JP5525109B2 - 撮像装置 - Google Patents

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Description

本発明は撮像装置に係り、特に多様な画像を同時に取得可能な撮像装置に関する。
特許文献1には、受光面の前面に左半分が半円状に開口された遮光マスク及びマイクロレンズが形成された画素と、受光面の前面に右半分が半円状に開口された遮光マスク及びマイクロレンズが形成された画素とからなる1対の焦点検出画素を含む瞳分割型位相差検出方式の焦点検出光学系が記載されている。
図11に示すように撮像レンズ100を通過した光束は、マイクロレンズMにより撮像素子160の各セルの受光面に結像されるが、撮像素子160の受光セル160aの受光面上に形成された遮光部材161aが撮像レンズ100の中央領域100aを通過した光束を遮光するため、受光セル160aには撮像レンズ100の周縁領域100bを通過した光束のみが結像される。また、撮像素子160の受光セル160bの受光面上に形成された遮光部材161bが撮像レンズ100の周縁領域100bを通過した光束を遮光するため、受光セル160bには撮像レンズ100の中央領域100aを通過した光束のみが結像される。
瞳分割により異なる画像を結像することは、焦点検出のみでなく、単眼立体撮像装置にも用いられる。単眼立体撮像装置においては、撮像レンズを通過した光を瞳分割し、撮影レンズの異なる領域を通過した被写体像をそれぞれ撮像素子に結像させ、複数枚の画像を同時に取得することが行われている。
特開2010−210903号公報
しかしながら、特許文献1に記載の発明や単眼立体撮像装置では、瞳分割の数に対応した種類の遮光マスクが必要であるとともに、全ての画素に遮光マスクを設けているため多数の遮光マスクが必要であり、種類の異なる多数の遮光マスクを精度よく製造・配置しなくてはならない。しかしながらこのような構成では、撮像素子の構造が微細になるとこれに対応した高精度の加工・製造が困難になってくるとともに、遮光部の形状、位置の設計変更や、多様な位置や形状の遮光部を有する製品の供給要求への対応が難しいという問題がある。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたもので、簡単な構成で瞳分割が可能であり、かつ多品種への対応が容易な撮像装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の撮像装置は、第1の特性を有する第1の領域と、第1の特性とは異なる第2の特性を有する第2の領域と、を有する撮影レンズと、2次元配列された第1の受光素子及び第2の受光素子を有する撮像素子と、撮影レンズを通過した光束を遮光する遮光部材と、第1の受光素子又は第2の受光素子の撮像信号から被写体の画像を生成する画像生成部と、を備え、遮光部材は第1の受光素子に対してのみ設けられ、第2の領域を通過した光束が第1の受光素子に入射しないように遮光する。
本発明によれば、第2の領域を通過した光束が第1の受光素子に入射しないように遮光する遮光部材が第1の受光素子に対してのみ設けられている。即ち第2の受光素子に対しては遮光部材が設けられていないので、遮光部材の種類・数を減らすことができ、簡単な構成で瞳分割が可能となる。また、多品種への対応が容易となる。
また本発明によれば、第1の受光素子に対して遮光部材が設けられることで、第2の領域を通過した光束が第1の受光素子に入射しないようになっている。このため、第1の受光素子の撮像信号から画像を生成する際に、第2の領域を通過した光束の影響を除去する画像処理を行わなくてよい。
本発明において、撮影レンズの射出瞳のうち第2の領域が占める比率が、射出瞳の全領域が第2の特性を有するとした場合の被写体の画像の特性と射出瞳の第2の領域を通過した画像の特性とが同一となるように定められていてもよい。このような構成を採用すれば、第2の受光素子の撮像信号から画像を生成する際に、第1の領域を通過した光速の影響を除去する画像処理を行わなくてよい。
ここで2つの画像の特性が「同一」とは、特性が完全に同一である場合だけでなく、2つの画像の特性がユーザが画像を見た際に直ちに識別できない程度に違っている場合をも含む。画像の相違をこのようにするには、撮影レンズの全射出瞳のうち第2の領域が占める比率を75%より大きくする(例えば、75.1%)ことが好ましく、80%以上にすることが更に好ましい。
本発明において、第1の受光素子の撮像信号から被写体の画像を生成する際に第2の領域を通過した光束の影響を除去する画像処理を行うか否かの選択、及び第2の受光素子の撮像信号から被写体の画像を生成する際に第1の領域を通過した光束の影響を除去する画像処理を行うか否かの選択を受け付ける画像処理選択部を更に備え、画像生成部は、画像処理選択部が受け付けた選択に従って画像処理を行うようにしてもよい。このような画像処理を行うことで、必要に応じて被写体の画質の画像を向上させることができる。
遮光部材は、撮影レンズと撮像素子との間に配置することができる。この場合遮光部材は、表面に遮光部が形成された光透過性の板状部材であってもよい。このような遮光部材としては、例えば表面に遮光物がエッチングにより形成された透明なガラス板を用いることができ、遮光部材に小さい遮光物を正確に形成することができる。
遮光部材は、撮像素子から所定の距離だけ離れた位置に固定されてもよい。これにより、遮光物が撮影レンズの所定の領域を通過した光束全てを遮光することができる。
遮光部材は、光軸方向に移動可能に配設されてもよい。また、遮光部材は、光軸と直交する面に沿って平行移動可能に配設されてもよい。これにより、遮光部材を取り外すことなく、遮光部材の効果を無くすことができる。そのため、簡単な構成で遮光部材のON/OFFを切り替えることができる。
遮光部材は、第1の受光素子の受光面に設けられた遮光マスクであってもよい。このような構成でも本発明の効果を得ることができる。
第1の受光素子及び第2の受光素子は、撮像素子の有する全受光素子のうち第1の受光素子が占める割合が、撮影レンズの射出瞳の全領域のうち第1の領域が占める割合に等しくなるように配置されていてもよい。このようにすることで、第2の受光素子の撮像信号から生成した画像の画質低下を抑制することができる。なお本発明において第1,第2の受光素子の割合は完全に等しい場合に限定されるものではなく、取得する画像の目的や光学部材の特性等に応じて若干異なる(2つの受光素子の割合が略等しくなる)ようにしてもよい。
画像生成部は、第2の受光素子の出力信号から被写体の画像を生成する際に、第1の受光素子が配設された位置における第2の受光素子の画素欠落を補間する処理を行うようにしてもよい。これにより、第2の領域を通過した光束から得られる画像の画質を向上させることができる。
撮影レンズは、光軸を中心として配置された平面形状が円形の領域と、円形の領域の外縁に配置された環状の領域と、からなり、環状の領域が第1の領域であり、円形の領域が第2の領域であるようにしてもよい。これにより、第1の領域を通過した光束から得られる画像の画質を向上させることができる。
第1の領域は第1の特性として第1の焦点距離を有し、第2の領域は第2の特性として第1の焦点距離よりも長い焦点距離を有するようにしてもよい。これにより、遠距離画像と近距離画像等の、被写体の距離が異なる画像を得ることができる。
画像生成部が第1の受光素子及び第2の受光素子のうちいずれの受光素子の撮像信号から画像を生成するか、の選択を受け付ける生成画像選択部を更に備えるようにしてもよい。このように構成することで、撮影者が必要とする画像を提供することができる。
本発明によれば、簡単な構成で瞳分割が可能であり、かつ多品種への対応が容易な撮像装置を提供することができる。
図1は、本発明の第1の実施の形態に係る撮像装置1の構成を示すブロック図である。 図2は、撮像装置1の撮影レンズ、遮光部材及び撮像素子を模式的に示す図である。 図3は、撮影レンズの平面形状を示す図である。 図4は、撮像素子のフォトセンサの配列を示す図である。 図5は、遮光部材と撮像素子とを模式的に示す図である。 図6は、遮光部材の取り付け方を示す図である。 図7は、遮光部材の取り付け方の変形例を示す図である。 図8Aは、遮光部材の移動例を示す図であり、遮光部材が撮像素子に最も近い位置にある場合を示す。 図8Bは、遮光部材の移動例を示す図であり、遮光部材が撮像素子から最も遠い位置に移動された場合を示す。 図9Aは、遮光部材の他の移動例を示す図であり、遮光部材が基本位置にある場合を示す。 図9Bは、遮光部材の他の移動例を示す図であり、遮光部材が基本位置から上方向に移動された場合を示す。 図10は、本発明の第2の実施の形態に係る撮像装置の撮影レンズ、遮光部材及び撮像素子を模式的に示す図である。 図11は、従来の撮影レンズ、遮光部材及び撮像素子の例を模式的に示す図である。
以下、添付図面に従って本発明に係る撮像装置を実施するための形態について詳細に説明する。
<第1の実施形態>
図1は本発明の第1の実施形態に係る撮像装置1の構成を示すブロック図である。この撮像装置1は、撮像した画像をメモリカード54に記録するもので、装置全体の動作は、中央処理装置(CPU)40によって統括制御される。
撮像装置1には、シャッタボタン、モードダイヤル、再生ボタン、MENU/OKキー、十字キー、BACKキー等の操作部38が設けられている。この操作部38からの信号はCPU40に入力され、CPU40は入力信号に基づいて撮像装置1の各回路を制御し、例えば、レンズ駆動制御、絞り駆動制御、撮影動作制御、画像処理制御、画像データの記録/再生制御、立体表示用の液晶モニタ(LCD)30の表示制御などを行う。
シャッタボタンは、撮影開始の指示を入力する操作ボタンであり、半押し時にONするS1スイッチと、全押し時にONするS2スイッチとを有する二段ストローク式のスイッチで構成されている。モードダイヤルは、静止画を撮影するオート撮影モード、マニュアル撮影モード、人物、風景、夜景等のシーンポジション、及び動画を撮影する動画モードのいずれかを選択する選択手段である。
再生ボタンは、撮影記録した静止画又は動画を液晶モニタ30に表示させる再生モードに切り替えるためのボタンである。MENU/OKキーは、液晶モニタ30の画面上にメニューを表示させる指令を行うためのメニューボタンとしての機能と、選択内容の確定及び実行などを指令するOKボタンとしての機能とを兼備した操作キーである。十字キーは、上下左右の4方向の指示を入力する操作部であり、メニュー画面から項目を選択したり、各メニューから各種設定項目の選択を指示したりするボタン(カーソル移動操作手段)として機能する。また、十字キーの上/下キーは撮影時のズームスイッチあるいは再生モード時の再生ズームスイッチとして機能し、左/右キーは再生モード時のコマ送り(順方向/逆方向送り)ボタンとして機能する。BACKキーは、選択項目など所望の対象の消去や指示内容の取消し、あるいは1つ前の操作状態に戻らせるときなどに使用される。
撮影モード時において、被写体光は、撮影レンズ10、絞り(図示せず)及び遮光部材12を介してCMOS型の撮像素子16の受光面に結像される。
絞りは、例えば、5枚の絞り羽根からなり、CPU40により、例えば絞り値F2.8 〜F11まで1AV刻みで5段階に絞り制御される。
撮像素子16は、多数のフォトセンサ(受光素子)が2次元配列されており(図4参照)、各フォトセンサの受光面に結像された被写体像は、その入射光量に応じた量の信号電圧(又は電荷)に変換される。
撮像素子16の前側、すなわち撮影レンズ10と撮像素子16の間には、撮像素子16の受光面と平行に、すなわち光軸と直交する面と平行に遮光部材12が配設される。
図2は、本実施の形態における撮影レンズ10、遮光部材12及び撮像素子16を模式的に示す図である。なお、撮影レンズ10は複数枚のレンズにより構成されるが、図2においては模式的に1枚のレンズで示している。また、図2においては、撮像素子16として2個のフォトセンサが図示され、遮光部材12も2個のフォトセンサに対応した大きさで図示されているが、これらの光学要素はこれに限定されるものではなく、被写体を撮影可能な任意の数や大きさの各光学要素を有することはいうまでもない。
撮影レンズ10は、短い焦点距離で収束しマクロ撮影が可能な領域(以下、近焦点領域という)と、近焦点領域より長い焦点距離を有し風景等の撮影が可能な領域(以下、遠焦点領域という)を有する2焦点レンズである。撮影レンズ10は、図3に示すように、正面から見た形状(以下、平面形状という)が円形の領域と、その周縁の環状の領域とに分割されており、中央の円形の領域が遠焦点領域10aであり、環状の領域が近焦点領域10bである。これらの領域は、撮影レンズ10の射出瞳の全領域のうち近焦点領域10bが占める割合が20%、遠焦点領域10aが占める割合が80%となっている。
撮影レンズ10の遠焦点領域10a、近焦点領域10bを通過した光束は、撮像素子16の各フォトセンサに入射する。撮像素子16は、遠焦点領域10a及び近焦点領域10bを通過した光束、すなわち撮影レンズ10の射出瞳全てを通過した光束が入射する遠画像用受光セル16aと、近焦点領域10bを通過した光束のみが入射する近画像用受光セル16bとを有する。本実施形態において近画像用受光セル16bは、図4に示すように、9画素(3×3)に1画素の割合で配置されている。これは、撮像素子16の全フォトセンサ(遠画像用受光セル16aと近画像用受光セル16bとの合計)のうちの近画像用受光セル16bの占める割合が、撮影レンズ10の射出瞳の全領域(遠焦点領域10aと近焦点領域10bとの合計)のうちの近焦点領域10bの占める割合に応じた割合となるように近画像用受光セル16bが配置された結果である。本実施の形態では、遠画像用受光セル16aから得られる画像が主画像であり、近画像用受光セル16bから得られる画像が副画像であるが、撮影レンズの面積比に応じて遠画像用受光セル16aを多くすることで主画像の画質劣化を防止することができる。
なお近画像用受光セル16bの比率は、撮像素子16の全フォトセンサのうちの近画像用受光セル16bの占める割合が、撮影レンズ10の射出瞳の全領域のうちの近焦点領域10bの占める割合と等しくなるようにしてもよい。
遮光部材12は、厚さが10μm〜100μm程度の透明なガラス板が用いられる。遮光部材12としては、撮像素子16のカバーガラスを用いることも可能である。遮光部材12はガラスに限らず、透明なフィルムを板状の枠に張設したものを用いることもできる。
図5に示すように、遮光部材12には、遮光物12aが近画像用受光セル16bに対応するように、すなわち近画像用受光セル16bの前面に位置するように設けられる。遮光物12aは、遮光部材12の表面にエッチング等により形成された黒色の領域であり、直径は5μm程度である。この5μmとは、撮像素子16の各フォトセンサの直径と略同一の大きさとなるように決定された値である。本実施の形態では、近画像用受光セル16bが9画素(3×3)に1画素の割合で配置されるため、遮光物12aと遮光物12aとの間隔は15μmである。エッチングにより遮光物12aを生成することで、5μm程度と小さい遮光物12aを狭い間隔で正確に形成することができる。
遮光物12aが近画像用受光セル16bに対応して設けられているため、図2に示すように、影絵の原理により、遮光物12aが遠焦点領域10aを通過した光束を遮光し、近焦点領域10bを通過した光束のみが近画像用受光セル16bに入射する。このような構成とすることで、マイクロレンズを用いることなく、撮影レンズ系の所望の領域を通過した光束のみをフォトセンサに受光させることができる。
また本実施形態では、遠焦点領域10aを通過した光束が近画像用受光セル16bに入射しないように遮光する遮光物12aが設けられており、遠画像用受光セル16aに対しては遮光物が設けられていないので、遮光部材・遮光物の種類・数を減らすことができ、簡単な構成で瞳分割が可能となる。また、多品種への対応が容易となる。
遮光物12aが遠焦点領域10aを通過した光束全てを遮光するためには、撮像素子16と遮光部材12(遮光物12a)との光軸方向の距離が重要となる。図6に示すように、撮像素子16を囲むようにフランジ17が配設され、遮光部材12はフランジ17の端面に当接するように配設される。撮像素子16及びフランジ17は、背面がそれぞれカメラボディ20の同一面に固定されているため、遮光部材12をフランジ17の端面に当接させることで、遮光部材12が正確に位置決めされる。このため、フランジ17の高さを適切な値とすることにより、撮像素子16と遮光部材12との光軸方向の距離を適切な距離に保つことができる。撮像素子16と遮光部材12との間の空間は、空気で満たしても良いし、光学媒体(液体、接着剤等)で満たしても良い。
なお、図5においては、撮像素子16として12個のフォトセンサが図示され、遮光部材124個の遮光物12aが図示されているが、これらの光学要素はこのような態様に限定されるものではない。また、図6においても、撮像素子16のフォトセンサの数や遮光部材12の遮光12aの数も図示した態様に限定されるものではない。
撮像素子16に蓄積された信号電圧(又は電荷)は、フォトセンサそのものもしくは付設されたキャパシタで蓄えられる。蓄えられた信号電圧(又は電荷)は、センサ制御部32により、X−Yアドレス方式を用いたMOS型撮像素子(いわゆるCMOSセンサ)の手法を用いて、画素位置の選択とともに読み出される。
撮像素子16から読み出された電圧信号は、相関二重サンプリング処理(撮像素子の出力信号に含まれるノイズ(特に熱雑音)等を軽減することを目的として、撮像素子の1画素毎の出力信号に含まれるフィードスルー成分レベルと画素信号成分レベルとの差をとることにより正確な画素データを得る処理)により各画素毎のR、G、B信号がサンプリングホールドされ、増幅されたのちA/D変換器21に加えられる。A/D変換器21は、順次入力するR、G、B信号をデジタルのR、G、B信号に変換して画像入力コントローラ22に出力する。
デジタル信号処理部24は、画像入力コントローラ22を介して入力するデジタルの画像信号に対して、オフセット処理、ホワイトバランス補正及び感度補正を含むゲイン・コントロール処理、ガンマ補正処理、YC処理等の所定の信号処理を行う。
デジタル信号処理部24で処理され画像データは、VRAM50に入力される。VRAM50から読み出された画像データはビデオ・エンコーダ28においてエンコーディングされ、カメラ背面に設けられている液晶モニタ30に出力され、これにより被写体像が液晶モニタ30の表示画面上に表示される。
操作部38のシャッタボタンの第1段階の押下(半押し)があると、CPU40は、AE動作を開始させ、シャッタボタンの半押し時にA/D変換器21から出力される画像データは、AE検出部44に取り込まれる。
AE検出部44では、画面全体のG信号を積算し、又は画面中央部と周辺部とで異なる重みづけをしたG信号を積算し、その積算値をCPU40に出力する。CPU40は、AE検出部44から入力する積算値より被写体の明るさ(撮影Ev値)を算出し、この撮影Ev値に基づいて絞りの絞り値及び撮像素子16の電子シャッタ(シャッタスピード)を所定のプログラム線図に従って決定し、その決定した絞り値に基づいて絞り駆動部(不図示)を介して絞りを制御するとともに、決定したシャッタスピードに基づいてセンサ制御部32を介して撮像素子16での電荷蓄積時間を制御する。
AE動作が終了し、シャッタボタンの第2段階の押下(全押し)があると、その押下に応答してA/D変換器21から出力される画像データが画像入力コントローラ22からメモリ(SDRAM)48に入力され、一時的に記憶される。本実施の形態では、操作部38を介した撮影者の指示により又はCPU40が自動で、遠画像用受光セル16aから読み出された画像データ、近画像用受光セル16bから読み出された画像データのいずれか、又は遠画像用受光セル16aから読み出された画像データ及び近画像用受光セル16bから読み出された画像データを取得することができる。
メモリ48に一時的に記憶された画像データは、デジタル信号処理部24により適宜読み出され、ここで画像データの輝度データ及び色差データの生成処理(YC処理)を含む所定の信号処理が行われる。YC処理された画像データ(YCデータ)は、再びメモリ48に記憶される。
続いて、YCデータがメモリ48から画像処理部25に読み出されて、遠画像用受光セル16aから読み出された画像データから遠画像(遠距離画像)を生成し、近画像用受光セル16bから読み出された画像データからマクロ画像等の近画像(近距離画像)を生成する。以下、これら画像生成の際に画像処理部25で行う処理について説明する。
本実施形態では撮影レンズ10の射出瞳の全領域のうち遠焦点領域10aが80%を占めているので、射出瞳の全領域が遠焦点領域である場合の被写体の画像の特性と遠焦点領域10aを通過した光束から生成した遠焦点画像の特性とが略同一であり、遠焦点画像生成の際に、近焦点領域10bを通過した光束の影響を除去する画像処理を行わなくてもよいようになっている。しかしながら、遠画像用受光セル16aには近焦点領域10bを通過した光束と遠焦点領域10aを通過した光束とが入射するため、遠画像用受光セル16aの撮像信号から遠距離画像を生成する際に、近焦点領域10bを通過した光束の影響を除去する画像処理(例えばボケ補正やコントラスト補正)を行うことで、必要に応じ遠距離画像の画質を向上させるようにしてもよい。
一方、近画像用受光セル16bに対しては遮光物12aが設けられており、遠焦点領域10aを通過した光束が近画像用受光セル16bに入射しないようになっている。このため、近画像用受光セル16bの撮像信号から近距離画像を生成する際に遠焦点領域10aを通過した光束の影響を除去する画像処理を行わなくてもよいようになっている。しかしながら、遮光部材12(遮光物12a)の加工・配置精度等によっては、遠焦点領域10aを通過した被写体光が若干近画像用受光セル16bに入射することも考えられ、そのような入射光が誤差成分となってボケ劣化、コントラスト劣化などの画質低下が生じる可能性がある。そこで、近画像用受光セル16bの撮像信号から近距離画像を生成する際に、遠焦点領域10aを通過した光束の影響を除去する画像処理を行うことで、必要に応じ近距離画像の画質を向上させるようにしてもよい。
このような画像処理を行うか否かの選択は、操作部38を介した撮影者の指示により受け付けられ、受け付けた選択に従って画像処理部25が画像処理を行う。なお、以下では遠距離画像生成の際の画像処理について説明するが、このような画像処理は近距離画像生成の際にも同様に行うことができる。
遠画像用受光セル16aに入射する被写体光が遠焦点領域10aを通過した光束のみであれば、被写体像は点像となるが、遠画像用受光セル16aには遠焦点領域10a及び近焦点領域10bを通過した光束が入射するため、近焦点領域10bを通過した被写体光がボケ成分となりボケた画像(大きな点像)となってしまう。したがって、遠画像用受光セル16aから読み出された画像データに対してボケ補正処理を行い、近焦点領域10bを通過したマクロ画像の成分が混入したことによるボケを補正する。ボケ補正処理としては、例えば、復元フィルタによるフィルタリング処理等の様々な公知の方法を適用することができる。
また、遠画像用受光セル16aに入射する被写体光が遠焦点領域10aを通過した光束のみであれば、被写体像のコントラストがはっきりするが、遠画像用受光セル16aには遠焦点領域10a及び近焦点領域10bを通過した光束が入射するため、近焦点領域10bを通過した被写体光により画像中の明暗差が目立たなくなり、コントラストを低下させる要因となる。したがって、遠画像用受光セル16aから読み出された画像データに対してコントラスト補正処理を行い、近焦点領域10bを通過したマクロ画像の成分が混入したことによるコントラスト劣化を補正する。コントラスト補正処理としては、明るい部分と暗い部分の差を強調する処理、例えばRGB信号をYCrCb信号に変換して明暗差の情報を得た上で、このY信号の値を一定の比率で拡大することで、Y信号の分布すなわち明度差を拡大する処理等の様々な公知の方法を用いることができる。また、コントラスト劣化を補正する方法として、輪郭強調処理(例えば、特開2011−124712号公報参照)を用いてもよい。
また、撮像素子16には近画像用受光セル16bが9画素(3×3)に1画素の割合で含まれる(図4参照)ため、遠画像用受光セル16aから読み出された画像データから生成した遠距離画像は、近画像用受光セル16bが存在する画素のデータが欠落している。したがって、近画像用受光セル16bの存在による欠落画素については、周囲の遠画像用受光セル16aの画像データに基づいて補間処理を行い、欠落画素を埋める処理を行う(自己補間処理)。補間処理については公知であるため、説明を省略する。なお、補間に用いる列数や重みづけの態様は適宜選択可能である。
更に、近焦点領域10bの大きさは遠焦点領域10aの大きさに比べて小さい上、近画像用受光セル16bは、9画素(3×3)に1画素の割合と数が少ないため、画像が暗くなる。したがって、近画像用受光セル16bから読み出された画像データの明るさを明るくする処理を行うようにしてもよい。ただし、この処理は必須ではない。
このようにして得られた遠距離画像及びマクロ画像(近距離画像)は、それぞれ圧縮伸張処理部26に出力され、JPEG (joint photographic experts group)などの所定の圧縮処理が実行されたのち、再びメモリ48に記憶される。
メモリ48に記憶されたYCデータ(圧縮データ)から、マルチピクチャファイル(MPファイル:複数の画像が連結された形式のファイル)が生成され、そのMPファイルは、メディア・コントローラ52により読み出され、メモリカード54に記録される。
本実施の形態によれば、撮像素子の前面に遮光部材を設けるという簡単な構成で、撮影レンズの所定の領域を通過した光束のみをフォトセンサに入射させることができる、すなわち撮像素子に所望の指向特性を得ることができる。また、マイクロレンズを使用する必要がないため、製造コストを下げることができる。また、遮光部材12として撮像素子16のカバーガラスを用いた場合には、部材を増やすことなく、撮像素子に指向特性を持たせることができる。
また、本実施の形態によれば、遮光部材が撮像素子と別部材であるため、遮光部材の取り外しが容易である。したがって、所望の指向特性が得られなかった場合においても、遮光部材の取り付け位置の修正が容易であり、製造コストを下げることができる。また、多品種少量生産や設計変更にもコスト増なく対応することができる。
また、本実施の形態によれば、遮光部材が撮像素子の外側であるため、遮光部の端面等で光が回折することによるノイズをなくし、画質を向上させることができる。
なお、本実施の形態では、マイクロレンズを設けていないが、スペース上の問題等がある場合にはマイクロレンズを用いるようにしてもよい。この場合には、マイクロレンズの前面に遮光部材を設け、遮光部材を通過した光のみがマイクロレンズに入射するようにすれば良い。
また、本実施の形態では、撮像素子16及びフランジ17をカメラボディ20に固定し、遮光部材12をフランジ17の端面に当接させることで、遮光部材12を位置決めしたが、遮光部材の位置決めの方法はこれに限られない。図7は、遮光部材12の位置決めの異なる方法を示す図である。
遮光部材13は、ガラス板であり、表面に遮光部がエッチング等により形成されている。撮像素子16と遮光部材12との光軸方向の距離を確実に決めるため、遮光部材13は、遮光部が撮像素子16と対向するように、かつ遮光部材13と撮像素子16と間に透明なスペーサ14を挟むように設けられる。スペーサ14の大きさは数μmであり、液晶のガラス間のギャップを保つのに用いられるビーズ等の部材を用いることができる。
<第1の変形例>
本発明の第1の実施形態では、遮光部材をフランジの端面に当接させて固定することで、遮光部材の光軸方向の位置を正確に位置決めしたが、遮光部材の取り付け方法はこれに限られない。以下、遮光部材の取り付け方法の変形例について説明する。
第1の変形例は、遮光部材を光軸方向に移動可能に配設する形態である。第1の変形例では遮光部材12は光軸方向に移動可能に配設され、遮光部材駆動部により光軸方向に移動される。遮光部材駆動部としては様々なアクチュエータを使用することができる。例えば、撮像素子16の背面が固定されたカメラボディ20に複数の棒状部材が移動可能に設けられ、遮光部材12に棒状部材の先端に当接する方向の力が付勢され、棒状部材は遮光部材駆動部により光軸方向に移動される。このような構成とすることで、遮光部材12の光軸方向の位置を変えることができる。なお、棒状部材は、最も後退(撮影レンズ10から遠くなる側、図8A,図8Bの右方向)した場合においても撮像素子16の受光面よりも前側(撮影レンズ10に近くなる側、図8A,図8Bの左方向)になるように配設される。ただし、遮光部材12を光軸方向に移動可能に配設する構成はこれに限られるものではない。
図8A,図8Bは、本実施の形態における撮影レンズ10、遮光部材12及び撮像素子16を模式的に示す図である。なお、撮影レンズ10は複数枚のレンズにより構成されるが、図8A,図8Bにおいては模式的に1枚のレンズで示している。また、図8A,図8Bにおいては、撮像素子16として2個のフォトセンサが図示され、遮光部材12も2個のフォトセンサに対応した大きさで図示されているが、これらの光学要素はこれに限定されるものではなく、被写体を撮影可能な任意の数や大きさの各光学要素を有することはいうまでもない。
図8Aは、遮光部材12が最も撮像素子16に近い位置にある場合である。これは、撮影レンズ10、遮光部材12及び撮像素子16との幾何学的な位置関係が第1の実施の形態(図2に示す状況)と同様の状況である。この場合には、撮像素子16と遮光物12aとの光軸方向の距離適切であるため、第1の実施の形態と同様、遠焦点領域10a及び近焦点領域10bを通過した光束が遠画像用受光セル16aに入射し、近焦点領域10bを通過した光束のみが近画像用受光セル16bに入射する。
それに対し、図8Bは、遮光部材12が撮像素子16から最も遠い位置に移動された場合を示す。撮像素子16と遮光物12aとの光軸方向の距離が適切ではなく、遮光物12aが遠焦点領域10aを通過した光束の一部しか遮光ないため、遠焦点領域10aを通過した光束の一部は近画像用受光セル16bに入射する。したがって、遠焦点領域10a及び近焦点領域10bを通過した光束が近画像用受光セル16bに入射することとなる。このように、遮光部材12と撮像素子16との距離を変えることで、遮光部材12の効果を無くすことができる。
なお、遮光物12aにより遮光される分、遠焦点領域10aを通過した被写体光の光量が減るが、近画像用受光セル16bはフォトセンサ9画素に1画素の割合であり、問題とはならない。
本変形例1によれば、遮光部材を光軸方向に移動させることで、遮光部材を取り外すことなく、遮光部材の効果を無くすことができる。したがって、簡単な構成で遮光部材のON/OFFを切り替えることができる。また、遮光部材の効果をなくした場合には、自己補間処理を行う必要がないため、画像処理に要する時間を短くすることができる。
<第2の変形例>
上記第1の変形例では、遮光部材を光軸方向に移動可能に配設したが、遮光部材の取り付け方法はこれに限られない。
遮光部材の取り付け方法の第2の変形例は、遮光部材を光軸方向と直交する方向に移動可能に配設する形態である。第2の変形例では、遮光部材12は、広い面、すなわち遮光12aが形成された面が光軸と直交し、かつその面内を平行移動可能に配設される。遮光部材駆動部は、遮光部材12を光軸と直交する面内を上下左右に移動させる。ここでいう上下左右は、撮影レンズ10側から遮光部材12を見たときの上下方向(図9A,図9Bの上下方向)及び左右方向(図9A,図9Bの紙面に対して直交方向)を指す。遮光部材駆動部としては様々なアクチュエータを使用することができる。なお、遮光部材12と撮像素子16との光軸方向の距離は、第1の実施の形態(図2に示す状況)と同様である。
なお、遮光部材12を光軸と直交する面内を平行移動可能に配設する方法としては、例えば、装置のブレを検出してそのブレに応じて撮像素子を移動させるいわゆる像ブレ補正装置を適用することができる。像ブレ補正装置については既に公知であるため、説明を省略する。
図9A,図9Bは、本実施の形態における撮影レンズ10、遮光部材12及び撮像素子16を模式的に示す図である。なお、撮影レンズ10は複数枚のレンズにより構成されるが、図9A,図9Bにおいては模式的に1枚のレンズで示している。また、図9A,図9Bにおいては、撮像素子16として2個のフォトセンサが図示され、遮光部材12も2個のフォトセンサに対応した大きさで図示されているが、これらの光学要素はこれに限定されるものではなく、被写体を撮影可能な任意の数や大きさの各光学要素を有することはいうまでもない。
図9Aは、遮光部材12が基本位置にある場合を示す。これは、撮影レンズ10、遮光部材12及び撮像素子16との幾何学的な位置関係が第1の実施の形態(図2に示す状況)と同様の状況である。この場合には、遮光物12aが近画像用受光セル16bに対応して設けられる、すなわち遮光物12aが近画像用受光セル16bの前面に位置する。したがって、遠焦点領域10a及び近焦点領域10bを通過した光束が遠画像用受光セル16aに入射し、近焦点領域10bを通過した光束のみが近画像用受光セル16bに入射する。
それに対し、図9Bは、遮光部材12が基本位置から上方向に移動された場合を示す。遮光物12aは、遠画像用受光セル16aに入射する焦点領域10bを通過した光束の一部を遮光するとともに、近画像用受光セル16bに入射する焦点領域10bを通過した光束の一部を遮光する。したがって、遠焦点領域10a及び近焦点領域10bを通過した光束が近画像用受光セル16bに入射することとなる。すなわち、遮光部材12を光軸と直交する方向に移動させることで、遮光部材12の効果を無くすことができる。
なお、遮光物12aにより遮光される分、近焦点領域10bを通過した被写体光の光量が減る。そのため、マクロ画像の成分が混入したことによるボケやコントラスト劣化も少なくなり、画質を向上させることができる。
第2の変形例によれば、遮光部材を光軸方向と直交する方向に移動させることで、遮光部材を取り外すことなく、遮光部材の効果を無くすことができる。したがって、簡単な構成で遮光部材のON/OFFを切り替えることができる。また、遮光部材の効果をなくした場合には、自己補間処理を行う必要がないため、画像処理に要する時間を短くすることができる。
<第2の実施形態>
上述した第1の実施形態、及び第1、第2の変形例では、撮影レンズ10と撮像素子16の間に遮光部材12を配設する場合について説明している。しかしながら本発明において遮光部材の配置はこれらに限られず、本第2の実施形態で説明するように、受光セルの受光面上に遮光部材を配設するようにしてもよい。
図10は、第2の実施形態における撮影レンズ10’、遮光マスク12b、及び撮像素子16’を模式的に示す図である。なおこれら要素以外の撮像装置の構成は第1の実施形態に係る撮像装置1と同様であるので、その説明は省略する。
第2の実施形態では、撮像素子16’のうち近画像用受光セル16b’の受光面上に遮光マスク12bが配設され、撮影レンズ10’の遠焦点領域10a’を通過した光束を遮光するので、近焦点領域10b’を通過した光束のみが近画像用受光セル16b’に入射する。これにより第2の実施形態では第1の実施形態と同様に、遮光部材の種類・数を減らすことができ、簡単な構成で瞳分割が可能となるとともに、多品種への対応が容易となる。
また第2の実施形態では上述した第1の実施形態と同様に、遠画像用受光セル16a’又は近画像用受光セル16b’の撮像信号から画像を生成する際に、他方の受光セルに入射する光束の影響を除去する画像処理を行わず画像処理部25への負荷や性能要求を抑制することが可能であり、その結果撮像装置1の設計・製造コストを低減することができる。
なお本実施の形態でも、第1の実施形態と同様にマイクロレンズを設けていないが、スペース上の問題等がある場合にはマイクロレンズを用いるようにしてもよい。
上述した第1の実施形態(第1、第2の変形例を含む)及び第2の実施形態では、撮像素子にCMOSを用いた例で説明したが、撮像素子はCMOSに限定されるものではない。本発明は、CCD等他のイメージセンサにも適用可能である。
また、第1の実施形態及び第2の実施形態では、撮影レンズ10として中央の円形の遠焦点領域10aと環状の近焦点領域10bを有する2焦点レンズを使用したが、撮影レンズ10はこの形態に限られない。例えば、中央の円形の近距離領域と環状の遠距離領域を有する2焦点レンズを用いてもよいし、上半分と下半分とで異なる焦点レンズを有する2焦点レンズを用いてもよいし、中央の円形の領域と、その外側の環状の領域と、更にその外側の環状の領域とで全て異なる焦点距離を有する3焦点レンズを用いてもよいし、更に多くの異なる焦点距離を有する多焦点レンズを用いてもよい。
また、撮影レンズ10は多焦点レンズに限られず、透過波長域が異なる複数の領域を有するレンズ等、様々な多様特性レンズを用いることができる。更に、撮影レンズ10として通常のレンズを用いることもできる。この場合には、レンズの位置によってMTF(Modulation Transfer Function)が異なることを利用し、中央の円形の領域と外側の環状の領域とでMTF特性の異なる画像を取得するようにしても良い。
また、撮影レンズ10に中央の円形の領域と外側の環状の領域とで色の異なるカラーフィルタを追加し、中央の円形の領域と外側の環状の領域とで色の異なる画像を取得するようにしても良い。
なお、第1の実施形態及び第2の実施形態では、撮影レンズが2つの領域に分割されていたため、撮像素子も2つの異なる指向特性を有したが、撮影レンズが3つ以上の領域に分割される場合には、撮像素子も3種類の異なる指向特性を有するようにする必要がある。
以上、本発明を実施の形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範囲には限定されない。上記実施の形態に、多様な変更又は改良を加えることが可能であることが当業者に明らかである。そのような変更又は改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、特許請求の範囲の記載から明らかである。本発明は、特に、特性の異なる複数枚の画像を撮影可能な撮像装置に限らず、瞳分割により1つの光学系で立体画像を撮影する単眼立体撮像装置や、位相差焦点検出装置にも適用可能である。
特許請求の範囲、明細書、及び図面中において示した装置、システム、プログラム、及び方法における動作、手順、ステップ、及び段階等の各処理の実行順序は、特段「より前に」、「先立って」等と明示しておらず、また、前の処理の出力を後の処理で用いるのでない限り、任意の順序で実現しうることに留意すべきである。特許請求の範囲、明細書、及び図面中の動作フローに関して、便宜上「まず、」、「次に、」等を用いて説明したとしても、この順で実施することが必須であることを意味するものではない。
1:撮像装置、10,10’:撮影レンズ、12:遮光部材、16,16’:撮像素子、25:画像処理部、32:センサ制御部、40:CPU

Claims (16)

  1. 第1の特性を有する第1の領域と、前記第1の特性とは異なる第2の特性を有する第2の領域と、を有する撮影レンズと、
    2次元配列された第1の受光素子及び第2の受光素子を有する撮像素子と、
    前記撮影レンズを通過した光束を遮光する遮光部材と、
    前記第1の受光素子又は第2の受光素子の撮像信号から被写体の画像を生成する画像生成部と、
    を備え、
    前記遮光部材は前記第1の受光素子に対してのみ設けられ、当該第1の受光素子に対してのみ設けられた遮光部材が前記第2の領域を通過した光束が前記第1の受光素子に入射しないように遮光することで、前記第1の受光素子には前記第1の領域を通過した光束のみが入射し、前記第2の受光素子には前記第1の領域を通過した光束と前記第2の領域を通過した光束とが入射し、
    前記撮影レンズの全射出瞳のうち前記第2の領域が占める割合が、前記撮影レンズの全射出瞳のうち前記第1の領域が占める割合よりも高い、
    撮像装置。
  2. 前記撮影レンズの射出瞳のうち前記第2の領域が占める比率が、前記射出瞳の全領域が前記第2の特性を有するとした場合の前記被写体の画像の特性と前記射出瞳の前記第2の領域を通過した光束から生成した画像の特性とが同一となるように定められた、請求項1に記載の撮像装置。
  3. 前記第1の受光素子の撮像信号から被写体の画像を生成する際に前記第2の領域を通過した光束の影響を除去する画像処理を行うか否かの選択、及び前記第2の受光素子の撮像信号から被写体の画像を生成する際に前記第1の領域を通過した光束の影響を除去する画像処理を行うか否かの選択を受け付ける画像処理選択手段をさらに備え、
    前記画像生成部は、前記画像処理選択手段が受け付けた選択に従って画像処理を行う、請求項1又は2に記載の撮像装置。
  4. 前記遮光部材は前記撮影レンズと前記撮像素子との間に配置された、請求項1から3のいずれかに記載の撮像装置。
  5. 前記遮光部材は、表面に遮光部が形成された光透過性の板状部材である、請求項1から4のいずれかに記載の撮像装置。
  6. 前記遮光部材は前記撮像素子から所定の距離離れた位置に固定される、請求項1から5のいずれかに記載の撮像装置。
  7. 前記遮光部材は前記撮影レンズの光軸方向に移動可能に配置された、請求項1から5のいずれかに記載の撮像装置。
  8. 前記遮光部材は前記撮影レンズの光軸方向と直交する面に沿って平行移動可能に配置された、請求項1から5のいずれかに記載の撮像装置。
  9. 前記遮光部材は、前記第1の受光素子の受光面に設けられた遮光マスクである、請求項1から3のいずれかに記載の撮像装置。
  10. 前記第1及び第2の受光素子は、前記撮像素子が有する全受光素子のうち前記第1の受光素子が占める割合が、前記撮影レンズの射出瞳の全領域のうち前記第1の領域が占める割合と等しくなるように配置された、請求項1から9のいずれかに記載の撮像装置。
  11. 前記画像生成部は、前記第2の受光素子の出力信号から被写体の画像を生成する際に、前記第1の受光素子が配設された位置における前記第2の受光素子の画素欠落を補間する処理を行う、請求項1から10のいずれかに記載の撮像装置。
  12. 前記撮影レンズは、光軸を中心として配置された平面形状が円形の領域と、前記円形の領域の外縁に配置された環状の領域と、からなり、
    前記環状の領域が前記第1の領域であり、
    前記円形の領域が前記第2の領域である、請求項1から11のいずれかに記載の撮像装置。
  13. 前記第1の領域は前記第1の特性として第1の焦点距離を有し、前記第2の領域は前記第2の特性として前記第1の焦点距離よりも長い焦点距離を有する、請求項1から12のいずれかに記載の撮像装置。
  14. 前記撮影レンズの全射出瞳のうち前記第2の領域が占める比率が75%より高い、請求項1から13のいずれかに記載の撮像装置。
  15. 前記撮影レンズの全射出瞳のうち前記第2の領域が占める比率が80%以上である、請求項1から14のいずれかに記載の撮像装置。
  16. 前記画像生成部が前記第1の受光素子及び第2の受光素子のうちいずれの受光素子の撮像信号から画像を生成するか、の選択を受け付ける生成画像選択手段をさらに備える、請求項1から15のいずれかに記載の撮像装置。
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