JP5520329B2 - シール栓及び液体槽 - Google Patents

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Description

本技術は、浴槽や洗面台等の液体槽、及び、この液体槽のシール栓に関する。
浴槽内の湯に沈殿及び浮遊した湯垢等を吸引し除去する排水ホース付き浴槽栓が、特許文献1に開示されている。具体的には、排水ホースの下端に接続された排水管が栓に貫通するように設けられている。利用者が、この排水ホースの上端の開口(開口端3a)を湯垢に近づけることにより、その開口から水圧により湯垢が排水ホース内に吸引され、上記排水管を通り外部へ排出される(例えば、特許文献1の明細書段落[0005]及び[0006]参照)。
実開平06−003184号公報
一般に、浴槽等の液体槽の栓が排出口から抜かれると、その液体槽内に貯溜された液体中に沈殿あるいは浮遊するゴミは、液体槽の排出口を介して排出管に流れ出し、排出管に詰まる場合がある。
以上のような事情に鑑み、本技術の目的は、液体槽に接続された排出管に詰まりを生じさせず、簡単にゴミを除去することができる液体槽及びこれに用いられるシール栓を提供することにある。
上記目的を達成するため、本技術に係るシール栓は、本体と、キャップと、フィルタ構造とを具備する。
前記本体は、内部空間と、前記内部空間に連通する第1の開及び第2の開口とを有する。
前記キャップは、前記本体の前記第1の開口を開閉可能に、前記本体に設けられる。
前記フィルタ構造は、前記本体の第2の開口を覆うように、または、前記本体内に設けられる。
液体槽内に液体を溜める場合には、第1の開口がキャップにより閉じられた状態でシール栓が使用される。液体が液体槽から排出される場合、キャップが第1の開口を開くことにより、本体の内部空間を液体が通り、第2の開口を介して液体が排出され、フィルタ構造によりゴミが捕捉される。利用者は、本体内に集められたゴミを簡単に除去することができる。
本技術に係る液体槽は、排出口を有する槽本体と、前記排出口をシール可能なシール栓とを具備する。シール栓としては、上記の構成を備えるシール栓が用いられる。
図1は、本技術の一実施形態に係る液体槽として、浴槽を示す図である。 図2は、本技術の第1の実施形態に係るシール栓を示す斜視図である。 図3は、そのシール栓を示す側面図である。 図4は、主にこのシール栓を示す概略的な断面図であり、シール栓が排水口に装着された状態を示す図である。 図5は、本技術の第2の実施形態に係るシール栓を示す断面図である。 図6は、本技術の第3の実施形態に係るシール栓を示す断面図である。 図7A〜Cは、本技術の第4の実施形態に係るシール栓を示す図である。 図8A及びBは、本技術の第5の実施形態に係るシール栓を示す図である。 図9は、本技術の第6の実施形態に係るシール栓を示す平面図である。 図10A及びBは、本技術の第7の実施形態に係るシール栓を示す図である。 図11は、本技術の第8の実施形態に係るシール栓の一部を示す断面図である。 図12は、本技術の第9の実施形態に係るシール栓の一部を示す断面図である。
以下、図面を参照しながら、本技術の実施形態を説明する。
[液体槽]
図1は、本技術の一実施形態に係る液体槽として、浴槽を示す図である。
浴槽10は、排水口151(排出口)を有する槽本体150と、排水口151に着脱可能に設けられたシール栓100とを備える。排水口151は、槽本体150の底部152の所定の位置に配置されている。図1は、シール栓100が排水口151に装着された状態を示している。シール栓100は、槽本体150の内壁面153に、チェーン154等、公知の取付部材を介して取り付けられている。
[シール栓]
(第1の実施形態)
図2は、本技術の第1の実施形態に係るシール栓100を示す斜視図である。図3は、そのシール栓100を示す側面図である。
シール栓100は、例えば概ね円錐形状の一部の外形を有する容器状の本体20を備える。本体20には、上部開口(第1の開口)21が形成され、本体20の底部には底部開口(第2の開口)23が形成されている。また、シール栓100は、上部開口21を開閉可能に本体20に設けられたキャップ40を備える。キャップ40は平面で見て概略円形の外形を有する。
本体20とキャップ40とは接続機構により接続されている。接続機構としては、例えばヒンジ30が用いられる。ヒンジ30は、本体20の上部開口21を形成する周縁部27の所定位置に設けられている。
本体20及びキャップ40は、典型的にはゴムにより形成される。ゴムの材料としては、例えばシリコーン、フッ素、アクリル等が用いられるが、これらに限られない。本体20自体がゴムで形成されることにより、一般のシール栓のように、本体20は排水口151のシール部材として機能する。
図4は、主にこのシール栓100を示す概略的な断面図であり、シール栓100が排水口151に装着された状態を示す図である。
本体20及びキャップ40には、図3及び4に示すようにシール構造(係合シール構造)102が設けられている。シール構造102は、本体20の上部開口21の周縁部27に沿って設けられたリング溝22と、キャップ40の裏面に設けられたリング状のシール部42とを有する。リング溝22は係合溝として機能し、シール部42は係合突起として機能する。すなわち、リング溝22にシール部42が嵌着されるように、キャップ40が本体20の上部開口21を閉じることにより、本体20の内部空間24以下の空間と、キャップ40以上の空間とが気密に仕切られる。シール部42はゴムにより形成され、例えばキャップ40とともに一体成形により形成される。
本体20には、その底部開口23を覆うようにフィルタ構造25が設けられている。フィルタ構造25は、例えばメッシュ、ネット、格子部材、多孔部材、あるいはこれらの組み合わせの構造である。フィルタ構造25の開口率は、後でも説明するように適宜設定され得る。フィルタ構造25は、金属、ゴムあるいは樹脂により形成される。金属としては、例えばアルミニウム、ステンレス等が用いられる。
図2に示すように、キャップ40の表面には、上記チェーン154が取り付けられる取付部156が形成されている。取付部156の、キャップ40の表面内での形成位置は適宜設定可能である。典型的には、取付部156はヒンジ30が設けられる位置、すなわち、キャップ40と本体20との接続位置に対して反対側に形成されている。このような構成によれば、ユーザーはチェーン154を引っ張ることで、キャップ40の一端側(取付部156が形成されている側)が持ち上げられ、本体20の上部開口21を開きやすくすることができる。
以上のように構成されたシール栓100を備えた浴槽10を使用する場合、ユーザーは以下のようにしてこれを使用する。ユーザーは、キャップ40を閉めた状態(図4参照)にあるシール栓100を、槽本体150の排水口151に嵌め込む。ユーザーは、キャップ40が開いた状態(図2参照)にあるシール栓100を、排水口151に嵌め込み、その嵌め込み後にキャップ40を閉じるようにしてもよい。シール栓100が排水口151に装着されることにより、排水口151がシールされ、槽本体150に水や湯を貯溜することができる。
ユーザーの入浴後などに、槽本体150に貯溜された水を捨てる場合、ユーザーは、例えばシール栓100が排水口151に装着された状態で、ユーザーがチェーン154を引っ張ることにより、本体20は排水口151に装着されたままの状態で、キャップ40を開いた状態にする。
キャップ40が開くと、本体20の、上部開口21、内部空間24、及び、フィルタ構造25が形成された底部開口23を介して、槽本体150に貯溜されていた水が排水口151に連通する排水管155(図4参照)に流出する。この時、水中に沈殿あるいは浮遊していた、湯垢や毛髪等のゴミは、フィルタ構造25を通りぬけることができず、本体20の内部空間24に貯められる。フィルタ構造25の開口率は、ゴミと水とを分離できるような適切な開口率に設定されればよい。
その後、ユーザーは、シール栓100の本体20を排水口151から外し、その本体20の内部空間24に貯められたゴミを取り出して捨てることができる。あるいは、本体20が排水口151に装着されたままの状態で、ユーザーはゴミを取り出して捨てるようにしてもよい。
以上のように、本実施形態では、ゴミをシール栓100の本体20内に貯めることができるので、排水管155に詰まりを生じさせず、簡単にゴミを除去することができる。
本実施形態の説明では、キャップ40と本体20との接続機構としてヒンジ30を例に挙げたが、接続機構は必ずしも必要ない。すなわち、シール栓100は、キャップ40と本体20とがシール構造102によって着脱可能に構成され、それらが物理的に分離される形態を有していてもよい。
また、本体20とキャップ40とのシール構造102として、キャップ40の裏面にリング溝が設けられ、本体20の上部開口21を形成する周縁部に沿ってシール部が設けられていてもよい。
本実施形態において、ヒンジ30である接続機構がバネ性を有してもよい。その場合、接続機構のそのバネ力でキャップを本体に押し付けることにより、キャップが本体の上部開口を閉じ、かつ、その状態でキャップ及び本体のシール力を保持するようにしてもよい。
(第2の実施形態)
図5は、本技術の第2の実施形態に係るシール栓を示す断面図である。これ以降の説明では、上記第1の実施形態に係るシール栓100が含む部材や機能等について同様のものは説明を簡略化または省略し、異なる点を中心に説明する。
このシール栓300のキャップ340の裏面側には、平面で見て円板状を有する凸部342が設けられている。凸部342が、本体320の内壁面322に嵌合することにより、本体320及びキャップ340がシールされる。凸部342の外径、及び、本体320の上部開口321の内径は、凸部342がその上部開口321に嵌合してシール可能な程度にそれぞれ設定されている。
本実施形態に係るシール栓300においても、本体320とキャップ340との接続機構は、上記のようなヒンジでもよい。あるいは接続機構がなく、本体320とキャップ340とが物理的に分離可能であってもよい(キャップ340は上記チェーン154等によって槽本体150に接続されていればよい。)。このことは、以下の第3の実施形態においても同様である。
(第3の実施形態)
図6は、本技術の第3の実施形態に係るシール栓を示す断面図である。このシール栓400の、本体420とキャップ440とのシール構造(係合シール構造)は、本体420の側周面の上部に設けられたリング状のシール部422と、キャップ440のフランジ部441の内壁面に設けられたリング溝442とを有する。このような構成によっても、シール構造が実現される。
また、図6に示すように、キャップ440がフランジ部441を有し、フランジ部441の下部に排水口151の開口面が位置することにより、次のような効果も得られる。すなわち、シール部422が排水口151の開口面より上部に位置するので、キャップ440が開いた状態(または外れた状態)で、ユーザーが本体420を排水口151から取り外そうとする場合、そのシール部422に指を引っ掛けることができ、容易に本体420を取り外すことができる。
なお、リング状のシール部がキャップ440に設けられ、リング溝が本体420に設けられていてもよい。
(第4の実施形態)
図7Aは、本技術の第4の実施形態に係るシール栓を示す平面図である。図7Bは、そのシール栓500を示す平面図である。図7Cは、図7BにおけるA−A線断面図である。
本実施形態に係るシール栓500の本体520は、容器部521と、容器部521上に例えば矩形状に形成されたキャップ収納部523とを有する。
キャップ収納部523内には、このキャップ収納部523の側面523aから形成されたスロット523bが設けられている。このスロット523b内にキャップ540が収納されている。キャップ540は、概略矩形の板状に形成されている。キャップ540は、図7Bに示すように矢印方向にスライドして、側面523aのスロット開口523d(図7A参照)を介して出没可能となっている。スロット523bが、キャップ40のスライドのガイドとして機能する。キャップ収納部523には上下方向に貫通した例えば矩形状の開口部523cが形成され、キャップ540の表面が露出している。キャップ540の表面には突起部546が設けられている。
キャップ540は例えば金属または樹脂により形成される。金属としては例えばアルミニウム、ステンレス、チタン等が用いられる。樹脂としては、例えばFRP(Fiber Reinforced Plastics)のような硬質の材料が用いられるが、シリコーン、アクリル、あるいはその他の樹脂でもよい。
容器部521及びキャップ収納部523は、ゴムにより形成され、例えば一体成形により形成される。キャップ540の周縁部からそのキャップ540の内側にかけての所定領域であるシール領域(図7Bで示す斜線で示した領域)と、キャップ収納部523とが密着している。これらの密着部分が係合シール構造を形成する。また、少なくともこれらキャップ収納部523及びキャップ540により、本体20とキャップ540とを接続する接続機構が形成される。
図7Bに示すように、ユーザーが突起部546を摘み、キャップ収納部523のスロット開口523dから、このキャップ40をスライドさせて引き出す。この場合、突起部546が、キャップ収納部523の開口部523cのエッジに当接することにより、キャップ540のスライド移動が規制される。
上記のようにスロット523bからキャップ540が引き出されると、キャップ収納部523の開口部523cと、容器部521の内部空間524(図7C参照)とが連通する。これにより、開口部523c及び内部空間524を介して、容器部521の底部に設けられたフィルタ構造25を介して排水される。
なお、上記したように、スロット523bはキャップ540のスライドのガイドとしての機能を有するが、このスライドのための別のガイドが本体520に設けられていてもよい。
(第5の実施形態)
図8Aは、本技術の第5の実施形態に係るシール栓を示す平面図である。図8Bは、図8AにおけるB−B線断面図である。
このシール栓600のキャップ640は、例えば板状の金属または樹脂で形成されている。キャップ640は、本体620の上部に、接続機構としてのシャフト630を介して回転可能に接続されている。シャフト630は、本体620の上部開口621の開口面に垂直な軸方向に沿って設けられており、キャップ640は、その軸周りに本体620に対して回転可能となっている。
「垂直」とは、その軸周りに本体620及びキャップ640が相対的に回転することにより、上部開口621が開閉されることが可能な程度に、実質的に垂直であればよいことを意味する。
シャフト630による、本体620とキャップ640との締結強度は、それらによって本体620とキャップ640との間でシール可能な程度に設定される。図8Bにおいて、本体20の上部開口621を形成する開口端面(周縁部の面)629の一部または全部が、曲面状に形成されることにより、本体620とキャップ640との間のシール力を高めることができる。
以上のようなシール栓600の構成によれば、図8Aに示すようにキャップ640を矢印方向に回転させるだけで、簡単に上部開口621を開閉することができる。
本実施形態に係るシール栓600は、キャップ640が上部開口621を塞ぐ位置でキャップ640を位置決めするための(その位置でキャップ640の動きを規制するための)ストッパーが、例えば本体620の上部に形成されていてもよい。
(第6の実施形態)
図9は、本技術の第6の実施形態に係るシール栓を示す平面図である。
このシール栓700では、本体720及びキャップ740が、ネジ式により互いに接続されている。すなわち、本体720及びキャップ740が、互いにネジ部722及び742を有することにより、係合シール構造(あるいは接続機構)702が実現される。これにより、ユーザーはキャップ740を回転させることによって、簡単に本体720を開閉することができる。
本実施形態では、本体720及びキャップ740は、典型的には金属で形成される。しかし、それらのうち少なくとも一方が、ゴムまたは樹脂で形成されていてもよい。
図10Aは、本技術の第7の実施形態に係るシール栓の一部を示す底面図である。図10Bは、図10AにおけるC−C線断面図である。
このシール栓200に設けられたフィルタ構造26は、本体220の底部に設けられた装着部223に着脱可能に装着されている。例えば装着部223は、複数、例えば対向する2つの欠け部224aが形成された、断面L字形状(図10B参照)の支持片224を有する。フィルタ構造26は、フレーム部261と、フレーム部に接続されたネット部262と、フレーム部261から半径方向の外側に突出した複数の(例えば2つの)装着片263とを有する。装着片263も例えば断面L字状(図10B参照)を有する。
ユーザーは、装着部223の2つの欠け部224aにフィルタ構造26の装着片263を嵌め込んだ後、フィルタ構造26を回転させることで、装着片263と支持片224とを係合させる。これにより、フィルタ構造26が装着部223に装着される。
以上のように、フィルタ構造26が取り外し可能とされることにより、ユーザーは、フィルタ構造26を本体220から取り外した状態で、そのフィルタ構造26に溜まったゴミを除去することができる。また、ユーザーは、このように本体220とフィルタ構造26とを分離させ、特にフィルタ構造26を独立して洗浄することができる。
装着部223及びフィルタ構造26の形態は、図10A及びBに示した形態に限られず、これらが相対的に着脱できる構造であれば、例えばネジ式、あるいは凹凸嵌合式等、どのような形態であってもよい。
シール栓200のキャップは、図10A及びBには図示されていないが、上記した種々の各実施形態に係るキャップが、本実施形態に適用され得る。このことは、以下に説明する第8及び9の実施形態でも同様である。
図11は、本技術の第8の実施形態に係るシール栓の一部を示す断面図である。このシール栓800の本体820の底部開口823に設けられたフィルタ構造36は、円形のリング状のフレーム部361と、フレーム部361内に設けられたネット部362とを有する。
フレーム部361が、本体820内の、底部開口823の周囲に設けられたフレーム支持部825に載置されるだけで、フィルタ構造36が本体820に容易に装着される。一方、ユーザーは、ネット部312にゴミが溜められたフィルタ構造36を、本体820の上部開口(図示を省略)を介して本体820から取り外し、ゴミを除去することができる。すなわち、本体820に対するフィルタ構造36の着脱が容易となる。また、ユーザーはフィルタ構造36を独立して洗浄することができる。
フレーム部361の形状は、円形リング状に限られず、三角以上の多角リング状であってもよいし、あるいはリング状でなくてもよい。つまりフレーム部の形状は、中央に液体を流す穴等の部分が形成されていれば、どんな形状であってもよい。
図12は、本技術の第9の実施形態に係るシール栓の一部を示す断面図である。このシール栓900の底部開口823に設けられたフィルタ構造31は、例えばフレーム部311と、このフレーム部31に取り付けられたネット部312とを有する。フレーム部311は、平面で見て例えば円形のリング状であるが、上記のように他の形状でもよい。ネット部312は、全体として柔らかく、形状を変えることができる構造を有している。このネット部312内にゴミが溜められるようになっている。
フィルタ構造31の本体820への取り付け時には、フィルタ構造31は本体820の上部開口(図示を省略)から挿入される。フレーム部31が、本体820の底部開口823の周囲に形成されたフレーム支持部825上に載置されることにより、ネット部312が底部開口823を介して下方へ露出する。これにより、フィルタ構造31が本体820に装着される。
このフィルタ構造31は再利用される仕様であってもし、1回のゴミの除去ごとにそのゴミと一緒に使い捨てされる仕様であってもよい。
フィルタ構造31が使い捨て仕様である場合、ネット部312にゴミが溜められたフィルタ構造31を、ユーザーが本体の上部開口を介して本体から取り外し、そのままネットごと捨てればよく、簡単にゴミを除去することができる。
[その他の実施形態]
本技術は、以上説明した実施形態に限定されず、他の種々の実施形態を実現することができる。
上記各実施形態に係るシール栓は、概略円錐形状を有していたが、円柱形状、楕円柱形状等、その他の形状であってもよい。また、シール栓の本体の内部空間は、その本体の外形とは異なる形状を有していてもよい(相似形でなくてもよい)。
上記第1〜3の実施形態においては、本体及びキャップの両方がゴムで形成されていたが、それらのうち少なくとも一方が金属または樹脂で形成されていてもよい。例えば本体20が金属により形成される場合、浴槽10の排水口151を形成する部材がゴムまたは金属により形成される。
例えば上記第1の実施形態において、キャップ40が金属または樹脂で形成される場合、キャップ40がゴムで形成される場合に比べ、キャップ40の厚さを薄くすることができる。キャップが金属により形成される場合でも、シール部42等はゴムで形成されていればよい。
上記の説明では、液体槽として浴槽10を例に挙げたが、液体槽は、洗面台の槽でもよいし、一般家庭以外で用いられる、液体を貯溜可能な槽でもよい。液体としては水以外にも、油やその他の液体が用いられてもよい。
上記各実施形態では、シール栓の本体の開口の位置は、上部及びその反対側の底部にそれぞれ設けられていた。しかし、開口の位置はこれらの配置に限られず、適宜変更可能である。
上記各実施形態では、フィルタ構造は、本体の底部開口に配置される構成を示した。しかし、フィルタ構造が、ゴミを底部開口から外部へ通過させないように設けられていれば、フィルタ構造は、本体内のどのような深さ位置に配置されていてもよい。
以上説明した各形態の特徴部分のうち、少なくとも2つの特徴部分を組み合わせることも可能である。
20、320、420、520、620、720…本体
21、321、621…上部開口
22…リング溝
23…底部開口
24、524、624、724…内部空間
25…フィルタ構造
30…ヒンジ
40、340、440、540、640、740…キャップ
100、300、400、500、600、700…シール栓
150…槽本体
151…排水口

Claims (8)

  1. 内部空間と、前記内部空間に連通する第1の開口及び第2の開口とを有する本体と、
    前記本体の前記第1の開口を開閉可能に、前記本体に設けられたキャップと、
    前記本体の第2の開口を覆うように、または、前記本体内に設けられたフィルタ構造と
    前記本体の前記第1の開口の開口面に沿って前記キャップをスライド可能に前記本体に接続する接続機構と
    を具備するシール栓。
  2. 請求項に記載のシール栓であって、
    前記接続機構は、前記キャップのスライドをガイドする、前記本体に設けられたガイド部を含む
    シール栓。
  3. 請求項に記載のシール栓であって、
    前記接続機構は、前記ガイド部及び前記キャップの係合により、前記本体と前記キャップとのシール構造を形成する
    シール栓。
  4. 内部空間と、前記内部空間に連通する第1の開口及び第2の開口とを有する本体と、
    前記本体の前記第1の開口を開閉可能に、前記本体に設けられたキャップと、
    前記本体の第2の開口を覆うように、または、前記本体内に設けられたフィルタ構造とを具備し、
    前記本体及び前記キャップは、互いに係合する係合突起及び係合溝を有する係合シール構造を有する
    シール栓。
  5. 請求項に記載のシール栓であって、
    前記接続機構は、ヒンジである
    シール栓。
  6. 請求項1からのうちいずれか1項に記載のシール栓であって、
    前記フィルタ構造は、前記本体に着脱可能に設けられている
    シール栓。
  7. 排出口を有する槽本体と、前記排出口をシール可能なシール栓とを具備する液体槽であって、
    前記シール栓は、
    内部空間と、前記内部空間に連通する第1の開口及び第2の開口とを有する本体と、
    前記本体の前記第1の開口を開閉可能に、前記本体に設けられたキャップと、
    少なくとも前記本体の第2の開口を覆うように、または、前記本体内に設けられたフィルタ構造と、前記本体の前記第1の開口の開口面に沿って前記キャップをスライド可能に前記本体に接続する接続機構とを含む
    液体槽。
  8. 排出口を有する槽本体と、前記排出口をシール可能なシール栓とを具備する液体槽であって、
    前記排出口をシール可能なシール栓であって、
    前記シール栓は、
    内部空間と、前記内部空間に連通する第1の開口及び第2の開口とを有する本体と、
    前記本体の前記第1の開口を開閉可能に、前記本体に設けられたキャップと、
    少なくとも前記本体の第2の開口を覆うように、または、前記本体内に設けられたフィルタ構造とを含み、
    前記本体及び前記キャップは、互いに係合する係合突起及び係合溝を有する係合シール構造を有する
    液体槽。
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