JP5533107B2 - 画像処理装置及び画像処理プログラム - Google Patents

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本発明は、画像処理装置及び画像処理プログラムに関する。
特許文献1に記載の技術では、コピーモードやプリントモードを備えた画像形成装置において、各動作モードの動作履歴を、正確に計時し該計時された経時値に基づき、コピーモードやプリントモードなどの様々な機能を処理する際の電力に係るログ情報を作成することにより、画像形成装置の動作状況から統計的な消費電力量を計算し利用者などに統計情報を知らしめることが提案されている。
特開2003−309684号公報
本発明は、設定された処理を実行するために必要な消費電力を処理の内容に拘わらず事前に報知することを目的とする。
請求項1に記載の画像処理装置は、原稿を読み取る読取手段と、前記読取手段の読取結果に対して実行する処理内容に関する設定を行うための設定手段と、前記設定手段によって設定された前記処理内容を実行するために必要な機能部へ電力を供給する供給手段と、前記設定手段によって設定された前記処理内容を実行する前に、前記読取手段の読取結果及び前記設定手段の設定結果に基づいて前記供給手段によって供給される電力の消費量を見積もった消費電力見積もり結果が表示手段に表示されるように制御する制御手段と、を備え、前記制御手段は、前記電力の消費量を見積もる際に、前記処理内容について起動時に必要な消費電力と、実行時に必要な消費電力とに分けて記憶された消費電力換算テーブルを参照し、起動時に必要な消費電力と実行時に必要な消費電力とを加算することで当該処理内容について消費電力を見積もることを特徴としている。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記制御手段は、前記設定手段によって設定が変更される度に前記消費電力見積もり結果が前記表示手段に表示されるように制御することを特徴としている。
請求項3に記載の画像処理装置は、請求項1又は請求項2に記載の発明において、前記読取手段の読取結果を、前記設定手段によって設定された前記処理内容に応じて予め定めた形式の情報に変換する変換手段を更に備えることを特徴としている。
請求項4に記載の画像処理プログラムは、コンピュータを、請求項1〜3の何れか1項に記載の画像処理装置の前記制御手段として機能させることを特徴としている。
請求項1に記載の発明によれば、設定された処理内容を実行するために必要な消費電力を処理の内容に拘わらず事前に報知することができる、という効果がある。
請求項2に記載の発明によれば、どのように設定したら消費電力が低くなるかを事前に確認することができる、という効果がある。
請求項3に記載の発明によれば、実行する処理の設定前に原稿の読取りを行うことが可能となる、という効果がある。
請求項4に記載の発明によれば、設定された処理を実行するために必要な消費電力を処理の内容に拘わらず事前に報知することができる、という効果がある。
本発明の実施の形態に係わる画像形成装置を含む画像形成システムの概略構成を示す図である。 本発明の実施の形態に係わる画像形成装置の概略構成を示す図である。 コピー処理を行う際の設定による消費電力の違いを説明するための図であり、(A)原稿を画像読取部まで移動する移動機構を使用してカラー画像を形成する場合の消費電力を示し、(B)は原稿を画像読取部にセットして移動機構を使用せずに白黒画像を形成する場合の消費電力を示す図である。 本発明の実施の形態に係わる画像形成装置で実行可能な処理内容の種別及びそのパラメータの種類の一例を示す図である。 消費電力換算テーブルの一例を示す図である。 処理内容種別がプリントの場合の実行時に必要な消費電力換算テーブルの一例を示す図である。 処理内容種別がファックス送信の場合の実行時に必要な消費電力換算テーブルの一例を示す図である。 本発明の実施の形態に係わる画像形成装置で行われる処理の流れの一例を示すフローチャートである。 (A)は初期画面の一例を示す図であり、(B)は機能選択画面の一例を示す図であり、(C)はコピー設定画面の一例を示す図である。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態の一例を詳細に説明する。図1は、本発明の実施の形態に係わる画像形成装置12を含む画像形成システム10の概略構成を示す図である。
画像形成システム10は、画像形成装置12及び複数のホストコンピュータ14(14A、14B、・・・)がネットワーク16を介して互いに接続されている。
図2は、本発明の実施の形態に係わる画像形成装置12の概略構成を示す図である。図2に示すように、画像形成装置12は、メインコントローラ18を含んで構成されている。
メインコントローラ18は、CPU(Csentral Processing Unit)18A、ROM(Read Only Memory)18B、RAM(Random Access Memory)18C、不揮発性メモリ18D、及び入出力インタフェース(I/O)18Eがバス18Fを介して各々接続されている。
I/O18Eには、操作表示部20、画像読取部22、画像形成部24、用紙供給部26、用紙排出部28、電話回線インターフェース(I/F)30、ネットワークインターフェース(I/F)32、ハードディスク34、及び省電力制御装置36の各機能部が接続されている。
操作表示部20は、例えば、コピー開始等を指示するためのスタートボタンやテンキー等の各種ボタン、コピー濃度などの画像形成条件等の処理内容を設定するための設定画面や装置の状態等の各種画面を表示するためのタッチパネル等を含んで構成されている。
画像読取部22は、ラインCCD等の画像読取センサや当該画像読取りセンサを走査するための走査機構や原稿を読取位置へ移動するための移動機構等を含んで構成され、装置にセットされた原稿の画像を読み取る。なお、画像読取部22は、移動機構によって原稿を読取位置へ移動して読み取る自動読取と、原稿読取位置へ利用者が原稿をセットして読み取る手動読取と、が可能とされている。
画像形成部24は、例えば所謂電子写真方式により記録媒体上に画像を形成するものである。具体的には、画像形成部24は、感光体ドラムを帯電するための帯電装置、帯電された感光体ドラム上へ画像に応じた光を露光することにより感光体ドラム上に画像に応じた静電潜像を形成する露光装置、感光体ドラム上に形成された静電潜像をトナー現像する現像装置、感光体ドラム上に形成された画像に応じたトナー像を記録媒体に転写する転写装置、記録媒体に転写された画像に応じたトナー像を定着する定着装置等を含んで構成される。
なお、露光装置としては、半導体レーザや回転多面鏡、コリメータレンズやシリンドリカルレンズ、fθレンズ等の光学系を含んで構成された光走査装置、複数のLEDから成るLEDヘッド等を適用することができる。
また、画像形成部24は、電子写真方式に限らず、インクジェット記録方式により記録媒体上に画像を形成するものを適用するようにしてもよい。
用紙供給部26は、記録用紙が収容される用紙収容部や、用紙収容部から画像形成部24へ記録用紙供給する供給機構等を含んで構成される。なお、用紙収納部は、記録用紙の種類の異なる記録用紙を収納するために複数備え、供給機構も用紙収納部に対応して複数備える。
用紙排出部28は、記録用紙に対して、ステープル処理や穴あけ処理等の後処理を行うフィニッシャー、記録用紙が排出される排出部、画像形成部24で画像形成された記録用紙をフィニッシャーや排出部上に排出させるための排出機構等を含んで構成される。
電話回線I/F30は、図示しない電話回線を介して接続された他の画像形成装置とファクシミリ通信を行うためのインターフェースである。
ネットワークI/F32は、ネットワーク16を介してホストコンピュータ14等の他の装置とデータ通信するためのインターフェースである。
ハードディスク34は、例えば装置の各部の状態や稼働状況等のログデータ、コピーやファクシミリ通信、プリント等の処理結果のログデータ、各種の設定データ、制御プログラム等が記憶される。
省電力制御装置36は、操作表示部20によって実行が指示された処理内容に応じて電力供給部38を制御して、指示された処理を実行するために必要な各機能部へ供給する電力を制御する。
電力供給部38は、省電力制御装置36の制御に従って、メインコントローラ18や操作表示部20、画像読取部22、用紙供給部26の供給機構、用紙排出部28の排出機構、用紙排出部28のフィニッシャー、排出機構等の各機能部への電力供給をオンオフする。
すなわち、本実施の形態の画像形成装置12では、必要な機能部のみに電力を供給し、不必要な機能部については節電するように省電力制御装置36が電力供給部38を制御する。例えば、プリント処理の場合、画像読取部22に電力供給する必要はなく、その分電力が節約される。また、コピーを行う場合においても、例えば、操作表示部20による操作でコピー開始を指示した後にコピー動作へ移行したときに操作表示部20の表示等を停止するようにすれば、その分電力が節約される。
このように、画像形成処理の種類によっては、全ての機能部へ電力を供給する必要はなく、必要のない部分への電力供給を停止することで部分的に節電される。
また、本実施の形態に係わる画像形成装置12では、各機能部へ供給する電力を制御して部分的に節電されるため、コピーや、スキャン、ファックス等の各処理内容種別や各処理内容の設定(例えば、集約印刷や両面印刷等を考慮した記録用紙の排出数や、部数など)等によって消費電力が異なる。例えば、コピー処理を実行する場合を例とすると、原稿を画像読取部22まで移動する移動機構を使用してカラー画像を形成する場合(図3(A))と、原稿を画像読取部22にセットして移動機構を使用せずに白黒画像を形成する場合と(図3(B))を比較すると、まず原稿を移動するための移動機構による消費電力の有無の違いがあるとと共に、原稿量に応じたハードディスク(HDD)の蓄積時間の違いによる消費電力の違いや、画像形成部24のカラーと白黒の処理時間の違いによる消費電力の違いなどがある。なお、図3では、各機能部への通電する電力及び時間の一例を示す。
そこで、本実施の形態に係わる画像形成装置12では、処理内容種別や各処理内容の詳細な設定に応じた消費電力を見積もって操作表示部20に表示する機能を備えている。また、設定が変更される度に、設定変更に応じた消費電力を見積もって操作表示部20に表示するようになっている。これによって、各処理内容が実行される前に、現在の設定における消費電力が利用者に通知されるので、消費電力を意識して画像形成装置12の設定を行うことで、省エネルギ意識が向上される。
画像形成装置12で実行可能な処理内容の種別やそのパラメータの種類としては、例えば、図4に示すようなものがある。すなわち、処理内容の種別としては、画像読取、共有フォルダに転送(SMB(Server Message Block)転送)、FTP(File Transfer Protocol)サーバに転送、電子メール送信、進展ボックス保存、プリント、ファックス送信、インターネットファックス送信等があり、画像読取では、カラーモード、地色除去、濃度、読み取り解像度、読み取り倍率などのパラメータがあり、共有フォルダに転送では、転送先、保存場所、ログイン名、パスワード、ファイル名、出力ファイル形式、送信失敗時の再送信(回数)等のパラメータがあり、FTPサーバに転送では、転送先、保存場所、ログイン名、パスワード、ファイル名、出力ファイル形式、送信失敗時の再送信(回数)等のパラメータがあり、電子メールで送信では、解像度、カラーモード、転送フォーマット、送信失敗時の再送信(回数)等のパラメータがあり、進展ボックスに保存では、解像度、カラーモード等のパラメータがあり、プリントでは、部数、両面指定、用紙収容部指定、排出先指定等のパラメータがあり、ファックス送信では、宛先、画質、濃度、送信レポート出力等のパラメータがあり、インターネットファックス送信では、宛先、画質、濃度等のパラメータがある。また、各パラメータを指定することで処理内容の詳細な設定が行われる。なお、各パラメータの設定は操作表示部20に表示された予め定めた設定画面に対する操作を行うことで設定する。
本実施の形態では、消費電力を見積もるために、各処理内容種別毎に消費電力換算テーブルがROM18Bやハードディスク34等に予め記憶されている。例えば、図5に示すように、消費電力換算テーブル40は、プリント、メール送信、ファックス送信、SMB転送等の処理内容種別毎に予め記憶されている。
また、各処理内容は、各処理を起動時に必要な消費電力と、実行時に必要な消費電力とがそれぞれ異なるので、消費電力換算テーブル40は、起動時と実行時とに分けてそれぞれ予め記憶されている。例えば、プリントの場合、起動の際にはウォームアップ(定着器等の加熱)のための電力が必要とされ、実行の際の電力と異なるので、各処理内容毎に起動時に必要な消費電力量と実行時に必要な消費電力値(記録用紙1枚あたりの消費電力値)とに分けた消費電力換算テーブルを予め記憶する。
実行時に必要な消費電力換算テーブル40の一例としては、例えば、処理内容種別がコピーやプリント等の場合には、図6に示すように、両面指定(両面または片面)、用紙収納部指定(収納部A〜D)、排出部指定(センタ排出部またはスタッカー排出部)、メールボックス(ビン1〜N)、部数(1〜N)等のパラメータ毎に、係数(予め定めた基準パラメータに対する係数)や消費電力値(例えば、1枚あたりの消費電力)をテーブルとして記憶しておくことでプリントの消費電力が算出され、処理内容種別がファックス送信の場合には、図7に示すように、画質(標準、高画質、超高画質(400dpi)、超高画質(600dpi))や濃度(−10〜+10)のパラメータ毎に、係数や消費電力値をテーブルとして記憶することでファックス送信の消費電力が算出される。
なお、起動時に必要な消費電力換算テーブルについては、上述のように処理内容毎に予め定めた消費電力量(基準パラメータに対する係数や1枚あたりの消費電力値)を対応させたものとしてもよいし、起動時に必要な消費電力についても、現在の装置の状態によって異なる場合があるので、装置の状態を検出するセンサ等を設けてセンサの検出結果に応じて、消費電力量を算出する消費電力換算テーブルを用意しておくようにしてもよい。例えば、プリントの場合には、定着器の温度によって異なるため、現在の温度に応じた消費電力量を求める換算テーブルを用意しておくことで、ウォームアップ時の消費電力を正確に予測することが可能となる。
続いて、上述のように構成された本発明の実施の形態に係わる画像形成装置12で行われる消費電力の見積もり表示の処理について説明する。図8は、本発明の実施の形態に係わる画像形成装置12で行われる処理の流れの一例を示すフローチャートである。なお、以下の処理は、画像形成装置12のROM18Bやハードディスク34等に記憶されたプログラムを実行することによって行われる。また、図8の処理では、画像形成装置12の各機能部への電力供給が停止される予め定めた節電モードに移行している際に、節電復帰が指示された場合に開始するものとして説明するが、これに限るものではない。
まず、節電復帰が指示されると、ステップ100では、操作表示部20が復帰されてステップ102へ移行する。すなわち、省電力制御装置36によってコントローラ18や操作表示部20への通電が指示されるとこによって電力供給部38から操作表示部20への電力供給が開始されて、操作表示部20に予め定めた初期選択画面が表示される。例えば、図9(A)に示すように、新規文書操作を行うか、蓄積文書操作を行うか、を選択するための初期選択画面が表示される。
ステップ102では、新規文書操作が選択されたか否かが判定される。該判定は、操作表示部20が操作されて新規文書操作を選択する指示が行われたか否かを判定し、該判定が否定された場合、すなわち蓄積文書操作が選択された場合にはステップ104へ移行し、肯定された場合にはステップ106へ移行する。
ステップ104では、蓄積文書が選択されてステップ108へ移行する。例えば、ハードディスク34等に予め記憶された蓄積文書の中から対象となる文書を選択してステップ108へ移行する。
一方、ステップ106では、新規文書の読取りが行われてステップ108へ移行する。すなわち、省電力制御装置36によって画像読取部22、原稿を画像読取部22へ移動する移動機構、及びハードディスク34等への電力供給が開始され、画像形成装置12にセットされた新規の原稿の読取りが開始される。そして、読み取ることによって得られる文書情報がハードディスク34に順次記憶される。なお、新規文書の読取りが開始されて時点でステップ108へ移行し、原稿画像の読取りやハードディスク34への記憶が終了した時点で画像読取部22や、移動機構、ハードディスク34への電力供給が停止される。
ステップ108では、処理内容種別を選択するための予め定めた機能選択画面が表示されてステップ110へ移行する。機能選択画面は、例えば、図(B)に示すように、コピー、スキャン、ファックスの何れかの処理内容種別を選択するための画面が表示される。なお、本実施の形態では、コピー、スキャン、ファックスの何れかを選択する場合について説明するが、選択可能な処理内容としては、これに限るものではなく、例えば、図4に示した処理内容種別の何れかを選択可能としてもよい。
ステップ110では、機能選択が完了したか否かが判定される。該判定は、操作表示部20が操作されて、処理内容種別の選択が行われたか否かを判定し、該判定が肯定されるまで待機してステップ112へ移行する。
ステップ112では、選択された処理内容種別に対する予め定めた設定画面が表示されてステップ114へ移行する。設定画面は、例えば、図9(C)に示すように、選択された処理内容に対する各種設定を行うための画面が表示される。図9(C)の例では、コピー設定画面の例を示す。
ステップ114では、消費電力が算出され、表示されてステップ116へ移行する。具体的には、起動時に必要な消費電力量と、実行時に必要な消費電力値とを消費電力換算テーブル40から読み出す。そして、設定に応じて排出される記録用紙のページ数や部数を実行時に必要な消費電力値や係数に乗算して求めた実行時の消費電力量と、起動時に必要な消費電力量とを加算することで、消費電力量を見積もって、算出結果を消費電力予測として表示する。例えば、図9(C)の設定画面の右上の欄等に算出した消費電力予測を表示する。すなわち、操作表示部20に表示された消費電力予測により、現在の設定における消費電力が報知される。なお、設定された処理内容がファックスの場合には、パラメータに応じた情報量から1ページあたりの通信時間を事前に予測できるため、報知された消費電力を通信料の目安として利用することも可能となる。
ステップ116では、設定変更が行われたか否かが判定される。該判定は、操作表示部20によって設定画面に対する操作が行われて、設定が変更されたか否かを判定し、該判定が肯定された場合にはステップ114に戻って再び消費電力が算出され、否定された場合にはステップ118へ移行する。なお、当該判定は、例えば、予め定めた時間が経過しても設定変更の指示が行われなかった場合に否定されてステップ118へ移行する。
ステップ118では、処理開始指示が行われたか否かが判定される。該判定は、操作表示部20が操作されて設定された処理の実行が指示されたか否かを判定し、該判定が否定された場合にはステップ116に戻って上述の処理が繰り返され、肯定された場合にはステップ120へ移行する。すなわち、操作表示部20に表示された消費電力予測を利用者が確認し、再度設定を行うと、変更された設定での消費電力が再び操作表示部20に表示される。
ステップ120では、設定画面で設定された機能(処理内容種別)に応じて、文書情報が画像変換されてステップ122へ移行する。例えば、ファックス等の処理内容を実行する場合には、読み取ることにって得られる文書情報が予め定めたサイズより大きいと送信できなくなってしまうので、従来の画像形成装置では、原稿の読取り時に予め定めたサイズになるように画像変換しながら原稿を読み取るが、本実施の形態では、事前に消費電力を見積もるために、実行する機能を選択する前に原稿を読み取るので、当該処理において、既に読み取ることによって得た文書情報に対して、選択された機能等に応じて予め定めた形式の情報に文書情報が画像変換される。
ステップ122では、設定内容実行処理が行われてステップ124へ移行する。すなわち、利用者によって設定された処理に応じた処理が実行される。例えば、処理内容種別がコピーの場合には、ハードディスク34等に蓄積された原稿画像を表す文書情報を設定に応じた画像処理(例えば、複数ページ集約、両面、拡大縮小等)を行って画像形成する。
ステップ124では、続く処理があるか否かが判定される。該判定は、画像形成装置12の画像読取部22に次の原稿がセットされたか否かを判定したり、続いて処理する蓄積文書が指定されたか否か、或いは次の処理を行う指示等が操作表示部20によって行われたか否か等を判定し、該判定が肯定された場合にはステップ102に戻って上述の処理が繰り返され、判定が否定された場合にはステップ126へ移行する。
ステップ126では、節電モードへ移行して一連の処理を終了する。すなわち、省電力制御装置36が画像形成装置12の各機能部への電力供給を停止するように制御することで、電力供給部38による各機能部への電力供給が停止される。このとき、節電モードから復帰させるために必要な機能部への電力供給は継続される。
このように、実施の形態では、必要な機能部のみに電力供給を行って部分的に節電する画像形成装置12において、コピー、スキャン、ファックス等の処理を行う際には、原稿画像を予め読み取っておき、その後、利用者が各種設定を行うことで、設定に応じた排出記録用紙数を考慮した消費電力を見積もった結果が操作表示部20に表示される。従って、処理を実行する前に事前に消費電力が利用者に報知される。これによって利用者の省エネルギ意識が向上される。
なお、上記の実施の形態では、予め定めた消費電力換算テーブル40を利用して各処理内容の消費電力を算出して表示するようにしたが、電力供給部38からメインコントローラ18や操作表示部20、画像読取部22等の各機能部への通電時間を計測するためのタイマ等を含んで省電力制御装置36を構成し、各処理内容を実行した場合の各機能部への通電時間等を実測することで消費電力を求めて、消費電力換算テーブル40を補正するようにしてもよい。
また、上記の実施の形態では、コピー、スキャン、ファックスの何れかの消費電力を見積もって表示する例を説明したが、これに限るものではなく、原稿のページ数等によってネットワーク16の通信速度や、ハードディスク34の蓄積時間等を異なるので、図4に示した各処理内容種別について消費電力を見積もって表示するようにしてもよい。
12 画像形成装置
18 メインコントローラ
20 操作表示部
22 画像読取部
36 省電力制御装置
38 電力供給部
40 消費電力換算テーブル

Claims (4)

  1. 原稿を読み取る読取手段と、
    前記読取手段の読取結果に対して実行する処理内容に関する設定を行うための設定手段と、
    前記設定手段によって設定された前記処理内容を実行するために必要な機能部へ電力を供給する供給手段と、
    前記設定手段によって設定された前記処理内容を実行する前に、前記読取手段の読取結果及び前記設定手段の設定結果に基づいて前記供給手段によって供給される電力の消費量を見積もった消費電力見積もり結果が表示手段に表示されるように制御する制御手段と、
    を備え
    前記制御手段は、前記電力の消費量を見積もる際に、前記処理内容について起動時に必要な消費電力と、実行時に必要な消費電力とに分けて記憶された消費電力換算テーブルを参照し、起動時に必要な消費電力と実行時に必要な消費電力とを加算することで当該処理内容について消費電力を見積もる画像処理装置。
  2. 前記制御手段は、前記設定手段によって設定が変更される度に前記消費電力見積もり結果が前記表示手段に表示されるように制御する請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記読取手段の読取結果を、前記設定手段によって設定された前記処理内容に応じて予め定めた形式の情報に変換する変換手段を更に備えた請求項1又は請求項2に記載の画像処理装置。
  4. コンピュータを、請求項1〜3の何れか1項に記載の画像処理装置の前記制御手段として機能させるための画像処理プログラム。
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