JP2013130808A - 電子機器 - Google Patents

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Yoji Uchiyama
洋治 内山
Isao Takahashi
高橋  功
Hiroaki Yamamura
宏明 山村
Hidemi Inohara
秀己 猪原
Masaichi Sekiguchi
政一 関口
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Abstract

【課題】マラソン大会の参加ランナーからの撮影依頼に基づいて当該ランナーを撮影する撮影依頼システムにおいて使い勝手のよい電子機器を提供すること。
【解決手段】マラソン大会の参加ランナーからの撮影依頼に基づいて当該ランナーを撮影する撮影依頼システムにおいて、電子機器34は、足が接地している第1状態と、足が接地していない第2状態とを検出する第1検出部34aと、第1検出部34aによる検出結果に応じて撮像に関する通信を行なう通信部34cと、を備える。
検出結果に基づいてランナーの両足が浮いている状態をトリガーとして、定点カメラであるカメラに撮影指示(レリーズ指示)を行なえば、躍動感のあるランナーの画像を撮像することができる。
【選択図】図3

Description

本発明は、電子機器に関する。
他人もしくは定点カメラに対して撮影依頼を行うことが提案されている。また、マラソン大会においてあらかじめ登録されているランナーが所定の地点を通過する際に当該ランナーを撮影する技術が提案されている(例えば、特許文献1)。
特開2002−281492号公報
しかしながら、従来の撮影依頼システムは、撮影の要求に十分応じることが難しく、使い勝手がよくなかった。
本発明による電子機器は、足が接地している第1状態と、足が接地していない第2状態とを検出する第1検出部と、第1検出部による検出結果に応じて撮像に関する通信を行なう通信部と、を備えたことを特徴とする。
本発明によれば、使い勝手のよい電子機器を提供することができる。
本発明の一実施の形態による撮影依頼システムの構成例を説明するブロック図である。 通信機器およびカメラの詳細を説明するブロック図である。 両足検出部の詳細を説明する図である。 情報検出部の詳細を説明する図であり、(a)は異なる靴底パターンの靴が情報検出部を通過した場合を示す図、(b)は同じ靴底パターンの靴が情報検出部を通過した場合を示す図である。 撮影依頼部とサーバとの間で行なわれる撮影依頼登録処理の流れを示すフローチャートである。 依頼された撮影を実行するための撮影実行処理の流れを示すフローチャートである。 サーバのメモリに記憶された、撮影依頼部からの撮影依頼データを説明する図である。
以下、図面を参照して本発明を実施するための形態について説明する。図1は、本発明の一実施の形態による撮影依頼システム1を例示する図である。本実施の形態は、撮影依頼システム1を用いて、マラソン大会の参加ランナーからの撮影依頼に基づいて当該ランナーを撮影する。
図1において、撮影依頼システム1は、撮影依頼信号を発する複数の通信機器10(10−1、10−2、…、10−N)からなる撮影依頼部20と、各種の情報を検出するセンサ群30と、撮影依頼部20からの撮影依頼信号を受け付けるサーバ40と、このサーバ40からの撮影指示に応じて撮影を行う複数の撮影カメラ50(50−1、50−2、…、50−N)とを有している。なお、複数の撮影カメラ50の中に後述する定点カメラを含ませることも可能である。
(撮影依頼部20)
図2は、撮影依頼部20(通信機器10)および、撮影カメラ50の詳細を示すブロック図である。まず、図2を参照して撮影依頼部20を代表する通信機器10−1を説明する。通信機器10−1は、パソコン、携帯電話、PDA(Personal Digital Assistants)などの機器を用いることができ、音声を入力するマイク11、文字や数字などを入力するためのキーボード12、さまざまな情報や、映像などを表示するための表示部(例えば、液晶表示ディスプレイ)13、注意音(警告音)、音声メッセージなどの音声を発するスピーカ14を有している。また、通信機器10は、入力部15、カレンダ部16、フラッシュメモリ17、通信部18および制御部19を有している。
入力部15は、マイク11からの音声信号を入力する音声入力部15aと、キーボード12を介してテキストデータを入力するテキストデータ入力部15bとを有している。カレンダ部16は計時機能を有し、時間情報を出力する。また、日付と曜日を対応付けて記憶する。
フラッシュメモリ17は不揮発性のメモリであり、各種プログラムや、入力部15に入力された音声信号のデータやテキストデータを保存する。通信部18は、サーバ40との間で電気通信回線を介して通信可能である。通信部18は、後述の制御部19の制御により、入力部15に入力された情報やフラッシュメモリ17に保存されている情報をサーバ40へ送信する。
制御部19はCPUを有し、通信機器10全体を制御する。通信機器10によって構成される撮影依頼部20は、制御部19からの指示を受けてサーバ40へ撮影依頼信号を送信する。なお、通信機器10−2から10−Nの基本構成も上述の通信機器10−1の構成と同じである。
(センサ群30)
図1に戻って、センサ群30は、GPS(Global Positioning System)受信機31、生体センサ32、検出カメラ33、両足検出部34、及び情報検出部35を有する。本実施の形態では、各ランナーにGPS受信機31、生体センサ32、および両足検出部34がそれぞれ装着されているものとする。また、検出カメラ33、および情報検出部35が後述するマラソンコースの複数の地点にそれぞれ設けられているものとする。
GPS受信機31は、GPS衛星からの信号を受信して、当該信号に基づいてランナーの位置を特定する。さらに、GPS受信機31は無線通信機を備えており、当該特定したランナーの位置を示す位置情報をサーバ40へ送信する。GPS受信機31は、例えば腕時計や、ランナーの靴やゼッケンなどに設けることができる。
なお、GPS受信機31に代えてICタグを用いて、ランナーを撮影する撮影地点の近傍にこのICタグから出力される周波数を検出するアンテナを設けるようにしてもよい。この場合のサーバ40は、上記アンテナを介してICタグからの信号が受信された場合に上記アンテナの近傍にランナーが存在すると判断する。
生体センサ32は、ランナーの生体情報を取得して、サーバ40に送信する。生体センサ32は、赤外線を用いた脈波検出センサ、振動センサ、および発汗センサを有する。脈波検出センサはランナーの血圧や脈拍を検出し、振動センサは心拍数を検出する。生体センサ32は、例えば、特開2005−270543号(米国特許第7538890号)に記載されているように腕時計に組み込まれ、ランナーの身体に接する部分に配される。また、腕時計ではなく指輪やイヤリングに生体センサ32を設けるようにしてもよい。
検出カメラ33は、ランナーの顔認識を行なったり、ランナーのゼッケン番号などの検出を行なったりするためのカメラである。検出カメラ33をマラソンコースに設けられた定点カメラで構成したり、ランナーを撮影するための撮影カメラ50を検出カメラ33と兼用してもよい。なお、顔認識については特許第4036051号に、ゼッケン検出については特許第3069723号にそれぞれ開示があり、本実施の形態においてこれらの技術を利用することが可能である。
図3は、両足検出部34を表す図である。両足検出部34は、ランナーの足の情報を検出するものであり、図3に示してあるように、圧力センサ34a、方位センサ34b、通信部34cおよび不図示のスイッチが靴に備えられている。圧力センサ34aは、靴のつま先部とかかと部とにそれぞれ圧力感知部を有しており、足が接地した際の接地圧力を左右の足毎に、つま先とかかと別に検出する。なお、左足の圧力センサを符号34a(L)で、右足の圧力センサを符号34a(R)で表している。また、左足の方位センサを符号34b(L)で、右足の方位センサを符号34b(R)で表している。さらに、左足の通信部を符号34c(L)で、右足の通信部を符号34c(R)で表している。
圧力センサ34aとしては、歪センサを用いてもよいし、静電容量の変化から圧力を検出するセンサを用いてもよい。一般に、圧力センサ34aの出力は、足が浮いている状態(すなわち靴が地面から離れている状態)のときに、足が接地している状態(すなわち靴が地面についている状態)に比べて小さくなる。このため、左右両足のつま先/かかとに備えた計4つの圧力センサ34aの出力が接地している状態よりも小さくなったときにランナーの両足が浮いている状態といえる。なお、走行中の足が浮いている状態と足が接地している状態における圧力センサ34aの出力を予め測定しておき、足が浮いていると判断するための所定値(所定圧力)を両足検出部34内の不図示のメモリに記憶させておいてもよい。
方位センサ34bは、方位を検出するためのセンサであり、互いに直交する方向の地磁気成分を検出する2軸の磁気センサによる磁界検出値から地磁気の方位を求めるものである。靴に方位センサ34bを設けたので、この靴を履くランナーがどの方位を向いて走行しているかを検出することができる。具体的には、つま先が接地しているタイミングで検出される方位をランナーの走行方向とする。つま先の接地タイミングは上記圧力センサ34aの出力に基づいて得られる。なお、本実施の形態においては、左右の靴にそれぞれ方位センサ34bL、34bRを設けたが、いずれか片方の靴だけに設けてもよい。
通信部34cは、圧力センサ34aが検出した接地圧力情報および方位センサ34bが検出した方位情報を無線通信によりサーバ40へ送信する。本実施の形態においては、左右両足の4つの圧力センサ34aの出力が所定値よりも小さくなったタイミング、もしくは、圧力センサ34aの出力の検出履歴から左右両足の4つの圧力センサ34aの出力が所定値よりも小さくなることが予測されたタイミングで、サーバ40へランナーの足が浮いている状態になることを知らせる。具体的には、ランナーが走っている場合には、かかとから着地して、つま先に力を入れて地面をける動作の繰り返しになる。このため、CPU44は、つま先の圧力センサ34aの出力が最大になってから減少するタイミングを検出することにより前述のタイミングを検出することができる。方位情報の送信は、上記接地圧力情報の送信時に合わせて送信してもよいし、接地圧力情報の送信と別に送信してもよい。
不図示のスイッチは、ランナーが靴を履いたときにオンになり、靴を脱いだときにオフになるオン-オフスイッチである。圧力センサ34a、方位センサ34b及び通信部34cは、このスイッチのオンにより作動を開始し、このスイッチのオフにより作動を停止するように構成されている。以上説明した両足検出部34を有することにより、撮影依頼システム1は、例えばランナーの両足が浮いている状態で、該ランナーが走行するコースの先に配された撮影カメラ50で該ランナーを撮影しえる。また、ランナーの走り方情報のログ(走り方の変化、疲労度など)を取ることも可能となる。ログデータは、両足検出部34内の不図示のメモリに記憶してもよい。
図4(a)、(b)は、情報検出部35を表す図である。本実施の形態による情報検出部35は、例えば、マラソンコース上の複数の地点においてそれぞれ走行路面に設けられる。各情報検出部35はそれぞれ、図4(a)、(b)に示してあるように、圧力センサ35a1〜35a3、靴底パターン撮像部35b1〜35b3、メモリ35c、制御部35d、通信部35e、およびマット35fを有している。圧力センサ35a1〜35a3は、情報検出部35の設置地点においてランナーが該情報検出部35上を通過するときの足の圧力と、そのランナーに踏まれた位置情報とを検出し、検出信号を制御部35dへ送出する。圧力センサ35a1〜35a3は、各情報検出部35において走路方向に所定の間隔で複数(本例では3つ)設けられる。圧力センサ35a1〜35a3には、歪センサが用いられている。
靴底パターン撮像部35b1〜35b3は、上記走路方向において圧力センサ35a1〜35a3とそれぞれ隣接するように複数(本例では3つ)設けられる。靴底パターン撮像部35b1〜35b3はそれぞれ、靴底パターンを撮像する撮像部を有しており、路面の下側からランナーの靴底を撮影する。図4(a)、(b)から明らかなように、圧力センサ35a1〜35a3のそれぞれの圧力検出領域は、靴底パターン撮像部35b1〜35b3のそれぞれの撮像領域よりも大きくなっている。
メモリ35cは、後述するサーバ40のメモリ43に記憶されている登録済みの靴底パターンのデータをサーバ40から通信部35eを介して取得し、記憶している。メモリ35cはまた、各種シューズメーカの靴底パターンのデータも記憶している。
制御部35dはCPUを含み、情報検出部35を制御する。制御部35dは、靴底パターン撮像部35bが撮像した靴底パターンと、メモリ35cに記憶されている登録済みの靴底パターンとを比較することにより、靴底パターン撮像部35bが撮像した靴底パターンと一致する靴を履くランナーを特定する。
また、制御部35dは、圧力センサ35a3でランナーの足による圧力が検出されたことをトリガーにして靴底パターン撮像部35bによる撮像を開始させる。制御部35dはさらに、特定したランナーが所定間隔で設けられた複数の圧力センサ35a1〜35a3間を通過する時間を計時することによりランナーの移動速度を求めることができる。また、制御部35dは、特定したランナーが複数の圧力センサ35a1〜35a3を通過したときの、ランナーが踏んだ複数の位置の間の距離を検出することでランナーの歩幅を検出することもできる。ランナーの歩幅の情報は、例えば、ランナーの走り方情報を記録するログに含められる。
通信部35eは、制御部35dが特定したランナーと、そのランナーの歩幅や移動速度の情報をサーバ40へ送信する、なお、靴底パターン撮像部35b1〜35b3による撮像画像に基づくランナーの特定や、前述したランナーの移動速度の演算は、情報検出部35ではなくサーバ40側で行なうようにしてもよい。
マット35fは、圧力センサ35a1〜35a3、靴底パターン撮像部35b1〜35b3および通信部35eをその内部に収容する。マット35fは、ランナーにとって撮影依頼地点より手前のコース上に路面と略平坦をなすように配設される。なお、ランナーが通過する際の該ランナーの荷重により靴底パターン検出部35b1〜35b3の撮像部が破損しないように、マット35fのうち靴底パターン検出部35b1〜35b3を収納する部分は剛性の高い材料(例えば、鉄やステンレスなどの金属材料)で構成される。同様に、マット35fのうちメモリ35c、制御部35d、および通信部35eを収納する部分も、収容物を保護するために剛性が高い材料(例えば、鉄やステンレスなどの金属材料)で構成される。
情報検出部35の大きさは適宜設定してよい。例えば、幅を1mから10m位にして、長さを5mから50m位にすることができる。また、例えば、幅2mで長さ5m程度の複数の情報検出部35を近接して配置するようにしてもよい。
(サーバ40)
図1に戻って、サーバ40は、インターフェース部41、計時部42、メモリ43およびCPU44を有する。サーバ40は、撮影依頼部20からの撮影依頼信号を受け付け、センサ群30からの検出情報を受信するとともに、撮影カメラ50へ撮影指示を送信する。
インターフェース部41は、無線/有線LAN、Bluetooth(登録商標)などの様々な接続規格を採用することができ、撮影依頼部20、センサ群30、及び撮影カメラ50との間で通信を行う。このうち、少なくとも通信部34cとの間は無線通信を行う。
計時部42は、計時機能を有し、時間情報を出力する。計時部42は、撮影依頼部20から受信する撮影時間を計時したり、センサ群30から送信される信号の受信時刻を計時したりする。メモリ43は、撮影依頼部20から受信した撮影依頼に関するデータ(撮影場所、ゼッケン、顔、靴底パターン)や、センサ群30から受信した検出データを記憶する不揮発性のメモリである。なお、撮影依頼に関するデータは、インターフェース部41を介してセンサ群30や撮影カメラ50へ送信される。また、メモリ43には、ランナーから受け付けた撮影依頼の数に応じて、撮影カメラ50を操るカメラマンの人数や定点カメラの設置台数を決定するプログラムも記憶されている。なお、メモリ43は、マラソンコースに関連した地図情報を記憶している。
CPU44は、サーバ40全体を制御する。CPU44は、撮影依頼部20からの撮影依頼や、センサ群30からのランナーの検出情報に基づき、撮影カメラ50に撮影を指示する制御を行なう。
(撮影カメラ50)
撮影カメラ50は、複数のカメラ50−1、50−2・・・50−Nによって構成される。図2を参照して撮影カメラ50を代表するカメラ50−1を説明する。カメラ50−1は、通信部51、カレンダ部52、GPS受信機53、撮像部54、フラッシュメモリ55、表示部56、および制御部57を有している。
通信部51は、サーバ40との間で電気通信回線を介して通信可能である。通信部51は、サーバ40からの撮影依頼信号を受信する。カレンダ部52は計時機能を有し、時間情報を出力する。また、日付と曜日を対応付けて記憶する。GPS受信機53は、GPS衛星からの信号を受信して、当該信号に基づいてカメラ50−1の位置を特定する。当該特定したカメラ50−1の位置を示す位置情報は、通信部51を介してサーバ40へ送信される。
撮像部54は、レンズ、撮像素子、この撮像素子が撮像した信号を画像処理する画像処理部を有する。画像処理された画像データは後述のフラッシュメモリ55に記憶されるとともに、後述の表示部56に表示される。また、画像処理された画像は通信部51を介してサーバ40へ送信される。
フラッシュメモリ55は不揮発性のメモリであり、主として撮像部54が撮像した画像を記憶するものである。表示部56は、例えば液晶ディスプレイ(LCD:Liquid Crystal Display)で構成され、撮像部54の撮像した画像(例えばライブビュー画像)や、各種の表示を行なうものである。制御部57はCPUを有し、カメラ50−1全体を制御する。制御部57は、サーバ40からの撮影指示信号に応じて撮影制御を行う。なお、カメラ50−2から50−Nの基本構成も上述のカメラ50−1の構成と同じである。
以上のように構成された撮影依頼システム1の動作について、以下フローチャートを用いて説明を続ける。
図5は、撮影依頼部20とサーバ40との間で行なわれる撮影依頼登録処理の流れを示すフローチャートである。本実施形態では、撮影依頼部20と、サーバ40との通信が成立しているものとして、撮影依頼部20を代表する通信機器10−1とサーバ40とが撮影依頼登録処理を行う例について説明する。
ステップS1において、サーバ40のCPU44は、通信機器10−1に対して、マラソン大会の開催データ(日時、場所)、ランナーの氏名、ランナーのゼッケン番号、および当日着用するシューズの靴底パターンを特定するための情報(例えば、シューズのメーカや型番の情報)の入力を指示する。
マラソン大会での撮影を依頼する撮影依頼者(ここでは、ランナーAとする)は、通信機器10−1のマイク11またはキーボード12を用いて、マラソン大会の開催データ、氏名およびゼッケン番号を入力するとともに、当日着用するシューズのメーカや型番の情報を入力する。通信機器10−1は、入力された情報をサーバ40に送信する。サーバ40のCPU44は、通信機器10−1から送信されたシューズのメーカや型番の情報に基づいて、ランナーが当日着用するシューズの靴底パターンを特定する。なお、通信機器10−1に撮影機能がある場合には、ランナーAは、当日着用するゼッケンや、着用するシューズの靴底を撮影して、この撮影した画像を通信機器10−1によりサーバ40に送信するようにしてもよい。サーバ40は、通信機器10−1から送信された各種データをメモリ43に記憶する。例えば、CPU44は、マラソン大会の開催データ、ランナーの氏名、当日着用するゼッケン番号およびシューズの靴底パターンの情報を、メモリ43に格納された撮影依頼データベースに登録する。
ステップS2において、サーバ40のCPU44は、通信機器10−1に対して、ランナーAが撮影を希望する撮影ポイント(撮影依頼地点という)や、撮影条件(構図、シャッタースピードなど)の入力を指示する。ランナーAは、通信機器10−1のマイク11またはキーボード12を用いて、撮影依頼地点や、撮影条件(例えば、全身を撮影する、上半身を撮影する、顔を撮影する、お任せするなど)を入力する。通信機器10−1は、入力された情報をサーバ40に送信する。サーバ40のCPU44は、通信機器10−1から受信した撮影依頼地点および撮影条件の情報を、上記撮影依頼データベースに登録する。なお、撮影依頼地点については、サーバ40からあらかじめ指定された複数の地点から選択するようにしてもよく、ランナーAが自由に指定できるようにしてもよい。
ステップS3において、サーバ40のCPU44は、通信機器10−1を介して、ランナーAに対して顔登録を行うかどうか問い合わせる。これは、靴底パターンやゼッケン番号の登録に加え、ランナーの顔画像も登録したほうが確実に撮影を行うことができるからである。
サーバ40のCPU44は、ランナーAが顔登録を希望した場合にはステップS3を肯定判定してステップS4へ進み、ステップS4にてランナーAの顔登録を行なう。ランナーAは、通信機器10−1のフラッシュメモリ17に自分の顔画像が記憶されている場合には、フラッシュメモリ17からこの顔画像を選択してサーバ40に顔画像を送信する。また、前述したように、通信機器10−1に撮影機能がある場合には、通信機器10−1を用いて自分の顔を撮影し、サーバ40にこの撮影画像を送信するようにしてもよい。サーバ40のCPU44は、インターフェース部41が通信機器10−1からランナーAの顔画像を受信すると、メモリ43に記憶させて(すなわち、当該顔画像を上記撮影依頼データベースに登録して)、ステップS5に進む。
一方、サーバ40のCPU44は、ランナーAがプライバシーの観点などから顔登録を希望しない場合は、ステップS3を否定判定してステップS5に進む。この場合は、顔登録処理(S4)をスキップする。
ステップS5において、サーバ40のCPU44は、通信機器10−1に対して、ランナーAがマラソン大会で使用するセンサの情報の入力を指示する。ランナーAは、通信機器10−1のマイク11またはキーボード12を用いて、ランナーAがマラソン大会で使用するセンサ(GPS受信機31、生体センサ32、両足検出部34)の情報を入力する。通信機器10−1は、入力された情報をサーバ40に送信する。サーバ40のCPU44は、通信機器10−1から受信したセンサの情報を、上記撮影依頼データベースに登録する。その後、CPU44は、図5の処理を終了する。
なお、上述のフローチャートにおいて、各種データの入力の順番は適宜入れ換えることができ、また、一度にフローチャートにおける全処理を実行しなくてもよい。具体的には、サーバ40のCPU44は、ゼッケン番号、靴底パターン、使用するセンサの情報などの登録をマラソン大会の当日の開始前までに受け付けるようにしてもよい。また、ランナーA本人に代えてランナーAの家族などが入力を行なうことも可能である。更に、ランナーAに加えて一緒に参加するメンバーの情報を登録することも可能である。
サーバ40は、例えば、マラソン大会が開催される前日まで撮影依頼信号を受け付ける。この撮影依頼信号に応じて、撮影カメラ50の操作を行うカメラマンの人数、定点カメラの設置台数および設置位置、情報検出部35を設置する場所などが決定される。
図6は、依頼された撮影を実行するための撮影実行処理の流れを示すフローチャートである。以下このフローチャートに沿って、撮影実行処理の説明を行なう。
図6のステップS11において、サーバ40のCPU44は、図5の撮影依頼登録処理によって登録した撮影依頼データを確認する。
本実施の形態においては、説明を簡単にするために、2人からの撮影依頼があったものとして説明を続ける。図7(a)、(b)は、撮影依頼部20からの撮影依頼を示す撮影依頼データを例示する図である。撮影依頼データは、サーバ40のメモリ43に記憶されており、上記撮影依頼データベースに登録されている。図7(a)は1番目の撮影依頼データを示し、図7(b)は2番目の撮影依頼データを示す。
1番目の撮影依頼データは、撮影依頼部20を用いて撮影依頼を行った人物と、被撮影者(鈴木○○、上記ランナーAである)が同一の場合のデータである。1番目の撮影依頼データには、ゼッケン番号、靴底パターン情報、センサ情報、撮影依頼地点(地点P1,P3,P5)、顔画像に加えて身長データおよびグループ情報が含まれている。このグループ情報とは、ランナーAとマラソン大会に一緒に参加する仲間(グループ)の情報である。グループ情報には、仲間のゼッケン番号と、仲間の靴底パターン情報とが含まれている(仲間のセンサ情報および仲間の顔画像は含まれていない)。本実施形態では、仲間が同じメーカの同じ型番のシューズ(サイズは同じ場合も異なる場合もある)を使用するものとする。
2番目の撮影依頼データは、撮影依頼部20を用いて撮影依頼を行った人物(山田△△)と、被撮影者(山田□□、以後、ランナーBという)が異なる場合のデータである。2番目の撮影依頼データには、ゼッケン番号、靴底パターン情報、センサ情報、撮影依頼地点(地点P1,P2,P5)、グループ情報が含まれているが、ランナーBの顔画像やその他のデータ(身長データなど)は含まれていない。2番目の撮影依頼データのグループ情報にも、ランナーBとマラソン大会に一緒に参加する仲間のゼッケン番号と、仲間の靴底パターン情報とが含まれている。ランナーBにおいても、仲間が同じメーカの同じ型番のシューズ(サイズは同じ場合も異なる場合もある)を使用するものとする。
サーバ40のCPU44は、以上説明した撮影依頼データの確認を図6のステップS11にて行う。このステップS11は、マラソン大会の開始前に行なうことが望ましい。ステップS12以降は、ステップS11で確認した撮影依頼データに基づき、マラソン大会の開始後に行なわれる。
ステップS12において、サーバ40のCPU44は、センサ群30からの検出情報を入力する。CPU44は、センサ群30からの検出情報に基づいて撮影依頼のあったランナーの情報を入力する。ステップS12で入力する情報としては、GPS受信機31による各ランナーの位置情報、生体センサ32による各ランナーの血圧、脈拍、心拍数などの体調情報、両足検出部34による各ランナーの走り方の情報が含まれている。なお、検出カメラ33と、情報検出部35による情報は、検出カメラ33と、情報検出部35の設置場所に依存しており、検出できる場合と検出できない場合とがある。検出カメラ33によりランナーのゼッケンや顔に関する情報が検出できた場合には、CPU44は、ランナーの位置情報の付帯情報として、検出カメラ33による情報を紐つけておく。
ステップS13において、サーバ40のCPU44は、ステップS12で受信した情報の中に情報検出部35からの検出情報が含まれているかどうかを確認する。前述したように、情報検出部35は撮影依頼地点に応じて設置されているので(例えば撮影依頼地点の50mから100m手前)、情報検出部35からの検出情報を受信することにより、CPU44は、ランナーが撮影依頼地点に近づいていることを認識できる。また、CPU44は、情報検出部35からの検出情報を受信しなければ、ランナーが撮影依頼地点の近くにはいないことを認識できる。このため、CPU44は、情報検出部35からの検出情報を受信するとステップS103を肯定判定してステップS14へ進み、撮影準備を開始する。CPU44は、情報検出部35からの検出情報を受信しなければステップS13を否定判定してステップS12に戻る。
ステップS14において、サーバ40のCPU44は、情報検出部35からの検出情報を受信すると、撮影開始時刻を算出する。なお、撮影開始時刻は、例えば、ランナーが撮影依頼地点に到達する時刻である。CPU44は、撮影依頼地点P1と、この撮影依頼地点P1に対応して設けられた情報検出部35との間の距離、および情報検出部35を通過するランナーの移動速度に基づいて撮影開始時刻を算出する。この際に、CPU44は、さらに撮影依頼地点P1にある撮影カメラ50のレンズ情報(焦点距離、ズーム比)を加味して撮影開始時刻を算出してもよい。例えば、一つの撮影カメラ50において、ランナーをワイド側とテレ側とで2回撮影する場合には、撮影開始時刻を2回分算出してもよく、ワイド側の撮影時刻を算出して、ワイド側の撮影に引き続いてテレ側の撮影を行うような依頼をするようにしてもよい。
ステップS15において、CPU44は、センサ群30から検出情報を再度入力する。これは、撮影直前のランナーに関する各種情報を再度確認するとともに、複数の撮影カメラ50の中から各ランナーを撮影するカメラを決定するためである。
ステップS16において、CPU44は、ステップS15で入力した情報に基づいて、撮影を指示するカメラを選定する。図4は、撮影依頼地点P1に3台の撮影カメラ50(50−1、50−2、50−3)が設けられている状態を示している。なお、本実施形態において、カメラ50−1および50−3は、カメラマンが操作するカメラであり、カメラ50−2は、定点カメラであるとする。また、図4(a)は、靴底パターンが異なる(すなわち同じグループではない)ランナーA、Bが撮影依頼地点P1に近づいている状態を示している。
時刻T1において、情報検出部35は、圧力センサ35a3の出力に基づいて2人のランナーが情報検出部35の検出領域にいることを認識する。また、情報検出部35は、靴底パターン撮像部35b3のパターン検出結果に基づいて2人のランナーのうちの1人はランナーAであることを認識する。
時刻T2において、情報検出部35は、靴底パターン撮像部35b2のパターン検出結果に基づいてもう1人のランナーがランナーBであることを認識する。また、情報検出部35は、圧力センサ35a2の出力に基づいて2人のランナーA、Bの速度を認識する。これらの情報は、情報検出部35の通信部35eによりサーバ40に送信される。サーバ40のCPU44は、情報検出部35で検出されたランナーAとランナーBとの靴底パターンが異なることより、ランナーAとランナーBとは同一のグループに属していないことを認識する。なお、CPU44は、ステップS11で確認した撮影依頼データによっても、ランナーAと、ランナーBとは同一のグループに属していないことを認識する。
さらにサーバ40のCPU44は、撮影依頼地点P1と情報検出部35との間の距離、およびランナーA、Bそれぞれの速度に基づいて、ランナーA、Bそれぞれの撮影開始時刻を算出する。ここで、ランナーAとランナーBの撮影開始時刻がほぼ同じ時刻T3だったとする。この場合、CPU44は、遅れて情報検出部35の検出領域に入ったランナーBの速度のほうがランナーAの速度よりも速く、撮影開始時刻T3において両者がほぼ横一線に並ぶことを予測する。
このときCPU44は、同一のグループに属していないランナーAとランナーBとを別々に撮影しうるように、ランナーAとランナーBとを撮影するカメラをそれぞれ選定する。具体的には、CPU44は、撮影カメラ50の位置情報とランナーA、Bの位置情報(例えば、ランナーA、Bが圧力センサ35a1、35a2を踏んだ位置の情報)とに基づいて、ランナーAの近くにいるランナーBが撮影カメラ50による撮影の障害になるかどうかを判定する。この判定は、ランナーBの撮影依頼の有無に関わらず行う。そしてCPU44は、この判定結果に基づいて、撮影の障害なくランナーAを撮影できるカメラ(ここではカメラ50−3)を選定する。これは、カメラ50−1では、ランナーAを撮影しようとするとランナーBが写りこむ恐れがあるためである。同様にして、CPU44は、ランナーBを撮影するカメラ(ここでは、カメラ50−1)を選定する。
ステップS17において、CPU44は、カメラ50−3に対して、撮影開始時刻T3にランナーAを撮影するように指示する撮影指示信号を送信する。またCPU44は、カメラ50−1に対して、撮影開始時刻T3にランナーBを撮影するように指示する撮影指示信号を送信する。
また、CPU44は、カメラ50−3に対して、撮影指示信号を送信する前、もしくは撮影指示信号を送信するタイミングで、ランナーAの身長データも送信する。この場合、CPU44は、カメラ50−3の設置位置と、コースの高低情報との情報を加味するようにして、ランナーAの身長データを送信するようにしてもよい。カメラ50−3の制御部57は、サーバ40から受信したランナーAの身長情報を、例えば表示部56(図2)に表示させることにより、カメラ50−3を操作するカメラマンに報知する。これにより、カメラ50−3を操作するカメラマンが、カメラ50−3の構図決めを容易に行なうことができる。
カメラ50−3では、サーバ40のメモリ43に記憶されているランナーAの顔画像およびゼッケン情報と、情報検出部35の圧力センサ35a1〜35a3の検出情報(ランナーAに踏まれた位置情報)とに基づいて、ランナーAの撮影が行われる。
例えば、カメラ50−3は、撮像部54で撮像して表示部56に表示しているスルー画に対し、サーバ40から送信されたランナーAの顔画像を用いて公知の顔検出処理を行う。この顔検出処理の結果、ランナーAの「顔」領域が検出されると、例えば検出された「顔」領域を囲む枠をスルー画上に表示させることにより、カメラ50−3を操作するカメラマンにランナーAの「顔」が検出されたことを報知する。また、カメラ50−3は、サーバ40から送信されたランナーAのゼッケン情報を表示部56に表示させることにより、カメラ50−3を操作するカメラマンにゼッケン番号を報知する。カメラマンは、報知された情報に基づいてカメラ50−3によりランナーAの撮影を行う。
一方、カメラ50−1では、サーバ40からランナーBの顔画像が送信されない(サーバ40のメモリ43にランナーBの顔画像が記憶されていない)ため、メモリ43に記憶されているランナーBのゼッケン情報と、情報検出部35の圧力センサ35a1〜35a3の検出情報(ランナーBに踏まれた位置情報)とに基づいて、ランナーBの撮影が行われる。
また、サーバ40のCPU44は、両足検出部34の検出結果に基づいてランナーAの両足が浮いている状態をトリガーとして、定点カメラであるカメラ50−2に撮影指示(レリーズ指示)を行なえば、躍動感のあるランナーAの画像をカメラ50−2により撮像することができる。なお、CPU44は、片足が地面に着地する瞬間を予測してカメラ50−2にレリーズ指示を出してもよく、CPU44がレリーズ指示を出すカメラが必ずしも定点カメラである必要もない。
なお、撮影依頼地点において必ずしも情報検出部35が配置されていない状況も考えられる。具体的には、ランナーが自由に撮影依頼地点を指定した場合である。このような場合、サーバ40のCPU44は、各ランナーに装着されたGPS受信機31からの位置情報および速度情報に基づいて撮影カメラ50を選定し、撮影指示を行なうようにしてもよい。この場合、CPU44は、両足検出部34の圧力センサ34aや方位センサ34bの情報を利用してもよい。
また、図4(b)は、靴底パターンが同じである(すなわち同じグループである)ランナーA、Cが撮影依頼地点P1に近づいている状態を示している。この場合、情報検出部35は、靴底パターンが同じランナーが2人検出されたことを示す検出情報を、サーバ40に送信する。サーバ40のCPU44は、情報検出部35で検出されたランナーAとランナーCとの靴底パターンが同じであることより、ランナーAと、ランナーCとが同じグループに属していることを認識する。なお、CPU44は、メモリ43に記憶されている撮影依頼データによってもランナーA、Cが同じグループに属していることを認識する。
この場合、CPU44は、ランナーAとランナーCとを別々に撮影しうるように、ランナーAとランナーCとを撮影するカメラをそれぞれ選定すると共に、ランナーAとランナーCとを一緒に撮影しうるカメラも選定し、選定したカメラに対して撮影指示信号を送信する。ここでは、CPU44は、カメラ50−1に対してランナーCを撮影するように指示する撮影指示信号を送信するとともに、カメラ50−3に対してランナーAを撮影するように指示する撮影指示信号を送信する。これに加えて、CPU44は、カメラ50−2に対してランナーA、Cを一緒に撮影するように指示する撮影指示信号を送信する。これにより、ランナーAと同じグループに属するランナーCが近くを走っているときにランナーAとランナーCとが一緒に写った画像を撮像することができる。
図6のステップS18において、CPU44は、上述したように撮影依頼地点P1において撮影指示信号を送信したあと、次の撮影があるかどうかを確認する。ここでは、ランナーBが撮影を依頼した撮影依頼地点P2や、ランナーAが撮影を依頼した撮影依頼地点P3での撮影を行うため、ステップS11に戻って撮影依頼データを再確認する。なお、ステップS11ではなくステップS12に戻るようにしてもよい。
CPU44は、撮影依頼データに基づく全ての撮影が終了するまで、ステップS11(又はS12)〜ステップS18までの処理を繰り返し行ない、全ての撮影が終了すると、図6の処理を終了する。
なお、両足検出部34にメモリを設けて、ランナーの身長データや、ランナーが装着するゼッケン番号を記憶するようにしてもよい。両足検出部34が、撮影指示信号が送信される撮影カメラ50に対して、該撮影カメラ50が撮影指示信号を受ける前に、ランナーの身長データをメモリから読み出して送信することにより、撮影カメラ50において構図の決定が容易になる。また、撮影カメラ50に対して、該撮影カメラ50が撮影指示信号を受ける前に、ランナーのゼッケン情報をメモリから読み出して送信することにより、撮影カメラ50において、撮影対象ランナーの識別が容易になる。
以上説明した実施形態によれば、次の作用効果が得られる。
(1)両足検出部34は、ランナーの足が接地している第1状態と、足が接地していない第2状態とを検出する圧力センサ34aと、圧力センサ34aによる検出結果に応じて両足検出部34とは離れたサーバ40へ撮像を指示する通信部34cに対して、圧力検出結果を出力する圧力センサ34aと、を備えたので、使い勝手のよい両足検出部34が得られる。
(2)両足検出部34は、ランナーの足が接地している第1状態から足が接地していない第2状態への変化を検出する圧力センサ34aと、圧力センサ34aによる検出結果に応じて両足検出部34とは離れたサーバ40へ撮像を指示する通信部34cに対して、圧力検出結果を出力する圧力センサ34aと、を備えたので、使い勝手のよい両足検出部40が得られる。
(3)上記両足検出部34は圧力センサ34aを含み、圧力検出信号に基づいて状態検出を行なうようにしたので、ランナーの足の接地状態を適切に検出できる。
(4)上記(3)の両足検出部34において、圧力検出信号が所定値より大きい場合に第1状態を検出するので、空中に浮かんだ状態から着地した状態を適切に検出できる。
(5)上記両足検出部34において、圧力センサ34aは、該圧力センサ34aによって第2状態が検出される、または第2状態への変化が検出されると、通信部34cに対して圧力検出結果を出力するようにしたので、空中に浮かんだ状態のランナーの撮影に適したタイミングで出力できる。
(6)上記両足検出部34において、ランナーが移動する方位を検出する方位センサ34bをさらに備え、圧力センサ34aは、方位センサ34bによる検出結果を通信部34cへの出力に含めるようにしたので、ランナーが向かう方位も知らせることができる。
(7)上記両足検出部34において、ランナーの情報を記憶するメモリをさらに備えるので、例えば、身長データやゼッケン番号などランナーの情報を保持することが可能になる。
(8)上記両足検出部34において、圧力センサ34aは、上記メモリに記憶している情報を圧力センサ34aによる圧力検出結果とともに通信部34cへの出力に含めるので、ランナーの情報も知らせることが可能になる。
(9)上記両足検出部34において、ランナーが履く靴に設けられるようにしたので、ランナーに対し、たとえば、足首に装着するような煩わしさがなく、ランナーへ負担が小さい両足検出部34が得られる。
(変形例1)
上述した実施の形態では、サーバ40のCPU44がランナーの移動速度に基づいて撮影開始時刻を算出し、撮影カメラ50に対して、当該算出した撮影開始時刻でランナーを撮影するように指示する例について説明した。しかしながら、CPU44は、さらに、撮影カメラ50に対して、ランナーの移動速度に応じたパンニング速度でランナーを流し撮りするように指示するようにしてもよい。これにより、撮影カメラ50においてランナーの流し撮りを適切に行うことができる。
(変形例2)
上述した実施の形態では、サーバ40のCPU44が、情報検出部35によりランナーの靴底パターンが検出されると、撮影カメラ50に対して撮影を指示する例について説明した。しかしながら、CPU44は、情報検出部35によりランナーの靴底パターンが検出されても、当該ランナーが装着している生体センサ32の検出情報に基づいて当該ランナーの疲労度が高い状態にあると判断した場合には、撮影カメラ50に対して撮影を禁止するように指示してもよい。この場合、CPU44は、例えば、生体センサ32により検出された脈拍や心拍数が所定値以上であった場合に、ランナーの疲労度が高いと判断する。これにより、苦しそうな顔など、ランナーが疲労している姿を撮影してしまうのを防止できる。
(変形例3)
上述した実施の形態では、サーバ40のCPU44は、情報検出部35により同時に複数人の靴底パターンが検出された場合に、靴底パターンが同じか異なるかによって撮影カメラ50への撮影指示を異ならせる例について説明した。しかしながら、CPU44は、情報検出部35により所定時間以内に複数人の靴底パターンが検出された場合にも、靴底パターンが同じか異なるかによって撮影カメラ50への撮影指示を異ならせるようにしてもよい。これは、複数人のランナーが情報検出部35を同時に通過しなくても、これらのランナーの速度によっては撮影依頼地点においてこれらのランナーが横に並ぶ可能性があるためである。
(変形例4)
上述した実施の形態では、情報検出部35の制御部35dが、靴底パターン撮像部35bにより撮像された靴底パターンのランナーを特定した際に、特定したランナーの情報をサーバ40に送信し、サーバ40が撮影カメラ50に対して撮影を指示する例について説明した。しかしながら、情報検出部35の制御部35dは、靴底パターン撮像部35bにより撮像された靴底パターンのランナーを特定した際、サーバ40を介さずに、直接、撮影カメラ50に対して撮影を指示する撮影指示信号を送信するようにしてもよい。
(変形例5)
また、上述した実施の形態では、ランナーの靴に設けられた圧力センサ34aが検出した接地圧力情報および方位センサ34bが検出した方位情報を通信部34cが無線通信によりサーバ40へ送信し、サーバ40が撮影カメラ50に対して撮影を指示する例について説明した。しかしながら、両足検出部34の通信部34cから、サーバ40を介さずに、直接、撮影カメラ50に対して撮影を指示するように構成してもよい。この場合の通信部34cは、左右両足の4つの圧力センサ34aの出力が所定値よりも小さくなったタイミング、もしくは、圧力センサ34aの出力の検出履歴から左右両足の4つの圧力センサ34aの出力が所定値よりも小さくなることが予測されたタイミングで、撮影カメラ50に対して撮影指示信号を送信する。撮影カメラ50に対する方位情報の送信は、撮影指示信号の送信時に合わせて送信してもよいし、撮影指示信号の送信前に別途送信してもよい。
(変形例6)
上述した実施の形態では、マラソン大会の参加ランナーを撮影する場合について説明した。しかしながら、幼稚園や小学校の運動会などで子供を撮影する際などにも本実施の形態を適用するようにしてもよく、また、セキュリティ分野において本実施形態を適用させてもよい。
以上の説明はあくまで一例であり、上記の実施形態の構成に何ら限定されるものではない。
20…撮影依頼部
34…両足検出部
34a…圧力センサ
34b…方位センサ
34c…通信部
35…情報検出部
35a…圧力センサ
35b…靴底パターン撮像部
35c…メモリ
35d…制御部
35e…通信部
40…サーバ
41…インターフェース部
43…メモリ
44…CPU
50…撮影カメラ

Claims (9)

  1. 足が接地している第1状態と、前記足が接地していない第2状態とを検出する第1検出部と、
    前記第1検出部による検出結果に応じて撮像に関する通信を行なう通信部と、を備えたことを特徴とする電子機器。
  2. 足が接地している第1状態から前記足が接地していない第2状態への変化を検出する第1検出部と、
    前記第1検出部による検出結果に応じて撮像に関する通信を行なう通信部と、を備えたことを特徴とする電子機器。
  3. 請求項1または請求項2に記載の電子機器において、
    前記第1検出部は圧力センサを含み、圧力検出信号に基づいて前記検出を行なうことを特徴とする電子機器。
  4. 請求項3に記載の電子機器において、
    前記第1検出部は、前記圧力検出信号が所定値より大きい場合に前記第1状態を検出することを特徴とする電子機器。
  5. 請求項1〜4のいずれか一項に記載の電子機器において、
    前記通信部は、前記第1検出部によって前記第2状態が検出される、または前記第2状態への変化が検出されると、前記撮像に関する通信を行なうことを特徴とする電子機器。
  6. 請求項1〜5のいずれか一項に記載の電子機器において、
    前記足の方位を検出する方位検出部を備え、
    前記通信部は、前記方位検出部による検出結果に基づいて前記撮像に関する通信を行なうことを特徴とする電子機器。
  7. 請求項1〜6のいずれか一項に記載の電子機器において、
    前記足とは異なる部位の情報を記憶する記憶部を備えることを特徴とする電子機器。
  8. 請求項7に記載の電子機器において、
    前記通信部は、前記記憶部に記憶している情報と、前記第1検出部による検出結果とに基づいて前記撮像に関する通信を行なうことを特徴とする電子機器。
  9. 請求項1〜8のいずれか一項に記載の電子機器において、
    前記第1検出部は靴に設けられることを特徴とする電子機器。
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