JP5520799B2 - オービタルサンダ - Google Patents

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本発明は、モータを備えた本体の下方に、モータの回転によってオービタル運動するベースを備えたオービタルサンダに関する。
オービタルサンダは、特許文献1に開示の如く、モータを備えた本体の下方に回転軸を突出させ、その回転軸の下端に設けた偏心軸に上下2つの軸受を介してベースを連結することで、モータの駆動に伴う回転軸の回転でベースをオービタル運動(円軌跡運動)させ、ベースの底面に張設したサンディングペーパー等で被研磨材を研磨可能となっている。
また、このオービタルサンダにおいては、偏心軸の下端に、偏心側と反対側に突出するバランサが設けられている。このバランサは、ベースのオービタル運動と同時に回転して遠心力を発生させることで、本体の振動を低減するものである。
特開平6−226709号公報
特許文献1のオービタルサンダにおいては、バランサが偏心軸の下端に位置することで、ベースを含む偏心運動部分の重心が下側の軸受の下端よりも下側に位置している。よって、ベースのオービタル運動に伴って発生する遠心力を片持ち支持する格好となり、偏心軸とベースとの間に傾き(偶方向のがたつき)が生じて振動を発生させるおそれがある。
そこで、本発明は、ベースのオービタル運動に伴う偏心軸とベースとの間の傾きを効果的に抑制して振動を低減できるオービタルサンダを提供することを目的としたものである。
上記目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、モータを備えた本体に、モータの駆動により回転する回転軸と、その回転軸の回転中心からの偏心位置にあって回転軸の回転に伴って円軌跡運動する偏心軸とを設けて、本体から下向きに突出させた偏心軸に、上下2つの軸受を介してベースを連結すると共に、偏心側と反対側へ突出するバランサを設けたオービタルサンダであって、ベースの重心位置を上下2つの軸受の間に設定したことを特徴とするものである。
ここで「2つの軸受の間」とは、各軸受の中心間を言う。また「回転軸」とは、ギヤによる減速がある製品の場合は最終軸の回転軸となるスピンドルを、ギヤによる減速がない(いわゆる「モータ直結」)製品の場合はモータ軸を言う。
請求項2に記載の発明は、請求項1の構成において、バランサを下側の軸受の上方に設けたことを特徴とするものである。
請求項3に記載の発明は、請求項2の構成において、バランサの外側部分を下向きに折曲形成したことを特徴とするものである。
請求項4に記載の発明は、請求項1乃至3の何れかの構成において、バランサを上下2つの軸受の間で偏心軸にキー結合すると共に、キーの上下端と上下2つの軸受との間にクリアランスを設定したことを特徴とするものである。
請求項5に記載の発明は、請求項4の構成において、キーを、偏心軸の軸方向から見て偏心方向の直線上に位置するように配置したことを特徴とするものである。
請求項6に記載の発明は、請求項1乃至5の何れかの構成において、偏心軸の下端に、下側の軸受を保持するリテーナをネジ止めすると共に、ネジを回転軸の回転中心に設けたことを特徴とするものである。
請求項1に記載の発明によれば、ベースの重心位置の設定により、ベースのオービタル運動に伴う偏心軸とベースとの間の傾きを効果的に抑制して振動の発生を低減することができる。
請求項2に記載の発明によれば、請求項1の効果に加えて、下側の軸受をベースの下端近くに位置させることができる。よって、上下2つの軸受間の距離を確保して偏心軸の好適な両持ち支持が可能となる。
請求項3に記載の発明によれば、請求項2の効果に加えて、バランサの重心位置をベースの重心位置に合わせることができ、より安定したオービタル運動が可能となる。
請求項4に記載の発明によれば、請求項1乃至3の何れかの効果に加えて、キーの組み付け時に軸受と干渉して軸受を傾かせることがなく、バランスの悪化が生じない。
請求項5に記載の発明によれば、請求項4の効果に加えて、キーによるバランスの悪化を防止できる。
請求項6に記載の発明によれば、請求項1乃至5の何れかの効果に加えて、リテーナによるバランスの悪化を防止することができる。
オービタルサンダの縦断面図である。 図1における偏心軸部分の拡大図である。 スピンドル及びベースの分解斜視図である。 スピンドル及びバランサの斜視図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1は、オービタルサンダの一例を示す縦断面図で、オービタルサンダ1は、モータ3を下向きに収容する本体2の下方に、平面視矩形状のベース5を備えてなる。本体2を形成するハウジング6の下部には、モータ3の出力軸4と平行に回転軸としてのスピンドル7がボールベアリング8に軸支されて下方へ突出して、スピンドル7の上端に設けたギヤ9が、出力軸4のピニオンと噛合している。10はハウジング6の側面に突設されてスイッチ11及びトリガー12を備えたハンドル、13は粉塵の排出ノズルである。
また、図2にも示すように、スピンドル7においてハウジング6から突出する下部分は、上部分の回転中心から偏心する偏心軸7Aとなっている。この偏心軸7Aの下端には、ボールベアリング14を介してベース5の中央部が回転可能に連結されている。ベース5の上面には、ボールベアリング15を保持するベアリングリテーナ16が複数のネジ17,17・・によって固着されている。このボールベアリング15は、ボールベアリング14の上方で偏心軸7Aを軸支するものである。18は、偏心軸7Aの下端にネジ19によって取り付けられてボールベアリング14の下端を保持するリテーナで、ネジ19はスピンドル7の回転中心に同軸で螺合している。
さらに、ベース5の下面には、ベース5と略同形状のパッド20が設けられて、ベース5上で長手方向の両端に設けたクランプ機構21,21によってパッド20の下面にサンディングペーパーを張設可能となっている。
一方、ハウジング6の下端開口とベアリングリテーナ16を含むベース5の上面との間は、蛇腹筒状のラバースリーブ22が架設されて、ラバースリーブ22によってベース5の偏心軸7A回りでの回転を規制している。
そして、偏心軸7Aにおけるボールベアリング14,15の間には、バランサ23がキー結合されている。このバランサ23は、図3にも示すように、偏心軸7Aに結合される内側部材24と、その内側部材24に連結される外側部材25との2部材を組み合わせて形成されている。
まず内側部材24は、比重が比較的小さいアルミニウム(比重2.7)製で、偏心軸7Aに外装されてキー26によって偏心軸7Aと一体に結合される筒部27と、その筒部27から互いに異なる半径方向へ突設される一対のアーム28,28とを備えている。ここでは両アーム28,28間の角度は略90°となっている。
ここで、キー26の上下端とボールベアリング14,15との間には、図2に示すクリアランスCがそれぞれ生じる設定となっている。このクリアランスCにより、キー26の組み付け時にボールベアリング14,15が傾いたりするおそれが防止される。また、キー26は、偏心軸7Aの軸方向から見て偏心方向の直線上に位置するように配置されて、バランスの維持を図っている。
次に、外側部材25は、内側部材24よりも比重が大きい真鍮(比重8.4)製で、平面視が半円形状となって、その上面にアーム28,28がネジ29,29によって連結されている。30は、アーム28と外側部材25との間に介在された樹脂製のスペーサである。
また、外側部材25におけるアーム28,28の間は、両端よりも上方に突出する肉厚部31となっている。この外側部材25は、バランサ23の偏心軸7Aへの組み付け状態で、偏心軸7Aの偏心側と反対側に突出してベアリングリテーナ16の内側に位置するものとなる。
こうしてボールベアリング14,15の間にバランサ23が配置されることで、ベース5の重心位置Pは、ボールベアリング14,15の間(両者の中心間)に位置するようになっている。特にここではバランサ23の内側部材24に対する外側部材25の取付形態により、バランサ23の全体形状が下方へ折れ曲がった格好となるため、バランサ23の重心をベース5の重心位置Pと一致させることができる。
また、下側のボールベアリング14の上方にバランサ23が位置することで、ボールベアリング14をベース5の下端近くに位置させることが可能となっている。
以上の如く構成されたオービタルサンダ1においては、トリガー12を押し込んでモータ3を駆動させると、出力軸4が回転し、これと噛合するスピンドル7が回転する。よって、偏心軸7Aがスピンドル7の回転中心に対して円軌跡運動し、ベース5もラバースリーブ22によって自身の回転を規制された状態で円軌跡運動(オービタル運動)を行う。このベース5のオービタル運動により、パッド20の下面に張設したサンディングペーパーで被研磨材を研磨可能となる。
また、このオービタル運動の際、バランサ23がベース5と反対側で回転運動することになるため、遠心力が発生してベース5のオービタル運動に伴う振動が低減される。特にここでは、ベース5の重心位置Pがボールベアリング14,15の間に位置しているので、オービタル運動に伴ってベース5に発生する遠心力に対して両持ちで支持できる格好となり、偏心軸7Aとベース5との間の傾き(偶方向のがたつき)が効果的に抑えられる。
このように、上記形態のオービタルサンダ1によれば、ベース5の重心位置Pを上下2つのボールベアリング14,15の間に設定したことで、ベース5のオービタル運動に伴う偏心軸7Aの傾きを効果的に抑制して振動の発生を低減することができる。
特にここでは、下側のボールベアリング14の上方にバランサ23を設けているので、ボールベアリング14をベース5の下端近くに位置させることができる。よって、ボールベアリング14,15の間の距離を確保して偏心軸7Aの好適な両持ち支持が可能となる。
また、バランサ23の外側部分を下向きに折曲形成しているので、バランサ23の重心位置をベース5の重心位置Pに合わせることができ、より安定したオービタル運動が可能となる。
さらに、ここではバランサ23を上下のボールベアリング14,15の間で偏心軸7Aにキー結合すると共に、キー26の上下端とボールベアリング14,15との間にクリアランスCをそれぞれ設定しているので、キー26の組み付け時にボールベアリング14,15と干渉してボールベアリング14,15を傾かせることがなく、バランスの悪化が生じない。
加えて、キー26を偏心軸7Aの軸方向から見て偏心方向の直線上に位置させたり、リテーナ18を取り付けるネジ17を出力軸4の回転中心に設けたりしているので、キー26やリテーナ18によるバランスの悪化を防止できるようになっている。
なお、偏心軸の軸受はボールベアリングに限らず、ニードルベアリング等の他のタイプの軸受も採用可能である。
また、バランサの形態も、上述のように内側部材と外側部材との2部材を組み合わせる他、これより多い数の部材を組み合わせたり、逆に複数の部材に分割しない一体型のものであったりしても差し支えない。さらに、キー結合やリテーナの採用は任意で、これ以外の構造を採用してバランサや軸受を支持させてもよい。
その他、オービタルサンダの構造も上記形態に限らず、例えば偏心しないスピンドルの下端に偏心スリーブを外装して偏心軸を形成し、これにベースを連結したり、ハウジングとベースとの間にラバースリーブに代えて棒状のフットを架設したり等、適宜変更可能である。また、ベースの円軌跡運動に自身の回転が加わるランダムオービタルサンダであっても本発明は適用可能である。
1・・オービタルサンダ、2・・本体、3・・モータ、4・・出力軸、5・・ベース、6・・ハウジング、7・・スピンドル、7A・・偏心軸、8、14、15・・ボールベアリング、16・・ベアリングリテーナ、17・・ネジ、20・・パッド、23・・バランサ、24・・内側部材、25・・外側部材、26・・キー。

Claims (6)

  1. モータを備えた本体に、前記モータの駆動により回転する回転軸と、その回転軸の回転中心からの偏心位置にあって前記回転軸の回転に伴って円軌跡運動する偏心軸とを設けて、前記本体から下向きに突出させた前記偏心軸に、上下2つの軸受を介してベースを連結すると共に、偏心側と反対側へ突出するバランサを設けたオービタルサンダであって、
    前記ベースの重心位置を前記上下2つの軸受の間に設定したことを特徴とするオービタルサンダ。
  2. 前記バランサを下側の前記軸受の上方に設けたことを特徴とする請求項1に記載のオービタルサンダ。
  3. 前記バランサの外側部分を下向きに折曲形成したことを特徴とする請求項2に記載のオービタルサンダ。
  4. 前記バランサを前記上下2つの軸受の間で前記偏心軸にキー結合すると共に、前記キーの上下端と前記上下2つの軸受との間にクリアランスを設定したことを特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載のオービタルサンダ。
  5. 前記キーを、前記偏心軸の軸方向から見て偏心方向の直線上に位置するように配置したことを特徴とする請求項4に記載のオービタルサンダ。
  6. 前記偏心軸の下端に、下側の前記軸受を保持するリテーナをネジ止めすると共に、前記ネジを前記回転軸の回転中心に設けたことを特徴とする請求項1乃至5の何れかに記載のオービタルサンダ。
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