JP5529356B1 - 消費税監査システムと消費税監査プログラム - Google Patents

消費税監査システムと消費税監査プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】税務・会計処理を管理する部門や事務所が、消費税計上処理の監査を、効率的のみならず高い精度を担保して実行可能な消費税監査システムとそのプログラムを提供することである。
【解決手段】読み出された勘定科目データ22を共通勘定科目課税区分データベース6内の共通勘定科目データ25と第1照合する科目情報照合部11と、第1照合によって一致した共通勘定科目に対応する第1の課税区分データ26が「混在」の場合に会計仕訳データ21から取引内容データ24を読み出す取引内容抽出部14と、読み出された取引内容データを共通取引内容課税区分データベース7内の共通取引内容データ27と第2照合する取引内容照合部15と、第2の照合によって一致した共通取引内容に対応する第2の課税区分データ28と課税区分データを第3照合する課税区分照合部12と、照合結果を出力する出力部4とを有する。
【選択図】図1

Description

本発明は、会計仕訳ファイルに含まれる会計仕訳データの消費税計上処理の監査を行うための消費税監査システムとそのプログラムに関する。
近年、企業・団体あるいは個人事業主も含めて日々の会計・税務処理業務では、帳簿に毎日逐一記入する仕訳処理から、パーソナルコンピュータに会計ソフトウェアをインストールしてデータを入力する仕訳処理へと変化してきている。
会計ソフトウェアも様々なソフトウェアハウスから販売されており、インターネットを介して提供されるソフトウェアも出現している。
この仕訳処理を複雑にしていることのひとつが消費税に関する記帳処理である。すなわち、消費税に関する課税区分はいずれが正しいかという課税性に関する正当性と、正しい税率に対応した消費税額であるか否かの正当性である。特に、例えば雑費等を勘定科目として計上される仕訳においては、雑費という勘定科目の情報だけでは、具体的にどのような取引が発生しているかを把握できないため、この取引に対して消費税が課税されるかどうかの判断をする行為が煩雑となりこれを正確に処理するには多大な労力と時間を要するという課題を有していた。特に会計仕訳データの適正を判断する税理士事務所や会計事務所といった第三者がこの処理をすることは、更にこの課題が大きくなっている。
そこで、これまで消費税の処理を効率的に行うための技術が数多く開発されてきた。
例えば、特許文献1には、「会計処理装置、記帳処理制御プログラム、及び記帳処理制御プログラムを記録した記録媒体」という名称で、簡単に出納帳や補助簿の記帳入力や関連帳票の参照等を行うために種々のプログラムを取り出して処理を行うことができる技術が開示されている。
この発明では、帳簿データの入力時に、消費税情報(価格、消費税税種区分、消費税額)をウインドウ表示して、入力や修正等を容易にしている。従って、記帳処理を効率的に行うことができ、仕訳データを容易に作成することができる。
また、特許文献2には、「支出管理システム、支出管理方法及び記憶媒体」という名称で仕訳前明細データベースとマスターデータベースを照会して、経費計上等の仕訳データを作成する技術が開示されている。この技術では、課税金額か非課税金額かの別を示すデータIDを設定して、これを用いて仕訳前明細データベースを作成、その後にマスターデータベースと照会して、そのデータIDに応じて仕訳を行っている。
従って、この技術によれば、予め課税金額か非課税金額かの別を示すデータIDを付しておくことで効率的に仕訳を行うことが可能である。
さらに、特許文献3には、「経費処理システム、経費処理方法および経費処理用プログラム」という名称で、経費データおよび税法上の規定に従って作成された経費摘要別区分テーブルを用いて、経費データに含まれる摘要情報から経費データの消費税課税区分の判定を行うものである。
従って、この技術では予め経費摘要別区分テーブルを作成しておけば、経費データに含まれる摘要情報から、その経費摘要別区分テーブルを参照することで容易に消費税課税区分が判定可能であり、効率的に仕訳を行うことが可能である。
特開2007−183981号公報 特開2002−63327号公報 特開2003−30398号公報
しかしながら、特許文献1に開示される技術では、仕訳データの作成や修正は容易になるものの、いずれの仕訳データに消費税情報の誤入力があるかは別途の方法で検索する必要があるなど監査を正確に行うための機能は備えていないという課題があった。
また、特許文献2に開示される技術では、経費計上等の仕訳データを作成する際に課税金額か非課税金額の別を示すデータIDを付すことが煩雑であり、そもそもそのIDデータの是非を別途チェックする必要があり仕訳データ自身の精度について担保されていないという課題があった。
さらに、特許文献3に開示される技術では、経費摘要別区分テーブルは経費データ及び税法上の規定に従って作成されているため、その精度は高いものと考えられるものの、経費データに含まれる摘要情報から経費データの消費税課税区分を判定するものであり、摘要が記載されていない場合には利用できず、さらに、摘要情報に曖昧さがある場合、例えば2つの仕訳データで勘定科目が異なり課税区分も異なる場合に、摘要情報が曖昧で記載内容が同一となってしまうような場合には摘要情報のみを頼りに消費税課税区分を判定してしまうと課税区分を誤認してしまう可能性があるという課題があった。
但し、特許文献3には摘要情報と経費摘要別区分テーブルのみを用いて直接判定する直接判定手段と、経費摘要別区分テーブルの他に詳細な判定を行う自動判定手段を備えている。
この自動判定手段では、経費データを構成する他の情報を参照して経費データの消費税課税区分を判定するため、経費摘要別区分テーブルのみを用いるのではない。例えば経費が贈答経費の場合に、まず販売促進物品であるか否かの条件で判定を行い、次に一定額を超えるか否かの判定を行い、それらの判定の結果からまず交際費であるか否かの判定を行うのである。さらに、交際費であるか否かの判定後に、消費税課税区分について、贈答経費の場合に茶菓子であるか否かの判断で、茶菓子であれば消費税課税、それ以外の場合には消費税非課税であるという判定を行う。
このような自動判定手段の場合においても、毎回の仕訳伝票において経費摘要の欄をチェックして判定が必要となるので、せっかく経費摘要別区分テーブルを用いて仕訳効率を向上させているにもかかわらず、実は非効率であるという課題があった。しかも、同様のデータであっても定期的な監査ではすべての仕訳伝票に対して経費摘要をチェックした後に判定する必要があり、これも非効率となってしまうという課題があった。
さらに、摘要として「茶菓子」と正確に記載されている場合には判定が可能であるものの、「茶」や「菓子」等と記載されるような場合には自動判定では対応できないという課題もあった。
本発明はかかる従来の事情に対処してなされたものであり、税務・会計処理を管理する部門や第三者である税理士会計事務所が、消費税計上処理の監査を、効率的のみならず高い精度を担保して実行可能な消費税監査システムとそのプログラムを提供することを目的としている。
上記目的を達成するため、請求項1記載の発明である消費税監査システムは、会計仕訳ファイルに含まれる会計仕訳データの消費税計上処理の監査を行うための消費税監査システムであって、発生した取引を貸借の勘定科目に分類した会計仕訳データを格納する会計仕訳データベースと、予め定められた共通勘定科目に関する共通勘定科目データと、この共通勘定科目に対応し少なくとも「課税」、「非課税」、及び「混在」を含む第1の課税区分データを関連付けて格納する共通勘定科目課税区分データベースと、予め定められた共通取引内容に関する共通取引内容データと、この共通取引内容に対応し少なくとも「課税」及び「非課税」を含む第2の課税区分データを関連付けて格納する共通取引内容課税区分データベースと、前記会計仕訳データを前記会計仕訳データベースから読み出し、前記会計仕訳データから勘定科目データと課税区分データを読み出す科目情報・課税区分抽出部と、読み出された前記勘定科目データを前記共通勘定科目課税区分データベース内の前記共通勘定科目データと照合(以下、第1の照合という)する科目情報照合部と、第1の照合によって一致した共通勘定科目に対応する第1の課税区分データが「混在」の場合に前記会計仕訳データから取引内容データを読み出す取引内容抽出部と、前記取引内容抽出部によって読み出された前記取引内容データを前記共通取引内容課税区分データベース内の前記共通取引内容データと照合(以下、第2の照合という)する取引内容照合部と、第2の照合によって一致した共通取引内容に対応する第2の課税区分データと前記課税区分データを照合(以下、第3の照合という)し、前記第1の照合によって一致した共通勘定科目に対応する第1の課税区分データが「課税」又は「非課税」の場合に前記第1の課税区分データと前記課税区分データを照合(以下、第4の照合という)する課税区分照合部と、この課税区分照合部における前記第1の課税区分データ又は第2の課税区分データと前記課税区分データとの照合の結果のうち少なくとも不一致の結果を出力する出力部とを有するものである。
上記構成の消費税監査システムでは、まず、科目情報・課税区分抽出部が会計仕訳データを会計仕訳データベースから読み出し、その会計仕訳データから勘定科目データと課税区分データを読み出して、科目情報照合部が読み出された勘定科目データを共通勘定科目課税区分データベース内の共通勘定科目データと第1の照合を行うという作用を有する。共通勘定科目課税区分データベースでは、予め共通勘定科目に対して「課税」、「非課税」、「混在」という区分を設けて関連付けて格納しているので、会計仕訳データに含まれる勘定科目データによって、「課税」、「非課税」、「混在」に振り分けるように作用する。
さらに、「混在」の場合には、取引内容抽出部が取引内容データを会計仕訳データから読み出して、取引内容照合部が読み出された取引内容データを共通取引内容課税区分データベース内の共通取引内容データと第2の照合を行うという作用を有する。共通取引内容課税区分データベースでは、予め共通取引内容について「課税」と「非課税」という区分を設けて勘定科目データで「混在」とされた仕訳について、いずれかに振り分けるように作用する。
課税区分照合部は、第2の照合によって一致した共通取引内容に対応する第2の課税区分データと前記課税区分データを第3の照合として実行し、第1の照合によって一致した共通勘定科目に対応する第1の課税区分データが「課税」又は「非課税」の場合には第1の課税区分データと前記課税区分データを第4の照合として実行するという作用を有する。この課税区分照合部による第3の照合と第4の照合が会計仕訳データにおける消費税の課税区分に対する監査となる。
そして、出力部がこれらの第3の照合と第4の照合の結果のうち、少なくとも不一致であるものについて出力する作用を有する。一致の場合は監査上問題がないため必ずしも出力する必要はないが、不一致のものについては何らのミスが生じている可能性が高いので出力部に出力する。もちろん、すべての照合結果について出力してもよいが、会計仕訳データが膨大になれば一致する結果も膨大となってしまう。
なお、本願特許請求の範囲及び明細書における「取引内容」とは、一般的な会計仕訳データにおける「借方補助」や「貸方補助」、あるいは個々の取引に関する「摘要」等、取引の具体的な意味、内容を理解するために必要な付帯情報を意味しており、それらの上位概念として用いている。
また、「課税」に対して課税をしない場合として、課税の対象とならない場合の「不課税」と課税対象としてなじまない場合や社会政策的配慮から消費税を課税しない「非課税」、輸出販売のように輸出取引に当たる場合に課税が免除される「免税」が存在しているものの、本願では、それらを区別することなく「非課税」としている。従って、この「非課税」には「不課税」、「免税」が含まれる概念である。このように含む概念としているのは、今回の発明の本質を考える際にはその区別は無関係であるためであり、実際に実施する際に「非課税」に加えて「不課税」及び「免税」に関する処理を設けてもよいことは言うまでもない。
以上説明したとおり、本発明では最初に仕訳データの中の勘定科目の記載によって消費税課税区分が課税あるいは非課税のいずれもあり得るものを「混在」としてふるいにかけ、その後に取引内容で課税か非課税のいずれかに決定するように作用するものである。
なお、本願特許請求の範囲及び明細書では、「共通」という語を関与先等今回の発明に係るシステムやプログラムを利用するユーザー(関与先)に共通して用いるために予め定めた対象について用いる。具体的には、共通に用いる勘定科目を「共通勘定科目」、共通に用いる取引内容を「共通取引内容」といい、それらを基に定めた課税区分を格納するデータベースをそれぞれ「共通勘定科目課税区分データベース」、「共通取引内容課税区分データベース」という。
また、「データ」という語を、仕訳に用いられる情報であって、金額や消費税率等の数値で表現されるものあるいは勘定科目や課税区分あるいは摘要など仕訳処理に必要なテキスト(文字列)に対して用いる。具体的な例として、「勘定科目データ」と「勘定科目」を区別しているが、その違いについて説明する。勘定科目データという場合には、仕訳に含まれており、例えば「雑費という勘定科目データ」とした場合には、仕訳処理で処理の対象となるべきテキスト情報を指し、単に「雑費という勘定科目」の場合には、発明としてのシステムやプログラムによって処理されるものではなく、一般的な語あるいは意味としての雑費を意味している。従って、この単なる「雑費」がシステムやプログラムの中で処理の対象となることはない。
さらに、仕訳(会計仕訳)データとは、仕訳(会計仕訳)に関するデータであり、仕訳(会計仕訳)とは、発生した取引を貸借の勘定科目毎に分類することを意味する。
また、請求項2に記載の発明である消費税監査システムは、請求項1に記載の消費税監査システムにおいて、前記科目情報照合部は、前記第1の照合において、読み出された前記勘定科目データと一致する前記共通勘定科目データが存在しない場合に、前記第1の照合の結果を前記出力部に出力させ、前記共通勘定科目課税区分データベース内の前記共通勘定科目データを検索して前記勘定科目データの勘定科目と同義となり得る共通勘定科目に関する共通勘定科目データを前記出力部に送信する共通勘定科目検索部と、この共通勘定科目検索部で検索された前記同義となり得る共通勘定科目に関する共通勘定科目データを前記勘定科目データに結合させて勘定科目紐付データを生成し、この勘定科目紐付データを勘定科目紐付データベースに格納する勘定科目紐付処理部と、を有し、前記科目情報照合部は、前記第1の照合において、読み出された前記勘定科目データと一致する前記共通勘定科目データが存在しない場合に、科目情報課税区分紐付引用部を用いて前記勘定科目紐付データベースから前記勘定科目データに対応する勘定科目紐付データを読み出させ、その勘定科目紐付データに含まれる共通勘定科目データを読み出して、前記勘定科目データと一致する共通勘定科目データとして前記第1の照合を実行することを特徴とするものである。
上記構成の消費税監査システムでは、請求項1に記載の発明の作用に加えて、共通勘定科目検索部を備えることで、勘定科目データと一致する共通勘定科目データが存在しない場合においても勘定科目と同義となり得る共通勘定科目に関する共通勘定科目データを検索して出力部に出力するように作用する。
また、勘定科目紐付処理部がこの共通勘定科目データと勘定科目データを結合させて勘定科目紐付データを生成して勘定科目紐付データベースに格納して、勘定科目データをキーとして共通勘定科目データが引き出されるように作用する。
そして、この引き出すために用いられるのが科目情報課税区分紐付引用部である。科目情報照合部は、勘定科目データと一致する共通勘定科目データが存在しない場合には、まず、科目情報課税区分紐付引用部を用いて勘定科目紐付データベースに勘定科目データに結合された共通勘定科目データの存在を検索し、存在している場合にはその共通勘定科目データを読み出して、その勘定科目データと一致する共通勘定科目データとして第1の照合を実行する、存在しない場合には共通勘定科目検索部、勘定科目紐付処理部及び勘定科目紐付データベースを用いて勘定科目紐付データを生成するように作用する。
科目情報照合部による第1の照合結果の出力部への出力は、ユーザーに対して勘定科目データと共通勘定科目データの不一致の結果を知らしめる作用を有する。
なお、共通勘定科目検索部による勘定科目データの勘定科目と同義となり得る共通勘定科目に関する共通勘定科目データの検索の方法については、例えば、共通勘定科目検索部は、勘定科目データに含まれる文字列を分解して、その各文字の少なくとも1つをテキストとして含む共通勘定科目データを検索してヒットした場合にそれを出力部に出力してユーザーに選択を促し、勘定科目紐付処理部が、その中から適切と考えられる共通勘定科目の選択に関する入力信号を入力部から受けて、勘定科目データと共通勘定科目データの結合を行うことで勘定科目紐付データを生成して勘定科目紐付データベースに格納することが考えられる。
そして、請求項3に記載の発明である消費税監査システムは、請求項1又は請求項2に記載の消費税監査システムにおいて、前記取引内容照合部は、前記第2の照合において、読み出された前記取引内容データと一致する前記共通取引内容データが存在しない場合に、前記第2の照合の結果を前記出力部に出力させ、前記共通取引内容課税区分データベース内の前記共通取引内容データを検索して前記取引内容データの取引内容と同義となり得る共通取引内容に関する共通取引内容データを前記出力部に送信する共通取引内容検索部と、この共通取引内容検索部で検索された前記同義となり得る共通取引内容に関する共通取引内容データを前記取引内容データに結合させて取引内容紐付データを生成し、この取引内容紐付データを取引内容紐付データベースに格納する取引内容紐付処理部と、を有し、前記取引内容照合部は、前記第2の照合において、読み出された前記取引内容データと一致する前記共通取引内容データが存在しない場合に、取引内容課税区分紐付引用部を用いて前記取引内容紐付データベースから前記取引内容データに対応する取引内容紐付データを読み出させ、その取引内容紐付データに含まれる共通取引内容データを読み出して、前記取引内容データと一致する共通取引内容データとして前記第2の照合を実行することを特徴とするものである。
上記構成の消費税監査システムでは、請求項1又は請求項2に記載の発明の作用に加えて、共通取引内容検索部を備えることで、取引内容データと一致する共通取引内容データが存在しない場合においても取引内容と同義となり得る共通取引内容データを検索して出力部に出力するように作用する。
また、取引内容紐付処理部がこの共通取引内容データと取引内容データを結合させて取引内容紐付データを生成して取引内容紐付データベースに格納して、取引内容データをキーとして共通取引内容データが引き出されるように作用する。
そして、この引き出すために用いられるのが取引内容課税区分紐付引用部である。取引内容照合部は、取引内容データと一致する共通取引内容データが存在しない場合には、まず、取引内容課税区分紐付引用部を用いて取引内容紐付データベースに取引内容データに結合された共通取引内容データの存在を検索し、存在している場合にはその共通取引内容データを読み出して、その取引内容データと一致する共通取引内容データとして第2の照合を実行する、存在しない場合には共通取引内容検索部、取引内容紐付処理部及び取引内容紐付データベースを用いて取引内容紐付データを生成するように作用する。
取引内容照合部による第2の照合結果の出力部への出力は、ユーザーに対して取引内容データと共通取引内容データの不一致の結果を知らしめる作用を有する。
なお、共通取引内容検索部による取引内容データの取引内容と同義となり得る共通取引内容に関する共通取引内容データの検索の方法については、例えば、共通取引内容検索部は、取引内容の一部をテキストとして含む共通取引内容データを検索してヒットした場合にそれを出力部に出力し、取引内容紐付処理部が、その中から適切と考えられる共通取引内容の選択に関する入力信号を入力部から受けて、取引内容データと共通取引内容データの結合を行うことで取引内容紐付データを生成して取引内容紐付データベースに格納することが考えられる。
さらに、請求項4に記載の発明である消費税監査システムは、請求項1に記載の消費税監査システムにおいて、予め定められた企業別勘定科目に関する企業別勘定科目データと、この企業別勘定科目データに対応し少なくとも「課税」、「非課税」、及び「混在」を含む第3の課税区分データを関連付けて格納する企業別勘定科目課税区分データベースと、予め定められた企業別取引内容に関する企業別取引内容データと、この企業別取引内容に対応し少なくとも「課税」及び「非課税」を含む第4の課税区分データを関連付けて格納する企業別取引内容課税区分データベースを備え、前記科目情報照合部は、前記第1の照合において、読み出された前記勘定科目データと一致する前記共通勘定科目データが存在しない場合に、読み出された前記勘定科目データを前記企業別勘定科目課税区分データベース内の前記企業別勘定科目データと照合(以下、第5の照合という)し、前記取引内容抽出部は、前記第5の照合によって一致した企業別勘定科目に対応する第3の課税区分データが「混在」の場合に前記会計仕訳データに含まれる取引内容データを読み出し、前記取引内容照合部は、前記取引内容抽出部で読み出された前記取引内容データを前記共通取引内容課税区分データベース内の前記共通取引内容データと照合(第2の照合)し、前記第2の照合において、読み出された前記取引内容データと一致する前記共通取引内容データが存在しない場合に、読み出された前記取引内容データを前記企業別取引内容課税区分データベース内の前記企業別取引内容データと照合(以下、第6の照合という)し、前記課税区分照合部は、第2の照合によって一致した共通取引内容に対応する第2の課税区分データと前記課税区分データを照合(第3の照合)し、第6の照合によって一致した企業別取引内容に対応する第4の課税区分データと前記課税区分データを照合(以下、第7の照合という)し、前記第1の照合によって一致した共通勘定科目に対応する第1の課税区分データが「課税」又は「非課税」の場合に前記第1の課税区分データと前記課税区分データを照合(第4の照合)し、前記第5の照合によって一致した企業別勘定科目に対応する第3の課税区分データが「課税」又は「非課税」の場合に前記第3の課税区分データと前記課税区分データを照合(以下、第8の照合という)し、前記出力部は、課税区分照合部における前記第1の課税区分データ乃至第4の課税区分データのうち少なくとも1つと前記課税区分データとの照合の結果のうち少なくとも不一致の結果を出力することを特徴とするものである。
上記構成の消費税監査システムでは、請求項1に記載の発明の作用に加えて、企業別勘定科目課税区分データベースを備えて、科目情報照合部で実行する第1の照合において勘定科目データと一致する共通勘定科目データが存在しない場合に、本発明に係る消費税監査システムのユーザー毎に予め定めた企業別勘定科目データとの第5の照合を行い、この第5の照合によって一致した企業別勘定科目に対応する第3の課税区分データが「混在」の場合に、取引内容抽出部が会計仕訳データに含まれる取引内容データを読み出して、取引内容照合部が第2の照合を行うように作用する。
さらに、この第2の照合において取引内容データが共通取引内容データと一致しない場合には、この取引内容データと企業別取引内容課税区分データベース内の企業別取引内容データとで第6の照合を行うように作用する。
そして、課税区分照合部は第2の照合によって一致した共通取引内容に対応する第2の課税区分データと課税区分データを第3の照合として実行し、第6の照合によって一致した企業別取引内容に対応する第4の課税区分データと課税区分データを第7の照合として実行するように作用する。また、第1の照合によって一致した共通勘定科目に対応する第1の課税区分データと課税区分データを第4の照合として実行し、第5の照合によって一致した企業別勘定科目に対応する第3の課税区分データと課税区分データを第8の照合として実行するように作用する。
この課税区分照合部による第3の照合、第4の照合、第7の照合及び第8の照合が会計仕訳データにおける消費税の課税区分に対する監査となる。
そして、出力部がこれらの第3、第4、第7及び第8の照合の結果のうち、少なくとも不一致であるものについて出力する作用を有する。
請求項5に記載の発明である消費税監査システムは、請求項4に記載の消費税監査システムにおいて、前記科目情報照合部は、前記第5の照合において、読み出された前記勘定科目データと一致する前記企業別勘定科目データが存在しない場合に、前記第5の照合の結果を前記出力部に出力させ、前記勘定科目データに結合されるべき第3の課税区分データの入力部からの入力を受けて、前記勘定科目データと前記第3の課税区分データを関連付けて前記企業別勘定科目課税区分データベースへ格納する企業別勘定科目課税区分データ生成部と、前記取引内容照合部は、前記第6の照合において、読み出された前記取引内容データと一致する前記企業別取引内容データが存在しない場合に、前記出力部は前記第6の照合の結果を前記出力部に出力させ、前記取引内容データに結合されるべき第4の課税区分データの入力部からの入力を受けて、前記取引内容データと前記第4の課税区分データを関連付けて前記企業別取引内容課税区分データベースへ格納する企業別取引内容課税区分データ生成部と、を有することを特徴とするものである。
上記構成の消費税監査システムでは、請求項4に記載の発明の作用に加えて、企業別勘定科目課税区分データ生成部を備えて、第5の照合において勘定科目データと一致する企業別勘定科目データが存在しない場合に、この勘定科目データに結合されるべき第3の課税区分データが入力部から入力されるのを受けて、この第3の課税区分と勘定科目データを関連付けて企業別勘定科目課税区分データベースに格納することで、新規に企業別勘定科目データと第3の課税区分データを結合させたデータを生成するように作用する。
また、企業別取引内容課税区分データ生成部を備えて、第6の照合において取引内容データと一致する企業別取引内容データが存在しない場合に、この取引内容データに結合されるべき第4の課税区分データが入力部から入力されるのを受けて、この第4の課税区分と取引内容データを関連付けて企業別取引内容課税区分データベースに格納することで、新規に企業別取引内容データと第4の課税区分データを結合させたデータを生成するように作用する。
なお、科目情報照合部は、第5の照合で、読み出された勘定科目データと一致する企業別勘定科目データが存在しない場合に、その照合結果を出力部に出力させることで照合結果をユーザーに確認させるように作用し、よって、ユーザーによる勘定科目データに結合されるべき第3の課税区分データの入力部からの入力を促す作用を有する。また、取引内容照合部は、第6の照合で、読み出された取引内容データと一致する企業別取引内容データが存在しない場合に、その照合結果を出力部に出力させることで照合結果をユーザーに確認させるように作用し、よって、ユーザーによる取引内容データに結合されるべき第4の課税区分データの入力部からの入力を促す作用を有する。
請求項6記載の発明である消費税監査システムは、請求項4又は請求項5に記載の消費税監査システムにおいて、前記共通勘定科目課税区分データベースを備えることに代えて、前記企業別勘定科目課税区分データベースは、前記予め定められた企業別勘定科目に関する企業別勘定科目データとして、前記共通勘定科目課税区分データベースに格納された前記共通勘定科目データと同一のデータを格納するとともに、前記企業別勘定科目データに対応する第3の課税区分データとして、前記第1の課税区分データと同一のデータを関連付けて格納し、前記科目情報照合部は、前記第1の照合を行うことなく、前記第5の照合を実行し、前記取引内容抽出部は、前記第5の照合によって一致した企業別勘定科目に対応する第3の課税区分データが「混在」の場合に前記会計仕訳データに含まれる取引内容データを読み出し、前記課税区分照合部は、前記第4の照合を行うことなく、前記第8の照合を実行し、前記出力部は、前記課税区分照合部における前記第2の課税区分データ乃至第4の課税区分データのうち少なくとも1つと前記課税区分データとの照合の結果のうち少なくとも不一致の結果を出力することを特徴とするものである。
上記構成の消費税監査システムでは、請求項4又は請求項5では備えられていた共通勘定科目課税区分データベースを備えることなく、企業別勘定科目課税区分データベースとして共通勘定科目課税区分データベースと同一のデータを備えておくものである。共通取引内容課税区分データベースについては、そのまま残しておくが、これは取引内容が、ユーザーによって適宜記載されることが多くその種類が多数である一方、勘定科目はある程度定まって用いられているため、これをそのままカスタマイズするための企業別勘定科目データのデフォルトのデータとして用いる方が効率的に作用するのである。
なお、本発明では、予め定められた企業別勘定科目に関する企業別勘定科目データとして、共通勘定科目課税区分データベースに格納された共通勘定科目データと同一のデータを格納するとしているが、この「共通」という語も前述のとおり、関与先等今回の発明に係るシステムやプログラムを利用するユーザー(関与先)に共通して用いるために予め定めた対象について用いているものである。本請求項に記載される発明では、共通勘定科目課税区分データベースを備えていないが、企業別勘定科目課税区分データベースに備えられる企業別勘定科目データや第3の課税区分データは、予め定めた共通仕様のデータを初期データとして用いつつ、その後の運用によって企業毎に異なる仕様に移行していくことを許容するといった内容の発明である。
そして、請求項7に記載の発明である消費税監査システムは、請求項1乃至請求項6のいずれか1項に記載の消費税監査システムにおいて、経時に応じた消費税率を記憶して、前記会計仕訳データに含まれる取引に基づく消費税の税率を取引の金額から演算して照合し、前記経時に応じた消費税率と異なる場合に、前記出力部に前記照合の結果を出力させる消費税照合部を有することを特徴とするものである。
上記構成の消費税監査システムでは、請求項1乃至請求項6のいずれか1項に記載に記載の発明の作用に加えて、消費税照合部が、会計仕訳データに含まれる取引に基づく消費税の税率を取引金額から演算し、その消費税率と経時に応じた消費税率とを照合するように作用し、さらに、それらが異なる場合には出力部に照合結果を出力させるように作用する。
ここで経時に応じた消費税率とは、その取引が生じた時点での消費税率を意味している。現在は消費税率が5%であるところ、今後の法改正によって消費税率が変動する可能性があるため、その取引々々の時点における正しい消費税率が用いられているか否かを照合する必要があるのである。
請求項8に記載の発明である消費税監査プログラムは、コンピュータによって、会計仕訳ファイルに含まれる会計仕訳データの消費税計上処理の監査を行うために実行されるプログラムであって、発生した取引を貸借の勘定科目に分類した会計仕訳データを会計仕訳データベースに格納する会計仕訳データ格納工程と、予め定められた共通勘定科目に関する共通勘定科目データと、この共通勘定科目に対応し少なくとも「課税」、「非課税」、及び「混在」を含む第1の課税区分データを関連付けて共通勘定科目課税区分データベースに格納する共通勘定科目課税区分データ格納工程と、予め定められた共通取引内容に関する共通取引内容データと、この共通取引内容に対応し少なくとも「課税」及び「非課税」を含む第2の課税区分データを関連付けて共通取引内容課税区分データベースに格納する共通取引内容課税区分データ格納工程と、前記会計仕訳データを前記会計仕訳データベースから読み出し、前記会計仕訳データから勘定科目データと課税区分データを読み出す科目情報・課税区分抽出工程と、読み出された前記勘定科目データを前記共通勘定科目課税区分データベース内の前記共通勘定科目データと照合(以下、第1の照合という)する第1の照合工程と、第1の照合工程によって一致した共通勘定科目に対応する第1の課税区分データが「混在」の場合に前記会計仕訳データから取引内容データを読み出す取引内容抽出工程と、読み出された前記取引内容データを前記共通取引内容課税区分データベース内の前記共通取引内容データと照合(以下、第2の照合という)する第2の照合工程と、第2の照合工程によって一致した共通取引内容に対応する第2の課税区分データと前記課税区分データを照合(以下、第3の照合という)する第3の照合工程と、前記第1の照合工程によって一致した共通勘定科目に対応する第1の課税区分データが「課税」又は「非課税」の場合に前記第1の課税区分データと前記課税区分データを照合(以下、第4の照合という)する第4の照合工程と、この第4の照合工程における前記第1の課税区分データ又は前記第3の照合工程における第2の課税区分データと前記課税区分データとの照合の結果のうち少なくとも不一致の結果を出力部に出力する出力工程とを実行させるものである。
上記構成の消費税監査プログラムでは、請求項1に記載した消費税監査システムをプログラム発明として捉えた発明であるので、その作用は請求項1に記載される発明の作用と同様である。
請求項9に記載の発明である消費税監査化プログラムは、請求項7記載の消費税監査プログラムにおいて、前記第1の照合工程は、読み出された前記勘定科目データと一致する前記共通勘定科目データが存在しない場合に、前記第1の照合の結果を前記出力部に出力させる第1補助工程を有し、前記共通勘定科目課税区分データベース内の前記共通勘定科目データを検索して前記勘定科目データの勘定科目と同義となり得る共通勘定科目データを前記出力部に送信する共通勘定科目検索工程と、この共通勘定科目検索工程で検索された前記同義となり得る共通勘定科目データを前記勘定科目データに結合させて勘定科目紐付データを生成し、この勘定科目紐付データを勘定科目紐付データベースに格納する勘定科目紐付処理工程と、を有し、前記第1の照合工程は、読み出された前記勘定科目データと一致する前記共通勘定科目データが存在しない場合に、前記第1補助工程の前に、前記勘定科目紐付データベースから前記勘定科目データに対応する勘定科目紐付データを読み出し、その勘定科目紐付データに含まれる共通勘定科目を読み出す科目情報課税区分紐付引用工程を有し、この勘定科目紐付データに含まれる共通勘定科目を前記勘定科目データと一致する共通勘定科目として前記第1の照合工程が実行され、前記第1補助工程は、前記勘定科目紐付データが存在しない場合に実行されることを特徴とするものである。
上記構成の消費税監査プログラムは、請求項2に記載した消費税監査システムをプログラム発明として捉えた発明であるので、その作用は請求項2に記載される発明の作用と同様である。
請求項10に記載の発明である消費税監査プログラムは、請求項7又は請求項9に記載の消費税監査プログラムにおいて、前記第2の照合工程は、読み出された前記取引内容データと一致する前記共通取引内容データが存在しない場合に、前記第2の照合の結果を前記出力部に出力させる第2補助工程を有し、前記共通取引内容課税区分データベース内の前記共通取引内容データを検索して前記取引内容データの取引内容と同義となり得る共通取引内容データを前記出力部に送信する共通取引内容検索工程と、この共通取引内容検索工程で検索された前記同義となり得る共通取引内容データを前記取引内容データに結合させて取引内容紐付データを生成し、この取引内容紐付データを取引内容紐付データベースに格納する取引内容紐付処理工程と、を有し、前記第2の照合工程は、読み出された前記取引内容データと一致する前記共通取引内容データが存在しない場合に、前記第2補助工程の前に、前記取引内容紐付データベースから前記取引内容データに対応する取引内容紐付データを読み出し、その取引内容紐付データに含まれる共通取引内容を読み出す取引内容課税区分紐付引用工程を有し、この取引内容紐付データに含まれる共通取引内容を前記取引内容データと一致する共通取引内容として前記第2の照合工程が実行され、前記第2補助工程は、前記取引内容紐付データが存在しない場合に実行されることを特徴とするものである。
上記構成の消費税監査プログラムは、請求項3に記載した発明をプログラム発明として捉えた発明であるので、その作用は、請求項3に記載した発明の作用と同様である。
請求項11に記載の発明である消費税監査プログラムは、請求項7に記載の消費税監査プログラムにおいて、予め定められた企業別勘定科目に関する企業別勘定科目データと、この企業別勘定科目データに対応し少なくとも「課税」、「非課税」、及び「混在」を含む第3の課税区分データを関連付けて企業別勘定科目課税区分データベースに格納する企業別勘定科目課税区分データ格納工程と、
予め定められた企業別取引内容に関する企業別取引内容データと、この企業別取引内容に対応し少なくとも「課税」及び「非課税」を含む第4の課税区分データを関連付けて企業別取引内容課税区分データベースに格納する企業別取引内容課税区分データ格納工程と、前記第1の照合工程は、読み出された前記勘定科目データと一致する前記共通勘定科目データが存在しない場合に、読み出された前記勘定科目データを前記企業別勘定科目課税区分データベース内の前記企業別勘定科目データと照合(以下、第5の照合という)する第3補助工程を有し、前記取引内容抽出工程は、前記第1の照合工程によって一致した共通勘定科目に対応する第1の課税区分データ又は前記第3補助工程によって一致した企業別勘定科目に対応する第3の課税区分データが「混在」の場合に、前記会計仕訳データに含まれる取引内容データを読み出し、前記第2の照合工程は、読み出された前記取引内容データと一致する前記共通取引内容データが存在しない場合に、読み出された前記取引内容データを前記企業別取引内容課税区分データベース内の前記企業別取引内容データと照合(以下、第6の照合という)する第4補助工程を有し、前記第3の照合工程は、前記第2の照合工程によって一致した共通取引内容に対応する第2の課税区分データと前記課税区分データを照合(第3の照合)し、又は前記第6の照合によって一致した企業別取引内容に対応する第4の課税区分データと前記課税区分データを照合(以下、第7の照合という)し、前記第4の照合工程は、前記第1の照合工程によって一致した共通勘定科目に対応する第1の課税区分データが「課税」又は「非課税」の場合に前記第1の課税区分データと前記課税区分データを照合(以下、第4の照合という)し、又は前記第5の照合によって一致した企業別勘定科目に対応する第3の課税区分データが「課税」又は「非課税」の場合に前記第3の課税区分データと前記課税区分データを照合(以下、第8の照合という)し、前記出力工程は、前記第1の課税区分データ乃至第4の課税区分データのうち少なくとも1つと前記課税区分データとの照合の結果のうち少なくとも不一致の結果を出力することを特徴とするものである。
上記構成の消費税監査プログラムは、請求項4に記載した発明をプログラム発明として捉えた発明であるので、その作用は、請求項4に記載した発明の作用と同様である。
請求項12に記載の発明である消費税監査プログラムは、請求項10に記載の消費税監査プログラムにおいて、前記第1の照合工程は、前記第5の照合において、読み出された前記勘定科目データと一致する前記企業別勘定科目データが存在しない場合に、前記第5の照合の結果を前記出力部に出力させる第5補助工程を有し、前記勘定科目データに結合されるべき第3の課税区分データの入力部からの入力を受けて、前記勘定科目データと前記第3の課税区分データを関連付けて前記企業別勘定科目課税区分データベースへ格納する企業別勘定科目課税区分データ生成工程と、前記第2の照合工程は、前記第6の照合において、読み出された前記取引内容データと一致する前記企業別取引内容データが存在しない場合に、前記第6の照合の結果を前記出力部に出力させる第6補助工程を有し、前記取引内容データに結合されるべき第4の課税区分データの入力部からの入力を受けて、前記取引内容データと前記第4の課税区分データを関連付けて前記企業別取引内容課税区分データベースへ格納する企業別取引内容課税区分データ生成工程と、を有するものである。
上記構成の消費税監査システムは、請求項5に記載した発明をプログラム発明として捉えた発明であるので、その作用は、請求項5に記載した発明の作用と同様である。
請求項13に記載された消費税監査プログラムは、請求項11又は請求項12に記載の消費税監査プログラムにおいて、前記共通勘定科目課税区分データベースを備えることに代えて、前記企業別勘定科目課税区分データベースは、前記予め定められた企業別勘定科目に関する企業別勘定科目データとして、前記共通勘定科目課税区分データベースに格納された前記共通勘定科目データと同一のデータを格納するとともに、前記企業別勘定科目データに対応する第3の課税区分データとして、前記第1の課税区分データと同一のデータを関連付けて格納し、前記第1の照合工程は、前記第5の照合のみを実行する第3補助工程とし、前記取引内容抽出工程は、前記第3補助工程によって一致した企業別勘定科目に対応する第3の課税区分データが「混在」の場合に、前記会計仕訳データに含まれる取引内容データを読み出し、前記第4の照合工程は、前記第8の照合のみを実行する工程とし、前記出力工程は、前記第2の課税区分データ乃至第4の課税区分データのうち少なくとも1つと前記課税区分データとの照合の結果のうち少なくとも不一致の結果を出力することを特徴とするものである。
上記構成の消費税監査プログラムは、請求項6に記載した発明をプログラム発明として捉えた発明であるので、その作用は、請求項6に記載の作用と同様である。
請求項14に係る消費税監査プログラムは、請求項7乃至請求項12のいずれか1項に記載の消費税監査プログラムにおいて、経時に応じた消費税率を記憶して、前記会計仕訳データに含まれる取引に基づく消費税の税率を取引の金額から演算して照合し、前記経時に応じた消費税率と異なる場合に、前記出力部に前記照合の結果を出力させる消費税照合工程を有するものである。
上記記載の消費税監査プログラムは、請求項7に記載した発明をプログラム発明として捉えた発明であるので、その作用は、請求項7に記載の作用と同様である。
本発明の請求項1に記載の消費税監査システムでは、科目情報照合部が、読み出した勘定科目データを共通勘定科目課税区分データベース内で「課税」、「非課税」、「混在」という区分を設けて関連付けられた共通勘定科目データと第1の照合を行い、そのうち、「混在」の場合についてのみ、取引内容抽出部が仕訳データの取引内容データを会計仕訳データベースから読み出して、共通取引内容課税区分データベース内で「課税」と「非課税」という区分を設けて関連付けされた共通取引内容データと第2の照合を行うため、まず、勘定科目データで課税か非課税の取引が明確な場合には、そのまま会計仕訳データの課税区分データと第1の課税区分データとの照合結果で少なくとも不一致となったものを出力部に出力し、勘定科目データで「混在」となった場合にのみ、第2の照合を実行して第2の課税区分データとの照合結果で少なくとも不一致となったものを出力部に出力するため、効率的に課税区分の照合、消費税監査を実行することが可能である。
すなわち、勘定科目データでまずふるいにかけ、勘定科目データで「混在」と考えられる場合において取引内容データを読み出して照合するので、照合の効率と精度を両方高めることが可能である。
本発明の請求項2に記載の消費税監査システムでは、請求項1に記載の発明の効果に加えて、勘定科目データと一致する共通勘定科目データが共通勘定科目課税区分データベース内に存在しない場合に、勘定科目データと同義になり得る共通勘定科目に関する共通勘定科目データを検索して勘定科目データに結合させた勘定科目紐付データを生成して勘定科目紐付データベースに格納して、それを科目情報課税区分紐付引用部を用いて読み出すので、ユーザーによって記入された勘定科目データが想定していた共通勘定科目データと異なる場合であっても、それと結合されている共通勘定科目データが読み出されて、第1の照合を実行することができる。
従って、ユーザー側での仕訳伝票の記入を変更することなく、本システムを使用する段階で自動的に第1の照合を行うことが可能であるので、仕訳伝票の作成を通常通り行いながら無理なく効率的に精度の高い消費税監査を実行することが可能である。
本発明の請求項3記載の消費税監査システムでは、請求項1又は請求項2に記載の発明の効果に加えて、取引内容データと一致する共通取引内容データが共通取引内容課税区分データベース内に存在しない場合に、取引内容データと同義になり得る共通取引内容に関する共通取引内容データを検索して取引内容データに結合させた取引内容紐付データを生成して取引内容紐付データベースに格納して、それを取引内容課税区分紐付引用部を用いて読み出すので、ユーザーによって記入された取引内容データが想定していた共通取引内容データと異なる場合であっても、それと結合されている共通取引内容データが読み出されて、第2の照合を実行することができる。
従って、ユーザー側での仕訳伝票の記入を変更することなく、本システムを使用する段階で自動的に第2の照合を行うことが可能であるので、仕訳伝票の作成を通常通り行いながら無理なく効率的に精度の高い消費税監査を実行することが可能である。
本発明の請求項4に記載の消費税監査システムでは、請求項1に記載の発明の効果に加えて、企業別勘定科目課税区分データベースと企業別取引内容課税区分データベースを備えて、勘定科目データと一致する共通勘定科目データが存在しない場合に企業別勘定科目データと照合することができ、また、取引内容データと一致する共通取引内容データが存在しない場合に企業別取引内容データと照合することができたりすることで、ユーザー毎に対応する企業別勘定科目課税区分データベースと企業別取引内容課税区分データベースを構築することができ、多数のユーザーが本システムを利用するような場合には、システムをカスタマイズすることが可能で、より効率的な消費税監査を実施することが可能である。企業別勘定科目課税区分データベースと企業別取引内容課税区分データベースを備えない場合には、すべてのユーザーに共通に勘定科目紐付データベースや取引内容紐付データベースを備える必要があり、毎回、勘定科目紐付データベースや取引内容紐付データベースを検索して照合が必要となるため、消費税監査に長時間必要となってしまうのである。
本発明の請求項5に記載の消費税監査システムでは、請求項4に記載の発明の効果に加えて、ユーザーによって初出の勘定科目データや取引内容データが入力された場合に、これを入力部を介してユーザーによって入力された第3の課税区分データや第4の課税区分データと関連付けて企業別勘定科目課税区分データベースや企業別取引内容課税区分データベースに格納することができるので、次の消費税監査の際には、企業別勘定科目課税区分データベースや企業別取引内容課税区分データベースを参照することで、効率的かつ高い精度で消費税監査を実施することが可能である。すなわち、ユーザー毎に企業別勘定科目課税区分データベースや企業別取引内容課税区分データベースを更新することが可能であり、使用期間を長くとればとるほど、よりユーザー仕様に近いデータベースを構築することができ、より高い効率と精度の両方を提供することが可能なのである。
本発明の請求項6に記載の消費税監査システムでは、請求項4又は請求項5に記載の発明の効果に加えて、企業毎にカスタマイズされる消費税監査システムとして、一般的に種類の少ない勘定科目とこれに関連付けられる課税区分については、共通勘定科目課税区分データベースの共通勘定科目データと第1の課税区分データを、最初から企業別勘定科目課税区分データベースの企業別勘定科目データと第3の課税区分データとして利用することで、第1の照合と第5の照合を1つにまとめて効率的に照合を実施することができるという効果を有する。
その一方で、企業毎に適宜設けられることが普通であることから種類の多い取引内容とこれに関連付けられる課税区分については、共通取引内容課税区分データベースの共通取引内容データと第2の課税区分データとは別個に、企業別取引内容課税区分データベースの企業別取引内容データと第4の課税区分データを備えて、使用頻度の高い共通の取引内容と、使用頻度の低い取引内容は企業別の取引内容としてデータベースを別個にすることで、さらに効率を高めることが可能である。
本発明の請求項7に記載の消費税監査システムでは、請求項1乃至請求項5に記載の発明の効果に加えて、消費税率自体の正誤確認が可能であり、消費税の改正があった場合であっても、その正誤を容易かつ確実に監査することが可能である。
本発明の請求項8に記載の消費税監査プログラムでは、請求項1に記載の消費税監査システムをプログラム発明として捉えたものであるので、その効果は請求項1に記載された発明と同様である。
本発明の請求項9記載の消費税監査プログラムは、請求項2に記載の消費税監査システムをプログラム発明として捉えたものであるので、その効果は請求項2記載の発明と同様である。
本発明の請求項10記載の消費税監査プログラムは、請求項3に記載の消費税監査システムをプログラム発明として捉えたものであるので、その効果は請求項3に記載の発明の効果と同様である。
本発明の請求項11記載の消費税監査プログラムは、請求項4に記載の消費税監査システムをプログラム発明として捉えたものであるので、その効果は請求項4に記載の発明と同様である。
本発明の請求項12記載の消費税監査プログラムは、請求項5に記載の消費税監査システムをプログラム発明として捉えたものであるので、その効果は請求項5に記載の発明と同様である。
本発明の請求項13記載の消費税監査プログラムは、請求項6に記載の消費税監査システムをプログラム発明として捉えたものであるので、その効果は請求項6に記載の発明と同様である。
本発明の請求項14記載の消費税監査プログラムは、請求項7に記載の消費税監査システムをプログラム発明として捉えたものであるので、その効果は請求項7に記載の発明と同様である。
本発明の第1及び第2の実施の形態に係る消費税監査システムの構成を表す概念図である。 (a)は本発明のすべての実施の形態に係る消費税監査システムに用いられる会計仕訳データの具体例を示す構成図であり、(b)は会計仕訳データを借方科目基準と貸方科目基準の2つに分解した状態を示す構成図であり、(c)は会計仕訳データを元帳形式に分解して科目、課税区分の順に集計したものである。 (a)は本発明のすべての実施の形態に係る消費税監査システムの共通勘定科目課税区分データベースに格納されている共通勘定科目データと第1の課税区分データの構造を示す概念図であり、(b)は同じく共通取引内容課税区分データベースに格納されている共通取引内容データと第2の課税区分データの構造を示す概念図である。 本発明の第1の実施の形態に係る消費税監査システムによって実行される消費税監査のフロー図である。 第1の実施の形態に係る消費税監査システム1の出力部4に出力された第4の照合結果(第1の課税区分データと課税区分データの照合の結果)の具体例を示す概念図である。 第1の実施の形態に係る消費税監査システム1の出力部4に出力された第3の照合結果(第2の課税区分データと課税区分データの照合の結果)の具体例を示す概念図である。 図6が表示された後の処理について説明するための表示画面の概念図ある。 本発明の第2の実施の形態に係る消費税監査システムの共通勘定科目検索部と勘定科目紐付処理部によって実行される処理のフロー図である。 本発明の第2の実施の形態に係る消費税監査システムの共通取引内容検索部と取引内容紐付処理部によって実行される処理のフロー図である。 本発明の第2の実施の形態に係る消費税監査システムにおいて勘定科目紐付データベース及び取引内容紐付データベースを用いて実行される消費税監査のフロー図である。 本発明の第3及び第4の実施の形態に係る消費税監査システムの構成を表す概念図である。 (a)は本発明の第3及び第4の実施の形態に係る消費税監査システムの企業別勘定科目課税区分データベースに格納されている企業別勘定科目データと第3の課税区分データの構造を示す概念図であり、(b)は同じく企業別取引内容課税区分データベースに格納されている企業別取引内容データと第4の課税区分データの構造を示す概念図である。 本発明の第3の実施の形態に係る消費税監査システムによって実行される消費税監査のフロー図である。 本発明の第4の実施の形態に係る消費税監査システムの科目情報照合部と企業別勘定科目課税区分データ生成部によって実行される処理のフロー図である。 本発明の第4の実施の形態に係る消費税監査システムの科目情報照合部と企業別取引内容課税区分データ生成部によって実行される処理のフロー図である。 本発明の第4の実施の形態に係る消費税監査システムによって実行される消費税監査のフロー図である。
以下に、本発明の第1及び第2の実施の形態に係る消費税監査システムについて図1乃至図10を参照しながら説明する。(特に、請求項1乃至請求項3及び請求項7に記載の発明に対応)
まず、第1の実施の形態に係る消費税監査システムについて図1乃至図3を参照しながら説明する。
図1は、本発明の第1及び第2の実施の形態に係る消費税監査システムの構成を表す概念図である。図2(a)は本発明のすべての実施の形態に係る消費税監査システムに用いられる会計仕訳データの具体例を示す構成図であり、(b)は会計仕訳データを借方科目基準と貸方科目基準の2つに分解した状態を示す構成図であり、(c)は会計仕訳データを元帳形式に分解して科目、課税区分の順に集計したものである。また、図3(a)は本発明のすべての実施の形態に係る消費税監査システムの共通勘定科目課税区分データベースに格納されている共通勘定科目データと第1の課税区分データの構造を示す概念図であり、(b)は同じく共通取引内容課税区分データベースに格納されている共通取引内容データと第2の課税区分データの構造を示す概念図である。
図1において、消費税監査システム1,1aは、入力部2、処理部3、出力部4及びデータベース群として、会計仕訳データベース5、共通勘定科目課税区分データベース6、共通取引内容課税区分データベース7、勘定科目紐付データベース8及び取引内容紐付データベース9から構成されている。
入力部2は、消費税監査システム1の会計仕訳データベース5に格納される会計仕訳データ21をはじめ、各データベースに格納されるデータが読み出し可能に入力されるものである。
入力部2の具体例としては、キーボード、マウス、ペンタブレット、光学式の読取装置あるいはコンピュータ等の解析装置や計測機器等から通信回線を介してデータを受信する受信装置など単独あるいは複数種類の装置からなり目的に応じた使い分けが可能な装置が考えられる。また、消費税監査システム1への入力に対するインターフェースのようなものであってもよい。
また、出力部4は、処理部3に含まれる各抽出部、照合部、検索部、紐付引用部、紐付処理部で実行されたそれぞれの処理内容の結果を出力したり、処理部3内で実行されるそれぞれの処理に必要なデータ入力を促すための入力画面(インターフェース画面)等の情報について、あるいは各データベースからデータを読み出して外部へ出力するものである。具体的にはCRT、液晶、プラズマあるいは有機ELなどによるディスプレイ装置、あるいはプリンタ装置などの出力装置、さらには外部装置への伝送を行うためのトランスミッタなどの発信装置などが考えられる。もちろん、外部装置への伝送のための出力に対するインターフェースのようなものであってもよい。
処理部3は、科目情報・課税区分抽出部10、科目情報照合部11、課税区分照合部12、消費税照合部12a、科目情報課税区分紐付引用部13、取引内容抽出部14、取引内容照合部15、取引内容課税区分紐付引用部16、共通勘定科目検索部17、勘定科目紐付処理部18、共通取引内容検索部19及び取引内容紐付処理部20から構成されている。
会計仕訳データベース5は、勘定科目データ22、課税区分データ23、消費税データ23a及び取引内容データ24を少なくとも備える会計仕訳データ21を格納するものである。
具体的な会計仕訳データ21の構成は、図2(a)に示されるとおりである。今回の会計仕訳データ21は図2(a)に示されるように、伝票日付、伝票No、借方科目、借方補助、借方区分、借方金額、借方消費税、貸方科目、貸方補助、貸方区分、貸方金額、貸方消費税、摘要から構成されている。
伝票日付は取引がなされた日付として入力されたものであり、伝票Noは個々の伝票を識別可能に付された通し番号である。
借方科目と貸方科目は複式簿記で用いられるものであり、借方科目とは資産の増加および費用の発生を計上する左側の科目を意味しており、貸方科目とは負債・純資産の増加および収益の発生を計上する右側の科目を意味している。
借方補助と貸方補助は、借方科目と貸方科目に関して付帯的な説明としてユーザーが用いるものであり、摘要も同様に伝票毎に取引の内容に応じて付帯的な情報として入力するものである。会計仕訳データに記載された取引内容を理解する場合は、この科目と補助科目及び摘要を利用する。
借方区分と貸方区分はそれぞれ借方科目と貸方科目に入力された科目に対する消費税の課税区分である。借方金額と貸方金額は取引のそれぞれの科目に対する金額を示しており、借方消費税と貸方消費税はそれらの科目で発生した金額に対する消費税が金額に応じて演算されて入力されている。
図2(a)では実施の形態に係る消費税監査システム1を理解容易に便宜上二次元テーブル状に会計仕訳データ21を示しているが、これらは無入力の欄(空欄)も併せて数字が一次元的に羅列される構造となっている。但し、1つの仕訳伝票に記入されているデータを1周期として、その周期を行として2次元テーブル状に表現することができるのである。また、各データはそれぞれテキストデータや数字データとして入力されているが、特にテキストデータで入力されている場合には、これを数字や記号を組み合わせたコードとして入力されるようにしてもよい。例えば、図2(a)での借方科目の欄には「130 普通預金」と入力されており、これは普通預金のコードとして130が割り振られていることを示しており、このコードが併記されていることを示すものである。
図2(b)は会計仕訳データを借方科目基準と貸方科目基準の2つに分解した状態を示す構成図であるが、このようなデータ構造とすることで1つの伝票に存在していた借方科目と貸方科目を別個に2件分として取り扱うことで2件の仕訳伝票を4件の仕訳データとして取り扱うことができる。従って、借方や貸方を区別する必要がなく、データ件数は増加するものの消費税監査の処理をより簡素化、効率化することが可能である。
図2(c)は会計仕訳データを元帳形式に分解して科目、課税区分の順に集計したものである。このようなデータ構造とすることで仕訳伝票順のデータ構造から科目順、課税区分順のデータ構造へ変えることができる。従って、この場合にも借方や貸方の区別をする必要がなく、消費税監査の処理をより簡素化、効率化することが可能である。
但し、図2(b)や(c)に示されるような分解や集計は消費税監査の処理を簡素化、効率化するが必須というわけではなく、(a)に示されるようなデータ構造でもよい。また、本願における仕訳データとは、先に定義したとおり、発生した取引を貸借の勘定科目毎に分類されたデータを意味するので、図2(a)乃至(c)に示されるいずれの形態においても仕訳データとして概念されるものである。
会計仕訳データベース5に格納されている会計仕訳データ21との対応としては、借方科目と貸方科目が勘定科目データ22に、借方区分と貸方区分が課税区分データ23に、借方消費税と貸方消費税が消費税データ23aに、借方補助と貸方補助と摘要が取引内容データ24にそれぞれ対応している。
また、前提として会計仕訳データ21には伝票日付や伝票No等それぞれの取引を識別可能とする情報が含まれているし、借方金額や貸方金額も含まれている。
会計仕訳データ21は、入力部2から予め入力されるものであり、そのタイミングは事前に入力されてもよいし、極端には処理部3によって消費税監査のために処理される直前であっても処理に間に合うようなタイミングであれば特に限定されるものではない。
共通勘定科目課税区分データベース6は、共通勘定科目データ25と第1の課税区分データ26が関連付けられて格納されており、共通取引内容課税区分データベース7は共通取引内容データ27と第2の課税区分データ28が関連付けられて格納されている。関連付けられて格納されるとは、共通勘定科目データ25や共通取引内容データ27が検索された場合に第1の課税区分データ26や第2の課税区分データ28も読み出すことが可能であるという意味である。これらのデータベースに格納されるデータは、予め入力部2を介して読み出し可能に格納されるものである。
具体的には、図3(a)に共通勘定科目課税区分データベース6に格納されている共通勘定科目データ25と第1の課税区分データ26が関連付けられた状態を示すデータ構造が示されている。共通勘定科目データ25としては、現金や当座預金をはじめ有価証券等があり、これらに対応して第1の課税区分データ26として、不課税や混在が関連付けられて格納されている。
また、図3(b)に共通取引内容課税区分データベース7に格納されている共通取引内容データ27と第2の課税区分データ28が関連付けられた状態を示すデータ構造が示されている。共通取引内容データ27としては、切手やQUOカード等があり、これらに対応して第2の課税区分データ28として、課税や非課税が関連付けられて格納されている。
これらの図は関連付けが理解容易なように便宜上2次元状テーブルで表現されているが、それぞれデータの関連付けがなされていれば1次元状にデータが羅列されていてもよい。なお、本実施の形態における図3では不課税と非課税を区別している例を示している。
勘定科目紐付データベース8には、ユーザーの会計仕訳データ21の勘定科目データ22に対して共通勘定科目課税区分データベース6内の共通勘定科目データ25を結合させた勘定科目紐付データ29が格納されており、取引内容紐付データベース9には会計仕訳データ21の取引内容データ24に対して共通取引内容課税区分データベース7の共通取引内容データ27を結合させた取引内容紐付データ30が格納されている。これらのデータベースに格納されるデータは、勘定科目紐付処理部18と取引内容紐付処理部20で処理されて生成されるものであり、それらによってデータベースに読み出し可能に格納されるものである。
勘定科目データ22と共通勘定科目データ25を結合させた勘定科目紐付データ29とは、勘定科目紐付データベース8で勘定科目データ22を検索した際に、勘定科目紐付データ29でその勘定科目データ22を含むものがヒットし、その勘定科目紐付データ29の共通勘定科目データ25が読み出されるというものである。
読み出された共通勘定科目データ25に第1の課税区分データ26が関連付けられていてもよいし、第1の課税区分データ26が関連付けられていない場合には、その共通勘定科目データ25をキーとして共通勘定科目課税区分データベース6で第1の課税区分データ26を検索して読み出すようにしてもよい。
取引内容データ24と共通取引内容データ27を結合させた取引内容紐付データ30も、第2の課税区分データ28や共通取引内容課税区分データベース7との関係も含めて同様である。
以下、処理部3に含まれる構成について説明する。各構成要素は以下に説明する機能の他にも機能を有しており、その詳細な機能については消費税監査に関するフロー図を参照しながら後述する。
科目情報・課税区分抽出部10は、会計仕訳データベース5に格納されている会計仕訳データ21に含まれる勘定科目データ22と課税区分データ23を読み出すものである。
科目情報照合部11は、科目情報・課税区分抽出部10によって読み出された会計仕訳データ21を共通勘定科目課税区分データベース6に格納されている共通勘定科目データ25と照合するものであり、この照合を第1の照合と呼ぶ。
なお、照合とは被照合対象の2つのデータが完全一致であるか否かを判断する処理を意味している。
取引内容抽出部14は、科目情報照合部11によって実行された第1の照合によって一致した共通勘定科目に対応する第1の課税区分データ26が「混在」の場合に、会計仕訳データ21に含まれる取引内容データ24を読み出すものである。
取引内容照合部15は、取引内容抽出部14によって読み出された取引内容データ24を共通取引内容課税区分データベース7に格納されている共通取引内容データ27と照合するものであり、この照合を第2の照合と呼ぶ。
課税区分照合部12は、この第2の照合によって一致した共通取引内容に対応する第2の課税区分データ28と課税区分データ23を照合するものであり、この照合を第3の照合と呼ぶ。さらに、この課税区分照合部12は、科目情報照合部11によって実行される第1の照合で一致した共通勘定科目に対応する第1の課税区分データ26が「課税」又は「非課税」の場合に課税区分データ23と第1の課税区分データ26を照合するものであり、この照合を第4の照合という。
共通勘定科目検索部17は、特に第2の実施の形態に係るものであり、共通勘定科目課税区分データベース6内の共通勘定科目データ25を検索して勘定科目データ22の勘定科目と同義となり得る共通勘定科目に関する共通勘定科目データ25を出力部4に出力するものである。
この共通勘定科目検索部17による具体的な検索方法としては、勘定科目データ22を構成する文字を分解して各文字それぞれを含むものをすべて抽出して出力部4に示す方法等がある。以下の他の構成における検索方法についても同様である。
勘定科目紐付処理部18は、特に第2の実施の形態に係るものであり、共通勘定科目検索部17で検索された同義となり得る共通勘定科目に関する共通勘定科目データ25を勘定科目データ22に結合させて勘定科目紐付データ29を生成して勘定科目紐付データベース8に格納するものである。
科目情報課税区分紐付引用部13は、特に第2の実施の形態に係るものであり、科目情報照合部11によって第1の照合において読み出された勘定科目データ22と一致する共通勘定科目データ25が存在しない場合に勘定科目紐付データベース8から勘定科目データ22に対応する勘定科目紐付データ29を読み出し、その勘定科目紐付データ29に含まれる共通勘定科目データ25を読み出して、勘定科目データ22と一致する共通勘定科目データ25として第1の照合を行うものである。
共通取引内容検索部19は、特に第2の実施の形態に係るものであり、共通取引内容課税区分データベース7内の共通取引内容データ27を検索して取引内容データ24の取引内容と同義となり得る共通取引内容に関する共通取引内容データ27を出力部4に出力するものである。
この共通取引内容検索部19では、摘要や補助項目を扱うことから、様々な文言が含まれる可能性がある。従って、具体的な検索方法としては、前述した検索方法の他に、例えば、取引内容データ24の中からスペースを含むものについてはスペースを削除したり、さらに「月分」や「月」を削除したり、数字部分については半角に統一したりした上で、文字を分解して各文字それぞれを含むものをすべて抽出して出力部4に示す方法等がある。
取引内容紐付処理部20は、特に第2の実施の形態に係るものであり、この共通取引内容検索部19で検索された同義となり得る共通取引内容に関する共通取引内容データ27を取引内容データ24に結合させて取引内容紐付データ30を生成して取引内容紐付データベース9に格納するものである。
取引内容課税区分紐付引用部16は、特に第2の実施の形態に係るものであり、取引内容照合部15によって第2の照合において読み出された取引内容データ24と一致する共通取引内容データ27が存在しない場合に取引内容紐付データベース9から取引内容データ24に対応する取引内容紐付データ30を読み出し、その取引内容紐付データ30に含まれる共通取引内容データ27を読み出して、取引内容データ24と一致する共通取引内容データ27として第2の照合を行うものである。
消費税照合部12aは、経時に応じた消費税率を予め記憶させておき、会計仕訳データ21に含まれる取引に基づく消費税の税率を取引の借方金額あるいは貸方金額から演算し、経時に応じた消費税率と照合し、消費税の税率が経時に応じた消費税率と異なる場合には出力部4に照合の結果を出力させるものである。
以下、第1の実施の形態に係る消費税監査システム1におけるデータ処理の流れを図1及び図4を参照しながら説明する。(特に、請求項1、請求項7、請求項8、請求項14に記載の発明に対応)
図4は本発明の第1の実施の形態に係る消費税監査システムによって実行される消費税監査のフロー図である。本願発明の消費税監査プログラムに対しては、その実行工程を表すものでもあり、この図を参照しながら消費税監査システム1におけるデータ処理の流れを説明することは消費税監査プログラムの実施の形態について説明することと同義である。
図4において、工程に関する記載を覆うようにして破線で示しているのは図1に示される消費税監査システム1の構成要素であり、符号を同一としている。
ステップS1は科目情報・課税区分抽出部10によって実行される会計仕訳データ読出工程である。科目情報・課税区分抽出部10は、会計仕訳データベース5から会計仕訳データ21を読み出す。前述のとおり、会計仕訳データ21は図2(a)に示されるようなデータ構造をしている。科目情報・課税区分抽出部10によって図2(b)あるいは(c)に示されるようなデータ構造に変換してもよい。
なお、本実施の形態においては、会計仕訳データ21を読み出し可能に格納する会計仕訳データベース5を設けているが、特に会計仕訳データベース5を設けなくとも、入力部2から入力される会計仕訳データ21をそのまま読み出すようにしてもよい。
ステップS2は、科目情報・課税区分抽出部10によって会計仕訳データ21に含まれる勘定科目データ22を読み出す工程であり、ステップS3は同じく会計仕訳データ21から取引内容データ24を読み出す工程である。ステップS2とステップS3はいずれを先に実行してもよい。
次に、ステップS4は科目情報照合部11によって、共通勘定科目課税区分データベース6に格納されている共通勘定科目データ25を読み出して、ステップS2で読み出された勘定科目データ22との第1の照合を行う工程である。
このステップS4における第1の照合の結果、一致した共通勘定科目データ25に対応する第1の課税区分データ26が「混在」の場合には、ステップS5に進んで、取引内容抽出部14によって会計仕訳データ21から取引内容データ24を読み出す。なお、取引内容抽出部14によって読み出される取引内容データ24は、既に科目情報・課税区分抽出部10によって会計仕訳データ21が会計仕訳データベース5から読み出されているので科目情報・課税区分抽出部10から会計仕訳データ21の取引内容データ24を読み出してもよいし、会計仕訳データベース5に存在する会計仕訳データ21から取引内容データ24を読み出してもよい。
そして、ステップS6は取引内容照合部15によって、共通取引内容課税区分データベース7に格納されている共通取引内容データ27を読み出して、ステップS5で取引内容抽出部14によって読み出された会計仕訳データ21の取引内容データ24との第2の照合を行う工程である。
さらに、ステップS7は課税区分照合部12によって、ステップS6の第2の照合工程で一致した共通取引内容に対応する第2の課税区分データ28と会計仕訳データ21の課税区分データ23を第3の照合をして実行する工程である。
また、ステップS4の第1の照合工程において、一致した共通勘定科目データ25に対応する第1の課税区分データ26が「課税」又は「非課税」の場合には、ステップS4の次に、ステップS8に進む。
ステップS8は課税区分照合部12によって、第1の課税区分データ26と課税区分データ23とを第4の照合として実行する工程である。
ステップS9は消費税照合部12aによって、会計仕訳データ21に含まれる取引に基づく消費税の税率を会計仕訳データ21に含まれる取引の借方金額あるいは貸方金額から演算して照合する工程である。この工程において、経時に応じた消費税率と演算された消費税率が異なる場合に、消費税照合部12aは、出力部4に対して照合の結果を出力させるように信号を発信する。このステップS9については、他の工程との関係でいずれのタイミングでも可能であり、すべての照合が終了した後に実行することに限定するものではない。なお、経時に応じた消費税率というのは、時期によって税率が変更される場合にその時期に応じた消費税率という意味である。消費税率が問題となるのはリースが長期間に亘る場合などである。
ステップS10は出力部4によって、第1の課税区分データ26又は第2の課税区分データ28と課税区分データ23との照合の結果のうち少なくとも不一致の結果及び消費税率の照合の結果について出力する工程である。出力は出力部4によってなされるが、その出力は、第1の照合では科目情報照合部11からの、第3の照合あるいは第4の照合では課税区分照合部12からの、消費税の照合では消費税照合部12aからの信号の発信(指令)によるものである。
図5はステップS10において、第1の実施の形態に係る消費税監査システム1の出力部4に出力された第4の照合結果(第1の課税区分データ26と課税区分データ23の照合の結果)の具体例を示す概念図である。
図5において、現金で旅費の前払計上を行った場合の会計仕訳データ21として、勘定科目データ22が「前払費用」である場合の課税区分データ23である「課税仕入」(すなわち、「課税」)が、第1の課税区分データ26の「不課税」と不一致であるために出力部4としての表示画面に示されている。
表示画面において「検出理由」に「科目基準」と示されており、不一致が勘定科目に基づくものであることが明示されている。また、「想定」に「不課税」と示されており、本来、「課税」ではなく、「不課税」とされるべきであった、すなわち共通勘定科目データ25に関連付けられている第1の課税区分データ26が「不課税」であることが明示されている。
図6はステップS10において出力部4に出力された第3の照合結果(第2の課税区分データ28と課税区分データ23の照合の結果)の具体例を示す概念図である。図6において、現金で御祝い金を支払った場合の会計仕訳データ21として、勘定科目データ22が「雑費」であり、取引内容データ24としての「摘要」が「御祝い金」とされている場合の課税区分データ23である「課税仕入」(すなわち、「課税」)が、第2の課税区分データ28の「不課税」と不一致であるために出力部4としての表示画面に示されている。
表示画面において「検出理由」に「祝」が示されており、不一致が摘要、すなわち取引内容に基づくものであることが明示されている。また、「想定」に「不課税」と示されており、本来、「課税」ではなく、「不課税」とされるべきであった、すなわち共通取引内容データ27に関連付けられている第2の課税区分データ28が「不課税」であることが明示されている。
図5や図6に示されるような表示画面が出力部4に表示された場合には、その表示に基づき、会計仕訳データ21自身の正誤を確認したり、あるいはユーザーによって修正することも可能である。具体的には、図7を参照しながら説明する。
図7は図6が表示された後の処理について説明するための表示画面の概念図ある。
図7において、ユーザーがこの会計仕訳データ21において、「御祝い金」が「課税」ではなく「不課税」であることを確認した場合には、「確認」の欄においてプルダウンメニューから「問題あり」を選択して、会計仕訳データ21の中に問題があることを示すデータを書き込んでおくことで会計仕訳データ21に誤りが含まれていることを示すことが可能である。
「確認」の欄には「問題あり」の他にも注意を促すために適宜文言を追加しておくことも可能である。また、図に示されるとおり「備考」欄を設けて「問題あり」に対する説明を加えておくようにしてもよい。このような説明を備えることで「確認」欄の「問題あり」に関する根拠が明確化される。これらの「問題あり」の選択や「備考」の説明に関する入力は、入力部2から可能である。
あるいは、この表示画面において、誤りを訂正することが可能としてもよい。すなわち、「雑費」の「御祝い金」に対する「課税」を「不課税」に修正可能なように入力部2から正しい課税区分を入力可能としてもよいし、「確認」の欄に想定される課税区分を表示させて、その中から適切な課税区分を入力部2から選択可能としておいてもよい。プルダウンメニューにおける選択や説明に関する入力、あるいは訂正や修正に関する入力は、入力部2を介して、それぞれの照合を行った科目情報照合部11、課税区分照合部12あるいは消費税照合部12aによって実行される。
以上説明したとおり、本実施の形態に係る消費税監査システム1においては、科目情報照合部11が、会計仕訳データ21から読み出した勘定科目データ22を共通勘定科目課税区分データベース6内で「課税」、「非課税」、「混在」という第1の課税区分データ26を設けて関連付けられた共通勘定科目データ25と第1の照合をまず行い、そのうち、「混在」の場合についてのみ、取引内容抽出部14が会計仕訳データ21の取引内容データ24を読み出して、共通取引内容課税区分データベース7内で「課税」と「非課税」という第2の課税区分データ28を設けて関連付けされた共通取引内容データ27と第2の照合を行うことができる。従って、まず、勘定科目データ22で「課税」か「非課税」の取引が明確な場合には、そのまま会計仕訳データ21の課税区分データ23と第1の課税区分データ26との第4の照合結果で不一致の場合について出力部4に出力し、勘定科目データ22で「混在」となった場合にのみ第2の照合を実行して、第2の課税区分データ28との第3の照合結果で不一致となった場合について出力部4に出力することができる。従って、効率的に課税区分の照合、消費税監査を実行することが可能である。
すなわち、第3の照合において共通取引内容に対応する第2の課税区分データ28と課税区分データ23が不一致の場合や第4の照合において共通勘定科目に対応する第1の課税区分データ26と課税区分データ23が不一致として出力される場合は、消費税の計上に誤りがある可能性が高い。従って、第1の実施の形態に係る消費税監査システム1を用いることで効率的な消費税監査を容易に実行することが可能である。
また、第1の課税区分に「混在」を設けておき、勘定科目データ22から「混在」と判断される場合に、さらに、取引内容データ24を参照しながら、第2の課税区分として「課税」か「非課税」の判断を行うため、より精度の高い課税区分の照合、消費税監査を実行することが可能である。
さらに、消費税照合部12aを備えて会計仕訳データ21作成時における消費税率を演算して、その時点での正しい消費税率と比較することが可能であるため、消費税率自体の正誤確認が可能であり、消費税の改正があった場合であっても、その正誤を容易かつ確実に監査することが可能である。
次に、図1に図8乃至図10を加えて参照しながら、本発明の第2の実施の形態に係る消費税監査システムについて説明する。(特に、請求項2、請求項3、請求項9、請求項10に記載の発明に対応)
第2の実施の形態に係る消費税監査システム1aは、第1の実施の形態に係る消費税監査システム1の第1の照合において読み出された勘定科目データ22と一致する共通勘定科目データ25が存在しない場合、すなわち、ユーザーが共通勘定科目を用いることなく、自己仕様で類似するような勘定科目を用いるような場合を想定して対応する実施の形態である。
図8は本発明の第2の実施の形態に係る消費税監査システムの共通勘定科目検索部と勘定科目紐付処理部によって実行される処理のフロー図であり、図9は本発明の第2の実施の形態に係る消費税監査システムの共通取引内容検索部と取引内容紐付処理部によって実行される処理のフロー図である。第1の実施の形態に係る消費税監査システム1のフロー図(図4)において、ステップS4として表される部分が図8に符号Aで示される工程に替わり、同じくステップS6として表される部分が図9に符号Bで示される工程に替わる。
図8において、ステップS4として科目情報照合部11によって実行される第1の照合において、一致する共通勘定科目データ25が共通勘定科目課税区分データベース6に存在しない場合には、ステップS41として、科目情報照合部11は科目情報課税区分紐付引用部13を用いて、勘定科目紐付データベース8から勘定科目データ22に対応する勘定科目紐付データ29を読み出す。
さらに、科目情報照合部11は、再びステップS4として、その勘定科目紐付データ29に含まれる共通勘定科目データ25を読み出して、勘定科目データ22と一致する共通勘定科目データ25として第1の照合を実行する。
但し、科目情報照合部11は勘定科目データ22と一致する共通勘定科目課税区分データベース6内の共通勘定科目データ25あるいは勘定科目紐付データベース8内の勘定科目紐付データ29に含まれる共通勘定科目データ25が存在しない場合には、ステップS42(第1補助工程)として、その第1の照合結果を出力部4に出力させる。
その後、ステップS43として、共通勘定科目検索部17は共通勘定科目課税区分データベース6内の共通勘定科目データ25を検索して、勘定科目データ22の勘定科目と同義になり得る共通勘定科目に関する共通勘定科目データ25を出力部4に出力する。この共通勘定科目検索部17における検索の方法は特に限定しないが、具体的な例としては、既に説明したとおり、勘定科目データ22に含まれる勘定科目の一部をテキストとして含む共通勘定科目データを検索する場合がある。あるいは予め関連する語を対応付けた辞書を作成しておき、この辞書を参照しながら同義語を検索する場合がある。そして、いずれの場合も検索でヒットした場合に、その候補を出力部4に出力し、入力部2からユーザーが選択できるようにしておくとよい。
また、共通勘定科目課税区分データベース6内に同義となり得る共通勘定科目に関する共通勘定科目データ25が存在しない場合でもその結果も出力部4に出力する。その場合には入力部2からユーザーが共通勘定科目課税区分データベース6を検索する指令を入力するか共通勘定科目課税区分データベース6内の共通勘定科目データ25の一覧を表示する指令を入力することで、出力部4に共通勘定科目データ25の候補を表示等させて、その中からユーザーが選択できるようにしておくとよい。
次に、ステップS44として、勘定科目紐付処理部18は、共通勘定科目検索部17によって検索された勘定科目データ22と同義になり得る共通勘定科目に関する共通勘定科目データ25を勘定科目データ22に結合させて勘定科目紐付データ29を生成させる。
そして、ステップS4に戻って科目情報照合部11が第1の照合を実行するのである。
なお、共通勘定科目課税区分データベース6に存在しない場合には、その勘定科目データ22を新規に共通勘定科目課税区分データベース6内に共通勘定科目データ25として入力部2を介して追加入力するようにしてもよい。その際には、第1の課税区分データ26と関連付けるようにする。
また、勘定科目紐付処理部18は、生成した勘定科目紐付データ29を勘定科目紐付データベース8に別個に格納するのではなく、共通勘定科目課税区分データベース6に格納するようにしてもよい。すなわち、勘定科目紐付データベース8を別個に設けなくとも、個別に発生する勘定科目データ22と同義になり得る共通勘定科目に関する共通勘定科目データ25に対して、そのまま共通勘定科目課税区分データベース6の内部で勘定科目データ22を結合させて勘定科目紐付データ29を生成させてもよい。その場合は、本第2の実施の形態で勘定科目紐付データ29を勘定科目紐付データベース8から読み出すことに代えて、共通勘定科目課税区分データベース6から読み出すことになる。
次に、第2の実施の形態に係る消費税監査システム1aは、第1の実施の形態に係る消費税監査システム1の第2の照合において読み出された取引内容データ24と一致する共通取引内容データ27が存在しない場合、すなわち、ユーザーが共通取引内容を用いることなく、自己仕様で類似する、または異なるような取引内容を用いるような場合を想定して対応する実施の形態でもある。
図9において、ステップS6として取引内容照合部15によって実行される第2の照合において、一致する共通取引内容データ27が共通取引内容課税区分データベース7に存在しない場合には、ステップS61として、取引内容照合部15は取引内容課税区分紐付引用部16を用いて、取引内容紐付データベース9から取引内容データ24に対応する取引内容紐付データ30を読み出す。
さらに、取引内容照合部15は、再びステップS6として、その取引内容紐付データ30に含まれる共通取引内容データ27を読み出して、取引内容データ24と一致する共通取引内容データ27として第2の照合を実行する。
但し、取引内容照合部15は取引内容データ24と一致する共通取引内容課税区分データベース7内の共通取引内容データ27あるいは取引内容紐付データベース9内の取引内容紐付データ30に含まれる共通取引内容データ27が存在しない場合には、ステップS62(第2補助工程)として、その第2の照合結果を出力部4に出力させる。
その後、ステップS63として、共通取引内容検索部19は共通取引内容課税区分データベース7内の共通取引内容データ27を検索して、取引内容データ24の取引内容と同義になり得る共通取引内容に関する共通取引内容データ27を出力部4に出力する。この共通取引内容検索部19における検索の方法も特に限定しないが、具体的な例としては、取引内容データ24に含まれる取引内容の一部をテキストとして含む共通取引内容データ27を検索する場合がある。あるいは予め関連する語を対応付けた辞書を作成しておき、この辞書を参照しながら同義語を検索する場合がある。そして、いずれの場合も検索でヒットした場合に、その候補を出力部4に出力し、入力部2からユーザーが選択できるようにしておくとよい。
また、共通取引内容課税区分データベース7内に同義となり得る共通取引内容に関する共通取引内容データ27が存在しない場合でもその結果も出力部4に出力する。その場合には入力部2からユーザーが共通取引内容課税区分データベース7を検索する指令を入力するか共通取引内容課税区分データベース7内の共通取引内容データ27の一覧を表示する指令を入力することで、出力部4に共通取引内容データ27の候補を表示等させて、その中からユーザーが選択できるようにしておくとよい。
次に、ステップS64として、取引内容紐付処理部20は、共通取引内容検索部19によって検索された取引内容データ24と同義になり得る共通取引内容に関する共通取引内容データ27を取引内容データ24に結合させて取引内容紐付データ30を生成させる。
そして、ステップS6に戻って取引内容照合部15が第2の照合を実行するのである。
なお、取引内容紐付処理部20についても勘定科目紐付処理部18と同様に、生成した取引内容紐付データ30を共通取引内容課税区分データベース7に格納して、ここから取引内容紐付データ30を読み出すようにしてもよい。
これまで図8及び図9を参照しながら説明した第2の実施の形態に係る消費税監査システム1aの全体の消費税監査のフローについて、図10を参照しながら説明する。
図10は本発明の第2の実施の形態に係る消費税監査システムにおいて勘定科目紐付データベース及び取引内容紐付データベースを用いて実行される消費税監査のフロー図である。
図10において、符号Aで示される箇所はステップS4の第1の照合で代表されているものの、図8に符号Aで示される箇所と同一であり、同様に符号Bで示される箇所もステップS6の第2の照合で代表されているものの、図9に符号Bで示される箇所と同一である。
また、消費税監査で用いられるデータベースとして勘定科目紐付データベース8及び取引内容紐付データベース9を追加している。
その他の処理の流れは図1で示した第1の実施の形態に係る消費税監査システム1と同様であり、また、符号A及びBの部分についても既に図8,9を参照しながら説明したとおりであるので、その説明は省略する。
さらに、第1の実施の形態に係る消費税監査システム1において、図5,6を参照して説明したステップS10の出力部4における表示画面の例も同様であるので説明を省略する。
このように構成される第2の実施の形態に係る消費税監査システム1aは、第1の実施の形態に係る消費税監査システム1が発揮する効果に加えて、ユーザーが共通勘定科目を用いることなく、自己が定めた仕様等に基づいて個別の勘定科目を用いた場合であっても、共通勘定科目課税区分データベース6に格納されている共通勘定科目データ25を結合させて勘定科目紐付データ29を生成させて勘定科目紐付データベース8に格納しておくので、ユーザー毎に異なる勘定科目を用いていても、科目情報照合部11が科目情報課税区分紐付引用部13を用いて勘定科目紐付データベース8から勘定科目データ22に対応する勘定科目紐付データ29を読み出して、勘定科目データ22に結合されている共通勘定科目データ25によって第1の照合を実行することが可能である。
従って、ユーザーが共通勘定科目の存在を気にすることなく、ユーザー自身が定める仕様等に基づいて自由に勘定科目を設定することが可能であり、ユーザー自身の自由度を高くすることが可能である。
また、ユーザーが自身の勘定科目を用いている場合でも、共通勘定科目検索部17を備えることで、共通勘定科目課税区分データベース6内の共通勘定科目データ25を検索してその勘定科目に類似する、すなわち同義の共通勘定科目データ25を検索することが可能であるので、勘定科目紐付処理部18と相まってユーザーの勘定科目と共通勘定科目を結合させることが可能である。
さらに、これまで説明した勘定科目のみならず、取引内容についても同様である。すなわち、ユーザーが共通取引内容を用いることなく、自己が定めた仕様等に基づいて個別の取引内容を用いた場合であっても、共通取引内容課税区分データベース7に格納されている共通取引内容データ27を結合させて取引内容紐付データ30を生成させて取引内容紐付データベース9に格納しておくので、ユーザー毎に異なる取引内容を用いていても、取引内容照合部15が取引内容課税区分紐付引用部16を用いて取引内容紐付データベース9から取引内容データ24に対応する取引内容紐付データ30を読み出して、取引内容データ24に結合されている共通取引内容データ27によって第2の照合を実行することが可能である。
従って、ユーザーが共通取引内容の存在を気にすることなく、ユーザー自身が定める仕様等に基づいて自由に取引内容を設定することが可能であり、ユーザー自身の自由度を高くすることが可能である。
また、ユーザーが自身の取引内容を用いている場合でも、共通取引内容検索部19を備えることで、共通取引内容課税区分データベース7内の共通取引内容データ27を検索してその取引内容に類似する、すなわち同義の共通取引内容データ27を検索することが可能であるので、取引内容紐付処理部20と相まってユーザーの取引内容と共通取引内容を結合させることが可能である。
以下に、本発明の第3及び第4の実施の形態に係る消費税監査システムについて図11乃至図16を参照しながら説明する。(特に、請求項4、請求項5、請求項11及び請求項12に記載の発明に対応)
まず、第3の実施の形態に係る消費税監査システムについて図11及び図12を参照しながら説明する。
図11は、本発明の第3及び第4の実施の形態に係る消費税監査システムの構成を表す概念図である。図12(a)は本発明の第3及び第4の実施の形態に係る消費税監査システムの企業別勘定科目課税区分データベースに格納されている企業別勘定科目データと第3の課税区分データの構造を示す概念図であり、(b)は同じく企業別取引内容課税区分データベースに格納されている企業別取引内容データと第4の課税区分データの構造を示す概念図である。
図11において、図1に示す第1及び第2の実施の形態に係る消費税監査システム1,1aと同一の構成要素については同一の符号を付し、その説明は省略する。
第3及び第4の実施の形態に係る消費税監査システム1b,1cが、第1及び第2の実施の形態に係る消費税監査システム1,1aと異なるのは、データベースの構成と処理部3aの構成である。
第3及び第4の実施の形態に係る消費税監査システム1b,1cのデータベースには、勘定科目紐付データベース8や取引内容紐付データベース9は含まれておらず、代わりに企業別勘定科目課税区分データベース40と企業別取引内容課税区分データベース41が備えられている。
企業別勘定科目課税区分データベース40は、企業別勘定科目データ42と第3の課税区分データ43が関連付けられて格納されており、企業別取引内容課税区分データベース41は企業別取引内容データ44と第4の課税区分データ45が関連付けられて格納されている。関連付けられて格納されるとは、企業別勘定科目データ42や企業別取引内容データ44が検索された場合に第3の課税区分データ43や第4の課税区分データ45も読み出すことが可能であるという意味である。これらのデータベースに格納されるデータは、予め入力部2を介して読み出し可能に格納されるものである。
具体的には、図12(a)に企業別勘定科目課税区分データベース40に格納されている企業別勘定科目データ42と第3の課税区分データ43が関連付けられた状態を示すデータ構造が示されている。企業別勘定科目データ42としては、手数料や租税公課をはじめ寄付金等があり、これらに対応して第3の課税区分データ43として、非課税や不課税、混在が関連付けられて格納されている。
また、図12(b)に企業別取引内容課税区分データベース41に格納されている企業別取引内容データ44と第4の課税区分データ45が関連付けられた状態を示すデータ構造が示されている。企業別取引内容データ44としては、ゴミ処理や制服等があり、これらに対応して第4の課税区分データ45として、課税区分が関連付けられて格納されている。
これらの図は関連付けが理解容易なように便宜上2次元状テーブルで表現されているが、それぞれデータの関連付けがなされていれば1次元状にデータが羅列されていてもよい。なお、本実施の形態における図12では不課税と非課税を区別している例を示している。
次に、第3及び第4の実施の形態に係る消費税監査システム1b,1cの処理部3aについて説明する。
処理部3aは、科目情報課税区分紐付引用部13、取引内容課税区分紐付引用部16、共通勘定科目検索部17、勘定科目紐付処理部18、共通取引内容検索部19及び取引内容紐付処理部20は含まれておらず、代わりに企業別勘定科目課税区分データ生成部32及び企業別取引内容課税区分データ生成部33が備えられている。
企業別勘定科目課税区分データ生成部32は、特に第4の実施の形態に係るものであり、企業別勘定科目課税区分データベース40内に会計仕訳データ21から読み出された勘定科目データ22と一致する企業別勘定科目データ42が存在しない場合に、この勘定科目データ22に結合されるべき第3の課税区分データ43の入力部2からの入力を受けて、勘定科目データ22と入力された第3の課税区分データ43を関連付けて企業別勘定科目課税区分データベース40へ格納する機能を有する。企業別勘定科目課税区分データベース40に格納された勘定科目データ22は、企業別勘定科目データ42として格納されることになる。
企業別取引内容課税区分データ生成部33は、特に第4の実施の形態に係るものであり、企業別取引内容課税区分データベース41内に会計仕訳データ21から読み出された取引内容データ24と一致する企業別取引内容データ44が存在しない場合に、この取引内容データ24に結合されるべき第4の課税区分データ45の入力部2からの入力を受けて、取引内容データ24と入力された第4の課税区分データ45を関連付けて企業別取引内容課税区分データベース41へ格納する機能を有する。企業別取引内容課税区分データベース41に格納された取引内容データ24は、企業別取引内容データ44として格納されることになる。
以下、第3の実施の形態に係る消費税監査システム1bにおけるデータ処理の流れを図11及び図13を参照しながら説明する。(特に、請求項4及び請求項11に記載の発明に対応)
図13は本発明の第3の実施の形態に係る消費税監査システムによって実行される消費税監査のフロー図である。本願発明の消費税監査プログラムに対しては、その実行工程を表すものでもあり、この図を参照しながら消費税監査システム1bにおけるデータ処理の流れを説明することは消費税監査プログラムの実施の形態について説明することと同義である。
図13において、工程に関する記載を覆うようにして破線で示しているのは図11に示される消費税監査システム1bの構成要素であり、符号を同一としている。
ステップS1乃至ステップS3については、第1の実施の形態に係る消費税監査システム1と同様であるので説明を省略する。
次に、ステップS4は科目情報照合部11によって、共通勘定科目課税区分データベース6に格納されている共通勘定科目データ25を読み出して、ステップS2で読み出された勘定科目データ22との第1の照合を行う工程である。
このステップS4における第1の照合の結果、一致した共通勘定科目データ25に対応する第1の課税区分データ26が「混在」の場合には、ステップS5に進んで、取引内容抽出部14によって会計仕訳データ21から取引内容データ24を読み出す。なお、取引内容抽出部14によって読み出される取引内容データ24は、既に科目情報・課税区分抽出部10によって会計仕訳データ21が会計仕訳データベース5から読み出されているので科目情報・課税区分抽出部10から会計仕訳データ21の取引内容データ24を読み出してもよいし、会計仕訳データベース5に存在する会計仕訳データ21から取引内容データ24を読み出してもよい。
一方、ステップS41は科目情報照合部11によって、ステップS4の第1の照合工程において、読み出された勘定科目データ22と一致する共通勘定科目データ25が存在しない場合に、読み出された勘定科目データ22を企業別勘定科目課税区分データベース40内の企業別勘定科目データ42と照合(第5の照合)する工程(第3補助工程S41)である。
このステップS41による第5の照合の結果、一致した企業別勘定科目データ42に対する第3の課税区分データ43が「混在」の場合もステップS5に進んで取引内容抽出部14は、会計仕訳データ21から取引内容データ24を読み出す。
そして、ステップS6は取引内容照合部15によって、共通取引内容課税区分データベース7に格納されている共通取引内容データ27を読み出して、ステップS5で取引内容抽出部14によって読み出された会計仕訳データ21の取引内容データ24との第2の照合を行う工程である。
さらに、ステップS7は課税区分照合部12によって、ステップS6の第2の照合工程で一致した共通取引内容に対応する第2の課税区分データ28と会計仕訳データ21の課税区分データ23を第3の照合をして実行する工程である。
一方、ステップS61は取引内容照合部15によって、ステップS6の第2の照合工程において、読み出された取引内容データ24と一致する共通取引内容データ27が存在しない場合に、読み出された取引内容データ24を企業別取引内容課税区分データベース41内の企業別取引内容データ44と照合(第6の照合)する工程(第4補助工程S61)である。
また、ステップS8は課税区分照合部12によって、ステップS61における第6の照合工程によって一致した企業別取引内容に対応する第4の課税区分データ44と課税区分データ23を照合(第7の照合)する工程である。
さらに、ステップS4の第1の照合工程において、一致した共通勘定科目データ25に対応する第1の課税区分データ26が「課税」又は「非課税」の場合には、ステップS4の次に、ステップS9に進む。
ステップS9は課税区分照合部12によって、第1の課税区分データ26と課税区分データ23とを第4の照合として実行する工程である。
ステップS10は課税区分照合部12によって、ステップS41における第5の照合工程によって一致した企業別勘定科目に対応する第3の課税区分が「課税」又は「非課税」の場合に第3の課税区分データ43と課税区分データ23を照合(第8の照合)する工程である。
ステップS11は消費税照合部12aによって、会計仕訳データ21に含まれる取引に基づく消費税の税率を会計仕訳データ21に含まれる取引の借方金額あるいは貸方金額から演算して照合する工程である。この工程において、経時に応じた消費税率と演算された消費税率が異なる場合に、消費税照合部12aは、出力部に対して照合の結果を出力させるように信号を発信する。このステップS11については、他の工程との関係でいずれのタイミングでも可能であり、すべての照合が終了した後に実行することに限定するものではない。
ステップS12は出力部4によって、第1の課税区分データ26又は第2の課税区分データ28あるいは第3の課税区分データ43又は第4の課税区分データ45と課税区分データ23との照合の結果のうち少なくとも不一致の結果及び消費税率の照合の結果について出力する工程である。出力は出力部4によってなされるが、その出力は、第1又は第5の照合では科目情報照合部11からの、第3又は第7の照合あるいは第4又は第8の照合では課税区分照合部12からの、消費税の照合では消費税照合部12aからの信号の発信(指令)によるものである。
なお、第1の実施の形態に係る消費税監査システム1において、図5,6を参照して説明した出力部4における照合結果の出力工程の表示画面の例は本実施の形態においても参照可能である。具体的には、図5を参照して説明した第4の照合結果(第1の課税区分データと課税区分データの照合の結果)の具体例は、本実施の形態における第4の照合工程(第1の課税区分データと課税区分データの照合の結果)、第8の照合工程(第3の課税区分データと課税区分データの照合の結果)においても参照することが可能である。また、図6を参照して説明した第3の照合結果(第2の課税区分データと課税区分データの照合の結果)の具体例は、本実施の形態における第3の照合工程(第2の課税区分データと課税区分データの照合の結果)、第7の照合工程(第4の課税区分データと課税区分データの照合の結果)においても参照することが可能である。
さらに、第1の実施の形態に係る消費税監査システム1において、図7を参照して説明した出力部4によって表示された照合結果に対する後処理については、本実施の形態においても同様である。すなわち、不一致の場合の照合結果に対して「問題あり」を選択して、会計仕訳データ21の中に問題があることを示すデータを書き込んでおくことや会計仕訳データ21に誤りが含まれていることを示すことが可能である。さらに、この表示画面において、入力部2から正しい課税区分の入力を行うことで誤りを訂正することも可能である。プルダウンメニューにおける選択や説明に関する入力、あるいは訂正や修正に関する入力も同様である。
以上説明したとおり、本実施の形態に係る消費税監査システム1bにおいては、第1の実施の形態に係る消費税監査システム1によって発揮される効果に加えて、企業別勘定科目課税区分データベース40と企業別取引内容課税区分データベース41を備えて、共通勘定科目課税区分データベース6内に勘定科目データ22と一致する共通勘定科目データ25が存在しない場合に企業別勘定科目データ42と照合することができ、また、取引内容データ24と一致する共通取引内容データ27が共通取引内容課税区分データベース7内に存在しない場合に企業別取引内容データ44と照合することができることで、ユーザー毎に対応する企業別勘定科目課税区分データベース40と企業別取引内容課税区分データベース41を構築することができる。
従って、多数のユーザー毎にシステムをカスタマイズすることが可能で、個別により効率的な消費税監査を実施することが可能である。企業別勘定科目課税区分データベース40と企業別取引内容課税区分データベース41を備えない場合には、第2の実施の形態に係る消費税監査システム1aで説明した勘定科目紐付データベース8や取引内容紐付データベース9をすべてのユーザーに共通に備える必要があり、毎回、勘定科目紐付データベース8や取引内容紐付データベース9を検索して照合を実行する必要があるため、消費税監査に対して時間的な負担や労力的な負担が大きくかかってしまうという課題が生じてしまうのである。
次に、図11に図14乃至図16を加えて参照しながら、本発明の第4の実施の形態に係る消費税監査システムについて説明する。(特に、請求項5及び請求項12に記載の発明に対応)
第4の実施の形態に係る消費税監査システム1cは、第3の実施の形態に係る消費税監査システム1bの第1の照合において読み出された勘定科目データ22と一致する共通勘定科目データ25が存在しない場合、すなわち、ユーザーが共通勘定科目を用いることなく、自己仕様で類似するような勘定科目を用いるような場合を想定して対応する実施の形態である。この点、第2の実施の形態と同様である。
図14は本発明の第4の実施の形態に係る消費税監査システムの科目情報照合部11と企業別勘定科目課税区分データ生成部32によって実行される処理のフロー図であり、図15は本発明の第4の実施の形態に係る消費税監査システムの取引内容照合部15と企業別取引内容課税区分データ生成部33によって実行される処理のフロー図である。第3の実施の形態に係る消費税監査システム1bのフロー図(図13)において、ステップS4、ステップS41として表される部分が図14に符号Cで示される工程に替わり、同じくステップS6、ステップS61として表される部分が図15に符号Dで示される工程に替わる。
図14において、ステップS4として科目情報照合部11によって実行される第1の照合において、一致する共通勘定科目データ25が共通勘定科目課税区分データベース6内に存在しない場合には、ステップS41(第3補助工程)として、科目情報照合部11は、読み出された勘定科目データ22を企業別勘定科目課税区分データベース40内の企業別勘定科目データ42と照合(第5の照合)する。
但し、科目情報照合部11は勘定科目データ22と一致する企業別勘定科目課税区分データベース40内の企業別勘定科目データ42が存在しない場合には、ステップS42(第5補助工程)として、その第1の照合結果を出力部4に出力させる。
その後、ステップS43として、入力部2は企業別勘定科目課税区分データベース40内にも企業別勘定科目データ42が存在しない勘定科目データ22に対する課税区分を第3の課税区分データ43として入力されることを可能とする。この第3の課税区分データ43の入力は、例えば、「課税」、「非課税」、「混在」などの区分に関するデータであり、直接そのものを入力する場合の他、プルダウンメニューを出力部4に表示させて、その中から課税区分に関するデータが入力部2を介してユーザーによって選択され、第3の課税区分データ43として決定されるようにしてもよい。
次に、ステップS44として、企業別勘定科目課税区分データ生成部32は、入力部2によって入力された第3の課税区分データ43と結合されるべき勘定科目データ22を企業別勘定科目データ42として関連付けて、企業別勘定科目課税区分データとして生成し、企業別勘定科目課税区分データベース40へ格納する。なお、第3の課税区分データ43の入力に際しては、企業別勘定科目課税区分データ生成部32が出力部4に対してプルダウンメニュー等を表示するようにしておいてもよい。
その後、ステップS41に戻って科目情報照合部11が第5の照合を実行するのである。
図15において、ステップS6として取引内容照合部15によって実行される第2の照合において、一致する共通取引内容データ27が共通取引内容課税区分データベース7内に存在しない場合には、ステップS61(第4補助工程)として、取引内容照合部15は、読み出された取引内容データ24を企業別取引内容課税区分データベース41内の企業別取引内容データ44と照合(第6の照合)する。
但し、取引内容照合部15は取引内容データ24と一致する企業別取引内容課税区分データベース41内の企業別取引内容データ44が存在しない場合には、ステップS62(第6補助工程)として、その第2の照合結果を出力部4に出力させる。
その後、ステップS63として、入力部2は企業別取引内容課税区分データベース41内にも企業別取引内容データ44が存在しない取引内容データ24に対する課税区分を第4の課税区分データ45として入力されることを可能とする。この第4の課税区分データ45の入力は、例えば、「課税」、「非課税」などの区分に関するデータであり、直接そのものを入力する場合の他、プルダウンメニューのように出力部4に表示させて、その中から課税区分に関するデータが入力部2を介してユーザーによって選択され、第4の課税区分データ45として決定されるようにしてもよい。
次に、ステップS64として、企業別取引内容課税区分データ生成部33は、入力部2によって入力された第4の課税区分データ45と結合されるべき取引内容データ24を企業別取引内容データ44として関連付けて、企業別取引内容課税区分データとして生成し、企業別取引内容課税区分データベース41へ格納する。
その後、ステップS61に戻って取引内容照合部15が第6の照合を実行するのである。
これまで図14及び図15を参照しながら説明した第4の実施の形態に係る消費税監査システム1cの全体の消費税監査のフローについて、図16を参照しながら説明する。図16において、第3の実施の形態に係る消費税監査システム1bの消費税監査のフロー図(図13)と同一の工程要素については同一の符号を付し、その説明を省略する。
図16は本発明の第4の実施の形態に係る消費税監査システムにおいて、企業別勘定科目課税区分データ生成部32及び企業別取引内容課税区分データ生成部33を用いて実行される消費税監査のフロー図である。
図16において、符号Cで示される箇所はステップS4の第1の照合及びステップS41の第5の照合で代表されているものの、図14に符号Cで示される箇所と同一であり、同様に符号Dで示される箇所もステップS6の第2の照合及びステップS61の第6の照合で代表されているものの、図15に符号Dで示される箇所と同一である。
その他の処理の流れは図13で示した第3の実施の形態に係る消費税監査システム1bと同様であり、また、符号C及びDの部分についても既に図14,15を参照しながら説明したとおりであるので、その説明は省略する。
さらに、第3の実施の形態に係る消費税監査システム1bにおいて、図5,6を参照して説明したステップS12の出力部4における表示画面の例も同様であるので説明を省略する。
このように構成される第4の実施の形態に係る消費税監査システム1cは、第3の実施の形態に係る消費税監査システム1bが発揮する効果に加えて、ユーザーが共通勘定科目を用いることなく、自己が定めた仕様等に基づいて個別の勘定科目を新規に用いた場合であっても、企業別勘定科目課税区分データベース40と企業別取引内容課税区分データベース41を更新することができる。
すなわち、ユーザーが消費税監査システム1cを使用すればするほど、企業別勘定科目課税区分データベース40及び企業別取引内容課税区分データベース41に格納されるデータが蓄積され、より効率的な消費税監査を行うことが可能となる。また、データが蓄積されることで、ユーザーに対するカスタマイズが進展し、より高い精度で個別に消費税監査を実行することが可能である。
従って、第1及び第2の実施の形態に係る消費税監査システムと同様に、ユーザーが共通取引内容の存在を気にすることなく、ユーザー自身が定める仕様等に基づいて自由に取引内容を設定することが可能であり、ユーザー自身の自由度を高くすることが可能である。
なお、第3の実施の形態及び第4の実施の形態に係る消費税監査システム1b,1cにおいては、共通勘定科目課税区分データベース6と企業別勘定科目課税区分データベース40を別個に、共通取引内容課税区分データベース7と企業別取引内容課税区分データベース41を別個に設けたが、企業別勘定科目課税区分データベース40及び企業別取引内容課税区分データベース41をそれぞれ共通勘定科目課税区分データベース6と共通取引内容課税区分データベース7に統合させてもよい。すなわち、企業別勘定科目データ42を共通勘定科目データ25として、第3の課税区分データ43を第1の課税区分データ26として取り扱い、さらに、企業別取引内容データ44を共通取引内容データ27として、第4の課税区分データ45を第2の課税区分データ28として取り扱うのである。このような取り扱いはユーザー毎に実施してもよいし、記憶容量が許すのであれば、全ユーザーに対して共通に実施してもよい。
このような統合された共通勘定科目課税区分データベース6及び共通取引内容課税区分データベース7を備えることで、データベースの数を少なくすることが可能で、システム全体も簡素化することができ、より効率的に消費税監査を実行できる可能性がある。
以下、共通勘定科目課税区分データベース6を企業別勘定科目課税区分データベース40に統合するのではなく、共通勘定科目課税区分データベース6と同一の内容のデータベースを企業別勘定科目課税区分データベース40として備える場合を変形例として説明する。
本発明の第3及び第4の実施の形態の変形例に係る消費税監査システムについて説明する。(特に、請求項6及び請求項13に記載の発明に対応)
変形例に係る消費税監査システムでは、第3及び第4の実施の形態において備えられていた共通勘定科目課税区分データベース6と同一のデータベースを当初に企業別勘定科目課税区分データベース40として備えるものである。勘定科目は企業別に考えてみても概ね共通に使用されていることが多く、そのバリエーションが少ないため、予め定めた共通勘定科目を各企業別に設けられる企業別官業科目データの初期設定に用いるものである。共通勘定科目課税区分データベース6は、最初に電気制御盤内面40に対してコピーするために存在させて、その後も存在させてもよいし、予め共通勘定科目課税区分データベース6の共通勘定科目データ25とこれに関連付けられた第1の課税区分データ26を別に用意しておき、企業別勘定科目課税区分データベース40に予めコピーしたものを備えさせるようにしてもよい。共通勘定科目課税区分データベース6を企業別勘定科目課税区分データベース40にコピーする構成要素としては、処理部3aにその機能を備えるようにしてもよいし、処理部3a内のいずれかの構成要素にその機能を付加するようにしてもよい。
その一方、摘要や補足説明に係る取引内容については、共通性に薄く各ユーザーで別箇ランダムに設定されていることが多いので、共通取引内容課税区分データベース7と企業別取引内容課税区分データベース41を別々に設けている。
このような変形例では、図13において、科目情報照合部11はステップS4の第1の照合を行うことなく、ステップS41の第5の照合を実行する。また、取引内容抽出部14は、第5の照合の結果を受けて、会計仕訳データ21から取引内容データ24を読み出す。取引内容照合部15はステップS6を行うことなく、ステップS61の第6の照合を実行する。さらに、課税区分照合部12はステップS9の第4の照合を行うことなく、ステップS10の第8の照合を実行する。
すなわち、共通勘定科目課税区分データベース6の有無にかかわらず、科目情報照合部11及び課税区分照合部12は最初に企業別勘定科目課税区分データベース40を読みにいく。それ以外は、第3及び第4の実施の形態に係る消費税監査システムと同様である。
なお、第4の実施の形態に係る消費税監査システム1cでは、企業別勘定科目課税区分データ生成部32と企業別取引内容課税区分データ生成部33を備えているが、この場合も同様である。
具体的には、図14に示されるように科目情報照合部11は、ステップS4の第1の照合を行うことなく、第5の照合を実行して、出力部4がその第5の照合に関する照合結果を出力する。入力部2を介して第3の課税区分データ43を入力して、企業別勘定科目課税区分データ生成部32は勘定科目データ22と第3の課税区分データ43を関連付けたデータを生成して企業別勘定科目課税区分データベース40に格納するのである。図15に示される符号Dの部分については、第4の実施の形態に係る消費税監査システム1と同様である。
本変形例では、最初に共通勘定科目課税区分データベース6を読みに行くことに代えてユーザー毎に個別に設けられる企業別勘定科目課税区分データベース40を読みに行く。前述のとおり、勘定科目はある程度共通に定まったものがあるため、これをすべて予めコピーしたものを企業別勘定科目課税区分データベース40として初期設定として設けておくことで、共通と企業別の両方を読み出すよりも効率的に照合を実行可能である。
一方、取引内容については、ユーザー毎に別箇ランダムに設定されることが多く、これを網羅したものを共通として予め企業別取引内容課税区分データベース41にまとめておくことは効率的ではなく、一定範囲のもので予め定めた共通の取引内容に関する共通取引内容課税区分データベース7と、ユーザー毎に任意に定めた企業別取引内容課税区分データベース41を個別にする方が、照合演算が早く、システムとしても効率的である。
以上説明したように、本発明の請求項1乃至請求項14に記載された発明は、多数の顧客(関与先)を抱えて税務・会計業務を行う事務所の消費税監査に関する業務効率化と精度向上に利用可能であることはもちろん、大型化あるいは多角化する一般企業における会計・税務処理の消費税監査に関する業務効率改善や業務精度の向上にも広く利用可能である。また、更に広くERP(Enterprise Resource Planning)パッケージに含める等の利用も可能である。
1,1a,1b,1c…消費税監査システム 2…入力部 3,3a…処理部 4…出力部 5…会計仕訳データベース 6…共通勘定科目課税区分データベース 7…共通取引内容課税区分データベース 8…勘定科目紐付データベース 9…取引内容紐付データベース 10…科目情報・課税区分抽出部 11…科目情報照合部 12…課税区分照合部 12a…消費税照合部 13…科目情報課税区分紐付引用部 14…取引内容抽出部 15…取引内容照合部 16…取引内容課税区分紐付引用部 17…共通勘定科目検索部 18…勘定科目紐付処理部 19…共通取引内容検索部 20…取引内容紐付処理部 21…会計仕訳データ 22…勘定科目データ 23…課税区分データ 24…取引内容データ 25…共通勘定科目データ 26…第1の課税区分データ 27…共通取引内容データ 28…第2の課税区分データ 29…勘定科目紐付データ 30…取引内容紐付データ 31…照合結果 32…企業別勘定科目課税区分データ生成部 33…企業別取引内容課税区分データ生成部 40…企業別勘定科目課税区分データベース 41…企業別取引内容課税区分データベース 42…企業別勘定科目データ 43…第3の課税区分データ 44…企業別取引内容データ 45…第4の課税区分データ

Claims (14)

  1. 会計仕訳ファイルに含まれる会計仕訳データの消費税計上処理の監査を行うための消費税監査システムであって、
    発生した取引を貸借の勘定科目に分類した会計仕訳データを格納する会計仕訳データベースと、
    予め定められた共通勘定科目に関する共通勘定科目データと、この共通勘定科目に対応し少なくとも「課税」、「非課税」、及び「混在」を含む第1の課税区分データを関連付けて格納する共通勘定科目課税区分データベースと、
    予め定められた共通取引内容に関する共通取引内容データと、この共通取引内容に対応し少なくとも「課税」及び「非課税」を含む第2の課税区分データを関連付けて格納する共通取引内容課税区分データベースと、
    前記会計仕訳データを前記会計仕訳データベースから読み出し、前記会計仕訳データから勘定科目データと課税区分データを読み出す科目情報・課税区分抽出部と、
    読み出された前記勘定科目データを前記共通勘定科目課税区分データベース内の前記共通勘定科目データと照合(以下、第1の照合という)する科目情報照合部と、
    第1の照合によって一致した共通勘定科目に対応する第1の課税区分データが「混在」の場合に前記会計仕訳データから取引内容データを読み出す取引内容抽出部と、
    前記取引内容抽出部によって読み出された前記取引内容データを前記共通取引内容課税区分データベース内の前記共通取引内容データと照合(以下、第2の照合という)する取引内容照合部と、
    第2の照合によって一致した共通取引内容に対応する第2の課税区分データと前記課税区分データを照合(以下、第3の照合という)し、
    前記第1の照合によって一致した共通勘定科目に対応する第1の課税区分データが「課税」又は「非課税」の場合に前記第1の課税区分データと前記課税区分データを照合(以下、第4の照合という)する課税区分照合部と、
    この課税区分照合部における前記第1の課税区分データ又は第2の課税区分データと前記課税区分データとの照合の結果のうち少なくとも不一致の結果を出力する出力部とを有することを特徴とする消費税監査システム。
  2. 前記科目情報照合部は、前記第1の照合において、読み出された前記勘定科目データと一致する前記共通勘定科目データが存在しない場合に、前記第1の照合の結果を前記出力部に出力させ、
    前記共通勘定科目課税区分データベース内の前記共通勘定科目データを検索して前記勘定科目データの勘定科目と同義となり得る共通勘定科目に関する共通勘定科目データを前記出力部に送信する共通勘定科目検索部と、
    この共通勘定科目検索部で検索された前記同義となり得る共通勘定科目に関する共通勘定科目データを前記勘定科目データに結合させて勘定科目紐付データを生成し、この勘定科目紐付データを勘定科目紐付データベースに格納する勘定科目紐付処理部と、
    を有し、前記科目情報照合部は、前記第1の照合において、読み出された前記勘定科目データと一致する前記共通勘定科目データが存在しない場合に、科目情報課税区分紐付引用部を用いて前記勘定科目紐付データベースから前記勘定科目データに対応する勘定科目紐付データを読み出させ、その勘定科目紐付データに含まれる共通勘定科目データを読み出して、前記勘定科目データと一致する共通勘定科目データとして前記第1の照合を実行することを特徴とする請求項1記載の消費税監査システム。
  3. 前記取引内容照合部は、前記第2の照合において、読み出された前記取引内容データと一致する前記共通取引内容データが存在しない場合に、前記第2の照合の結果を前記出力部に出力させ、
    前記共通取引内容課税区分データベース内の前記共通取引内容データを検索して前記取引内容データの取引内容と同義となり得る共通取引内容に関する共通取引内容データを前記出力部に送信する共通取引内容検索部と、
    この共通取引内容検索部で検索された前記同義となり得る共通取引内容に関する共通取引内容データを前記取引内容データに結合させて取引内容紐付データを生成し、この取引内容紐付データを取引内容紐付データベースに格納する取引内容紐付処理部と、
    を有し、前記取引内容照合部は、前記第2の照合において、読み出された前記取引内容データと一致する前記共通取引内容データが存在しない場合に、取引内容課税区分紐付引用部を用いて前記取引内容紐付データベースから前記取引内容データに対応する取引内容紐付データを読み出させ、その取引内容紐付データに含まれる共通取引内容データを読み出して、前記取引内容データと一致する共通取引内容データとして前記第2の照合を実行することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の消費税監査システム。
  4. 予め定められた企業別勘定科目に関する企業別勘定科目データと、この企業別勘定科目データに対応し少なくとも「課税」、「非課税」、及び「混在」を含む第3の課税区分データを関連付けて格納する企業別勘定科目課税区分データベースと、
    予め定められた企業別取引内容に関する企業別取引内容データと、この企業別取引内容に対応し少なくとも「課税」及び「非課税」を含む第4の課税区分データを関連付けて格納する企業別取引内容課税区分データベースを備え、
    前記科目情報照合部は、前記第1の照合において、読み出された前記勘定科目データと一致する前記共通勘定科目データが存在しない場合に、読み出された前記勘定科目データを前記企業別勘定科目課税区分データベース内の前記企業別勘定科目データと照合(以下、第5の照合という)し、
    前記取引内容抽出部は、前記第5の照合によって一致した企業別勘定科目に対応する第3の課税区分データが「混在」の場合に前記会計仕訳データに含まれる取引内容データを読み出し、
    前記取引内容照合部は、前記取引内容抽出部で読み出された前記取引内容データを前記共通取引内容課税区分データベース内の前記共通取引内容データと照合(第2の照合)し、前記第2の照合において、読み出された前記取引内容データと一致する前記共通取引内容データが存在しない場合に、読み出された前記取引内容データを前記企業別取引内容課税区分データベース内の前記企業別取引内容データと照合(以下、第6の照合という)し、
    前記課税区分照合部は、第2の照合によって一致した共通取引内容に対応する第2の課税区分データと前記課税区分データを照合(第3の照合)し、第6の照合によって一致した企業別取引内容に対応する第4の課税区分データと前記課税区分データを照合(以下、第7の照合という)し、前記第1の照合によって一致した共通勘定科目に対応する第1の課税区分データが「課税」又は「非課税」の場合に前記第1の課税区分データと前記課税区分データを照合(第4の照合)し、前記第5の照合によって一致した企業別勘定科目に対応する第3の課税区分データが「課税」又は「非課税」の場合に前記第3の課税区分データと前記課税区分データを照合(以下、第8の照合という)し、
    前記出力部は、課税区分照合部における前記第1の課税区分データ乃至第4の課税区分データのうち少なくとも1つと前記課税区分データとの照合の結果のうち少なくとも不一致の結果を出力することを特徴とする請求項1記載の消費税監査システム。
  5. 前記科目情報照合部は、前記第5の照合において、読み出された前記勘定科目データと一致する前記企業別勘定科目データが存在しない場合に、前記第5の照合の結果を前記出力部に出力させ、
    前記勘定科目データに結合されるべき第3の課税区分データの入力部からの入力を受けて、前記勘定科目データと前記第3の課税区分データを関連付けて前記企業別勘定科目課税区分データベースへ格納する企業別勘定科目課税区分データ生成部と、
    前記取引内容照合部は、前記第6の照合において、読み出された前記取引内容データと一致する前記企業別取引内容データが存在しない場合に、前記出力部は前記第6の照合の結果を前記出力部に出力させ、
    前記取引内容データに結合されるべき第4の課税区分データの入力部からの入力を受けて、前記取引内容データと前記第4の課税区分データを関連付けて前記企業別取引内容課税区分データベースへ格納する企業別取引内容課税区分データ生成部と、
    を有することを特徴とする請求項4記載の消費税監査システム。
  6. 前記共通勘定科目課税区分データベースを備えることに代えて、前記企業別勘定科目課税区分データベースは、前記予め定められた企業別勘定科目に関する企業別勘定科目データとして、前記共通勘定科目課税区分データベースに格納された前記共通勘定科目データと同一のデータを格納するとともに、前記企業別勘定科目データに対応する第3の課税区分データとして、前記第1の課税区分データと同一のデータを関連付けて格納し、
    前記科目情報照合部は、前記第1の照合を行うことなく、前記第5の照合を実行し、
    前記取引内容抽出部は、前記第5の照合によって一致した企業別勘定科目に対応する第3の課税区分データが「混在」の場合に前記会計仕訳データに含まれる取引内容データを読み出し、
    前記課税区分照合部は、前記第4の照合を行うことなく、前記第8の照合を実行し、
    前記出力部は、前記課税区分照合部12における前記第2の課税区分データ乃至第4の課税区分データのうち少なくとも1つと前記課税区分データとの照合の結果のうち少なくとも不一致の結果を出力することを特徴とする請求項4又は請求項5に記載の消費税監査システム。
  7. 経時に応じた消費税率を記憶して、前記会計仕訳データに含まれる取引に基づく消費税の税率を取引の金額から演算して照合し、前記経時に応じた消費税率と異なる場合に、前記出力部に前記照合の結果を出力させる消費税照合部を有することを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれか1項に記載の消費税監査システム。
  8. コンピュータによって、会計仕訳ファイルに含まれる会計仕訳データの消費税計上処理の監査を行うために実行されるプログラムであって、
    発生した取引を貸借の勘定科目に分類した会計仕訳データを会計仕訳データベースに格納する会計仕訳データ格納工程と、
    予め定められた共通勘定科目に関する共通勘定科目データと、この共通勘定科目に対応し少なくとも「課税」、「非課税」、及び「混在」を含む第1の課税区分データを関連付けて共通勘定科目課税区分データベースに格納する共通勘定科目課税区分データ格納工程と、
    予め定められた共通取引内容に関する共通取引内容データと、この共通取引内容に対応し少なくとも「課税」及び「非課税」を含む第2の課税区分データを関連付けて共通取引内容課税区分データベースに格納する共通取引内容課税区分データ格納工程と、
    前記会計仕訳データを前記会計仕訳データベースから読み出し、前記会計仕訳データから勘定科目データと課税区分データを読み出す科目情報・課税区分抽出工程と、
    読み出された前記勘定科目データを前記共通勘定科目課税区分データベース内の前記共通勘定科目データと照合(以下、第1の照合という)する第1の照合工程と、
    第1の照合工程によって一致した共通勘定科目に対応する第1の課税区分データが「混在」の場合に前記会計仕訳データから取引内容データを読み出す取引内容抽出工程と、
    読み出された前記取引内容データを前記共通取引内容課税区分データベース内の前記共通取引内容データと照合(以下、第2の照合という)する第2の照合工程と、
    第2の照合工程によって一致した共通取引内容に対応する第2の課税区分データと前記課税区分データを照合(以下、第3の照合という)する第3の照合工程と、
    前記第1の照合工程によって一致した共通勘定科目に対応する第1の課税区分データが「課税」又は「非課税」の場合に前記第1の課税区分データと前記課税区分データを照合(以下、第4の照合という)する第4の照合工程と、
    この第4の照合工程における前記第1の課税区分データ又は前記第3の照合工程における第2の課税区分データと前記課税区分データとの照合の結果のうち少なくとも不一致の結果を出力部に出力する出力工程とを実行させることを特徴とする消費税監査プログラム。
  9. 前記第1の照合工程は、読み出された前記勘定科目データと一致する前記共通勘定科目データが存在しない場合に、前記第1の照合の結果を前記出力部に出力させる第1補助工程を有し、
    前記共通勘定科目課税区分データベース内の前記共通勘定科目データを検索して前記勘定科目データの勘定科目と同義となり得る共通勘定科目データを前記出力部に送信する共通勘定科目検索工程と、
    この共通勘定科目検索工程で検索された前記同義となり得る共通勘定科目データを前記勘定科目データに結合させて勘定科目紐付データを生成し、この勘定科目紐付データを勘定科目紐付データベースに格納する勘定科目紐付処理工程と、
    を有し、前記第1の照合工程は、読み出された前記勘定科目データと一致する前記共通勘定科目データが存在しない場合に、前記第1補助工程の前に、前記勘定科目紐付データベースから前記勘定科目データに対応する勘定科目紐付データを読み出し、その勘定科目紐付データに含まれる共通勘定科目を読み出す科目情報課税区分紐付引用工程を有し、この勘定科目紐付データに含まれる共通勘定科目を前記勘定科目データと一致する共通勘定科目として前記第1の照合工程が実行され、
    前記第1補助工程は、前記勘定科目紐付データが存在しない場合に実行されることを特徴とする請求項8記載の消費税監査プログラム。
  10. 前記第2の照合工程は、読み出された前記取引内容データと一致する前記共通取引内容データが存在しない場合に、前記第2の照合の結果を前記出力部に出力させる第2補助工程を有し、
    前記共通取引内容課税区分データベース内の前記共通取引内容データを検索して前記取引内容データの取引内容と同義となり得る共通取引内容データを前記出力部に送信する共通取引内容検索工程と、
    この共通取引内容検索工程で検索された前記同義となり得る共通取引内容データを前記取引内容データに結合させて取引内容紐付データを生成し、この取引内容紐付データを取引内容紐付データベースに格納する取引内容紐付処理工程と、
    を有し、前記第2の照合工程は、読み出された前記取引内容データと一致する前記共通取引内容データが存在しない場合に、前記第2補助工程の前に、前記取引内容紐付データベースから前記取引内容データに対応する取引内容紐付データを読み出し、その取引内容紐付データに含まれる共通取引内容を読み出す取引内容課税区分紐付引用工程を有し、この取引内容紐付データに含まれる共通取引内容を前記取引内容データと一致する共通取引内容として前記第2の照合工程が実行され、
    前記第2補助工程は、前記取引内容紐付データが存在しない場合に実行されることを特徴とする請求項8又は請求項9に記載の消費税監査プログラム。
  11. 予め定められた企業別勘定科目に関する企業別勘定科目データと、この企業別勘定科目データに対応し少なくとも「課税」、「非課税」、及び「混在」を含む第3の課税区分データを関連付けて企業別勘定科目課税区分データベースに格納する企業別勘定科目課税区分データ格納工程と、
    予め定められた企業別取引内容に関する企業別取引内容データと、この企業別取引内容に対応し少なくとも「課税」及び「非課税」を含む第4の課税区分データを関連付けて企業別取引内容課税区分データベースに格納する企業別取引内容課税区分データ格納工程と、
    前記第1の照合工程は、読み出された前記勘定科目データと一致する前記共通勘定科目データが存在しない場合に、読み出された前記勘定科目データを前記企業別勘定科目課税区分データベース内の前記企業別勘定科目データと照合(以下、第5の照合という)する第3補助工程を有し、
    前記取引内容抽出工程は、前記第1の照合工程によって一致した共通勘定科目に対応する第1の課税区分データ又は前記第3補助工程によって一致した企業別勘定科目に対応する第3の課税区分データが「混在」の場合に、前記会計仕訳データに含まれる取引内容データを読み出し、
    前記第2の照合工程は、読み出された前記取引内容データと一致する前記共通取引内容データが存在しない場合に、読み出された前記取引内容データを前記企業別取引内容課税区分データベース内の前記企業別取引内容データと照合(以下、第6の照合という)する第4補助工程を有し、
    前記第3の照合工程は、前記第2の照合工程によって一致した共通取引内容に対応する第2の課税区分データと前記課税区分データを照合(第3の照合)し、又は前記第6の照合によって一致した企業別取引内容に対応する第4の課税区分データと前記課税区分データを照合(以下、第7の照合という)し、
    前記第4の照合工程は、前記第1の照合工程によって一致した共通勘定科目に対応する第1の課税区分データが「課税」又は「非課税」の場合に前記第1の課税区分データと前記課税区分データを照合(以下、第4の照合という)し、又は前記第5の照合によって一致した企業別勘定科目に対応する第3の課税区分データが「課税」又は「非課税」の場合に前記第3の課税区分データと前記課税区分データを照合(以下、第8の照合という)し、
    前記出力工程は、前記第1の課税区分データ乃至第4の課税区分データのうち少なくとも1つと前記課税区分データとの照合の結果のうち少なくとも不一致の結果を出力することを特徴とする請求項8記載の消費税監査プログラム。
  12. 前記第1の照合工程は、前記第5の照合において、読み出された前記勘定科目データと一致する前記企業別勘定科目データが存在しない場合に、前記第5の照合の結果を前記出力部に出力させる第5補助工程を有し、
    前記勘定科目データに結合されるべき第3の課税区分データの入力部からの入力を受けて、前記勘定科目データと前記第3の課税区分データを関連付けて前記企業別勘定科目課税区分データベースへ格納する企業別勘定科目課税区分データ生成工程と、
    前記第2の照合工程は、前記第6の照合において、読み出された前記取引内容データと一致する前記企業別取引内容データが存在しない場合に、前記第6の照合の結果を前記出力部に出力させる第6補助工程を有し、
    前記取引内容データに結合されるべき第4の課税区分データの入力部からの入力を受けて、前記取引内容データと前記第4の課税区分データを関連付けて前記企業別取引内容課税区分データベースへ格納する企業別取引内容課税区分データ生成工程と、
    を有することを特徴とする請求項11記載の消費税監査プログラム。
  13. 前記共通勘定科目課税区分データベースを備えることに代えて、前記企業別勘定科目課税区分データベースは、前記予め定められた企業別勘定科目に関する企業別勘定科目データとして、前記共通勘定科目課税区分データベースに格納された前記共通勘定科目データと同一のデータを格納するとともに、前記企業別勘定科目データに対応する第3の課税区分データとして、前記第1の課税区分データと同一のデータを関連付けて格納し、
    前記第1の照合工程は、前記第5の照合のみを実行する第3補助工程とし、
    前記取引内容抽出工程は、前記第3補助工程によって一致した企業別勘定科目に対応する第3の課税区分データが「混在」の場合に、前記会計仕訳データに含まれる取引内容データを読み出し、
    前記第4の照合工程は、前記第8の照合のみを実行する工程とし、
    前記出力工程は、前記第2の課税区分データ乃至第4の課税区分データのうち少なくとも1つと前記課税区分データとの照合の結果のうち少なくとも不一致の結果を出力することを特徴とする請求項11又は請求項12に記載の消費税監査プログラム。
  14. 経時に応じた消費税率を記憶して、前記会計仕訳データに含まれる取引に基づく消費税の税率を取引の金額から演算して照合し、前記経時に応じた消費税率と異なる場合に、前記出力部に前記照合の結果を出力させる消費税照合工程を有することを特徴とする請求項8乃至請求項13のいずれか1項に記載の消費税監査プログラム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CSND200100796007; '帳簿や各種申請書の作成から、資金繰り、経営分析にもパワーを発揮!!財務・会計ソフト導入ガイド' ASAHIパソコン No.261, 20000301, 第74-82ページ, 朝日新聞社 *
JPN6014015233; '帳簿や各種申請書の作成から、資金繰り、経営分析にもパワーを発揮!!財務・会計ソフト導入ガイド' ASAHIパソコン No.261, 20000301, 第74-82ページ, 朝日新聞社 *

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