JP5528942B2 - アナログ−デジタル変換回路、照度センサ、近接センサ、測距センサ、携帯電話、およびデジタルカメラ - Google Patents

アナログ−デジタル変換回路、照度センサ、近接センサ、測距センサ、携帯電話、およびデジタルカメラ Download PDF

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Description

本発明は、アナログ−デジタル変換回路、照度センサ、近接センサ、測距センサ、携帯電話、およびデジタルカメラに関する。
携帯電話やデジカメ等の液晶パネルでは、外乱の照度に応じて液晶のバックライトの発光量を制御するため、照度センサを搭載する要望がある。また、携帯電話やデジカメ等の液晶パネルでは、低消費電力のために、顔が近づいた時はOFFさせるように、近接センサを搭載する要望が増えている。さらに、近接センサの出力値は検知距離に反比例するため、測距センサとして利用する要望もある。
携帯機器では、デザイン外部からセンサ部分を見えなくするためにセンサ部分にフィルタを設けるため、入射する光は小さくなる。よって、より低照度まで測定できる照度センサや、微少な入力信号で検知できる近接センサ、より遠距離まで精度良く検出できる測距センサに対する要望がある。
センサの検知方法として、一般的には、アナログ−デジタル変換回路を用いて、アナログのセンサ出力をデジタル値に変換した後、測定結果と閾値とを比較する方法がある。デジタル値に変換することにより、CPUやマイコンにより、ソフトウェアでの処理が容易になる。
複数回の測定結果を利用して精度を向上する従来技術として、特許文献1に記載される方式が提案されている。複数回の測定結果の移動平均値を演算し、閾値として移動平均値を利用することで、外部環境の変化や、内部温度の変化等により、測定結果に変動が生じても安定した検出を行うことができる。
照度センサに関するアナログ−デジタル変換回路の従来技術として、特許文献2に記載される方式が提案されている。積分型のアナログ−デジタル変換回路は、簡単な構成で高精度な分解能を実現できる特徴がある。これは、照度センサの様に低速であるが高い分解能(16bit程度)を要求されるデバイスに適している。
図8に、第1の従来例として、アナログ−デジタル変換回路を用いたセンサ回路101の一般的な構成を示す。センサ回路101において、アナログ−デジタル変換部ADCは、入力電流Iinの電流量をデジタル変換してデジタル値ADCOUTを出力するアナログ−デジタル変換回路である。センサ回路101は、測定結果であるデジタル値ADCOUTと閾値DTHとを比較する比較回路102(比較手段)を備える。比較結果は、デジタル出力DOUTとして外部に出力される。
図9に、第2の従来例として、特許文献1に記載の内容を適用した光電センサの構成を示す。光電センサ103は、周期的に取得される測定値の移動平均値を生成する平均回路104(演算手段)と、移動平均値に対して加算または乗算するオフセット値設定手段105とを備え、移動平均値にオフセットを加算(乗算)して得られる閾値と、デジタル値ADCOUTとを比較する手段(比較回路106)をさらに備える。外部環境条件の変動やセンサ内部における温度変化等の影響による変動に対して、正確な検出動作を可能とする。
図10に、特許文献2に記載のアナログ/デジタル変換回路の構成を示す。図10のアナログ/デジタル変換回路107は、入力電流に応じた電荷を蓄える容量C101と、蓄えた電荷を放電させる放電回路108,109とを備え、定められた充電時間の間、容量C101を充電するとともに、容量C101が所定の充電量になる毎に放電回路108により放電を行う。充電時間終了後の電荷を放電回路109により放電を行うことにより、放電回路108の放電回数と放電回路109の放電回数とに基づいて、容量C101の充電量に応じたデジタル値を出力する。入力ダイナミックレンジの拡大、最小分解能の向上、測定時間の短縮が可能である。なお、図10の制御計算部110は、充電回路111と放電回路108,109の充放電制御を行うと共に、放電回路108,109の総放電回数から充電回路111の総充電量を算出し、その結果に応じたデジタル出力を行う手段である。
ここで、照度センサは、太陽光、蛍光灯などの光をフォトダイオードで電流に変換し、積分型のアナログ−デジタル変換回路でデジタル出力する方式が一般的である。また、近接センサは、積分型のアナログ−デジタル変換回路、発光ダイオードの駆動回路を備える方式が、近年、採用されている。
図11は、一般的な近接センサ112の構成を示している。近接センサ112は、フォトダイオードPD、発光ダイオードLED、及び制御回路113を備えている。制御回路113から発光ダイオードLEDを駆動し、受光用のフォトダイオードPDで電流に変換し、制御回路113で検知する。
図12(a)は、一般的な近接センサ112に検知物114が近接している時の波形図である。図12(b)は、一般的な近接センサ112に検知物114が近接していない時の波形図である。発光ダイオードを駆動している期間のデータ(Data1)と、発光ダイオードを駆動していない期間のデータ(Data2)との差分を、近接データ(Data1−Data2)とする。
検知物114がある場合、検知物114からの反射光115が強いため、フォトダイオードPDの電流は大きくなり、近接データ(Data1−Data2)が制御回路113の閾値Data_thを越えるので、近接と判断される(図12(a))。
検知物114がない場合、検知物114からの反射光115が弱いため、フォトダイオードPDの電流は小さく、近接データ(Data1−Data2)が制御回路113の閾値Data_thを越えないので、非近接と判断される(図12(b))。
また、近接センサの測定値は、検知距離の2乗に反比例するため、測定値から検知距離を算出することで、近接センサを測距センサとして適用することが可能である。
特開2003−87107号公報(2003年3月20日公開) 特開2008−42886号公報(2008年2月21日公開)
第1の従来例の構成では、測定回数が1回である。このため、外乱ノイズによる誤差が生じた場合、誤動作となる可能性がある。照度センサの場合、カメラのフラッシュ等の外乱ノイズ光により、所望の照度測定結果が得られなかった場合、誤動作となる。また、近接センサの場合、カメラのフラッシュ等の外乱ノイズ光により、所望の近接測定結果が得られなかった場合、誤動作となる。さらに、近接センサや測距センサの場合、測定値は距離の2乗に反比例するため、遠距離で測定値を判定する場合、入力信号が小さくなり、検知距離の誤差が大きくなる。
第2の従来例の構成では、移動平均値にオフセット値を設定(加算または乗算)した値を閾値とすることで、測定値の変化分に対しては正確な検出を可能にすることになる。測定値の移動平均値が、オフセット値を設定した値からの変化分ではなく(オフセット値を設定しておらず)、測定値(移動平均値)自体の精度が必要な場合、測定値は1回の測定のため、測定値の精度は向上されていない。測定値自体の精度が必要な場合とは、例えば、測距センサの用途では、検知距離の2乗に反比例した値が必要である。測定値の変化分では、検知距離を判定することができない。
第3の従来例の構成では、照度センサに適した構成で入力ダイナミックレンジと最小分解能の向上、測定時間の短縮が可能である。携帯機器では、デザイン外部からセンサ部分を見えなくするためにセンサ部分にフィルタを設けるため、入射する光は小さくなる。より低照度まで測定できる照度センサや、微少な入力信号で検知できる近接センサとして適用する場合、微少な電流は誤差が大きく、測定精度に問題が生じる。
本発明は、上記従来の問題点に鑑みなされたものであって、その目的は、微小なアナログ入力電流を高い精度で検出することが出来るアナログ−デジタル変換回路等を提供することにある。
本発明のアナログ−デジタル変換回路は、上記課題を解決するために、アナログ入力電流をデジタル変換してデジタル値を得るアナログ−デジタル変換部を備えるアナログ−デジタル変換回路であって、所定期間毎に、N回目に得られた上記デジタル値を記憶する第1レジスタと(Nは1以上かつ所定個数以下の正の整数)、上記所定期間毎に、P(PはN−1未満の正の整数)回目に得られた上記デジタル値から、(N−1)回目に得られた上記デジタル値までを加算した加算値を記憶する第2レジスタと、上記第2レジスタに記憶されている上記加算値を、上記所定個数で除算して除算値を算出する除算器と、上記第1レジスタに記憶されているN回目のデジタル値と上記第2レジスタに記憶されている上記加算値とを加算した値から、上記除算値を減算することによって加減算値を算出する第1加減算器と、上記加減算値と所定の閾値とを比較するとともに、当該比較の結果に従ってデジタル出力信号を出力する比較手段とを備えることを特徴とする。
上記発明によれば、所定期間毎に測定して得られる所定個数の上記デジタル値に、上記除算値である移動平均との差分加算演算を施すことによって、上記加減算値が生成される。より具体的には、上記第1レジスタに記憶されているN回目のデジタル値と上記第2レジスタに記憶されている上記加算値とを加算した値から、上記除算値を減算することによって、上記加減算値が生成される。よって、非定常かつ不規則な外乱ノイズによる誤差も、差分加算演算により平均化される。従って、外乱ノイズの影響を小さくする効果を奏する。
また、微少なアナログ入力電流であっても、所定期間毎に測定して得られる所定個数の上記デジタル値を演算して上記加減算値が生成されることにより、大きな値としての上記加減算値を上記比較手段で比較することができ、微小なアナログ入力電流の検出精度が向上する。
以上のように、非定常かつ不規則な外乱ノイズの影響をより小さくした上で、微小なアナログ入力電流の検出精度が向上したアナログ−デジタル変換回路を提供することが出来る。
さらに、上記アナログ−デジタル変換回路は、N回目のデジタル値を記憶する第1レジスタと、P回目のデジタル値から、(N−1)回目のデジタル値までを加算した加算値を記憶する第2レジスタとを備えることで構成でき、簡単な構成で、上記アナログ−デジタル変換回路を実現可能となる。
ここで、上記除算値の減算が必要になる理由について説明する。上記第2レジスタに記憶されている上記加算値は、複数回(K回)の測定結果を加算した値である。一方、上記第1レジスタに記憶されているN回目のデジタル値は、一回分の測定結果である。
上記第2レジスタに記憶されている上記加算値に、上記第1レジスタに記憶されているN回目のデジタル値を加算すると、加算結果は、(K+1)回分の加算結果となる。
よって、上記第2レジスタに記憶されている上記加算値を、上記所定個数で除算した除算値を減算することにより、上記第1加減算器において、K回分の加算結果を得ることが出来る。
上記アナログ−デジタル変換回路における、差分加算演算の結果では、上記第2レジスタに記憶されている上記加算値を、上記所定個数で除算した除算値と、上記第1レジスタに記憶されているN回目のデジタル値との差により誤差が生じる。このため、演算の精度は、複数回測定した結果の正確な加算値を得ることができる上記アナログ−デジタル変換回路より劣るが、簡単な構成で、複数回分の加算結果に近い値が得られる。
本発明のアナログ−デジタル変換回路は、上記課題を解決するために、アナログ入力電流をデジタル変換してデジタル値を得るアナログ−デジタル変換部を備えるアナログ−デジタル変換回路であって、所定期間毎に、N回目に得られた上記デジタル値を記憶する第1レジスタと(Nは1以上かつ所定個数以下の正の整数)、上記所定期間毎に、(N−1)回目に得られた上記デジタル値を記憶する第3レジスタと、上記所定期間毎に、P(PはN−1未満の正の整数)回目に得られた上記デジタル値から、(N−1)回目に得られた上記デジタル値までを加算した加算値を記憶する第2レジスタと、上記第2レジスタに記憶されている上記加算値を、上記所定個数で除算して除算値を算出する除算器と、上記第3レジスタに記憶されているN回目のデジタル値と上記第3レジスタに記憶されている(N−1)回目のデジタル値と上記第2レジスタに記憶されている上記加算値とを加算した値から、上記除算値を2回減算することによって加減算値を算出する第2加減算器と、上記加減算値と所定の閾値とを比較するとともに、当該比較の結果に従ってデジタル出力信号を出力する比較手段とを備えることを特徴とする。
上記発明によれば、所定期間毎に測定して得られる所定個数の上記デジタル値に、上記除算値である移動平均との差分加算演算を施すことによって、上記加減算値が生成される。より具体的には、上記第3レジスタに記憶されているN回目のデジタル値と上記第3レジスタに記憶されている(N−1)回目のデジタル値と上記第2レジスタに記憶されている上記加算値とを加算した値から、上記除算値を2回減算することによって、上記加減算値が生成される。よって、非定常かつ不規則な外乱ノイズによる誤差も、差分加算演算により平均化される。従って、外乱ノイズの影響を小さくする効果を奏する。
また、微少なアナログ入力電流であっても、所定期間毎に測定して得られる所定個数の上記デジタル値を演算して上記加減算値が生成されることにより、大きな値としての上記加減算値を上記比較手段で比較することができ、微小なアナログ入力電流の検出精度が向上する。
以上のように、非定常かつ不規則な外乱ノイズの影響をより小さくした上で、微小なアナログ入力電流の検出精度が向上したアナログ−デジタル変換回路を提供することが出来る。
さらに、上記アナログ−デジタル変換回路は、2回分(N回目及び(N−1)回目)のデジタル値を記憶する第1レジスタ及び第3レジスタと、P回目のデジタル値から、(N−1)回目のデジタル値までを加算した加算値を記憶する第2レジスタとを備えることで構成できるため、簡単な構成で、上記アナログ−デジタル変換回路を実現可能となる。上記アナログ−デジタル変換回路よりもデジタル値の加算回数が多いため、より正確な加算値を得ることができる。
ここで、上記除算値を2回減算する必要性について説明する。上記第2レジスタに記憶されている上記加算値は、複数回(K回)の測定結果を加算した値である。一方、上記第3レジスタに記憶されているN回目のデジタル値、及び、上記第3レジスタに記憶されている(N−1)回目のデジタル値は、それぞれ、一回分の測定結果である。
上記第2レジスタに記憶されている上記加算値に、上記第3レジスタに記憶されているN回目のデジタル値と、上記第3レジスタに記憶されている(N−1)回目のデジタル値とを加算すると、加算結果は、(K+2)回分の加算結果となる。
よって、上記第2レジスタに記憶されている上記加算値を、上記所定個数で除算した除算値を2回減算することにより、上記第2加減算器において、K回分の加算結果を得ることが出来る。
上記アナログ−デジタル変換回路における、差分加算演算の演算結果では、上記第2レジスタに記憶されている上記加算値を、上記所定個数で除算した除算値を2倍した値と、上記第3レジスタに記憶されているN回目のデジタル値、および、上記第3レジスタに記憶されている(N−1)回目のデジタル値との差により誤差が生じる。このため、演算の精度は、複数回測定した結果の正確な加算値を得ることができる上記アナログ−デジタル変換回路より劣る(上記第1レジスタのみを用いる上記アナログ−デジタル変換回路よりは優れている)。しかし、簡単な構成で、複数回分の加算結果に近い値が得られる。
上記アナログ−デジタル変換回路では、上記所定個数は、2以上の任意の正の整数であってもよい。上記所定個数を2以上の任意の正の整数にした場合、除算器の除数を変えるだけで任意の正の整数の加算結果が得られる。また、上記2以上の任意の正の整数と同数のレジスタよりも、除算器の方が回路規模は小さい。従って、上記2以上の任意の正の整数と同数のレジスタを設けるよりも簡単な構成で、上記アナログ−デジタル変換回路を実現可能となる。
上記アナログ−デジタル変換回路では、上記所定個数は2の累乗であってもよい。上記所定個数が2の累乗である場合、(N−1)回目の加算値(即ちADD[N−1])のデータの除算が、2進数におけるデータシフトで表現可能である。
デジタル回路では、2進数でレジスタにデータが保持されている。このため、所定個数が2の累乗である場合、(N−1)回目の加算値のデータの除算が、2進数におけるデータシフトで表現可能である。
例えば、(N−1)回目の加算値ADD[N−1]が、10進数で200カウントであり、10進数の2,4,8(2の累乗)で除算する場合を考える。各除算結果は、以下のように表すことが出来る。
ADD[N−1] =1100 1000(2進数):10進数では200
ADD[N−1]/2=0110 0100(2進数):10進数では100
ADD[N−1]/4=0011 0010(2進数):10進数では50
ADD[N−1]/8=0001 1001(2進数):10進数では25
従って、所定個数が2の累乗である場合、右へデータシフトする簡単な回路で、データの除算を施すことが出来るので、簡単な構成で、加算回路を実現可能となる。
上記アナログ−デジタル変換回路では、上記閾値は、任意の値であってもよい。これにより、上記加算値に対して任意の上記閾値で比較することが可能であり、精度の高い検出を行うことができる。例えば、上記アナログ−デジタル変換回路を測距センサに適用した場合、上記閾値に基づき設定された任意の距離を検出することができる。
上記閾値を任意の値にする他の例として、100Luxの照度測定を行い、100Lux以上であることを閾値で検出したい場合を考える。測定回数が1回の場合のカウント値を100とすると、測定回数が4回の場合、加算結果のカウント値は、1回測定の場合の4倍になる。よって、閾値を400に設定することで、100Lux以上であることが検出できる。同様に、測定回数が8回の場合、加算結果のカウント値は、1回測定の場合の8倍になり、閾値を800に設定することで、100Lux以上であることが検出できる。このように、測定回数に応じて閾値を任意の値にすることで、正確に検出することが可能となる。
上記アナログ−デジタル変換回路は、アナログ入力電流をデジタル変換してデジタル値を得る積分型のアナログ−デジタル変換回路であって、上記アナログ入力電流に応じた電荷を蓄える容量と、当該容量の一端が接続される反転入力端子にアナログ入力電流が入力され、非反転入力端子が電気的に接地され、上記容量の他端が接続される出力端子から出力電圧を出力する差動増幅器とを有する充電手段と、上記容量に蓄えた上記電荷を放電する放電手段と、基準電圧を出力する電圧源、及び、上記電圧源の出力と上記充電手段の出力との間を開閉するスイッチを有し、上記充電手段の差動増幅器の出力電圧と、上記基準電圧とを比較する比較手段とを備えてもよい。
上記アナログ−デジタル変換回路として、上記積分型のアナログ−デジタル変換回路を適用することにより、上記積分型アナログ−デジタル変換回路が備えている、広いダイナミックレンジと高い分解能のアナログ−デジタル変換が可能である。また、複数回の測定結果を演算することで、ノイズの低減や測定精度の向上が可能となる。
本発明の照度センサは、上記いずれかのアナログ−デジタル変換回路と、外部からの光を受光して、上記アナログ−デジタル変換回路に入力する電流に変換するフォトダイオードとを備えることを特徴とする。複数回測定した結果に基づく加算値を生成することにより、カメラのフラッシュ等の外乱ノイズ光により、所望の照度のデジタル値が得られなかった場合でも、複数回分で平均化されることにより、外乱ノイズ光の影響を小さくすることが可能である。
本発明の近接センサは、検知物が近接しているか否かを判定する近接センサであって、
検知物に光を発する発光ダイオードと、上記発光ダイオードを駆動する発光ダイオード駆動回路と、上記いずれかのアナログ−デジタル変換回路と、上記検知物からの反射光を受光して、上記アナログ−デジタル変換回路に入力する電流に変換するフォトダイオードとを備え、上記アナログ−デジタル変換回路から出力される上記デジタル出力信号に従って、上記検知物が近接しているか否かを判定することを特徴とする。
また、本発明の測距センサは、検知物までの距離を測定する測距センサであって、上記検知物に光を発する発光ダイオードと、上記発光ダイオードを駆動する発光ダイオード駆動回路と、上記いずれかのアナログ−デジタル変換回路と、上記検知物からの反射光を受光して、上記アナログ−デジタル変換回路に入力する電流に変換するフォトダイオードとを備え、上記アナログ−デジタル変換回路から出力される上記デジタル出力信号に従って、上記検知物までの距離を算出することを特徴とする。
複数回測定した結果に基づく加算値を生成することにより、カメラのフラッシュ等の外乱ノイズ光により、所望の照度のデジタル値が得られなかった場合でも、複数回分で平均化されることにより、影響を低減にすることが可能である。また、遠距離でデジタル値を判定する場合、複数回分を加算することにより、遠距離での感度を高めることが可能であり、検知距離の誤差を小さくすることができる。
本発明の携帯電話は、画面を表示する液晶パネルと、画面を表示する液晶パネルと、上記液晶パネルを照射するバックライトと、上記バックライトの輝度を制御するバックライト制御部と、上記照度センサ、上記近接センサ、または上記測距センサとを備え、上記バックライト制御部は、上記照度センサ、上記近接センサ、または上記測距センサが備えるアナログ−デジタル変換回路のデジタル出力信号がハイレベルである場合、上記バックライトの輝度を第1所定値高くし、上記デジタル出力信号がローレベルである場合、上記バックライトの輝度を第2所定値低くし、上記デジタル出力信号がゼロである場合、上記バックライトの輝度を維持することを特徴とする。
また、本発明のデジタルカメラは、画面を表示する液晶パネルと、上記液晶パネルを照射するバックライトと、上記バックライトの輝度を制御するバックライト制御部と、上記照度センサ、上記近接センサ、または上記測距センサとを備え、上記バックライト制御部は、上記照度センサ、上記近接センサ、または上記測距センサが備えるアナログ−デジタル変換回路のデジタル出力信号がハイレベルである場合、上記バックライトの輝度を第1所定値高くし、上記デジタル出力信号がローレベルである場合、上記バックライトの輝度を第2所定値低くし、上記デジタル出力信号がゼロである場合、上記バックライトの輝度を維持することを特徴とする。
これにより、上記照度センサ、上記近接センサ、または上記測距センサを、携帯電話の液晶パネルにおけるバックライトの制御や、デジタルカメラの液晶パネルにおけるバックライトの制御に適用できる。
発明のアナログ−デジタル変換回路は、以上のように、所定期間毎に、N回目に得られたデジタル値を記憶する第1レジスタと(Nは1以上かつ所定個数以下の正の整数)、上記所定期間毎に、P(PはN−1未満の正の整数)回目に得られた上記デジタル値から、(N−1)回目に得られた上記デジタル値までを加算した加算値を記憶する第2レジスタと、上記第2レジスタに記憶されている上記加算値を、上記所定個数で除算して除算値を算出する除算器と、上記第1レジスタに記憶されているN回目のデジタル値と上記第2レジスタに記憶されている上記加算値とを加算した値から、上記除算値を減算することによって加減算値を算出する第1加減算器と、上記加減算値と所定の閾値とを比較するとともに、当該比較の結果に従ってデジタル出力信号を出力する比較手段とを備えるものである。
さらに、本発明のアナログ−デジタル変換回路は、以上のように、所定期間毎に、N回目に得られたデジタル値を記憶する第1レジスタと(Nは1以上かつ所定個数以下の正の整数)、上記所定期間毎に、(N−1)回目に得られた上記デジタル値を記憶する第3レジスタと、上記所定期間毎に、P(PはN−1未満の正の整数)回目に得られた上記デジタル値から、(N−1)回目に得られた上記デジタル値までを加算した加算値を記憶する第2レジスタと、上記第2レジスタに記憶されている上記加算値を、上記所定個数で除算して除算値を算出する除算器と、上記第3レジスタに記憶されているN回目のデジタル値と上記第3レジスタに記憶されている(N−1)回目のデジタル値と上記第2レジスタに記憶されている上記加算値とを加算した値から、上記除算値を2回減算することによって加減算値を算出する第2加減算器と、上記加減算値と所定の閾値とを比較するとともに、当該比較の結果に従ってデジタル出力信号を出力する比較手段とを備えるものである。
それゆえ、微小なアナログ入力電流を高い精度で検出することが出来るアナログ−デジタル変換回路等を提供するという効果を奏する。
本発明の実施の形態に係るアナログ−デジタル変換回路のブロック図である。 加算回路の第1の実施例を示すブロック図である。 加算回路の第2の実施例を示すブロック図である。 加算回路の第3の実施例を示すブロック図である。 本発明の実施の形態に係る積分型のアナログ−デジタル変換回路のブロック図である。 本発明の実施形態に係る積分型のアナログ−デジタル変換回路の動作を示す波形図である。 本実施の形態に係る液晶パネルのバックライト制御回路のブロック図を示す。 アナログ−デジタル変換回路を用いたセンサ回路の一般的な構成を示すブロック図である。 特許文献1に記載の内容を適用した光電センサの構成を示すブロック図である。 特許文献2に記載のアナログ/デジタル変換回路の構成を示すブロック図である。 一般的な近接センサの構成を示す断面図である。 (a)は、一般的な近接センサに検知物が近接している時の波形図であり、(b)は、一般的な近接センサに検知物が近接していない時の波形図である。
本発明の一実施形態について図1〜図7に基づいて説明すれば、以下の通りである。
〔アナログ−デジタル変換回路1〕
図1は、本実施の形態に係るアナログ−デジタル変換回路1のブロック図である。アナログ−デジタル変換回路1は、アナログ入力電流Iinをデジタル変換してデジタル値ADCOUTを得るADC2(アナログ−デジタル変換部)を備えるアナログ−デジタル変換回路であって、アナログ入力電流Iinをデジタル変換してデジタル値ADCOUTを得るADC2(アナログ−デジタル変換部)を備えるアナログ−デジタル変換回路であって、所定期間毎に得られた所定個数のデジタル値ADCOUTに所定の演算を施して加算値ADD[N]を算出する加算回路3と、加算回路3にて算出された加算値ADD[N]と所定の閾値DTHとを比較し、上記比較の結果に基づいてデジタル出力信号DOUTを出力する比較回路5(比較手段)とを備える。上記所定の演算は、加算演算、または、移動平均との差分加算演算である。
加算回路3の例は、後述する図2〜図4に示すが、図2の加算回路3の加算器7においては、加算演算が施され、図3の加算回路3の加減算器11と、図4の加算回路3の加減算器15とにおいては、移動平均との差分加算演算が施される。
加算回路3において、所定期間毎に得られた所定個数のデジタル値ADCOUTに、加算演算、または、移動平均との差分加算演算を施して、加算値ADD[N]を算出する。これにより、非定常かつ不規則な外乱ノイズによる誤差の影響も、所定個数のデジタル値から加算値ADD[N]を生成することにより小さくなる。従って、非定常かつ不規則な外乱ノイズの影響を小さくする効果を奏する。
また、微少な入力信号であっても、複数回測定した結果である加算値ADD[N]が生成されるため、大きな値としての加算値ADD[N]を比較回路5で検出して比較することができ、検出精度が向上する。
以上のように、非定常かつ不規則な外乱ノイズの影響をより小さくした上で、微小な入力電流の検出精度が向上したアナログ−デジタル変換回路を提供することが出来る。
アナログ−デジタル変換回路1を照度センサに用いる場合、カメラのフラッシュ等の外乱ノイズ光により、所望の照度測定結果が得られなかった場合でも、複数回分(K回分)で平均化されることにより、影響を(1/K)に低減することが可能である。
また、アナログ−デジタル変換回路1を近接センサに用いる場合、カメラのフラッシュ等の外乱ノイズ光により、所望の近接測定結果が得られなかった場合でも、複数回分(K回分)で平均化されることにより、影響を(1/K)に低減することが可能である。
さらに、アナログ−デジタル変換回路1を、近接センサや測距センサに用いる場合、デジタル値は距離の2乗に反比例する。このため、遠距離でデジタル値を判定する場合、複数回分(K回分)を加算することにより、遠距離での感度上げることが可能であり、検知距離の誤差を小さくすることができる。
〔加算回路3の第1の実施例〕
図2は、加算回路3の第1の実施例を示すブロック図である。図2の加算回路3は、さらに、上記所定個数の上記デジタル値を記憶するレジスタユニット6−1〜6−Nと、レジスタユニット6−1〜6−Nが記憶している上記デジタル値を加算することによって上記加算値を算出する加算器7とを備える。
例えば、4回測定した結果を加算する場合(N=4)、加算値(加算結果)は、
ADD[N]=Data[N]+Data[N−1]+Data[N−2]+Data[N−3] (1)
となる。
(1)式において、ADD[N]はN回測定した結果の加算値であり、Data[N]はN回目のデジタル値(測定結果)であり、Data[N−1]は(N−1)回目のデジタル値であり、Data[N−2]は(N−2)回目のデジタル値であり、Data[N−3](N−3)回目のデジタル値である。
このように、図2の加算回路3では、レジスタユニット6−1〜6−Nと加算器7とを用いることにより、複数回測定した結果の正確な加算値ADD[N]を得ることができる。ただし、所定個数が増えた場合(Nが大きくなった場合)、所定個数が増えた分のデジタル値を全て記憶するレジスタユニットが必要となる。
〔加算回路3の第2の実施例〕
図3は、加算回路3の第2の実施例を示すブロック図である。図3の加算回路3は、さらに、上記所定期間毎に、N回目に得られたデジタル値Data[N]を記憶するレジスタ8(第1レジスタ)と(Nは1以上かつ上記所定個数以下の正の整数)、上記所定期間毎に、P(PはN−1未満の正の整数)回目に得られた上記デジタル値から、(N−1)回目に得られた上記デジタル値までを加算した加算値ADD[N−1]を記憶するレジスタ9(第2レジスタ)と、レジスタ9に記憶されている加算値ADD[N−1]を、上記所定個数で除算して除算値を算出する除算器と、レジスタ8に記憶されているN回目のデジタル値とレジスタ9に記憶されている加算値ADD[N−1]とを加算した値から、上記除算値を減算する加減算器11(第1加減算器)とを備える。この場合、図1のアナログ−デジタル変換回路では、加減算器11の出力と閾値DTHとが比較される。
図3の加算回路3では、所定期間毎に得られた所定個数のデジタル値ADCOUTに、上記除算値である移動平均との差分加算演算を施すことによって、加減算器11の出力が生成される。より具体的には、レジスタ8に記憶されているN回目のデジタル値Data[N]とレジスタ9に記憶されている加算値ADD[N−1]とを加算した値から、上記除算値を減算することによって、加減算器11の出力が生成される。よって、非定常かつ不規則な外乱ノイズによる誤差も、差分加算演算により平均化される。従って、外乱ノイズの影響を小さくする効果を奏する。
また、微少なアナログ入力電流であっても、所定期間毎に測定して得られる所定個数の上記デジタル値を演算して加減算器11の出力が生成されることにより、大きな値としての加減算器11の出力を上記比較手段で比較することができ、微小なアナログ入力電流の検出精度が向上する。
以上のように、非定常かつ不規則な外乱ノイズの影響をより小さくした上で、微小なアナログ入力電流の検出精度が向上したアナログ−デジタル変換回路を提供することが出来る。
図3の加算回路3において、例えば、K回のデジタル値を加算する場合、加算値は、
ADD[N]=Data[N]+ADD[N−1]−(1/K)*ADD[N−1]
=Data[N]+{1−(1/K)}*ADD[N−1] (2)
となる。上記(2)式における(1/K)*ADD[N−1]が、除算値(即ち移動平均)である。
(2)式において、ADD[N]はN回目の加算値であり、ADD[N−1]は(N−1)回目の加算値であり、Data[N]はN回目のデジタル値である。
図3の加算回路3は、N回目のデジタル値Data[N]を記憶するレジスタ8と、P回目のデジタル値から、(N−1)回目のデジタル値までをそれぞれ加算した加算値ADD[N−1]を記憶するレジスタ9とを備えることで構成できるため、簡単な構成で、アナログ−デジタル変換回路1を実現可能となる。
ここで、図3の加算回路3において、上記除算値の減算が必要になる理由について説明する。レジスタ9に記憶されている加算値ADD[N−1]は、複数回(K回)の測定結果を加算した値である。一方、レジスタ8に記憶されているN回目のデジタル値Data[N]は、一回分の測定結果である。
加算値ADD[N−1]に、N回目のデジタル値Data[N]を加算すると、加算結果は、(K+1)回分の加算結果となる。
よって、加算値ADD[N−1]を、上記所定個数(K)で除算した除算値(1/K)*ADD[N−1]を減算することにより、加減算器11において、K回分の加算結果を得ることが出来る。
図3の加算回路3における、差分加算演算の演算の結果では、レジスタ9に記憶されている加算値ADD[N−1]を、上記所定個数で除算した除算値と、レジスタ8に記憶されているN回目のデジタル値Data[N]との差により誤差が生じる。このため、演算の精度は、複数回測定した結果の正確な加算値を得ることができる図2の加算回路3より劣るが、図2の加算回路3より簡単な構成で、複数回分の加算結果に近い値が得られる。
また、複数回分のデジタル値は、所定個数が2以上の任意の正の整数であってもよい。上記所定個数を2以上の任意の正の整数にした場合、除算器10,13の除数Kを変えるだけで任意の正の整数の加算結果が得られる。また、上記2以上の任意の正の整数と同数のレジスタよりも、除算器10,13の方が回路規模は小さい。従って、上記2以上の任意の正の整数と同数のレジスタを設けるよりも簡単な構成で、上記アナログ−デジタル変換回路を実現可能となる。
さらに、所定個数が2の累乗である場合、(N−1)回目の加算値ADD[N−1]のデータの除算が、2進数におけるデータシフトで表現可能である。
デジタル回路では、2進数でレジスタにデータが保持されている。このため、所定個数が2の累乗である場合、(N−1)回目の加算値ADD[N−1]のデータの除算が、2進数におけるデータシフトで表現可能である。
例えば、(N−1)回目の加算値ADD[N−1]が、10進数で200カウントであり、10進数の2,4,8(2の累乗)で除算する場合を考える。各除算結果は、以下のように表すことが出来る。
ADD[N−1] =1100 1000(2進数):10進数では200
ADD[N−1]/2=0110 0100(2進数):10進数では100
ADD[N−1]/4=0011 0010(2進数):10進数では50
ADD[N−1]/8=0001 1001(2進数):10進数では25
従って、所定個数が2の累乗である場合、右へデータシフトする簡単な回路で、データの除算を施すことが出来るので、簡単な構成で、加算回路を実現可能となる。
〔加算回路3の第3の実施例〕
図4は、加算回路3の第3の実施例を示すブロック図である。図4の加算回路3は、さらに、上記所定期間毎に、N回目に得られたデジタル値Data[N]を記憶するレジスタ14−1(第1レジスタ)と、上記所定期間毎に、(N−1)回目に得られたデジタル値Data[N−1]を記憶するレジスタ14−2(第3レジスタ)と、上記所定期間毎に、P(PはN−1未満の正の整数)回目に得られた上記デジタル値から、(N−1)回目に得られた上記デジタル値までを加算した加算値ADD[N−1]を記憶するレジスタ9と、レジスタ9に記憶されている加算値ADD[N−1]を、上記所定個数で除算して除算値を算出する除算器と、レジスタ14−1に記憶されているN回目のデジタル値Data[N]とレジスタ14−2に記憶されている(N−1)回目のデジタル値Data[N−1]とレジスタ9に記憶されている加算値ADD[N−1]とを加算した値から、上記除算値を2回減算する加減算器15(第2加減算器)とを備える。この場合、図1のアナログ−デジタル変換回路では、加減算器15の出力と閾値DTHとが比較される。
図4の加算回路3では、所定期間毎に得られた所定個数のデジタル値ADCOUTに、上記除算値である移動平均との差分加算演算を施すことによって、加減算器15の出力が生成される。より具体的には、レジスタ14−1に記憶されているN回目のデジタル値Data[N]とレジスタ14−2に記憶されている(N−1)回目のデジタル値Data[N−1]とレジスタ9に記憶されている加算値ADD[N−1]とを加算した値から、上記除算値を2回減算することによって、加減算器15の出力が生成される。よって、非定常かつ不規則な外乱ノイズによる誤差も、差分加算演算により平均化される。従って、外乱ノイズの影響を小さくする効果を奏する。
また、微少なアナログ入力電流であっても、所定期間毎に測定して得られる所定個数の上記デジタル値を演算して加減算器15の出力が生成されることにより、大きな値としての加減算器15の出力を上記比較手段で比較することができ、微小なアナログ入力電流の検出精度が向上する。
以上のように、非定常かつ不規則な外乱ノイズの影響をより小さくした上で、微小なアナログ入力電流の検出精度が向上したアナログ−デジタル変換回路を提供することが出来る。
図4の加算回路3において、例えば、K回のデジタル値を加算する場合、加算値は、
ADD[N]=Data[N]+Data[N−1]+ADD[N−1]−(2/K)*ADD[N−1]
=Data[N]+Data[N−1]+{1−(2/K)}*ADD[N−1] (3)
となる。
(3)式において、ADD[N]はN回目の加算値であり、ADD[N−1]は(N−1)回目の加算値であり、Data[N]はN回目のデジタル値であり、Data[N−1]は(N−1)回目のデジタル値である。
図4の加算回路3では、2回分(N回目及び(N−1)回目)のデジタル値を記憶するレジスタ14−1,14−2と、P回目のデジタル値から、(N−1)回目のデジタル値までをそれぞれ加算したADD[N−1]を記憶するレジスタ9とを備えることで構成できるため、簡単な構成で、アナログ−デジタル変換回路1を実現可能となる。図3の加算回路3よりもデジタル値の加算回数が多いため、より正確な加算値を得ることができる。
ここで、図4の加算回路3において、上記除算値を2回減算する必要性について説明する。レジスタ9に記憶されている加算値ADD[N−1]は、複数回(K回)の測定結果を加算した値である。一方、レジスタ14−1に記憶されているN回目のデジタル値Data[N]、及び、レジスタ14−2に記憶されている(N−1)回目のデジタル値Data[N−1]は、それぞれ、一回分の測定結果である。
レジスタ9に記憶されている加算値ADD[N−1]に、レジスタ14−1に記憶されているN回目のデジタル値Data[N]と、レジスタ14−2に記憶されている(N−1)回目のデジタル値Data[N−1]とを加算すると、加算結果は、(K+2)回分の加算結果となる。
よって、レジスタ9に記憶されている加算値ADD[N−1]を、上記所定個数(K)で除算した除算値を2回減算することにより、加減算器15において、K回分の加算結果を得ることが出来る。
図4の加算回路3における、差分加算演算の結果では、レジスタ9に記憶されている加算値ADD[N−1]を、上記所定個数で除算した除算値を2倍した値と、レジスタ14−1に記憶されているN回目のデジタル値Data[N]、および、レジスタ14−2に記憶されている(N−1)回目のデジタル値Data[N−1]との差により誤差が生じる。このため、演算の精度は、複数回測定した結果の正確な加算値を得ることができる図2の加算回路3より劣る(レジスタ8のみを用いる図3の加算回路3よりは優れている)。しかし、図2の加算回路より簡単な構成で、複数回分の加算結果に近い値が得られる。
また、複数回のデジタル値は、所定個数が2以上の任意の正の整数であっても、簡単な構成で、加算回路を実現可能となる。
さらに、所定個数が2の累乗である場合、複数回のデジタル値は、(N−1)回目の加算値ADD[N−1]と1−(1/K)との乗算をデータシフトのみで行うことが可能であり、簡単な構成で、加算回路を実現可能となる。
さらに、閾値生成部4が生成する閾値DTHを任意の値に設定することで、加算値に対して任意の閾値DTHで比較することが可能であり、精度の高い検出を行うことができる。例えば、アナログ−デジタル変換回路1を測距センサに適用した場合、閾値DTHに基づき設定された任意の距離を検出することができる。
閾値DTHを任意の値にする他の例として、100Luxの照度測定を行い、100Lux以上であることを閾値で検出したい場合を考える。測定回数が1回の場合のカウント値を100とすると、測定回数が4回の場合、加算結果のカウント値は、1回測定の場合の4倍になる。よって、閾値を400に設定することで、100Lux以上であることが検出できる。同様に、測定回数が8回の場合、加算結果のカウント値は、1回測定の場合の8倍になり、閾値を800に設定することで、100Lux以上であることが検出できる。このように、測定回数に応じて閾値を任意の値にすることで、正確に検出することが可能となる。
〔積分型のアナログ−デジタル変換回路17〕
図5に示される積分型のアナログ−デジタル変換回路17を、図1のADC2(アナログ−デジタル変換部)に適用することにより、積分型のアナログ−デジタル変換回路17が備えている、広いダイナミックレンジと高い分解能のアナログ−デジタル変換が可能である。さらに、複数回のデジタル値を演算することで、外乱ノイズの低減や測定精度の向上が可能となる。
積分型のアナログ−デジタル変換回路17は、アナログ入力電流をデジタル変換してデジタル値を得る積分型のアナログ−デジタル変換回路であって、アナログ入力電流Iinに応じた電荷を蓄える容量C1と、容量C1の一端が接続される反転入力端子(−)にアナログ入力電流Iinが入力され、非反転入力端子(−)が電気的に接地され、容量C1の他端が接続される出力端子から出力電圧を出力する差動増幅器AMP1とを有する充電回路18(充電手段)と、容量C1に蓄えた上記電荷を放電する放電回路23(放電手段)と、基準電圧vrefを出力する電圧源V1、及び、電圧源V1の出力と充電回路18(充電手段)の出力との間を開閉するスイッチSW1を有し、充電回路18(充電手段)の差動増幅器AMP1の出力電圧vsigと、基準電圧vrefとを比較する比較回路19(出力電圧比較手段)とを備える。
また、積分型のアナログ−デジタル変換回路17は、スイッチSW1の開閉を制御するスイッチ制御信号をスイッチSW1に出力するスイッチ制御回路20を備え、比較回路19から出力される比較信号compから放電回数に応じたデジタル値を出力する制御回路21を備える。
積分型のアナログ−デジタル変換回路17の動作開始時は、スイッチ制御回路20からのスイッチ制御信号によりスイッチSW1が閉じている。このため、積分回路である充電回路18の出力電圧vsigは、基準電圧vrefに充電されている。充電期間(データ変換時間)t_convの間、スイッチ制御回路20からのスイッチ制御信号によりスイッチSW1が開くことで、アナログ入力電流Iinにより容量C1に電荷が充電され、アナログ−デジタル変換される。アナログ−デジタル変換回路17の詳細な動作を以下に示す。
まず、放電回路23により、一定の電荷Iref*t_clkを放電させる(プリチャージ動作)。ここで、Irefは電流源I1から出力される基準電流であり、t_clkはクロック信号clkの周期である。
この後、積分回路である充電回路18(積分器)はアナログ入力電流Iinにより充電され、充電回路18の出力電圧vsigが基準電圧vrefを超えると、比較回路19から出力される比較信号compがHi電圧になる。
比較信号compは、DフリップフロップD−FFにより遅延され、電荷信号chargeとなる。電荷信号chargeが放電回路23のスイッチSW2に入力されてスイッチSW2が閉じると、放電回路23において一定の電荷(Iref*t_clk)が放電される。カウンタ22により所定の時間の放電回数を数えることで、入力された電荷量に応じた値がデジタル出力(デジタル値ADCOUT)される。
図6は、本発明の実施形態に係る積分型のアナログ−デジタル変換回路17の動作を示す波形図である。アナログ入力電流Iinによる総充電電荷量と、Iref*t_clkによる総放電電荷量とが、等しくなるように動作するので、以下に示す(4)式及び(5)式が成立する。
総充電電荷量=Iin*t_conv (4)
総放電電荷量=Iref*t_clk*count (5)
総充電電荷量=総放電電荷量より、以下に示す(6)式が成立する。
count=(Iin*t_conv)/(Iref*t_clk) (6)
(4)式〜(6)式において、t_clkはクロック信号clkの周期、t_convは充電期間(データ変換時間)、countは放電回数をカウントした値(カウント数)、Irefは基準電流値である。
(4)式より、アナログ−デジタル変換回路1の最小分解能は、(Iref*t_clk)で決定されることになる。
ここで、充電期間t_conv=t_clk*2^n(nは分解能) (7)としてt_clk*2^nの期間充電するように設定すると、(4)式から以下に示す(8)式が導出される。
count=Iin/Iref*2^n (8)
例えば、分解能n=16ビットの場合、カウント数countは、アナログ入力電流Iinに応じた値を、0〜65535の範囲で出力することになる。アナログ−デジタル変換回路1として、積分型のアナログ−デジタル変換回路17を適用することにより、積分型アナログ−デジタル変換回路が備えている、広いダイナミックレンジと高い分解能のアナログ−デジタル変換が可能である。また、複数回の測定結果を演算することで、ノイズの低減や測定精度の向上が可能となる。
図1のアナログ−デジタル変換回路1において、外部からの光を受光して電流に変換するフォトダイオードの電流をアナログ入力電流Iinとすることにより、図1のアナログ−デジタル変換回路1を照度センサに適用することができる。複数回測定した結果に基づく加算値を生成することにより、カメラのフラッシュ等の外乱ノイズ光により、所望の照度のデジタル値が得られなかった場合でも、複数回分(K回分)で平均化されることにより、影響を低減(1/K)にすることが可能である。
本発明の近接センサは、検知物が近接しているか否かを判定する近接センサであって、検知物に光を発する発光ダイオード(LED)と、上記発光ダイオードを駆動する発光ダイオード駆動回路と、アナログ−デジタル変換回路1と、上記検知物からの反射光を受光して、上記アナログ−デジタル変換回路に入力する電流に変換するフォトダイオード(PD)とを備え、アナログ−デジタル変換回路1から出力されるデジタル出力信号DOUTに従って、上記検知物が近接しているか否かを判定する。また、本発明の測距センサは、検知物までの距離を測定する測距センサであって、上記検知物に光を発する発光ダイオード(LED)と、上記発光ダイオードを駆動する発光ダイオード駆動回路と、アナログ−デジタル変換回路1と、上記検知物からの反射光を受光して、上記アナログ−デジタル変換回路に入力する電流に変換するフォトダイオード(PD)とを備え、アナログ−デジタル変換回路1から出力されるデジタル出力信号DOUTに従って、上記検知物が近接しているか否かを判定する。
このように、図1のアナログ−デジタル変換回路1は、近接センサおよび測距センサに適用することができる。複数回測定した結果に基づく加算値を生成することにより、カメラのフラッシュ等の外乱ノイズ光により、所望の照度のデジタル値が得られなかった場合でも、複数回分(K回分)で平均化されることにより、影響を低減(1/K)にすることが可能である。
また、近接センサ、測距センサの場合、デジタル値は距離の2乗に反比例するため、遠距離でデジタル値を判定する場合、複数回分(K回分)を加算することにより、遠距離での感度を高めることが可能であり、検知距離の誤差を小さくすることができる。
図7は、本実施の形態に係る液晶パネル24のバックライト制御回路のブロック図を示す。画面を表示する液晶パネル24と、液晶パネル24を照射するバックライト25と、バックライト25の輝度を制御するバックライト制御部26と、照度センサ27(または近接センサ27、または測距センサ27)を備え、バックライト制御部26は、照度センサ27(または近接センサ27、または測距センサ27)が備えるアナログ−デジタル変換回路1のデジタル出力信号DOUTに基づき、バックライト25の輝度を制御する。具体的には、バックライト制御部は、上記照度センサ、上記近接センサ、または上記測距センサが備えるアナログ−デジタル変換回路1のデジタル出力信号DOUTがハイレベルである場合、バックライト25の輝度を第1所定値高くし、デジタル出力信号DOUTがローレベルである場合、バックライト25の輝度を第2所定値低くし、デジタル出力信号DOUTがゼロである場合、バックライト25の輝度を維持する。
このように、アナログ−デジタル変換回路1は、携帯電話の液晶パネルにおけるバックライトの制御や、デジタルカメラ(デジタルスチルカメラ)の液晶パネルにおけるバックライトの制御に適用できる。
本発明は上述した各実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
本発明のアナログ−デジタル変換回路は、微小なアナログ入力電流を高い精度で検出することが出来るので、照度センサ、近接センサ、測距センサ、携帯電話、デジタルカメラに好適に用いることが出来る。
1,17 アナログ−デジタル変換回路
2 ADC(アナログ−デジタル変換部)
3 加算回路
5 比較回路(比較手段)
6−1〜6−N レジスタユニット
7 加算器
8 レジスタ(第1レジスタ)
9 レジスタ(第2レジスタ)
10 除算器
11 加減算器(第1加減算器)
12,16 乗算器
13 減算器
14−1 レジスタ(第1レジスタ)
14−2 レジスタ(第3レジスタ)
15 加減算器(第2加減算器)
18 充電回路
19 比較回路(出力電圧比較手段)
20 スイッチ制御回路
21 制御回路
22 カウンタ
23 放電回路
24 液晶パネル
25 バックライト
26 バックライト制御部
27 照度センサ
DTH 閾値
Iin アナログ入力電流

Claims (11)

  1. アナログ入力電流をデジタル変換してデジタル値を得るアナログ−デジタル変換部を備えるアナログ−デジタル変換回路であって、
    所定期間毎に、N回目に得られた上記デジタル値を記憶する第1レジスタと(Nは1以上かつ所定個数以下の正の整数)、
    上記所定期間毎に、P(PはN−1未満の正の整数)回目に得られた上記デジタル値から、(N−1)回目に得られた上記デジタル値までを加算した加算値を記憶する第2レジスタと、
    上記第2レジスタに記憶されている上記加算値を、上記所定個数で除算して除算値を算出する除算器と、
    上記第1レジスタに記憶されているN回目のデジタル値と上記第2レジスタに記憶されている上記加算値とを加算した値から、上記除算値を減算することによって加減算値を算出する第1加減算器と、
    上記加減算値と所定の閾値とを比較するとともに、当該比較の結果に従ってデジタル出力信号を出力する比較手段とを備えることを特徴とするアナログ−デジタル変換回路。
  2. アナログ入力電流をデジタル変換してデジタル値を得るアナログ−デジタル変換部を備えるアナログ−デジタル変換回路であって、
    所定期間毎に、N回目に得られた上記デジタル値を記憶する第1レジスタと(Nは1以上かつ所定個数以下の正の整数)、
    上記所定期間毎に、(N−1)回目に得られた上記デジタル値を記憶する第3レジスタと、
    上記所定期間毎に、P(PはN−1未満の正の整数)回目に得られた上記デジタル値から、(N−1)回目に得られた上記デジタル値までを加算した加算値を記憶する第2レジスタと、
    上記第2レジスタに記憶されている上記加算値を、上記所定個数で除算して除算値を算出する除算器と、
    上記第3レジスタに記憶されているN回目のデジタル値と上記第3レジスタに記憶されている(N−1)回目のデジタル値と上記第2レジスタに記憶されている上記加算値とを加算した値から、上記除算値を2回減算することによって加減算値を算出する第2加減算器と、
    上記加減算値と所定の閾値とを比較するとともに、当該比較の結果に従ってデジタル出力信号を出力する比較手段とを備えることを特徴とするアナログ−デジタル変換回路。
  3. 上記所定個数は、2以上の任意の正の整数であることを特徴とする請求項1または2に記載のアナログ−デジタル変換回路。
  4. 上記所定個数は、2の累乗であることを特徴とする請求項1または2に記載のアナログ−デジタル変換回路。
  5. 上記閾値は、任意の値であることを特徴とする請求項1または2に記載のアナログ−デジタル変換回路。
  6. 上記アナログ−デジタル変換回路は、アナログ入力電流をデジタル変換してデジタル値を得る積分型のアナログ−デジタル変換回路であって、
    上記アナログ入力電流に応じた電荷を蓄える容量と、当該容量の一端が接続される反転入力端子に上記アナログ入力電流が入力され、非反転入力端子が電気的に接地され、上記容量の他端が接続される出力端子から出力電圧を出力する差動増幅器とを有する充電手段と、
    上記容量に蓄えた上記電荷を放電する放電手段と、
    基準電圧を出力する電圧源、及び、上記電圧源の出力と上記充電手段の出力との間を開閉するスイッチを有し、上記充電手段の差動増幅器の出力電圧と、上記基準電圧とを比較する出力電圧比較手段とを備えることを特徴とする請求項1または2に記載のアナログ−デジタル変換回路。
  7. 請求項1〜6のいずれか1項に記載のアナログ−デジタル変換回路と、
    外部からの光を受光して、上記アナログ−デジタル変換回路に入力する電流に変換するフォトダイオードとを備えることを特徴とする照度センサ。
  8. 検知物が近接しているか否かを判定する近接センサであって、
    検知物に光を発する発光ダイオードと、
    上記発光ダイオードを駆動する発光ダイオード駆動回路と、
    請求項1〜6のいずれか1項に記載のアナログ−デジタル変換回路と、
    上記検知物からの反射光を受光して、上記アナログ−デジタル変換回路に入力する電流に変換するフォトダイオードとを備え、
    上記アナログ−デジタル変換回路から出力される上記デジタル出力信号に従って、上記検知物が近接しているか否かを判定することを特徴とする近接センサ。
  9. 検知物までの距離を測定する測距センサであって、
    上記検知物に光を発する発光ダイオードと、
    上記発光ダイオードを駆動する発光ダイオード駆動回路と、
    請求項1〜6のいずれか1項に記載のアナログ−デジタル変換回路と、
    上記検知物からの反射光を受光して、上記アナログ−デジタル変換回路に入力する電流に変換するフォトダイオードとを備え、
    上記アナログ−デジタル変換回路から出力される上記デジタル出力信号に従って、上記検知物までの距離を算出することを特徴とする測距センサ。
  10. 画面を表示する液晶パネルと、
    上記液晶パネルを照射するバックライトと、
    上記バックライトの輝度を制御するバックライト制御部と、
    請求項に記載の照度センサ、請求項に記載の近接センサ、または請求項に記載の測距センサとを備え、
    上記バックライト制御部は、
    上記照度センサ、上記近接センサ、または上記測距センサが備えるアナログ−デジタル変換回路のデジタル出力信号がハイレベルである場合、上記バックライトの輝度を第1所定値高くし、上記デジタル出力信号がローレベルである場合、上記バックライトの輝度を第2所定値低くし、上記デジタル出力信号がゼロである場合、上記バックライトの輝度を維持することを特徴とする携帯電話。
  11. 画面を表示する液晶パネルと、
    上記液晶パネルを照射するバックライトと、
    上記バックライトの輝度を制御するバックライト制御部と、
    請求項に記載の照度センサ、請求項に記載の近接センサ、または請求項に記載の測距センサとを備え、
    上記バックライト制御部は、
    上記照度センサ、上記近接センサ、または上記測距センサが備えるアナログ−デジタル変換回路のデジタル出力信号がハイレベルである場合、上記バックライトの輝度を第1所定値高くし、上記デジタル出力信号がローレベルである場合、上記バックライトの輝度を第2所定値低くし、上記デジタル出力信号がゼロである場合、上記バックライトの輝度を維持することを特徴とするデジタルカメラ。
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