JP5522573B2 - 運動量計測装置を用いた現実の走行競技等への仮想参加における順位決定方法、及び風景画像表示方法 - Google Patents
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Description
例えば特許文献1には、複数の端末装置を通信回線を介してサーバと接続し、利用者が前進運動を定位置で行うとその前進速度を検出する機能を有する運動器具を備え、利用者が選定したコースの風景画像情報を利用者の前進速度に対応させて端末装置に送信し、これを表示することにより利用者は家庭などに居ながらにして気軽に種々のコースの風景を楽しみながらトレーニングを行うことができる装置が開示されている。
同時に、安価で安全で正確な運動量計測装置を提供する。
現実のマラソン競技など歩行又は走行競技に仮想的に参加する者として前記使用者の情報を前記サーバーに予め登録し、前記サーバーから前記現実の競技のスタート予定時刻を予め使用者に伝達し、前記スタート予定時刻になったときスタートの合図を表示し、前記スタート予定時刻の後に、使用者が定位置で行った歩行又は走行運動に応じて仮想的な累積移動距離を計算し、前記累積移動距離が歩行又は走行競技のスタート地点からゴール地点までのコース距離に達した時点をゴール時刻として認識し、前記スタート予定時刻とゴール時刻の差を、所要時間として、通信回線を通じてサーバーに送信し、サーバーは受信した複数の使用者の所要時間を集計して前記運動量計測システムに送信し、前記運動量計測システムは前記集計された所要時間を基に使用者の順位を認識し、該順位を使用者に通知する現実の競技とほぼ同時刻に行われる仮想競技の順位決定方法である。
尚、有名なマラソン競技においては、予定された時刻に正確にスタートするのが一般的なので、現実競技のスタート合図を通信回線を通じて各参加者に通知する方法よりも、実際には同時刻性をより正確に保つことができる。
この場合も、風景を収めた画像データをスタート時刻の前に、時間帯をずらして参加者側に順次送信しておくことにより、通信回線に一時的な高負荷をかけることを防止できるので、スムーズな通信、作動が可能である。
ここで撮影する風景は、競技が行われる少し前の風景でも良いし、例えば1年前に行われた同競技の参加者や先導車が撮影した画像でも良い。
これにより、リアリティの高い風景を見ながら、現実の参加者の追体験をすることができる。
参加者の人数や、サーバー及び通信回線のデータ処理能力に合わせて余裕を持ってスタートを遅らせる時間を決め、仮想競技参加者の移動速度のばらつきに応じて画像配信時刻を分散させることにより、通信回線に一時的な高負荷をかけずに、スムーズな通信、画像の表示が可能になる。
また計測用空気室の体積を小さく設定できるので、踏み板の鉛直方向の位置変化量に対する計測用空気室の圧力変化量が大きくなり精度の高い計測が可能になる。
ここでは運動量計測装置1として本願請求項4に記載した構造を示してある。
運動量計測装置1の詳細については後述するが、概要を述べれば、踏み板3上で使用者が足踏み運動などをすると、鉛直方向荷重Wが変動し、支持用空気室4a、4bに支えられた踏み板3が上下に移動するので、踏み板3の中央近傍の移動量を位置センサー12で測定することにより、支持用空気室の設定圧力値を基に、加えられた荷重Wを計算できる。
これら多数の運動量計測システム間で、例えば10kmの走行競技を行う場合、図2に示したように、スタート時刻から使用者(a、b、c、d、e)が運動量計測システム上で行った運動量から移動速度を計算し、これをもとに累積移動距離を計算し、この累積移動距離が10kmに達した時点をゴール時刻として、ゴール時刻とスタート時刻の差を所要時間(Ta、Tb、Tc、Td、Te)とする。所要時間が短い順に1位、2位、3位・・と順位を決める。
ここで、スタートの時刻が各データ処理装置間で少しずれても順位に影響がない。すなわち各データ処理装置がスタート時刻からの経過時間とスタート時刻から後に行われた運動量を正確に計測可能であれば所要時間を正確に計算できる。
経過時間の測定は各データ処理装置に内蔵されている時計で行うが、その誤差は一般的に24時間で数秒以下なので、仮想競技としては許容できる精度といえる。
したがって、このような現実の競技とほぼ同時刻に行う仮想競技では、実際のスタート信号を各端末に通信する必要は無く、むしろスタート予定時刻に各端末に設けられた時計の時刻に従ってスタートの合図を行った方が、通信回線の通信負荷を増やすことなく、一斉にスタートすることができる。また、たとえ現実の競技のスタート時刻が都合により若干遅れたとしても、仮想競技の公平性をなんら損なうものではない。
この画像200を各ユーザーの端末(運動量計測システム)100a、100b、100cに、仮想競技が始まる前に予めダウンロードしておき、仮想競技開始後に、運動量を計測して計算された累積移動距離に応じて、該当する画像ファイルを開き、計算された移動速度にあわせて再生速度を制御することにより、データ処理装置20の表示画面21に、現実の競技のコース上の風景を表示することができる。
フルマラソンの場合、トップランナーのスピードで撮影しても2時間を越える大きな画像ファイルになるが、仮想競技の前日までの期間に各使用者が分散して、かつファイルを分割してダウンロードすることにより、通信負荷を分散することができる。
以後、各処理内容の左上に記した番号を用いて説明する。
まず、仮想競技の開催者は、通信回線上のサーバーを通じて仮想競技の開催日時、コース、参加費等を公表し参加者を募集する(S1)。
さらに、サーバーから予め撮影したコース上の風景画像を運動量計測システム100aに送信し(S3)、運動量計測システムの記憶装置に保存する(U3)。
上記U1〜U3、S2、S3の処理は、仮想競技の開催日よりも前に、運動量計測システム100aを通信回線に繋いで、機種が適合するか否かを確認するとともに、一連の動作として実行することが好ましい。
運動量計測システムの起動後に、運動量を計測するためのセンサー類の抵抗値などをチェックして故障診断を実施する(U4)。これは、故障を見つける目的であると同時に、正規でないセンサーやデータ発生器が繋がれることにより、不正なデータが紛れ込むことを防ぐためである。
もし、途中の個人認証が一致しなかったり、移動速度と歩数の関係が急に変化した場合には、正規なデータとして扱わず、参考データとして処理する。
本発明が対象としている運動は所要時間を競う個人競技なので、例えば通信回線を利用した対戦ゲームなどとは異なり、他人の操作をフィードバックする必要はない。したがって上記のように、端末の時計の時刻に従って独自に競技を開始すればよい。
予め時計の時刻を正確に合わせておくことにより、実際には世界中において現実の競技と同時刻に仮想競技を開始できることになる。
累積移動距離に応じて、コース上の風景画像ファイルを開き、移動速度にあわせて画像ファイルを再生する(U8)ことにより、現実の参加者が目にするであろう風景を見ることができる。
また、コースに上り坂や下り坂がある場合はその情報を予め端末に保存し、累積移動距離がその地点に達したときに、運動量に対する移動速度の計算式を加減して、坂を走行するのに必要なエネルギーに近似させることによりさらにリアリティーを高めることができる。
さらにコース上の現実の時刻と場所に応じた風向・風速を計測して、サーバーを介して端末に通知することにより、風の影響を移動速度に反映するようにすることもできる。
各運動量計測システムは、必要に応じて又は定期的に、前記集計データをサーバーからダウンロードして、使用者の参加者番号に相当する所要時間の順位を計算して、チェックポイント通過順位として使用者に表示する(U10)。
ここで、サーバー側では個々の参加者の順位を計算せずに、単に各端末から送信されたデータを集計し、順次更新した集計データを公開することにより、サーバーの負荷を低減することができる。
本願請求項3に記載した画像表示方法は、上記環境に対応してなされたものである。
すなわち、移動速度が適度にばらついた撮影者(現実競技の参加者又は伴走車の搭乗者など)が撮影し、通信回線を通じてサーバーに送信した画像を、仮想競技の参加者の移動距離、移動速度に応じて表示する方法に関する。
すなわち、図6に示したように、現実の競技の参加者A、B、C、D、・・が撮影したコース上の風景画像を、同時に送られた位置情報(例えばGPS測位情報)を基に、コース上の距離に関連付けて距離毎に分割して、所要時間と平均速度とともにサーバーに保存し、仮想競技の参加者の走行速度から予測して、次の区間に再生すべき画像を、保存された多数の画像群から選んでダウンロードする。
尚、図6では現実競技の参加者の移動速度が一定として作図してあるが、実際には変動するので、区間毎の平均速度を計算して画像選択の基準に用いる。
参加希望者は通信回線を通じて申し込みを行い(U1)、これに対してサーバーは参加者番号(ゼッケン番号に相当する)とスタート予定時刻を通知し(S2)、運動量計測システム側では、時刻を正確に合わせてスタート予定時刻をセットする(U2)。
ここで、図4に示した処理と異なる点として、参加申し込み時に参加者の目標タイムを申告することがある。これは仮想競技のスタート直後の第1区間に表示する画像を選ぶ(U5)ために必要である。
また、仮想競技のスタート予定時刻は、現実競技のスタート予定時刻より所定時間だけ遅らせる必要がある。この遅らせた時間内に、サーバー側では現実競技の参加者から送られてくる画像(R2)を距離の区分毎に整理し、その区間における平均速度のデータとともに配信可能な状態に整え(S3)、第2区間以降については、端末側からの使用者の移動速度の情報から推定して次の区間の映像を選び配信する(S4)。
また、すべての表示画像を現実競技の参加者が撮影した映像でまかなうには、データの処理能力が不足する場合は、一部の表示画像を、予め撮影して仮想競技の前日までにダウンロードした画像で代用する方法(すなわち請求項2に記載した方法)を併用しても良い。
図8は本発明請求項4に記載した運動量計測装置1の構造を示す平面図、図9はA−A断面で示した作動説明図である。
運動量計測装置本体2の上面に、右足用踏み板3aと左足用踏み板3bがそれぞれ嵌り、かつ上下に摺動する開口部を設け、それぞれの踏み板3a、3bの4隅近傍を下から支える位置に、支持用空気室4a、4bが設置され、支持用空気室4a−4a、4a−4bは通路5によって連結されている。
電磁弁7a、7bを両方とも開いた状態で、圧力センサー8の出力値をモニターしながら外部の空気ポンプ(図示しない)から逆止弁9を介して空気を充填して、支持用空気室の圧力を所望の値に設定する。その後電磁弁7a、7bを閉じれば、左右の支持用空気室の圧力が既知の同一圧力に保たれることになる。
もし、右の支持用空気室の圧力を下げたければ、電磁弁7aのみを開いて、締切弁10を開いて空気を徐々に漏らして、所望の圧力になったときに締切弁10を閉じ、その後電磁弁7aを閉じれば良い。このとき右の支持用空気室の設定圧力は電磁弁7aを閉じる直前の圧力センサー8の検出値を採用する。
図9(b)に示したように、荷重Wが踏み板3aのほぼ中央に作用した場合には、支持用空気室は均等に変形して、踏み板3aが下方向に平行移動するので、踏み板中央の位置変化量を計測すれば、そのときの支持用空気室の設定空気圧を基に計算し、加えられた荷重Wを推定することができる。
このとき一般には、荷重Wが同じであっても、図9(b)より図9(c)の方が支持用空気室内の平均圧力が高くなる(この理由については段落番号0057に記載した)。
しかし、踏み板中央の位置変化量は図9(b)と図9(c)で大差は無く、従って踏み板中央近傍の変位量を基に加えられた荷重Wを計算することによって、使用者が踏み板の中央を踏まなくても、踏み板に加えられた荷重をほぼ正確に推定することが可能になる。
踏み板の中央近傍を下方から支持する計測用空気室14を設け、該計測用空気室に圧力センサー8(ゲージ圧センサーが好ましい)を取り付け、支持用空気室4a、4bと計測用空気室14を繋ぐ通路15に電磁弁16を設けてある。
ここで圧力センサー8は計測用空気室14に直接装着するのが好ましい。もし圧力センサーと計測用空気室の間を細長い通路で連結すると、検出圧力の応答性が悪くなり、荷重Wが作用しなくなっても設定圧力まで瞬時には戻らなくなり、変動成分を検出する際の基準となる圧力値が判断できなくなるので都合が悪い。
図11(b)に示したように、荷重Wが踏み板3aのほぼ中央に作用した場合には、支持用空気室と計測用空気室は均等に変形して、踏み板3aが下方向に平行移動する。このとき、踏み板中央の位置変化量に応じて計測用空気室内の圧力が上昇するので、この圧力の変化量を計測し、先の支持用空気室と計測用空気室の設定圧力を基に計算し、加えられた荷重Wを推定することができる。
このとき一般には、荷重Wが同じであっても、図11(b)より図11(c)の方が支持用空気室内の平均圧力が高くなる(この理由については段落番号0057に記載した)。
しかし、踏み板中央の位置変化量は図11(b)と図11(c)で大差は無く、従って計測用空気室の圧力変化量を基に加えられた荷重Wを計算することによって、使用者が踏み板の中央を踏まなくても、踏み板に加えられた荷重をほぼ正確に推定することが可能になる。
支持用空気室及び計測用空気室の設定圧力Poをゲージ圧で、50kPa、100kPa、200kPaとし、計測時には電磁弁16を閉じている。
また、荷重Wが小さい範囲(たとえば10kgf以下)では圧力変化量ΔPが小さく、感度が低いことがわかる。これは、外力を加えて空気室を変形させるには局部的に設定圧力Poを上回る大きさの面圧を加えなければ変形しないからである。
したがって一般的に、同じ荷重を加えて空気室を変形させる際に、広い面積に均一に荷重を加えるより、狭い面積に集中して荷重を加えた方が空気室の変形量が大きくなり、内部の圧力変化量も大きくなる。
請求項4又は請求項5に記載した発明では、踏み板中央近傍の位置変化量を計測するか、あるいは踏み板中央近傍を支える計測用空気室内の圧力変化量を計測することにより、たとえ踏み板に偏荷重が加わって踏み板が傾いて移動したとしても、ほぼ正確に加えられた荷重Wの値を推定することができる。
同様に、図10、11に示した構造においては、設定圧力Poをパラメーターとして荷重Wと計測用空気室の圧力変化量ΔPの関係を予め計測し、結果をマップデータとしてデータ処理装置20に記憶しておくことにより、設定圧力Poと計測した圧力変化量ΔPにより、加えられた荷重を計算することができる。
2 運動量計測装置本体
3 踏み板
3a 踏み板(右足用)
3b 踏み板(左足用)
4a 支持用空気室(前側)
4b 支持用空気室(後側)
5 支持用空気室間の通路
6 左右の支持用空気室を繋ぐ通路
7a 支持用空気室(右)と空気出入り口を連通/分離する電磁弁
7b 支持用空気室(左)と空気出入り口を連通/分離する電磁弁
8 圧力センサー
9 逆止弁
10 締切弁
11 絞り
12 位置センサー
13a 右足用空気回路
13b 左足用空気回路
14 計測用空気室
15 支持用空気室と計測用空気室を繋ぐ通路
16 支持用空気室と計測用空気室との間に設けた電磁弁
20 データ処理装置
21 表示画面
22 生体認証用データ入力装置
23 着脱可能な個人用メモリー
24 選択ボタン
25 Yesボタン
26 Noボタン
27 スピーカー
30 生体情報収集センサー
41 電力供給線
42 運動量計測装置からデータ処理装置への信号伝達手段
43 生体情報収集センサーからデータ処理装置への信号伝達手段
44 データ処理装置から運動量計測装置への制御信号伝達手段
45 ネットワーク接続手段
100a 運動量計測システム(使用者a)
100b 運動量計測システム(使用者b)
100c 運動量計測システム(使用者c)
110 サーバー
120a 現実競技の参加者Aが携行している画像提供装置
120b 現実競技の参加者Bが携行している画像提供装置
120c 現実競技の参加者Cが携行している画像提供装置
120d 現実競技の参加者Dが携行している画像提供装置
200 予め撮影されたコース上の風景画像
210a 現実競技の参加者Aが撮影した風景画像
210b 現実競技の参加者Bが撮影した風景画像
210c 現実競技の参加者Cが撮影した風景画像
210d 現実競技の参加者Dが撮影した風景画像
R 踏み板前後側面の曲率半径
W 荷重(kgf)
Z 踏み板の変位(mm)
Po 設定空気圧力(kPa)
ΔP 計測用空気室内の圧力変化量(kPa)
Claims (5)
- 使用者が定位置で行う歩行又は走行運動を検出して仮想的な移動速度と累積移動距離を計算する手段と、
通信回線上のサーバーとデータを送受信し、必要なデータを保存する手段と、
視覚情報を表示する手段と、
正確な時刻を設定し、かつ時間を計測する手段とを備えた運動量計測システムにおいて、
現実のマラソン競技など歩行又は走行競技に仮想的に参加する者として前記使用者の情報を前記サーバーに予め登録し、
前記サーバーから前記現実の競技のスタート予定時刻を予め使用者に伝達し、
前記スタート予定時刻になったときスタートの合図を表示し、
前記スタート予定時刻の後に、使用者が定位置で行った歩行又は走行運動に応じて仮想的な累積移動距離を計算し、
前記累積移動距離が歩行又は走行競技のスタート地点からゴール地点までのコース距離に達した時点をゴール時刻として認識し、
前記スタート予定時刻とゴール時刻の差を、所要時間として、通信回線を通じて前記サーバーに送信し、
前記サーバーは受信した複数の使用者の所要時間を集計して前記運動量計測システムに送信し、
前記運動量計測システムは前記集計された所要時間を基に使用者の順位を認識し、該順位を使用者に通知することを特徴とする現実の競技とほぼ同時刻に行われる仮想競技の順位決定方法。 - 請求項1に記載した仮想競技の順位決定方法に加えて、
前記現実の競技のコース上の距離に関連付けて予め撮影又は作成された前記コース上の風景を、前記スタート予定時刻前に、前記サーバーから送信して前記運動量計測システムに保存し、
前記計算された累積移動距離と移動速度に応じて、
前記運動量計測システムに保存された前記コース上の風景を画像として表示することを特徴とする現実の競技とほぼ同時刻に行われる仮想競技の順位決定方法並びにコース上の風景表示方法。 - 使用者が定位置で行う歩行又は走行運動を検出して仮想的な移動速度と累積移動距離を計算する手段と、
通信回線上のサーバーとデータを送受信し、必要なデータを保存する手段と、
画像を表示する手段と、
正確な時刻を設定し、かつ時間を計測する手段とを備えた運動量計測システムにおいて、
現実のマラソン競技など歩行又は走行競技に仮想的に参加する者として前記使用者の情報を前記サーバーに予め登録し、
前記サーバーから前記現実の競技のスタート予定時刻より所定の時間遅らせた仮想競技のスタート予定時刻を予め使用者に伝達し、
前記仮想競技のスタート予定時刻になったときスタートの合図を表示し、
前記仮想競技のスタート予定時刻の後に、使用者が定位置で行った歩行又は走行運動に応じて仮想的な累積移動距離を計算し、
現実の競技に参加している複数の参加者又は参加者と同様な速度で移動している複数の者がそれぞれ撮影したコース上の風景画像を、
コース上の位置情報と撮影した時刻情報と共に前記サーバーに送信し、
前記サーバーは前記画像を、その画像が撮影されたコース上の距離とスタート後の経過時間と撮影者の移動速度の情報とともに適当な長さの画像データに分割して保存し、
前記計算した累積移動距離と移動速度の関係に近似すると推定された前記保存された画像を、通信回線を通じて前記使用者の運動量計測システムに送信し、前記運動量計測システムは、仮想的な累積移動距離と移動速度に応じて前記画像を表示することを特徴とする現実の競技より所定の時間遅れて行われる仮想競技のコース上の風景表示方法。 - 使用者が定位置で行う歩行又は走行運動を検出する方法が、左右の足それぞれで踏むための2枚の踏み板と、
前記2枚の踏み板の下方に、左右の踏み板それぞれに対応して気密的に分離された又は分離可能な支持用空気室を備え、
前記左右で分離された又は分離可能な支持用空気室は、踏み板の1枚毎に少なくとも踏み板の4隅近傍で該踏み板を下方から支持し、前記それぞれの支持用空気室の圧力を測定しつつ所定の範囲内でそれぞれの支持用空気室内の圧力を任意に設定し、使用者が前記踏み板に荷重を加えた際に、前記それぞれの踏み板の中央近傍の位置変化量を計測することにより、前記それぞれの踏み板に加えられた荷重を推定して計算する方法であることを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれかに記載した仮想競技の順位決定方法又はコース上の風景表示方法。 - 使用者が定位置で行う歩行又は走行運動を検出する方法が、左右の足それぞれで踏むための2枚の踏み板と、
前記2枚の踏み板の下方に、左右の踏み板それぞれに対応して気密的に分離された又は分離可能な空気回路を備え、
前記左右で分離された又は分離可能な空気回路は、踏み板の1枚毎に少なくとも踏み板の4隅近傍で該踏み板を下方から支持する支持用空気室と、
前記踏み板のほぼ中央にて該踏み板を下方から支持する計測用空気室と、
前記支持用空気室と前記計測用空気室を繋ぐ通路と、
該通路の連通状態と閉塞状態を選択的に切り替え可能な弁とで構成され、
前記弁を連通状態にして前記計測用空気室の圧力を測定しつつ所定の範囲内で左右それぞれの支持用空気室及び計測用空気室の圧力を任意に設定し、
その後、前記弁を閉塞状態にして、使用者が前記踏み板に荷重を加えた際に、
前記計測用空気室内の圧力変化を計測することにより、前記それぞれの踏み板に加えられた荷重を推定して計算する方法であることを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれかに記載した仮想競技の順位決定方法又はコース上の風景表示方法。
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