JP5534948B2 - 画像処理装置及びその制御方法 - Google Patents

画像処理装置及びその制御方法 Download PDF

Info

Publication number
JP5534948B2
JP5534948B2 JP2010124565A JP2010124565A JP5534948B2 JP 5534948 B2 JP5534948 B2 JP 5534948B2 JP 2010124565 A JP2010124565 A JP 2010124565A JP 2010124565 A JP2010124565 A JP 2010124565A JP 5534948 B2 JP5534948 B2 JP 5534948B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image
image processing
image data
still
thumbnail
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2010124565A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2011254129A5 (ja
JP2011254129A (ja
Inventor
英一 松崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP2010124565A priority Critical patent/JP5534948B2/ja
Publication of JP2011254129A publication Critical patent/JP2011254129A/ja
Publication of JP2011254129A5 publication Critical patent/JP2011254129A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5534948B2 publication Critical patent/JP5534948B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Description

本発明は、画像処理装置及びその制御方法に関する。
近年、映像圧縮技術の進歩により放送電波のデジタル化が図られ、デジタルテレビ信号を放送電波にのせて伝送するデジタル放送が急速に普及している。デジタル放送は、有効走査線数が480本である標準テレビフォーマットから1080本である高精細度テレビフォーマット(FHD)まで対応している。このようなデジタル放送に対応する放送受信装置では、1080本のデジタルテレビ信号を受信した状態のまま表示できる表示装置を備え、画像処理回路も高精細度テレビフォーマットまでの映像信号に対応した構成が一般的となっている。
一方、2000万画素を超える解像度の静止画像データを生成可能なデジタルカメラがある。画像サイズがFHDサイズを超える映像信号を上記放送受信装置で処理するには、別途画像処理回路を設けることで、より高い解像度の映像信号に対する処理を可能にする必要がある。若しくは、事前に専用回路を用いて解像度をFHDの解像度にダウンコンバートすることで、FHDの映像信号に対応した画像処理回路で処理可能とする必要がある。
また、回路の増加を避けることを目的として、静止画像データの縮小処理や絵作り処理と、動画像データに対する画像処理とを共通の処理回路で行う技術が提案されている(例えば特許文献1参照)。特許文献1には、動画像データを処理する回路において、処理可能な解像度を超える静止画像データを処理する場合に、該静止画像データを処理可能な解像度の分割データに分割して処理する方法が開示されている。
動画像データ用の処理回路を流用した静止画像データに対する画像処理は、ユーザが映像を視聴中に行うことが有効である。例えば、画像サイズがFHDサイズを超えるJPEGデータの画像サイズをFHDサイズに縮小処理する場合、ユーザが視聴している映像から次に表示するであろうJPEGデータを判断し、該JPEGデータをあらかじめ先読みして縮小しておけばよい。それにより、そのJPEGデータに基づく映像(JPEG画像)を表示する指示があった時点で即座に縮小したJPEG画像を表示することができ、効率的な画像処理が実現できる。
特開平11−355773号公報
しかしながら、動画像データに対する画像処理と静止画像データに対する画像処理を共通の処理回路で行う構成では、動画像データと静止画像データの両方を同時に処理することはできない。即ち、動画像データの表示中に静止画像データの解像度変換処理や高画質化処理を行うことはできない。また、静止画像データの画像処理中に、動画像データを表示することはできない。
そのため、動画像データに基づく映像(動画像)を表示中にバックグラウンドで静止画像データに対する処理を行うと、動画像のフレームを更新することができなくなる。その結果、静止画像データに対する処理の間、同一の画像(フレーム)が継続して表示(フリ
ーズ出力)されることになる。
このようなフリーズ出力は、動画像を視聴するユーザに違和感やストレスを与えてしまう。しかしながら、フリーズ出力をしなければ、動画像の表示中にバックグラウンドで静止画像データに対する画像処理を行うことができず、効率的に画像処理を行うことができない。
本発明は、共通の画像処理回路を用いて、動画像データに対する画像処理のバックグラウンドで他の画像データに対する画像処理を動画像の表示に支障をきたすことなく実行するための技術を提供することを目的とする。
本発明の画像処理装置は、共通の画像処理回路を用いて、動画像データに対する画像処理他の画像データに対する画像処理を行う画像処理装置であって、複数の画像データを記憶する記憶媒体から取得した複数の画像データから複数のサムネイル画像を生成し、複数のサムネイル画像を並べたサムネイル一覧画像の一覧画像データを生成する生成手段と、画像処理の対象である前記動画像データである前記一覧画像データから、映像の動きの無い静止シーンまたは静止領域を検出する検出手段と、前記サムネイル一覧画像に含まれる少なくともいずれかのサムネイル画像に対応する画像データに対する画像処理の指示を出す指示手段と、前記検出手段の検出結果に基づいて、前記画像処理回路で実行する画像処理を、前記動画像データに対する画像処理と前記サムネイル画像に対応する画像データに対する画像処理との間で切り替える制御を行う制御手段と、を有し、画像処理の対象となる前記一覧画像データから前記静止シーンまたは静止領域が検出され、かつ、前記指示手段により前記サムネイル画像に対応する画像データに対する画像処理の指示が出された場合に、前記制御手段は、前記一覧画像データの前記静止シーンまたは静止領域に対する画像処理を省略して、その空き時間を前記サムネイル画像に対応する画像データに対する画像処理に割り当てるように前記画像処理回路を制御することを特徴とする。
本発明の画像処理装置の制御方法は、共通の画像処理回路を用いて、動画像データに対する画像処理他の画像データに対する画像処理を行う画像処理装置の制御方法であって、複数の画像データを記憶する記憶媒体から取得した複数の画像データから複数のサムネイル画像を生成し、複数のサムネイル画像を並べたサムネイル一覧画像の一覧画像データを生成する生成ステップと、画像処理の対象である前記動画像データである前記一覧画像データから、映像の動きの無い静止シーンまたは静止領域を検出する検出ステップと、前記サムネイル一覧画像に含まれる少なくともいずれかのサムネイル画像に対応する画像データに対する画像処理の指示を出す指示ステップと、前記検出ステップでの検出結果に基づいて、前記画像処理回路で実行する画像処理を、前記動画像データに対する画像処理と前記サムネイル画像に対応する画像データに対する画像処理との間で切り替える制御を行う制御ステップと、を有し、画像処理の対象となる前記一覧画像データから前記静止シーンまたは静止領域が検出され、かつ、前記指示ステップにより前記サムネイル画像に対応する画像データに対する画像処理の指示が出された場合に、前記制御ステップでは、前記一覧画像データの前記静止シーンまたは静止領域に対する画像処理を省略して、その空き時間を前記サムネイル画像に対応する画像データに対する画像処理に割り当てるように前記画像処理回路を制御することを特徴とする。
本発明によれば、共通の画像処理回路を用いて、動画像データに対する画像処理のバックグラウンドで他の画像データに対する画像処理を動画像の表示に支障をきたすことなく実行することができる。
実施例1,2に係る画像処理装置の機能構成を示すブロック図。 実施例1に係る静止検出部の機能構成の一例を示すブロック図。 サムネイルリスト画像の一例を示す図。 メニュー付きサムネイルリスト画像の一例を示す図。 実施例1に係るJPEG先読み処理の一例を示すタイミングチャート図。 実施例2に係る静止検出部の機能構成の一例を示すブロック図。 実施例2に係るJPEG先読み処理の一例を示すタイミングチャート図。 実施例3に係る画像処理装置の機能構成を示すブロック図。
<実施例1>
以下、本発明の実施例1に係る画像処理装置及びその制御方法について説明する。本実施例に係る画像処理装置は、共通の画像処理回路を用いて、動画像データに対する画像処理のバックグラウンドで他の画像データに対する画像処理を行う。本実施例では他の画像データが静止画像データである場合について説明するが、他の画像データは動画像データであってもよい。
図1は、本実施例に係る画像処理装置の機能構成を示すブロック図である。
図1において、符号101は、表示する画像データの生成、制御を行う表示制御部を示す。表示制御部101は、例えば、ユーザ操作や保持された映像コンテンツの管理、装置全体の制御を行う。表示制御部101は、表示映像生成部102、映像出力部103、メモリ104、CPU(Central Processing Unit)105、操作入力部106、制御コマンド通信部107、バス108などを有する。
CPU105は、主にソフトウェアによって行われる制御、動作を担う。
メモリ104は、プログラムデータ、画像データを格納する。
バス108は、各機能ブロック間のデータやコマンドの伝送を仲介するバスである。
操作入力部106は、リモートコントローラ(以下、リモコンと呼ぶ)110からのユーザ操作を受け付け、ユーザ操作の内容(ユーザからの指示)に応じた信号をバス108に出力する。
コンテンツ保持部109は、画像データ(静止画像データ、動画像データ)を記憶する記憶媒体である。コンテンツ保持部109は、画像処理装置に内蔵された記憶媒体であってもよいし、着脱可能な外付けの記憶媒体であってもよい。コンテンツ保持部109としては、例えば、磁気ディスク、光ディスク、不揮発性メモリ等を利用できる。
表示制御部101は、ユーザからの指示に応じて、コンテンツ保持部109から画像データを読み出し、画像処理部111に送る。なお、画像処理部111に送る画像データは、コンテンツ保持部109に格納されたものに限らない。例えば、放送されている画像データやビデオ再生装置からの画像データであってもよい。
表示映像生成部102は、コンテンツ保持部109からの画像データを用いて、所定の画像データを生成する。表示映像生成部102は、例えば、サムネイルリスト画像、メニュー画像などの画像データ(動画像データ)を生成する。
映像出力部103は、表示映像生成部102で生成された動画像データやコンテンツ保持部109に格納された動画像データ、コンテンツ保持部109に格納された静止画像データを画像処理部111に出力する。具体的には、動画像データは動画像データバス121を経由して画像処理部111に出力され、静止画像データはJPEGデータバス122を経由して画像処理部111に出力される。本実施例では、静止画像データがJPEG圧縮されたJPEGデータであるものとするが、これに限定するものではない。例えば、静止画像データは、PNG,JPEG,GIF,BMP,TIFFなどの形式の画像データであってもよい。
制御コマンド通信部107は、画像処理部111と表示制御部101が連携するための制御コマンドを後述するCPU116へ出力する。連携動作とは、例えば、表示制御部101から出力される画像データの種類、内容などに応じて、画像処理部111が動作する
ことである。
画像処理部111は、表示制御部101から画像データを受け取り、該画像データに解像度変換処理、高画質化処理などの画像処理を施して最終的に表示部123で表示する画像データを生成する。例えば、映像出力部103からの入力動画像データに対しては、1秒間に60枚または120枚で送られてくる各フレームに対して、解像度変換処理や高画質化処理を施す。静止画像データに対しては、例えば、画像サイズが表示部123で表示可能なサイズ(本実施例ではFHDサイズ)を超える静止画像データの画像サイズをFHDサイズに縮小する処理を施す。
映像出力部103からの入力動画像データは、静止検出部112、高画質化処理部114を通って画像出力用フレームメモリ119に格納される。静止検出部112の機能については、後に詳述する。高画質化処理部114では、画像データをユーザにとってより望ましい画質で表示するために、表示部123の表示能力に応じて、画像データの画像サイズの変更(画像の拡大や縮小)や、輝度情報や色情報の変換処理を行う。
JPEGデータは、JPEGデコード部117でデコードされる。デコードされたJPEGデータは、画像処理用フレームメモリ118に格納される。JPEGデータの画像サイズがFHDサイズを超える場合、JPEGデータの画像サイズは表示部123の表示能力に合わせてFHDサイズまで縮小される(縮小処理)。本実施例では、JPEGデータに対し、動画像データ用のリソースである高画質化処理部114を流用して上記縮小処理や、輝度情報や色情報の変換処理が行われる。
しかしながら、このような画像処理回路(高画質化処理部114)は表示部123で表示可能な画像サイズ(FHDサイズ)までの画像データしか処理することはできない。そこで、高画質化処理部114は、FHDサイズ以上のJPEGデータを縮小するために、画像処理用フレームメモリ118内からJPEGデータを処理可能なサイズ(分割データ)に分割して読み出し、分割データの縮小処理を行う。縮小処理された分割データ(縮小分割データ)は、再度画像処理用フレームメモリ118内に格納される。この分割、縮小処理を分割回数分繰り返し、画像処理用フレームメモリ118内で縮小分割データが結合される。以上のようにして、FHDサイズまでの画像データに対応した処理回路を流用してJPEGデータの画像サイズがFHDサイズに縮小処理される。
このように、本実施例では、動画像データと静止画像データは共通の処理回路(高画質化処理部114)で処理される。しかしながら、高画質化処理部114は、動画像データに対する処理を行っている間は、JPEGデータに対する処理を行うことができない。具体的には、動画像データのフレームが例えば1/60秒毎または1/120秒毎に更新され、フレーム毎に画像処理を行う必要がある場合は、JPEGデータの縮小処理の時間を確保することができない。
縮小処理が完了したFHDサイズのJPEGデータは、再度、高画質化処理部114に読み出され、画像出力用フレームメモリ119に格納される。
画像出力用フレームメモリ119は、画像処理された画像データを表示部123へ出力する(出力手段)。
表示部123は、入力された画像データを表示する表示装置である。表示部123としては、電子放出素子、液晶素子、プラズマ素子、有機EL素子などを有する表示装置を用いることができる。なお、表示部123は、画像処理装置の一部であってもよいし、画像処理装置とは別体の装置であってもよい。
静止検出部112は、画像処理の対象である入力動画像データ(動画像データバス121を介して入力される動画像データ)から映像の動きの無い静止シーンを検出する(検出
手段)。本実施例では、静止シーンとして映像の動きの無いフレーム(静止フレーム)を検出する。具体的には、静止検出部112に入力されたフレームAの画像データが静止判定用フレームメモリ113に記憶され、静止判定用フレームメモリ113から1つ前のフレームBの画像データが読み出される。静止検出部112は、フレームAとフレームBの画像データの差分から、フレームAが静止フレームか否かの判定を行う。静止検出部112での判定結果は静止判定信号として高画質化処理部114及び画像出力用フレームメモリ119に出力される。また、静止フレームから出力される静止判定信号は1フレーム遅延した信号となるため、静止検出部112は、フレームBを画像データとして高画質化処理部114に出力する。
CPU116は、画像処理部111の各機能を制御する。例えば、静止検出部112の検出結果に基づいて、高画質化処理部114(画像処理回路)で実行する画像処理を、動画像データに対する画像処理と静止画像データに対する画像処理との間で切り替える制御を行う(制御手段)。具体的には、画像処理の対象となる入力動画像データから静止シーンが検出された場合に、CPU116は、入力動画像データの静止シーン以外のシーンに対する画像処理を実行するように高画質化処理部114を制御する。そして、静止シーンに対する画像処理を省略して、その空き時間を静止画像データに対する画像処理に割り当てるように高画質化処理部114を制御する。本実施例では、画像処理の対象となる入力動画像データから静止フレームが検出された場合に、CPU116は、入力動画像データの静止フレーム以外のフレームに対する画像処理を実行するように高画質化処理部114を制御する。そして、静止フレームに対する画像処理を省略して、その空き時間を静止画像データに対する画像処理に割り当てるように高画質化処理部114を制御する。画像処理部111の各機能の制御は、表示制御部101と連携して行われる。CPU116は、制御コマンド通信部107からの制御情報を受け取り、該情報に従って動作することで連携動作を実現する。
図2は、静止検出部112の機能構成の一例を示すブロック図である。
符号1121は、画素毎に、入力されたフレームと静止判定用フレームメモリ113から読み出されたフレームとの画像データの差分を求める減算器を示す。減算器1121は、連続する2つのフレーム間の画素毎の輝度値の差分を算出する。
符号1122は、減算器1121にて算出された差分の絶対値を求める絶対値器を示す。
符号1123は、絶対値器1122にて求まった絶対値と所定の閾値th1(0よりも大きな所定の輝度値)とを比較する画素閾値フィルタ回路を示す。画素閾値フィルタ回路1123は、絶対値器1122で求まった絶対値が閾値th1よりも小さい場合に、その画素が映像の動きの無い画素(静止画素)であると判断して“0”を出力する。絶対値器1122で求まった絶対値が閾値th1以上である場合には、その画素が映像の動きのある画素(動き画素)であると判断して“1”を出力する。
符号1124は、画素閾値フィルタ回路1123から出力される“1” (動き画素)
の数を計数する画素カウンタを示す。画素カウンタ1124は、動画像データバス121を介して入力されるデータ有効信号(DataEnable)が有効な期間に計数処理を行う。計数した値は動画像データバス121を介して入力される垂直同期信号(VSync)によりクリアされる。
符号1125は、画素カウンタ1124にて計数された値と所定の閾値th2(例えば、10個)とを比較するフレーム閾値フィルタ回路を示す。フレーム閾値フィルタ回路1125は、画素カウンタ1124にて計数された値が閾値th2よりも小さい場合に、そのフレームが静止フレームであると判断して“1”を出力する。画素カウンタ1124にて計数された値が閾値th2以上である場合には、そのフレームが映像の動きのあるフレーム(動きフレーム)であると判断して“0”を出力する。また、フレーム閾値フィルタ
回路1125の判断は、画素カウンタ1124にて計数された値がVSyncによりクリアされる直前に行われる。フレーム閾値フィルタ回路1125の出力信号は、静止判定信号として静止検出部112から出力される。
次に、本実施例において表示される映像及び画像処理装置の動作の例について説明する。図3に本実施例で想定するサムネイルリスト画像の一例を示す。サムネイルリスト画像201では、コンテンツ保持部109が保持する静止画像データおよび動画像データの一覧を確認できるように、各画像データの縮小画像(サムネイル画像202〜213)が並んでいる。これらのサムネイル画像は元のJPEGデータやMPEGデータに関連付けられてコンテンツ保持部109内に格納されており、表示映像生成部102はサムネイル画像を組み合わせてサムネイルリスト画像を生成する。このサムネイルリスト画像の表示中は、動画像データに対応するサムネイル画像が、例えば1/15秒毎に更新されるものとする。
ユーザは、複数のサムネイル画像から一つを選択することができる。図3の例では、選択されているサムネイル画像はカーソル214で示される。ユーザは、リモコン110の上下左右ボタンを操作することにより、カーソル214の位置をサムネイルリスト画像201内の他のサムネイル画像の位置に移動させることができる。
ユーザは、所望のサムネイル画像の位置へカーソル214を移動した後、例えば、当該サムネイル画像に対応するJPEGデータに基づく映像を表示部123の画面全体に表示するための操作(全画面表示操作)を行う。
図4に、メニュー画像を含むサムネイルリスト画像(メニュー付きサムネイルリスト画像301)の一例を示す。メニュー付きサムネイルリスト画像301は、ユーザがサムネイル画像(図4の例ではサムネイル画像212)にカーソル214を移動させて、該サムネイル画像を選択する操作(例えば決定ボタンの操作)を行うことで表示される画像である。図4に示すメニュー画像の選択項目「OK」,「キャンセル」のうち、「OK」を選択するとサムネイル画像212に対応するJPEGデータに基づく映像を表示部123の画面全体に表示する処理(全画面表示処理)が行われる。ここで、サムネイル画像212に対応するJPEGデータの画像サイズはFHDサイズを超えるため、画像処理部111の処理回路を用いてFHDサイズに解像度変換され、高画質化処理される。
上記全画面表示処理の高速化には、JPEG先読み処理が有効である。JPEG先読み処理とは、JPEGデータを読み出してデコード(復号)及び縮小(解像度変換)する処理を、ユーザが「OK」を選択する前に予め行う処理である。例えば、カーソル214が合っているサムネイル画像212に対応するJPEGデータを、JPEG先読み処理の対象とする。ただし、サムネイルリスト画像の全てのサムネイル画像をJPEG先読み処理の対象とし、例えば左上のサムネイル画像202に対応するJPEGデータから順番にJPEG先読み処理を行っていってもよい。サムネイルリスト画像の表示中にJPEG先読み処理をしておけば、ユーザが静止画像の全画面表示操作を実行した際に、すでにFHDサイズに縮小処理されたJPEGデータが存在することとなる。そのため、待ち時間無く該JPEGデータに基づく映像を表示することができる。
しかしながら、JPEG先読み処理の間は、画像処理部111がJPEGデータに対する処理を行うため、動画像データを処理して表示することができない。このように、画像処理部111が動画像データの処理に替えて画像処理用フレームメモリ118内のJPEGデータの縮小処理を行う場合、表示部123の表示は、同一のフレームの画像データを出力し続けるフリーズ出力となる。この動作は、画像出力用フレームメモリ119内の1フレームの画像データを表示部123に出力し続けることで実現される。即ち、ユーザがリモコン110を操作してサムネイル画像を選択しようとしても、カーソル214が移動
しなかったり、メニュー画像302が表示されなかったりしてしまう。そこで、本実施例では、静止検出部112にて入力動画像データの静止シーンを検出し、静止シーンの処理を省略する。そして、その空き時間にJPEG先読み処理を行う。静止シーンでは映像の動きが無いため、静止シーンについてフリーズ出力しても動画像の表示に支障をきたすことは無い。
図5のタイミングチャート図に、本実施例に係る画像処理装置においてJPEG先読み処理が行われる様子を示す。
動画像データバス121には、垂直同期信号(VSync)、水平同期信号(HSync)、データ有効信号(DataEnable)、入力動画像データ、及び、入力動画像データに同期したクロック信号が表示制御部101から出力される。表示制御部101から出力される動画像データは、動きフレームだけで構成されているわけでなく、例えば、図3に示したようなサムネイルリスト画像201のように、1つ前のフレームに対して変化のない静止フレームを含むことがある。具体的には、サムネイルリスト画像内に動画像データに対応するサムネイル画像が含まれており、そのサムネイル画像が1/15秒毎に更新される場合、更新されない期間は前のフレームから変化がない静止フレームとなる。
静止検出部112は、表示制御部101から出力されるフレームが動きフレームであるか静止フレームであるかを判定し、その結果を高画質化処理部114及び画像出力用フレームメモリ119に出力する。一方、CPU116は、JPEG先読み処理の対象であるJPEGデータが画像処理用フレームメモリ118内にあることが表示制御部101から制御コマンド通信部107を介して通知される。そのような通知があると、CPU116は、高画質化処理部114及び画像出力用フレームメモリ119へ、処理対象のJPEGデータがあることを通知する(静止画処理命令)。
高画質化処理部114は、静止画処理命令が通知されているときに、静止検出部112から静止判定信号“1”が出力されると、動画像データに対する画像処理(動画処理)からJPEGデータに対する画像処理(静止画処理)へ画像処理を切り替える。そのとき、画像出力用フレームメモリ119は、表示部123へ同一のフレームの画像データを出力し続ける(フリーズ出力)。即ち、画像出力用フレームメモリ119は、静止シーンのデータとして、前フレームの当該静止シーンに対応するシーンのデータを出力する。本実施例では、静止フレームのデータとして、前フレームのデータを出力する。
高画質化処理部114は、上記JPEGデータに対する画像処理を完了すると、当該画像処理が完了したことをCPU116に通知する。そして、CPU116は、その通知に応じて静止画処理命令を解除する。
上述したように、高画質化処理部114が表示対象の動画像データ以外の画像データに対する画像処理を行っている間、表示部123での表示画像の更新は止まることとなる。しかしながら、本実施例では、入力動画像データが静止フレームのデータである期間に動画像データに対する画像処理に替えて他の画像データに対する処理(例えばJPEG先読み処理)が行われる。それにより、動画像の表示に影響を与えることなく(ユーザに違和感を与えることなく)、他の画像データに対する画像処理を行うことが可能となる。
なお、図5のタイミングチャート図では、高画質化処理部114がJPEGデータに対する画像処理を行うのに3フレームの期間を要し、静止検出部112にて検出される静止フレームが4フレーム連続する例を示した。ここで、JPEGデータの処理に4フレームの期間以上の期間を要する場合のように、検出された静止フレームが連続する期間がJPEGデータに対する処理に要する期間より短い場合には、次の静止フレームの検出を待ってJPEGデータの処理が再開される。
また、静止フレームか否かは、画素毎の動き情報から判定される。具体的には、図2に
示した通り、閾値th2よりも少ない数の画素が動き画素と判定されても、静止検出部112では静止フレームとして判定される。例えば、図3で示したサムネイルリスト画像201の中の一つのサムネイル画像が動画像であったとしても静止フレームと判断して、JPEG先読み処理を行うことが可能となる。具体的には、そのような構成は、サムネイルリスト画像201中の1つのサムネイル画像の画素数よりも少し大きな値を閾値th2として設定することで実現できる。
なお、本実施例では、高画質化処理部114及び画像出力用フレームメモリ119が、CPU116からの静止画処理命令と静止検出部112からの静止判定信号を受けてJPEG先読み処理を行う構成とした。しかしながら、構成はこれに限らない。例えば、CPU116が静止検出部112から静止判定信号を読み出し、静止画処理命令と静止判定信号の論理積(AND)の結果をVSyncに同期して出力する構成であってもよい。そして、高画質化処理部114及び画像出力用フレームメモリ119は、該論理積の結果に応じてJPEG先読み処理を行えばよい。
なお、本実施例では、JPEGデータの画像サイズをFHDサイズへ変換する解像度変換処理(縮小処理)をバックグラウンドで行う構成について説明したが、JPEGデータに対する処理は解像度変換処理に限らない。例えば、印刷用のデータに変換するための高画質化処理をバックグラウンドで行う構成であってもよい。
<実施例2>
実施例1では、フレーム単位で動画像データに対する画像処理と他の画像データに対する画像処理を切り替える構成について説明した。本実施例では、動画像データの領域毎に処理を切り替える例として、ライン毎に処理を切り替える構成について説明する。具体的には、本実施例では、画像処理の対象である入力動画像データから映像の動きの無いライン(静止ライン)の検出を行う。そして、画像処理の対象となる入力動画像データから静止ラインが検出された場合に、静止ラインのデータが入力されている間に他の画像データに対する画像処理を行う。ただし、動きのない静止ラインを検出する代わりに、動きのない静止領域を検出する場合にも適用可能である。
実施例2に係る画像処理装置の機能構成は実施例1(図1)と同様である。但し、本実施例では、静止検出部112が、画像処理の対象である入力動画像データから静止ラインの検出を行い、その検出結果を高画質化処理部114、及び、画像出力用フレームメモリ119へ出力する。そして、CPU116は、画像処理の対象となる入力動画像データから静止ラインが検出された場合に、入力動画像データの静止ライン以外のラインに対する画像処理を実行するように高画質化処理部114を制御する。そして、静止ラインに対する画像処理を省略して、その空き時間を他の画像データに対する画像処理に割り当てるように高画質化処理部114を制御する。即ち、高画質化処理部114は、CPU116から静止画処理命令が出力されている場合に、静止ラインに対する画像処理は行わずに、他の画像データに対する画像処理を行う。このとき、画像出力用フレームメモリ119は、表示部123へ、静止ラインのデータとして、前フレームの当該ラインに対応するラインのデータを出力する。その結果、画像出力用フレームメモリ119からは、静止ラインのデータとして、既に書き込まれているデータ(前フレームのデータ)が表示部123へ出力されることとなる(フリーズ出力)。そして、それ以外のラインに関してはフリーズ出力することなく更新されたデータが出力されることとなる。
図6は、本実施例に係る静止検出部112の機能構成の一例を示すブロック図である。実施例1(図2)と同じ機能については同じ符号を付し、説明は省略する。
符号1244は、画素閾値フィルタ回路1123から出力される“1”の数を計数する画素カウンタを示す。画素カウンタ1244は、動画像データバス121を介して入力されるデータ有効信号が有効な期間に計数処理を行う。計数した値は動画像データバス121を介して入力される水平同期信号(HSync)によりクリアされる。
符号1245は、画素カウンタ1244にて計数された値と所定の閾値th3とを比較するライン閾値フィルタ回路を示す。ライン閾値フィルタ回路1245は、画素カウンタ1244にて計数された値が閾値th3よりも小さい場合に、そのラインが静止ラインであると判断して“1”を出力する。画素カウンタ1244にて計数された値が閾値th3以上である場合には、そのラインが映像の動きのあるライン(動きライン)であると判断して“0”を出力する。また、ライン閾値フィルタ回路1245の判断は、画素カウンタ1244にて計数された値がHSyncによりクリアされる直前に行われる。
符号1246は、ライン閾値フィルタ回路1245から出力されるライン毎の動き判定結果を有効ライン数分(1フレーム分)保持するライン動き情報管理部を示す。ライン動き情報管理部1246は、VSyncのタイミングで、保持している上記判定結果を出力すると共にクリアする。ライン動き情報管理部1246の出力信号は、静止判定信号として静止検出部112から出力される。
図7のタイミングチャート図に、本実施例に係る画像処理装置においてJPEG先読み処理が行われる様子を示す。
静止検出部112は、表示制御部101から出力されるフレームに静止ラインがあるか否かを判定し、その結果を高画質化処理部114及び画像出力用フレームメモリ119に出力する。高画質化処理部114は、CPU116から静止画処理命令が発行されているときは、静止判定信号が“1”のラインに対する画像処理を行う期間にJPEGデータの縮小処理を行う。このとき、画像出力用フレームメモリ119は、表示部123へ前フレームの同じラインのデータを出力する。
以上の処理により、入力動画像データの静止ライン(または静止領域)の期間に動画像データに対する画像処理に替えて他の画像データに対する画像処理(例えばJPEG先読み処理)が行われる。それにより、動画像の表示に影響を与えることなく他の画像データに対する画像処理を行うことが可能となる。
<実施例3>
実施例1,2では、図4で示したようなグラフィック画像(メニュー画像)を含む画像データが表示制御部101で生成されるものとした。しかしながら、グラフィック画像のデータ(グラフィックデータ)を画像処理部111が生成し、動画像データバス121を介して入力される動画像データと合成する構成が考えられる。具体的には、生成したグラフィックデータには画像処理の影響を及ぼさないように、入力動画像データに画像処理を施した後でグラフィック画像を合成する構成が考えられる。このような構成においては、グラフィック画像の変化(動き)が、動画像データバス121を介して入力される動画像データを監視しているだけでは判断できない。
本実施例では、入力される動画像データと画像処理部111で生成したグラフィックデータとを当該動画像データに対する画像処理の後で合成する構成においてJPEG先読み処理を行う構成について説明する。例えば、図3に示したようなサムネイルリスト画像内に、所定時間毎(例えば1秒毎)に更新されるアニメーション画像が含まれる場合を想定するものである。つまり、サムネイルリスト画像内に、静止画像データに対応するサムネイル画像の他、グラフィックデータに対応するアニメーション画像が含まれるような場合を想定する。
図8は、本実施例に係る画像処理装置の機能構成の一例を示すブロック図である。
図8に示すように、本実施例に係る画像処理装置は、実施例1,2(図1)の構成に加え、グラフィック合成部115を更に有する。グラフィック合成部115は、画像処理された動画像データにグラフィックデータを合成する(合成手段)。具体的には、バス120を介してCPU116から送られる描画コマンドに従いグラフィックデータを生成し、高画質化処理部114から出力される画像データと合成して画像出力用フレームメモリ1
19に出力する。また、本実施例では、CPU116が、静止検出部112から静止判定信号を読み出し、高画質化処理部114及び画像出力用フレームメモリ119に出力するものとする。
以下、本実施例に係る画像処理装置の具体的な動作の一例について説明する。
CPU116は、CPU105から制御コマンド通信部107を介して図4に示したメニュー画像302の表示を指示されると、バス120を介してグラフィック合成部115へ描画コマンドを送信する。
グラフィック合成部115は、送信された描画コマンドに従いグラフィックデータを生成し、高画質化処理部114から出力される画像データと合成して画像出力用フレームメモリ119に出力する。
グラフィック合成部115で合成するグラフィックデータが更新されると、CPU116は、グラフィックデータが更新されたことを検出し、静止検出部112の検出結果(静止判定信号)を補正する。具体的には、CPU116は、グラフィックデータの更新の検出結果に基づいて、動画像データの少なくともグラフィックデータが合成されるシーン(または領域)が静止シーン(または領域)とならないように、静止判定信号を補正する(補正手段)。例えば、更新されたグラフィックデータを含むフレーム(またはライン)の動き情報を“0(動きあり)”に補正し、高画質化処理部114及び画像出力用フレームメモリ119に設定する。
本実施例の構成によれば、グラフィックデータが更新されたことに応じて、該グラフィックデータが合成されるシーン(または領域)の動き情報が“動きあり”とされる。それにより、動画像データとグラフィックデータとを動画像データに対する画像処理の後で合成する構成においても、動画像の表示に影響を与えることなく他の画像データに対する画像処理(例えばJPEG先読み処理)を行うことが可能となる。
以上述べたように、本実施形態に係る画像処理装置及びその制御方法によれば、動画像データから静止シーン(または領域)が検出される。そして、静止シーン(または領域)に対する画像処理が省略され、その空き時間に他の画像データに対する画像処理が実行される。また、表示装置へは、静止シーン(または領域)のデータとして、前フレームのデータ(または前フレームの当該静止領域に対応する領域のデータ)が出力される。それにより、共通の画像処理回路を用いて、動画像データに対する画像処理のバックグラウンドで他の画像データに対する画像処理を動画像の表示に支障をきたすことなく実行することができる。
112 静止検出部
114 高画質化処理部
119 画像出力用フレームメモリ

Claims (18)

  1. 共通の画像処理回路を用いて、動画像データに対する画像処理他の画像データに対する画像処理を行う画像処理装置であって、
    複数の画像データを記憶する記憶媒体から取得した複数の画像データから複数のサムネイル画像を生成し、複数のサムネイル画像を並べたサムネイル一覧画像の一覧画像データを生成する生成手段と、
    画像処理の対象である前記動画像データである前記一覧画像データから、映像の動きの無い静止シーンまたは静止領域を検出する検出手段と、
    前記サムネイル一覧画像に含まれる少なくともいずれかのサムネイル画像に対応する画像データに対する画像処理の指示を出す指示手段と、
    前記検出手段の検出結果に基づいて、前記画像処理回路で実行する画像処理を、前記動画像データに対する画像処理と前記サムネイル画像に対応する画像データに対する画像処理との間で切り替える制御を行う制御手段と、
    を有し、
    画像処理の対象となる前記一覧画像データから前記静止シーンまたは静止領域が検出され、かつ、前記指示手段により前記サムネイル画像に対応する画像データに対する画像処理の指示が出された場合に、前記制御手段は、前記一覧画像データの前記静止シーンまたは静止領域に対する画像処理を省略して、その空き時間を前記サムネイル画像に対応する画像データに対する画像処理に割り当てるように前記画像処理回路を制御することを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記サムネイル一覧画像に含まれる複数のサムネイル画像のうちいずれかを選択するユーザの操作を受け付ける入力手段を更に有し、
    前記指示手段は、ユーザに選択されたサムネイル画像に対応する画像データに対する画像処理の指示を出す請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記指示手段は、前記サムネイル一覧画像に含まれる全てのサムネイル画像に対応する画像データに対する画像処理の指示を出す請求項1に記載の画像処理装置。
  4. 前記生成手段は、動画像データから動画像のサムネイル画像を生成する請求項1〜3のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  5. 表示装置に、前記画像処理された一覧画像データを出力する出力手段を更に有し、
    画像処理の対象となる前記一覧画像データから前記静止シーンまたは静止領域が検出された場合に、前記出力手段は、前記静止シーンまたは静止領域のデータとして、前フレームのデータを出力することを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  6. 前記検出手段は、前記一覧画像データから、映像の動きの無い静止シーンとして静止フレームを検出し、
    画像処理の対象となる前記一覧画像データから前記静止フレームが検出された場合に、前記制御手段は、前記一覧画像データの前記静止フレームに対する画像処理を省略して、その空き時間を前記サムネイル画像に対応する画像データに対する画像処理に割り当てるように前記画像処理回路を制御することを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  7. 前記検出手段は、前記一覧画像データから、映像の動きの無い静止領域として静止ラインを検出し、
    画像処理の対象となる前記一覧画像データから前記静止ラインが検出された場合に、前記制御手段は、前記一覧画像データの前記静止ラインに対する画像処理を省略して、その空き時間を前記サムネイル画像に対応する画像データに対する画像処理に割り当てるように前記画像処理回路を制御することを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  8. 前記画像処理された一覧画像データにグラフィックデータを合成する合成手段と、
    合成するグラフィックデータが更新されたことを検出し、当該検出結果に基づいて、前記一覧画像データの少なくとも前記グラフィックデータが合成される領域が静止領域とならないように、前記検出手段の検出結果を補正する補正手段と、
    を更に有することを特徴とする請求項1〜のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  9. 前記サムネイル画像に対応する画像データに対する画像処理は、当該画像データをデコードする処理または解像度変換する処理を含むことを特徴とする請求項1〜のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  10. 共通の画像処理回路を用いて、動画像データに対する画像処理他の画像データに対する画像処理を行う画像処理装置の制御方法であって、
    複数の画像データを記憶する記憶媒体から取得した複数の画像データから複数のサムネイル画像を生成し、複数のサムネイル画像を並べたサムネイル一覧画像の一覧画像データを生成する生成ステップと、
    画像処理の対象である前記動画像データである前記一覧画像データから、映像の動きの無い静止シーンまたは静止領域を検出する検出ステップと、
    前記サムネイル一覧画像に含まれる少なくともいずれかのサムネイル画像に対応する画像データに対する画像処理の指示を出す指示ステップと、
    前記検出ステップでの検出結果に基づいて、前記画像処理回路で実行する画像処理を、前記動画像データに対する画像処理と前記サムネイル画像に対応する画像データに対する画像処理との間で切り替える制御を行う制御ステップと、
    を有し、
    画像処理の対象となる前記一覧画像データから前記静止シーンまたは静止領域が検出さ
    、かつ、前記指示ステップにより前記サムネイル画像に対応する画像データに対する画像処理の指示が出された場合に、前記制御ステップでは、前記一覧画像データの前記静止シーンまたは静止領域に対する画像処理を省略して、その空き時間を前記サムネイル画像に対応する画像データに対する画像処理に割り当てるように前記画像処理回路を制御することを特徴とする画像処理装置の制御方法。
  11. 前記サムネイル一覧画像に含まれる複数のサムネイル画像のうちいずれかを選択するユーザの操作を受け付ける入力ステップを更に有し、
    前記指示ステップでは、ユーザに選択されたサムネイル画像に対応する画像データに対する画像処理の指示を出す請求項10に記載の画像処理装置の制御方法。
  12. 前記指示ステップでは、前記サムネイル一覧画像に含まれる全てのサムネイル画像に対応する画像データに対する画像処理の指示を出す請求項10に記載の画像処理装置の制御方法。
  13. 前記生成ステップでは、動画像データから動画像のサムネイル画像を生成する請求項10〜12のいずれか1項に記載の画像処理装置の制御方法。
  14. 表示装置に、前記画像処理された一覧画像データを出力する出力ステップを更に有し、
    画像処理の対象となる前記一覧画像データから前記静止シーンまたは静止領域が検出された場合に、前記出力ステップでは、前記静止シーンまたは静止領域のデータとして、前フレームのデータを出力することを特徴とする請求項10〜13のいずれか1項に記載の画像処理装置の制御方法。
  15. 前記検出ステップでは、前記一覧画像データから、映像の動きの無い静止シーンとして静止フレームを検出し、
    画像処理の対象となる前記一覧画像データから前記静止フレームが検出された場合に、前記制御ステップでは、前記一覧画像データの前記静止フレームに対する画像処理を省略して、その空き時間を前記サムネイル画像に対応する画像データに対する画像処理に割り当てるように前記画像処理回路を制御することを特徴とする請求項10〜14のいずれか1項に記載の画像処理装置の制御方法。
  16. 前記検出ステップでは、前記一覧画像データから、映像の動きの無い静止領域として静止ラインを検出し、
    画像処理の対象となる前記一覧画像データから前記静止ラインが検出された場合に、前記制御ステップでは、前記一覧画像データの前記静止ラインに対する画像処理を省略して、その空き時間を前記サムネイル画像に対応する画像データに対する画像処理に割り当てるように前記画像処理回路を制御することを特徴とする請求項10〜14のいずれか1項に記載の画像処理装置の制御方法。
  17. 前記画像処理された一覧画像データにグラフィックデータを合成する合成ステップと、
    合成するグラフィックデータが更新されたことを検出し、当該検出結果に基づいて、前記一覧画像データの少なくとも前記グラフィックデータが合成される領域が静止領域とならないように、前記検出ステップの検出結果を補正する補正ステップと、
    を更に有することを特徴とする請求項1016のいずれか1項に記載の画像処理装置の制御方法。
  18. 前記サムネイル画像に対応する画像データに対する画像処理は、当該画像データをデコードする処理または解像度変換する処理を含むことを特徴とする請求項1017のいずれか1項に記載の画像処理装置の制御方法。
JP2010124565A 2010-05-31 2010-05-31 画像処理装置及びその制御方法 Expired - Fee Related JP5534948B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010124565A JP5534948B2 (ja) 2010-05-31 2010-05-31 画像処理装置及びその制御方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010124565A JP5534948B2 (ja) 2010-05-31 2010-05-31 画像処理装置及びその制御方法

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2011254129A JP2011254129A (ja) 2011-12-15
JP2011254129A5 JP2011254129A5 (ja) 2013-07-04
JP5534948B2 true JP5534948B2 (ja) 2014-07-02

Family

ID=45417761

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010124565A Expired - Fee Related JP5534948B2 (ja) 2010-05-31 2010-05-31 画像処理装置及びその制御方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5534948B2 (ja)

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003022064A (ja) * 2001-07-09 2003-01-24 Sanyo Electric Co Ltd 水平ライン補正方法
JP2003070002A (ja) * 2001-08-28 2003-03-07 Matsushita Electric Ind Co Ltd 画像符号化装置
JP2004289745A (ja) * 2003-03-25 2004-10-14 Toshiba Corp 動画像復号化方法および装置
JP4402088B2 (ja) * 2006-08-23 2010-01-20 株式会社ソニー・コンピュータエンタテインメント 画像処理方法および装置およびこれらを利用した電子機器
JP2009100206A (ja) * 2007-10-16 2009-05-07 Panasonic Corp 画像符号化データ復号化装置
JP4413977B2 (ja) * 2008-06-13 2010-02-10 株式会社東芝 情報処理装置及び映像再生方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2011254129A (ja) 2011-12-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7532253B1 (en) Television channel change picture-in-picture circuit and method
US20080136942A1 (en) Image sensor equipped photographing apparatus and picture photographing method
JP2004334058A (ja) 表示装置および表示制御方法
US8593575B2 (en) Video display apparatus for shortened-delay processing of a video signal and video processing method
JPWO2009147795A1 (ja) 映像処理システム
US20100134684A1 (en) Image Processing Apparatus, Receiver, and Display Device
US8264587B2 (en) Increasing frame rate for imaging
JP4691193B1 (ja) 映像表示装置および映像処理方法
JP2007279220A (ja) 画像表示装置
JP6045405B2 (ja) 映像処理装置、表示装置、テレビジョン受信機及び映像処理方法
JP2012169727A (ja) 映像信号処理装置および映像信号処理方法
US7630018B2 (en) On-screen display apparatus and on-screen display generation method
JP5534948B2 (ja) 画像処理装置及びその制御方法
JP5676924B2 (ja) 投影装置及び投影方法
JP5219646B2 (ja) 映像処理装置及び映像処理装置の制御方法
JP2012039516A (ja) 画像表示装置及びその制御方法
JP2007201816A (ja) 映像表示システム及び映像受信装置
JP5669456B2 (ja) 画像表示装置及びその制御方法
JP5489649B2 (ja) 画像処理装置及び画像処理方法
JP5259867B2 (ja) 映像表示装置及び映像処理方法
JP2014216668A (ja) 撮像装置
JP5192325B2 (ja) 映像再生装置及び映像再生方法
JP4960433B2 (ja) 画像処理装置、受信装置および表示装置
JP2005331674A (ja) 画像表示装置
WO2022137325A1 (ja) 映像信号を合成する装置、方法及びプログラム

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130516

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20130516

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20131225

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20140107

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20140304

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20140325

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20140422

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees