界状態の蒸留水と、第1タンク74,第2タンク78から第1ポンプ76,第2ポンプ80で各々供給される原料流体とを反応器28内で混合して加水分解反応および脱水分解反応を行う。この反応後の溶液を冷却部82で冷却して析出させた酸化金属などのナノスケールの微粒子を回収容器84内に回収する。
<変形例の説明>
上述した加熱装置10は、本発明の技術的思想を具体化するために例示したものである。上述した加熱装置10は、本発明の技術的思想の範囲内において種々の変更を加え得るものである。
たとえば、上記加熱装置10は、ナノスケールの酸化金属微粒子を連続かつ高速で製造するために、高圧の蒸留水を亜臨界状態あるいは超臨界状態にしてこの蒸留水を所定の原料流体と合流(混合)かつ反応させるものとして説明している。しかし、本発明はこれに限定されない。本発明は、対象流体と、その加熱条件と、原料流体とを適宜変更することにより、様々な性状の微粒子を製造するために使用可能なものである。特に有機合成に対しては、加熱装置がコンパクトでありながら熱損失を無くして対象流体の加熱条件を連続的に高精度に変えることができることから、有機合成の一分野であるコンビナトリアルケミストリーにおいて有効活用することが可能である。なお、対象流体の例(高圧の蒸留水を除く)としては、具体的に抽出、精製ならびに化学合成に使用される二酸化炭素、アルコール、プロパン、ブタンなどがある。
また、上述した実施形態では、被包囲加熱部24が内側区間50の螺旋形部分と外側区間52の螺旋形部分という2層によって包囲されている場合について説明した。しかしながら、被包囲加熱部24を包囲する管路26の層は、3層以上であってもよい。すなわち、管路26のうち、内側区間50でも外側区間52でもない区間が、外側区間52を包囲していてもよい。
また、内側区間50のうち被包囲加熱部24を包囲する部分の形状は、螺旋形に限定されない。外側区間52のうち内側区間50を包囲する部分の形状も同様である。
また、上述した実施形態では、内側区間50の螺旋形部分と外側区間52の螺旋形部分との間に金属筒54が配置されている場合について説明した。しかしながら、金属筒54は必ずしも必要ではない。たとえば、金属筒54に代えて、金網が設けられていてもよい。あるいは、内側区間50の螺旋形部分と外側区間52の螺旋形部分との間は空洞であってもよい。
10 加熱装置
20 加熱炉本体
22 炉内加熱部
24 被包囲加熱部
26 管路
28 反応器
30 炉外加熱部
32 合流部
34 板状支持部
36 送熱用開口部
38 調節シャッター
40 送熱用ファン
42 扉部
50 内側区間
52 外側区間
54 金属筒
60 微粒子製造装置
70 対象流体用タンク
72 対象流体用ポンプ
74 第1タンク
76 第1ポンプ
78 第2タンク
80 第2ポンプ
82 冷却部
84 回収容器

Claims (2)

  1. 加熱炉本体と、
    前記加熱炉本体の内外に通され、かつ、対象流体が流れる管路と、
    前記加熱炉本体内に設けられ、前記管路を加熱する炉内加熱部とを備える加熱装置であって、
    前記加熱装置は、前記加熱炉本体内に設けられる、被包囲加熱部をさらに備え、
    前記管路は、
    前記被包囲加熱部を包囲し、前記被包囲加熱部によって加熱される内側区間と、
    前記内側区間に通じており、前記内側区間を包囲し、かつ、前記炉内加熱部に加えて前記被包囲加熱部により加熱される外側区間とを有しており、
    前記炉内加熱部が、前記内側区間から見て前記外側区間のさらに外側に配置されていることを特徴とする加熱装置。
  2. 前記被包囲加熱部が熱を放出する柱形部分を有しており、
    前記内側区間が、前記被包囲加熱部の柱形部分を包囲する内側螺旋形部分を有しており、
    前記外側区間が、前記内側螺旋形部分を包囲する外側螺旋形部分を有していることを特徴とする請求項1に記載の加熱装置。
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