JP5524378B1 - 高温用超音波センサ - Google Patents

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Abstract

【課題】ニオブ酸リチウム(LN)単結晶からなる圧電振動子を備え、高出力での超音波発生が可能であって高温域で使用可能であり、結晶における割れの発生が防止された超音波センサを提供する。
【解決手段】圧電振動子1は、LNの結晶のY軸に直交する面をX軸を中心にして36°±2°回転して得られる面(Y軸36°カット面)を出力面とする。超音波センサは、さらに、チタンからなる遅延材3と、出力面に遅延材3の一方の面を接合させる接合層2と、を備える。接合層2は、銀とフリットガラスとからなり、フリットガラスの線膨張率を5×10-6-1から15×10-6-1の範囲とする。
【選択図】 図2

Description

本発明は、超音波センサに関し、特に、高温流体の流量計測に適した超音波センサに関する。
流体の流量を測定するものとして、流体内に超音波を発射し発射した超音波を受信することによって流速を求め、流速を流量に換算する超音波流量計がある(非特許文献1)。超音波の発射や受信には、圧電振動子である超音波センサが用いられる。流速の求め方としては、ドップラー効果などによるものもあるが、配管の上流側と下流側とにそれぞれ超音波センサを設け、上流側への超音波の伝搬時間と下流側への超音波の伝搬時間の差によって流速を求め、流量を算出する伝達時間差測定法が広く用いられている。伝達時間差測定においては、配管の上流と下流の超音波センサにおいて超音波を送信するタイミングと受信するタイミングとによって測時ゲートを構成し、高速カウンタで上流への超音波伝搬時間と下流への超音波伝搬時間を測定する。このタイミング検出法として、受信超音波信号がゼロクロスするところを測定するのがゼロクロス法である。一方、相関法では、送信波形と受信波形の自己相関ピーク時間から、上流への伝搬時間と下流への伝搬時間を求める。
超音波流量計は、ボイラーなどにおけるような高温高圧流体の流量測定にも用いられている。ボイラーの出口温度が100℃前後である場合には、従来は、圧電セラミックであるPZT(チタン酸ジルコン酸鉛)を用いたセンサが主に使用されている。しかしながらPZTのキュリー点は、その組成にもよるが、150℃〜250℃前後であり、また、キュリー点の近傍では圧電定数が著しく低下するため、200℃を超えた領域での流量測定には、よりキュリー点が高い圧電材料か圧電単結晶材料を用いたセンサが利用されている(非特許文献2)。
高温領域での超音波流量測定の手法として、センサ自体を冷却することにより従来のPZT系材料からなるセンサを利用することも考案されている。例えば特許文献1には、低温の液体で満たした容器内に高温流体が流れる配管を設け、配管の上流側と下流側の管壁に低温液体によって冷却されるようにそれぞれ超音波センサを配置し、伝達時間差法によって配管内の高温流体の流量を求めることが開示されている。こまた特許文献2には、高温流体の流量を計測する際に、圧電振動子と高温流体との間に石英製の音響伝送路を介在させることにより、高温流体からの熱による圧電振動子の温度上昇を防止するようにした構成が開示されている。
ところで、PZTに比べてはるかに高いキュリー点を有し、高温に耐える圧電材料として、ニオブ酸リチウム(LiNbO3:以下、LNと略記する)がある。LNの一般的な性質については、例えば、非特許文献5に記載されている。LNのキュリー点は約1200℃である。図1(a)は、LNの結晶構造を示している。LNは三方晶系の結晶構造を有して、図示されるように、結晶学的にX軸、Y軸及びZ軸が定まる。また、その格子定数は、a=b=5.148Å、c=13.863Åである。
LNを超音波流量計の超音波センサとして使用する場合、持続時間が短いバースト波として超音波を発生させる必要があるので、振動をダンピングする必要がある。ダンピングのためにはLN振動子に金属片(すなわちダンパー)が貼り付けられるが、金属面の貼り付け位置として、特許文献4などに示すように超音波センサにおける超音波の出力面と同一面とする場合と、特許文献5などに示すように超音波の出力面とは反対側の面とする場合との2通りの場合がある。特許文献4では、ダンピング部分と圧電振動子との接合に、アルミ合金ロウ材を用いており、特許文献5では、ダンピング部分として銀(Ag)を使用することとして、銀と金(Au)薄膜との共晶接合により圧電振動子とダンピング部分と結合させている。また、特許文献7には、高キュリー点の強誘電体材料からなる圧電振動子に対し、ダンピング部分として機能するとともに温度勾配を形成する金属シューを接合させている。さらに、特許文献10には、LN圧電振動子に対する接合を行うためのロウ材としてAl−Si−Mg合金や銀ロウを用いること、銀ロウとしては、Ag:45%、Cu:16%、Cd:24%、残部をZnとするものが用いられることが示されている。さらに特許文献10では、サーメット絶縁材料からなる保護層に対してLN圧電振動子を接合する際に、サーメット絶縁材料の表面に対してイオンプレーティングによってCuあるいはNiの薄膜を形成し、圧電振動子には銀電極を形成した上で、上記の銀ロウによって圧電振動子の銀電極とサーメット絶縁材料を接合することが開示されている。
三方晶系であるLNの単結晶では、その熱膨張における線膨張率に異方性があり、X軸方向での線膨張率とY軸方向での線膨張率は同じであるものの、これらに対してZ軸方向での線膨張率は異なっている。LN単結晶からなる圧電振動子に対して金属性のダンピング部分を接合させることを考えると、LNにおけるZ軸に直交する面(いわゆるZカット面)以外に接合させたときには、その接合面の面内において熱膨張における異方性が発生するので、熱サイクルの印加などにより、圧電振動子が割れたりする不具合な発生する可能性がある。しかしながら、非特許文献3などに示されるように、LN単結晶におけるZ軸方向での圧電係数は、他の一般的な強誘電体材料の圧電係数よりも小さい。そのため、熱サイクルが加わってもLN圧電振動子が破損しないような超音波センサは、超音波の送信能率や受信能率が小さく、正確な流量測定に向かないという問題点を有する。表1は、各種の圧電材料におけるキュリー点、圧電係数、比誘電率などの特性を示したものであり、表2は、LNやその他の材料での熱膨張率(線膨張率)を示したものである。表中、Zカット板は、平行する2つのZカット面に沿って切り出されたLN板のことを指し、Y36°カット板は、平行する2つの後述するY軸36°カット面に沿って切り出されたLN板のことを指す。
Figure 0005524378
Figure 0005524378
超音波センサを用いて流量計を構成する場合、例えば配管や配管に設けられたスプールピースに対して超音波センサを機械的及び音響的に接合する必要がある。このとき、超音波センサからの超音波が効率よく配管やスプールピースなどに伝われなければならず、そのために、配管やスプールピースなどの接触する部分に、カプラント(接触媒質)を配置する。高温用の流量計を構成する場合には、カプラントとしても高温に耐える物質が使用される。例えば、特許文献6〜8には、水ガラスを主成分として測定温度領域において適度の柔軟性あるいは粘度を有するカプラントが示されている。水ガラスを主成分としたカプラントは、超音波センサの完成後に塗布などによて超音波センサに設けられる。特許文献9においても測定温度領域において適度の塑性を有する耐熱軟金属からなる電極を用い、この電極をカプラントとして用いることを示している。さらには高温用のカプラントとして金箔や銅箔を用いることも知られており、銀を用いる例も知られている。
超音波流量計は、例えば、流れ方向での超音波の伝達時間と流れとは逆方向での超音波の伝達時間との差などに基づいて流速を求め、流量を測定する原理であるので(非特許文献1)、超音波流量計全体として、超音波信号に対するQ値が小さく、残響が少ないものが好ましい。伝達時間差測定のためにゼロクロス法や相関測定法を採用する場合には、特に、残響を減らすことが重要である。
残響を減らすために、例えば、非破壊検査用あるいは医療用の超音波探触子では、その前面に薄い保護膜や遅延材が配置されている。遅延材は上述したダンピング部分としての機能も果たす。遅延材の音響インピーダンス(ここでは、材料の音速と密度との積で表される固有音響インピーダンスのこととする)が圧電振動子の音響インピーダンスに近いと、圧電振動子で発生した超音波が遅延材に伝わり、振動エネルギーが振動子内から散逸することになるので、その文、振動子内での多重反射すなわち共振が速やかに減衰する。振動子と遅延材との音響インピーダンスが接近しているほど、圧電振動子内部の振動エネルギーが外部に伝わるので、振動子のQ値が低下し、その出力波形もリンギングが小さな波形となる。しかしながら従来は、高いQ値のままで圧電振動子が利用されてきた。特許文献3では、非破壊検査などに用いられる2振動子型の超音波探触子において、伝播補助部材を用いて残響を少なくすることが示されている。
特開2000−162004号公報 特許第4205711号公報 特開2006−090804号公報 特公平7−046095号公報 特開平10−339722号公報 特開平4−029056号公報 特許第4244172号公報 特開2005−064919号公報 特開2008−256423号公報 米国特許第4961347号明細書
「改訂版 流量計の実用ナビ」、一般社団法人 日本計量機器工業連合会編、工業技術社発行、pp. 119-126(2012年9月) R.Kazys, et al., "Research and development of radiation resistant ultrasonic sensors for quasi-image forming systems in a liquid lead-bismuth," ISSN 1392-2114 ULTRAGARSAS(ULTRASOUND), Vol.62, No.3, pp. 7-15, 2007 Q. F. Zhou, et al., "Design and modeling of inversion layer ultrasonic transducers using LiNbO3 single crystal," Ultrasonics, Vol. 44, Supplement, pp. e607-e611, 2006 池田 拓郎、"圧電材料学の基礎"、オーム社、1984年 K. K. Wong edit, "Properties of Lithium Niobate," EMIS datareviews series No.28, INSPEC, 2002
ニオブ酸リチウム(LN)からなる圧電振動子を用いて高温域で使用可能な超音波センサを構成する場合、LNにおける熱膨張率やその異方性を考慮して振動子の破壊を防ぐために、従来は、結晶のZ軸に直交する面(Zカット面)を超音波の出力面とするようにした圧電振動子を用いていた。しかしながら、LNではZ軸方向の圧電定数が小さいため、高出力で超音波を発生することができない、高感度で超音波を検出できない、という課題が生じる。
LNにおいて圧電定数が大きな方位として、結晶のY軸をX軸の周りで約+36°(例えば36°±2°)回転させた方位が知られている(例えば、非特許文献3,4)。超音波出力が大きく、かつ超音波の受信感度の高い超音波センサを得るためには、Y軸をX軸の周りで約+36°回転させた方向に垂直な面(この面のことをY軸36°カット面と呼ぶ)を超音波の出力面として超音波センサを構成することが考えられる。図1(b)は、LNのY軸36°カット面を説明しており、Y軸に垂直な面(Yカット面)をX軸の周りで+36°回転させることで、Y軸36°カット面が得られることを示している。図には、参考のため、Zカット面も示されている。しかしながら、Zカット面以外の面、すなわちZ軸方向から傾いた方向を法線とする面では、線膨張率が面内の2方向で異なるため、均一な線熱膨張が得られず、その面に例えば遅延材やダンピング部材を接合したときに、結晶が割れてしまう恐れがある。したがって、Y軸36°カット面を出力面とすることができ、かつ、遅延材などを接合したときに結晶に割れが生じないような接合方法を開発する必要がある。Y軸36°カット面での線膨張率については詳しい値は見い出せていないが、Z軸方向での線膨張率とX軸方向の線膨張率(X軸方向とY軸方向で線膨張率は等しい)との中間の値であると考えられ、Z軸からの傾き角も考慮すると、7〜10×10-6-1程度であると推測することができる。
Y軸36°カット面を出力面とするときに結晶での割れの発生を防止するためには、結晶と遅延材とが接合材によって接合されるとして、接合の際に加わる温度範囲や超音波センサの使用温度範囲において、結晶、遅延材及び接合材の線膨張率が相互に近い値である必要がある。
また、上述した従来の超音波センサでは、センサが取り付けられる配管やスプールピースと超音波センサでの超音波出力面(例えば遅延材での超音波の出射端面)との間に、超音波に関して機械的結合をよくするために、カプラント(接触媒質)が必要である。高温用の超音波センサでは、従来は、金箔、銅箔、アルミニウム箔、ポリイミド箔、水ガラスなどのカプラント材を、後付けで超音波センサに塗布したり取り付けたりしているので、超音波センサを被検体である配管やスプールピースに迅速に設けることが難しい。したがって、カプラントとして機能する軟金属を超音波センサの製造時にセンサの超音波出力面に形成できる方法が望まれている。
超音波センサでは、縦波と横波とを良好に分離することが可能な単結晶を使用して、高品位の信号を伝搬させて測定精度を向上させること望まれている。LN単結晶からなる圧電振動子に対しては、チタン製の遅延材を接合することが有効であることが知られているが、チタン製の棒状の遅延材を単結晶LNに接合すると、遅延材における接合面とは反対側の端面からの超音波が多重反射してくると、反射によって位相が180°反転するので、その反射波が本来の超音波伝達信号に対して残響として重なることとなり、測定のための信号処理に支障をきたす。特に、伝達時間差測定においてゼロクロス法や相関法を用いる場合、いずれの場合においても、本来の受信信号に対して多重反射波が重なっていると、正確な測定が行えなくなる。
そこで本発明の目的は、上述したような従来技術における課題を解決し、LNのY軸36°カット面を出力面とすることによって高出力で超音波を発生できる圧電振動子を備え、高温域で使用可能であり、結晶における割れの発生が防止された超音波センサと、その製造方法とを提供することにある。
本発明の超音波センサは、ニオブ酸リチウム(LN)からなり、LNのY軸36°カット面を出力面とする圧電振動子と、チタンからなる遅延材と、出力面に遅延材の一方の面を接合させる接合層と、を備え、接合層は、銀とフリットガラスとからなり、フリットガラスの線膨張率が5×10-6-1から15×10-6-1の範囲にある。
本発明の超音波センサの製造方法は、ニオブ酸リチウム(LN)を圧電振動子として有する超音波センサの製造方法であって、LNのY軸36°カット面を出力面として、少なくとも出力面に銀ペーストを塗布して焼成することにより圧電振動子を形成する段階と、チタンからなる遅延材の相互に対向する一方の面と他方の面とに銀ペーストを塗布する段階と、遅延材の一方の面と焼成後の圧電振動子の出力面とを当接させ、その後、少なくとも所定の温度以上では不活性ガス雰囲気下となるようにして焼成を行う段階と、を有し、出力面と一方の面に塗布される銀ペーストは、銀とフリットガラスとを含み、フリットガラスの線膨張率が5×10-6-1から15×10-6-1の範囲にある。
本発明において、LNのY軸36°カット面とは、LNの結晶のY軸に直交する面をX軸を中心にして約36°(例えば、36°±2°)回転して得られる面のことである。また、不活性ガスとしては、例えば、窒素あるいはアルゴンが挙げられ、所定の温度は、例えば500℃である。
本発明によれば、LN圧電振動子とチタン遅延材との接合に銀ガラスフリット材料を使用することにより、高温使用時においても圧電振動子などの破損を起こすことなく、LN圧電振動子として高出力が可能なY軸36°カット面を出力面とするものを使用することができるようになる、という効果がある。
(a)はニオブ酸リチウム(LN)の結晶構造を示す図であり、(b)はLNのY軸36°カット面を説明する図である。 (a),(b)は、それぞれ、本発明の実施の一形態の超音波センサの上面図と側面図である。 図2に示した超音波センサの製造工程を示すフロー図である。 流量測定のための送受信構成を示す図である。 超音波センサ駆動用のバースト波形を示す波形図である。 超音波センサにおける多重反射を説明する模式断面図である。 (a),(b)は、指向角を説明するグラフである。 (a),(b)は、多重反射波形を示す波形図である。
次に、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。図2は本発明の実施の一形態の超音波センサを示している。
超音波センサは、ニオブ酸リチウム(LN:LiNbO3)の単結晶を圧電振動子1として備えるものであり、圧電振動子1は円板状の形状を有する。圧電振動子1において、円板としての底面と上面は、いずれも、LNのY軸36°カット面である。そして、圧電振動子1の対向する2つの面(前述の底面と上面)のうちの一方の面(図においては底面)が、圧電振動子1から超音波が出力する出力面となっている。出力面には、丸棒状のチタン遅延材3の先端が接合層2を介して接合している。チタン遅延材3は純チタン(Ti)によって形成されている。もっともチタン遅延材3は、チタンにとっての不可避不純物を含んでいてもよい。接合層2は、後述するように、フリットガラスを含む銀ペーストを焼成することによって形成されるものである。したがって、接合層2は銀とフリットガラスとからなり、フリットガラスとしては、線膨張率が5×10-6-1から15×10-6-1の範囲にあるものが用いられている。チタン遅延材3の他端には、銀を含むカプラント4が設けられている。超音波センサのカプラントを後付けのものとするのではなく、センサ本体の製造と同時に形成するためには、カプラント4として、接合層3と同じ組成のものを接合層3と同時に形成することが好ましい。
図3は、この超音波センサの製造工程の一例を示している。
例えば、厚みが0.8mm〜1.6mmであり直径が10mm〜18mmであるLN単結晶(圧電振動子1)の両面に電極用として銀ペーストを塗布し、700℃〜850℃で焼成する(ステップ11)。また、純チタン材料からなるチタン遅延材3の丸棒(直径20mm、長さ20mm)の両端面に銀ペーストを塗布し、80℃で乾燥させる(ステップ12)。そして、チタン遅延材3の先端部分に、焼成済みの電極を有するLN単結晶(圧電振動子1)を当接させ(ステップ13)、全体を焼成する(ステップ14)。焼成では、不活性雰囲気焼成炉を使用し、温度が500℃に達するまでの期間、3時間にわたって大気中に保持し、銀ペーストに含まれるバインダー成分を蒸発される。その後、不活性ガス雰囲気または大気雰囲気として、500℃から2時間かけて700℃〜850℃まで昇温する。不活性ガス雰囲気とするのは、接合層2中にチタン酸化層を形成させないためもしくは酸化層を制御するためのものでもある。不活性ガスとしては、例えば、アルゴン(Ar)または窒素(N2)、さらにはそれらのその混合ガスを用いることができる。700℃〜850℃の温度で30分間保持したのち、不活性ガス雰囲気または大気雰囲気で室温まで10時間ほどかけて冷却する(ステップ15)。これらの工程を経て本実施形態の超音波センサが完成する。
本発明では、LNのY軸36°カット面に対してチタン遅延材3を接合させているが、圧電振動子(LN結晶)1における破損を防止するために、フリットガラス入り銀ペーストを用いた接合を行っている。このとき用いられる銀ペーストは、質量比で、銀を79〜82%、フリットガラス成分を2.3〜2.5%含むものであり、残部は有機バインダー成分である。有機バインダー成分は、主に、ジエチレングリコールモノn−ブチルエーテルやエチルセルロースからなる。
本実施形態において銀ペーストの混入されるフリットガラスの種類としては、例えば、SiO2−ZnO−B23(亜鉛ホウケイ酸系)やB23−ZnO−Al23(亜鉛アルミナホウ酸系)のもので、その線膨張率が5×10-6 -1から15×10-6 -1の範囲にあるもの、好ましくは、7〜8×10-6 -1の範囲にあるものが用いられる。その場合、銀ペーストにおける組成は、質量%で、例えば、Agが82%、Siが0.1%、Alが0.05%、Bが0.2%、Znが1.0%である。あるいは、(Al23−B23−ZnO−CoO−K2O−CaO−SnO)−SiO2系のフリットガラスであって、線膨張率が7.6×10-6-1のものを用いることができる。この場合、銀ペーストにおける組成は、質量%で、Agが81%、Siが0.4%、Alが0.2%、Bが0.2%、Znが0.01%、Coが0.02%である。本発明者らの検討によれば、コバルトを含むフリットガラスの方が好ましかった。上述の表2から分かるように、これらのガラス成分の線膨張率は、7.65×10-6-1であって、チタン材料の線膨張率の8.4×10-6-1に近い。銀ペーストの焼成後の線膨張率は、銀の線膨張率18.9×10-6-1よりガラスの線膨張率7.65×10-6-1の方が支配的になる。このため本実施形態の超音波センサでは、LNのY軸36°カット面での線膨張率に面内異方性があることによる接合の剥がれや結晶の割れが防止されている。本実施形態において、接合層2の厚さは例えば10μmから30μmであり、カプラント4の層厚は5μmから20μmである。
ここで遅延材の材質について説明する。本実施形態の超音波センサは上述した工程で製造されるものであるが、圧電振動子と遅延材とを接合するときに加えられる500℃〜850℃の温度範囲での熱酸化を少なくするために、及び、加工性の観点から、ステンレス鋼ではなく純チタンを使用する。線膨張係数についても、純チタンは、LNのY軸36°カット面で想定される線膨張率(7〜10×10-6-1)に近い8.4×10-6-1という線膨張率を有する。本発明者らの検討によると、遅延材をチタン合金とした場合には、圧電振動子と遅延材との線膨張率の差が大きくなるので、接合の剥離や結晶の破損などが起こりやすくなると考えられる。
図4は、本実施形態の超音波センサを用いて流量測定を行うための構成を示している。ここでは、配管21内を流れる高温の水が流量測定対象であるものとする。配管21の上流側と下流側にそれぞれスプールピース部22が設けられている。各スプールピース部22は、配管21内の水に超音波を伝達するように構成された鋳鉄製のスプールピース23を有する。スプールピース23がカプラント4を介してチタン遅延材3に圧接するように、各このスプールピース部23に対して外側から本実施形態の超音波センサ20が接合されている。ここでは、配管21内の水の温度は、その大気圧下での沸点(100℃)をはるかに超える例えば230℃であるとする。この温度は水の臨界点に近いので、配管21内の水の圧力も例えば、20MPaとなる。
図4に示す構成では、各スプールピース部22においてその内側(高温高圧側)に鋳鉄製のスプールピース23が設けられ、超音波センサ20はスプールピース部22に外側から設けられているので、超音波センサ20自体は水とは接触していない。しかしながら超音波センサ20は、スプールピース部22からの熱伝導を受けるので、高温での動作が要求される。
ここでは、図5に示すような5個の電圧ピーク(すなわち5波)からなる4MHzのバースト波によって超音波センサ20を駆動するものとし、バースト波の発生のために、信号発生器25(NF回路ブロック製ファンクションジェネレーターWF1973)が設けられている。信号発生器25で発生したバースト波は、増幅器26(NF回路ブロック製HSA4101)によって100Vp-pの正弦波に増幅されてRF(高周波)スイッチ27(テラダイン製CCS-37)に送られる。RFスイッチ27は、1ミリ秒ごとに上流側の超音波センサ20と下流側の超音波センサ20との間で送受信を切り替えるためのものである。ある1ミリ秒間(T1)で上流側のセンサが超音波バースト信号を送信し、下流側のセンサがそのバースト信号を受信するのであれば、次の1ミリ秒間(T2)では、上流側のセンサが受信、下流側のセンサが送信に切り替わる。RFスイッチ27は、受信側の超音波センサで受信した信号も出力し、この信号は、50Ω終端されたデジタルオシロスコープ28(レクロイ製WaveSurfer424)により記録される。デジタルオシロスコープ28には、信号発生器25からトリガ信号が送られる。デジタルオシロスコープ28に記録されたデータから伝達時間差を求めることができるので、この伝達時間差から、配管21の形状や各超音波センサ20の配置、測定対象物(ここでは水)の音響的性質に基づいて流速を算出し、流量を算出することができる。
次に、遅延材の端面における多重反射を説明する。図6は多重反射の発生原理を説明している。
チタン遅延材3において、圧電振動子1との接合面は反対側の端面(カプラント側の端面)では、超音波の出射先側との間で音響インピーダンスが異なるから、この端面において超音波の反射が起こり、その際、位相が180°ずれる。この反射した超音波は接合面側に伝搬し、接合面で反射し位相が180°ずれて再び端面側に伝搬する。このため、伝搬波形の繰り返しが発生する。
チタンにおける音速は、直径などの形状要因で変化し得るが、縦波に関しては、基本的には(弾性率/密度)1/2で表されるので、チタンにおけるこれらの値を代入することによって、(弾性率/密度)1/2=(116/4.056)1/2[m/s]=5348m/sとなる。
フレネルゾーン限界までは直進する平面波となるので、フレネルゾーン限界の値Lを求めることとすると、波長をλとすれば、L=(半径)2/4λであることより、周波数が4MHzでチタン遅延材の半径が10mmのときは、L=(10-2)2/(4×5348/(4×106))=19mmとなり、2MHzで同条件の場合には、10mmとなる。遅延材の長さはフレネルゾーン限界より長ければよい。遅延材を長くするためには、音速が小さい材料を使用すればよいが、チタン材料は他の材料に比べて音速が小さいので、有利である。またフレネルゾーン限界の式から、半径が大きいほど遅延材の長さを長くできる。しかしながら遅延材の半径を大きくするほど指向角(音圧が50%になる角度)も大きくなって流量測定等における精度が低下するので、正確な流量測定を行うという観点からは、遅延材を大きくすることにも限界がある。
指向角の算出に関し、中心音場の強さは、第一種ベッセル関数が必要な円形音場ではなく、a=2cm(これは半径10mmに対応する)の正方形の矩形音場の近似式で表すことができる。近似式を下記式に示す。
Figure 0005524378
図7は、矩形音場での近似計算を行った結果を示しており、(a)は周波数2MHzに対するもの、(b)は4MHzに対するものである。この結果から、4MHzでの指向角は0.63°、2MHzでの指向角は1.37°となることが分かる。になる。
境界面での反射は、境界面の両側に配置される材料の(固有)音響インピーダンスから、フレネルの反射の計算式によって計算することができる。表3は、各材料の密度、音速及び音響インピーダンスを示している。
Figure 0005524378
チタン遅延材から銀カプラントへの境界面での反射は、
Figure 0005524378
と計算される。同様に、銀からなる接合層とLN単結晶との境界面での反射は、
Figure 0005524378
と表される。一方、銀カプラントから鋳鉄への境界面での反射は、両者の音響インピーダンスが近いので、
Figure 0005524378
と小さい値となり、無視することができる。
鋳鉄製のスプールピースから水に超音波を出力する場合の反射は、
Figure 0005524378
と計算され、反射しない方の15%が水に出力されることなる。
主にチタン遅延材3と銀からなるカプラント4との境界面で反射しさらに圧電振動子との境界面で再度反射するものを反射波とすると、チタン遅延材3の長さとしては、この反射波が測定波と重なり合うような多重反射が起こらないような長さであることが必要である。図8(a)は、十分な時間間隔がある場合の例を示しており、多重反射の影響がないが、図8(b)では多重反射の影響を受けて、波形に残響として重なっている。例えば、チタン遅延材3の長さを10mmにして、バースト信号の周波数を4MHz(一波あたりの時間は0.25μ秒)、信号における波の数を5波とし、5波で圧電振動子を駆動し、その後の大体5波で振動が収まるように圧電振動子がダンピングされているとすると、チタン遅延材3の長さとしては、駆動波形の2倍の10波分の時間に相当するものが最低限必要である。これは、0.25×10=2.5μ秒となる。チタン遅延材3の長さを10mmとした場合、遅延材での超音波の往復伝搬時間は2×10×10-3/5348=3.7μ秒であって、多重反射波とは1.2μ秒の間隔があることになる。一方、周波数が2MHzの場合の場合は、10波分の最低必要な時間は、0.5×10=5μ秒ほどであり、測定用の信号に対して多重反射波が重なることになる。遅延材の長さをL、周波数をf、圧電振動子を駆動するバースト波における波の数をN、遅延材における音速をvとすると、多重反射波の影響を受けないようにするためには、圧電振動子における駆動時間とダンピング時間とが等しいとすれば、
(L/v)>(N/f)
の関係を満たさなければならない。
以上説明したように、本実施形態の超音波センサでは、遅延材を構成するチタン材料との接合に銀ガラスフリット材料を使うことで、LN圧電振動子を用いる超音波センサにおいて、圧電振動子の破損や接合の剥離を防ぎつつ、高出力が可能なY軸36°カット面を圧電振動子の出力面として使えるようになる。また、圧電振動子とチタン遅延材との接合に用いる銀ガラスフリット材料をカプラント材としても使用することにより、超音波センサを配管やスプールピースに取り付ける際に後付けでカプラント材を設ける必要がなくなる。さらに、チタン遅延材において多重反射による妨害を受けにくくする寸法条件を明らかにしたことにより、高品位での信号処理が可能となる。
1 圧電振動子
2 接合層
3 チタン遅延材
4 カプラント
20 超音波センサ
21 配管
22 スプールピース部
23 スプールピース

Claims (9)

  1. ニオブ酸リチウムからなり、ニオブ酸リチウムの結晶のY軸に直交する面をX軸を中心にして36°±2°回転して得られる面を出力面とする圧電振動子と、
    チタンからなる遅延材と、
    前記出力面に前記遅延材の一方の面を接合させる接合層と、
    を備え、
    前記接合層は、銀とフリットガラスとからなり、
    前記フリットガラスの線膨張率が5×10-6-1から15×10-6-1の範囲にある、超音波センサ。
  2. 前記遅延材の他方の面に、銀を含むカプラント層を有する、請求項1に記載の超音波センサ。
  3. 前記カプラント層は、銀とフリットガラスとからなり、
    前記フリットガラスの線膨張率が5×10-6-1から15×10-6-1の範囲にある
    、請求項2に記載の超音波センサ。
  4. 前記接合層における前記銀と前記フリットガラスとの質量比が79:2.3から82:2.5の範囲にある、請求項1乃至3のいずれか1項に記載の超音波センサ。
  5. 前記遅延材は、不可避不純物を含む純チタンからなる、請求項1乃至4のいずれか1項に記載の超音波センサ。
  6. 前記遅延材の長さをL、前記遅延材における音速をv、前記超音波センサの使用周波数をf、前記超音波センサを駆動するバースト波における波の数をNとして、
    (L/v)>(N/f)
    の関係を満たす、請求項1乃至5のいずれか1項に記載の超音波センサ。
  7. ニオブ酸リチウムを圧電振動子として有する超音波センサの製造方法であって、
    ニオブ酸リチウムの結晶におけるY軸に直交する面をX軸を中心にして36°±2°回転して得られる面を出力面として、少なくとも前記出力面に銀ペーストを塗布して焼成することにより圧電振動子を形成する段階と、
    チタンからなる遅延材の相互に対向する一方の面と他方の面とに銀ペーストを塗布する段階と、
    前記遅延材の前記一方の面と焼成後の前記圧電振動子の前記出力面とを当接させ、その後、少なくとも所定の温度以上では不活性ガス雰囲気下となるようにして焼成を行う段階と、
    を有し、
    前記出力面と前記一方の面に塗布される銀ペーストは、銀とフリットガラスとを含み、 前記フリットガラスの線膨張率が5×10-6-1から15×10-6-1の範囲にある、製造方法。
  8. 前記他方の面に塗布される銀ペーストの組成を前記一方の面に塗布される銀ペーストと同一のものとする、請求項7に記載の製造方法。
  9. 前記銀ペーストは有機バインダーを含むとともに、前記銀ペーストにおける前記銀と前記フリットガラスとの質量比が79:2.3から82:2.5の範囲にある、請求項7または8に記載の製造方法。
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