JP5525587B2 - エンドエフェクタ - Google Patents
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Description
第二駆動ユニットの駆動によって、第二中節骨が回転および屈折する。
第三駆動ユニットの駆動によって、末節骨が回転および屈折する。
指部は、自転し、基節骨、第一中節骨、第二中節骨、および、末節骨を回転させ、相対的な屈折を行うことによって、吸着装置が対象物の表面の法線方向において、法線方向に沿って対象物に接近し、対象物を吸引およびキャッチするよう、吸着装置の位置を調整する。
(一実施形態)
図1および図2に示すように、本発明の一実施形態によるエンドエフェクタは、モジュール式であり、掌部1と、掌部1から同じ方向へ伸びて形成された複数の指部Aとを備える。指部Aは、基節骨2、第一中節骨3、第二中節骨4および末節骨5がこの順に連結することによって構成される。
図4に示すように、第一モーター22が作動し、第二モーター23が停止する際、第一モーター22は、第一伝動軸221を介して主動歯車24を回転させ、主動歯車24と噛み合う受動歯車25を連動させ、受動歯車25によって第一傘型歯車252を同調回転させると同時に第一中節骨3の第二傘型歯車34を回転させる。このとき、第一中節骨3の連結部32に固定されたシャフト33は、第二伝動軸231の連結端2311の接続孔2312の孔内を回転すると同時に、第一中節骨3を基節骨2に対し回転させ、相対的な屈折を行う。一方、同様に第二中節骨4および末節骨5の屈折は傘型歯車がモーターの伝動方向を変換することによって行う。詳しい説明は省略する。
図5および図6に示すように、第一モーター22が停止し、第二モーター23が作動する際、第二伝動軸231は、第二伝動軸231に接続された第一中節骨3および以下の部位(第一中節骨3、第二中節骨4および末節骨5を含む)に回転動力を伝動することによって、それらの部位を自転させる。第一中節骨3は、自転すると同時に第一傘型歯車252において第二傘型歯車34を回転させることによって第一中節骨3以下の部位を基節骨2に対し、屈折させる。全体からみると、この作動方式は、エンドエフェクタの指部Aの自転および屈折を同時に進行させることである。
図7に示すように、エンドエフェクタの指部Aを自転させるには、第一モーター22および第二モーター23を同時に起動することが必要である。第二モーター22は、直接に指部Aを自転させる。そののち、第一モーター22の減速機26および第二モーター23の減速機27は、第二伝動軸231および第一中節骨3のシャフト33の回転速度を適切に調整し、両者の回転速度を一致させる。このとき、第二傘型歯車34は、空転状態となるため、第一中節骨3以下の部位を回転および屈折させることがない。全体からみると、この作動方式は、エンドエフェクタの指部Aの自転のみを行うことである。
2:基節骨、
21:ハウジング、
22:第一モーター、
221:第一伝動軸、
23:第二モーター、
231:第二伝動軸、
2311:連結端、
2312:接続孔、
2313:ベアリング、
24:主動歯車、
25:受動歯車、
251:ベアリング、
252:第一傘型歯車、
26、27:減速機、
3:第一中節骨、
31:ハウジング、
32:連結部、
321:柱状体、
322:隙間、
33:シャフト、
34:第二傘型歯車、
35:第七傘型歯車、
351:ベアリング、
36:第三モーター、
37:減速機、
38:第三傘型歯車、
39:接続部、
4:第二中節骨、
41:ハウジング、
42:連結部、
421:柱状体、
43:シャフト、
44:第四傘型歯車、
45:第四モーター、
46:減速機、
47:第五傘型歯車、
48:接続部、
5:末節骨、
51:連結部、
511:翼部、
52:シャフト、
53:第六傘型歯車、
54:吸着装置、
541:吸盤、
542:ケーブル、
A:指部、
N:法線方向、
O:対象物、
P:吸着点。
Claims (9)
- 掌部と、
前記掌部から同じ方向へ伸びて形成され第一駆動ユニットを有する基節骨、第二駆動ユニットを有する第一中節骨、第三駆動ユニットを有する第二中節骨、および、吸着装置を有する末節骨がこの順に連結されることによって構成される複数の指部と、を備え、
前記第一駆動ユニットの駆動によって、前記第一中節骨を前記基節骨に対し第一軸線を軸に回転させ、かつ、第二軸線を軸に屈折させ、
前記第一駆動ユニットが前記第一中節骨を駆動することによって、前記第二中節骨および前記末節骨も前記第一中節骨と共に前記基節骨に対し第一軸線を軸に回転し、
前記第二駆動ユニットの駆動によって、前記第二中節骨を前記第一中節骨に対し第三軸線を軸に屈折させ、
前記第三駆動ユニットの駆動によって、前記末節骨を前記第二中節骨に対し第四軸線を軸に屈折させ、
前記指部は、前記回転動作、及び前記第一中節骨、前記第二中節骨、および、前記末節骨の相対的な屈折動作によって、前記吸着装置が対象物の表面の法線方向において、前記法線方向に沿って前記対象物に接近し、前記対象物を吸引およびキャッチするよう、前記吸着装置の位置を調整し、
ここで、
前記第一軸線は、前記基節骨と前記第一中節骨を連結するモータの回転軸であり、
前記第二軸線は、前記基節骨と前記第一中節骨とを連結するシャフトの軸線であり、
前記第三軸線は、前記第一中節骨と前記第二中節骨とを連結するシャフトの軸線であり、
前記第四軸線は、前記第二中節骨と前記末節骨とを連結するシャフトの軸線であり、
前記吸着装置は、吸盤および空気ホースを有し、
前記吸盤は、前記空気ホースの排気および吸気によって、前記対象物をキャッチ可能な吸引力を発生する、
ことを特徴とするエンドエフェクタ。 - 前記第一駆動ユニットは、前記基節骨に配置された第一モーターおよび第二モーターを有し、
前記第一モーターは、軸方向の端部に主動歯車が設けられる第一伝動軸を有し、
前記第二モーターは、第一傘型歯車を有する受動歯車、および、ベアリングを介して前記受動歯車と接続し、軸方向の端部に接続孔が貫通されている連結端が設けられる第二伝動軸を有し、
前記主動歯車と前記受動歯車とは相互に噛み合い、
前記第二伝動軸は、前記受動歯車および前記第一傘型歯車を貫通し、
前記第一中節骨は、一端に配置された連結部、および、当該連結部に固定される横向きのシャフトを有し、
前記シャフトは、前記第二伝動軸の前記接続孔を貫通し、前記接続孔の中を回転すると同時に前記第一中節骨を回転させ、
前記シャフトは、一端に前記第一傘型歯車と噛み合う第二傘型歯車を有し、
前記第二傘型歯車は、前記第一モーターが、前記第一伝動軸、前記主動歯車、前記受動歯車および前記第一傘型歯車に駆動力を伝達することによって回転すると同時に、前記シャフトを連動させることによって前記第一中節骨を回転させることを特徴とする請求項1に記載のエンドエフェクタ。 - 前記第一中節骨の前記シャフトは、ベアリングによって前記第二伝動軸の前記連結端の前記接続孔に装着されることを特徴とする請求項2に記載のエンドエフェクタ。
- 前記第一中節骨の前記シャフトは、前記第二傘型歯車に向かい合う一端がベアリングを介して第七傘型歯車に接続され、
前記第七傘型歯車は、前記第一傘型歯車と噛み合い、かつ前記第一傘型歯車の駆動力によって前記シャフトに対して空転可能であることを特徴とする請求項2に記載のエンドエフェクタ。 - 前記第一モーターは、減速機に接続され、間接的に前記主動歯車に接続され、
前記第二モーターは、減速機に接続され、間接的に前記受動歯車に接続されることを特徴とする請求項2に記載のエンドエフェクタ。 - 前記第二駆動ユニットは、前記第一中節骨に配置された第三モーターを有し、
前記第三モーターは、第三傘型歯車に接続され、
前記第一中節骨は、前記第三傘型歯車に近い部位に接続部を有し、
前記第二中節骨は、一端に形成された連結部、および、当該連結部に装着された横向きのシャフトを有し、
前記第二中節骨の前記シャフトは、前記第一中節骨の前記接続部を貫通し、かつ前記第三傘型歯車と噛み合う第四傘型歯車を有し、
前記第四傘型歯車は、前記第三傘型歯車の回転に伴って連動し、前記第二中節骨の前記シャフトを回転させることによって、前記第二中節骨を回転させることを特徴とする請求項1に記載のエンドエフェクタ。 - 前記第三モーターは、減速機に接続され、間接的に第三傘型歯車に接続されることを特徴とする請求項6に記載のエンドエフェクタ。
- 前記第三駆動ユニットは、前記第二中節骨に配置された第四モーターを有し、
前記第四モーターは、第五傘型歯車に接続され、
前記第二中節骨は、前記第五傘型歯車に近い部位に接続部を有し、
前記末節骨は、一端に形成された連結部、および、当該連結部に装着された横向きのシャフトを有し、
前記末節骨の前記シャフトは、前記第二中節骨の前記接続部を貫通し、かつ前記第五傘型歯車と噛み合う第六傘型歯車を有し、
前記第六傘型歯車は、前記第五傘型歯車の回転に伴って連動し、前記末節骨の前記シャフトを回転させることによって、前記末節骨を回転させることを特徴とする請求項1に記載のエンドエフェクタ。 - 前記第四モーターは、減速機に接続され、間接的に前記第五傘型歯車に接続されることを特徴とする請求項8に記載のエンドエフェクタ。
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