JP5523790B2 - 軸シール装置 - Google Patents

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本発明は、回転軸の軸方向に隣接させて配置された高圧領域と低圧領域とをシールする軸シール装置に関する。
蒸気タービン、ガスタービン、空気圧縮機、ポンプなどの水、空気、ガスなどの作動流体を取り扱う回転機械においては、作動流体に圧力差が生じる領域において回転軸に沿って作動流体が漏出することを防止するための軸シール装置が設けられる。
従来、軸シール装置の一種として特許文献1に記載の順応圧力平衡密封装置が知られている。この順応圧力平衡密封装置は、回転自在なシャフトに沿う、機械ケーシング内で密封された流体の流れを阻止するように設けられる。順応圧力平衡密封装置は、高圧領域から低圧領域に向かって伸びる複数の指を有することで、高圧領域を低圧領域から密封するようになっている。複数の指は、溶接その他の公知の取り付け手段によってシャフトの周りに接触または非接触に環状に定置され、互いにシャフト円周方向に離隔されている。
特開平9−14458号公報
特許文献1における順応圧力平衡密封装置に設けられた指のようなシール部材を備えた軸シール装置は、設置環境に応じて必要な耐熱性、耐蝕性、強度を持つ薄板形状の金属を加工して製作される。例えば、長さ1800mm、幅30mm、厚さ0.5mmの薄板帯状の金属を、幅方向において一定の溶接部分を残し、他の部分にスリットを設けることにより、金属の長さ方向を数分割から数十分割など等分割で加工して製作される。しかし、帯状の薄板平板形状の金属を精度良く等分割することは、時間と費用を要してしまう。また、所望の耐熱性などを備えた金属を所望の寸法だけ入手するのは困難なものとなる。
軸シール装置により予定した動圧効果および静圧効果を発揮させシール効果を得るためには、一枚の帯状の金属をシャフトの表面に対して接触または非接触で精度良く定置させる必要がある。すなわち、分割加工された帯状の金属を断面が真円を保つ円筒状に変形し、例えばシャフト外周を囲む環状部材に精度良く固定する必要がある。しかし、帯状の金属を円筒状に変形したり、それを維持して環状部材に固定するのは時間と費用を要してしまう。
以上のとおり、従来の軸シール装置は高圧領域からの漏洩量を低減し高いシール効果を得られるものの、加工時や組立時において製作の時間およびコストがかかっていた。また、組立精度の低下により漏洩量が増加してしまうという課題もあった。
本発明はこのような事情を考慮してなされたものであり、加工性・組立性に優れた軸シール装置を提供することを目的とする。
本発明に係る軸シール装置は、上述した課題を解決するために、回転軸が間隔を有して貫通する孔の内周面にシールフィン固定面を有するケース部材と、前記回転軸の軸方向に延び、前記シールフィン固定面に円周方向に配置されてそれぞれほぼ等しい幅を有する薄板状の複数のシールフィンとを備え、各前記シールフィンは、前記低圧領域に設けられ、前記シールフィン固定面に固定された固定端部と、前記回転軸の外周面に対向配置されるシール面を有し、前記高圧領域に向けて延びる自由端部とを備えたことを特徴とする。
本発明に係る軸シール装置は、材料の確保、加工、製作を容易に行うことができ、組み立て精度を向上することができる。
本発明に係る軸シール装置を用いた回転機械の一例である軸流タービンの断面図。 第1実施形態における軸シール装置を示す図。 図2の軸シール装置のIII−III間の断面図。 第1実施形態における軸流タービンに配置された軸シール装置を拡大した断面図。 第1実施形態における軸シール装置を構成する一のシールフィンの外観図。 第2実施形態における軸流タービンに配置された軸シール装置を拡大した断面図。 図6の軸シール装置のシールフィンにおける回転軸と対向する面を特に示す図。 第2実施形態における軸シール装置の変形例を示す図。 第2実施形態における軸シール装置の他の変形例を示す部分断面図。 第3実施形態における軸流タービンに配置された軸シール装置を拡大した断面図。
本発明に係る軸シール装置の各実施形態を添付図面に基づいて説明する。
[第1実施形態]
図1は、本発明に係る軸シール装置を用いた回転機械の一例である軸流タービンの断面図である。
軸流タービン1は、回転軸2を作動流体Fで回転させ、運動エネルギを出力軸端3から得たり、回転軸2を回転させて作動流体Fにエネルギを伝達したりする。
圧力容器4は、圧力隔壁5により高圧領域としての高圧室6と、高圧室6より低圧な領域である低圧室7とに分割される。回転軸2は、圧力容器4および圧力隔壁5を貫通して配置される。
軸シール装置10は、回転軸2の軸方向に隣接して配置された高圧領域と低圧領域とをシールする。具体的には、圧力隔壁5により形成された圧力容器4内の高圧室6と低圧室7や、圧力容器4により形成された圧力容器4内の低圧室7と外気とをシールする。
図2は、第1実施形態における軸シール装置10を示す図である。図3は、図2の軸シール装置10のIII−III間の断面図である。図4は、第1実施形態における軸流タービン1に配置された軸シール装置10を拡大した断面図である。図5は、第1実施形態における軸シール装置10を構成する一のシールフィン11の外観図である。
軸シール装置10は、円筒状のケース部材12に複数のシールフィン11が配置されることで構成される。軸シール装置10は、図1に示す圧力隔壁5や圧力容器4に取り付けられる。なお、本実施形態においては、軸シール装置10を圧力隔壁5などに取り付け可能なユニットとして説明するが、圧力隔壁5や圧力容器4と一体に構成してもよい。
図2および3に示すように、ケース部材12は、回転軸2が貫通された孔に、多角形状のシールフィン固定面12aを有する円筒形状の部材である。シールフィン固定面12aは、円筒方向と直交する断面(以下単に「断面」という。)がシールフィン11の枚数に応じた多角形状となっている。例えばn枚のシールフィン11が配置される場合には、シールフィン固定面12a断面はn角形で形成される。シールフィン固定面12aの多角形状は、例えば軸流タービン1作動時において必要なシールフィン11と回転軸2との隙間の値に応じて幾何学的に決定される。
シールフィン11は、シールフィン固定面12aに精度良く等間隔に配置される。また、図4に示すように、シールフィン11は、回転軸2の軸方向に伸びた向きで、回転軸2表面と接触または一定の初期隙間を確保した非接触状態(図4においては非接触状態を示す。)で配置される。
図3および図4に示すように、ケース部材12とシールフィン11とは、高圧領域側(図4では高圧室6側)に開口する空間室13を形成する。空間室13は、ケース部材12のシールフィン固定面12a以外の内周壁12bと、シールフィン11のシール面11dの逆面11gとで形成される。
図5に示すように、シールフィン11は、短冊状に形成された一枚の薄板状の金属部材からなる。シールフィン11は、シールフィン固定面12aの辺にほぼ等しい幅(短辺方向長さ)を有する。シールフィン11は、主に固定端部11a、たわみ部11bおよび自由端部11cを備える。
固定端部11aは、シールフィン11の長手方向の一端部分であり、ケース部材12のシールフィン固定面12aに固定される部分である。固定端部11aは、シールフィン固定面12aに対して固定される際、シールフィン固定面12aの辺に幅を合わせて固定されるようになっている。固定端部11aは、例えば電子ビーム溶接やアーク溶接などの各種固定方法を用いてシールフィン固定面12aに固定される。なお、本実施の形態においては、ケース部材12の内周面であるシールフィン固定面12aを、回転軸に直交する断面形状が多角形となるように構成したが、シールフィン固定面12を円筒面で構成することも可能である。シールフィン11の枚数が多く、回転軸に直交する断面形状が実質的に円に近づく場合などに好適である。この場合、シールフィン11の幅方向(円周方向)の形状を円筒面であるシールフィン固定面12に合わせるように変形させて固定するか、あるいは電子ビーム溶接やアーク溶接などの溶接部により円筒面であるシールフィン固定面12aとシールフィン11の間を塞ぐように固定すればよい。
たわみ部11bは、シール面11dが回転軸2に近接する方向に一定の傾斜を持って固定端部11aと自由端部11cとを接続するブリッジ部分である。たわみ部11bは、軸流タービン1の運転時における回転軸2の回転に伴い、シールフィン11に予定された動圧が生じた場合、シールフィン11が回転軸2表面から離れる方向にたわむことが可能なように構成される。
自由端部11cは、回転軸2の表面に対向配置されるシール面11dを有する平坦部分である。シール面11dは、他の領域より小さい厚みを有する凹部11eを備える。例えば、シールフィン11が0.1mm〜0.5mm程度の厚みを有する場合には、凹部11eの深さは数μmから数十μmになっている。凹部11eは、例えばシールフィン11の幅方向の一方向に開いた略コ字に形成される。凹部11eは、回転軸2の回転方向に沿って流れる作動流体Fが凹部11eの幅方向の境界となる壁面11fで淀むよう、回転軸2の回転方向に応じて略コ字形状の向きが決定される。
次に、本実施形態における軸シール装置10の作用を概略的に説明する。
軸シール装置10は、回転軸2が回転を開始すると、ケース部材12とシールフィン11とで形成された空間室13に作動流体Fが流れ込む。すると、空間室13にはシールフィン11を回転軸2表面に近接する方向の圧力が働く。
同時に、回転軸2表面付近の雰囲気すなわち作動流体Fは、この作動流体Fの有する粘性特性により回転軸2の回転に巻き込まれてシールフィン11と回転軸2表面の間に流入する。流入した作動流体Fは、シールフィン11のシール面11dに設けられた凹部11eにも流入する。凹部11eは壁面11fで回転方向(円周方向)に行き止まりとなっているため、凹部11eに流入した作動流体Fによりシールフィン11を回転軸2表面から離れる方向に押し上げる圧力が働く。
シールフィン11のたわみ部11bは、空間室13側から回転軸2表面に近接する方向に働く圧力と、この圧力よりも大きいシール面11d側から回転軸2外周面から離れる方向に働く圧力が釣り合う位置まで、回転軸2外周面から離れる方向にたわむ。これにより、回転軸2とシールフィン11との接触を生じることなく、好適に作動流体の漏洩を防止することができる。
この軸シール装置10によれば、軸シール装置10に配置するシールフィン11を円周方向に複数分割し、分割したシールフィン11で多角形状に回転軸2を取り囲むように構成したため、シールフィン11の材料の確保、加工、製作を容易に行うことができ、製作時間および費用を低減することができる。例えば軸流タービンの回転軸(例えば直径1m)に適用されるような寸法が大きい軸シール装置であっても、一枚の薄板状の金属をスリット加工したり円筒曲げ加工を行ったりする困難な作業を不要とすることができる。
また、ケース部材12に対するシールフィン11の固定時においても、各シールフィン11を配置やすく、回転軸2表面に対する初期隙間を各シールフィン11間で均一に精度よく組み立てることができる。
さらに、加工時、組み立て時の容易性から、軸シール装置10の組立不良が生じにくくなり、予定されたシール性能を確保することができる。すなわち、シール面11dと回転軸2表面との隙間が均一になるため、高圧領域から低圧領域への作動流体の漏洩量を最小限にとどめることができ、回転機械の性能を向上することができる。
なお、凹部11eはシール面11dのみならず、シール面11dと対向する回転軸2表面側に設けてもよい。また、シールフィンの固定端部11aを低圧室7側、自由端部11cを高圧室6側に設けた例を説明したが、これとは逆に固定端部11aを高圧室6側、自由端部11cを低圧室7側に設けた構成を有する軸シール装置(例えば特開H9−11458号公報参照)にも、本発明に係る軸シール装置10を適用することができる。以下の実施形態においても同様である。
[第2実施形態]
本発明に係る軸シール装置の第2実施形態について説明する。なお、第1実施形態と対応する構成および部分については同一の符号を付し、重複する説明を省略する。
図6は、第2実施形態における軸流タービン1に配置された軸シール装置30を拡大した断面図である。図7は図6の軸シール装置30の回転軸22と対向する面を特に示す図である。
第2実施形態における軸シール装置30が第1実施形態における軸シール装置10と異なる点は、回転軸22表面上に突出円筒部22aが設けられた点、および各シールフィン31がたわみ部を設けることなくほぼ平坦状である点である。
回転軸22は、シール面31dと対向する表面に所定量半径外方向に突出した突出円筒部22aを有する。突出円筒部22aの回転軸22軸方向の長さは、回転軸22の温度上昇による熱膨張や回転動作によりシールフィン31と回転軸22との相対変位が発生した場合を考慮して、シールフィン31と突出円筒部22aとで予定されたシール作用が得られる長さに決定される。
シールフィン31は、主に固定端部31aおよび自由端部31cを備える。自由端部31cの回転軸22(突出円筒部22a)表面と対向する面は、シール面31dを構成する。シール面31dは、回転軸22(突出円筒部22a)の表面と対向する位置に凹部31eを備える。シールフィン31は、シール面31dの少なくとも一部が突出円筒部22aと対向し、突出円筒部22aに対して接触または一定の初期隙間を確保した非接触状態となるように配置される。
この第2実施形態におけるシール装置は、回転軸22に突出円筒部22aを設けたことによりシールフィン31をほぼ平坦状にすることができるため、第1実施形態におけるシールフィン11のように曲げ加工を行う必要がなく、シールフィン31の加工および軸シール装置30の組立がより容易となる。
なお、第2実施形態におけるシールフィン31はシール部の隙間を広くして固定するため、自由端部31cの厚みを薄くして回転軸22の突出円筒部22aに対する接触を防止してもよい。
図8は、第2実施形態における軸シール装置の変形例を示す図である。
軸シール装置50におけるシールフィン51のシール面51dは、自由端部51cの先端部51hに行くに連れて厚みが小さくなる勾配が設けられている。
軸流タービン1においては、始動前や運用中に付加される熱による回転軸22とシールフィン51との軸方向の相対変位や、軸流タービン1の急速起動や危急停止などの急激な運用状態の変化に伴う回転軸22とシールフィン51との半径方向の相対変位が発生しうる。しかし、シール面51dに勾配をつけることで、相対変位の発生によりシール面51dと突出円筒部22aとが接触した場合であっても、先端部51h近傍を突出円筒部22aに接触させることなく滑らかに摺動でき、シールフィン51の損傷を防止することができる。
なお、図8のシールフィン51においては、先端部51hに行くに連れて厚みが小さくなるような勾配をつけた例を説明したが、これに限らずシール面51dの先端部51hの角部を曲線状に加工してもよい。
また、シールフィン51の自由端部51cの先端部51h近傍を加工するのに加え、または加工するのに換えて、突出円筒部22aの角部を加工することにより、シールフィン51の損傷を防止してもよい。
図9は、第2実施形態における軸シール装置の他の変形例を示す部分断面図である。
突出円筒部62aは、突出円筒部62aの外周面とこれと直交する面とで形成された角部62b、62cに曲率が設けられた。これにより、シールフィン51と突出円筒部62aの角部62b、62cとが接触した場合であってもシールフィン51が突出円筒部62aの角部62b、62cに引っかかることなく滑らかに摺動し、よりシールフィン51の損傷を防止することができる。
[第3実施形態]
本発明に係る軸シール装置の第3実施形態について説明する。なお、第1および第2実施形態と対応する構成および部分については同一の符号を付し、重複する説明を省略する。
図10は、第3実施形態における軸流タービン1に配置された軸シール装置70を拡大した断面図である。
第3実施形態における軸シール装置70が第1および第2実施形態と異なる点は、シールフィン71を固定するシールフィン固定板75を用いた点である。
シールフィン71の固定端部71aは、シールフィン固定面72aからシールフィン固定面72aとほぼ直交する低圧領域側(図10では低圧室7側)側面に沿ってほぼL字型に伸びて形成される。この固定端部71aは、ケース部材72の低圧領域側側面でシールフィン固定板75に挟み込まれることによりケース部材72に固定される。
シールフィン固定板75は、回転軸62が貫通される孔を備えたドーナツ状の平板である。シールフィン固定板75の孔は、ケース部材72とほぼ同形状の多角形状を有する。シールフィン固定板75は、低圧領域側を向くケース部材72の側面に締付けネジ76を用いて取り付けられる。シールフィン固定板75は、一枚の平板で構成してもよいし、組み立て、分解が容易なように径方向に複数に分割された形状であってもよい。
このように構成された軸シール装置70は、組み立て時、L字型の固定端部71aがケース部材72に順次仮配置された後、シールフィン固定板75により挟み込まれて固定される。このため、シールフィン71は所定数(シールフィン固定板75が一枚の平板である場合にはシールフィン71の全数、分割された複数の平板である場合には各平板により固定される枚数)をケース部材72に並べ、相対位置を確認しつつ一度に固定することができる。また、締付けネジ76を用いて固定する場合には、溶接などの取り付け方法に比べてシールフィン71固定位置の微調整や交換などを適宜行うことができる。
なお、本実施形態においては、締付けネジ76を用いてシールフィン固定板75をケース部材72に固定する例を説明したが、締付けネジ76を用いた固定方法以外の方法を利用してもよい。
第1〜第3実施形態はそれぞれ特徴点を示したものであり、必要に応じて第1〜第3実施形態の構成を組み合わせて実施することができる。
1 軸流タービン
2、22、62 回転軸
4 圧力容器
5 圧力隔壁
6 高圧室
7 低圧室
10、30、50、70 軸シール装置
11、31、51、71 シールフィン
11a、31a、71a 固定端部
11b たわみ部
11c、31c、51c 自由端部
11d、31d、51d シール面
11e、31e 凹部
12、72 ケース部材
12a、72a シールフィン固定面
22a、62a 突出円筒部
51h 先端部
62b 角部
75 シールフィン固定板
76 締付けネジ

Claims (10)

  1. 回転軸の軸方向に隣接させて配置された高圧領域と低圧領域とをシールする軸シール装置において、
    前記回転軸が間隔を有して貫通する孔の内周面にシールフィン固定面を有するケース部材と、
    前記回転軸の軸方向に延び、前記シールフィン固定面に円周方向に配置されてそれぞれほぼ等しい幅を有する薄板状の複数のシールフィンとを備え、
    各前記シールフィンは、
    前記低圧領域に設けられ、前記シールフィン固定面に固定された固定端部と、
    前記回転軸の外周面に対向配置されるシール面を有し、前記高圧領域に向けて延びる自由端部とを備えたことを特徴とする軸シール装置。
  2. 前記ケース部材の前記シールフィン固定面は多角形状に構成され、
    前記複数のシールフィンは前記固定端部がそれぞれ前記シールフィン固定面の辺にほぼ等しい幅を有することを特徴とする請求項1に記載の軸シール装置。
  3. 各前記シールフィンは、前記シール面において他の領域より厚みが小さい凹部を備えた請求項1または2に記載の軸シール装置。
  4. 各前記シールフィンは、前記シール面が前記回転軸に近接する方向に一定の傾斜を持って前記固定端部と前記自由端部とを接続するたわみ部を備えた請求項1〜3のいずれか一項に記載の軸シール装置。
  5. 前記回転軸は、所定量半径外方向に突出した突出円筒部を備え、
    前記シールフィンは、ほぼ平坦状に構成され、前記シール面の少なくとも一部が前記突出円筒部と対向する請求項1〜3のいずれか一項に記載の軸シール装置。
  6. 前記シール面は、先端部に行くに連れて厚みが小さくなることを特徴とする請求項5に記載の軸シール装置。
  7. 前記シール面は、先端部の角部が曲線状に加工されていることを特徴とする請求項5に記載の軸シール装置。
  8. 前記突出円筒部は、角部が曲線状に加工されていることを特徴とする請求項4〜6のいずれか一項に記載の軸シール装置。
  9. 前記ケース部材は、前記回転軸に直交する直交平面を備えるとともに、前記直交平面に取り付け可能なシールフィン固定板をさらに備え、
    前記シールフィンの前記固定端部は、前記シールフィン固定面から前記直交平面に沿ってほぼL字に伸び、前記シールフィン固定板により挟み込まれることにより前記ケース部材に固定された請求項1〜8のいずれか一項に記載の軸シール装置。
  10. 前記シールフィン固定板は、前記ケース部材に対して締付けネジを用いて固定された請求項9記載の軸シール装置。
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