JP5523069B2 - 無線充電システムにおける受電系筐体の製造方法 - Google Patents

無線充電システムにおける受電系筐体の製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP5523069B2
JP5523069B2 JP2009264431A JP2009264431A JP5523069B2 JP 5523069 B2 JP5523069 B2 JP 5523069B2 JP 2009264431 A JP2009264431 A JP 2009264431A JP 2009264431 A JP2009264431 A JP 2009264431A JP 5523069 B2 JP5523069 B2 JP 5523069B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
receiving system
power receiving
housing
layer
mold
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2009264431A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2011109546A (ja
Inventor
信也 竹内
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nissha Printing Co Ltd
Original Assignee
Nissha Printing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nissha Printing Co Ltd filed Critical Nissha Printing Co Ltd
Priority to JP2009264431A priority Critical patent/JP5523069B2/ja
Publication of JP2011109546A publication Critical patent/JP2011109546A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5523069B2 publication Critical patent/JP5523069B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Charge And Discharge Circuits For Batteries Or The Like (AREA)
  • Telephone Set Structure (AREA)

Description

本発明は、電磁誘導を利用して二次側電池を充電するための無線充電システムにおける受電系筐体の製造方法に関する。
従来より、一次側コイルを備える無接点充電器(例えば、図17の充電シート110)と、二次側コイルを備える被充電機器(例えば、図17の携帯電話120や、充電式の電気かみそり等)とを含み、前記一次側コイル130と二次側コイル(受電系)140との相互誘導による誘導起電力によって、前記被充電機器のバッテリを充電可能な無線充電システムがあり、特許文献1などに開示されている。このような無線充電システムは、導体の接点が機器外部に表出しないため、水濡れやほこりに強いという特長を有している。
そして、このような無線充電システムを携帯電話などの電子機器に組み込む際、この受電系の二次側コイルと筐体とを別々に製造し、後から筐体の裏面側に二次側コイルを接着テープや粘着剤などで貼り付ける。もしくは別部品にて接続する工程を行っている。
特開2005−6440号公報
しかし、従来技術のように、二次側コイルと筐体とを別々に製造し、後から筐体の裏面側に二次側コイルを接着剤などで貼り付ける。もしくは別部品にて接続する方法では、手間がかかりすぎ、受電系筐体及び当該受電系筐体を構成部品とするモジュール全体のコストを低く抑えることが出来ないという問題があった。
また、凹んだ内側形状を持つ携帯機器のバッテリーカバー等のように3次元形状を持つ筐体へ二次側コイルを貼付ける場合、筐体の内側形状に二次側コイルをきれいに沿わせることができず、また両者間に隙間が発生して強い密着性が得られないという問題もあった。
本発明は、上記のような課題を解決するためになされたもので、製造コストを低く抑えることができ、3次元形状を持つ筐体に対しても二次側コイルを強く密着させて設けることができる無線充電システムにおける受電系筐体の製造方法を提供することを目的とする。
本発明の第1実施態様は、ベースフィルムと、当該ベースフィルム上にペースト、箔又はメッキ層のいずれかからなる渦巻き状の導電部を有するように形成された平面コイルと、最上層として形成された接着層とを備えた受電系形成用フィルムを使用し、射出口を有する第1型の射出口を覆わない部分の型底に当該受電系形成用フィルムを沿わせる工程と、
ベースフィルムと、当該ベースフィルムに形成された剥離層と、当該剥離層上に形成された加飾層と、当該加飾層上に形成された接着層とを備えた加飾用転写箔を使用し、型閉め前の第2型の型底にも加飾用転写箔を沿わせる工程と、
前記第1型と前記第2型とを型閉めし、筐体形状のキャビティを形成する工程と、
前記キャビティ内に前記第1型の射出口から溶融状態の成形樹脂を射出することにより、樹脂成形品からなる筐体を成形すると同時に当該筐体の内側に前記受電系形成用フィルムを接着させ、かつ前記筐体の外側に前記加飾用転写箔を接着させる工程と、
前記成形された筐体の冷却固化後、前記第1型と前記第2型と型開きをする工程と、
前記筐体の外側に接着された前記加飾用転写箔から前記ベースフィルムを剥離する工程と、
を備え無線充電システムにおける受電系筐体の製造方法を提供するものである。
本発明の第2実施態様は、使用する前記受電系形成用フィルムが、さらに前記ベースフィルムと前記平面コイルとの間にシールド層及び絶縁層を順次備えたものである第1実施態様の無線充電システムにおける受電系筐体の製造方法を提供するものである。
本発明の第3実施態様は、使用する前記受電系形成用フィルムが、さらに前記ベースフィルムと前記平面コイルとの間に磁性層及び絶縁層を順次備えたものである第1実施態様の無線充電システムにおける受電系筐体の製造方法を提供するものである。
本発明の第4実施態様は、使用する前記受電系形成用フィルムが、さらに前記ベースフィルムと前記平面コイルとの間にシールド層、磁性層及び絶縁層を順次備えたものである第1実施態様の無線充電システムにおける受電系筐体の製造方法を提供するものである。
本発明の第5実施態様は、ベースフィルムと、当該ベースフィルム上に剥離層が形成され、当該剥離層上にペースト、箔又はメッキ層のいずれかからなる渦巻き状の導電部を有するように形成された平面コイルと、最上層として形成された接着層とを備えた受電系形成用転写箔である受電系形成用フィルムを使用し、射出口を有する第1型の射出口を覆わない部分の型底に当該受電系形成用フィルムを沿わせる工程と、
前記第1型と第2型とを型閉めし、筐体形状のキャビティを形成する工程と、
前記キャビティ内に前記第1型の射出口から溶融状態の成形樹脂を射出することにより、樹脂成形品からなる筐体を成形すると同時に当該筐体の内側に前記受電系形成用フィルムを接着させる工程と、
前記成形された筐体の冷却固化後、前記第1型と前記第2型と型開きをする工程と、
前記筐体の内側に接着された前記受電系形成用フィルムから前記ベースフィルムを剥離する工程と、
を備え無線充電システムにおける受電系筐体の製造方法を提供するものである。
本発明の第6実施態様は、前記平面コイルの導電部が、隣接するパターン間どうしが所定の絶縁距離を持って存在する渦巻き状のコイル部と、コイル部の内端からコイル部の外側まで絶縁層を介して横断する引出し線と、取り出し端子であるランド部とを有して形成されている第1〜5実施態様のいずれかの無線充電システムにおける受電系筐体の製造方法を提供するものである。
本発明の第7実施態様は、前記成形樹脂として高熱伝導材を用いる第1〜6実施態様のいずれかの無線充電システムにおける受電系筐体の製造方法を提供するものである。
本発明の第8実施態様は、前記平面コイルと前記接着層との間に加飾層が形成されている第5実施態様の無線充電システムにおける受電系筐体の製造方法を提供するものである。
本発明の第9実施態様は、さらに、ベースフィルムと、当該ベースフィルムに形成された加飾層と、当該加飾層上に形成された接着層とを備えた加飾用フィルムを使用し、型閉め前の第2型の型底にも加飾用フィルムを沿わせる工程を備えた第5実施態様の無線充電システムにおける受電系筐体の製造方法を提供するものである
本発明の第10実施態様は、使用する前記加飾用フィルムが、さらに前記ベースフィルム上に剥離層を備えた加飾用転写箔であり、前記筐体の外側に接着された前記加飾用転写箔から前記ベースフィルムを剥離する工程を備えた第9実施態様の無線充電システムにおける受電系筐体の製造方法を提供するものである。
本発明の第11実施態様は、前記筐体が凹んだ内側形状を持つ携帯機器筐体である第1〜10実施態様のいずれかの無線充電システムにおける受電系筐体の製造方法を提供するものである。
本発明によれば、筐体の成形と同時に二次側コイルを一体化することにより、製造工程を短縮し、受電系筐体及び当該受電系筐体を構成部品とするモジュール全体のコストを低減することが可能になる。
さらに、筐体の成形と同時に二次側コイルを一体化することにより、3次元形状を持つ筐体へも二次側コイルを隙間無く形成することができ、密着性も向上する。
受電側が携帯電話120である場合の一例を示す分解図である。 本発明で使用する受電系形成用転写箔の一例を示す要部断面図である。 無線充電システムで用いる電磁誘導の原理図である。 本発明に係る受電系筐体の製造工程を説明する図である。 本発明に係る受電系筐体の製造工程を説明する図である。 本発明に係る受電系筐体の製造工程を説明する図である。 本発明に係る受電系筐体の製造工程を説明する図である。 本発明に係る受電系筐体の製造工程を説明する図である。 本発明で使用する受電系形成用インサートフィルムの一例を示す要部断面図である。 本発明に係る受電系筐体の別の製造工程を説明する図である。 本発明に係る受電系筐体の別の製造工程を説明する図である。 本発明で使用する受電系形成用転写箔の別の例を示す要部断面図である。 本発明に係る受電系筐体の別の製造工程を説明する図である。 本発明に係る受電系筐体の別の製造工程を説明する図である。 本発明で使用する受電系形成用転写箔の別の例を示す要部断面図である。 本発明で使用する受電系形成用転写箔の別の例を示す要部断面図である。 無線充電システムの構成を示す図である。
以下、本発明の最良の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
<第一実施形態>
図1は受電側が携帯電話120である場合の一例を示しており、携帯電話120側の二次側コイル(受電系コイル)140が携帯電話120におけるバッテリーカバーの裏面側に設けられて受電系筐体30を構成する。図中、150はリチウムイオン二次電池、160は整流回路、170はシールド面をそれぞれ示している。
以下、このような受電系筐体を製造するのに使用する受電系形成用転写箔8について説明する。
図2に示す受電系形成用転写箔8は、ベースフィルム1と、当該ベースフィルム1上に形成された剥離層2と、当該剥離層2上に形成されたシールド層3と、当該シールド層3上に形成された絶縁層20と、当該絶縁層20上に渦巻き状の導電部を有するように形成された平面コイル4と、最上層として形成された接着層7とからなるものである。
ベースフィルム1の材質としては、ポリカーボネート系樹脂、ポリアミド系樹脂、ポリイミド系樹脂、ポリエステル系樹脂、アクリル系樹脂、オレフィン系樹脂、ウレタン系樹脂、アクリロニトリルブタジエンスチレン系樹脂等から選択される単層フィルム、または上記の中から選択された2種以上の樹脂による積層フィルムまたは共重合フィルムなど、通常の加飾フィルムのベースフィルムとして用いられるものを使用することができる。ベースフィルム1の厚みとしては、5〜500μmが好ましい。5μm未満のシートでは、金型に配置した時のハンドリングが悪く成形工程が不安定となり、500μmを越えるシートでは、剛性が大きくなりすぎ、成形工程に適切に用いることができない。
なお、ベースフィルム1上に剥離層2を設ける前に、離型層(図示なし)を全面的に形成してもよい。成形工程後、ベースフィルム1を剥離した際に、ベースフィルム1とともに剥離層2から離型するが、場合によっては層間離型を起こし、一部が剥離層2の最外面に残存することもある。離型層の材質としては、アクリル系樹脂、硝化綿系樹脂、ポリウレタン系樹脂、塩化ゴム系樹脂、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合系樹脂、ポリアミド系樹脂、ポリエステル系樹脂、エポキシ系樹脂、ポリカーボネート系樹脂、オレフィン系樹脂、アクリロニトリルブタジエンスチレン樹脂系の離型剤およびこれらの複合型離型剤などを用いることができる。離型層の厚みは、0.5〜50μmが好ましい。膜厚が0.5μmより薄いと、十分な離型性が得られないという問題があり、50μmより厚いと、印刷後に乾燥し難いという問題が生じる。離型層の形成方法としては、ロールコート法、スプレーコート法などのコート法、グラビア印刷法、スクリーン印刷法などの印刷法がある。
剥離層2は、ベースフィルム1又は離型層上に全面的または部分的に形成される。剥離層2は、後述するように成形工程後にベースフィルム1を剥離した際に、ベースフィルム1または離型層から剥離して受電系筐体の最も内側となる。
剥離層2の材質としては、アクリル系樹脂、硝化綿系樹脂、ポリウレタン系樹脂、塩化ゴム系樹脂、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合系樹脂、ポリアミド系樹脂、ポリエステル系樹脂、エポキシ系樹脂、ポリカーボネート系樹脂、オレフィン系樹脂、アクリロニトリルブタジエンスチレン樹脂等を用いるとよい。剥離層2に硬度が要求される場合には、紫外線硬化性樹脂などの光硬化性樹脂、電子線硬化性樹脂などの放射線硬化性樹脂、熱硬化性樹脂などを選定して用いるとよい。剥離層2の厚みは、0.5〜50μmが好ましい。膜厚が0.5μmより薄いと、十分な剥離性が得られないという問題があり、50μmより厚いと、印刷後に乾燥し難いという問題があるためである。剥離層2の形成方法としては、グラビアコート法、ロールコート法、コンマコート法などのコート法、グラビア印刷法、スクリーン印刷法などの印刷法がある。
シールド層3は、電磁ノイズが電子機器内部の部品に及ぼす影響を低減することができるものである。電子機器の薄型化により、受電系コイルと電子機器内部の部品との距離が短くなるため、前記シールド層3を設けることが好ましい。
シールド層3の材料としては、銅、ニッケル、銀などの金属ペーストあるいは金属膜などからなる。また、シールド層3の形成方法としては、金属ペーストからなるシールド層の場合にはグラビア印刷、スクリーン印刷、オフセット印刷などの印刷法用いることができる。また、蒸着法又はメッキ法により金属膜を用いることができる。
絶縁層20の材質としては、熱硬化型絶縁レジストインキ、例えば東洋インキ製LIORESIST等を用いるとよい。また、絶縁層20の形成方法としては、グラビア印刷、スクリーン印刷、オフセット印刷などの印刷法やコーティング法を用いることができる。
前記平面コイル4は、無線充電システムにおける受電系筐体において電力伝送する要部となるものである。図3に電力伝送の仕組みを説明する。送電側である一次側コイルに高周波の電圧を印可することによりコイル周辺に発生する磁場に変化を得る。このとき一次側コイルに対向する様に配置された受電側である二次側コイルは、高周波の電圧を出力する(電磁誘導方式)。
平面コイル4の導電部5は、隣接するパターン間どうしが所定の絶縁距離を持って円状を有する渦巻き状のコイル部5aと、コイル部5aの内端からコイル部5aの外側まで絶縁層6を介して横断する引出し線5bと、取り出し端子であるランド部5c、5cとを有して形成されている。なお、渦巻き状のパターンは、この円状に限定するものでなく例えば角状を有するものであっても良い。
前記平面コイル4の導電部5の材料としては、アンテナコイル機能を持たせられる導電性物質からなるものであれば特に制限はない。例えば、金属であれば金、白金、銀、銅、アルミニウム、ニッケル、亜鉛、鉛等や、導電性高分子等の導電性を有する高分子化合物選択することができる。また、平面コイル4のパターニングは、導電部5がペーストによるものの場合にはグラビア印刷、スクリーン印刷、オフセット印刷などの印刷法によって、また導電部5が箔、メッキ等によるものの場合には印刷レジスト、感光性レジストを用いたエッチング法等の一般的な方法を用いて行なうことができる。
なお、渦巻き状のコイル部5aは細く形成するのが好ましい。これにより巻数が多くとれ、転送効率が良くなる。一方、ランド部5c、5cは太く形成するのが好ましい。これにより外部回路との接続の際にコンタクトしやすくなる
前記引出し線5bのための前記絶縁層6は、少なくとも前記引出し線5bとコイル部5aの間の絶縁が図れるように形成すればよい。例えば、図2に示すようにスルーホールを有してコイル部5aの上面全てを覆ってもよいし、引出し線5bが横断する付近だけ部分的にコイル部5aの上面を覆ってもよい。また、絶縁層6の材質としては、熱硬化型絶縁レジストインキ、例えば東洋インキ製LIORESIST等を用いるとよい。また、絶縁層6の形成方法としては、グラビア印刷、スクリーン印刷、オフセット印刷などの印刷法やコーティング法を用いることができる。
接着層7は、樹脂成形品からなる筐体12の面に上記の各層を接着するものである。接着層7としては、筐体12の素材に適した感熱性あるいは感圧性の樹脂を適宜使用する。たとえば、筐体12の材質がポリアクリル系樹脂の場合はポリアクリル系樹脂を用いるとよい。また、筐体12の材質がポリフェニレンオキシド共重合体ポリスチレン系共重合体樹脂、ポリカーボネート系樹脂、スチレン系樹脂、ポリスチレン系ブレンド樹脂の場合は、これらの樹脂と親和性のあるポリアクリル系樹脂、ポリスチレン系樹脂、ポリアミド系樹脂などを使用すればよい。さらに、筐体12の材質がポリプロピレン樹脂の場合は、塩素化ポリオレフィン樹脂、塩素化エチレン−酢酸ビニル共重合体樹脂、環化ゴム、クマロンインデン樹脂が使用可能である。接着層7の厚みは、0.5〜50μmが好ましい。膜厚が0.5μmより薄いと、十分な接着性が得られないという問題があり、50μmより厚いと、印刷後に乾燥し難いという問題が生じる。接着層7の形成方法としては、グラビアコート法、ロールコート法、コンマコート法などのコート法、グラビア印刷法、スクリーン印刷法などの印刷法がある。
以下に、上記受電系形成用転写箔8を使用し、無線充電システムにおける受電系筐体を製造する工程について説明する。
まず、射出口9を有する第1型Aの射出口9を覆わない部分の型底に受電系形成用転写箔8を沿わせる(図4参照)。
次いで、前記第1型Aと第2型Bとを型閉めして筐体形状のキャビティ10を形成する(図5参照)。
次に前記キャビティ内に前記第1型Aの射出口から溶融状態の成形樹脂11を射出することにより、樹脂成形品からなる筐体12を成形すると同時に当該筐体12の内側に前記受電系形成用転写箔8を接着させる(図6参照)。成形樹脂11の樹脂としては、アクリル系樹脂、ポリカーボネート系樹脂、スチレン系樹脂、ポリアミド系樹脂、ノリル(商標)系樹脂、ポリエステル系樹脂、オレフィン系樹脂、ウレタン系樹脂、アクリロニトリルブタジエンスチレン系樹脂といった熱可塑性樹脂を挙げることができる。また、ポリフェニレンオキシド・ポリスチレン系樹脂、ポリカーボネート系樹脂、ポリアセタール系樹脂、ポリアクリル系樹脂、ポリカーボネート変性ポリフェニレンエーテル樹脂、ポリエチレンテレフタレート樹脂、ポリブチレンテレフタレート樹脂、超高分子量ポリエチレン樹脂などの汎用エンジニアリング樹脂やポリスルホン樹脂、ポリフェニレンサルファイド系樹脂、ポリフェニレンオキシド系樹脂、ポリアリレート樹脂、ポリエーテルイミド樹脂、ポリイミド樹脂、液晶ポリエステル樹脂、ポリアリル系耐熱樹脂などのスーパーエンジニアリング樹脂を使用することもできる。
そして、前記成形された筐体12の冷却固化後、前記第1型Aと前記第2型Bと型開きし(図7参照)、最後に前記筐体12の内側に接着された前記受電系形成用転写箔8から前記ベースフィルム1を剥離する(図8参照)。
<第二実施形態>
本実施形態は、受電系形成用フィルムとして、第一実施形態で使用した受電系形成用転写箔8ではなく受電系形成用インサートフィルム13を用いた製造方法である。
図9に示す受電系形成用インサートフィルム13は、ベースフィルム1と、当該ベースフィルム1上に形成されたシールド層3と、当該シールド層3上に渦巻き状の導電部を形成するようにした平面コイル4と、これらの上に形成された加飾層16と、最上層として形成された接着層7とからなるものである。第一実施形態で使用した受電系形成用転写箔8との違いは、ベースフィルム1上に剥離層2が形成されていない点である。それ以外の層構成については、受電系形成用転写箔8と共通するので説明は省略する。
以下に、上記受電系形成用インサートフィルム13を使用し、無線充電システムにおける受電系筐体を製造する工程について説明する。
まず、射出口9を有する第1型Aの射出口9を覆わない部分の型底に受電系形成用インサートフィルム13を沿わせる(図10参照)。次いで、前記第1型Aと第2型Bとを型閉めして筐体形状のキャビティ10を形成する。このとき、平面コイル4の導電部5のうち、取り出し端子であるランド部5c、5cについてはキャビティ10外に位置させる。何故ならば、ランド部5c、5cまで成形樹脂に覆われてしまうと端子からの取り出しが不可能となるからである。
次に前記キャビティ内に前記第1型Aの射出口から溶融状態の成形樹脂11を射出することにより、樹脂成形品からなる筐体12を成形すると同時に当該筐体12の内側に前記受電系形成用インサートフィルム13を接着させる。そして、前記成形された筐体12の冷却固化後、前記第1型Aと前記第2型Bと型開きする(図11参照)。受電系形成用インサートフィルム13はベースフィルム1上に剥離層2が形成されていないので、第一実施形態と異なり、前記筐体の内側に接着された前記受電系形成用インサートフィルム13から前記ベースフィルム1は剥離されない。したがって、ベースフィルム1で受電系が保護することができるというメリットがある。例えば、図1に示したように受電系筐体がバッテリーカバーの場合、充電バッテリーを交換するためにバッテリーカバーを外さなくてはならない。しかし、ベースフィルム1が存在しなければ、このバッテリーカバーを外したときに普段は露出していない受電系が傷つく恐れがある。なお、第一実施形態の場合、成形後に前記ベースフィルム1を剥離するので受電系筐体の薄型化が可能となるというメリットもある。
以上、本発明に係る無線充電システムにおける受電系筐体の製造方法について、第一、第二実施形態を示して説明をしたが、本発明はこれに限定されない。
<変化例1>
例えば、前記受電系形成用転写箔、受電系形成用インサートフィルムなどの受電系形成用フィルムにおいて、受電系筐体であるバッテリーカバーによって蓋をしたときに携帯電話内部の部品との距離が離れているならば、シールド層を省略することができる。
<変化例2>
また、前記成形樹脂として高熱伝導材を用いてもよい。本発明の無線充電システムにおける受電系においては、電力伝送時に熱が発生する。そのため、受電系の放熱効率を高めることが好ましい。対策としてヒートシンクや放熱フィンを筐体に設けることも考えられるが、より一層の小型化・薄型化・軽量化が予想される電子機器の発熱対策としては不適である。そこで、前記成形樹脂として高熱伝導材を用いることにより、小型化・薄型化・軽量化と発熱対策の双方を進めることができる。
高熱伝導材としては、例えば、成形樹脂中に熱伝導性の高い材料である熱伝導性フィラーを添加するとよい。具体的には、フィラーの種類として銅、アルミニウム、タングステン、ケイ素、イリジウム、モリブデン、亜鉛、コバルト、ニッケル、鉄等の金属系、酸化マグネシウム、酸化アルミニウム、酸化チタン、酸化ケ イ素、酸化亜鉛、酸化銅、酸化鉄、酸化ジルコニウム等の酸化物フィラー、窒化アルミニウム、窒化ホウ素、窒化ケイ素、窒化チタン等の窒化物フィラー、炭化ケイ素、炭化チタン、炭化ホウ素等の炭化物フィラー、そして水酸化アルミニウム、水酸化マグネシウム、べーマイト等の水和金属化合物フィラーを挙げることができる。これらのフィラーを添加した高熱伝導材の熱伝導率は、最大で10W/(m・K)である。
また、上記した熱伝導性フィラーと一緒に低融点合金を添加してもよい。低融点合金は射出成形時にシリンダ内の熱で溶ける。溶けた低融点合金は、金型内における樹脂の流れによって細く引き伸ばされ、フィラーとフィラーの間を結びながら金型中で樹脂が冷えるのに合わせて固まる。その結果、緻密な網目状の熱伝達経路が樹脂内に築かれるため、この高熱伝導材では熱伝導率を最大で25W/(m・K)まで上げることができる。しかも熱伝導性フィラーを高配合する必要がないので、成形樹脂の成形性にも優れている。なお、ここで用いる低融点合金としては、Sn系合金として、Sn−Cu、Sn−Al、Sn−Zn、Sn−Te、Sn−Pt、Sn−P、Sn−Mn、Sn−Ag、 Sn−Ca、Sn−Mg、Sn−Au、Sn−Ba、Sn−Ge、Li系合金として、Al−Li、Cu−Li、Zn−Li等を挙げることができる。より好ましくは、液相線温度が400℃以下の合金、すなわち、Sn−Cu、Sn−Al、Sn−Zn、Sn−Pt、Sn−Mn、Sn−Ag、Sn−Au、Al−Li、そしてZn−Liから成る群から 選択された少なくとも1種の合金を用いることができる。これにより、混練する樹脂の選択の自由度を大きくすることかできるからである。さらに好ましくは、Sn−Cu、Sn−Al、そしてSn−Znから成る群から選択された少なくとも1種の合金を用いること かできる。入手が容易で低コストだからである。さらに好ましくは、Sn−Cuを用いることができる。融点の選択の範囲が広く、かつ熱伝導率が高いからである。
また、高熱伝導材としては、高熱伝導性バイオプラスチックを用いてもよい。高熱伝導性バイオプラスチックは、具体的には、トウモロコシなどを原料としたポリ乳酸樹脂に特定の繊維長の炭素繊維を添加・混合することによって樹脂中で炭素繊維を互いに結合させて網目状にしたものである。この場合、熱伝導性は、炭素繊維10%添加でステンレス並み(15W/(m・K)以上)、30%添加でステンレスの2倍相当になる。しかも、植物由来の樹脂を用いているため環境適合素材である。
<変化例3>
また、前記受電系形成用フィルムの構成において、前記平面コイルと前記接着層との間に加飾層16を形成してもよい(図12参照)。こうすることで、前記平面コイルや内部の部品を隠蔽することができる。なお、加飾層16を設けずに成形樹脂に着色材を混ぜて隠蔽することもできるが、加飾層16を設けた方が単純で無い、美しいものが装飾が可能となる。
加飾層16は、通常は印刷層として形成する。印刷層の材質としては、アクリル系樹脂、硝化綿系樹脂、ポリウレタン系樹脂、塩化ゴム系樹脂、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合系樹脂、ポリアミド系樹脂、ポリエステル系樹脂、エポキシ系樹脂などなどの樹脂をバインダーとし、適切な色の顔料または染料を着色剤として含有する着色インキを用いるとよい。印刷層の形成方法としては、オフセット印刷法、グラビア印刷法、スクリーン印刷法などの通常の印刷法などを用いるとよい。特に、多色刷りや階調表現を行うには、オフセット印別法やグラビア印刷法が適している。また、単色の場合には、グラビアコート法、ロールコート法、コンマコート法などのコート法を採用することもできる。印刷層は、表現したい図柄に応じて、全面的に設ける場合や部分的に設ける場合もある。加飾層16の膜厚は0.5μm〜50μmが好ましい。膜厚が0.5μmより薄いと、十分な意匠性が得られないという問題があり、50μmより厚いと、印刷後に乾燥し難いという問題があるためである。
<変化例4>
また、隠蔽のための加飾層16は受電系形成用転写箔8の転写層や受電系形成用インサートフィルム13の構成外に設けてもよい。
例えば、加飾層16を含まない受電系形成用転写箔8あるいは受電系形成用インサートフィルム13を使用して無線充電システムにおける受電系筐体の製造方法において、別のベースフィルム100と、当該ベースフィルム100上に形成された剥離層と、当該剥離層上に形成された加飾層と、当該加飾層上に形成された接着層とを備えた加飾用転写箔14を使用し、型閉め前の第2型Bの型底に加飾用転写箔14を沿わせるようにする。この場合、樹脂成形品からなる筐体12を成形すると同時に、当該筐体12の内側に前記受電系形成用転写箔8を、外側に前記加飾用転写箔14を接着させることになる(図13参照)。なお、加飾用転写箔14のベースフィルム100も、受電系形成用転写箔8と同様に成形後に剥離除去される。この場合、成形樹脂は透明材料を用いることができる。
<変化例5>
また、変化例4では、型閉め前の第2型Bの型底に加飾用転写箔14を沿わせたが、これに代えて、ベースフィルムと、当該ベースフィルムに形成された加飾層と、当該加飾層上に形成された接着層7とを備えた加飾用インサートフィルム15を使用し、型閉め前の第2型の型底に加飾用インサートフィルム15を沿わせても、変化例4と同様の高価が得られる(図14参照)。
<変化例6>
また、第一実施形態に示した平面コイルは、同一平面のみで渦巻き状のコイル部が形成されているが、渦巻き状のコイル部とスルーホールを有する絶縁層とを交互に複数積層して平面積層コイルとしてもよい。この場合、各層のコイル部は太いパターンで形成することが可能となる。
<変化例7>
また、使用する前記受電系形成用フィルムにおいて、さらに前記ベースフィルム1と前記平面コイル4との間に磁性層17及び絶縁層20を順次備えていてもよい(図15参照)。磁性層17を設けることで電力伝送効率を高めることができる。但し、シールド層3と磁性層17の両方を備えている場合には、前記ベースフィルム1と前記平面コイル4との間にシールド層3、磁性層17及び絶縁層20の順で形成しなければならない(図16参照)。磁性層17と平面コイル4の間にシールド層3が位置すると、シールド層3によって磁性層17の前記効果が阻害されるからである。磁性層17を構成する磁性材料としては、例えば、ニッケル系フェライト、マンガン系フェライト、アモルファス磁性合金、Fe−Ni系合金であるパーマロイ、ナノ結晶磁性材料などを用いることができ、また上記磁性材料はシート状のもののほか、磁性塗料の形態のもの、上記材料の磁性体フィラーや磁性粉を樹脂に混合したものであってもよい。
本発明に係る受電系筐体は、電磁誘導方式の無線充電システムに用いられるものに限定されず、共鳴方式の電磁誘導方式の無線充電システムに用いられるものであってもよい。
本発明は、添付図面を参照しながら好ましい実施形態に関連して充分に記載されているが、この技術の熟練した人々にとっては種々の変形や修正は明白である。そのような変形や修正は、添付した請求の範囲による本発明の範囲から外れない限りにおいて、その中に含まれると理解されるべきである。
1 ベースフィルム
2 剥離層
3 シールド層
4 絶縁層
4 平面コイル
5 導電部
5a コイル部
5b 引出し線
5c、5c ランド部
6 絶縁層
7 接着層
8 受電系形成用転写箔
9 射出口
10 キャビティ
11 成形樹脂
12 筐体
13 受電系形成用インサートフィルム
14 加飾用転写箔
15 加飾用インサートフィルム
16 加飾層
17 磁性層
20 絶縁層
30 受電系筐体
A 第1型
B 第2型
120 携帯電話
140 二次側コイル(受電系コイル)
150 リチウムイオン二次電池
160 整流回路
170 シールド面

Claims (11)

  1. ベースフィルムと、当該ベースフィルム上にペースト、箔又はメッキ層のいずれかからなる渦巻き状の導電部を有するように形成された平面コイルと、最上層として形成された接着層とを備えた受電系形成用フィルムを使用し、射出口を有する第1型の射出口を覆わない部分の型底に当該受電系形成用フィルムを沿わせる工程と、
    ベースフィルムと、当該ベースフィルムに形成された剥離層と、当該剥離層上に形成された加飾層と、当該加飾層上に形成された接着層とを備えた加飾用転写箔を使用し、型閉め前の第2型の型底にも加飾用転写箔を沿わせる工程と、
    前記第1型と前記第2型とを型閉めし、筐体形状のキャビティを形成する工程と、
    前記キャビティ内に前記第1型の射出口から溶融状態の成形樹脂を射出することにより、樹脂成形品からなる筐体を成形すると同時に当該筐体の内側に前記受電系形成用フィルムを接着させ、かつ前記筐体の外側に前記加飾用転写箔を接着させる工程と、
    前記成形された筐体の冷却固化後、前記第1型と前記第2型と型開きをする工程と、
    前記筐体の外側に接着された前記加飾用転写箔から前記ベースフィルムを剥離する工程と、
    を備えたことを特徴とする無線充電システムにおける受電系筐体の製造方法。
  2. 使用する前記受電系形成用フィルムが、さらに前記ベースフィルムと前記平面コイルとの間にシールド層及び絶縁層を順次備えたものである請求項1記載の無線充電システムにおける受電系筐体の製造方法。
  3. 使用する前記受電系形成用フィルムが、さらに前記ベースフィルムと前記平面コイルとの間に磁性層及び絶縁層を順次備えたものである請求項1に記載の無線充電システムにおける受電系筐体の製造方法。
  4. 使用する前記受電系形成用フィルムが、さらに前記ベースフィルムと前記平面コイルとの間にシールド層、磁性層及び絶縁層を順次備えたものである請求項1に記載の無線充電システムにおける受電系筐体の製造方法。
  5. ベースフィルムと、当該ベースフィルム上に剥離層が形成され、当該剥離層上にペースト、箔又はメッキ層のいずれかからなる渦巻き状の導電部を有するように形成された平面コイルと、最上層として形成された接着層とを備えた受電系形成用転写箔である受電系形成用フィルムを使用し、射出口を有する第1型の射出口を覆わない部分の型底に当該受電系形成用フィルムを沿わせる工程と、
    前記第1型と第2型とを型閉めし、筐体形状のキャビティを形成する工程と、
    前記キャビティ内に前記第1型の射出口から溶融状態の成形樹脂を射出することにより、樹脂成形品からなる筐体を成形すると同時に当該筐体の内側に前記受電系形成用フィルムを接着させる工程と、
    前記成形された筐体の冷却固化後、前記第1型と前記第2型と型開きをする工程と、
    前記筐体の内側に接着された前記受電系形成用フィルムから前記ベースフィルムを剥離する工程と、
    を備えたことを特徴とする無線充電システムにおける受電系筐体の製造方法。
  6. 前記平面コイルの導電部が、隣接するパターン間どうしが所定の絶縁距離を持って存在する渦巻き状のコイル部と、コイル部の内端からコイル部の外側まで絶縁層を介して横断する引出し線と、取り出し端子であるランド部とを有して形成されている請求項1〜5のいずれかに記載の無線充電システムにおける受電系筐体の製造方法。
  7. 前記成形樹脂として高熱伝導材を用いる請求項1〜6のいずれかに記載の無線充電システムにおける受電系筐体の製造方法。
  8. 前記平面コイルと前記接着層との間に加飾層が形成されている請求項5に記載の無線充電システムにおける受電系筐体の製造方法。
  9. さらに、ベースフィルムと、当該ベースフィルムに形成された加飾層と、当該加飾層上に形成された接着層とを備えた加飾用フィルムを使用し、型閉め前の第2型の型底にも加飾用フィルムを沿わせる工程を備えた請求項5に記載の無線充電システムにおける受電系筐体の製造方法。
  10. 使用する前記加飾用フィルムが、さらに前記ベースフィルム上に剥離層を備えた加飾用転写箔であり、前記筐体の外側に接着された前記加飾用転写箔から前記ベースフィルムを剥離する工程を備えた請求項9記載の無線充電システムにおける受電系筐体の製造方法。
  11. 前記筐体が凹んだ内側形状を持つ携帯機器筐体である請求項1〜10のいずれかに記載の無線充電システムにおける受電系筐体の製造方法。
JP2009264431A 2009-11-19 2009-11-19 無線充電システムにおける受電系筐体の製造方法 Expired - Fee Related JP5523069B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009264431A JP5523069B2 (ja) 2009-11-19 2009-11-19 無線充電システムにおける受電系筐体の製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009264431A JP5523069B2 (ja) 2009-11-19 2009-11-19 無線充電システムにおける受電系筐体の製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2011109546A JP2011109546A (ja) 2011-06-02
JP5523069B2 true JP5523069B2 (ja) 2014-06-18

Family

ID=44232523

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009264431A Expired - Fee Related JP5523069B2 (ja) 2009-11-19 2009-11-19 無線充電システムにおける受電系筐体の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5523069B2 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104465067A (zh) * 2014-11-18 2015-03-25 东莞劲胜精密组件股份有限公司 一种无线充电线圈的制作方法及无线充电结构
CN106469945A (zh) * 2015-08-21 2017-03-01 苹果公司 三维形状的感应充电线圈及制造其的方法
EP3637443A1 (en) * 2018-10-10 2020-04-15 Nokia Technologies Oy Inductive components and methods of forming inductive components
JP7006886B2 (ja) 2016-12-22 2022-01-24 昭和電工株式会社 水素製造装置及び水素製造方法

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9331505B2 (en) 2012-03-06 2016-05-03 Toyota Motor Engineering & Manufacturing North America, Inc. Charging system
KR101368771B1 (ko) 2012-08-07 2014-03-03 (주)디팜스 무선충전기용 tx 3코일 덮개
US9583256B2 (en) 2014-06-13 2017-02-28 Verily Life Sciences Llc Three-dimensional wireless charging coil
CN104882265B (zh) * 2015-05-11 2017-12-15 东莞劲胜精密组件股份有限公司 一种将无线充电线圈成型于玻璃上的方法
CN113479085B (zh) * 2021-08-25 2022-09-27 重庆交通职业学院 一种新能源汽车的户外充电桩

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002018893A (ja) * 2000-07-06 2002-01-22 Nissha Printing Co Ltd インサート成形品およびその製造方法
JP2005019850A (ja) * 2003-06-27 2005-01-20 Bridgestone Corp 携帯機器
JP2008236887A (ja) * 2007-03-20 2008-10-02 Seiko Epson Corp 携帯装置用充電装置、携帯装置用充電装置の充電制御方法およびプログラム
WO2008123191A1 (ja) * 2007-03-30 2008-10-16 Nissha Printing Co., Ltd. 樹脂成形体及びその製造方法
JP2008294385A (ja) * 2007-04-24 2008-12-04 Panasonic Electric Works Co Ltd 非接触電力伝送機器及びその受電用コイルブロックの製造方法
JP2009159074A (ja) * 2007-12-25 2009-07-16 Nec Saitama Ltd 携帯端末への磁性体シート貼り付け方法

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104465067A (zh) * 2014-11-18 2015-03-25 东莞劲胜精密组件股份有限公司 一种无线充电线圈的制作方法及无线充电结构
CN104465067B (zh) * 2014-11-18 2017-05-31 东莞劲胜精密组件股份有限公司 一种无线充电线圈的制作方法及无线充电结构
CN106469945A (zh) * 2015-08-21 2017-03-01 苹果公司 三维形状的感应充电线圈及制造其的方法
US10211663B2 (en) 2015-08-21 2019-02-19 Apple Inc. 3D shaped inductive charging coil and method of making the same
JP7006886B2 (ja) 2016-12-22 2022-01-24 昭和電工株式会社 水素製造装置及び水素製造方法
EP3637443A1 (en) * 2018-10-10 2020-04-15 Nokia Technologies Oy Inductive components and methods of forming inductive components
WO2020074779A1 (en) * 2018-10-10 2020-04-16 Nokia Technologies Oy Inductive components and methods of forming inductive components

Also Published As

Publication number Publication date
JP2011109546A (ja) 2011-06-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5523069B2 (ja) 無線充電システムにおける受電系筐体の製造方法
EP2613329B1 (en) Mobile terminal power receiving module utilizing wireless power transmission and mobile terminal rechargable battery including mobile terminal power receiving module
CN208796795U (zh) 线圈组件
KR101823542B1 (ko) 무선충전용 전자기 부스터 및 그 제조방법
KR101911457B1 (ko) 무선충전 라디에이터 기능을 갖는 자성 필름, 그 제조방법 및 이를 이용한 무선충전 디바이스
CN104412728B (zh) 数字转换器用磁场屏蔽片及其制备方法和利用其的便携式终端设备
CN103180919B (zh) 线圈部件及其制造方法
EP2529913B1 (en) Injection-molded and simultaneously decorated article with antenna and production method thereof, and power feeding structure of housing with antenna
CN108184333A (zh) 组合式天线模块
KR101984790B1 (ko) 무선충전 라디에이터 기능을 갖는 자성 시트, 그 제조방법 및 이를 이용한 무선충전 디바이스
US9960630B2 (en) Wireless power charging device
CN106532307B (zh) 导电板以及包括该导电板的电子装置
US20160293316A1 (en) Coil electronic component and method of manufacturing the same
US20140176282A1 (en) Electromagnetic induction module for wireless charging element and method of manufacturing the same
TW201043114A (en) Three dimensional antenna
CN103515698A (zh) 一种近场通讯天线及电子设备
US20100182144A1 (en) Rfid magnetic sheet, noncontact ic card and portable mobile communication apparatus
CN101276888A (zh) 聚合物电池组
CN104064803A (zh) 具有天线的电池包
JP6126188B2 (ja) Rfidアンテナ
CN105742732A (zh) 具有无线充电功能和近场通信功能的电池组
US20150138023A1 (en) Antenna for communication terminal
US20180114634A1 (en) Wireless charging structure and method for forming the same
TW201445374A (zh) 感測基板
CN100479631C (zh) 使用阳极氧化来制造具有精细电路图形的封装基板的方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20120808

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20130225

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130319

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130520

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20131126

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20140127

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20140408

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20140408

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5523069

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees