JP5533764B2 - 車両に搭載される後方画像処理装置 - Google Patents

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Description

本発明は、車両に搭載される後方画像処理装置に関するものである。
従来、車両において、キャンピングカーやボート等を車に連結して牽引する際に連結部がよく見えるようにする等の目的で、車両から物体までの距離が近づくと、バックカメラの撮影画像を用いて車両の後方の一部を拡大表示する手法が提案されている。
特開2002−359839号公報
しかし、拡大表示をしながら後退していると、拡大表示された部分以外の部分に障害物(例えば人)が入ってきても、ドライバーが気付き難くなるという問題がある。
本発明は上記点に鑑み、バックカメラの撮影画像を用いて車両の後方の一部を拡大表示しているときに、拡大表示された部分を外れた部分に障害物が入ってきても、ドライバーがその障害物に気付ける可能性を高めることを目的とする。
上記目的を達成するための請求項1に記載の発明は、車両の後方を撮影するバックカメラと、前記車両の後方中央部を検知範囲として物体までの距離を検出する後中央センサと、前記車両の後方側部を検知範囲として物体を検出するソナーである後側方センサと、表示装置と、を備えた前記車両に搭載される後方画像処理装置であって、前記後中央センサが検出した第1の物体までの距離が所定の第1の距離範囲に入っているか、前記第1の距離範囲よりも近い所定の第2の距離範囲に入っているかを判定する距離判定手段と、前記距離判定手段の判定結果に応じて前記表示装置に表示させる画像を制御する表示制御手段と、を備え、前記表示制御手段は、前記後中央センサが検出した前記第1の物体までの距離が前記第2の距離範囲に入っていると前記距離判定手段が判定したことに基づいて、前記バックカメラによって撮影された前記車両の後方のうち、鳥瞰表示により所定の狭小範囲が写ったズームイン画像を、前記表示装置に表示させ、前記ズームイン画像の表示中に、前記後側方センサが第2の物体を検出したことに基づいて、鳥瞰表示を解除して、前記狭小範囲よりも広い範囲が写った画像を前記表示装置に表示させることを特徴する後方画像処理装置である。
このように、車両が第1の物体に近づいたことにより所定の狭小範囲が写ったズームイン画像が表示されているときに、後側方センサが第2の物体を検出したことに基づいて、当該狭小範囲よりも広い範囲が写った画像を表示装置に表示させることで、拡大表示された部分を外れた部分に物体が入ってきても、ドライバーがその物体に気付くことができる。
また、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の後方画像処理装置において、前記表示制御手段は、前記後中央センサが検出した前記第1の物体までの距離が前記第1の距離範囲に入っていると前記距離判定手段が判定したことに基づいて、前記バックカメラによって撮影された前記車両の後方のうち、前記狭小範囲よりも広い所定の広大範囲が写ったズームアウト画像を、前記表示装置に表示させ、前記後中央センサが検出した前記第1の物体までの距離が前記第2の距離範囲に入っていると前記距離判定手段が判定したことに基づいて、前記狭小範囲が写った前記ズームイン画像を、前記ズームアウト画像の表示縮尺よりも詳細表示となる表示縮尺で、前記表示装置に表示させ、前記ズームイン画像の表示中に、前記後側方センサが前記第2の物体を検出したことに基づいて、前記狭小範囲よりも広い範囲が写った画像を前記表示装置に表示させることを特徴とする。
このように、車両が第1の物体に近づくほど表示領域が狭くかつ詳細表示となるような状況においては、ズームインされた狭小範囲にドライバーが集中しがちなので、その場合に、後側方センサが第2の物体を検出したことに基づいて、当該狭小範囲よりも広い範囲が写った画像を表示装置に表示させることで、ドライバーへの注意喚起の効果を更に高めることができる。
また、請求項3に記載の発明は、請求項1または2に記載の後方画像処理装置前記後側方センサは、検知範囲内の物体の位置を検出するようになっており、前記表示制御手段は、前記ズームイン画像の表示中に、前記後側方センサが前記第2の物体を検出した場合、前記後側方センサの検知範囲のうち、車両の中央よりも側方に近い所定の部分範囲に前記第2の物体があったときに限り、前記狭小範囲よりも広い範囲が写った画像を前記表示装置に表示させることを特徴とする。
このようにすることで、後側方センサの検知領域に第1の物体と同じ物の他の部分(例えば、キャンピングカーやボートの側部)が入った結果、狭小範囲よりも広い範囲が写った画像を不必要に表示装置に表示させてしまう可能性が低下する。
本発明の実施形態に係る車載システムの構成を示す図である。 後センサ1〜4およびバックカメラ5の車両10における配置、ならびに、後センサ1〜4の検知範囲11〜14を示す図である。 本発明の適用場面を例示する図である。 画像処理部が実行する処理のフローチャートである。 広角表示の一例を示す図である。 部分範囲11a、14aの一例を示す図である。 第1狭角・鳥瞰表示の一例を示す図である。 第2狭角・鳥瞰表示の一例を示す図である。
以下、本発明の一実施形態について説明する。図1に、本実施形態に係る車載システムの構成を示す。この車載システムは、車両に搭載され、後センサ1〜4、バックカメラ5、表示装置6、画像処理部7等を備えている。
後センサ1〜4は、車両の後方を検知範囲として当該検知範囲内にある物体までの位置を検出するためのセンサであって、左後ソナー1、第1中央後ソナー2、第2中央後ソナー3、および右後ソナー4から構成される。
図2に、本実施形態の車載システムが搭載される車両10および車両10への後センサ1〜4の搭載位置を示す。後センサ1〜4は、それぞれ、車両10の後端部に配置され、車両10よりも後方を検知範囲としている。
より具体的には、左後ソナー1は、車両の後端左側から右側に向けて、左後ソナー1、第1中央後ソナー2、第2中央後ソナー3、右後ソナー4の順に配置されている。そして、左後ソナー1は、車両10の後方左側部の領域11を検知範囲とし、その検知範囲11内に入っている物体の位置を検出可能となっている。また、右後ソナー4は、車両10の後方右側部の領域14を検知範囲とし、その検知範囲14内に入っている物体の位置を検出可能となっている。これら左後ソナー1および右後ソナー4は、後側方センサを構成する。
また、第1中央後ソナー2および第2中央後ソナー3は、車両10の後方中央部を検知範囲として当該検知範囲内に入っている物体の位置を検出する後中央センサを構成し、それぞれ、車両の後端中央やや左側およびやや右側に配置されている。第1中央後ソナー2の検知範囲12と第2中央後ソナー3の検知範囲13はいすれも車両10の後方中央部であるが、互いにずれている。
バックカメラ5は、車両10の後方を撮影し、その撮影結果の撮影画像を画像処理部7に逐次出力する。表示装置6は、車両10の車室内において、ドライバーから見える位置(例えばダッシュボード)に配置され、ドライバーに各種画像を表示するようになっている。
画像処理部7は、CPU、RAM、ROM、I/O等を備えた制御装置であり、CPUがROMに記録されたプログラムを実行し、その際、RAMを作業領域として使い、I/Oを介して上記装置1〜6と信号をやりとりすることで、所望の処理を実現するようになっている。画像処理部7は、例えば、地図を表示装置6に表示させ、目的地までの経路を案内するナビゲーション制御部であってもよい。なお、画像処理部7には、車両10のシフト位置を示すギア信号が入力されるようになっている。
次に、上記のような構成の車載システムの作動について説明する。図3に、本実施形態の作動の適用場面を例示する。この場面は、車両10に被牽引物20(ボート、キャンピングカー等)を連結して車両10で牽引するために、被牽引物20の先端部21に取り付けられた連結部21aと、車両10の後端中央に取り付けられた車両側連結部(図示ぜず)とを係合させる場面である。このため、ドライバーは、車両10を被牽引物20の前方に配置し、被牽引物20に向けて車両10をゆっくり後退させ、最終的に車両側連結部と連結部21aとを係合させる。
このとき、車両10の後端から被牽引物20の先端部21までの距離Dは、徐々に近づいていくが、それに従って、バックカメラ5が撮影した車両後方のうち、表示装置6に表示する範囲(画角)が、範囲51、52、53の順に段階的に狭くなっていく。
このような作動を実現するために、画像処理部7は、ギア信号に基づいて車両のシフト位置がR(後退)に入ったことを検知すると、シフト位置がRに入っている間、所定のプログラムを実行することで、図4に示す処理を実行し始める。なお、シフト位置がRに入っていない間は、画像処理部7は表示装置6に地図画像等のナビゲーション用の画像を表示させている。
図4の処理において画像処理部7は、まずステップ110で、トーイングピッチアシストボタンが押下されているか否かを判定する。トーイングピッチアシストボタンは、車室内に設けられたメカニカルスイッチ(図示せず)または表示装置6に表示されたタッチボタン(図示せず)として実現可能である。ドライバーは、上述のような連結の作業を行いたい場合は、このトーイングピッチアシストボタンを押下する。
なお、トーイングピッチアシストボタンが押されるまでは、ステップ110からステップ120に進み、通常のバックガイドモニタ画像(例えば、バックカメラ5が撮影した画像そのものでもよい)を表示装置6に表示させ、ステップ110、120の処理を繰り返し実行する。
トーイングピッチヒッチアシストボタンが押下されると、続いてステップ130に進み、後センサ1〜4のうち第1中央後ソナー2および第2中央後ソナー3のみの検出結果に基づいて、車両10から対象物(第1の物体に相当する)までの距離を特定し、特定した距離が所定の遠距離範囲(例えば、5m以上の範囲)に入っているか否かを判定する。この遠距離範囲は、第1の距離範囲の一例に相当する。
ここで、上記対象物までの距離の算出方法としては、例えば、第1中央後ソナー2が現在検出している物体の第1中央後ソナー2からの距離の最小値と、第1中央後ソナー2が現在検出している物体の第2中央後ソナー3からの距離の最小値のうち、小さい方を、車両10から対象物までの距離として特定する。
対象物までの距離の特定のために、第1中央後ソナー2および第2中央後ソナー3のみを用い、左後ソナー1および右後ソナー4を用いないのは、本例の場面では、対象物として特定したい物体が、被牽引物20であり、被牽引物20の先端部21は、車両10の後方中央にあるはずだからである。このため、特定する対象物の検出範囲は、第1中央後ソナー2の検出範囲12と第2中央後ソナー3の検出範囲13の総和の範囲に限られる。
本例では、車両10の後退当初は、対象物(被牽引物20)までの距離がこの遠距離範囲内に入っているとする。その場合、ステップ130では、遠距離範囲内に入っていると判定し、ステップ140に進む。
ステップ140では、広角表示を行う。図5(a)に、広角表示の視点31および視線方向32を示し、図5(b)に、広角表示時に表示装置6に表示させる画像の一例(ズームアウト画像の一例に相当する)を示す。この図5に示す通り、広角表示時に表示装置6に表示させる画像は、バックカメラ5と同じ視点および視線方向の画像である。したがって、広角表示において、画像処理部7は、バックカメラ5から受けた撮影画像に対して視点変換を施さない画像を表示装置6に表示させる。またこのとき、表示装置6に表示させる画像は、バックカメラ5で撮影された車両10の後方のうち、図3の51で示す広角の範囲、すなわち、バックカメラ5で撮影された全画角範囲(広大範囲の一例に相当する)である。なお、図5(b)に示すように、表示装置6に表示させる画像には、車両の後退予測軌跡41や、車両10の中央位置を示す線42を重畳表示させてもよい。ステップ140の後、処理はステップ130に戻る。
したがって、車両10の後退で、車両10から被牽引物20までの距離が遠距離範囲内に入っている間は、ステップ130、140の処理が繰り返され、画像処理部7は、広角表示を繰り返す。
その後、車両10の後退が続き、車両10から被牽引物20までの距離が遠距離範囲内を外れた場合、画像処理部7は、ステップ130で、遠距離範囲内に入っていないと判定し、ステップ145に進む。
そしてステップ145では、ステップ130と同じ方法で車両10から対象物(第1の物体に相当する)までの距離を特定し、特定した距離が所定の中距離範囲(例えば、3m以上5m未満の範囲)に入っているか否かを判定する。この中距範囲は、第2の距離範囲の一例に相当する。
車両10から被牽引物20までの距離が遠距離範囲内を外れた直後は、この中距離範囲に入っていると考えられる。その場合、画像処理部7はステップ150に進み、後側方センサ1、4のいずれかが、所定の部分範囲内に物体を検知したか否かを判定する。
ここで、所定の部分範囲は、図6に示すように、左後ソナー1の検知範囲11のうち、車両10の中央よりも左側方に近い斜線の部分範囲11aと、右後ソナー4の検知範囲14のうち、車両10の中央よりも右側方に近い斜線の部分範囲14aである。部分範囲11aは、左後ソナー1から見た検知範囲11の水平方向の角度範囲のうち、車両10の左側の1/3程度の範囲である。また部分範囲14aは、右後ソナー4から見た検知範囲14の水平方向の角度範囲のうち、車両10の右側の1/3程度の範囲である。
ここでは、このような部分範囲11a、14a内に物体が入っていないとする。その場合、ステップ140では、部分範囲11a、14a内に物体が入っていないと判定し、続いてステップ155に進む。
ステップ155では、第1狭角・鳥瞰表示を行う。図7(a)に、第1狭角・鳥瞰表示の視点33および視線方向34を示し、図7(b)に、第1狭角・鳥瞰表示時に表示装置6に表示させる画像の一例(ズームイン画像の一例に相当する)を示す。この図7に示す通り、第1狭角・鳥瞰表示時に表示装置6に表示させる画像は、バックカメラ5よりも高い位置から斜め下に俯瞰した視点33および視線方向34の画像である。したがって、第1狭角・鳥瞰表示において、画像処理部7は、バックカメラ5から受けた撮影画像に対して上記のような視点33および視線方向34を実現するような周知の視点変換を行い、その結果の画像を表示装置6に表示させる。またこのとき、表示装置6に表示させる画像は、バックカメラ5で撮影された車両10の後方のうち、図3の52で示す範囲、すなわち、バックカメラ5で撮影された全画角範囲よりも狭い画角範囲(狭小範囲の一例に相当する)である。この狭い範囲内には、検出した被牽引物20の先端部21が含まれるようになっている。また、この画像には、車両10の中央位置を示す線42、および、車両10の後端部を示す画像43、および、車両に対してどの部分が表示されているかを示す画像44を重畳する。
このように表示する画像のサイズは、ステップ140で広角表示する画像のサイズと同じなので、同じ撮影範囲に関しては、ステップ140の広角表示の場合よりもステップ150の第1狭角・鳥瞰表示の方が拡大されて詳細に表示されるようになっている。つまり、広角表示の画像の表示縮尺よりも第1狭角・鳥瞰表示の表示縮尺の方が、より詳細表示となる表示縮尺である。したがって、ドライバーは、車両10の後端部と被牽引物20の先端部21との位置関係をより正確に把握できる。ステップ155の後、処理はステップ130に戻る。
したがって、車両10の後退で、車両10から被牽引物20までの距離が遠距離範囲内に入っており、部分領域内に物体が検出されていない間は、ステップ130、145、150、155の処理が繰り返され、画像処理部7は、第1狭角・鳥瞰表示を繰り返す。
その後、車両10の後退が続き、車両10から被牽引物20までの距離が中距離範囲内を外れた直後、画像処理部7は、ステップ140で、中距離範囲内に入っていないと判定し、ステップ160に進む。ステップ160に進む場合は、車両10から被牽引物20までの距離が所定の短距離範囲(例えば、3m未満の範囲)内にあるとステップ145で判定されたことになる。この中距範囲は、第2の距離範囲の一例に相当する。
ステップ160では、ステップ150と同じ方法で、後側方センサ1、4のいずれかが、所定の部分範囲内に物体を検知したか否かを判定する。ここでは、このような部分範囲11a、14a内に物体が入っていないとする。その場合、ステップ160では、部分範囲11a、14a内に物体が入っていないと判定し、続いてステップ165に進む。
ステップ165では、第2狭角・鳥瞰表示を行う。図8(a)に、第2狭角・鳥瞰表示の視点35および視線方向36を示し、図8(b)に、第2狭角・鳥瞰表示時に表示装置6に表示させる画像の一例(ズームイン画像の一例に相当する)を示す。この図8に示す通り、第2狭角・鳥瞰表示時に表示装置6に表示させる画像は、バックカメラ5よりも高い位置から真下に俯瞰した視点35および視線方向36の画像である。したがって、第2狭角・鳥瞰表示において、画像処理部7は、バックカメラ5から受けた撮影画像に対して上記のような視点35および視線方向36を実現するような周知の視点変換を行い、その結果の画像を表示装置6に表示させる。またこのとき、表示装置6に表示させる画像は、バックカメラ5で撮影された車両10の後方のうち、図3の53で示す範囲、すなわち、バックカメラ5で撮影された全範囲よりも狭く、かつ、ステップ155の第1狭角・鳥瞰表示に表示した範囲52よりも狭い範囲(狭小範囲の一例に相当する)である。この狭い範囲内には、検出した被牽引物20の先端部21が含まれるようになっている。また、この画像には、車両10の中央位置を示す線42、および、車両10の後端部を示す画像43、および、車両に対してどの部分が表示されているかを示す画像44を重畳する。
このように表示する画像のサイズは、ステップ140で広角表示する画像のサイズと同じなので、同じ撮影範囲に関しては、ステップ140の広角表示の場合よりもステップ150の第1狭角・鳥瞰表示の方が拡大されて詳細に表示される。つまり、広角表示の画像の表示縮尺よりも第2狭角・鳥瞰表示の表示縮尺の方が、より詳細表示となる表示縮尺である。また、同じ撮影範囲に関しては、ステップ155の第1狭角・鳥瞰表示の場合よりもステップ165の第2狭角・鳥瞰表示の方が拡大されて詳細に表示される。つまり、第1狭角・鳥瞰表示の画像の表示縮尺よりも第2狭角・鳥瞰表示の表示縮尺の方が、より詳細表示となる表示縮尺である。
したがって、ドライバーは、車両10の後端部と被牽引物20の先端部21との位置関係を更に正確に把握できる。ステップ165の後、処理はステップ130に戻る。
したがって、車両10の後退で、車両10から被牽引物20までの距離が遠距離範囲内に入っており、部分領域内に物体が検出されていない間は、ステップ130、145、160、165の処理が繰り返され、画像処理部7は、第2狭角・鳥瞰表示を繰り返す。
なお、図4の処理の実行中、トーイングピッチアシストボタンが再度押下された場合、図4の処理を一旦終了し、再度図4の処理をステップ110から開始する。また、図4の処理の実行中、シフト位置がRでなくなった場合、図4の処理を終了する。
このような処理により、車両10が被牽引物20から遠く離れている間は広い範囲をドライバーに見せ、車両10が被牽引物20に近づくにつれ表示画角を狭くし、拡大表示、鳥瞰表示とする。
次に、上記のような作動例において、車両10から被牽引物20までの距離が中距離範囲内に入っており、画像処理部7が第1狭角・鳥瞰表示を行っているときに、図6に示すように、上述の部分範囲11a、14aのいずれかに物体30(例えば人等)が急に入ってきた場合について説明する。この物体30が、第2の物体の一例に相当する。
この場合、画像処理部7は、ステップ150で、後側方センサ1、4のいずれかが、所定の部分範囲11a、14a内に物体を検知したと判定し、続いてステップ140に進み、表示装置6における表示を第1狭角・鳥瞰表示から広角表示に切り替える。ステップ140の後、処理はステップ130に戻るので、車両10から被牽引物20までの距離が中距離で、かつ所定の部分範囲11a、14a内に物体30がある間は、ステップ130、145、150、140の処理が繰り返され、広角表示が継続する。
このように、画像処理部7は、後中央センサ2、3が検出した被牽引物20までの距離が中距離範囲に入っていると判定したことに基づいて第1狭角・鳥瞰表示を行っている最中に、後側方センサ1、4が所定の部分範囲11a、14a内に物体30を検出したことに基づいて、画角範囲52よりも広い画角範囲51が写った画像を表示装置6に表示させる。このようにすることで、拡大表示された部分を外れた部分に物体が入ってきても、ドライバーがその物体に気付くことができる。なお、画角範囲51内に、上記部分範囲11a、14aは含まれている。
また、後側方センサ1、4の検知領域に被牽引物20と同じ物の他の部分(例えば、キャンピングカーやボートの側部)が入った結果、狭小範囲52よりも広い範囲51が写った画像を不必要に表示装置6に表示させてしまう可能性が低下する。
また、車両10が被牽引物20に近づくほど表示領域が狭くかつ詳細表示となるような状況においては、ズームインされた狭小範囲52にドライバーが集中しがちなので、その場合に、後側方センサ1、4が物体30を検出したことに基づいて、当該狭小範囲52よりも広い範囲51が写った画像を表示装置6に表示させることで、ドライバーへの注意喚起の効果を更に高めることができる。
更に、上記のような作動例において、車両10から被牽引物20までの距離が短距離範囲内に入っており、画像処理部7が第2狭角・鳥瞰表示を行っているときに、図6に示すように、上述の部分範囲11a、14aのいずれかに物体30(例えば人等)が急に入ってきた場合について説明する。この物体30が、第2の物体の一例に相当する。
この場合、画像処理部7は、ステップ160で、後側方センサ1、4のいずれかが、所定の部分範囲11a、14a内に物体を検知したと判定し、続いてステップ140に進み、表示装置6における表示を第2狭角・鳥瞰表示から広角表示に切り替える。ステップ140の後、処理はステップ130に戻るので、車両10から被牽引物20までの距離が距離で、かつ所定の部分範囲11a、14a内に物体30がある間は、ステップ130、145、160、140の処理が繰り返され、広角表示が継続する。
このように、画像処理部7は、後中央センサ2、3が検出した被牽引物20までの距離が短距離範囲に入っていると判定したことに基づいて第2狭角・鳥瞰表示を行っている最中に、後側方センサ1、4が所定の部分範囲11a、14a内に物体30を検出したことに基づいて、画角範囲53よりも広い画角範囲51が写った画像を表示装置6に表示させる。このようにすることで、拡大表示された部分を外れた部分に物体が入ってきても、ドライバーがその物体に気付くことができる。
また、後側方センサ1、4の検知領域に被牽引物20と同じ物の他の部分(例えば、キャンピングカーやボートの側部)が入った結果、狭小範囲53よりも広い範囲51が写った画像を不必要に表示装置6に表示させてしまう可能性が低下する。
また、車両10が被牽引物20に近づくほど表示領域が狭くかつ詳細表示となるような状況においては、ズームインされた狭小範囲53にドライバーが集中しがちなので、その場合に、後側方センサ1、4が物体30を検出したことに基づいて、当該狭小範囲53よりも広い範囲51が写った画像を表示装置6に表示させることで、ドライバーへの注意喚起の効果を更に高めることができる。
(他の実施形態)
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明の範囲は、上記実施形態のみに限定されるものではなく、本発明の各発明特定事項の機能を実現し得る種々の形態を包含するものである。例えば、以下のような形態も許容される。
(1)例えば、上記実施形態では、画像処理部7は、後中央センサ2、3が検出した被牽引物20までの距離が中距離範囲(または短距離範囲)に入っていると判定したことに基づいて第1狭角・鳥瞰表示(または第2狭角・鳥瞰表示)を行っている最中に、後側方センサ1、4が所定の部分範囲11a、14a内に物体30を検出すれば必ず、画角範囲52(または画角範囲53)よりも広い画角範囲51が写った画像を表示装置6に表示させるようになっている。しかし、後側方センサ1、4が所定の部分範囲11a、14a内に物体30を検出した場合でも、当該物体30が車両10に接近しているか否か判定し、接近していると判定した場合に限り、画角範囲52(または画角範囲53)よりも広い画角範囲51が写った画像を表示装置6に表示させるようになっていてもよい。
(2)また、上記実施形態では、画像処理部7は、後中央センサ2、3が検出した被牽引物20までの距離が中距離範囲(または短距離範囲)に入っていると判定したことに基づいて第1狭角・鳥瞰表示(または第2狭角・鳥瞰表示)を行っている最中に、後側方センサ1、4が物体30を検出しても、所定の部分範囲11a、14a内に物体30を検出しなければ、それまでの中距離範囲(または短距離範囲)を継続するようになっている。しかし、必ずしもこのようになっていなくてもよい。
例えば、後側方センサ1、4が物体を検出すれば必ず、画角範囲52(または画角範囲53)よりも広い画角範囲51が写った画像を表示装置6に表示させるようになっていてもよい。このようになっていても、後側方センサ1、4が被牽引物20を検出した場合も間違って画角範囲を広げることになる可能性が高まるものの、物体30との接触を防ぐという効果は発揮できる。
また例えば、後側方センサ1、4が物体を検出した場合、その物体の移動速度と、中央後ソナー3、4が検出した被牽引物20の移動速度とを比較し、両者の乖離量が基準値以上であれば、画角範囲52(または画角範囲53)よりも広い画角範囲51が写った画像を表示装置6に表示させるようになっていてもよい。
(4)また、上記の実施形態において、画像処理部7のCPUがプログラムを実行することで実現している各機能は、それらの機能を有するハードウェア(例えば回路構成をプログラムすることが可能なFPGA)を用いて実現するようになっていてもよい。
1 左後ソナー
2 第1中央後ソナー
3 第2中央後ソナー
4 右後ソナー
5 バックカメラ
6 表示装置
7 画像処理部
10 車両
11a、14a 部分範囲
20 被牽引物
21a 連結部

Claims (3)

  1. 車両の後方を撮影するバックカメラと、前記車両の後方中央部を検知範囲として物体までの距離を検出する後中央センサと、前記車両の後方側部を検知範囲として物体を検出するソナーである後側方センサと、表示装置と、を備えた前記車両に搭載される後方画像処理装置であって、
    前記後中央センサが検出した第1の物体までの距離が所定の第1の距離範囲に入っているか、前記第1の距離範囲よりも近い所定の第2の距離範囲に入っているかを判定する距離判定手段と
    前記距離判定手段の判定結果に応じて前記表示装置に表示させる画像を制御する表示制御手段と、を備え、
    前記表示制御手段は、前記後中央センサが検出した前記第1の物体までの距離が前記第2の距離範囲に入っていると前記距離判定手段が判定したことに基づいて、前記バックカメラによって撮影された前記車両の後方のうち、鳥瞰表示により所定の狭小範囲が写ったズームイン画像を、前記表示装置に表示させ、前記ズームイン画像の表示中に、前記後側方センサが第2の物体を検出したことに基づいて、鳥瞰表示を解除して、前記狭小範囲よりも広い範囲が写った画像を前記表示装置に表示させることを特徴する後方画像処理装置。
  2. 前記表示制御手段は
    前記後中央センサが検出した前記第1の物体までの距離が前記第1の距離範囲に入っていると前記距離判定手段が判定したことに基づいて、前記バックカメラによって撮影された前記車両の後方のうち、前記狭小範囲よりも広い所定の広大範囲が写ったズームアウト画像を、前記表示装置に表示させ、
    前記後中央センサが検出した前記第1の物体までの距離が前記第2の距離範囲に入っていると前記距離判定手段が判定したことに基づいて、前記狭小範囲が写った前記ズームイン画像を、前記ズームアウト画像の表示縮尺よりも詳細表示となる表示縮尺で、前記表示装置に表示させ、前記ズームイン画像の表示中に、前記後側方センサが前記第2の物体を検出したことに基づいて、前記狭小範囲よりも広い範囲が写った画像を前記表示装置に表示させることを特徴とする請求項1に記載の後方画像処理装置。
  3. 前記後側方センサは、検知範囲内の物体の位置を検出するようになっており、
    前記表示制御手段は、前記ズームイン画像の表示中に、前記後側方センサが前記第2の物体を検出した場合、前記後側方センサの検知範囲のうち、車両の中央よりも側方に近い所定の部分範囲に前記第2の物体があったときに限り、前記狭小範囲よりも広い範囲が写った画像を前記表示装置に表示させることを特徴する請求項1または2に記載の後方画像処理装置。
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