JP5529396B2 - 4輪駆動中央断続電気アクチュエータ - Google Patents

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Description

関連出願の相互参照
本願は、2005年6月10日出願の米国特許出願第11/150575号の一部継続出願であり、その内容はその全体が、参照により本明細書に組み込まれる。
本開示は、4輪駆動車両の駆動系に関し、より詳細には、低コストで信頼性が向上した駆動系断続アクチュエータに関する。
4輪駆動車両は、オフロードでの使用に人気があり、また、雪、氷、およびその他の滑り易い道路で優れた牽引力を発揮するので人気がある。4輪駆動車両にはしばしば、4輪駆動モードを使用することが利益にならないときに2輪駆動モードを実現するために、2次駆動車軸を切り離す機能が備え付けられている。しかし、2輪駆動モード中でさえも、駆動構成要素の多くが、道路に係合している車輪の回転によって駆動されている。したがって、4輪駆動車両の非駆動車輪の回転によって駆動系の構成要素の全てが回転させられることがないように車輪または車軸のいずれかをその他の駆動系システムから切り離すために、車輪端断続装置および中央断続装置が開発されてきた。非駆動車輪から駆動系構成要素を切り離すことによって、車両を駆動するための必要トルク量を著しく低減することができる共に、2輪駆動モードで作動しているときの車両の燃料効率が向上することが分かっている。4輪駆動車両で用いるために好適な断続機構が開発されてきたが、より信頼性が高く、より安価な駆動系断続システムを実現することが依然として望ましい。
従来の駆動系断続装置は、駆動系断続装置の接続を行うために、ナット従動子が係合する通し親ねじを備えるアクチュエータを使用する。これら従来のシステムが、4輪駆動(接続)位置にシフトされたとき、車軸戻しばねおよび/またはアクチュエータブロックシフトばねによってアクチュエータのナット従動子に掛けられる力が、アクチュエータ歯車系列に逆に伝えられる。これらの力が、長時間に渡る車両の振動と相俟って、ナット従動子をバックドライブ/クリープさせ、その結果、従来のアクチュエータ装置の作動に悪影響を与える可能性がある。さらに、従来のアクチュエータは、駆動系断続装置を接続位置と切断位置との間で移動させるために双方向モータを使用する必要がある。これら従来のアクチュエータ中の双方向運動は、特に素早いシフトサイクル中に、モータ、シャフト、歯車、および支持ジョイントに過大な負荷を掛ける。これにより、これら過大な負荷がアクチュエータの寿命および性能を低下させる。コストおよび複雑さを増す一因となる追加の構成要素および電気回路が必要になる。従来のアクチュエータでは、ナット従動子の移動はまた、機械的停止装置によって規制される。この機械的停止装置が、アクチュエータを固着させる可能性を生じる。さらに、従来のアクチュエータでは、シフトの開始時点で高いトルクレベルを発生する必要があり、その高いトルクが、モータおよびその他のアクチュエータ構成要素に望ましくない負荷を掛ける。
米国特許出願第11/150575号
本発明の断続アクチュエータは、第1と第2の回転可能な部材間を連結するためにカップラを係合および係合解除するのにカップリング部材が必要とする力および行程を生成する。一方向電気モータが使用され、歯車機構およびそれに連結されたカム機構を駆動するように作動可能である。カム従動子が、カム機構に係合し、カム機構に対して直線移動するように支持され、カップラを係合および係合解除位置のうちの1つに移動させるようにカップラ装置に係合可能である。カム機構およびカム従動子は、カム機構を180°刻みで回転させると、一方向モータを使用しながらカップラ装置を連結させ、次いで連結を解除させるように構成されている。本発明の駆動系断続アクチュエータは、静止エンコーダおよび回転ワイパを有するリレースイッチ(たとえば単極双投)を使用し、そのリレースイッチにより、双方向モータ制御を使用する従来のアクチュエータに通常必要とされる高価な電子回路に比較して比較的簡単で低コストのスイッチ回路が実現される。
さらに、ウォーム/カムの0から180°への回転が、カム従動子の直線変位に変換されて、2輪駆動作動モードから4輪駆動作動モードへのシフトを行わせる本発明のシステムは、従来のアクチュエータに伴うバックドライブ現象を生じない。ウォーム歯車の180°から360°への回転が、カム従動子の直線変位に変換されて、4輪駆動モードから2輪駆動モードへのシフトを行わせる。したがって、カムの0または180°位置のいずれでも、加わる力は、ウォーム歯車、支持ピン、およびハウジングへ伝達され、従来のアクチュエータで経験されるようなバックドライブ現象の原因にはならない。
また、一方向モータを使用することにより、断続アクチュエータの性能が向上し、費用が低減する。モータおよび歯車系列が一方向にしか回転しないので、モータ、シャフト、歯車、および支持ジョイントへの負荷が減少する。従来のアクチュエータ中の双方向運動は、モータ、シャフト、歯車、および支持ジョイントに過大な負荷を掛ける。
本発明の駆動系断続アクチュエータでは、180°回転カム機構を使用することにより機械的停止装置を使用せずに済み、固着する可能性がなくなるので、固着の問題もまた解消する。最後に、本発明のアクチュエータの直線変位は一歯車の角度回転の正弦関数であり、モータの最大トルクはウォーム歯車の90°回転位置にあるので、始動時には最小限のトルクしか必要とせず、モータは容易に始動する。いずれのシフトの開始でも、本発明では、モータは、最大トルクに達する前に高速度に加速することができる。しかし、従来のアクチュエータでは、モータは、シフトを開始すると直ぐに高いトルクを発揮する必要がある。さらに、本発明のウォーム歯車駆動は、従来の遊星歯車システムより低騒音である。
本発明のさらなる適用領域は、以下に行われる詳細な説明から明らかになろう。詳細な説明および特定の例は、本発明の好ましい実施形態を示してはいるが、単に例示を目的とするものであり、本発明の範囲を限定するものではないことを理解されたい。
本開示は、詳細な説明および添付図面から、より完全に理解されることになろう。
好ましい実施形態の以下の説明は、本来、単に例示的なものであり、決して本発明、その用途、または使用法を限定するものではない。
図1を参照して、本発明の原理による、中央断続電気アクチュエータを組み込んだ4輪駆動車両用の例示的車両駆動系8が以下に説明される。車両エンジン10の回転動力は、後部差動装置16に結合されたプロペラシャフト14を回転させる変速機12によって、後輪20に伝達される。差動装置16から延びる車軸18が後輪20を回転させる。エンジン10の回転動力は、前部差動装置26に結合された前部プロペラシャフト24を選択的に回転させるトランファケース22(変速機12に結合されている)によって、前輪30に伝達される。前部差動装置26から延びる車軸28(左側の車軸を28L、右側の車軸を28Rとして区別する)が、それぞれ前輪30(左側の前輪を30L、右側の前輪を30Rとして区別する)を回転させる。当技術分野では周知のように、トランスファケース22は、前部プロペラシャフト24に回転動力を選択的に与え、または与えなくするシフト機構を有する。したがって、車両は、トランファケース22のシフト選択に依って、2輪駆動または4輪駆動モードで作動させることができる。
車両の前輪30L、30Rは操舵可能であり、車両には、当技術分野では一般に周知のステアリングナックルが備え付けられている。前部車軸28L、28Rは前部差動装置から延在し、操舵機能を果たすための自在接手32が備え付けられている。中央断続装置40が、車軸の1つ28Rと差動装置26との間に設けられている。中央断続装置40は、シフトフォーク42と、車軸28Rおよび差動装置出力軸46に関して係合位置および係合解除位置を形成するように作動可能であるカップラスリーブ44とを備える。中央断続装置40によって、車軸28Rを差動装置26から切り離すことができるようになり、その結果、2輪駆動作動モードで、道路に接触している前輪30L、30Rの回転、および関連する車軸28L、28Rの回転を、前部プロペラシャフト24および差動装置リングギア48など他の駆動系構成要素から切り離すことができる。アクチュエータ装置50が、中央断続装置40のハウジングに取り付けられて、係合位置と係合解除位置との間で中央断続装置40を作動させる。
図2〜4を参照して、本開示の第1の実施形態による駆動系断続アクチュエータが次に説明される。駆動系断続アクチュエータ50は、ねじ式接合面53によって断続機構40のハウジングに連結されるハウジング52を備える。モータ54が、偏心カム機構58に駆動的に係合されている歯車機構56に駆動的に係合され、その偏心カム機構58はさらにカム従動子機構60に係合している。カバー61がハウジング52に取り付く。
モータ54は、駆動歯車64がその上に取り付けられた出力スピンドル62を備える。駆動歯車64は、駆動歯車64より直径が大きく多くの歯を備える被駆動歯車66と噛合的に係合する。モータおよび歯車の取り付けは、場所を節約するために、ハウジング52上に角度を付けた方向で行われている。被駆動歯車66は、固定的に装着されたウォーム70を備える中間シャフト68に取り付けられ、中間シャフト68と共に回転可能である。ウォーム70は、軸74周りに回転可能にハウジング52に取り付けられているウォーム歯車72に噛合的に係合する。偏心カム部材76が、ウォーム歯車72に固定的に取り付けられ、軸74周りに回転可能である。偏心カム76は、カム従動子80に係合する外面78を備える。カム従動子80は、ハウジング52の前方ハウジング部分84に摺動的に収容されているリンケージ82と係合する。図4に最も良く示されるように、リンケージ82は、カム従動子80上のスピンドルを摺動的に受けるスロット部82aを備える。リンケージ82は、プランジャ86にその第2の端部で係合するばね83の端部を受けるばねボス部82bをさらに備える。図4に見られるように、プランジャ86は、リンケージ82の第2の端部82cに摺動的に受け入れられる。ばね83によって、カップラスリーブ44が整合していないためにプランジャ86が動くことができないときでも、リンケージ82をカム従動子80と共に動かすことができる。カップラスリーブ44が整合されて係合すれば、ばね83が、カップラスリーブ44を係合させるための偏倚力を加える。
モータ54を回転させると、駆動歯車64が、ウォーム70を回転させる被駆動歯車66を駆動して、ウォーム歯車72を駆動し、それにより偏心カム部材76を軸74周りに回転させる。偏心カム部材76が回転すると、カム76とカム従動子80とが係合することによって、カム従動子80およびリンケージ82を直線移動させ、その直線移動がさらにプランジャ86(リンケージ82に連結されている)を、図3に示すように、前方ハウジング部分84から延出させる。プランジャ86は、中央断続装置を係合させるために、中央断続装置40のシフトフォーク42に係合する。シフトフォーク42は、通常は係合解除位置へばね偏倚されており、その結果、プランジャ86が引き込まれているときは、シフトフォーク42およびカップラスリーブ44は係合位置から自動的に外されている。
歯車機構56は、モータ54とカム機構58との間で歯車減速を形成するが、特定の用途によって必要とされる同じまたは異なる歯車減速機能を形成するために他の代替歯車機構を使用することができることは理解されるべきである。さらに、カム機構およびカム従動子は、例示されているように、軸74の周りに偏心的に回転可能な円形カムとして一般的に開示されているが、他の形状のカム機構もまた、本発明の主旨および範囲から逸脱することなく使用することができる。
図6を参照すると、係合解除可能な駆動系アクチュエータは、制御モジュール102の「4×4/4×2」選択スイッチを使用者が作動させることによって発せられる車両操縦信号に応答して電気モータ54を制御する制御回路100を備える。点火スイッチ104は、バッテリ106から制御回路100へ電流を供給する。点火スイッチ104が閉じると、エンコーダ/ワイパモジュール108へ電流が供給される。エンコーダ/ワイパモジュール108は、「4×4シフト」接点110および「4×2シフト」接点112を備える。エンコーダ/ワイパモジュール108はまた、車両が4輪駆動モードになったときに運転者に表示するために、「4×4ライト」接点114に電流を供給して「4×4」表示器ライト116を作動させる。「4×4シフト」接点110、「4×2シフト」接点112、および「4×4表示器」接点114は、図4に最も良く示されているように、ウォーム歯車72の下に配置されたエンコーダ/ワイパスイッチ機構120上に全て配置されている。接点110、112、114を備えるエンコーダ/ワイパスイッチ機構120は、プリント回路板124上に配置された対応する電気掃引線122(図5に最も良く示されている)に選択的に係合する。掃引線122a、122b、122cは、エンコーダ/ワイパスイッチ機構120の接点110、112、114それぞれに対応する。
制御回路100はまた、「4×4シフト」接点110、「4×2シフト」接点112と電力リレーコイル128との間を連通する信号リレースイッチ126を備える。電力リレースイッチ130は、電力リレーコイル128と連携し、モータ54と連通している。信号リレーコイル132が、信号リレースイッチ126と連携している。制御回路100は、制御回路100とバッテリ106、4×4ライト116および制御モジュール102とを接続させる5極コネクタ134(ハウジング52に装着されている)を備える。制御回路100はまた、回路100の過負荷を防止するために再設定可能なヒューズ136を備え得る。
作動中、信号リレーコイル132が、車両制御モジュール102からの4×4信号によって付勢される。付勢された信号リレーコイル132が、普通は開接点である信号リレースイッチ126を閉じさせ、掃引線122aに係合しているエンコーダ/ワイパの「4×4シフト」接点110を通して電力を電力リレーコイル128へ供給させる。その結果、普通は開接点である電力リレースイッチ130が閉じられ、それにより電力リレースイッチ130はモータ54に電力を供給することができる。モータ54は、掃引線122aとのエンコーダ/ワイパの「4×4シフト」接点110が、ウォーム歯車72が180°回転したところで開放されるまで、付勢されたままになる。その結果、4×4位置までの180°回転が完了すると、電力リレーコイル128は付勢を解除され、その普通は閉じている電力リレースイッチ130がモータ54に地電位を与える。これにより、モータの惰走を防止する効果的な動的制動がモータ54に対して掛けられる。
「4×4」位置で、エンコーダ/ワイパの「4×4」ライト接点114は、掃引線122cに接触することによって閉じられて4×4表示ライト116に電流を供給し、掃引線122bとの4×2シフト接点112は閉じられて、次の4×4から4×2へのシフトに対する準備状態にサイクルを設定する。
4×4モードから4×2モードへシフトするには、車両制御モジュール102からの4×4信号によってアクチュエータの信号リレーコイル132を付勢解除する。これにより、信号リレースイッチ126の普通は閉じられる接点が、掃引線122bとのエンコーダ/ワイパの4×2シフト接点112を通して、電力リレーコイル128に電力を供給するようになる。その結果、普通は開接点である電力リレースイッチ130が閉じられ、それにより電力リレースイッチ130はモータ54に電力を供給することができる。モータ54は、掃引線122bとのエンコーダ/ワイパの「4×2シフト」接点112が、4×2位置へ180°回転したところで開放されるまで付勢されたままであり、その位置で電力リレーコイル128は付勢解除され、その電力リレースイッチ130の普通は閉じられる接点が、モータ54に地電位を与える。これにより、望ましくないモータの惰走を防止する効果的な動的制動がモータ54に対して掛けられる。
4×2位置では、掃引線122cとのエンコーダ/ワイパの「4×4表示器」接点114は開放されて、4×2状態を車両に伝え(すなわち、4×4ライトはもはや点灯しない)、掃引線122aとの4×4シフト接点110は閉じて、次の4×2モードから4×4モードへのシフトに対する準備状態にサイクルを設定する。
図7〜13を参照して、本開示の第2の実施形態による駆動系断続アクチュエータを次に説明する。以下の説明から明らかになるように、第2の実施形態は、モータ、歯車機構、カム機構、およびプランジャの間で配向が異なることによって、第2の実施形態の駆動系断続アクチュエータの方がより小型になるという点で第1の実施形態とは異なっている。以下では、同じ構成要素は同じ参照番号によって表示され、それらの説明は話を簡単にするために省略する。
図7に示されるように、本開示の第2の実施形態による駆動系断続アクチュエータは、参照番号200で全体的に表示されている。断続アクチュエータ200は、中央駆動系断続装置40に隣接して配置されている。断続アクチュエータ200は、プランジャ86およびコネクタ134が前部車軸28L、28Rに平行な軸に実質的に沿って延在する第1の実施形態の断続アクチュエータ50とは対照的に、前部車軸28L、28Rに平行な軸に沿って延在するプランジャ202と、前部車軸28L、28Rに垂直に延在するコネクタ204とを有する。
図8および9を参照すると、駆動系断続アクチュエータ200は、ハウジング本体206、ハウジング本体206を閉じる蓋208、およびプランジャハウジング212を備える。ハウジング本体206は、その中に様々な駆動系断続アクチュエータ構成要素を収容する。その中にプランジャ202が摺動的に収容されているプランジャハウジング212は、ハウジング本体206の側壁214から側方へ、それと実質的に垂直に延出する。フランジ216が、中央断続装置40のハウジングに取り付く(図7参照)ために、プランジャハウジング212の周りに設けられている。コネクタ204が、ハウジング本体206の内部に配置されたプリント回路板124と、バッテリ106、4×4表示ライト116、および制御モジュール102との接続を行うために、ハウジング本体206に装着されている。
図10および11を参照すると、駆動系断続アクチュエータ200は、ハウジング本体206内部に配置され、出力スピンドル62を有する電気モータ54を備える。電気モータ54は、出力スピンドル62が上向きに延在するように配向されている。駆動歯車64が出力スピンドル62に装着されている第1の実施形態とは異なり、第2の実施形態では、ウォーム218がモータ54の出力スピンドル62に装着されている。ウォーム218は、ウォーム歯車220に噛合的に係合し、ウォーム歯車220は、さらに減速歯車222を駆動する。減速歯車222は、偏心カム部材76と噛合的に係合する。
図12および13に明瞭に示されているように、偏心カム76は、ローラ226を介してカム従動子224に連結される外面78を備える。コイルばね228が、カム従動子224中に配置され、ローラ226に係合する一方の端部とプランジャ202に係合する他方の端部とを有する。偏心カム部材76が回転するにつれて、偏心カム部材76とローラ226との係合によってカム従動子224が直線移動させられ、その直線移動が、さらにプランジャ202をプランジャハウジング212から延出させる。プランジャ202は、中央断続装置40のシフトフォーク42に係合して、中央断続装置40を係合させる。コイルばね228は、係合しているときシフトフォーク42に対して偏倚力を掛ける。
図10に戻って参照すると、ウォーム歯車220、減速歯車222、および偏心カム76は、同じ回転方向X周りに回転するように駆動される。モータ54の出力スピンドル62は、回転方向Z周りに回転する。プランジャ202は、方向Yに沿って移動するように駆動される。方向X、Y、Zは、座標システムの3軸を構成する。この配置によって、この実施形態の駆動系断続アクチュエータ200は、モータのスピンドルシャフト、歯車機構、およびプランジャが実質的に一方向に沿って配置されている第1の実施形態の駆動系断続アクチュエータとは対照的に、より小型になる。
図14を参照すると、モータ54と、カムの軸74に対して様々な位置に配置されている駆動系列構成要素218、220、222とを有する中央断続アクチュエータが示されている。中央断続装置の実装は、装置が車軸ハウジングに、または車軸の近くに装着されるので、通常、収納上の課題をもたらす。特に、2次駆動車軸がエンジン、シャシ、およびサスペンション構成要素によって取り囲まれている場合は、収納が問題になる。殆どの場合、動力系列で混み合っている場所には、従来の断続装置に対して限られた空間しか残されておらず、その結果、車両の構成要素および/または断続装置に対する大きな改修になりかねない。これらの課題に答えて、本開示のアクチュエータは、図14に仮想的に示されているように、モータ54および駆動系列構成要素218、220、222をカム軸に対して様々な位置に配置することができることによって、高い自由度を提供する。設計基準に基づくモータおよび駆動系列構成要素の所望の配向に応じ、ハウジング206をそれに従って修正しながら、その他の構成要素を設計変更する必要なしに収納要件に合致させることができる。したがって、この自由度によって、アクチュエータ装置は、隣接する構成要素との干渉の可能性を大幅な修正なしに回避することができる柔軟性を有することができ、それによって、開発時間および費用が低減される。
本発明の説明は、本来的に単に例示的なものであり、したがって、本発明の主旨から逸脱しない変形形態は、本発明の範囲内に包含されるものとする。そのような変形形態は、本発明の主旨および範囲から逸脱すると見なされるものではない。
本発明の原理による中央断続電気アクチュエータを組み込んだ車両駆動系の概略構成図である。 本発明の第1の実施形態による断続アクチュエータの透視図である。 本発明の原理による中央断続アクチュエータの異なる角度からの透視図である。 その構成要素をより良く図示するためにハウジングを取り除いた断続アクチュエータの下方からの透視図である。 本発明の原理による、制御部に使用されるエンコーダ/ワイパの掃引線パターンを示す、本発明のプリント回路板の概略平面図である。 本発明の原理による電気制御回路の概略構成図である。 本開示の第2の実施形態による、断続アクチュエータ組み込んだ車両駆動系の一部分の透視図である。 図7の断続アクチュエータの透視図である。 図8の断続アクチュエータの側面図である。 図8の断続アクチュエータの分解組立図である。 断続アクチュエータの構成要素を示すために蓋が取り外されている、図8の別の側面図である。 カム機構、カム従動子、およびプランジャの側面図である。 図12のカム機構、カム従動子、およびプランジャの上面図である。 モータおよび駆動系列を、カム軸に対して様々な向きに配置することができることを図示する断続アクチュエータの側面図である。
符号の説明
8 車両駆動系
10 エンジン
12 変速機
14 プロペラシャフト
16 後部差動装置
18 車軸
20 後輪
22 トランファケース
24 前部プロペラシャフト
26 前部差動装置
28L 車軸
28R 車軸
30L 前輪
30R 前輪
32 自在接手
40 中央断続装置
42 シフトフォーク
44 カップラスリーブ
46 差動装置出力軸
48 差動装置リングギア
50 駆動系断続アクチュエータ
52 ハウジング
53 ねじ式接合面
54 モータ
56 歯車機構
58 偏心カム機構
60 カム従動子機構
61 カバー
62 出力スピンドル
64 駆動歯車
66 被駆動歯車
68 中間シャフト
70 ウォーム
72 ウォーム歯車
74 軸
76 偏心カム部材
78 外面
80 カム従動子
82 リンケージ
82a スロット部
82b ばねボス部
82c 第2の端部
83 ばね
84 前方ハウジング部分
86 プランジャ
100 制御回路
102 制御モジュール
104 点火スイッチ
106 バッテリ
108 エンコーダ/ワイパモジュール
110 「4×4シフト」接点
112 「4×2シフト」接点
114 「4×4ライト」接点
116 「4×4」表示ライト
120 エンコーダ/ワイパスイッチ機構
122 電気掃引線
122a 掃引線
122b 掃引線
122c 掃引線
124 プリント回路板
126 信号リレースイッチ
128 電力リレーコイル
130 電力リレースイッチ
132 信号リレーコイル
134 5極コネクタ
136 ヒューズ
200 断続アクチュエータ
202 プランジャ
204 コネクタ
206 ハウジング本体
208 蓋
212 プランジャハウジング
214 側壁
216 フランジ
218 ウォーム
220 ウォーム歯車
222 減速歯車
224 カム従動子
226 ローラ
228 コイルばね

Claims (15)

  1. 第1の回転可能な部材と、
    第2の回転可能な部材と、
    前記第1と第2の回転可能な部材間を連結させるために、作動的に係合可能かつ係合解除可能なカップラ装置と、
    第1の方向に延在する軸周りに回転可能な出力シャフトを有する電気モータと、
    前記出力シャフトによって作動的に駆動されて、前記第1の方向に対して垂直な第2の方向に延在する軸周りに回転するカム機構と、
    前記カム機構に対して直線移動するように支持される、前記カム機構に係合したカム従動子と、
    前記カム従動子によって係合されたリンケージに結合されたプランジャであって、前記プランジャと前記リンケージは前記カム従動子と軸線方向に移動し、前記カム従動子は前記プランジャの軸線に沿って配置され、前記プランジャはプランジャハウジングに対して軸線方向外側に移動する端部を有し、前記プランジャは、前記カップラ装置に、前記第1の回転可能な部材と前記第2の回転可能な部材が連結される係合位置と、前記第1の回転可能な部材と前記第2の回転可能な部材が連結解除される係合解除位置との間を移動させる、機構。
  2. 前記モータと前記カム機構との間に配置された歯車機構をさらに備える、請求項1に記載の機構。
  3. 前記歯車機構が、前記第2の方向に延在する軸周りに回転するように駆動される、請求項2に記載の機構。
  4. 前記歯車機構が、ウォーム歯車および減速歯車を備える、請求項2に記載の機構。
  5. 前記モータの前記出力シャフトに取り付けられたウォームをさらに備え、前記ウォームが、前記歯車機構の前記ウォーム歯車に噛合的に係合している、請求項4に記載の機構。
  6. 前記カップラ装置が、前記第1の方向および前記第2の方向に対して垂直な第3の方向に移動可能である、請求項1に記載の機構。
  7. 前記モータが一方向モータである、請求項1に記載の機構。
  8. 係合位置では2つの回転可能な部材を連結し、係合解除位置では前記回転可能な部材を連結解除するために、前記係合位置と前記係合解除位置との間で作動可能なアクチュエータであって、
    前記アクチュエータが、
    前記係合位置と前記係合解除位置との間を移動可能なカップラ装置と、
    第1の軸周りに回転可能な出力シャフトを有する電気モータと、
    前記出力シャフトによって作動的に駆動されて、前記第1の軸に対して垂直な第2の軸周りに回転し、
    前記電気モータと前記カム機構を受け入れるためのハウジング本体と、前記カップラ装置に係合するプランジャを受け入れるためのプランジャハウジングとを有するハウジングであって、前記プランジャハウジングは前記ハウジング本体の側方へ延び、前記プランジャは、前記プランジャハウジングに対して軸線方向外側に移動する端部分を有し、前記カップラ装置を前記係合位置と前記係合解除位置との間で移動させるカム機構と
    を備えるアクチュエータ。
  9. 前記電気モータと前記カム機構との間に配置された歯車機構をさらに備える、請求項に記載のアクチュエータ。
  10. 前記歯車機構が、前記第2の軸周りに回転するように駆動される、請求項に記載のアクチュエータ。
  11. 前記歯車機構が、ウォーム歯車および減速歯車を備える、請求項に記載のアクチュエータ。
  12. 前記モータの前記出力シャフトに取り付けられたウォームをさらに備え、前記ウォームが、前記歯車機構の前記ウォーム歯車に噛合的に係合している、請求項11に記載のアクチュエータ。
  13. 前記カップラ装置が、前記第1の軸および前記第2の軸に対してほぼ垂直な第3の方向に移動可能である、請求項に記載のアクチュエータ。
  14. 前記モータが一方向モータである、請求項に記載のアクチュエータ。
  15. 前記プランジャハウジングが前記ハウジング本体に対して垂直に延出する、請求項8に記載のアクチュエータ。
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