JP5519148B2 - 注入材及びそれを用いた注入工法 - Google Patents
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Description
メトキシポリオキシエチレンメタクリレートの共重合体である該注入材であり、該注入材と、注入材の固形分100部に対して80〜1000部の水を含有してなる注入材懸濁液であり、 非晶質微粒子シリカ、アルカリ金属化合物、塩化カルシウム、増粘抑制剤、及び水を混合し、注入してなる注入工法であり、増粘抑制剤の使用量が、非晶質微粒子シリカの固形分質量100部に対し、固形分換算で、0.1〜5.0部であり、アルカリ金属化合物と塩化カルシウムの混合割合が、アルカリ金属化合物/塩化カルシウムの固形分のモル比で0.25〜5.0であり、アルカリ金属化合物と塩化カルシウムの合計の使用量が、固形分換算で、非晶質微粒子シリカ100質量部に対して3〜60部であり、水量が、本注入材の固形分100部に対して、50〜1000部である注入工法であり、非晶質微粒子シリカと可溶性カルシウム塩と増粘抑制剤を予め混合してスラリーを調製し、次いでアルカリ金属化合物と水を混合してなる注入工法であり、増粘抑制剤の使用量が、非晶質微粒子シリカの固形分質量100部に対し、固形分換算で、0.1〜5.0部であり、アルカリ金属化合物と可溶性カルシウム塩の混合割合が、アルカリ金属化合物/可溶性カルシウム塩の固形分のモル比で0.25〜5.0であり、アルカリ金属化合物と可溶性カルシウム塩の合計の使用量が、固形分換算で、非晶質微粒子シリカ100質量部に対して3〜60部であり、スラリー中の水量が、スラリー中の固形分100部中、50〜1000部であり、アルカリ金属化合物と水の混合物中のアルカリ金属化合物の濃度が、固形分換算で、20〜60%である注入工法である。
非晶質微粒子シリカの粒子径は、10μm以下が好ましい。
非晶質微粒子シリカ、表1に示す可溶性カルシウム塩、増粘抑制剤、水を予め混合してスラリーを調製し、次いで、表1に示すアルカリ金属化合物溶液を混合して懸濁液を作製し、注入材とした。各成分の使用量は以下の通りである。アルカリ金属化合物/可溶性カルシウム塩の固形分のモル比は2.0である。アルカリ金属化合物と可溶性カルシウム塩の合計の使用量は、非晶質微粒子シリカ100部に対して、固形分換算で、15部である。増粘抑制剤の使用量は、非晶質微粒子シリカ100部に対して、固形分換算で、1.0部である。スラリー中の水量は、スラリー中の固形分100部中、130部である。注入材作製直後の粘度、固化日数を測定した結果を表1に示す。
非晶質微粒子シリカ:電気化学工業製、球状シリカ(平均粒子径0.5μm、SiO2成分95%以上)
アルカリ金属化合物溶液A:市販品、水酸化ナトリウム(固形分40%水溶液)
アルカリ金属化合物溶液B:市販品、水酸化カリウム(固形分40%水溶液)
アルカリ金属化合物溶液C:市販品、アルミン酸ナトリウム(固形分40%水溶液)
可溶性カルシウム塩:市販品、塩化カルシウム(固形分40%溶液)
増粘抑制剤A:市販品、グルコン酸
増粘抑制剤B:市販品、ナフタレンスルホン酸系、花王社製「マイティ150」
増粘抑制剤C:市販品、ポリアクリル酸ナトリウム、重量平均分子量5,000、重量平均分子量5,000、日本触媒社製「アクアリックDL365」
増粘抑制剤D:市販品、メタクリル酸ナトリウムとメトキシポリオキシエチレンメタクリートの共重合体、花王社製「マイティ21P」
水:水道水
平均粒子径の平均粒子径:レーザー回折散乱式粒度分布測定装置にて測定した。試料に超音波をかけて測定した。
粘度:作製した懸濁液を、B型回転粘度計、音叉型振動式粘度計を用いて測定した。
硬化日数:懸濁液を作製してから固化するまでに要する日数を測定した。
表2に示すアルカリ金属化合物溶液を用い、非晶質微粒子シリカ100部に対して、増粘抑制剤Dを固形分換算で表2に示す割合で混合し、スラリー中の固形分100部中、スラリー中の水量を200部となるように調製したこと以外は、実施例1と同様に注入材を作製した。作製した注入材の浸透性評価試験と硬化日数を測定した結果を表2に示す。
浸透長さ:直径5cmの土木学会基準ビニル袋に豊浦硅砂を20cmになるように充填し、作製した注入材200mlを上部面より静かに注ぎ入れ自然浸透させ、その浸透長さを測定した。
可溶性カルシウム塩、増粘抑制剤、水を予め混合してスラリーを調製し、次いで、アルカリ金属化合物溶液を混合して懸濁液を作製し、注入材とした。各成分の使用量は以下の通りである。アルカリ金属化合物/可溶性カルシウム塩の固形分のモル比は2.0である。増粘抑制剤の使用量は、アルカリ金属化合物と可溶性カルシウム塩の合計100部に対して、固形分換算で、1.0部である。スラリー中の水量は、スラリー中の固形分100部中、200部である。作製した注入材の浸透性評価試験と硬化日数を測定した結果を表3に示す。
Claims (5)
- 非晶質微粒子シリカ、アルカリ金属化合物、塩化カルシウム、増粘抑制剤を含有してなる注入材であり、増粘抑制剤の使用量が、非晶質微粒子シリカの固形分質量100部に対し、固形分換算で、0.1〜5.0部であり、アルカリ金属化合物と塩化カルシウムの混合割合が、アルカリ金属化合物/塩化カルシウムの固形分のモル比で0.25〜5.0であり、アルカリ金属化合物と塩化カルシウムの合計の使用量が、固形分換算で、非晶質微粒子シリカ100質量部に対して3〜60部である注入材。
- 増粘抑制剤がメタクリル酸ナトリウムと
メトキシポリオキシエチレンメタクリレートの共重合体である請求項1記載の注入材。 - 請求項1又は2記載の注入材と、注入材の固形分100部に対して80〜1000部の水を含有してなる注入材懸濁液。
- 非晶質微粒子シリカ、アルカリ金属化合物、塩化カルシウム、増粘抑制剤、及び水を混合し、注入してなる注入工法であり、増粘抑制剤の使用量が、非晶質微粒子シリカの固形分質量100部に対し、固形分換算で、0.1〜5.0部であり、アルカリ金属化合物と塩化カルシウムの混合割合が、アルカリ金属化合物/塩化カルシウムの固形分のモル比で0.25〜5.0であり、アルカリ金属化合物と塩化カルシウムの合計の使用量が、固形分換算で、非晶質微粒子シリカ100質量部に対して3〜60部であり、水量が、本注入材の固形分100部に対して、50〜1000部である注入工法。
- 非晶質微粒子シリカと可溶性カルシウム塩と増粘抑制剤を予め混合してスラリーを調製し、次いでアルカリ金属化合物と水を混合してなる注入工法であり、増粘抑制剤の使用量が、非晶質微粒子シリカの固形分質量100部に対し、固形分換算で、0.1〜5.0部であり、アルカリ金属化合物と可溶性カルシウム塩の混合割合が、アルカリ金属化合物/可溶性カルシウム塩の固形分のモル比で0.25〜5.0であり、アルカリ金属化合物と可溶性カルシウム塩の合計の使用量が、固形分換算で、非晶質微粒子シリカ100質量部に対して3〜60部であり、スラリー中の水量が、スラリー中の固形分100部中、50〜1000部であり、アルカリ金属化合物と水の混合物中のアルカリ金属化合物の濃度が、固形分換算で、20〜60%である注入工法。
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