JP5525257B2 - チタン合金で作製された耐熱部品の熱処理方法および製造方法と、これらの方法から得られる耐熱部品 - Google Patents

チタン合金で作製された耐熱部品の熱処理方法および製造方法と、これらの方法から得られる耐熱部品 Download PDF

Info

Publication number
JP5525257B2
JP5525257B2 JP2009502173A JP2009502173A JP5525257B2 JP 5525257 B2 JP5525257 B2 JP 5525257B2 JP 2009502173 A JP2009502173 A JP 2009502173A JP 2009502173 A JP2009502173 A JP 2009502173A JP 5525257 B2 JP5525257 B2 JP 5525257B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
heat
heat treatment
treatment method
titanium alloy
treatment
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2009502173A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2009531546A (ja
Inventor
バルビエ,ブランデイーヌ
ガロワ,フイリツプ
モン,クロード
ペルー,アラン
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Safran Aircraft Engines SAS
Original Assignee
SNECMA SAS
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by SNECMA SAS filed Critical SNECMA SAS
Publication of JP2009531546A publication Critical patent/JP2009531546A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5525257B2 publication Critical patent/JP5525257B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C22METALLURGY; FERROUS OR NON-FERROUS ALLOYS; TREATMENT OF ALLOYS OR NON-FERROUS METALS
    • C22FCHANGING THE PHYSICAL STRUCTURE OF NON-FERROUS METALS AND NON-FERROUS ALLOYS
    • C22F1/00Changing the physical structure of non-ferrous metals or alloys by heat treatment or by hot or cold working
    • C22F1/16Changing the physical structure of non-ferrous metals or alloys by heat treatment or by hot or cold working of other metals or alloys based thereon
    • C22F1/18High-melting or refractory metals or alloys based thereon
    • C22F1/183High-melting or refractory metals or alloys based thereon of titanium or alloys based thereon

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Thermal Sciences (AREA)
  • Crystallography & Structural Chemistry (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Materials Engineering (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Metallurgy (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Turbine Rotor Nozzle Sealing (AREA)
  • Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)
  • Heat Treatment Of Articles (AREA)

Description

本発明は、TA6Zr4DEチタン合金で作製された耐熱部品を熱処理する方法、このような熱処理方法を含む製造方法、およびこれらの方法から得られる耐熱部品に関する。
本発明は、より特別には、これに限らないが、ディスク、トラニオン、およびインペラなどのターボ機械の回転部分、特に高圧コンプレッサディスクに関する。
現在、出願人が使用している技法においては、高圧コンプレッサディスクは、β領域のチタン合金を鍛造することによって得られる。特に、約6%のアルミニウム、2%のスズ、4%のジルコニウム、および2%のモリブデンを含有する「6242」などの合金を使用することが好ましい。より正確には、当該の合金は、冶金学の命名においてTA6Zr4DEとして知られている。鍛造は、約1030℃において行われる。
鍛造処理の後に、970℃で1時間の、前記合金のα/β領域における固溶化処理を含む熱処理方法が続き、970℃は、β変態点より30℃低く、すなわち、β変態点−30℃に当たる。この固溶化処理の後に、油または水−ポリマー混合物における急冷処理が続く。その後、595℃で8時間の間焼戻し処理を行い、最後に空気中で冷却を行う。
この熱処理方法を実行する場合、粗い微細構造を示す合金が得られるが、この微細構造は、特に−50℃から+250℃の使用温度範囲で、一定の保持時間の間維持される印加応力下でのクリープ試験を受ける場合特に、チタン合金が良好な強度を得るのに有利ではない。これは、「ドウェル効果(dwell effect)」、すなわち、かなり低温(200℃未満)におけるクリープであり、少ない回数の繰り返し疲労と共同して、部品の早期破壊に至る損傷をもたらす。
特に、航空機産業分野におけるおよび特に高圧コンプレッサディスクに関する用途は、離着陸の段階の間、エンジンが、この「ドウェル効果」現象に対応する温度および応力領域における運転条件下におかれるので、この現象にとって非常に好都合である。この現象は、疲労亀裂を早期に開始させること、または部品の破壊さえも引き起こすことができる。
この「ドウェル効果」現象は、タービンエンジンの製造業者により非常に良く確認されており、多くの研究の主題であり続けてきた;さらに、この現象は、すべての温度安定化チタン合金:β、α/β、ほぼα、およびαクラスのチタン合金に当てはまる。
本発明の目的は、チタン合金で作製された耐熱部品を熱処理する方法を提供することであり、この方法は、工業的に実施することができ、従来技術の欠点を克服し、特に、「ドウェル効果」現象の範囲を限定することが可能である。
したがって、低温において繰り返し応力を受けるにも拘わらず、より寿命の長い部品を得るために、熱処理を改善することが望ましい。
この目的のために、本発明によれば、熱処理方法は、固溶化処理が、β変態点−20℃からβ変態点−15℃の範囲にある温度において、4時間から8時間の範囲にある時間の間、実施されることを特徴とする。
この温度条件は、約985℃の最高温度に相当する。β変態点に対するこの差は、合金の測定された温度と真の温度との間に差が生じる可能性に伴う、安全マージンを構成するものであり、合金がβ転移温度未満の温度に留まることを保証するのに役立つ。この固溶化処理は、部品の寸法に応じて4時間から8時間の間実施される。
本発明の基礎となるアイデアは、材料において、「ドウェル効果」現象に好都合な区域またはコロニーが存在することが観測されたという事実に対応する。このようなコロニーは、比較的太く、互いに接触している、伸びた針状のα相粒子により形成されていることが、観測される。一般に、このような粒子は、数ミリメートルの長さおよび200マイクロメートル(μm)から300mm程度の幅を示す。応力が蓄積された場合、このようなコロニーは、多数の転位が集中する位置を構成し、活性化すると同時に、全く特別な熱的効果を必要とせずに、転位が、破壊をもたらすことのできる粒子間のすべりを生じさせるようになる。
本発明は、「ドウェル効果」の影響を最小にするために、特に、前述の針の寸法を改良することによって、および特に転位が蓄積される程度を最小にするために、転位が自由に移動し得る範囲を縮小することによって、微細構造を改良し得る熱処理を実行し、それによって部品が破壊するいかなる危険をも最小限にすることを提案するものである。
これが、本発明に特徴的なやり方で、固溶化処理が、通常よりも遙かに長い時間実行される理由である。このようにして、部品は、微細構造の平衡に近づくことまたは到達することさえできるようになり、これにより、「ドウェル効果」を引き起こす可能性のある、コロニーにおける針の長さおよび厚さの両方の寸法を縮小させることができる。この処理により、従来技術におけるものより細かい微細構造を得ることができ、したがって、この処理は「ドウェル効果」の影響を最小にすることに役立つ。
驚いたことには、固溶化処理の時間がこのように増大しても、冶金分野における現在の先入観に反して、材料の熱機械的特性を損なう結果を得ることがない。全く驚くべきやり方で、本明細書に記載の本発明の範囲内で、本発明者らは、通常の時間より遙かに長い時間にわたって固溶化処理が実施される熱処理方法を実行したが、この熱処理方法によって得られる材料は、全体として、従来技術の熱処理方法によって得られる材料と較べて、弱い熱機械的特性、特に印加応力下における疲労強度の特性を示すことはない。
加えて、本発明は、α/β、ほぼα、およびαクラスに存在する最終部品の微細構造を得るために、β転移温度に極めて近い温度において、厳密に前記β転位温度未満に留まりながら、この固溶化処理を実施することを提案する。
このようにして、固溶化処理の時間を長くすることによるのみで、第1に、従来の技術を用いて得られた部品の寿命より長い寿命を示すのみならず、少なくとも同程度に良好な、熱機械的特性(引張り、クリープ、保持時間を有する印加応力下における疲労などにおける強度)を示し、同時に疲労破壊の危険を最小にする、耐熱部品、特に高圧コンプレッサディスクを得ることが可能であることが理解される。したがって、本発明の熱処理方法は、下記の試験によって示されるように、従来技術の熱処理方法と比較して「ドウェル効果」に耐える能力を、約2倍も改善することを可能にするものであり、この「ドウェル効果」は繰り返し荷重を含み、荷重は、各繰り返しについて一定長さの時間保持され、クリープを促進する。
有利には、固溶化処理の後で、本発明による方法は、部品が200℃/分を超える、好ましくは300℃/分から450℃/分の範囲にある冷却速度で急冷する処理をさらに含む。好ましくは、この冷却速度は可能な限り大きく、好ましくは400℃/分を超えるかまたはこの程度である。
したがって、冷却速度がこのように速いので、微細構造の状態は、長い固溶化処理の最後に見いだされ得る状態で凍結され、これにより、成長すれば「ドウェル効果」現象にとって好都合になるはずの、α相コロニーにおける針の成長をもたらす、この微細構造における新たな、いかなる変化をも回避する。
したがって、大きな急冷速度を選択することは、発生/成長型の現象(これは、どちらかと言えば粗い微細構造をもたらす。)と比較して、β相からα相へのマルテンサイト型の変態(これは、かなり細かい微細構造をもたらす。)を促進するのに役立つ。
また、好ましくは、本発明による熱処理方法の最後に、この方法は、さらに以下の処理
急冷処理後の、約595℃の温度で約8時間の間の焼戻し処理;および次いで、
空気中での冷却処理をさらに含む。
前述の熱処理方法に加えて、本発明は、また、チタン合金で作製された耐熱部品を、β領域で鍛造することにより製造する、このような熱処理方法を含む方法を提供する。
本発明はまた、チタン合金で作製された耐熱部品を提供するものであり、この耐熱部品を製造する方法は、前述の熱処理方法を含むかまたは前述の製造方法から得られるものである。
チタンの耐熱部品は、好ましくは、タービンエンジンの回転部分、特にコンプレッサディスク、具体的には高圧コンプレッサのコンプレッサディスクを形成する。
最後に、本発明はまた、上で与えられた定義のいずれかによる、耐熱部品が装備されたターボ機械を提供する。
本発明の別の利点および特徴は、例として作成された以下の説明を読み、および添付図を参照することで明らかになる。
本発明は、温度安定化チタン合金のすべてのタイプ:β、α/β、ほぼα、およびα(これらの用語は、完成された部品の構造に関係している。)クラスのチタン合金に関することが、思い起こされる。
特に、「6242」として知られている合金で作製された高圧コンプレッサディスクの出願人により使用され、序論において述べられている従来の熱処理は、以下のことに本質があることが、思い起こされる。
ディスクは、チタン合金のβ領域においてホットスタンピングを用いて鍛造することにより得られる。
この鍛造処理の後に、970℃、すなわち、β変態点より30℃低い温度で、合金のα/β領域における1時間の固溶化処理を含む熱処理方法が続く。この固溶化処理の後に、油または水−ポリマー混合物における急冷(200℃/分の程度の、130℃/分から250℃/分の間に存在する冷却速度)処理が続く。この後で、焼戻し操作が、595℃で8時間実施され、最後に冷却が空気中で行われる。
このようにして、β相の互いに平行な針によって構成されるコロニーを示す、図1において見ることができる微細構造を示す材料が製造される。これらの針は、この図において見ることのできる伸びた形状の断面を示し、しばしば、数百マイクロメートルにわたって伸びている。
図2において見ることのできる微細構造は、図1の合金と同一のチタン合金の微細構造に対応しており、以下の2つの相違点:
固溶化温度がβ変態点−30℃ではなく、β変態点−20℃(約980℃)であったこと;および
熱処理方法を通じて使用された急冷速度が、かなり速く:200℃/分ではなく400℃/分であり、例えば油による急冷ではなく水による急冷を用い、場合により最も厚い区域を予め機械加工することによって、材料が極度に厚くなることを避けるように注意することを除き、前述の熱処理を受けていた。
このような状況下で、平行な針のコロニーは、寸法がより異なる針を含み、特に大きな針は殆ど存在していない。しかし、わずかな数ではあるが、「ドウェル効果」現象が、破壊の危険をもたらしやすい転位を蓄積するのに十分な量の、これらの大きな針が存在することが予想され得る。
図3および4を参照すると、本発明の方法を用いることにより得られた微細構造が見られる。
より厳密には、図1を参照して前述の従来の熱処理方法と比較すると、図3の微細構造を得るために行われた処理は、以下の通りである:
β変態点−30℃におけるのではなく、β変態点−20℃(約980℃)における固溶化;および
固溶化は、1時間ではなく、8時間行われた。
このような状況下において、および図3において見られるように、針は、すべて断面の寸法がより小さく、長さは、100μm未満に留まり、通常約50μmである。
したがって、針の寸法の減少には、体積の減少、および針の間の接合領域の減少が伴い、これにより、転位または空孔などの欠陥が移動する能力を抑制し、欠陥はより短い距離を移動することになり、蓄積される機会はより小さくなることが理解される。
図4において、図3に示された合金について行われた熱処理と比較すると、急冷は、また、より速い速度で、200℃/分ではなく、400℃/分で行われた。
したがって、概念は、急冷速度を200℃/分の値より上になるまで増大させ、可能ならば、400℃/分の値に近づくことである。それにも拘わらず、あまりにも急速に冷却することは、焼割れを出現させる危険を冒すことになるので、避ける必要がある。特に、450℃/分を超えると、引き続き行われる、あらゆる機械加工を妨害する、または部品を破壊する危険を冒しさえする、応力を誘発させる危険が存在する。
微細構造の観点から見た場合、図4において見られるように、結果は、図3の結果に類似している。
したがって、急冷速度を増すことおよび/または固溶化処理の時間を長くすることは、繰り返し応力に起因する、材料に対する損傷(この損傷は、材料を破壊する別の因子であり、クリープによる損傷の他に通常発生するものである。)を減少させるのに役立つことがわかる。
より正確には、これらの処理の変更により、微細構造は、材料中に損傷を生じさせる微細構造の寸法より小さな寸法で、より大幅に凍結される。これにより、単一粒子と同様に、針または粒子の界面の端に欠陥を集中させる大寸法の平行な針が束になった状態で、針または粒子が蓄積することを回避する。
したがって、平行な針の束で作製されたコロニーの寸法と針自体の寸法の両方を減少させることによって、欠陥に対する、特に発達中の、ことによるとグループ化し得る空孔に対する、より多くの障害物が生み出される。
最初に、従来技術の熱処理方法を使用して得られた、図1の微細構造を有する材料で作製された試料、次に本発明の熱処理方法を使用して得られた、図3の微細構造を有する材料で作製された試料のクリープ試験を行った。
より正確には、試験は、台形形状の繰り返し:1秒(s)の間に、荷重を増加させること、120sの間、荷重を868メガパスカル(MPa)で一定に保持すること、次いで、1sの間に荷重をゼロに落とすこと、を実行することによって、荷重保持時間を含む、繰り返し荷重下において実施された。
この試験の結果は、図5に示されており、図5は、破壊に至るまでの繰り返し数の関数としてプロットした、荷重保持時間を含む繰り返し荷重下における、変形の伸びに対する比率を示すグラフである。
曲線Aは、従来技術の熱処理方法を使用して得られた、図1の微細構造を有する材料の、この試験の結果を示す。
曲線Bは、本発明の熱処理方法を使用して得られた、図4の微細構造を有する材料の、この試験の結果を示す。
したがって、この標準化された試験は、破壊前の繰り返し数が5500から10000に引き上げられるので、本発明の熱処理方法が、破壊前の繰り返し数をほぼ2倍にすることができることを示す。
したがって、驚いたことに、本発明は、特に固溶化処理の時間を延ばすことにより、荷重保持時間を含む疲労強度試験の間の寿命を大幅に向上させることを可能にする。これは、主として、時間を延ばすことが、微細構造を改良することおよび特に、「ドウェル効果」現象の影響を受けやすいコロニーを形成する、α相の針の寸法を減少させることに役立つという事実による。
実際には、急速な急冷速度を用いることのできない大きな部品の場合は、より長い固溶化時間(例えば、8時間)が選択され、400℃/分の急冷速度に到達することが可能なより細かい部品の場合は、より短い固溶化時間が適用され得る(例えば、4時間)。
さらに、固溶化の温度を上げると、粗いα相の初晶が溶解するのを促進させ、β相に変態させることが知られている。それにも拘わらず、合金のβ変態点を超えないことが必須であるので、β変態点−15℃を超えない温度を選択しなければならない。固溶化温度のこの上限は、β転移温度が知られている正確さおよび処理に用いられるオーブンの種類に応じて選択される。さらに、サブ変態点鍛造、すなわち、β転移温度未満の温度における鍛造を実施する場合は、鍛造温度より高い固溶化温度を選択することが、当然適切である。
本発明の方法により得られる材料の機械的強度を測定するためのこの他の試験(引張り、クリープ、最大応力下における保持時間による疲労など)により、全体として、これらの材料は、従来法により得られるチタン合金と比較して、機械的特性を保存していること、すなわち、これらの結果は、本発明による変更を施されていない熱処理を受けた、類似部品について得られた結果の統計的平均値の範囲内に留まることが確認されている。
従来技術の従来の熱処理方法を用いて得られた微細構造を示す図である。 冷却速度をより速くすることにより修正された、従来技術の従来の熱処理方法を用いて得られた微細構造を示す図である。 本発明の熱処理方法を用いて得られた微細構造を示す図である。 冷却速度のより速い、本発明の熱処理方法を用いて得られた微細構造を示す図である。 従来技術の方法により得られた部品および本発明による方法により得られた部品に関する、荷重保持時間を含む繰り返し荷重下におけるクリープ試験の結果を示す図である。

Claims (9)

  1. 固溶化処理が、β変態点−20℃からβ変態点−15℃の範囲にある温度において、4時間から8時間の範囲にある時間の間、実施されることを特徴とする、TA6Zr4DEチタン合金で作製された耐熱部品の熱処理方法。
  2. 以下の処理:
    固溶化処理の後で、部品を200℃/分を超える冷却速度で急冷する処理を実施することを、さらに含むことを特徴とする、請求項1に記載の熱処理。
  3. 部品を急冷する処理の間、冷却速度が、300℃/分から450℃/分の範囲にあることを特徴とする、請求項2に記載の熱処理方法。
  4. 以下の処理:
    急冷処理の後の、595℃の温度における8時間の間の焼戻し処理;および次いで
    空気中での冷却処理
    をさらに含むことを特徴とする、請求項2または請求項3に記載の熱処理方法。
  5. 製造がβ領域における鍛造によるものであり、請求項1から4のいずれかに記載の熱処理方法を含む、チタン合金で作製された耐熱部品の製造方法。
  6. 製造方法が、請求項1から4のいずれか一項に記載の熱処理方法を含む、または請求項5に記載の製造方法から得られる、チタン合金で作製された耐熱部品。
  7. ターボ機械の回転部分を形成することを特徴とする、請求項6に記載の耐熱部品。
  8. 高圧力コンプレッサディスクを形成することを特徴とする、請求項6または請求項7に記載の耐熱部品。
  9. 請求項6から8のいずれか一項に記載の耐熱部品を含むターボ機械。
JP2009502173A 2006-03-30 2007-03-30 チタン合金で作製された耐熱部品の熱処理方法および製造方法と、これらの方法から得られる耐熱部品 Active JP5525257B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
FR0651111A FR2899241B1 (fr) 2006-03-30 2006-03-30 Procedes de traitement thermiques et de fabrication d'une piece thermomecanique realisee dans un alliage de titane, et piece thermomecanique resultant de ces procedes
FR0651111 2006-03-30
PCT/FR2007/051046 WO2007113445A2 (fr) 2006-03-30 2007-03-30 Procedes de traitement thermique et de fabrication d'une piece thermomecanique realisee dans un alliage de titane, et piece thermomecanique resultant de ces procedes

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2009531546A JP2009531546A (ja) 2009-09-03
JP5525257B2 true JP5525257B2 (ja) 2014-06-18

Family

ID=37517151

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009502173A Active JP5525257B2 (ja) 2006-03-30 2007-03-30 チタン合金で作製された耐熱部品の熱処理方法および製造方法と、これらの方法から得られる耐熱部品

Country Status (5)

Country Link
US (1) US20090308506A1 (ja)
EP (1) EP2002026B1 (ja)
JP (1) JP5525257B2 (ja)
FR (1) FR2899241B1 (ja)
WO (1) WO2007113445A2 (ja)

Families Citing this family (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2952559B1 (fr) * 2009-11-16 2011-12-09 Snecma Procede de fabrication d'alliages de titane avec forgeages a temperatures incrementees
FR2979702B1 (fr) 2011-09-05 2013-09-20 Snecma Procede de preparation d'eprouvettes de caracterisation mecanique d'un alliage de titane
FR2982279B1 (fr) * 2011-11-08 2013-12-13 Snecma Procede de fabrication d'une piece realisee dans un alliage de titane ta6zr4de
CN102758161B (zh) * 2012-08-02 2013-12-25 西北工业大学 一种在钛合金中获得三态组织的方法
CN102758160B (zh) * 2012-08-02 2013-10-09 西北工业大学 一种在近α钛合金中获得三态组织的方法
CN102758158B (zh) * 2012-08-02 2013-12-04 西北工业大学 一种近α钛合金在α+β两相区获得三态组织的方法
US11725516B2 (en) * 2019-10-18 2023-08-15 Raytheon Technologies Corporation Method of servicing a gas turbine engine or components
CN114606455B (zh) * 2022-05-11 2022-07-15 北京煜鼎增材制造研究院有限公司 大型钛合金构件喷淋式热处理方法

Family Cites Families (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3901743A (en) * 1971-11-22 1975-08-26 United Aircraft Corp Processing for the high strength alpha-beta titanium alloys
US4309226A (en) * 1978-10-10 1982-01-05 Chen Charlie C Process for preparation of near-alpha titanium alloys
JPS62205253A (ja) * 1986-03-05 1987-09-09 Kobe Steel Ltd Ti−8Al−1Mo−1V合金の熱処理方法
FR2614040B1 (fr) * 1987-04-16 1989-06-30 Cezus Co Europ Zirconium Procede de fabrication d'une piece en alliage de titane et piece obtenue
JPH01127653A (ja) * 1987-11-12 1989-05-19 Sumitomo Metal Ind Ltd α+β型チタン合金冷延板の製造方法
US4842652A (en) * 1987-11-19 1989-06-27 United Technologies Corporation Method for improving fracture toughness of high strength titanium alloy
DE3804358A1 (de) * 1988-02-12 1989-08-24 Ver Schmiedewerke Gmbh Optimierung der waermebehandlung zur erhoehung der kriechfestigkeit warmfester titanlegierungen
JPH0621305B2 (ja) * 1988-03-23 1994-03-23 日本鋼管株式会社 耐熱チタン合金
JPH0222435A (ja) * 1988-07-11 1990-01-25 Nkk Corp 耐熱チタン合金
US5026520A (en) * 1989-10-23 1991-06-25 Cooper Industries, Inc. Fine grain titanium forgings and a method for their production
JP3314408B2 (ja) * 1992-04-24 2002-08-12 大同特殊鋼株式会社 チタン合金部材の製造方法
US5698050A (en) * 1994-11-15 1997-12-16 Rockwell International Corporation Method for processing-microstructure-property optimization of α-β beta titanium alloys to obtain simultaneous improvements in mechanical properties and fracture resistance
US6284070B1 (en) * 1999-08-27 2001-09-04 General Electric Company Heat treatment for improved properties of alpha-beta titanium-base alloys
US7449075B2 (en) * 2004-06-28 2008-11-11 General Electric Company Method for producing a beta-processed alpha-beta titanium-alloy article

Also Published As

Publication number Publication date
EP2002026A2 (fr) 2008-12-17
EP2002026B1 (fr) 2011-09-14
JP2009531546A (ja) 2009-09-03
FR2899241B1 (fr) 2008-12-05
US20090308506A1 (en) 2009-12-17
WO2007113445A2 (fr) 2007-10-11
FR2899241A1 (fr) 2007-10-05
WO2007113445A3 (fr) 2007-12-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5525257B2 (ja) チタン合金で作製された耐熱部品の熱処理方法および製造方法と、これらの方法から得られる耐熱部品
US11047016B2 (en) Techniques for controlling precipitate phase domain size in an alloy
JP5305597B2 (ja) タービン部品の疲労耐性を向上させるための局部熱処理
JP3010050B2 (ja) 耐疲労亀裂進展性のニッケル基物品および合金並びに製造方法
US5328659A (en) Superalloy heat treatment for promoting crack growth resistance
JP2728905B2 (ja) 高張力チタニウムTi−6246合金の熱処理方法
JP2011080146A (ja) Ni基超合金物品の熱処理方法及び製品
JP2012503098A (ja) 初期β鍛造によってチタン部品を製造する方法
US8551266B2 (en) Method, alloy and component
Telesman et al. Microstructural variables controlling time-dependent crack growth in a P/M superalloy
Guedou et al. N18, Powder metallurgy superalloy for disks: Development and applications
Gabb et al. Grain Boundary Engineering the Mechanical Properties of Allvac 718Plus™ Superalloy
Koul et al. Development of a damage tolerant microstructure for Inconel 718 turbine disc material
Gabb et al. Use of slow strain rate tensile testing to assess the ability of several superalloys to resist environmentally-assisted intergranular cracking
CN112642976A (zh) 一种控制钛合金β锻造织构的两段非等温锻造方法
JP6189314B2 (ja) TA6Zr4DEチタン合金製部品の製造方法
US8668790B2 (en) Heat treatment method and components treated according to the method
US8663404B2 (en) Heat treatment method and components treated according to the method
Dempster et al. Structure and property comparison of Allvac® 718Plus™ alloy and Waspaloy forgings
Lee et al. High temperature fatigue behavior in tensile hold LCF of near-alpha Ti-1100 with lamellar structure
CN111036811A (zh) 一种高温合金锻造热处理方法及其产品
Nagesha et al. Low cycle fatigue behaviour of Inconel® alloy 783
RU2772725C1 (ru) Способ термообработки изделий из жаропрочного никелевого сплава эп741нп
RU2455115C1 (ru) Способ получения переменной структуры по сечению порошковой заготовки
JP3069580B2 (ja) 単結晶材料の再熱処理による余寿命延長方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20100311

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20121011

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20121030

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20121102

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130130

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20130130

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130528

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130821

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20131001

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20131226

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20140109

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20140205

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20140408

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20140411

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5525257

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250