JP5536416B2 - 吊支式ドア装置 - Google Patents

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本発明は、例えばトイレブースの前面開口部を開閉する吊支式ドア装置に関する。
トイレブースに設けられる吊支式ドア装置または通常の引戸装置の中には、ドアや引戸を、常時開または閉方向に付勢する付勢手段を備えたものがあり、この付勢手段としては、例えば特許文献1〜3に記載されているように、渦巻きばねと、これにより巻き取られる索条とからなる巻取装置や、特許文献4に記載されているように、コンストンばねと称される、帯状の薄板ばねを渦巻状に巻き付けて形成された定トルクばねよりなる巻取装置、または、この定トルクばねと、これにより巻き取られる索条とからなる巻取装置などがある。
特公昭57−30952号公報 実公平3−50231号公報 特開2007−120142号公報 特許第3871161号公報
上記特許文献1及び2に記載されているものは、渦巻きばねの枢軸がドア及びガイドレールと直交する方向を向いているので、渦巻きばねにより索条を巻取る巻取プーリー、及びそれを取り付けるための取付部材等の上下寸法が大となり、ドア枠やドアの上部を移動可能にガイドするレールに、巻取装置取付け用の大きなスペースを確保する必要があり、ドア枠やレールが大型化する。
特許文献3に記載のものにおいては、巻取装置がドアの上端部に設けた収納空間に収容されているので、上述のような問題が生じることはないが、ドアの厚さが大となるとともに、巻取装置の取付けやメンテナンス作業等が面倒であり、また、ドアに加工を施す必要があるので、コストが増大する。
特許文献4に記載のものにおいては、付勢手段に、定トルクばねと索条とからなる巻取装置を用いており、かつ薄板ばねを巻き付けたドラム及び索条を巻き取る巻取プーリーの枢軸が、上下方向を向いているので、特許文献1、2の巻取装置に比して、その上下寸法を小としうる利点がある。
しかし、薄板ばねは、上下方向を向く枢軸回りに回転するドラムに垂直に巻き付けられ、かつ索条を巻き取る巻取プーリーは、上記ドラムの枢軸の下端部に、ドアのガイドレールの端面と対向するように軸着され、索条がガイドレールの内部空間を挿通するようにされているので、必然的に、巻取装置及びこれをガイドレールに取付けるためのブラケットは、ガイドレールの上面よりも上方に突出することとなる。
このようになると、巻取装置が外部から露見されて体裁が悪くなるので、ガイドレールを支持している前面板や側面板の上下寸法を、巻取装置が隠蔽される高さまで大とする必要があり、前面板や側面板が大型化したり、それらの製造コストが増大したりする。
また、索条の端部が、ドアの上端に取付けた走行吊支装置における上下方向を向く軸の上端に取付けられているので、ドアを開閉する際の安定性にもやや欠ける。
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたもので、その第1の目的は、ドアを開または閉方向に付勢する付勢手段の上下寸法を小として、これを、ドアのガイドレールにコンパクトに取付けうるようにした吊支式ドア装置を提供することにあり、第2の目的は、付勢手段の取付けやメンテナンス作業等を容易に行いうるようにした吊支式ドア装置を提供することにあり、第3の目的は、ドアを安定よく移動させうるようにした吊支式ドア装置を提供することにある。
本発明によると、上記課題は、次の各項のようにして解決される。
(1)ドアにより開閉可能な開口部の上端部に、下向きコ字状断面をなすガイドレールを架設し、前記ドアの上端部に取付けた複数の走行吊支装置を、前記ガイドレールにより支持することにより、ドアを、ガイドレールにより長手方向に沿って移動しうるように吊支し、かつ前記ドアを常時開または閉方向に付勢する付勢手段を備えてなる吊支式ドア装置において、
前記付勢手段は、上下寸法が前記ガイドレールの上下寸法とほぼ等しいケース内に垂直の枢軸回りに回転するように収容され、かつ外周面に、索条が、その一端部を止着して巻回された巻取ドラムと、この巻取ドラムの内部に収容され、かつ前記索条を巻き取るように、前記巻取ドラムに回転付勢力を付与する渦巻ばねとを備える巻取装置よりなり、前記ガイドレールの長手方向の一方の開口端部内に、前記ケースの側面に突設した嵌合突部を嵌着することにより、前記巻取装置を、前記ガイドレールにおける前記ドアを開く方向または閉じる方向の端部に装着し、前記走行吊支装置は、ドアの上端部に取付けられた垂直の吊支杆と、この吊支杆の上端部に取付けられ、ガイドレール内を長手方向に移動可能なドア吊支部材と、このドア吊支部材に取付けた、ガイドレールと直交する方向を向く水平支軸の両端部に枢嵌され、ガイドレールにおける両内向水平片の上面に沿って転動する1対の吊支車輪と、前記ドア吊支部材に、ガイドレールの長手方向に離間するように上端部が固定された1対の垂直軸の下端部に枢嵌され、外周面がガイドレールの両内向水平片の対向面に摺接可能な1対のガイドローラとを備え、前記巻取ドラムより繰り出された前記索条の他端部を、前記ガイドレール内に挿通させて、前記ドアを付勢する方向の最側端部側に位置する前記ガイドローラにおける垂直軸に連結する。
このような構成とすると、索条が巻回された巻取ドラムは、ガイドレールの上下寸法とほぼ等しい上下寸法とされたケース内に、垂直の枢軸回りに回転するように収容され、かつケースの側面に突設した嵌合突部をガイドレールの開口端部内に直接嵌着するのみで、巻取装置をガイドレールの一端部に装着しているので、ブラケットをガイドレールに取付けたり、ガイドレールに特別な加工を施したりすることなく、巻取装置をガイドレールにコンパクトに取り付けることができるとともに、巻取装置やガイドレールの上下寸法を最小限としうる。
また、走行吊支装置の姿勢を安定させて走行させることができ、ドアを開閉する際のぐらつきが防止されて、ドアを安定よく移動させることができる。
(2)上記(1)項において、索条の他端部に、ガイドローラの外径より大としたループ状部を形成し、このループ状部を、ガイドローラに下方より挿通して、ガイドローラよりも小径の垂直軸に掛止する。
このような構成とすると、走行吊支装置をドアやガイドローラから取り外すことなく、ループ状部を、ガイドローラの下方から垂直軸に、着脱可能として容易に掛止することができ、巻取装置のみをガイドレールより取外して、そのメンテナンス等を容易に行うことができる。
また、垂直軸はガイドローラよりも小径をなし、かつ索条には巻取ドラムにより引張り力が作用しているので、垂直軸にループ状部を掛止した後には、外れる恐れはない。
また、走行吊支装置に、索条の他端部を連結するための部材を取り付けたり、特別な加工を施したりする必要がないので、部品点数やコストが削減される。
(3)上記(1)または(2)項において、巻取装置を装着した側のガイドレールの側端部内に、走行吊支装置を停止させるストッパ部材と、ガイドレールに沿って転動する吊支車輪の上面に接触することにより、上向きに弾性変形し、それによる下向き反発力により、吊支車輪に制動力を付与するようにした板ばねとを、この板ばねが前記ストッパ部材の前方に位置するように、かつそれらの下方に、索条を挿通しうる空間が形成されるようにして設ける。
このような構成とすると、走行吊支装置がストッパ部材に当接する前に、板ばねが吊支車輪に接触して、走行吊支装置に制動力が働くので、これがストッパ部材に強く当接する恐れはなく、かつ解放端または閉塞端付近において、ドアがゆっくりと移動するようになる。
また、ストッパ部材とばね板の下方には、索条が挿通しうる空間が形成されているので、索条がストッパ部材やばね板と干渉する恐れがない。
本発明によれば、ドアを開または閉方向に付勢する付勢手段である巻取装置の上下寸法を小として、これを、ドアのガイドレールにコンパクトに取付けうるようにした吊支式ドア装置を提供することができる。
本発明の一実施形態を備えるトイレブースの平面図である。 同じく、トイレブース上部の拡大斜視図である。 図1のトイレブースの後部付近の拡大平面図である。 図3のIV−IV線に沿う拡大縦断面図である。 図4のVーV線に沿う拡大縦断面図である。 板ばねの拡大平面図である。
以下、本発明の一実施形態を、図面に基づいて説明する。
図1は、本発明の吊支式ドア装置を備えるトイレブースWを二つ並設したものの平面図、図2は、右側のトイレブースWの上部の斜視図で、左右のトイレブースWは、3枚の側板1と後壁2により仕切られ、各側板1の前端に取付けた短寸の前面板3の対向面間は大きく解放され、トイレブースWの使用者が出入り可能な前面開口部4となっている。
各トイレブースWの左側の側板1、1の上端部と、各前面板3の対向部の上端部とには、平面視ほぼ半円状のガイドレール5、5が、右半部が前面開口部4の前方に突出するようにして、複数の支持ブラケット6により水平に取付けられている。
両ガイドレール5には、後記する複数の走行吊支装置8を介して、ガイドレール5とほぼ同じ曲率半径の円弧状のドア7が、ガイドレール5に沿って移動しうるように吊支されている。ドア7は、ほぼ1/4円弧状をなし、前面開口部4を閉塞しうる長さを有している。なお、図1の左側のドア7は、前面開口部4を閉じた状態を、右側のドア7は、前面開口部4を解放した状態をそれぞれ示している。
図3〜図5に示すように、ガイドレール5は、下端に互いに対向する1対の内向水平片5a、5aを有する概ね下向きコ字状断面をなし、長手方向の両端は開口されている。ガイドレールの外側片5bの下端には、後記する吊支杆9の一部やその固定ナット17、トイレブースWの内部等を前方から目隠しする目隠し片5cが下向き突設されている。
ガイドレール5内には、複数(例えば2個)の走行吊支装置8が収容されている。この走行吊支装置8は、下半部が雄ねじ部9aとなっている垂直の吊支杆9と、この垂直杆9の上端部に固着された、上面が開口する横長ケース状のドア吊支部材10と、ドア吊支部材10の中間部にこれを貫通するようにして固着された、ガイドレール5と直交する方向の水平支軸11の両端部に回転自在に枢嵌され、下面がガイドレール5の両内向水平片5aの上面に沿って転動する1対の吊支車輪12、12と、ガイドレール5の長手方向に離間するようにして、上端部が、ドア吊支部材10の底片10aの両側端部にナット13により固定された短寸の垂直軸14、14と、それらの下端部に回転自在に枢嵌され、かつガイドレール5の両内向水平片5aの対向面間において、いずれかの対向面に接触して転動する1対のガイドローラ15、15とを備えている。
吊支杆9の下部の雄ねじ部9aは、ドア7の上部に形成された上方に開口するめねじ孔16に螺挿され、雄ねじ部9aの上端部に螺合したをナット17により回り止めして固定することにより、ドア7は、複数の走行吊支装置8により吊支されている。
図3及び図4に示すように、ガイドレール5の後端部、すなわち、ドア7が開かれる方向側の長手方向の端部には、ドア7を常時開く方向に付勢する付勢手段である巻取装置18が嵌着されている。
この巻取装置18は、ガイドレール5の上下寸法とほぼ等しい上下寸法をなし、上下の開口面にカバー19が取外し可能に止着された箱状のドラムケース20と、このドラムケース20のガイドレール5側の側面の側端部に固着された、ガイドレール5の側端部内にがたなく嵌合可能な、ドラムケース20の幅の概ね半分の大きさの中空箱状の嵌合突部21と、ドラムケース20内に、垂直軸22回りに回転自在に収容され、かつ内部に設けた公知の渦巻ばね(図示略)により、後記索条26を常時巻き取る方向に回転付勢される巻取ドラム23と、嵌合突部21の中央部内に、垂直軸24回りに回転自在に収容された溝付きのガイドプーリ25とを備えている。
嵌合突部21をガイドレール5の開口端部に嵌合し、ガイドレール5の上面より挿入した固定ねじ26を、嵌合突部21の上壁を挿通して、垂直軸24の上端部に螺着することにより、巻取装置18は、ガイドレール5に、脱落が防止されて取り付けられている。なお、嵌合突部21をガイドレール5の開口端部に圧嵌すれば、固定ねじ26は省略することもできる。
このように、ドラムケース20の側端部に突設した嵌合突部21をガイドレール5の開口端部に嵌合させて、巻取装置18をガイドレール5に装着すると、ドラムケース20及び巻取ドラム23の垂直軸22が、ガイドレール5の中心から外方に偏倚するので、巻取ドラム23の内方の外周面、すなわち、後記する索条27を巻き取る側の外周面を、ガイドローラ15の垂直軸14及びガイドプーリ25と対向させ易くなる。
また、巻取ドラム23より繰り出される後記する索条27を、ガイドプーリ25を介して配索することにより、巻取ドラム23の位置が偏倚していても、ガイドレール5の幅方向の中央部を挿通して、ほぼ直線的に垂直軸14に掛止することができる。
さらに、ドラムケース20も外方に偏倚し、トイレブースWの中央部側に突出しないので、体裁がよくなる。
巻取ドラム23には、例えば引張強度の高いポリアミド等の合成樹脂繊維よりなる可撓性の索条27が、その一端部を固定して巻回され、索条27の他端部には、円形に丸められたループ状部27aが形成されている。
図3及び図4に示すように、巻取ドラム23より繰り出された索条27は、ガイドプーリ25の外方の溝付き外周面を介して、他端部のループ状部27aが、最後部であるドア7を開く方向側の側端部に装着した走行吊支装置8における後部側のガイドローラ15の垂直軸14に、ガイドレール5の下端部内において索条27がほぼ水平となるようにして掛止されている。
なお、ループ状部27aの大きさは、ガイドローラ15の外径よりも若干大とされ、走行吊支装置8をドア7やガイドローラ15から取り外すことなく、ループ状部27aを、ガイドローラ15の下方から垂直軸14に、着脱可能として容易に掛止しうるようになっている。このようにすると、巻取装置18のみをガイドレール5より取外して、そのメンテナンス等を容易に行うことができる。垂直軸14にループ状部27aを掛止した後は、索条27に、巻取ドラム23による引張り力が常時作用するので外れる恐れはない。
ガイドレール5の後端部内には、ドア7を開位置で停止させるストッパ部材28と、その前方に大きく突出する板ばね29とが、巻取装置18の嵌合突部21に当接または近接するようにして収容され、ストッパ部材28と板ばね29は、後端部をストッパ部材28の上面に載置した板ばね29がガイドレール5内の上面に当接するように、かつストッパ部材28の下面とガイドレール5の両内向片5aの上面との間に、前記索条27が余裕をもって移動可能な空間が形成されるようにして、ガイドレール5の上面より挿入した固定ねじ30により固定されている。
ストッパ部材28は、例えば硬質ゴムよりなり、前端部に上下方向を向く貫通孔28aを設けることにより、弾性変形し易くしてある。図6の拡大平面図にも示すように、板ばね29のほぼ前半部には、二股状に分岐するばね片29a、29aが形成され、これらのばね片29aの下面は、走行吊支装置8の1対の吊支車輪12、12の上面に摺接するようになっている。なお、両ばね片29aの後部側は、無負荷状態では、吊支車輪12の上面の走行軌跡よりも下方に位置するとともに、前端部は、吊支車輪12が進入しうるように上向きに傾斜している。
ドア7を前面開口部4を閉じる位置まで移動させると、最後部の走行吊支装置8における後部側のガイドローラ14の垂直軸14に掛止されている索条27は、巻取ドラム23から、一定の引張り力を付与された状態で繰り出される。
閉位置において施錠装置を解除すると、巻取ドラム23により索条27が巻き取られる際の引張り方向の付勢力により、ドア7は、図1の右側のトイレブースの位置及び図3、図4に示す解放位置まで自動的に引き戻される。
ドア7が後限付近まで移動すると、図4に示すように、1対の吊支車輪12の上面が、板ばね29における二股状のばね片29aの下面に接触し、ばね片29aは上向き弾性変形させられる。この際のばね片29aの下向き反発力により、吊支車輪12に制動力が作用し、ドア7がゆっくり閉じられるようになる。
ドア7が後限位置まで移動すると、走行吊支装置8のドア吊支部材10の後面が、ストッパ部材28の前面に当接し、これを若干弾性変形させることにより、ドア7は、緩衝作用を伴って停止させられる。
以上説明したように、上記実施形態の吊支式ドア装置においては、ガイドレール5の上下寸法とほぼ等しい上下寸法とされた巻取装置18における幅の小さな嵌合突部21部を、ガイドレール5の開口端部内に直接嵌合しているので、ブラケットをガイドレール5に取付けたり、ガイドレール5に特別な加工を施したりする必要はなく、巻取装置18をガイドレール5の端部に、コンパクトに取り付けることができる。
また、巻取ドラム23を垂直軸22回りに回転しうるようにし、かつ巻取ドラム22における索条27の巻き取り側の外周面を、ガイドプーリ25、及び走行吊支装置8におけるガイドローラ15の短寸をなす垂直軸14とほぼ対向させて、索条27がガイドレール5内の幅方向の中央下部を挿通するようにし、索条27のループ状部27aを垂直軸14に掛止しているので、巻取装置18やガイドレール5の上下寸法を最小限としうる。
さらに、索条27の端部であるループ状部27aを、ガイドレール5内の幅方向の中央下部を挿通して、最後部の吊支走行装置8における後部側のガイドローラ15の短寸の垂直軸14に、索条27がほぼ水平をなすようにして掛止してあるので、走行吊支装置8の姿勢を安定させて走行させることができる。その結果、ドア7を開閉する際のぐらつきも防止されるので、ドア7を安定よく移動させることができる。
上記実施形態においては、本発明を、ドア7を常時開く方向に付勢するようにしたものについて説明したが、ドア7を常時閉じる方向に付勢するものについても適用することができる。この際には、巻取装置18を、上記とは反対に、ガイドレール5の前部側の端部、すなわち、ドア7を閉じる方向の開口端部に装着し、索条27の端部は、前部側の走行吊支装置8における前側のガイドローラ15の垂直軸14に掛止すればよい。
本発明は、上記のように、ガイドレール5及びドア7が円弧状をなすもの以外に、通常の直線状のガイドレール、及びそれにより吊支された平板状のドアを備えるトイレブースにも適用することができる。
また、トイレブースのドア以外に、各種の引戸等にも適用することができる。
1 側板
2 後壁
3 前面板
4 前面開口部
5 ガイドレール
5a内向水平片
5b外側片
5c目隠し片
6 支持ブラケット
7 ドア
8 走行吊支装置
9 吊支杆
9a雄ねじ部
10 ドア吊支部材
10a底片
11 水平支軸
12 吊支車輪
13 ナット
14 垂直軸
15 ガイドローラ
16 めねじ孔
17 ナット
18 巻取装置
19 カバー
20 ドラムケース
21 嵌合突部
22 垂直軸(枢軸)
23 巻取ドラム
24 垂直軸
25 ガイドプーリ
26 固定ねじ
27 索条
27aループ状部
28 ストッパ部材
28a貫通孔
29 板ばね
29aばね片
30 固定ねじ
W トイレブース

Claims (3)

  1. ドアにより開閉可能な開口部の上端部に、下向きコ字状断面をなすガイドレールを架設し、前記ドアの上端部に取付けた複数の走行吊支装置を、前記ガイドレールにより支持することにより、ドアを、ガイドレールにより長手方向に沿って移動しうるように吊支し、かつ前記ドアを常時開または閉方向に付勢する付勢手段を備えてなる吊支式ドア装置において、
    前記付勢手段は、上下寸法が前記ガイドレールの上下寸法とほぼ等しいケース内に垂直の枢軸回りに回転するように収容され、かつ外周面に、索条が、その一端部を止着して巻回された巻取ドラムと、この巻取ドラムの内部に収容され、かつ前記索条を巻き取るように、前記巻取ドラムに回転付勢力を付与する渦巻ばねとを備える巻取装置よりなり、前記ガイドレールの長手方向の一方の開口端部内に、前記ケースの側面に突設した嵌合突部を嵌着することにより、前記巻取装置を、前記ガイドレールにおける前記ドアを開く方向または閉じる方向の端部に装着し、前記走行吊支装置は、ドアの上端部に取付けられた垂直の吊支杆と、この吊支杆の上端部に取付けられ、ガイドレール内を長手方向に移動可能なドア吊支部材と、このドア吊支部材に取付けた、ガイドレールと直交する方向を向く水平支軸の両端部に枢嵌され、ガイドレールにおける両内向水平片の上面に沿って転動する1対の吊支車輪と、前記ドア吊支部材に、ガイドレールの長手方向に離間するように上端部が固定された1対の垂直軸の下端部に枢嵌され、外周面がガイドレールの両内向水平片の対向面に摺接可能な1対のガイドローラとを備え、前記巻取ドラムより繰り出された前記索条の他端部を、前記ガイドレール内に挿通させて、前記ドアを付勢する方向の最側端部側に位置する前記ガイドローラにおける垂直軸に連結したことを特徴とする吊支式ドア装置。
  2. 索条の他端部に、ガイドローラの外径より大としたループ状部を形成し、このループ状部を、ガイドローラに下方より挿通して、ガイドローラよりも小径の垂直軸に掛止してなる請求項記載の吊支式ドア装置。
  3. 巻取装置を装着した側のガイドレールの側端部内に、走行吊支装置を停止させるストッパ部材と、ガイドレールに沿って転動する吊支車輪の上面に接触することにより、上向きに弾性変形し、それによる下向き反発力により、吊支車輪に制動力を付与するようにした板ばねとを、この板ばねが前記ストッパ部材の前方に位置するように、かつそれらの下方に、索条を挿通しうる空間が形成されるようにして設けてなる請求項1または2に記載の吊支式ドア装置。
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