JP2002210060A - 競技参加型運動装置及び該競技参加型運動装置のセンタ装置 - Google Patents

競技参加型運動装置及び該競技参加型運動装置のセンタ装置

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JP2002210060A
JP2002210060A JP2001008283A JP2001008283A JP2002210060A JP 2002210060 A JP2002210060 A JP 2002210060A JP 2001008283 A JP2001008283 A JP 2001008283A JP 2001008283 A JP2001008283 A JP 2001008283A JP 2002210060 A JP2002210060 A JP 2002210060A
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English (en)
Inventor
Shojiro Osada
昌次郎 長田
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Japan Broadcasting Corp
Original Assignee
Nippon Hoso Kyokai NHK
Japan Broadcasting Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 競技に擬似的に参加できる運動器具を提供す
ることを目的とする。 【解決手段】 競技者3の時々刻々の位置を測定する競
技者位置測定装置1、この競技者位置測定装置1が測定
した位置データを、競技者データ管理・送信装置(放送
局)20が受信して信号処理を行い、加工したデータを
競技参加型運動装置10に送信する。競技参加型運動装
置10では、データ受信部14でその競技者の位置デー
タを受信し、走行器18で運動器具の利用者の運動量に
対応した運動データを出力し、データ処理部15で、運
動器具の利用者の運動データを位置データに換算して、
運動器具の利用者を、競技者の一人として、地図上に、
他の競技者と共に、現在位置を該地図上に実時間で表示
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、競技参加型運動装
置及び該競技参加型運動装置のセンタ装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】本発明に関する従来技術としては、一台
一台が独立していて用いられる運動器具、運動競技の実
況中継放送、及び、地理上の位置を計測し地図上に表示
するナビゲーションシステムを挙げることができる。し
かしながら、これらは、個々に用いられるか、又は、実
施されるものである。
【0003】また、特開平9−9845号公報には、競
技中の状況を録画した動画像と、前記動画像に応じて変
化する競技中の状況を模式的に表す画像とを連動させて
表示する技術が、競輪を例にして説明されている。
【0004】また、特表2000−510013号公報
には、位置検出を用いたリアルタイム・シミュレーショ
ンの技術が記載されている。具体的には、実世界の運動
コースのためのコースデータと、その運動コースに沿っ
て収得されたビデオとを設け、運動器具(自転車を例)
の速度センサからのユーザの速度情報とコースデータか
らの地形情報を用いて、運動器具の抵抗システム(自転
車の負荷を指すと思われる)を動的に変更させるととも
に、上記のビデオを再生する技術が記載されている。
【0005】また、特開平11−168581号公報に
は、広く散在する多数のパーソナルコンピュータ(P
C)によって行われる競技会の実施方法が記載されてい
る。具体的には、釣りを例として、ゲームを進行させる
競技会において、ホストPC装置へのアクセス混雑を防
ぐため、時間帯の異なる複数の競技ブロックに分けて開
催する技術が記載されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来の運動器具は一台
一台が独立していて、使用者は、単独に使用するのみで
あり、競技しつつ使用することはできない。また、実際
の運動競技は、その実況中継放送によって、鑑賞するこ
とができても、これに参加することはできない。実況中
継放送システムでは、競技者の運動データ、例えば走行
者の速度などのデータは計測され、画面に表示されるも
のの、運動器具との連結はなく、その競技に擬似的にで
も参加することはできない。
【0007】また、ナビゲーションシステムは自分の位
置しか表示できず、遠隔の他者のデータを表示すること
ができない。
【0008】複数の位置を表示することはデータ通信で
可能ではあるが、運動器具において、地図上の位置を表
示するものはない。リハビリ用歩行器も、地図上のある
散策路を設定して、それに合わせた風景映像を表示する
こと、さらに、自己の位置をその地図上で表示する方式
はない。
【0009】また、特開平9−9845号公報に記載さ
れた装置では、競技場外の運動器具の使用が全く考慮さ
れていないので、使用者がその競技に擬似的に参加でき
ない。さらに、競技状況を示す模式画像はコンピュータ
で作成し、記録媒体CD−ROMに録画して再生するも
ので、実時間で表示するものではない。
【0010】また、特表2000−510013号公報
の方式では、他の運動器具の運動データと連結する、即
ち、競技化する機能が全くない。同様に、コースを地図
上に表示し、競技者などをそのコース上に表示する機能
がない。
【0011】また、特開平11−168581号公報の
方式は、PCへのアクセス課題の解決法であり、運動器
具の使用者を競技に参加させる方式ではない。
【0012】本発明は、このような状況に鑑みなされた
ものであり、競技に擬似的に参加できる運動器具を提供
することを目的とするものである。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本件発明は、以下の特徴を有する課題を解決するた
めの手段を採用している。
【0014】請求項1に記載された発明は、データ受信
部と、データ処理部と、地図表示部と、運動器具とを有
する競技参加型運動装置であって、上記データ受信部
は、現在実施されている競技者、過去に実施された競技
者又は仮想的な競技者の位置データを受信し、前記地図
表示部は、競技の実施場所を表示する地図と、全部又は
一部の競技者の現在位置を該地図上に実時間で表示し、
前記運動器具は、前記競技の位置データに換算可能な運
動データを、該運動器具の利用者の運動量に対応して出
力し、前記データ処理部は、前記運動器具の利用者の運
動データを位置データに換算して、前記運動器具の利用
者を、競技者の一人として、前記地図上に表示すること
を特徴とする。
【0015】請求項2に記載された発明は、データ受信
部と、データ処理部と、競技状況表示部と、運動器具と
を有する競技参加型運動装置であって、上記データ受信
部は、現在実施されている競技者、過去に実施された競
技者又は仮想的な競技者の競技データを受信し、前記競
技状況表示部は、全部又は一部の競技者の運動量と現在
の順位を、実時間で表示し、前記運動器具は、前記競技
の運動量に換算可能な運動データを、該運動器具の利用
者の運動量に対応して出力し、前記データ処理部は、前
記運動器具の利用者の運動データを運動量に換算して、
前記運動器具の利用者を、競技者の一人として、前記競
技状況表示部に表示することを特徴とする。
【0016】請求項3に記載された発明は、データ受信
部と、データ管理部と、データ送信部とを有する競技参
加型運動装置のセンタ装置であって、上記データ受信部
は、現在実施されている競技者の運動データを受信し、
前記データ管理部は、現在の競技、過去の競技又は仮想
的な競技の競技データを管理し、前記データ送信部は、
複数の前記競技参加型運動装置に、前記現在の競技、過
去の競技又は仮想的な競技における競技者の位置又は運
動量を、実時間で、送信することにより、前記競技参加
型運動装置の利用者が擬似的に競技に参加できるように
したことを特徴とする。
【0017】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て図面と共に説明する。 (第1の実施例)図1を用いて、第1の実施例を説明す
る。競技参加型運動装置の運動器具が走行器(トレッド
ミル)の場合であって、使用者が実況放送のマラソン競
技に擬似的に参加する場合を例にして説明する。
【0018】第1の実施例は、走行器18の使用者13
が、例えば、実際に実施されているマラソン競技に参加
していると感じるような擬似的状況を生成し、その状況
の中で走行器18を使用できるようにするものである。
【0019】このシステムは、競技者3の時々刻々の位
置を測定する競技者位置測定装置1、この競技者位置測
定装置1が測定した位置データを競技者データ管理・送
信装置(放送局)20に送信する競技者位置データ送信
装置2、この競技者位置データ送信装置2からの競技者
位置データを受信して、信号処理を行い、加工したデー
タを競技参加型運動装置10に送信する競技者データ管
理・送信装置(放送局)20及び競技参加型運動装置1
0から構成されている。
【0020】競技者3の位置を測定する競技者位置測定
装置1で、競技者の時々刻々の位置を測定するには、計
測器を伴走車に搭載する。これは先頭競技者(群)か、第
2競技者(群)などの状況に応じた特定の競技者(群)を主
として計測する。他の方法として、特定競技者(全員で
もよい)に予め計測器を装着するようにしてもよい。
【0021】また、計測法としてはGPS(Global Po
sitioning System)、VICS(Vehicle Informatio
n & Communication System)、PHS(Personal
Handy-phone System)などを利用した位置計測法などが
挙げられる。
【0022】競技者データ管理・送信装置(放送局)2
0は、競技者の時々刻々の位置データから、競技者の速
度を算出する。なお、速度の算出には、伴走車の自動車
速度を利用することもできる。又は、競技者の映像から
歩幅等を計測し、それから速度を得ることもできる。こ
の速度データを用いて、競技者の時々刻々の位置データ
が得られない場合に、競技者の位置を予測する。
【0023】競技者データ管理・送信装置(放送局)2
0は、例えば、放送局であり、地図情報、競技情報、競
技者情報、地理・環境情報等を競技参加型運動装置10
に送信する。
【0024】競技者データ管理・送信装置(放送局)2
0では、全競技者の位置データを管理する。走路上の各
計測点で競技者の通過時刻を計測し、速度を割り出す。
これらの速度から、計測ができない期間(計測地点間)の
位置を割り出す。これらの競技者の走路上での位置デー
タを開始時刻データと合わせて、競技実況放送の付随デ
ータとして送信する。ここで、位置データとしては地理
座標(経度緯度)でも、走路上での累積距離でもよい。予
め、競技開始前に距離と地理座標との変換表を走路地図
データと併せて送っておけば、位置データは情報量が少
なくてすむ。伝送路として、通常のTV放送のみなら
ず、インターネットの放送形式も利用できる。
【0025】さらに、付随データとして、例えば、後述
する地理・環境情報データベース29に格納した各地点
での走路の傾度などを送信する。また、環境映像とし
て、放送映像の他に、伴走車からの先頭競技者の映像
(通常横側からの撮影像)を常に伝送するとか、予め録画
した各地点での走路上の前方風景映像(準動画)を位置デ
ータと共に伝送する。これには視線方向が在意に選択可
能なパノラマ映像や魚眼映像などが有効である。
【0026】競技者データ管理・送信装置(放送局)2
0の構成例を図2に示す。図2の競技者データ管理・送
信装置(放送局)20は、データ受信部21、データ送
信部22、データ処理部23、データ管理部24、制御
装置25、地図データベース26、競技データベース2
7、競技者データベース28、地理・環境情報データベ
ース29及び過去競技データ記憶部30から構成されて
いる。
【0027】データ受信部21は、競技者位置データ送
信装置2から、競技者の位置データを受信して、データ
処理部に転送する。
【0028】データ送信部22は、データ処理部23か
らデータを受信して、地図情報、競技情報、競技者情
報、地理・環境情報等を競技参加型運動装置10に送信
する。
【0029】データ処理部23は、地図情報、競技情
報、競技者情報、地理・環境情報と共に、データ受信部
21から、競技者の位置データを受信して、各競技者
(又はグループ)の位置を算出して、地図上にマッピン
グできるようにしたデータを、データ送信部22を介し
て、競技参加型運動装置10に送信する。
【0030】なお、地図情報、競技情報、地理・環境情
報等は、必要に応じて、送信する。
【0031】データ管理部24は、制御装置25の制御
に基づいて、地図データベース26、競技データベース
27、競技者データベース28、地理・環境情報データ
ベース29及び過去競技データ記憶部30の書込み及び
読出しを行う。
【0032】制御装置25は、競技者データ管理・送信
装置(放送局)20の全体の制御を行う。
【0033】地図データベース26は、地図データが格
納されたデータベースであり、競技範囲の地図データ
が、制御装置25の制御により、データ送信部2を介し
て、競技参加型運動装置10に送信される。
【0034】競技データベース27は、競技の種目、出
発点、折り返し点、ゴール等の情報を格納している。出
発点、折り返し点、ゴール等の情報は、データ送信部2
を介して、競技参加型運動装置10に送信される。ま
た、出発点、折り返し点、ゴール等の情報に基づいて、
データ処理部23において、過去データから競技者の地
図上の位置が算出する機能を有する。
【0035】競技者データベース28は、競技者の個人
情報、現在及び過去の順位情報等を格納している。
【0036】地理・環境情報データベース29は、走行
路の各定点での傾斜、景色等の情報を格納している。走
行路の各定点での傾斜、景色等の情報は、制御装置25
の制御により、データ送信部2を介して、競技参加型運
動装置10に送信される。
【0037】過去競技データ記憶部30は、過去の競技
のデータを格納している。この情報に基づいて、過去の
競技が再現できる。
【0038】競技参加型運動装置10は、データ受信部
14、データ処理部15、地図表示部16、環境映像表
示部17及び走行器18から構成されている。
【0039】データ受信部14は、競技者データ管理・
送信装置(放送局)20から送信された地図情報、競技
情報、競技者情報、地理・環境情報等を受信し、データ
処理部15に転送する。
【0040】データ処理部15は、走行器18からの運
動データ、データ受信部14からの地図情報、競技情
報、競技者情報、地理・環境情報等を受信して、データ
処理を行い、地図上に表示できるようにする。このと
き、走行器18からの運動データを位置データに換算し
て、走行器18の利用者を、競技者の一人と見なして、
地図上に表示できるようにする。
【0041】データ処理した結果を、地図表示部16及
び環境映像表示部17に送信する。
【0042】地図表示部16は、マラソン競技の全貌が
判るような全体、又は、その一部を、競技参加型運動装
置の操作卓(図示せず)を制御することにより表示す
る。
【0043】また、この操作卓を制御することにより、
拡大又は縮小表示することも可能である。
【0044】環境映像表示部17は、走行器18の利用
者の仮想的な走行地点(走行器18の利用者が競技に参
加していると仮定した場合における仮想的な走行地点)
周辺の様子を、全面又は側面に表示する。また、走行器
18の利用者の順位周辺のみを表示することも可能であ
る。マラソン競技の放送画面を表示してもよい。
【0045】走行器18は、通常の走行器に加えて、前
記競技の位置データに換算可能な運動データを、運動器
具の利用者の運動量に対応して出力する。また、競技参
加型運動装置10を制御する操作卓(図示せず)を備え
ている。また、走路の各地点での傾度に応じて、走行器
18の傾度を変えるようにしてもよい。
【0046】競技参加型運動装置の動作を説明する。
【0047】競技参加型運動装置側では、まず、競技者
データ管理・送信装置(放送局)20からのデータをデ
ータ受信部14で受信する。このデータと使用者が用い
る走行器18からの運動データとをデータ処理部15で
もって共通化する。すなわち、走行器18の使用者の走
行位置は現在走路上でどこか、順位は何番かなどであ
る。使用者の運動データは、競技開始時刻からこれまで
の走行距離である。これより、走行位置は予め送られた
走路地図上で決められる。
【0048】また、使用者の走行速度は、力学的計測
法、映像処理計測法などで歩幅や足の運動周期に基づい
て取得する。この使用者の走行速度は、自動的又は操作
卓により、走行器の速度を調整することによって、変更
可能である。
【0049】伝送された実際の競技者のデータと使用者
のデータを共通化し、それぞれの走行位置を地図表示部
16の走路地図上で表示する。使用者はこれらの表示を
運動しながら、無理なく観察できるように配置された地
図表示部16で視察する。走路地図の例を図3及び図4
に示す。
【0050】図3は、一般の街路地図に近く、競技者を
絵柄で表す。また、走行器18の使用者は、色などで識
別しやすくする。名前などを付加しても良い。
【0051】図4は、概略図で競技者も番号で表してい
る。コースの地図の詳しさを、競技全体を把握するとき
は粗く、順位を詳しく知るには、その部分を詳しくなど
と調整する。競技者が複数同一点で重なるときは、二重
像で表すなど見やすくする。
【0052】また、開始時からの時刻、先頭(指定)走
行者の速度、使用者の順位なども併せて表示する。走行
器18は競技の環境データに応じて器具の条件を変え
る、例えば、走路の各地点での傾度に応じて、走行器1
8の傾度を変える。
【0053】また、環境映像を環境映像表示部17で表
示する。競技中継放送の映像を環境映像表示部17で表
示してもよい。さらに、使用者の横側に、先頭競技者の
横側映像を表示してもよい。また、正面には各地点での
進行方向の景観映像を映すなどをすれば、より効果が出
る。
【0054】以上の構成により、走行器18の使用者
は、実況中継の実際の競技内容と自分の運動内容を同時
に、実時間で監視できることにより、共通の競技として
直截に感じ、それに擬似的に参加することができる。 (第2の実施例)第2の実施例としては、第1の実施例
の実況中継放送を、データを含めて記録、再生すること
により、時間的に遠隔な過去の競技に参加する。又は、
何人かの競技データを過去の競技データより新たに推定
して、このデータを用いることにより、仮想の競技に擬
似的に参加する。 (第3の実施例)第3の実施例としては、同じ運動器具
同士の競技で、図5で説明する。これは第1の実施例に
おいて、実況中継の競技データの替わりに、同じ競技参
加型運動装置の走行器18A、18Bの運動データを、
LAN(Local AreaNetwork)、又は
インターネット上で結合し、データ収集・処理・分配装
置19でデータを集中管理し、各運動器具に再送信する
ことにより、お互いの使用者が競技に擬似的に参加でき
る。
【0055】データ収集・処理・分配装置19の構成例
を図5に示す。図5のデータ収集・処理・分配装置19
は、データ受信部41、データ送信部42、データ収集
・処理・分配部43、データ管理部44、制御装置45
及び擬似競技データベース46から構成されている。
【0056】データ受信部21は、競技参加型運動装置
から、競技者(競技参加型運動装置の使用者)の運動デ
ータを受信して、データ収集・処理・分配部43に転送
する。また、放送局(図1の、競技者データ管理・送信
装置(放送局)20に相当する装置)から、競技に必要
なデータを受信するようにしてもよい。
【0057】データ送信部42は、データ収集・処理・
分配部43からデータを受信して、競技情報、競技者情
報等を競技参加型運動装置10に送信する。
【0058】データ収集・処理・分配部43は、競技情
報、競技者情報と共に、データ受信部41から、競技参
加型運動装置からの運動データを受信して、各競技者の
位置を算出して、地図上にマッピングできるようにした
データを、データ送信部42を介して、各競技参加型運
動装置に送信する。
【0059】データ管理部44は、制御装置45の制御
に基づいて、擬似競技データベース46の書込み及び読
出しを行う。
【0060】制御装置45は、データ収集・処理・分配
装置19の全体の制御を行う。
【0061】擬似競技データベース46は、この情報に
基づいて、仮想競技が実現できるデータを格納したデー
タベースである。
【0062】なお、図5におけるデータ処理部15A、
15Bは、走行器18A、18Bからの運動データ、デ
ータ収集・処理・分配装置19からの競技情報、競技者
情報等を受信して、地図上に表示できるようにする。デ
ータ処理した結果を、地図表示部16A、16Bにより
表示する。
【0063】また、必要に応じて、図1における環境映
像表示部を設けてもよい。 (第4の実施例)第4の実施例として、足踏み器による
散策ラリーの例を説明する。足踏み器は自転車などの競
技に利用することもできるが、ここではリハビリテーシ
ョンで用いることを想定する。すなわち、早さを競うの
でなく、地理上での散策経路の正確さを競い、景観を楽
しむことに主眼がある。また、同時に競技することより
むしろ、各自の任意の時間で行うことが一般的であろう
から、第3の実施例におけるように、記録されたデータ
との仮想競技となる。散策者は表示してある地理上で、
所定の課題に沿って移動する。足踏みの回数と歩行距離
との関係は予め設定しておく。ボタンとか、ハンドルに
よって進行方向を変える。ここで、散策者の地理上での
位置は、散策路が一義的に定まっていないので、歩行距
離と分岐点の地理座標と併せて求める。そして、環境デ
ータとして、主要な地理上での景観映像が重要で、少な
くとも道の分岐点での景観は予め用意して置く。これよ
り、散策者の現在地での景観映像を表示する。この映像
として、視方向を任意に選べ、高率でデータ圧縮できる
魚眼映像が有効である。散策者はこの映像も併せて鑑賞
しながら、散策路を選んで行く。これにより競技に擬似
的に参加できる。 (第5の実施例)第5の実施例として、運動器具が一般
の距離競技ではなく、筋肉運動の回数を競う場合を説明
する。この形態は第3の実施例に準ずる。この競技にお
ける競技データは計数器で容易に計測できる。この場合
の表示は回数を棒グラフ状に表し、順位順に並べる。ま
た、当該使用者のデータは、特別な色を用いて識別しや
すくして表示する。これにより、運動具の使用者は、競
技に擬似的に参加できる。
【0064】上述したように、本発明によれば、運動器
具の使用者が遠隔地の運動競技に参加していると感じる
ような擬似的状態を実現することができる。そのため
に、本発明では、遠隔地の運動器具使用者(競技者)の
運動データを数値表示だけではなく、実況中継の実際の
競技内容と自分の運動内容を、共通の競技内容として直
截に感じるように表示している。
【0065】具体的には、例えば、陸上競技では、使用
者の自己の位置(順位)などのデータを、他者の競技者
(使用者)のデータと併せて、競技コースの図面(地
図)上で、実時間に表示している。
【0066】また、実況中継の競技であれば、放送局が
その競技者のデータを計測し、競技内容として、各運動
器具に伝送し、その運動器具と連結し、使用者のデータ
とを共通化している。
【0067】また、運動器具同士であれば、遠隔地の使
用者のデータを集中管理し、それをまとめて競技内容と
して、各運動器具に再伝送している。
【0068】また、例えば、実況中継放送での他の競技
者の映像や景観映像(環境データ)などを表示すること
によって、臨場感を増すことができ、参加意識が増大す
る。
【0069】本発明における運動器具は、健康維持、疲
労解消、さらに、リハビリのための運動器具であり、こ
の運動器具は、健康施設やゲーム場、又は家庭に設置さ
れている運動器具で、足踏み器、走行器などが挙げられ
る。
【0070】本発明は、これらの運動器具を使って、実
際の運動競技に相当する競技形式を実現したものであ
り、運動器具を利用する楽しみが増して、より有効であ
る。例えば、足踏み器は自転車競技、又は歩行ラリー競
技、走行器はマラソン、駅伝、1万メートル競走などの
長距離競技などの競技に用いられる。筋肉運動器具で
は、早さを競うだけでなく、運動の回数を競うことも可
能である。実際に行われている運動競技だけでなく、量
的内容を競うことができる運動器具であれば、同様に競
技対象とすることができる。
【0071】また、競技は、現在実施されている競技又
は過去に実施された競技に限らず、仮想的に作成した競
技であってもよい。
【0072】
【発明の効果】上述の如く本発明によれば、運動器具
が、空間的、時間的に遠隔で、一台一台が独立していて
も、運動器具での運動データを共有化し、競技内容(特
に使用者の地理上での位置など)を実時間で表示するこ
とにより、競技に擬似的に参加できるため、楽しみが増
して健康器具の利用がより有効になる。また、実際の放
送中継の競技に擬似的に参加できることから、その競技
の放送への親しみが増す。
【0073】
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施例を説明するための図である。
【図2】競技者データ管理・送信装置(放送局)の構成
例を説明するための図である。
【図3】表示例(その1)を説明するための図である。
【図4】表示例(その2)を説明するための図である。
【図5】第3の実施例を説明するための図である。
【図6】データ収集・処理・分配装置の構成例を説明す
るための図である。
【符号の説明】
1 競技者位置測定装置 2 競技者位置データ送信装置 3 競技者 13 走行器使用者 14、21、41 データ受信部 15、23 データ処理部 16 地図表示部 17 環境映像表示部 18 走行器 19 データ収集・処理・分配装置 20 競技者データ管理・送信装置(放送局) 22、42 データ送信部 24、44 データ管理部 25、45 制御装置 26 地図データベース 27 競技データベース 28 競技者データベース 29 地理・環境情報データベース 30 過去競技データ記憶部 43 データ収集・処理・分配部 46 擬似競技データベース

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 データ受信部と、データ処理部と、地図
    表示部と、運動器具とを有する競技参加型運動装置であ
    って、 上記データ受信部は、現在実施されている競技者、過去
    に実施された競技者又は仮想的な競技者の位置データを
    受信し、 前記地図表示部は、競技の実施場所を表示する地図と、
    全部又は一部の競技者の現在位置を該地図上に実時間で
    表示し、 前記運動器具は、前記競技の位置データに換算可能な運
    動データを、該運動器具の利用者の運動量に対応して出
    力し、 前記データ処理部は、前記運動器具の利用者の運動デー
    タを位置データに換算して、前記運動器具の利用者を、
    競技者の一人として、前記地図上に表示することを特徴
    とする競技参加型運動装置。
  2. 【請求項2】 データ受信部と、データ処理部と、競技
    状況表示部と、運動器具とを有する競技参加型運動装置
    であって、 上記データ受信部は、現在実施されている競技者、過去
    に実施された競技者又は仮想的な競技者の競技データを
    受信し、 前記競技状況表示部は、全部又は一部の競技者の運動量
    と現在の順位を、実時間で表示し、 前記運動器具は、前記競技の運動量に換算可能な運動デ
    ータを、該運動器具の利用者の運動量に対応して出力
    し、 前記データ処理部は、前記運動器具の利用者の運動デー
    タを運動量に換算して、前記運動器具の利用者を、競技
    者の一人として、前記競技状況表示部に表示することを
    特徴とする競技参加型運動装置。
  3. 【請求項3】 データ受信部と、データ管理部と、デー
    タ送信部とを有する競技参加型運動装置のセンタ装置で
    あって、 上記データ受信部は、現在実施されている競技者の運動
    データを受信し、 前記データ管理部は、現在の競技、過去の競技又は仮想
    的な競技の競技データを管理し、 前記データ送信部は、複数の前記競技参加型運動装置
    に、前記現在の競技、過去の競技又は仮想的な競技にお
    ける競技者の位置又は運動量を、実時間で、送信するこ
    とにより、前記競技参加型運動装置の利用者が擬似的に
    競技に参加できるようにしたことを特徴とする競技参加
    型運動装置のセンタ装置。
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