JP5531725B2 - 振動搬送装置 - Google Patents

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Description

本発明は、粉粒体材料を振動により搬送しながら、乾燥、冷却等させる振動搬送装置に関する。
粉粒体材料を振動させて搬送しながら熱交換する装置として、特許文献1の図3には、密閉型の振動コンベアで粉粒体を振動搬送させながら粉粒体を冷却する装置が開示されている。この装置では、粉粒体を搬送する振動コンベアの上流側に設けられた供給口から粉粒体が供給され、この振動コンベアの下部側に形成された多数の吸気口から冷却用の気体が供給されて粉粒体が冷却されるようになっている(例えば、特許文献1の明細書段落[0009]参照)。
特開平8−5243号公報
一般的には、このような熱交換装置や振動搬送装置の、粉粒体材料の供給口の大きさ、例えば粉粒体材料が搬送される方向と直交する方向でのその供給口の幅は、それらの装置の振動搬送による搬送路の幅より十分に大きく形成されている。すなわち、振動搬送装置とこれに接続される上流側の装置との間で、その上流側の装置と振動搬送装置とを接続する例えばシュート等の接続路の幅や大きさが、それらの搬送路の幅や大きさよりも十分に小さく形成されている。したがって、振動搬送装置側の供給口の幅や大きさも小さいものとなる。
このような粉粒体材料の供給口と搬送路との幅や大きさの違いによって、供給口から自重で搬送路まで落下してくる粉粒体材料が、搬送路上の搬送に有効な領域を使用せずに振動乾燥装置内で搬送されるという問題がある。つまり、特に搬送路上の供給口付近において、落下してきた粉粒体材料の集合の全体幅は、供給口の幅程度でしかなく、その状態から粉粒体材料はその幅方向に直交する方向に振動により搬送される。したがって、搬送路における搬送に有効な領域が無駄になり、乾燥効率や冷却効率が低下し、搬送効率も低下することになる。
以上のような事情に鑑み、本発明の目的は、搬送路全体を有効に使用して、粉粒状の被搬送物の、乾燥効率や冷却効率等の処理効率を向上させるとともに、搬送効率を高めることができる振動搬送装置を提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明の一形態に係る振動搬送装置は、搬送路と、容器と、路面部材とを具備する。
前記搬送路は、第1の幅を有する端部領域を有し、前記第1の幅に沿う第1の方向に直交する第2の方向に沿って、粉粒状の被搬送物を振動により搬送する。
前記容器は、前記第1の方向に沿って前記第1の幅より小さい第2の幅を有する、前記被搬送物の供給口を有する。また、前記容器は、前記供給口を介して前記搬送路の前記端部領域に前記被搬送物が供給されるように、前記搬送路を覆う。
前記路面部材は、前記第1の方向の成分を含む方向に向けて開口された複数の孔を有し、少なくとも前記端部領域の路面を形成する。また、前記路面部材は、前記孔を介して前記容器内の搬送路上に流入した気体により、前記第1の方向の成分を含む方向に前記被搬送物を前記端部領域で拡散させることが可能である。
容器内への気体供給は、本来、例えば被搬送物の乾燥や冷却等を目的としている。本発明では、搬送路の端部領域の幅である第1の幅が、その端部領域に被搬送物を供給するための供給口の幅である第2の幅より大きい。したがって、その供給口から端部領域に供給された被搬送物の集合の全体幅は、端部領域の幅より狭くなる。しかし、端部領域の路面を形成する路面部材に形成された複数の孔は、第1の幅の方向の成分を含む方向に向けて開口し、それらの孔から容器内に流入した気体によって、第1の幅の方向の成分を含む方向に被搬送物が拡散される。したがって、特に端部領域において搬送に有効な領域が無駄になることがないため、搬送路全体を有効に使用して、被搬送物の、乾燥効率や冷却効率等の処理効率を向上させることができる。
また、端部領域において気体によって被搬送物が拡散され、例えば端部領域の供給口の直下付近に被搬送物が集まるようなことがないので、密度の高い粉粒体の集合が形成されることを抑制することができる。搬送効率も向上させることができる。
本発明の他の形態に係る搬送装置は、所定方向に粉粒状の被搬送物を搬送する搬送路と、
前記搬送路に前記被搬送物を落下供給する供給部とを具備する。
前記搬送路の、前記供給部の下にある領域には、前記所定方向と異なる方向に気体を噴出する複数の噴気孔が設けられている。
本発明では、被搬送物を落下供給する供給部から、搬送路の、該供給部の下にある領域に落下供給された際に、複数の噴気孔から搬送の方向とは異なる方向の気体によって、被搬送物を搬送路上で拡散させることができる。供給口の直下付近に被搬送物が集まるようなことがないので、密度の高い粉粒体の集合が形成されることを抑制することができる。また、搬送効率も向上させることができる。
以上、本発明によれば、振動搬送装置の搬送路全体を有効に使用して、粉粒状の被搬送物の、乾燥効率や冷却効率等の処理効率を向上させるとともに、搬送効率を高めることができる。
図1は、本発明の第1の実施形態に係る振動搬送装置を示す模式的な断面図である。 図2は、図1に示す振動搬送装置の平面図である。 図3は、図1に示すA−A線断面図である。 図4は、振動搬送装置の容器内の乾燥ゾーン内であって、搬送路の上流部における多孔板を示し、各領域を示す平面図である。 図5は、図4における多孔板の上流部の一部をさらに拡大して示した図である。 図6は、図5におけるB−B線断面図である。 図7は、多孔板上で発生する気流方向を矢印で示した図である。 図8は、本発明の第2の実施形態に係る多孔板の一部である端部領域を示す平面図である。 図9は、その端部領域に設けられた円板の1つを示す断面図である。
以下、図面を参照しながら、本発明の実施形態を説明する。
[第1の実施形態]
図1は、本発明の第1の実施形態に係る振動搬送装置を示す模式的な断面図である。図2は、この振動搬送装置100の平面図であり、図3は図1に示すA−A線断面図である。
振動搬送装置100は、容器1と、容器1内に設けられた、被搬送物である粉粒体(図示せず)を搬送する搬送路4とを備える。粉粒体の搬送方向(第2の方向)は、この振動搬送装置100の長手方向であり、図1〜3においてY軸方向である。
粉粒体は、粉粒状の食品や工業用製品等の材料である。1つの粉粒体の大きさは、数百μm〜数十mmである。
搬送路4の路面は、気体を流通させる多数の孔(噴気孔)417が形成された路面部材としての多孔板41によって形成される。容器1は、図3に示すように多孔板41を下方側から支持するトラフ12と、多孔板41の上部に配置され、搬送路4を覆うように設けられたカバー11とを有している。多孔板41は、図示しないボルト等によってトラフ12に固定されている。多孔板41の材料としては、例えば金属が用いられ、例えば粉粒体の種類に応じてステンレスやチタンが用いられる。
容器1の上流側の端部の上部には、容器1内へ粉粒体を供給するための供給部となる供給口13が設けられている。この供給口13には粉粒体が自重を利用して落下するときの流路となる供給シュート6の一端が接続されている。供給シュート6の他端は、この振動搬送装置100による振動乾燥処理の前の処理を行う図示しない外部装置に接続される。
図1及び2に示すように、容器1内の空間は、乾燥ゾーン15と冷却ゾーン16とに分かれている。乾燥ゾーン15と冷却ゾーン16との間に物理的な仕切があるわけではない。例えば、トラフ12の側面には、乾燥用の気体の複数の給気ダクト2及び冷却用の気体の複数の給気ダクト2が搬送方向に沿って並ぶように接続されており、これらの給気ダクト2から乾燥用気体及び冷却用気体が容器1内へ供給される。また、容器1の上部には、搬送方向に沿って排気ダクト3が複数接続されている。上記給気ダクト2から容器1のトラフ12内へ供給された気体は、多孔板41の孔417を通って搬送路4上に流入し、排気ダクト3を介して乾燥用気体及び冷却用気体が容器1外へ排出される。多孔板41の構造については、後に詳述する。
乾燥用気体の温度は、冷却用気体に比べ高く設定されている。気体としては、例えば空気や不活性気体が用いられる。
容器1内の下流側の端部には、粉粒体を落下させて排出する排出シュート7が設けられている。排出シュート7の路幅は、例えば下方に向かうに従って徐々に狭くなるように形成されている。
図1及び3に示すように、容器1の下部には、この容器1を振動させる振動発生装置5が設けられている。これにより、例えば鉛直方向(Z軸方向)に対して図1で矢印Sで示すように45°の方向で容器1が振動可能となっている。振動発生装置5はあらゆる公知の機構が適用される。一例として、振動発生装置5は、容器1に振動方向(例えば上述の45度)に沿って取り付けられて容器1に振動力を与えるゴムバネ、ゴムバネを収縮させるためのモータを含む機構、容器1に接続された振動バネ、その他、防振バネやカウンタウェイト等を含む。
図4及び5は、多孔板41の構造及び機能を説明するための、多孔板41の一部を示す平面図である。図4は、上記乾燥ゾーン15側であって、搬送路4の上流部43(図2参照)における多孔板41を示している。ここでいう上流部43とは、図2に示すように供給口13側を含む部分であって、多孔板41のY軸方向において実質的に半分の部分(左側半分)である。また、下流部44は残りの半分の部分である。図5は、その上流部43の一部をさらに拡大して示した図である。図6は、図5におけるB−B線断面図である。
図4に示すように、一点鎖線で示す円形の部分は、上記粉粒体の供給口13の大きさを示し、この供給口13が平面的に多孔板41と重なる位置にあることを示している。上流部43のうち、平面で見て供給口13を含む領域であって、供給口13から供給される粉粒体が落下し、多孔板41上に着地し得る領域を、供給口13の下にある領域である端部領域425とする。
供給口13のX軸方向の幅(第2の幅)aは300〜500mmとされる。本実施形態では、供給口13は円形であり、その直径が300〜500mmとされる。端部領域425のX軸方向の幅(第1の幅)bは、1800〜2500mmとされ、また端部領域425のY軸方向の幅cは400〜600mmとされる。すなわちX軸方向において、その供給口13から端部領域425に供給された粉粒体の集合の全体幅は、端部領域425の幅より小さくなる。
図6に示すように、多孔板41の孔417は、所定の方向に開口されて形成されており、気体がこれらの孔417を介して流通する時、多孔板41は気流方向の制御板として機能する。孔417は、例えば切り込みプレス加工により形成される。多孔板41の孔417の開口率は例えば3〜5%程度である。孔417の開口形状や、平面で見た孔417を形成する部分の形状(図5では三角形状)は、適宜設計可能である。
図5に示すように、これらの孔417の開口方向は、搬送路4における、端部領域425とこれ以外の領域426とで異なっている。端部領域425では、孔417の開口はX軸方向の成分を含む方向に向いている。端部領域425以外の領域426では、孔417の開口は、搬送路4の下流部44の端部(多孔板41の、端部領域425とは反対側の端部)の領域まで、搬送方向であるY軸方向に一様に向いている。
また、端部領域425がX軸方向で3分割されて形成された領域ごとに孔417の開口方向が異なっている。これら3つの領域4251及び4252は、端部領域425の面積が3等分されたものであってもよい。あるいはそれらは必ずしも3等分でなくてもよく、平面で見て、中央領域4251が少なくとも供給口13の外形を含む面積を有する領域であればよい。
端部領域425のすべてにおいて、孔417の開口方向は中心線Cを中心として対称的になっており、中心線Cを中心として外側に向いている。端部領域425のうち中央領域4251では孔417の開口はX軸方向に向いており、両側領域4252では、Y軸方向の成分も含む斜め方向に向いている。これらの斜め方向の角度は、例えばX軸から10〜30°とされるが、この範囲に限られない。
多孔板41は、典型的には、1枚の板で構成されている。しかし、多孔板41は、端部領域425と、それ以外の領域426とで2枚で構成されていてもよい。あるいは、多孔板41は、3つの領域4251及び4252を構成する3つの板と、端部領域425以外の領域426を構成する1つの板で構成されていてもよい。
図7は、このように構成された多孔板41上で発生する気流方向を矢印で示した図である。多孔板41の下方から上方へ気体が流れるとき、領域4251、4252及び426ごとの各孔417の開口方向の違いによって、気体がそれら領域4251、4252及び426ごとに異なる方向に流れる。
具体的には、端部領域425では供給口13を介して供給された粉粒体が気体の圧力によって両側に拡散するように気体が流れる。X軸の正の方向を角度0°とすると、端部領域425の中央領域4251では、中心線Cを中心として0°及び180°の方向に流れる。端部領域425の両側領域4252では、中心線Cを中心として10〜30°及び150〜180°の方向にそれぞれ流れる。そして、多孔板41上の、端部領域425以外の領域426では90°の方向に気体が流れる。
図1及び2に示すように、搬送路4の上流部43であって、端部領域425より下流側に堰部材8が配置されている。堰部材8は板状であり、図1に示すようにその上端が上流側に配置されるように、下端が下流側に配置されるように傾くように配置されている。また堰部材8は、多孔板41から隙間を開けて配置されている。これにより、粉粒体が中央に集中して搬送される場合に、その粉粒体の集合の多孔板41からの高さを平坦化させ、かつ、X軸方向の両側に拡散させることができる。
また、堰部材8の上端にはX軸方向に沿って設けられた図示しない回転軸が取り付けられ、図示しない駆動機構により、堰部材8はその回転軸を中心に所定角度回転する。このように堰部材8が回転することにより、図1で見て堰部材8の傾きが調整される結果、例えば粉粒体の種類に応じて多孔板41と堰部材8(の下端)との距離を調整することができる。その距離は1〜5mm程度で調整可能であるが、この範囲に限られない。
以上のように構成された振動搬送装置100の動作を説明する。
振動搬送装置100の搬送路4は、振動発生装置5により搬送方向に45°で振動し、また、容器1内に乾燥用気体及び冷却用気体が流通する。この状態において、供給シュート6から供給口13を介して容器1内に供給された粉粒体は、端部領域425に着地した後(あるいは粉粒体の一部は端部領域425に着地する前に)、多孔板41の孔417を介して流れる気体の力によって、少なくとも端部領域425で両側へ拡散させられる。
また、多孔板41の振動によって、振動方向であるY軸方向の成分の力によって粉粒体はY軸方向へ進む。供給口13から供給される粉粒体の流量は連続的であり、例えば20,000kg/hであるが、もちろんこれに限られない。
そして端部領域425以外の領域426では、粉粒体は、多孔板41の振動の力によって、かつ、Y軸方向の気流の力によって、均一に拡散されてY軸方向に搬送される。粉粒体が中央に集合している場合には、粉粒体の集合は堰部材8により平坦化されるとともに、さらに両側へ拡散させられる。つまり堰部材8は邪魔板の機能を果たす。粉粒体の質量、粘度、粒径、形状等によっては、端部領域425における気流による拡散だけでは、密度の比較的高い粉粒体の集合が残る場合があるが、本実施形態によればそのような場合でも、堰部材8により搬送路4上で均一に粉粒体を拡散させることができる。
容器1内での気体の流速は、1〜2m/sであるが、この範囲に限られず、少なくとも端部領域425で粉粒体が拡散される程度の流速である。また、この気体の流速は、粉粒体の種類、気体の温度、容器1の容積などが考慮されて適宜設定され得る。
このように、粉粒体は供給口13を介して容器1内に投入された直後から、搬送方向とは異なる方向による力が与えられ、X軸方向に拡散されてからY軸方向に搬送される。仮に多孔板41のすべての孔417の開口方向がY軸方向であったとすると、供給口13から供給された粉粒体は、搬送方向に沿って徐々に進みながらX軸方向に徐々に拡散するので、搬送路4の搬送に有効な領域に無駄が発生することになる。本実施形態では、そのような搬送に有効な領域が無駄になることがないため、搬送路4全体を有効に使用して、粉粒体の乾燥効率を向上させることができる。また、端部領域425において気体によって粉粒体が拡散され、端部領域425の供給口13の直下付近に粉粒体が集まるようなことがないので、密度の高い粉粒体の集合が形成されることを抑制することができる。したがって、搬送効率も向上させることができる。
[第2の実施形態]
図8は、本発明の第2の実施形態に係る多孔板の一部である端部領域を示す平面図である。これ以降の説明では、上記第1の実施形態に係る振動搬送装置100が含む部材や機能等について同様のものは説明を簡略化または省略し、異なる点を中心に説明する。
本実施形態に係る多孔板91の端部領域925では、多孔板91の一部を構成する、X−Y平面内で回転可能な複数の多孔板913が設けられている。この図8に示した例では、端部領域925がX軸方向に4分割され、それらの領域9251ごとに回転可能な多孔板913が設けられている。図9は、その多孔板913の1つを示す断面図である。これらの多孔板913に、上記実施形態で示した孔417と同様の孔917が複数形成されている。
図9に示すように、多孔板913の周縁部には、係合部913aが径方向に突起するように設けられ、この係合部913aが多孔板91の本体の凹状の係合部91aに係合している。例えば、振動搬送装置100の使用時には、それらの係合部913a及び91a同士がボルト等の固定具914によって固定される。
このような多孔板913を有する多孔板91によれば、例えば人手により多孔板913を所定角度回転させることによって、端部領域925に設けられた分割された領域9251ごとに、孔417の開口方向を調整することが可能となる。例えば、気体の流速、温度、湿度等に応じて、あるいは、粉粒体の種類に応じて、多孔板913の回転角度を調整することで、孔417の開口方向を調整することができ、利便性が向上する。
また、本実施形態でも第1の実施形態と同様に、振動搬送装置の搬送路全体を有効に使用して、粉粒体の乾燥効率や冷却効率等の処理効率を向上させるとともに、搬送効率を高めることができる。
[その他の実施形態]
本発明に係る実施形態は、以上説明した実施形態に限定されず、他の種々の実施形態が実現される。
上記第1の実施形態では、端部領域425において3つの領域ごとに孔417の開口方向が異なっていた。しかし、中心線Cを中心として開口方向が対称的で、かつ、中心線Cを中心として端部領域425の半分の領域ではすべて開口方向が同じであってもよい。あるいは、端部領域425において分割領域は3つ限られず、4つ以上であってもよい。あるいは、孔417の開口方向は、中心線からX軸方向に離れるにしたがい徐々に(段階的にまたは連続的に)X軸からの角度が大きくなるように形成されていてもよい。
あるいは、X軸方向の成分を含む開口方向を有する孔417は、端部領域425だけでなく、端部領域425以外の領域426、例えば上流部43全部や、上流部43の上流側半分などに形成されていてもよい。その場合、端部領域425からY軸方向に下流側へ離れるにしたがい徐々に(段階的にまたは連続的に)その開口方向が90°(X軸方向が0°とした場合)に向くように形成されていてもよい。
上記第2の実施形態に係る多孔板91では、その端部領域925に多孔板913が設けられていたが、端部領域925のみならず、それ以外の多孔板91の領域にも多孔板913が適宜設けられていてもよい。
堰部材8の長手方向は、搬送方向であるY軸方向に直交していたが、このような形状に限られない。例えば中心線Cを通る部分を頂点として、下流側に向かうにしたがって広がるようなV字状であってもよい。
振動搬送装置100として、上記実施形態では、乾燥及び冷却処理を行う装置について説明したが、本発明の範囲は、そのうちいずれか一方を行う装置も含む。あるいは、乾燥処理に限られず、乾燥用の気体よりも温度の高い加熱目的の気体、あるいは、例えば粉粒体に水分を含ませる加湿目的の気体を利用する振動搬送装置にも本発明を適用可能である。
上記実施形態では、振動により粉粒状の被搬送物を搬送する振動搬送装置100を例に挙げたが、ベルトコンベヤ等、振動によらないで被搬送物を搬送する搬送装置にも本発明を適用可能である。
1…容器
4…搬送路
5…振動発生装置
8…堰部材
13…供給口
41、91…多孔板
43…上流部
44…下流部
100…振動搬送装置
417、917…孔
425、925…端部領域

Claims (2)

  1. 第1の幅を有する端部領域と、前記端部領域より下流側の領域とを有し、前記第1の幅に沿う第1の方向に直交する第2の方向に沿って、粉粒状の被搬送物を振動により搬送する搬送路と、
    前記第1の方向に沿って前記第1の幅より小さい第2の幅を有する、前記被搬送物の供給口を有し、前記供給口を介して前記搬送路の前記端部領域に前記被搬送物が供給されるように、前記搬送路を覆う容器と、
    前記搬送路の路面を形成する路面部材とを具備し、
    前記路面部材は、
    前記第1の方向の成分を含む方向に向けて開口された複数の孔を有し、これら複数の孔を介して前記容器内の搬送路上に流入した気体により、前記第1の方向の成分を含む方向に前記被搬送物を前記端部領域で拡散させることが可能な、前記端部領域の路面を形成する領域と、
    前記第2の方向のみに向けて開口された複数の孔を有し、これら複数の孔を介して前記搬送路上に流入した気体により、前記第2の方向に前記被搬送物を拡散させることが可能であり、前記端部領域より下流側の領域の路面を形成する領域と、を含む
    振動搬送装置。
  2. 請求項1に記載の振動搬送装置であって、
    前記端部領域では、前記複数の孔の開口方向が、前記端部領域の前記第1の方向での中心を通る第2の方向に沿う中心線に対して線対称に前記中心から前記搬送路の外側を向き、かつ、それら複数の孔の開口方向の、前記第1の方向に対する角度が、前記中心線から前記外側へ向かうにしたがい段階的または連続的に大きくなるように構成される
    振動搬送装置。
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