JP5529855B2 - 固定具を駆動するための工具 - Google Patents

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Description

本発明は、内燃固定具を駆動する工具に関する。
加工物や基板に釘等の固定具を駆動する動力源として内燃部を使用するインパルス工具としても公知の固定具駆動工具が開発されている。工具は、強制的にピストンを駆動すべく燃焼室内において燃料および空気の混合体を点火し、これにより工具から固定具を放出する。公知の技術による効果は、完全な量の燃料および空気の混合体を迅速に点火する効率に大きく制限される。不完全な量の燃料が点火した場合に、装置は、望ましくない駆動力を固定具に伝達する。工具が信頼性の低い力を発生させると、固定具の駆動される量は不十分となり、固定状態が不十分になる。公知の技術による装置は、より大きな工具を製造し、より大量の燃料を費してこれらの課題を解決しようとしてきた。
公知の技術による工具は、いわゆる不発として知られる問題も有する。これは、工具が低い温度環境にて作動されるか、高所にて、且つ高い温度環境にて作動される場合に生じる。この現象の原因は、(a)不十分な霧化、ならびに空気および燃料の混合、(b)不十分な燃料および空気の比率、(c)低い空気密度にある。
この公知の技術による工具の一例は、Gschwend等による特許文献1に開示される。この装置は、燃料の量を測定し、燃焼室の容積を機械的に拡張することにより燃料を空気とともに燃焼室内に引き込むべく機能する機構のネットワークを備える。この装置の課題は、燃料および気体が十分に混合されないため、燃焼効率が低減されることにある。
この公知の技術による工具のさらなる課題は、所定のエネルギー出力に要する工具の大きさ(重量および物理的寸法)にある。さらに、この工具は、燃料および空気を燃焼室内に部分的な吸引により引き込む。したがって、燃料および空気の混合体は、低圧力にて点火され、これは、低い燃焼率およびさらなる非効率を惹起する。これは、内燃固定具駆動工具が非効率であるほど装置は出力の変動の影響を受けやすくなり、点火の失敗および固定具への駆動力の不足が生じる点において特に問題である。
さらに、建築業において釘固定に使用されるような公知の技術によるインパルス工具は、使用に際して制限を有する。この工具は70乃至10ジュールの出力エネルギーを生じさせることができる。この工具は、最適な条件下、すなわち海面位にて24℃、且つ湿度が約40%においてのみ仕様に記載の出力を生じさせる。この最適な条件が変化すると、出力が25%となり、80%乃至90%の深みまでしか駆動されなくなる。したがって、加工物は、建築基準法を満たさない。さらに、使用者は公知のハンマーを使用して加工を完了する必要がある。
インパルス工具の製造業者は100ジュールを超える工具を開発してきたが、これらの工具は消費者が合理的に購買を予期するにははるかに大きな設備に終わった。
米国特許第5213247号明細書
固定に使用される全ての公知の技術による燃焼工具は、目詰まりするため定期的に清掃する必要があるという課題を有する。これは工具における不完全な燃焼により生じる。炭素、潤滑剤、ならびに燃焼および排出ガスによるその他の副産物が、燃焼室内、駆動ピストン、および頭部に堆積物として蓄積する。
本発明は、従来技術の課題の少なくとも1つを改善または克服する固定具駆動工具を設けることを目的とする。
本発明の第1の態様において、手動のパワー工具は、その作動力がガス燃焼機構によって得られる。ガス燃焼機構は、第1の燃焼室と、後方端部および前方端部を有する駆動部シリンダ内の第2の室とを有する。第1の燃焼室は後方端部を介して第2の室と連通する。ガス燃焼機構は、少なくとも1つのファンアセンブリと、駆動部シリンダ内を後方端部および前方端部の間にて移動可能なピストンおよび駆動部を有する駆動アセンブリと、駆動アセンブリに操作自在に連結される駆動モータとを備える。使用に際してピストンは駆動部シリンダの前方端部に、または前方端部近傍に位置されるが、ファンアセンブリは空気を第1の燃焼室および第2の室内に案内し、これにより室内の空気を少なくとも部分的に加圧する。燃料ガスは燃料供給ポートから燃焼室内に案内される。空気および燃料ガスは混合されて空気および燃料ガスの混合体が室内にて形成される。駆動モータはピストンを後方端部の位置、または後方端部の近傍の位置に操作自在に移動させることにより第1の燃焼室内にて空気および燃料ガスの混合体を圧縮し、これにより空気および燃料ガスの混合体は燃焼室内において点火され、ピストンを移動させ工具を容易に操作できるようにする。
好適に、ファンアセンブリは、第1の燃焼室内に空気を案内するための第1の外部誘導ファンを有する。
好適に、ファンアセンブリは、第1の燃焼室内に位置される第2の内部循環ファンを有する。
好適に、第2の内部循環ファンは、円錐台形状(frusto-conical in shape )である自由端部を有するカバーによって覆われる。
好適に、第1の燃焼室は、駆動部モータに隣接する位置における領域が、円錐台形状(frusto-conically shaped )である。
好適に、ピストンは、ファンアセンブリによって空気を強制的に中央部に再配向すべくくぼんだトロイダル形状を有する後部表面を有する。
好適に、個別の排出が第1の燃焼室および駆動部シリンダの周囲の外部に少なくとも部分的に位置され、排出は駆動部シリンダの前方端部の近傍に位置される排出孔を有する。
好適に、複数の通気孔は第1の燃焼室排出口を相互に連通させ、通気孔の近傍に位置されるエアダクトカバーは、空気がファンアセンブリによって燃焼室内に案内された場合に空気が通気孔を通過することを防止する。
好適に、排出と連通する少なくとも1つの排出ポートは、駆動部シリンダの後方端部の近傍にて駆動部シリンダに位置され、排出ポートは、ピストンが駆動部シリンダの後方端部に移動すると、ピストンによって閉じられる。
好適に、排出ポートは、燃焼室の空気入り口側に先立って閉じ、これにより過給空気が燃焼室内に案内される。
好適に、工具は、可動工具鼻部アセンブリおよびトリガーアセンブリをさらに備え、可動工具鼻部アセンブリおよびトリガーアセンブリの両者は、ファンアセンブリ、駆動モータ、およびガス供給ポートを制御および駆動すべくECMに操作自在に連結される。
好適に、ファンアセンブリおよび駆動モータは、バッテリーによって操作自在に駆動される。好適に、駆動モータはバッテリーを充電すべくECMに操作自在に連結される発電機として機能する。
好適に、空気および燃料混合体は、複数の高電圧の火花によって開始される点火工程によって点火される。好適に、複数の高電圧の火花は、複数の点火装置から放出される。
好適に、一実施例において、空気はタービンすなわちファンコンプレッサによって燃焼室および駆動部内に案内される。
好適に、空気は正回転羽根コンプレッサによって燃焼室および駆動部内に案内される。好適に、燃焼室および駆動部内に案内される空気は過給され、保持機構は点火が行われるまで過給空気に対して駆動アセンブリを保持する。
好適に、工具出力エネルギーの上昇は、過給により得られる。
本発明の第2の態様において、手動のパワー工具は、その作動力がガス燃焼機構によって得られる。ガス燃焼機構は、第1の燃焼室と、後方端部および前方端部を有する駆動部シリンダ内の第2の室とを備える。第1の燃焼室は後方端部を介して第2の室と連通する。ガス燃焼機構は、駆動部シリンダ内を後方端部および前方端部の間にて移動可能なピストンおよび駆動部を有する駆動アセンブリと、駆動アセンブリに操作自在に連結される駆動モータとを備える。使用に際して第1の燃焼室および第2の室の容積は第1の工程および第2の工程において流動的に加圧される。第1の工程は、ピストンが駆動部シリンダの前方端部に、または前方端部近傍に位置され、ファンにより過給空気を第1の燃焼室および第2の室内に案内する工程を含み、燃料ガスは燃料供給ポートから燃焼室内に案内される。空気および燃料ガスは混合されて空気および燃料ガスの混合体が室内にて形成される。第2の工程において、駆動モータはピストンを後方端部に移動させることにより第1の燃焼室内にて空気および燃料ガスの混合体を圧縮し、これにより空気および燃料ガスの混合体は燃焼室内において点火され、ピストンを移動させ工具を容易に操作できるようにする。
本発明の第1の実施例における手動の内燃釘固定具工具を示す断面図。 十分に後退した位置における駆動部およびピストン、ならびに空気が燃焼室内に案内されるような空気の流路を備えた図1の手動の内燃釘固定具工具を示す断面図。 駆動部およびピストンが十分に延びた位置に配置され、点火トリガーが十分に押し下げられ空気および燃料の混合体が点火されることにより、ピストンがバンパに接触し圧縮する図1の手動の内燃釘固定具工具を示す断面図。 使用者がトリガーにさわった場合に外部の空気を強制的に燃焼室および駆動部モータ室内に供給(過給)し、ピストンがバンパに接触する位置まで駆動され排出ポートを遮断するモードにおける図1の手動の内燃釘固定具工具を示す断面図。 基板に対して位置される図1の手動の内燃釘固定具工具において可動工具鼻部が10%移動されたことを示す断面図。 基板に対して位置される図1の手動の内燃釘固定具工具において可動工具鼻部が100%移動されたことを示す断面図。 基板に対して位置される図1の手動の内燃釘固定具工具において点火トリガーが約10%移動され駆動されたことを示す断面図。 図1の手動の内燃釘固定具工具を示す内側部分断面図。 図1の手動の内燃釘固定具工具の外部を示す部分断面図。 駆動アセンブリを形成する駆動モータ、ギア、ラック、駆動部、およびピストンを示す拡大図。 本発明の第2の実施例における手動の内燃釘固定具工具を示す断面図。 図11に示される工具にて使用されるタービンすなわちファンに代わる正回転羽根空気ポンプの内部を示す図。
図1乃至10は、手動の内燃釘固定具工具100を示す。工具100は、駆動モータ101と、誘導または循環モータ102と、外部誘導ファン103と、内部循環ファン104と、24ボルトバッテリーパック105と、燃焼空間(室)106と、シリンダ13内の駆動部シリンダ室107と、排出(冷却)穴108と、燃料セルカートリッジ109と、点火装置110aおよび110bとを備える。燃焼室106は、駆動部シリンダ室107に隣接する位置の近傍にて円錐台形状(frusto-conical)を有する。
工具100の操作を以下に述べる。使用者(図示しない)は、支持ハンドル(ピストングリップ)34により工具100を保持する。好適に、使用者の人差し指は、点火トリガー3に位置される。タッチセンサー35は、工具100が操作されることを電子制御モジュール(ECM)27に通知する。ECM27は、電子回路を駆動して、誘導および循環ファンモータ102を12ボルトにて作動させる。これにより、外部誘導ファン103および内部循環ファン104は、吸気フィルタ21を介して工具100の外からの空気を吸引する。外部の空気は、燃焼室106および駆動部シリンダ室107内に充填空気として強制的に供給される。同時にECM27は、駆動モータギア7および駆動部ギアラック11を介して駆動部14およびピストン15に連結される駆動モータ101の位置を確認する。図4に示すように、駆動モータ101は、ピストン15の下側がバンパ8に載置されるように駆動部14およびピストン15を再配置する。この位置において、ピストン15は、排出ポート10を閉鎖し、室106および107をシールする。さらに、工具のサイクルの同じ時点において、燃焼室ハウジング17が可動工具鼻部5と連通する100%開放モードとなる。
外部の空気がファン103により引き込まれると、エアダクト20は、ファン103からの圧力下において空気が穴108に進入することを防止するため、外部の空気の100%が燃焼室106内に配向される。燃焼室106に進入すると、入ってくる空気は内部循環ファン104によってさらに加速される。空気がファン104を通過すると、空気は、円錐台形状に形成される循環カバー25を通して強制的に流れる。カバー25は気流の速度をさらに上昇させる。空気は、カバー25を通して駆動部室107の中央部に配向される。室107の底部(シリンダ13内)において、気流は分離され、ピストン15の「トロイダル」形状のくぼんだ後面を通して室107から燃焼室106内に上昇して戻される。ここで、空気は分離し、約70%が排出ポート16を通して室106を退出し、穴108に沿って穴108内に流れ込み、排出9を通して工具100を退出する。室106内の残りの気流(約30%)は、室106の上面に上昇して流れ、ここで、図4に示すように循環カバー25の底部の周囲に位置される複数の穴すなわち通気孔を通して入ってくる気流と再び合流する。
図5は、基板に位置される工具100において、可動工具鼻部5の10%の移動が生じていることを示す。ハウジング17と連通する工具鼻部5により、ハウジング17は、排出ポート16を遮断し、気流の100%を室106および107内にて循環させる。同じ時点において、ECM27は、24ボルト、すなわちモータ102において通常の製造業者による負荷サイクルの200%にてモータ102を駆動する。これにより、モータ102は回転数(rpm)が大きく上昇し、室106および107内の気流の容積および速度も上昇するため、排出ポート16が閉じられると、室106および107内の気流の上昇により、内部の空気圧が上昇する。公知の技術による工具において、排出ポートおよび空気入り口は同時に閉じられるが、本発明の実施例において、排出ポート16が閉じられた後に、モータ102の回転の上昇により、「過給」空気が室106および107内に連続して案内される。この原因として、排出ポート16の閉鎖はハウジング17の最初の10%の移動の範囲内、または近傍であり、充填される空気を受容すべく入り口側が開かれたままとなることが挙げられる。
図6は、ハウジング17と連通する工具鼻部5が100%作動(移動)されることを示す。工具のサイクルのこの時点において、ファン103からの気流は、エアダクトカバー20に現れる複数の穴すなわち通気孔を介して穴108内に再配向される。室ハウジング17の最後の5%の移動時において、シール17Aおよび17Bにより、室106および107はシールされる。室ハウジング107が100%作動(移動)され、室106および107がシールされた場合に、17と連通する気体規制弁頭部23および気体規制弁駆動部24を通した燃料セル109からの測定された量の気体は、ジェット33を通して室106に進入する。
気体搬送ジェット33は、室106内においてファン104の後部の近傍に延びる。燃料がジェット33を退出すると、ファン104の迅速に回転する刃が燃料ガスの霧化および膨張を加速する他、室106および107内において空気と燃料とを迅速に循環させ混合する。
図7は、さらに、点火トリガー3が10%駆動され移動されたことを示す。この時点において、トリガー3と連通するECM27は、電気回路をオンにし、駆動モータ101をオンにして、ラック11およびギア7に連結されるピストン15および駆動部14を駆動部シリンダ13の上面に100%移動させる。室106がシールされると、室107内の全ての空気は室106内に圧縮され、大気(圧力差)より大きな圧力を生じる。さらに、駆動アセンブリ14およびピストン15がシリンダ13の上面まで100%移動されると、釘40が固定具カートリッジ4から固定された工具鼻部6内に位置される。室106内の空気および燃料は、迅速に循環し、カバー25は、カバー25の底部の通気孔すなわち穴(図示しない)によって、燃料および空気の混合体に点火装置110aおよび110bを横断させる。
図4は、点火トリガー3が操作され100%移動されることを示す。ECM27は、回路をオンにして高電圧点火コイル1をオンにし、約25乃至50の適用にて同じ動作を迅速に行う。点火コイル1によって生じた高電圧のパルスは点火装置110aおよび110bに通じる。これにより点火装置110aおよび110bから生じる多数の高電圧の火花は、同時に燃焼室106内の燃料および空気の混合体を点火する。ECM27は、駆動モータ101を個別の電気回路変換駆動モータ101、すなわち発電機に切り替える。燃料および空気の混合体が室106にて点火されると、圧力が急激に上昇し、駆動アセンブリ14およびピストン15が強制的にシリンダ13を下降し、釘40を基板(または加工品)内に放出する。駆動アセンブリ14およびピストン15がシリンダ13を下降すると、発電機として機能するモータ101は、ラック11およびギア7を介して駆動アセンブリ14と連通する。これにより生じた電荷は、バッテリーパック105内に戻され、電荷間においてバッテリーまたは工具サイクルが上昇する。
駆動アセンブリ(駆動部14およびピストン15)が90%移動すると、ピストン15の下側がバンパ衝撃吸収装置8に接触する。バンパ衝撃吸収装置8は、駆動部14およびピストン15の動的なエネルギーを低減し、これによりシリンダ13に制御された安定した係止部が得られる。工具または燃焼サイクルのこの段階において、シリンダ13の底部に複数設けられた排出ポート10は、ピストン15によって暴露される。室106および107内の排出ガスは、排出ポート10を通して漏出または排出され、室106および107内のガス圧を大気と比較して低減し、部分的に真空(低圧)とする。バンパ8内に蓄積されたエネルギーは、駆動アセンブリ(駆動部14およびピストン15)をボア13上方に約30%戻す。ECM27は、ファンモータ102を12Vにて通常の稼働モードに切り替えて戻す。同時に駆動モータ101と通じるECM27は、駆動アセンブリ(駆動部14およびピストン15)の位置を確認して必要に応じて調整し、ボア13の底部にてピストン15の下側をバンパ8に載置させ、さらに排出ポート10を「遮断」する。工具101は、基板から上昇され、可動工具鼻部5を延ばす。ハウジング17と連通する工具鼻部5は前方に摺動し、空気を室106および107内にて循環させ、排出ポート16を通して退出する。点火トリガー3が開放され、ECM27がサイクル開始時の状態に初期化され戻される。
上述した実施例における手動のパワー工具は、後述する特徴により公知の技術による工具の課題を解決する。
−より高い出力エネルギー。
−より一貫したエネルギー生成。
−排出削減。
−所定のエネルギー出力に対する工具全体の寸法の低減。
−「インパルス工具」の性能範囲を4インチ(100mm)の釘およびコンクリートのピンまで拡大。
本発明の上述した実施例において、公知の技術による課題は後述の特徴により解決される。
−燃焼サイクルまたは工程の再構成。
−誘導工程の過給。
−点火に先立って圧縮の二次的段階を付加することによる作動流体、空気および燃料の混合体の品質向上。
−燃料霧化工程の向上。
−点火工程の向上。
−燃焼室動力の向上。
−駆動ピストン面を横断する気流の向上。
−燃焼室内の気流および混合工程の再構成。
−点火および火炎の前進の向上。
図示しない第1の実施例の別例において、モータ101は、駆動ピストン15の下側に作用するシリンダ13内に位置されるコイルバネアセンブリに代えられる。さらに、駆動部14に機械的に連結されるロック機構は、室106および107が圧力下にある場合に、駆動ピストンおよび駆動アセンブリを復帰させるために必要であり、これにより充填された空気システムが得られる。
図11は、第2の実施例において、第1の実施例のガス内燃釘すなわち固定工具100を予め充填または過給する別例による方法を示す。本実施例において、タービンすなわちファン(コンプレッサ)201は、公知のファンブレード103に代えられる。ファンモータ102は、内部循環ファン104および遠心タービンすなわちファン201の両者を駆動する。タービンすなわちファン201は、公知のファンブレード103と比較してはるかに高い空気圧を搬送可能である。タービンすなわちファン201を使用するこのタイプの過給構造体において、好適にダクトに通すことができるように後部工具ハウジング202を延ばす必要がある。
図12は、入り口ポート204および出口ポート205を備えた正回転羽根空気ポンプ(コンプレッサ)203の構造体を示す。回転羽根ポンプ203は、第2の実施例のタービンすなわちファン201に代わり、第1の実施例の工具100に対してより高い空気圧を発生させる。
上述した実施例において、工具100の過給として外部誘導ファン103、タービンすなわちファン201、および回転羽根空気ポンプ203等の様々な空気ポンプ(コンプレッサ)機構が開示されたが、これらの所定の機構に限定されるものではなく、その他の空気ポンプ機構が使用されてもよい。
タービンすなわちファン201や回転羽根空気ポンプ203が上述した過給燃焼工程を使用する手動の内燃釘固定具工具100において使用されるようなより効率のよいポンプ機構においては、駆動モータ101、駆動モータギア7、および駆動ギアラック11を設けなくてもよい。内燃室106内の充填した空気による影響に対抗すべく、駆動ピストンロック保持機構(図示しない)を組み込み、点火が行われるまで駆動部モータ13の上面の所定の位置に駆動機構14および15を保持する必要がある。燃焼室106内の燃焼圧力が通常10バール(1MPa)を超えて上昇すると、駆動ピストン15に作用する気体燃焼圧力は、駆動アセンブリロック機構(図示しない)を越え工具100から釘を非常に高速に放出する。駆動アセンブリロック機構は、燃焼室106内の圧力が通常約1.5バール(1500kPa)になるまで駆動アセンブリ14および15がシリンダ13の上面に保持されるように構成される。
ここで使用されるような用語「備える」、および「含む」(ならびにこれらの文法的変形)は、包括的意味において使用され、「〜のみから構成される」という排他的な意味において使用されるものではない。

Claims (5)

  1. 手動のパワー工具であって、その作動力はガス燃焼機構によって得られることと、該ガス燃焼機構は、第1の燃焼室と、後方端部および前方端部を有する駆動部シリンダ内の第2の室と、該第1の燃焼室は該後方端部を介して第2の室と連通することと、少なくとも1つのファンアセンブリと、該駆動部シリンダ内を該後方端部および該前方端部の間にて移動可能なピストンおよび駆動部を有する駆動アセンブリと、同駆動アセンブリに操作自在に連結される駆動モータとを備えることと、使用に際して該ピストンは駆動部シリンダの前方端部に、または前方端部近傍に位置され、該ファンアセンブリは空気を第1の燃焼室および第2の室内に案内し、これにより室内の空気を少なくとも部分的に加圧することと、燃料ガスが燃料供給ポートから該燃焼室内に案内されることと、該空気および燃料ガスは混合されて空気および燃料ガスの混合体が室内にて形成されることと、該駆動モータはピストンを該後方端部の位置、または後方端部の近傍の位置に操作自在に移動させることにより第1の燃焼室内にて空気および燃料ガスの混合体を圧縮し、これにより空気および燃料ガスの混合体は燃焼室内において点火され、該ピストンを移動させ工具を容易に操作できるようにすることとを特徴とする手動のパワー工具。
  2. 前記ファンアセンブリは、前記第1の燃焼室内に空気を案内するための第1の外部誘導ファン、および前記第1の燃焼室内に位置される第2の内部循環ファンを有し、同第2の内部循環ファンは、円錐台形状(frusto-conical)の自由端部を有するカバーによって覆われることを特徴とする請求項1に記載の手動のパワー工具。
  3. 個別の排出が前記第1の燃焼室および駆動部シリンダの周囲の外部に少なくとも部分的に位置され、該排出は駆動部シリンダの前方端部の近傍に位置される排出孔を有し、複数の通気孔が第1の燃焼室排出穴とを相互に連通させ、該通気孔の近傍に位置されるエアダクトカバーは、空気がファンアセンブリによって燃焼室内に案内された場合に空気が通気孔を通過することを防止し、前記排出と連通する少なくとも1つの排出ポートは、駆動部シリンダの後方端部の近傍にて駆動部シリンダに位置され、該排出ポートは、ピストンが駆動部シリンダの後方端部に移動すると、ピストンによって閉じられ、前記排出ポートは、燃焼室の空気入り口側に先立って閉じ、これにより過給空気が前記燃焼室内に案内されることを特徴とする請求項1に記載の手動のパワー工具。
  4. 前記空気および燃料の混合体は、複数の点火装置から放出される複数の高電圧の火花によって開始される点火工程によって点火されることを特徴とする請求項1に記載の手動のパワー工具。
  5. 手動のパワー工具であって、その作動力はガス燃焼機構によって得られることと、該ガス燃焼機構は、第1の燃焼室と、後方端部および前方端部を有する駆動部シリンダ内の第2の室と、該第1の燃焼室は該後方端部を介して第2の室と連通することと、該駆動部シリンダ内を該後方端部および該前方端部の間にて移動可能なピストンおよび駆動部を有する駆動アセンブリと、同駆動アセンブリに操作自在に連結される駆動モータとを備えることと、使用に際して該第1の燃焼室および第2の室の容積は第1の工程および第2の工程において流動的に加圧されることと、該第1の工程は、該ピストンが駆動部シリンダの前方端部に、または前方端部近傍に位置され、ファンにより過給空気を第1の燃焼室および第2の室内に案内する工程を含み、燃料ガスは燃料供給ポートから該燃焼室内に案内されることと、該空気および燃料ガスは混合されて空気および燃料ガスの混合体が室内にて形成されることと、該第2の工程において、該駆動モータはピストンを該後方端部に移動させることにより第1の燃焼室内にて空気および燃料ガスの混合体を圧縮し、これにより空気および燃料ガスの混合体は燃焼室内において点火され、該ピストンを移動させ工具を容易に操作できるようにすることとを特徴とする手動のパワー工具。
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